JPH0216936Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0216936Y2
JPH0216936Y2 JP1980156734U JP15673480U JPH0216936Y2 JP H0216936 Y2 JPH0216936 Y2 JP H0216936Y2 JP 1980156734 U JP1980156734 U JP 1980156734U JP 15673480 U JP15673480 U JP 15673480U JP H0216936 Y2 JPH0216936 Y2 JP H0216936Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
pad body
core material
horn
boss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980156734U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5779065U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980156734U priority Critical patent/JPH0216936Y2/ja
Publication of JPS5779065U publication Critical patent/JPS5779065U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0216936Y2 publication Critical patent/JPH0216936Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ステアリングホイール、特に該ス
テアリングホイールに設けられたホーンパツドの
構造に関する。
[従来技術] 従来のステアリングホイールとしては、例えば
第1図乃至第6図に示すような周知技術がある。
ステアリングホイールWは、図示を省略したス
テアリングシヤフトに固設されたボス(図示省
略)の外側を覆うボスカバー2と、前記ボスの乗
員側(車両後方側)を覆うホーンパツド1と、前
記ボスより突出したスポーク(図示省略)の乗員
側(車両後方側)を第1図に示すように前記ホー
ンパツド1の下端部側に配されて覆うと共に第2
図に示すように前記ホーンパツド1及び前記ボス
カバー2との間に設けられたスポークカバー3と
を有する。
前記ホーンパツド1は、ホーン機構(図示省
略)を内在し、該ホーンパツド1を押すと変形し
て前記ホーン機構のスイツチが稼働するよう軟質
塩化ビニル、ポリウレタンフオーム等触れた時に
ソフトな感じを与える軟らかな材質よりなるパツ
ド本体4と、該パツド本体4の形状保持及び前記
ホーン機構に力を伝達することが出来るポリプロ
ピレン、ABS樹脂等前記パツド本体4よりは硬
い合成樹脂材で出来た芯材5とから成る。前記パ
ツド本体4及び前記芯材5の組み付けは、前記パ
ツド本体4の側壁4aの周端部4bに形成された
ループ状のアンダーカツト係止部に前記芯材5の
周端部5aを嵌合している。第3図の符号4c
は、芯材5の周端部5aを当接する為のリブであ
る。同じく第3図の符号4dは、前記パツド本体
4の強度アツプの為に、パツド本体4の裏面に格
子状に立設されたリブで、ステアリングホイール
W組付用穴5bが形成されている部分のパツド本
体4を押してもパツド本体4が凹まないようにな
つている。第6図の符号5cは、ボス7に芯材5
をビスを通過させる為のビス通過穴である。前記
組付用穴5bはステアリングシヤフト(図示省
略)にボス7をナツト止めする際の工具挿入用作
業穴である。
しかしながら、このような従来のホーンパツド
1にあつては、前記パツド本体4の側壁4aの周
端部4bに成形したアンダーカツト係止部に前記
芯材5の周端部5aが嵌合することで、パツド本
体4と芯材5とを組み付ける構成となつている
為、第3図及び第4図に示す周端部4bがめくれ
るおそれがある。この場合、第1図に示すように
ホーンパツド1の一方(図では下方)にスポーク
カバー3が配されていると、めくれにくくはなる
が、ホーンパツド1とスポークカバー3との寸法
によつては、めくれそのものが阻止される訳では
ない。まして、スポークカバー3が配されていな
いホーンパツド1の他の三方は剥き出しになつて
いるので、めくれる方向に荷重が生じた場合に、
該ホーンパツド1のめくれを阻止する手段がな
い。
また、第2図に示すようにホーンパツド1ねの
側壁側にスポークカバー3及びボスカバー2が設
けられている場合、そのことによりステアリング
ホイールWのデザインに制約を受けることにな
る。
