JPH075010Y2 - 衝撃吸収ダンパを備えたステアリングホイール - Google Patents

衝撃吸収ダンパを備えたステアリングホイール

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JPH075010Y2
JPH075010Y2 JP1986188787U JP18878786U JPH075010Y2 JP H075010 Y2 JPH075010 Y2 JP H075010Y2 JP 1986188787 U JP1986188787 U JP 1986188787U JP 18878786 U JP18878786 U JP 18878786U JP H075010 Y2 JPH075010 Y2 JP H075010Y2
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JP
Japan
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pad
steering wheel
wire spring
hole
locking member
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JP1986188787U
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JPS6391975U (ja
Inventor
哲男 井上
一郎 中村
敏之 島野
Original Assignee
東京シ−ト株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車等の車両用ステアリングホイールに係
り、特にパッド内部に衝撃吸収ダンパを配設したステア
リングホイールにおいて、衝撃時にホーンパッドの離脱
を防止したステアリングホイールに関する。
[従来の技術] 従来からホーンパッド等をステアリングホイール本体に
取付けるのにビス等を用いないで、パッドの裏側に該パ
ッドと一体になった係止フックを設け、衝撃吸収ダンパ
に形成された孔と、前記係止フックを嵌合してパッドを
取付けていた。このようにパッドを係着したステアリン
グホイールは衝撃荷重が加わった場合に、前記孔と係止
フックの係着状態が解除され、或は折損され、パッドが
脱落し、パッドのエッジ等が露出したり、シャフトの先
端,ホーン機構,ねじ等が露出したりしてしまうという
不都合がある。特に最近運転者がステアリングホイール
に衝突したときを考慮して、衝撃吸収ダンパが装着され
たステアリングホイールにおいては、衝撃荷重が生じた
ときに、装着された衝撃吸収タンパがエネルギー吸収を
良好に維持する必要があり、衝撃吸収タンパの剛性を高
いものとすることができないことや、パッドの係止力を
強く出来ない等の理由によって、衝突時にパッドの係止
部が外れ易くなってしまうという問題があった。
上記のパッドの脱落を防止するために、実公昭61-21332
号公報及び実公昭61-19976号公報等で提案された技術が
ある。実公昭61-21332号公報で提案された技術は、第3
図で示すように、ボス部35とスポーク部に板状ホーンボ
タン36を囲繞し、且つ係止フック37に対する係止縁部を
有する枠状カバー体31を固定し、板状ホーンボタン36の
一側に衝撃荷重が加わって、他側の係止フック37が作動
体34から離脱したとき、その離脱した係止フック37が枠
状カバー体31の係止縁部に係止するようにしたものであ
る。
また実公昭61-19976号公報で提案された技術は、ホーン
パッドに衝撃力が作用したとき、取付けボスが弱部であ
る薄肉凹部を突き破り、ホーンパッドが下降すると共
に、各突体の係止部がスポーク部の薄肉部を突き破り、
係止部がスポーク部の下面に係止され、ホーンパッドが
ステアリングホイール本体から脱落するのを防止するよ
うにしたものである。
[考案が解決しようとする課題] 実公昭61-21332号公報で提案された技術では、枠状カバ
ー体31を別途形成する必要があり、部品点数の増加を招
くこのになる。
また実公昭61-19976号公報で提案された技術では、薄肉
部と突体との整合に難点があり、またグリップ部,スポ
ーク部,ボス部が合成樹脂からなる外層として一体とな
っているため形成に問題があり、されに成形型のコスト
がかかるという不都合がある。
そのうえ、上記各提案技術においては、衝撃吸収ダンパ
の配設において、配設空間の確保や、衝撃吸収ダンパを
有効に変形させるという点において問題がある。
