JP3343551B2 - 鋳造方法及び鋳造ライン - Google Patents

鋳造方法及び鋳造ライン

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JP3343551B2
JP3343551B2 JP2001124388A JP2001124388A JP3343551B2 JP 3343551 B2 JP3343551 B2 JP 3343551B2 JP 2001124388 A JP2001124388 A JP 2001124388A JP 2001124388 A JP2001124388 A JP 2001124388A JP 3343551 B2 JP3343551 B2 JP 3343551B2
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stock conveyor
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、造型装置で造型さ
れた鋳型を生産量に応じた態様で注湯機に搬送して注湯
し、枠ばらし機に搬送して注湯済み鋳型から鋳枠を取り
除く注湯方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】造型装置で造型された鋳型を所定個数の
鋳型をストック可能な第1ストックコンベアに搬入し、
該第1ストックコンベアに沿って移動可能な注湯機によ
り各鋳型に注湯し、一定個数の鋳型をストック可能な第
2ストックコンベアに注湯済み鋳型を前記第1ストック
コンベアから搬入し、該第2ストックコンベアの出口箇
所近傍に配置された枠ばらし機により注湯済み鋳型から
鋳枠を取り外すようにした鋳造ラインがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の鋳造ラインで
は、鋳型を造型装置によりタクトタイムで造型し、鋳型
を第1、第2ストックコンベアによりタクトタイムで1
ピッチづつ移動し、第1、第2コンベアの停止期間中
に、注湯機により第1コンベア上の複数の鋳型に注湯
し、第2ストックコンベアの出口箇所近傍に配置された
枠ばらし機により注湯済み鋳型から鋳枠を取り除くの
で、造型装置、注湯機及び枠ばらし機を夫々操作、監視
する複数の作業者を各機械に配置しなければならなかっ
た。
【0004】大量生産の場合は、複数の作業者は夫々の
担当機械を1日中操作、監視するので、作業者の人数は
作業量とバランスするが、中量、少量生産の場合、1日
の午前中或いは数時間で必要個数の鋳造を完了し、鋳造
完了後、複数の作業者が他の作業場所に移動しなければ
ならず、作業効率が悪いだけでなく、モラル低下につな
がる恐れがあった。また、少量生産の場合にもライン全
体を稼動しなければならず非効率であった。
【0005】本発明は、係る従来の不具合を解消するた
めになされたもので、大量生産の場合は、複数の作業者
によりタクトタイムで造型、注湯、枠ばらしを同時に行
ない、中量、少量生産の場合は、少人数もしくは1人の
作業者により造型、注湯、枠ばらしを順次行えるように
したことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、造型装置
により鋳型を造型し、所定個数の鋳型をストック可能な
第1ストックコンベアに鋳型を前記造型装置から搬入
し、該第1ストックコンベア上の鋳型に注湯機により注
湯位置で注湯し、一定個数の鋳型をストック可能な第2
ストックコンベアに注湯済み鋳型を前記第1ストックコ
ンベアから搬入し、前記注湯位置より鋳型搬送方向の下
流側に配置された第1枠ばらし機により鋳枠を取り外す
鋳造方法において、大量生産の場合は、鋳型を1ピッチ