そこで、第4図に二点鎖線の符号6で示すよう
にホーンパツド1をボスカバー2側に延ばしてス
ポークカバー3を不用にして部品点数を削減する
ことは、部品点数の削減に伴つてコスト低減やデ
ザインの自由度の確保が得られるが、延びた分だ
けパツド本体4と芯材5との嵌合部からのオーバ
ーハングが大きくなるので、その分前記した以上
にパツド本体4が芯材5から外れる方向に変形し
易くなる。
また、上記の説明と逆にボスカバー2をホーン
パツド1側に延ばすことはボスカバー2が極端な
深絞り成形になり、抜き勾配、合成樹脂液の流れ
不良等成形を困難にしてしまう。
この為、実開昭54−76034号に示すように、ア
ームがホーンボタンの三方を囲むように形成され
たものがある。この場合だと、該公報の第2図右
手側を除き、アームでホーンパツド本体の開口縁
が覆われているので、ホーンパツド本体に触れて
もホーンプレートからホーンパツド本体が外れる
ことがない。
[本考案が解決しようとする課題] しかし、かかる構造によれば、ホーンボタンの
開口縁は常にほとんどの場合、他の部品、例えば
アームによつて囲まれていなければならないの
で、設計上における形状の自由度が奪われること
になる。
そこで、本考案においては、このような従来例
に鑑み、ホーンパツドのほとんどを囲まなくても
芯材からパツド本体が「はずれ」てしまうことを
確実に防止するステアリングホイールを提供する
ことを目的としている。
[考案の構成] 本考案はかかる目的を達する為に、ステアリン
グホイールとしては、軟質塩化ビニル、ウレタン
フオーム等の柔らかい材質よりなるパツド本体及
びポリプロピレン、ABS樹脂等前記パツド本体
より硬い材質よりなる芯材を双方の周端部にて嵌
合して組合わせたホーンパツドと、ボスを覆うボ
スカバーとを有するステアリングホイールにおい
て、 前記パツド本体は、水平断面で略コ字状に形成
され、前記周端部を前記ボスカバーの近傍まで延
在すると共に前記パツド本体の側壁の内面側に内
部に空間を有する袋状のリブを形成し、 前記芯材は、水平断面で略ハツト状に形成さ
れ、前記袋状のリブの空間に対応したベース部よ
り前記空間内に係合されて、パツド本体の側壁の
外方への変形を防止し得るようにした爪を突設し
てなることを特徴とするものである。
[作用] 本考案はかかる構成よりなるから、パツド本体
の側壁と袋状のリブとにより形成された空間内
に、芯材の爪が嵌合している為、パツド本体の側
壁は左右方向にずれることが無いので、「がた」
が生ぜず、しかも芯材からパツド本体がパツド本
体自体の変形により「はずれ」てしまうことを確
実に防止することが出来る。
[実施例] 第7図乃至第14図は、この考案の一実施例を
示し、ステアリングホイール10は、図示を省略
したステアリングシヤフトに固設されたボス28
の外側を覆うボスカバー14と、前記ボス28の
乗員側(車両後方側)つまり第8図の左手方向を
覆うホーンパツド11と、前記ボス28より突出
したスポーク12と、該スポーク12の自由端部
に固持されたリム13とを有する。
前記ホーンパツド11は、パツド本体20と芯
材21とを有する。
前記パツド本体20は、軟質塩化ビニル、ポリ
ウレタンフオーム等の軟らかな材料よりなり、第
10図に示すように水平断面で略コ字状に形成さ
れ、第9図に示す上部は第10図に示すように前
記ボスカバー14の近傍まで延在する側壁20b
を有し、その側壁20bの周端部20cにはアン
ダーカツト成形された凹部25を有し、一般部の
内面20aより格子状のリブ22を複数突設する
と共に前記側壁20bの内面近傍には袋状のリブ
23を突設し、又、上端部20d近傍の内面20
aには、リブ24aに支えられた補強用のピン2
4を前記ボスカバー14側に向けて突出させる。
前記袋状のリブ23は、前記側壁20bの内面
20a側より上下に離間し且つ車幅方向に突設さ
れた上板23a及び下板23bと、前記側壁20
bの内面20aに対して離間し且つ前記上下板2
3a,23bの自由端部に架橋された側板23c
により内部に空間26を有する。
前記芯材21は、ポリプロピレン、ABS樹脂
等前記パツド本体20よりは硬質の材料よりな
り、前記パツド本体20の側壁20bに沿う側端
部1b及び該側壁部21bの自由端部より側方に
突出したベース部21cとより水平断面で略ハツ
ト状に形成され、前記袋状のリブ23によつて形
成された空間26の開口に対応した前記ベース部
21cより前記空間26内に係合されて、パツド
本体20の側壁20bの外方への変形、つまり
「めくれ」を防止し得るようにした瓜27を突設
してなる。符号27aは爪27と側端部21bと
を架橋したリブである。
前記周端部20cにアンダーカツト成形された
凹部25には、前記芯材21の周端部21aが係
止される。また、第9図に示すように、前記格子
