JP2581336B2 - 衝撃エネルギー吸収体を備えたステアリングホイール - Google Patents

衝撃エネルギー吸収体を備えたステアリングホイール

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JP2581336B2
JP2581336B2 JP3098424A JP9842491A JP2581336B2 JP 2581336 B2 JP2581336 B2 JP 2581336B2 JP 3098424 A JP3098424 A JP 3098424A JP 9842491 A JP9842491 A JP 9842491A JP 2581336 B2 JP2581336 B2 JP 2581336B2
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pad
boss
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章生 細井
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Toyoda Gosei Co Ltd
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/04Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings
    • B60R21/05Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings associated with the steering wheel, steering hand lever or steering column
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
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  • Steering Controls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車に装着される
衝撃エネルギー吸収体を備えたステアリングホイールに
関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、ステアリングホイール
に使用される衝撃エネルギー吸収体では、ステアリング
ホイールの中央部位のボス部において、ステアリングシ
ヤフトに接続されるボスやボスプレート部からなるボス
部芯金と、ボス部の最上部に位置するパツドと、の間に
配置されている。そして、断面を下向きのコ字形にする
板金製のものや筒状とする硬質発泡ウレタン等の脆性プ
ラスチツク製のものが知られている(実開平1−158
374号公報、実開平1−68635号公報等参照)。
【0003】これらの衝撃エネルギー吸収体は、上方か
らの衝撃力の作用時に、板金製のものであれば塑性変形
し、あるいは、脆性プラスチツク製のものであれば脆性
破壊して、上下方向の高さ寸法を低くするように変形
し、衝撃エネルギーを吸収していた。
【0004】そのため、従来の衝撃エネルギー吸収体で
は、上方からの衝撃力の作用時に高さを低くできるよ
う、変形に支障の無いような下部位置で、ステアリング
ホイール本体側に取り付ける構成となつていた。
【0005】しかし、従来の衝撃エネルギー吸収体で
は、衝撃エネルギー吸収体の上方に、衝撃エネルギー吸
収体を覆うパツドを配置させており、このパツドは、衝
撃エネルギー吸収体に取り付けられていた。そのため、
パツドと、パツドの周囲におけるステアリングホイール
本体側のスポーク部被覆層の上面と、の合せが、パツド
が衝撃エネルギー吸収体を介在させてステアリングホイ
ール本体に取り付けられることから、行ない難かつた。
【0006】したがつて、このパツドのスポーク部被覆
層上面との合せを行ない易いように、衝撃エネルギー吸
収体をスポーク部被覆層上面の近傍部位を利用して取り
付け、その衝撃エネルギー吸収体におけるスポーク部被
覆層上面の近傍部位を利用してパツドを取り付けること
が考えられる。
【0007】しかし、この種のステアリングホイールで
は、パツドの上面がリング部の形成面から突出しないよ
うに、パツドの上面をリング部の形成面と略一致させて