づつ移動するように前記第1及び第2ストックコンベア
を作動させ、前記注湯機により前記第1ストックコンベ
ア上の鋳型に注湯し、中量生産の場合は、前記造型装置
により中量の全鋳型を造型して第1及び第2ストックコ
ンベアにストックし、全鋳型の造型後、鋳型を1ピッチ
づつ移動するように前記第1及び第2ストックコンベア
を作動させて前記各鋳型を第1ストックコンベアの出口
箇所から第2ストックコンベアの入口箇所搬入し、第2
ストックコンベアの出口箇所から第1ストックコンベア
の入口箇所に戻して循環させ、前記注湯機により前記第
1ストックコンベア上の鋳型に注湯し、注湯済み鋳型を
前記第1及び第2ストックコンベアにストックし、全鋳
型への注湯後、注湯済み鋳型を1ピッチづつ移動するよ
うに第1及び第2ストックコンベアを作動させて前記第
1枠ばらし機により前記注湯済み鋳型から鋳枠を取り外
すことをである。
【0007】請求項2に係る発明の構成上の特徴は、造
型装置により鋳型を造型し、所定個数の鋳型をストック
可能な第1ストックコンベアに鋳型を前記造型装置から
搬入し、該第1ストックコンベア上の鋳型に注湯機によ
り注湯位置で注湯し、一定個数の鋳型をストック可能な
第2ストックコンベアに注湯済み鋳型を前記第1ストッ
クコンベアから搬入し、前記注湯位置より鋳型搬送方向
の下流側に配置された第1枠ばらし機により鋳枠を取り
外す鋳造方法において、大量生産の場合は、鋳型を1ピ
ッチづつ移動するように前記第1及び第2ストックコン
ベアを作動させ、前記注湯機により前記第1ストックコ
ンベア上の鋳型に注湯し、中量生産の場合は、前記造型
装置により中量の全鋳型を造型して第1及び第2ストッ
クコンベアにストックし、全鋳型の造型後、鋳型を1ピ
ッチづつ移動するように前記第1及び第2ストックコン
ベアを作動させて前記各鋳型を第1ストックコンベアの
出口箇所から第2ストックコンベアの入口箇所搬入し、
第2ストックコンベアの出口箇所から第1ストックコン
ベアの入口箇所に戻して循環させ、前記注湯機により前
記第1ストックコンベア上の鋳型に注湯し、注湯済み鋳
型を前記第1及び第2ストックコンベアにストックし、
全鋳型への注湯後、注湯済み鋳型を1ピッチづつ移動す
るように第1及び第2ストックコンベアを作動させて前
記第1枠ばらし機により前記注湯済み鋳型から鋳枠を取
り外し、小量生産の場合は、前記造型装置により小量の
全鋳型を造型して前記第1ストックコンベアにストック
し、全鋳型の造型後、前記注湯機により第1ストックコ
ンベア上の全鋳型に注湯し、全鋳型への注湯後、注湯済
み鋳型を1ピッチづつ移動するように前記第1ストック
コンベアを作動させて第1ストックコンベアの出口箇所
近傍に配置された第2枠ばらし機により前記注湯済み鋳
型から鋳枠を取り外すことである。
【0008】請求項3に係る発明の構成上の特徴は、鋳
型を造型する造型装置と、該造型装置で造型された鋳型
が搬入され所定個数の鋳型をストック可能な第1ストッ
クコンベアと、該第1ストックコンベア上の鋳型に注湯
位置で注湯する注湯機と、注湯済み鋳型が前記第1スト
ックコンベアから第1搬送装置により搬入され一定個数
の注湯済み鋳型をストック可能な第2ストックコンベア
と、前記注湯位置より鋳型搬送方向の下流側に配置され
注湯済み鋳型から鋳枠を取り外す第1枠ばらし機と、前
記第2ストックコンベアの出口箇所から前記第1ストッ
クコンベアの入口箇所に鋳型を戻す第2搬送装置と、大
量生産モードの場合は、鋳型を1ピッチづつ移動するよ
うに第1、第2ストックコンベア及び第1搬送装置を作
動させ、前記注湯機に前記第1ストックコンベア上の鋳
型に注湯させ、中量生産モードの場合は、中量の全鋳型
を造型するまで前記造型装置を稼動させ、前記第1及び
第2ストックコンベアに中量の全鋳型をストックするた