状のリブ22の一部22aは、前記側壁20bの
自由端部近傍まで延在して、側壁20bの第10
図における外方へのめくれ防止強度を増大させて
ある。
前記ステアリングホイール10のボス28には
合成樹脂材等、非導電材料よりなるカラー29を
ビス30及びワツシヤ31で固定し、このビス3
0及びワツシヤ31を挿入し得る空間32を有す
る筒体33を前記芯材21に一体成形される。符
号34は芯材21より突出されたボス41にビス
40で固定されたホーンプレートで、該ホーンプ
レート34に形成された可動接点35は固定接点
36より離間されるようボスカバー14より突設
されたリブ14a内に設けられたスプリング44
で弾発的に支持される。前記芯材21は、カラー
29と筒体33との間に介在されたスプリング3
7で弾発的に支持される。符号38,39は前記
芯材21及びホーンプレート34に夫々形成され
たボス取付用作業穴である。符号42は前記ホー
ンプレート34の可動接点35に対向して芯材2
1より突出された押し片である。符号43は前記
ボス28より突設されたキヤンセルピンである。
符号45は、前記ピン24の挿入自在なるよう芯
材21に形成された貫通孔で、係止部46がパツ
ド本体20のピン24と上端部20dとの間に挿
入係止される構造である。
次に作用を説明する。
パツド本体20と芯材21との組み付けは、パ
ツド本体20側の袋状のリブ23内に芯材21側
の爪27,27を嵌合させ、パツド本体20のピ
ン24を芯材21の貫通孔45内に挿入して、係
止部46を挟むように嵌合させ、アンダーカツト
成形によるパツド本体20の凹部25と芯材21
の周端部21aとを嵌合すれば、組み付けられ
る。
これらの嵌合作業には、特別な力は必要としな
いので、従来と同様に組み付けられる。
組み付け後は、芯材21に対するパツド本体2
0の左右方向や前後方向の「がた」や「めくれ」
が確実に防止される。
[効果] 以上説明したように、この考案によれば、ステ
アリングホイールとしては、軟質塩化ビニル、ウ
レタンフオーム等の柔らかい材質よりなるパツド
本体及びポリプロピレン、ABS樹脂等前記パツ
ド本体より硬い材質よりなる芯材を双方の周端部
にて嵌合して組合わせたホーンパツドと、ボスを
覆うボスカバーとを有するステアリングホイール
において、 前記パツド本体は、水平断面で略コ字状に形成
され、前記周端部を前記ボスカバーの近傍まで延
在すると共に前記パツド本体の側壁の内面側に内
部に空間を有する袋状のリブを形成し、 前記芯材は、水平断面で略ハツト状に形成さ
れ、前記袋状のリブの空間に対応したベース部よ
り前記空間内に係合されて、パツド本体の側壁の
外方への変形を防止し得るようにした爪を突設し
てなることを特徴とするものであるから、ホーン
パツドのパツド本体と芯材とが確実に組み付けら
れているので、ホーン操作時やステアリングホイ
ール操舵時に手がパツド本体に触れて、パツド本
体の側壁に左右方向にずれるような変形応力が生
じても、爪によつて阻止されて、パツド本体の周
端部が露出した位置で、パツド本体が芯材から外
れることが防止できるという効果が得られる。ま
た、ホーンパツドが延在したので、ボスカバーと
の二部品で済み、組み付け作業を複雑にすること
もない。また、パツド本体と芯材とがしつかりと
拘束されている為、熱変形等によるパツド本体の
めくれ変形等を確実に防止することができる。
つまり、一方側たるパツド本体に袋状の空間を
形成して、その袋状の空間内に他方側の芯材に形
成した爪が係止されると、上下端部でもつて側端
部の側方への変形を抑えることが出来る。更に、
爪によつて、芯材の周端部の強度が高くなるの
で、パツドの周端部の嵌合が確実になるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のステアリングホイールの正面
説明図、第2図は第1図の矢視説明図、第3図
及び第4図は第1図の夫々−線、−線断
面説明図、第5図及び第6図は従来のパツド本体
及び芯材の斜視説明図、第7図乃至第14図は本
考案の一実施例説明図で、第7図は第1図相当
図、第8図乃至第10図は夫々第7図の−
線、−線そして−線断面説明図、第11
図は第9図の矢視XI説明図、第12図は第8図の
矢視XII説明図、第13図及び第14図は本考案の
パツド本体及び芯材の斜視説明図である。 W,10……ステアリングホイール、1,11
……ホーンパツド、2,14……ボスカバー、3
……スポークカバー、4,20……パツド本体、
5,21……芯材、20a,20b,20c……
夫々パツド本体の内面・側壁・周端部、21c…
…芯材のベース部、23……袋状のリブ、23
a,23b,23c……袋状のリブの上、下板及
び側板、26……袋状のリブにより形成された空