おり、そのパツドの上面と略一致してスポーク部被覆層
の上面が形成されている。
【0008】そのため、衝撃エネルギー吸収体をスポー
ク部被覆層の上面の近傍部位を利用して取り付けようと
すると、衝撃エネルギー吸収体の上部部位で、衝撃エネ
ルギー吸収体がステアリングホイール本体に対して取り
付けられる構成となつてしまう。
【0009】しかし、このように、衝撃エネルギー吸収
体がその上部部位でステアリングホイール本体に取り付
けられる場合には、衝撃エネルギー吸収体の特性であ
る、衝撃力を受けた際に高さを低くする変形が、行ない
難くなつてしまう。
【0010】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、衝撃エネルギー吸収体をその上部部位でステアリ
ングホイール本体側の所定位置に取り付けても、衝撃エ
ネルギーを所定量吸収することができる衝撃エネルギー
吸収体を備えたステアリングホイールを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るステアリ
ングホイールは、ステアリングホイールの中央部位のボ
ス部に、下部から順に、芯金と、上方からの衝撃力の作
用時に上下方向の高さ寸法を減少させて変形する衝撃エ
ネルギー吸収体と、該衝撃エネルギー吸収体を覆うパツ
ドと、が配設され、前記衝撃エネルギー吸収体が、上部
周縁に、略水平方向の外方へ突出する取付片を備え、該
取付片に、前記衝撃エネルギー吸収体をステアリングホ
イール本体にねじ止めするための取付孔が形成されてい
る、衝撃エネルギー吸収体を備えたステアリングホイー
ルであつて、前記衝撃エネルギー吸収体の前記取付片
が、前記取付孔周縁の前記パツドの外周縁側に、衝撃力
の作用時に前記取付片を前記ステアリングホイール本体
から離脱可能とする幅寸法で開口させた切欠部を、備え
ていることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用・効果】この発明に係るステアリングホイ
ールでは、衝撃エネルギー吸収体の上部周縁から略水平
方向へ突出する取付片が、取付孔を利用してステアリン
グホイール本体にねじ止めされている。
【0013】しかし、その取付片の取付孔周縁には、パ
ツドの外周縁側に、衝撃力の作用時に取付片をステアリ
ングホイール本体から離脱可能とする幅寸法で開口させ
た切欠部が、形成されている。
【0014】そのため、パツドの上方から衝撃エネルギ
ー吸収体に衝撃力が作用して、上下方向の高さを低くす
るように、衝撃エネルギー吸収体の上部が下部に接近し
ようと変形する際には、取付孔周縁の切欠部からねじを
離脱させるように、取付片がステアリングホイール本体
から外れる。
【0015】その結果、衝撃エネルギー吸収体の上部が
下部に接近するように変形することが可能となり、衝撃
エネルギーを所定量吸収することができる。
【0016】したがつて、この発明に係るステアリング
ホイールでは、衝撃エネルギー吸収体をその上部部位で
ステアリングホイール本体側の所定位置に取り付けて
も、衝撃エネルギーを所定量吸収することができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0018】第1実施例のステアリングホイールW1
は、図1・2・4に示すように、円環状のリング部R
と、リング部Rの中央に配置されるボス部Bと、ボス部
Bとリング部Rとを連結する二本のスポーク部Sと、を
備えて構成されている。
【0019】ボス部Bには、下部に、図示しないステア
リングシヤフトと接続される鋼製のボス1とボス1に溶
接される鋼板製のボスプレート部2とが、配設されてい
る。さらに、ボス部Bには、ボス1及びボスプレート部
2の上方に、板金製の衝撃エネルギー吸収体10が配設
され、衝撃エネルギー吸収体10の上方に、衝撃エネル
ギー吸収体10を覆うようにパツド6が配設されてい
る。
【0020】スポーク部Sには、ボスプレート部2とと
もに一枚の鋼板から形成される芯金3が配設され、リン
グ部Rには、スポーク部芯金3に溶接される鋼管製の芯
金4が配設されている。
【0021】そして、リング部芯金4とスポーク部芯金
3の一部との周囲には、ポリプロピレン等の合成樹脂製
の被覆層5が形成されている。
【0022】なお、7は、衝撃エネルギー吸収体10と
ともに、スポーク部芯金3やボスプレート部2にねじ8
