JPH0750044Y2 - 連続鋳造設備 - Google Patents

連続鋳造設備

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JPH0750044Y2
JPH0750044Y2 JP4395590U JP4395590U JPH0750044Y2 JP H0750044 Y2 JPH0750044 Y2 JP H0750044Y2 JP 4395590 U JP4395590 U JP 4395590U JP 4395590 U JP4395590 U JP 4395590U JP H0750044 Y2 JPH0750044 Y2 JP H0750044Y2
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JP
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tundish
casting
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residual steel
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JP4395590U
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和男 阿部
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は連続鋳造設備に関し、特に鋳込終了後のタンデ
ィッシュ内部の残鋼(ノロ)の排出および次回鋳込使用
に対するタンディッシュの準備処理を鋳造床上で行うこ
とのできる連続鋳造設備に関する。
(従来技術) 連続鋳造設備においては、一般にタンディッシュからモ
ールドへの鋳込終了時には或る量の溶鋼即ち残鋼をタン
ディッシュ内に残している。この残鋼は、従来、タンデ
ィッシュごと鋳造床からタンディッシュ整備場までクレ
ーン等で吊って搬送し、ここでタンディッシュを傾転さ
せて排出している。その他鋳込終了からタンディッシュ
の使用再開までには多くの準備作業を必要とするが、こ
れらは概ね鋳造床から離れた整備場で行っている。第8
図(a)〜(f)は従来における鋳造から次の鋳造まで
のタンディッシュの整備および準備工程を示したもので
ある。まず鋳造床上の鋳込位置でタンディッシュ25下部
の浸漬ノズル26aをモールド27内に挿入し(第8図
(a))、モールド内への鋳込みを行った後、タンディ
ッシュカバー28を付けたまま待機位置でタンディッシュ
吊具29によりスラグ等の残鋼30の残っているタンディッ
シュ25を吊り上げて、クレーン等によりタンディッシュ
整備場へ運搬する(同図(b))。タンディッシュ整備
場ではタンディッシュ25の傾転を行い、内部の残鋼30の
除去およびスライディングノズル26や使用済みのインサ
ートノズル31を取り出す(同図(c))。さらにタンデ
ィッシュ25の上部から空冷装置32によってタンディッシ
ュ内を冷却し(同図(d))、補修装置33等によってタ
ンディッシュ内張材34の補修やインサートノズル31の挿
入を行って次の鋳込みに備える(同図(e))。以上の
処理はいずれも前記整備場で行われる。鋳込みの順番が
くると、再び吊具およびクレーンによってタンディッシ
ュ整備場から搬出し、タンディッシュカーに乗架させて
タンディッシュ待機位置まで運び、予熱装置35から熱風
を吹き付けて所要の予熱を行い(同図(f))、鋳込位
置へ運んで次の鋳込みを行う。なおタンディッシュ25の
予熱は通常前記タンディッシュ待機位置と同じ位置で行
う場合が多い。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように連続鋳造設備における鋳込終了後のタンデ
ィッシュの整備には多くの時間と労力、および費用を必
要とするが、従来の設備では鋳造時に温度上昇した高温
のタンディッシュを一度冷却して次回鋳込時にまた予熱
するというエネルギの無駄を費やしている。特に鋳込終
了後のタンディッシュを鋳造床から離れたタンディッシ
ュ整備場まで運んで内部の残鋼を捨てる工程では、タン
ディッシュ運搬中にスラグや残鋼が凝固し、排鋼作業が
困難になり、ひいてはタンディッシュの内張レンガを損
傷させ、その補修に多大の時間および労力を要し、さら
に鋳造中に温度上昇したタンディッシュが補修中に完全
に冷えてしまい、タンディッシュの予熱に多大のエネル
ギを消費し、コスト上昇を招くという問題があった。
本考案は鋳込終了後直ちに、即ち鋳造床上でタンディッ