間、27……爪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軟質塩化ビニル、ウレタンフオーム等の柔らか
    い材質よりなるパツド本体及びポリプロピレン、
    ABS樹脂等前記パツド本体より硬い材質よりな
    る芯材を双方の周端部にて嵌合して組合わせたホ
    ーンパツドと、ボスを覆うボスカバーとを有する
    ステアリングホイールにおいて、 前記パツド本体は、水平断面で略コ字状に形成
    され、前記周端部を前記ボスカバーの近傍まで延
    在すると共に前記パツド本体の側壁の内面側に内
    部に空間を有する袋状のリブを形成し、 前記芯材は、水平断面で略ハツト状に形成さ
    れ、前記袋状のリブの空間に対応したベース部よ
    り前記空間内に係合されて、パツド本体の側壁の
    外方への変形を防止し得るようにした爪を突設し
    てなることを特徴とするステアリングホイール。
JP1980156734U 1980-10-31 1980-10-31 Expired JPH0216936Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980156734U JPH0216936Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980156734U JPH0216936Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5779065U JPS5779065U (ja) 1982-05-15
JPH0216936Y2 true JPH0216936Y2 (ja) 1990-05-10

Family

ID=29515876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980156734U Expired JPH0216936Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0216936Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924662U (ja) * 1982-08-10 1984-02-15 泉自動車株式会社 乗物用ハンドルのホーンパッドの取付構造
JPH052385Y2 (ja) * 1986-02-19 1993-01-21

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751560Y2 (ja) * 1977-11-08 1982-11-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5779065U (ja) 1982-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001501887A (ja) スナップ嵌めされるエアバッグおよびホーンスイッチモジュール
US4872364A (en) Steering wheel
JPH0216936Y2 (ja)
JP6953879B2 (ja) 車両用ドアトリム構造
JP2000085586A (ja) ステアリングホイール
JP6224917B2 (ja) ステアリングホイール
US20200223339A1 (en) Armrest assembly for a vehicle door and door assembly and vehicle including same
JP3435340B2 (ja) 自動車用ドアトリムのポケット構造
JPH111169A (ja) ステアリングコラムジョイントカバー取付構造
JP4005450B2 (ja) スイッチ装置の取付構造
JP4362843B2 (ja) スイッチベース取付構造
JP3399310B2 (ja) ステアリングホイール
JPH0621811Y2 (ja) ステアリングホイ−ル
WO2017002169A1 (ja) 車両の内装部材
JP5046624B2 (ja) 車両のステアリングコラムカバー取付け構造
JP3832616B2 (ja) 自動車における手掛け部の化粧構造
JP2024005326A (ja) 衝撃吸収部材および乗物用内装材
JPH07277200A (ja) 車両用ステアリングホイール
JPS6313976Y2 (ja)
JPH0643382Y2 (ja) 自動車用ドアハンドル
JPH0632457Y2 (ja) ホ−ンパツドの取付構造
JP2022067874A (ja) ハンドル
JPS6121332Y2 (ja)
JP2000006688A (ja) 自動車のインストルメントパネル
KR970074462A (ko) 자동차의 가변식 조향핸들