・9止めされ、ボス部Bとスポーク部Sとの下部を覆う
硬質合成樹脂製のロアカバーである。
【0023】衝撃エネルギー吸収体10は、図1〜4に
示すように、中央に貫通孔11aを備えた上壁部11
と、上壁部11の前縁中央から下方へ延びて中央にスリ
ツト(図符号省略)を備えた一本の前部脚部12と、上
壁部11の後縁の二箇所から下方へ延びる二本の後部脚
部13と、を備えている。
【0024】前部・後部脚部12・13とには、下部
に、ステアリングホイールW1の後方側に折曲される舌
片12a・13aが形成され(図4参照)、舌片12a
は、ねじ8(図1・2参照)によつてボスプレート部2
に連結され、舌片13aは、ロアカバー7の底面7aの
上方に配置されることとなる。
【0025】なお、舌片12aのねじ8止めは、後述す
る取付片14・15の部位をスポーク部芯金3にねじ9
止めすることから、不要であるが、衝撃エネルギー吸収
体10を安定して配置させ、かつ、ボスプレート部2に
固定せずに当接させるだけでは走行中に異音を発生する
虞れが生ずるため、行なわれている。そのため、衝撃エ
ネルギー吸収体10が取付片14・15の取り付けによ
つて安定して配置されれば、舌片12aをボスプレート
部2若しくはロアカバー底面7aの上方に配置させ、ね
じ8止めしなくとも良い。
【0026】そして、第1実施例の衝撃エネルギー吸収
体10には、上壁部11の左右両縁から僅かに段差を有
して略水平方向の外方へ延びる取付片14・15が形成
されている。これらの取付片14・15には、衝撃エネ
ルギー吸収体10をステアリングホイール本体Wa側に
ねじ9止めして取り付けるための、取付孔14a・15
aが形成されている。
【0027】なお、ステアリングホイール本体Waと
は、第1実施例の場合、ステアリングホイールW1にお
ける衝撃エネルギー吸収体10とパツド6とを除いた部
位を言う。そして、第1実施例の場合、取付片14・1
5をねじ9止めする部位は、スポーク部被覆層5aの上
面の近傍部位のスポーク部芯金3である。
【0028】そして、これらの取付孔14a・15aの
周縁には、パツド6の外周縁側に、ねじ9の軸部9aの
直径と略等しい幅で開口された、切欠部14b・15b
が形成されている。
【0029】また、衝撃エネルギー吸収体10の上壁部
11には、取付片14・15の近傍の二箇所ずつに、パ
ツド6の係止脚6c(図5参照)を係止する係止孔11
bが形成され、取付片14・15の近傍の一箇所ずつ
に、パツド6の案内突起6f(図1参照)を挿通させる
案内孔11cが形成されている。さらに、この上壁部1
1の取付片14・15の近傍には、ホーンスイツチ機構
H1が配設されている(図3・5参照)。
【0030】ホーンスイツチ機構H1は、ホーン作動回
路の負極側に通電される固定コンタクトプレート17
と、プレート17上に絶縁されて配置され、ホーン作動
回路の正極側に通電される板ばね製の可動コンタクトプ
レート18と、から構成されている。実施例の場合、上
壁部11自体が固定コンタクトプレート17を構成して
いる。
【0031】パツド6は、ポリプロピレン等の硬質合成
樹脂製のインサート6bと、インサート6bを被覆する
軟質塩化ビニル等の軟質合成樹脂製の被覆層6aと、を
備えて構成されている。また、パツド6は、インサート
6bの下面に、上壁部11の係止孔11bに挿入係止さ
れる係止脚6cと、各可動コンタクトプレート18の接
点18a付近を押圧する押え片6d(図5参照)と、案
内孔11cに挿入される案内突起6fと、を備えてい
る。さらに、インサート6bには、衝撃力Fの作用時
に、容易に下方へ撓むように、複数の凹溝6e(図4参
照)が形成されている。
【0032】そして、このパツド6は、衝撃エネルギー
吸収体10とロアカバー7とを、ねじ8・9を利用し
て、ボスプレート部2やスポーク部芯金3に取り付けた
後、衝撃エネルギー吸収体10に対して、図1・5に示
すように、案内突起6fを案内孔11cに挿入させると
ともに、係止脚6cを係止孔11bに挿入係止させるこ
とにより、取り付けるものである。
【0033】このように構成されたステアリングホイー
ルW1では、パツド6の上面に上方から衝撃力Fが作用
した際には、パツド6が撓むとともに、衝撃エネルギー
吸収体10の上壁部11が下方へ移動しようとする。
【0034】その際、衝撃エネルギー吸収体10をステ
アリングホイール本体Waにねじ9止めしている各取付