めに第1、第2ストックコンベア及び第1搬送装置を作
動させ、全鋳型の造型後に、各鋳型を第2ストックコン
ベアの出口箇所から第1ストックコンベアの入口箇所に
戻して前記注湯機により注湯して該注湯済み鋳型を前記
第1、第2ストックコンベアにストックするために、鋳
型を1ピッチづつ移動するように前記第1、第2ストッ
クコンベア及び第1、第2搬送装置を作動させ、全鋳型
への注湯後、前記第1枠ばらし機により前記注湯済み鋳
型から鋳枠を取り外すために、注湯済み鋳型を1ピッチ
づつ移動するように前記第1、第2ストックコンベア及
び第1搬送装置を作動させる制御装置を設けたことであ
る。
【0009】請求項4に係る発明の構成上の特徴は、鋳
型を造型する造型装置と、該造型装置で造型された鋳型
が搬入され所定個数の鋳型をストック可能な第1ストッ
クコンベアと、該第1ストックコンベア上の鋳型に注湯
位置で注湯する注湯機と、注湯済み鋳型が前記第1スト
ックコンベアから第1搬送装置により搬入され一定個数
の注湯済み鋳型をストック可能な第2ストックコンベア
と、前記注湯位置より鋳型搬送方向の下流側に配置され
注湯済み鋳型から鋳枠を取り外す第1枠ばらし機と、前
記第2ストックコンベアの出口箇所から前記第1ストッ
クコンベアの入口箇所に鋳型を戻す第2搬送装置と、前
記第1ストックコンベアの出口箇所近傍に配置され注湯
済み鋳型から鋳枠を取り外す第2枠ばらし機と、大量生
産モードの場合は、鋳型を1ピッチづつ移動するように
第1、第2ストックコンベア及び第1搬送装置を作動さ
せ、前記注湯機に前記第1ストックコンベア上の鋳型に
注湯させ、中量生産モードの場合は、中量の全鋳型を造
型するまで前記造型装置を稼動させ、前記第1及び第2
ストックコンベアに中量の全鋳型をストックするために
第1、第2ストックコンベア及び第1搬送装置を作動さ
せ、全鋳型の造型後に、各鋳型を第2ストックコンベア
の出口箇所から第1ストックコンベアの入口箇所に戻し
て前記注湯機により注湯して該注湯済み鋳型を前記第
1、第2ストックコンベアにストックするために、鋳型
を1ピッチづつ移動するように前記第1、第2ストック
コンベア及び第1、第2搬送装置を作動させ、全鋳型へ
の注湯後、前記第1枠ばらし機により前記注湯済み鋳型
から鋳枠を取り外すために、注湯済み鋳型を1ピッチづ
つ移動するように前記第1、第2ストックコンベア及び
第1搬送装置を作動させ、小量生産モードの場合は、小
量の全鋳型を造型するまで前記造型装置を稼動させ、該
小量の全鋳型をストックするために第1ストックコンベ
アを作動させ、全鋳型の造型後に、第1ストックコンベ
ア上の全鋳型に注湯するために前記注湯装置を作動さ
せ、全鋳型への注湯後、前記第2枠ばらし機により前記
注湯済み鋳型から鋳枠を取り外すために、注湯済み鋳型
を1ピッチづつ移動するように前記第1ストックコンベ
アを作動させる制御装置を設けたことである。
【0010】請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請
求項3又は請求項4に記載の鋳造ラインにおいて、前記
鋳枠は定盤台車に載置されて前記第1ストックコンベア
に搬入され、前記第1又は第2枠ばらし機により注湯済
み鋳型から取り外された鋳枠が載置された定盤台車を移
送し、移送途中で鋳枠と定盤台車とを分離して前記造型
装置の鋳枠投入箇所及び定盤台車投入箇所に夫々戻す移
送装置を設けたことである。
【0011】請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請
求項3乃至請求項5のいずれかに記載の鋳造ラインにお
いて、前記第1枠ばらし機により鋳枠が取り除かれた注
湯済み鋳型を鋳物と鋳物砂とに分離する第1砂おとし装