シュを傾転させて残鋼を排出し、同時にタンディッシュ
の補修等を鋳造床上で行い得、また鋳込後のタンディッ
シュの冷却を要せず、したがって予熱エネルギも少なく
てすみ、次回鋳造までの準備時間を短縮して生産の効率
化を図り得る連続鋳造設備を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案による連続鋳造設備は、タンディッシュカーと、
前記タンディッシュカーの走行方向に対して直角方向に
走行するタンディッシュ傾転装置と、鋳造床上のタンデ
ィッシュ傾転装置近傍に吊設されたタンディッシュメン
テナンスデッキとを有し、前記鋳造床上でタンディッシ
ュの残鋼排出,点検,補修そのほかタンディッシュに対
する次回鋳込準備処理を行うようにしたものである。
(実施例) 次に、本考案を実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の実施例による連続鋳造設備の鋳造床上
における全体平面図である。鋳造床12上の鋳込位置に隣
接してレードルターレット2が水平面内で少なくとも18
0°の範囲で旋回動作するように設けられ、このレード
ルターレット2の片方の腕部分に矢印15方向からクレー
ンで搬送されてきたレードル1が載せられて180°鋳込
位置A上へ旋回し、この位置でレードル1からモールド
(図示省略)内に注湯する。この間にレードルターレッ
ト2の他方の腕部分の空レードルが取り出される。レー
ドル1の搬送方向に対して横方向に、かつ鋳込位置Aを
またぐようにタンディッシュ走行レール9が鋳造床上に
設置され、このレール9上をタンディッシュカー4がタ
ンディッシュ3を載せて鋳込位置Aから待機位置Bまで
往復走行するようになっている。11はモールドカバー、
16は鋳込位置Aにおけるタンディッシュおよびタンディ
ッシュカーを表している。待機位置Bにはタンディッシ
ュ走行レール9に直角に交差するようにタンディッシュ
傾転装置用走行レール10が設置され、タンディッシュカ
ー4の側方から待機位置A上のタンディッシュ3をはさ
むように一対のタンディッシュ傾転装置5が走行してく
るようになっている。さらに待機位置Bにおいてタンデ
ィッシュ傾転装置5の往復走行側と反対側のタンディッ
シュ側方に、鋳造床12から下方へ伸長した残鋼排出用シ
ュート14および残鋼排出用台車13が配置されている。タ
ンディッシュ傾転装置5の往復走行側のタンディッシュ
側部に隣接するようにクレーン8を装備したタンディッ
シュメンテナンスデッキ7が設けられており、また待機
位置Bにおけるタンディッシュ3に対してタンディッシ
ュメンテナンスデッキ7と反対側に、いいかえればタン
ディッシュ3の傾転側に点検デッキを備えたタンディッ
シュ予熱装置6が設けられている。なお図では待機位置
は片側のみしか示していないが、上述のような構成の待
機位置が鋳込位置Aをはさんでその両側に存在し、それ
ぞれタンディッシュカーおよびタンディッシュ,タンデ
ィッシュ傾転装置,メンテナンスデッキ,予熱装置,残
鋼排出用シュートおよび残鋼排出用台車が設けられてい
る。
第3図に示すようにタンディッシュカー4はシリンダ装
置18等で昇降動作する昇降フレーム17を有し、この昇降
フレーム17上にタンディッシュ3の本体部が載置される
ようになっている。またタンディッシュ傾転装置5は、
第3図〜第5図に示すように、タンディッシュ傾転装置
用台車19に載せられており、台車上部に一対のタンディ
ッシュトラニオン支持柱20および傾転用シリンダ装置21
が設けられている。タンディッシュ3側部のトラニオン
22が台車19のタンディッシュトラニオン支持柱20に支持
された状態で傾転用シリンダ装置21が作動することによ
り、タンディッシュ3は第5図に示すようにタンディッ
シュトラニオン支持柱20の支持端を支点として片側へ傾
転する。なおタンディッシュ3の傾転時にはタンディッ
シュ3はタンディッシュカー4から上方へ離れた状態に
ある。
第6図および第7図はタンディッシュ3内の残鋼排出動
作時の状態を示した概略図である。残鋼排出および次回
鋳込準備処理動作を以下に説明する。まず鋳込終了後、
タンディッシュ3は送行時にモールドカバー11に該タン
ディッシュの浸漬ノズルが干渉しないようにタンディッ
シュカー4上で上昇限まで上昇された状態でタンディッ
シュ待機位置まで移動して停止する(第1図,第2
図)。タンディッシュカー4が停止すると、タンディッ
シュ傾転装置用台車19がタンディッシュの走行方向と直
角方向から移動してきてタンディッシュ3をはさむ位置
で停止する。その後タンディッシュ3に設けられたトラ
ニオン22をタンディッシュ傾転装置5のトラニオン支持