本考案は上述の不都合を解消でき、ステアリングホイー
ル内に衝撃吸収ダンパを収容したときに、少ない空間を
有効利用して衝撃吸収ダンパの配設空間に影響を及ぼさ
ず、衝撃によってパッドの離脱防止用の係止部材を配設
することができる衝撃吸収ダンパを配設したステアリン
グホイールを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る衝撃吸収ダンパを備えたステアリングホイ
ールは、パッド内部に衝撃吸収ダンパを配設したステア
リングホイールにおいて、該ステアリングホイールの裏
カバー又は前記パッド裏側のいずれか一方に一端が固定
され他端がカギ部となった線バネからなる係止部材と、
該線バネからなる係止部材のカギ部と係合する孔を有し
て前記パッド裏側又はステアリングホイールの裏カバー
のいずれか一方に形成された係合部材と、を備え、前記
線バネからなる係止部材のカギ部はループ状に形成され
て前記係合部材の前記孔にループ部分を係合させカギ部
先端を前記孔よりステアリングホイールの裏カバー又は
前記パッド裏側寄りに位置して配設され、衝撃が加わっ
て前記パッドがステアリングホイールのシャフト方向に
移動したときに、前記線バネからなる係止部材のカギ部
先端が前記孔を貫通してカギ部が拡開して変形し、前記
係合部材と係合することを特徴とする。
[作用] 本考案では、ステアリングホイールの裏カバー又は前記
パッド裏側のいずれか一方に一端が固定され他端がカギ
部となった線バネからなる係止部材と、該線バネからな
る係止部材のカギ部と係合する孔を有して前記パッド裏
側又はステアリングホイールの裏カバーのいずれか一方
に形成された係合部材と、を備え、前記線バネからなる
係止部材のカギ部はループ状に形成されて前記係合部材
の前記孔にループ部分を係合させカギ部先端を前記孔よ
りステアリングホイールの裏カバー又は前記パッド裏側
寄りに位置して配設され、衝撃が加わって前記パッドが
ステアリングホイールのシャフト方向に移動したとき
に、前記線バネからなる係止部材のカギ部先端が前記孔
を貫通してカギ部が拡開して変形し、前記係止部材と係
合するので、衝撃吸収ダンパのエネルギー吸収効果を阻
害することがない。
また係止部材が線バネであるので、衝撃吸収ダンパが収
容されてスペースの少ないステアリングホイールへの配
置が容易である。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。但
し、当然のことであるが、以下の説明例に記載し、また
は図示している構成部品,その他の部材,配置等は、本
考案を限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
第1図は本考案の実施例を示すもので、第1図(A)は
パッドの裏側部分を示す斜視図、第1図(B)は第1図
(A)のパッドと係合するステアリングホイールを示す
斜視図、第1図(C)はパッドを装着したときの部分断
面説明図、第1図(D)は第1図(C)に衝撃が加わっ
たときの状態を示す部分断面説明図である。
図において、記号Sはステアリングホイールであり、ス
テアリングホイールSはステアリングホイール本体1
と、リブ部2と、ホーンパッド部3とからなる。そして
第1図(B)で示されるように、ステアリングホイール
本体1は、リブ部2を介して図示しないシャフトと連結
されている。
またホーンパッド部3はパッド4と、該パッド4の内部
に、パッド4と係合する衝撃吸収ダンパ5(第1図
(C)鎖線で示す)を配設して構成されており、該衝撃
吸収ダンパ5は図示しないシャフトに裏カバー6を介し
て装着されている。
パッド4の裏面の端寄部分には、該パッド4を衝撃吸収
ダンパ5と係着させるための係合突起8が4箇所形成さ
れている。
本例では、パッドの裏に線バネを形成し、この線バネの
先端を一旦裏カバーに形成した係止部材の孔に入れ、丸
めてループ状にして孔の外に出し、ワッシャによって係
合させる構成にしたものである。
線バネ21は一端に折れ曲がり部22、他端にカギ部23がそ
れぞれ形成されている。折れ曲がり部22端はパッド4の
裏側にビス等24によって固着されており、カギ部23の端
部は裏カバー6に形成した係止部材25にワッシャ26によ
って係止されている。係止部材25は断面逆L字状をして
おり、上面に孔25aが形成されている。またワッシャ26
はドーナツ状の板状体からなる。
次に上記実施例におけるパッドの装着について説明する
と、衝撃吸収ダンパ5の上面には、図示しない、係合孔