置に搬送する第3ストックコンベアと、砂おとしされた
鋳物が前記砂おとし装置から搬入されて鋳仕上げステー
ションに沿って鋳物を搬送する第4ストックコンベアを
設けたことである。
【0012】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、大量生産の場合、鋳型を1ピッチ
づつ移動するように第1及び第2ストックコンベアを作
動し、注湯機により第1ストックコンベア上の鋳型に注
湯位置で注湯し、該注湯位置より鋳型搬送方向の下流側
に配置された第1枠ばらし機により注湯済み鋳型から鋳
枠を取り外す。中量生産の場合、造型装置により中量の
全鋳型を造型して第1及び第2ストックコンベアにスト
ックし、全鋳型の造型後、鋳型を1ピッチづつ移動する
ように第1及び第2ストックコンベアを作動させて前記
各鋳型を第1ストックコンベアの出口箇所から第2スト
ックコンベアの入口箇所搬入し、第2ストックコンベア
の出口箇所から第1ストックコンベアの入口箇所に戻し
て循環させ、注湯機により第1ストックコンベア上の鋳
型に順次注湯し、注湯済み鋳型を第1及び第2ストック
コンベアにストックする。全鋳型への注湯後、注湯済み
鋳型を1ピッチづつ移動するように第1及び第2ストッ
クコンベアを作動させて前記第1枠ばらし機により注湯
済み鋳型から鋳枠を取り外す。これにより、大量生産の
場合は、適切な人数の作業者によりタクトタイムに応じ
て造型、注湯、枠ばらしを同時に効率的に行ない、中量
生産の場合は、少人数もしくは1人の作業者により造
型、注湯、枠ばらしを順次行うことができる。また、中
量の鋳造終了後に、作業者が他の職場に移動するような
無駄をなくして高率的に鋳造することができる。
【0013】上記のように構成した請求項2に係る発明
においては、大量、中量生産の場合は、請求項1に記載
の発明と同様に作用し、小量生産の場合は、造型装置に
より小量の全鋳型を造型して第1ストックコンベアにス
トックし、全鋳型の造型後、注湯機により第1ストック
コンベア上の全鋳型に注湯し、全鋳型への注湯後、注湯
済み鋳型を1ピッチづつ移動させるように第1ストック
コンベアを作動して第1ストックコンベアの出口箇所近
傍に配置された第2枠ばらし機により注湯済み鋳型から
鋳枠を取り外す。これにより、請求項1に記載の発明の
効果に加え、小量生産の場合、注湯時間及び枠ばらし時
間を短くして必要個数の鋳物を短時間で効率的に鋳造す
ることができる。
【0014】上記のように構成した請求項3に係る発明
においては、大量生産モードの場合、第1、第2ストッ
クコンベア及び第1搬送装置は鋳型を1ピッチづつ移動
させ、注湯機は第1ストックコンベア上の鋳型に注湯位
置で注湯し、該注湯位置より鋳型搬送方向の下流側に配
置された第1枠ばらし機は注湯済み鋳型から鋳枠を取り
外す。中量生産モードの場合、第1及び第2ストックコ
ンベアは造型装置により造型された中量の全鋳型をスト
ックし、全鋳型の造型後、第1、第2ストックコンベア
及び第1、第2搬送装置は鋳型を1ピッチづつ移動さ
せ、各鋳型は第2ストックコンベアの出口箇所から第1
ストックコンベアの入口箇所に戻され、第1ストックコ
ンベア上で前記注湯機により注湯されて第1、第2スト
ックコンベアにストックされる。全鋳型への注湯後、第
1、第2ストックコンベア及び第1搬送装置は注湯済み
鋳型を1ピッチづつ移動させ、前記第1枠ばらし機は注
湯済み鋳型から鋳枠を取り外す。これにより、大量生産
の場合は、適切な人数の作業者によりタクトタイムに応
じて造型、注湯、枠ばらしを同時に効率的に行ない、中
量生産の場合は、少人数もしくは1人の作業者により造
型、注湯、枠ばらしを順次行うことができ、且つ中量の
鋳造終了後に、作業者が他の職場に移動するような無駄