柱20および傾転用シリンダ装置21で支持する。この状態
でタンディッシュカー4のタンディッシュ昇降用シリン
ダ装置18を駆動し、タンディッシュカー4の昇降フレー
ム17のみを下降させる。このときタンディッシュ3の本
体部はタンディッシュ傾転装置5のみで支持される(第
3図,第4図,第6図)。次にタンディッシュ傾転装置
5の傾転用シリンダ装置21を駆動させて第5図および第
7図に示すようにタンディッシュ3を約90°傾転させ
る。90°傾転されたタンディッシュ3からはスラグや残
鋼が残鋼排出用シュート14を通って残鋼排出用台車13上
の桶に落とされて搬出,処理される。タンディッシュ3
は90°傾転した状態でタンディッシュメンテナンスデッ
キ7上でスライディングノズルの補修や交換が行われ
る。第1図でも説明したようにタンディッシュメンテナ
ンスデッキ7と反対側(タンディッシュ傾転側)に設け
られたタンディッシュ予熱装置6の点検デッキにより、
タンディッシュ3のノズルのO2洗いや内張材の状況を調
査し、必要があれば補修を行う。このようにタンディッ
シュ3を90°傾転した状態で点検,補修を行うためタン
ディッシュの冷却は必要ない。点検,補修後タンディッ
シュ予熱装置6でタンディッシュ3を必要温度に加熱し
た後直ちにタンディッシュカー4により鋳込位置A(第
1図)へ運び、次の鋳込みを行う。
なお上記の実施例では、タンディッシュ傾転装置5が鋳
造床上に設置されており、タンディッシュカー4の走行
方向と直角方向に走行して所来の位置に停止し、タンデ
ィッシュの傾転を行うようにしたが、タンディッシュ傾
転装置を鋳造床から下側に待機させておき、タンディッ
シュカーが所定の位置に走行した後、前記傾転装置を鋳
造床上へ上昇させてタンディッシュを傾転させるように
してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、鋳込終了後のタン
ディッシュ内の残鋼排出、タンディッシュの点検,整備
を鋳造床上で行うので、次回鋳込準備が最小時間,最小
コストで行い得、エネルギの無駄な消費を抑えることが
できる。またタンディッシュ内の内張材の冷却に特別な
手段を必要としないので、従来に比べて寿命が長くなる
効果がある。残鋼の排出も鋳込終了後直ちに行えるので
残鋼除去率が良く、また待機位置で予熱を行いかつその
予熱のためのエネルギ供給も少なくてすむので、高生産
性かつ省力化の連続鋳造設備が実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による連続鋳造設備の鋳造床上
における全体平面図、第2図は待機位置でのタンディッ
シュおよびメンテナンスデッキの平面図、第3図は第2
図の矢視Fからみた正面図、第4図はタンディッシュ傾
転装置上へのタンディッシュ支持状態を示す側面図、第
5図はタンディッシュ傾転時の状態を示す側面図、第6
図および第7図はタンディッシュ内の残鋼排出動作時の
状態を示す概略的な側面図、第8図(a)〜(f)は従
来における鋳造から次回鋳造までのタンディッシュの準
備工程を示した図である。 2…レードルターレット、3…タンディッシュ、4…タ
ンディッシュカー、5…タンディッシュ傾転装置、6…
タンディッシュ予熱装置、7…タンディッシュメンテナ
ンスデッキ、9…タンディッシュ走行レール、10…タン
ディッシュ傾転装置用走行レール、12…鋳造床、13…残
鋼排出用台車、14…残鋼排出用シュート、17…昇降フレ
ーム、20…タンディッシュトラニオン支持柱、22…トラ
ニオン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンディッシュ昇降機構を備えたタンディ
    ッシュカーと、前記タンディッシュカーの走行方向に対
    して直角方向に走行するタンディッシュ傾転装置と、鋳
    造床上のタンディッシュ傾転装置近傍に吊設されたタン
    ディッシュメンテナンスデッキとを有し、前記鋳造床上
    でタンディッシュの残鋼排出,点検,補修そのほかタン
    ディッシュに対する次回鋳込準備処理を行うようにした
    ことを特徴とする連続鋳造設備。
JP4395590U 1990-04-24 1990-04-24 連続鋳造設備 Expired - Lifetime JPH0750044Y2 (ja)

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JPH046348U JPH046348U (ja) 1992-01-21
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