が4箇所形成されており、パッド4に形成された前記係
合突起8と嵌合させて、パッド4が衝撃吸収ダンパ5に
取付けられる。
カギ部23の先端部の係止状態は、一旦裏カバー6に形成
した係止部材25の孔25aに入れ、丸めてループ状にし
て、線バネ21の先端部を孔25aの外に出し、第1図
(C)のように、線バネ21の弾性によってワッシャ26と
係合させたものである。
次に上記構成からなる実施例の作用を説明する。ステア
リングホイールSに外力、例えば第1図(C)の矢線Y
で示す荷重が加わった場合に、衝撃吸収ダンパ5が衝撃
エネルギーを吸収して縮む。衝撃吸収ダンパ5が縮むこ
とによって、線バネ21は矢線X方向に移動して、カギ部
23がワッシャ26から外れると共に、線バネ21の先端部が
孔25aを抜けて、第1図(D)で示すように、拡開す
る。そしてカギ部23と係止部材25とが係合することによ
ってパッドの外れを防止することができる。
なお線バネは本例の形状に限定されるものではなく、パ
ッドと裏カバーの距離が少なくなった場合に、パッドと
共に裏カバー方向へ変形移動出来るものであれば良い。
[考案の効果] 本考案は上述したように、衝撃が加わってパッドがステ
アリングホイールのシャフト方向に移動したときに、線
バネからなる係止部材のカギ部先端が前記孔を貫通して
カギ部が拡開して変形し、前記係合部材と係合するの
で、パッドの離脱を確実に防止することができ安全性を
高めることができる。また線バネであるので、衝撃吸収
ダンパのエネルギー吸収効果を阻害することがない。
さらに線バネを用いているので、衝撃吸収ダンパを配設
して少ない空間となったステアリングホイール内であっ
ても十分活用することができ、取付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示すもので、第1図
(A)はパッドの裏側部分を示す斜視図、第1図(B)
は第1図(A)のパッドと係合するステアリングホイー
ルを示す斜視図、第1図(C)はパッドを装着したとき
の部分断面説明図、第1図(D)は第1図(C)に衝撃
が加わったときの状態を示す部分断面説明図であり、第
2図は従来例を示す要部断面図である。 S…ステアリングホイール、1…ステアリングホイール
本体、2…リム部、3…ホーンパッド部、4…パッド、
5…ダンパ、6…裏カバー、21…線バネ、23…カギ部、
25…係止部材、26…ワッシャ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッド内部に衝撃吸収ダンパを配設したス
    テアリングホイールにおいて、該ステアリングホイール
    の裏カバー又は前記パッド裏側のいずれか一方に一端が
    固定され他端がカギ部となった線バネからなる係止部材
    と、該線バネからなる係止部材のカギ部と係合する孔を
    有して前記パッド裏側又はステアリングホイールの裏カ
    バーのいずれか一方に形成された係合部材と、を備え、
    前記線バネからなる係止部材のカギ部はループ状に形成
    されて前記係合部材の前記孔にループ部分を係合させカ
    ギ部先端を前記孔よりステアリングホイールの裏カバー
    又は前記パッド裏側寄りに位置して配設され、衝撃が加
    わって前記パッドがステアリングホイールのシャフト方
    向に移動したときに、前記線バネからなる係止部材のカ
    ギ部先端が前記孔を貫通してカギ部が拡開して変形し、
    前記係合部材と係合することを特徴とする衝撃吸収ダン
    パを備えたステアリングホイール。
JP1986188787U 1986-12-08 1986-12-08 衝撃吸収ダンパを備えたステアリングホイール Expired - Lifetime JPH075010Y2 (ja)

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JPS6391975U JPS6391975U (ja) 1988-06-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58146758U (ja) * 1982-03-29 1983-10-03 日本プラスト株式会社 ステアリングホイ−ル

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JPS6391975U (ja) 1988-06-14

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