片14・15が、その取付孔14a・15aにおけるパ
ツド6の外周縁側の周縁をねじ9の軸部9aの外径と略
等しい幅で開放させた、切欠部14b・15bを備えて
いる。
【0035】そのため、取付孔14a・15aの切欠部
14b・15bからねじ9を離脱させるように、取付片
14・15がステアリングホイール本体Waから外れる
(図1の二点鎖線参照)。
【0036】その結果、前部脚部12が、ボスプレート
部2に当接しているため、座屈変形し、また、後部脚部
13が、ロアカバー7の底面7aに当接して座屈変形し
て、衝撃エネルギー吸収体10の上壁部11が下部の舌
片12a・13aに接近するように変形する(図4の二
点鎖線参照)。
【0037】したがつて、このステアリングホイールW
1では、衝撃エネルギー吸収体10の上部周縁から略水
平方向へ突出する取付片14・15が、ステアリングホ
イール本体Waにねじ9止めされていても、衝撃力Fの
エネルギーを所定量吸収することとなり、既述の発明の
作用・効果の欄で述べたと同様な効果を奏する。
【0038】また、このステアリングホイールW1で
は、衝撃エネルギー吸収体10をスポーク部被覆層5a
の上面の近傍部位に取付片14・15を利用してねじ9
止めし、衝撃エネルギー吸収体10の上壁部11におけ
る取付片14・15の近傍部位の係止孔11bを利用し
て、パツド6を取り付けている。
【0039】すなわち、パツド6がスポーク部被覆層5
aの上面近傍を基準にステアリングホイールW1に配置
される構造であるため、このステアリングホイールW1
では、パツド6の外周縁とスポーク部被覆層5aとの合
せが良好となり、外観を向上させることができる。
【0040】つぎに、第2実施例のステアリングホイー
ルW2について説明すると、このステアリングホイール
W2は、図6・8に示すように、衝撃エネルギー吸収体
30がパツド26に保持され、パツド26がスポーク部
被覆層25aの上面の近傍部位に取り付けられるもので
ある。そのため、第2実施例では、衝撃エネルギー吸収
体30が取り付けられるステアリングホイール本体Wb
は、ステアリングホイールW2における衝撃エネルギー
吸収体30を除いた部位をいい、パツド26を含んだ概
念となる。
【0041】このステアリングホイールW2は、図6・
7・12に示すように、円環状のリング部Rと、リング
部Rの中央に配置されるボス部Bと、ボス部Bとリング
部Rとを連結する三本のスポーク部Sと、を備えて構成
されている。
【0042】ボス部Bには、下部に、第1実施例と同様
に、鋼製のボス21と、スポーク部芯金23と一体的に
形成された鋼板製のボスプレート部22と、が配設され
ている。さらに、ボス部Bには、ボス21及びボスプレ
ート部22の上方に、板金製の衝撃エネルギー吸収体3
0が配設され、衝撃エネルギー吸収体30の上方に、衝
撃エネルギー吸収体30を覆うようにパツド26が配設
されている。
【0043】そして、リング部Rの鋼の芯金24とス
ポーク部芯金23の一部との周囲には、ポリプロピレン
等の硬質合成樹脂製の被覆層25が形成されている。各
スポーク部Sの被覆層25aには、パツド26の係止脚
64を係止するための係止孔25bと、ロアカバー27
をねじ8止めするための取付孔25cが形成されてい
る。
【0044】なお、ステアリングホイールW2の後部側
のスポーク部芯金23Aは、図7・12に示すように、
ボス21側で二又に分れて、ボス21に連結されてい
る。
【0045】また、被覆層25は、表面に皮革(図符号
省略)が貼着されている。
【0046】第2実施例のパツド26は、図6・7に示
すように、ポリプロピレン等の硬質合成樹脂製のインサ
ート62と、インサート62を被覆する軟質塩化ビニル
等の軟質合成樹脂製の被覆層61と、から構成されてい
る。なお、この第2実施例のパツド26は、被覆層61
とインサート62とをそれぞれ予め成形しておいて、被
覆層61をインサート62に被せて形成するものである
が、インサート62を所定の成形型にセツトし、被覆層
61をインサート成形しても良い。
【0047】インサート62には、中央に貫通孔63が
形成され、図8・10に示すように、周縁の三箇所に、
スポーク部被覆層25aに形成された係止孔25bに係
止される係止脚64が形成され、また、図6・7・10
に示すように、周縁の四箇所に、衝撃エネルギー吸収体
30をねじ29止めするための取付筒部65が形成され
ている。貫通孔63は、その部位を被覆層61で覆うよ
うにして、ホーン作動時の押圧部61aを構成するため
のものである。
【0048】衝撃エネルギー吸収体30は、板金製とし
て、図6・7・10・11に示すように、略長方形の板
状とする上壁部31と、上壁部31の前後の縁の二箇所
ずつから下方へ延びる前部・後部脚部32・33と、か
ら構成されている。
【0049】前部・後部脚部32・33の下部には、相
互に内側へ折曲する舌片32a・33aが形成されてい
る。そして、舌片32aは、舌片33aより長く延びて
舌片32aと溶接されている。なお、32b・33b
は、それぞれ、舌片32a・32a相互と舌片33a・
33a相互を連結する横杆である。
【0050】そして、第2実施例の衝撃エネルギー吸収
体30には、上壁部31の左右と後部の縁から水平方向
の外方へ延びる取付片34・35・36と、上壁部31
の前部の縁から若干下がつて外方へ延びる取付片37
と、が形成されている。これらの取付片34・35・3
6・37には、衝撃エネルギー吸収体30をステアリン
グホイール本体Wb側となるパツド26にねじ29止め
する取付孔34a・35a・36a・37aが形成され
ている。
【0051】そして、これらの取付孔34a・35a・
36a・37aの周縁には、パツド26の外周縁側に、
ねじ29の軸部29aの直径と略等しい幅で開口され
た、切欠部34b・35b・36b・37bが形成され
ている。
【0052】また、衝撃エネルギー吸収体30の上部に
は、パツド26との間に配置される、ホーンスイツチ機
構H2が固定されている(図7参照)。ホーンスイツチ
機構H2は、ホーン作動回路の負極側に通電され固定コ
ンタクトプレート47と、プレート47上に絶縁されて
配置されてホーン作動回路の正極側に通電される板ばね
製の可動コンタクトプレート48と、固定コンタクトプ
レート47からの離隔距離を規制されて可動コンタクト
プレート48によつて上方へ付勢される押下プレート4
9と、から構成されている。実施例の場合、上壁部31
自体が固定コンタクトプレート47を構成している。
【0053】また、衝撃エネルギー吸収体30の取付片
36の下面には、図7・9・10に示すように、断面U
字形として、逆止爪38aを備えた板ばね製の係合部材
38が固定されている。この係合部材38は、スポーク
部芯金23にねじ40止めされたホルダ41(図7・1
2参照)に係合し、パツド26の外れを防止するもので
ある。41aは、ホルダ41に設けられて、係合部材3
8の逆止爪38aを抜け方向に対してだけ規制するよう
に係止する係止孔である。
【0054】第2実施例のステアリングホイールW2の
組み付けは、まず、衝撃エネルギー吸収体30の各取付
孔34a〜37aを、パツド26のインサート62にお
ける所定の取付筒部65に配置させ、ねじ29を利用し
て、各取付片34〜37をインサート62に取り付け
る。その後、インサート62のパツド26の被覆層61
を被せる。
【0055】そして、各係止脚64を所定の係止孔25
bに挿入係止させるとともに、係合部材38の逆止爪3
8aをホルダ41の係止孔41aに係止させれば、衝撃
エネルギー吸収体30を取り付けたパツド26をボス部
Bの上部の所定位置に配置させることができる。
【0056】このように構成されたステアリングホイー
ルW2では、パツド26の上面中央付近に上方から衝撃
力Fが作用した際には、パツド26の押圧部61a付近
が撓み、ホーンスイツチ機構H2とともに衝撃エネルギ
ー吸収体30の上壁部31が下方へ移動しようとする。
【0057】その際、衝撃エネルギー吸収体30をステ
アリングホイール本体Wb側のパツド26にねじ29止
めしている各取付片34〜36が、その取付孔34a〜
36aにおけるパツド26の外周縁側の周縁をねじ29
の軸部29aの外径と略等しい幅で開放させた、切欠部
34b〜36bを備えている。
【0058】そのため、取付孔34a〜36aの切欠部
34b〜36bからねじ29を離脱させるように、取付
片34〜36がステアリングホイール本体Wbから外れ
る(図6の二点鎖線参照)。なお、この時、衝撃エネル
ギー吸収体30の下方へ下がつて水平方向へ延びている
取付片37にも切欠部37bが形成されており、適宜、
取付片37がインサート62から離脱することとなる。
【0059】その結果、前部・後部脚部32・33が、
ボスプレート部22やボス21に当接して座屈変形し
て、衝撃エネルギー吸収体30の上壁部31が下部の舌
片32a・33aに接近するように変形する(図7の二
点鎖線参照)。
【0060】したがつて、このステアリングホイールW
2では、衝撃エネルギー吸収体30の上部周縁から水平
方向へ突出する取付片34〜36が、ステアリングホイ
ール本体Wbにねじ9止めされていても、衝撃力Fのエ
ネルギーを所定量吸収することができる。
【0061】また、このステアリングホイールW2で
は、パツド26自体をスポーク部被覆層25aの上面近
傍を基準にボス部Bの上部に配置させる構造であるた
め、パツド26の外周縁とスポーク部被覆層25aとの
合せが良好となり、外観を向上させることができる。
【0062】なお、第1・2実施例では、各衝撃エネル
ギー吸収体10・30の取付片に設けた取付孔14a・
15a・34a・35a・36aの周縁を開口するた
め、取付用のねじ9・29の軸部9a・29aの直径と
略等しい幅の切欠部14b等を設けたものを示したが、
衝撃力Fが作用した際に、各取付片14等がステアリン
グホイール本体Wa・Wbから離脱すれば良いため、こ
れらの切欠部14b等の幅寸法は適宜変更しても良い。
【0063】また、第1・2実施例では、衝撃エネルギ
ー吸収体10・30として、板金製のものを示したが、
勿論、衝撃力Fのエネルギーを吸収できるように、上下
方向の高さ寸法を減少させるものであれば、脆性プラス
チツク製の衝撃エネルギー吸収体を使用する場合にも、
本発明を応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すステアリングホイ
ールの断面図であり、図2のI−I部位に対応する。
【図2】同実施例のパツドを取り外した状態を示すステ
アリングホイールの平面図である。
【図3】同実施例の衝撃エネルギー吸収体の平面図であ
る。
【図4】同実施例のステアリングホイールの断面図であ
り、図2のIV−IV部位に対応する。
【図5】同実施例のステアリングホイールの断面図であ
り、図2のV−V部位に対応する。
【図6】第2実施例のステアリングホイールの断面図で
あり、図12のVI−VI部位に対応する。
【図7】同実施例のステアリングホイールの断面図であ
り、図12のVII −VII 部位に対応する。
【図8】同実施例のステアリングホイールの断面図であ
り、図12のVIII−VIII部位に対応する。
【図9】同実施例のステアリングホイールの断面図であ
り、図12のIX−IX部位に対応する。
【図10】同実施例の衝撃エネルギー吸収体を取り付け
たパツドの底面図である。
【図11】同実施例の衝撃エネルギー吸収体の平面図で
ある。
【図12】同実施例の衝撃エネルギー吸収体とパツドと
を取り外した状態を示すステアリングホイールの平面図
である。
【符号の説明】
1・21…(ボス部芯金)ボス、 2・22…(ボス部芯金)ボスプレート部、 6・26…パツド、 9・29…ねじ、 10・30…衝撃エネルギー吸収体、 11・31…(上部)上壁部、 14・15・34・35・36…取付片、 14a・15a・34a・35a・36a…取付孔、 14b・15b・34b・35b・36b…切欠部、 W1・W2…ステアリングホイール、 Wa・Wb…ステアリングホイール本体 B…ボス部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールの中央部位のボス
    部に、下部から順に、芯金と、上方からの衝撃力の作用
    時に上下方向の高さ寸法を減少させて変形する衝撃エネ
    ルギー吸収体と、該衝撃エネルギー吸収体を覆うパツド
    と、が配設され、 前記衝撃エネルギー吸収体が、上部周縁に、略水平方向
    の外方へ突出する取付片を備え、 該取付片に、前記衝撃エネルギー吸収体をステアリング
    ホイール本体にねじ止めするための取付孔が形成されて
    いる、衝撃エネルギー吸収体を備えたステアリングホイ
    ールであつて、 前記衛撃エネルギー吸収体の前記取付片が、前記取付孔
    周縁の前記パツドの外周縁側に、衝撃力の作用時に前記
    取付片を前記ステアリングホイール本体から離脱可能と
    する幅寸法で開口させた切欠部を、備えていることを特
    徴とする衝撃エネルギー吸収体を備えたステアリングホ
    イール。
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