をなくして高率的に鋳造可能な鋳造ラインを提供するこ
とができる。
【0015】上記のように構成した請求項4に係る発明
においては、大量、中量生産の場合は、請求項3に記載
の発明と同様に作用し、小量生産の場合、造型装置は小
量の全鋳型を造型して第1ストックコンベアにストック
し、全鋳型の造型後、注湯機は第1ストックコンベア上
の全鋳型に注湯し、全鋳型への注湯後、第1ストックコ
ンベアは注湯済み鋳型を1ピッチづつ移動させ、第1ス
トックコンベアの出口箇所近傍に配置された第2枠ばら
し機が注湯済み鋳型から鋳枠を取り外す。これにより、
請求項3に記載の発明の効果に加え、小量生産の場合、
注湯時間、注湯済み鋳型の枠ばらし機への搬送時間及び
枠ばらし時間を短くして必要個数の鋳物を短時間で効率
的に鋳造することができる。
【0016】上記のように構成した請求項5に係る発明
においては、鋳枠を定盤台車に載置して第1ストックコ
ンベアに搬入し、注湯済み鋳型から第1又は第2枠ばら
し機により取り外された鋳枠が載置された定盤台車を移
送装置により造型装置に移送する途中で鋳枠と定盤台車
とに分離して前記造型装置の各投入箇所に戻すようにし
たので、請求項3又は請求項4に記載の発明の効果に加
え、鋳型を破損することなく確実に第1、第2ストック
コンベアによって搬送することができる。
【0017】上記のように構成した請求項6に係る発明
においては、第2ストックコンベアの出口箇所近傍に配
置された第1枠ばらし機により鋳枠が取り外された注湯
済み鋳型を第3ストックコンベアにより砂おとし装置に
搬送して鋳物から鋳物砂を分離し、砂おとし装置から第
4ストックコンベアに搬入されて移送される鋳物を鋳仕
上げするようにしたので、第1枠ばらし機により鋳枠が
取り外された注湯済み鋳型を第3ストックコンベアによ
り搬送する間に十分冷却した後に、鋳物から鋳物砂を分
離し、鋳仕上げすることができる。
【0018】
【実施の形態】以下、本発明に係る鋳造方法及びその方
法を実施するための鋳造ラインの実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1,2において、10は造型装置で、
ローラコンベア11、鋳枠投入箇所12、鋳造機13、
反転機14、定盤台車投入箇所15、上型反転機16及
び出口箇所17から構成されている。ローラコンベア1
1は鋳枠投入箇所12から出口箇所17まで延在し、鋳
枠はこのローラコンベア11に両側端部を支持されて鋳
枠投入箇所12から出口箇所17の間に連続して載置さ
れ、鋳枠投入箇所12側に設けられたシリンダ送り装置
77により押動され、出口箇所17側に設けられたシリ
ンダ送り装置25により送り速度を制御されて1ピッチ
づつ移送される。出口箇所17に位置する鋳型22は型
合せ装置24に移送される。
【0019】鋳枠投入箇所12に投入された上型用及び
下型用鋳枠は、ローラコンベア11に両側端部を支持さ
れて造型機13に順次投入され、上型及び下型が交互に
造型されてローラコンベア11上に戻される。即ち、上
型用又は下型用鋳枠は、模型定盤を上面に固定された昇
降テーブルの上昇によりローラコンベア11から持ち上
げられて模型定盤上に模型を取り囲んで載置され、鋳枠
内に砂込めされ、スクイズヘッドによりスクイズされ、
造型された上型、下型は昇降テーブルの下降によりロー
ラコンベア11上に載置され、昇降テーブルが更に下降
されて模型が離型される。
【0020】14は上型及び下型を上下反転させる反転
機で、移送方向と平行な軸線回りに180度割出し回転
可能なドラム内に上下2列のローラコンベアが移送方向
と平行に設けられ、ドラムが一方の回動端に位置すると
き一方のローラコンベアがローラコンベア11と整列
し、他方の回動端に位置するとき他方のローラコンベア
がローラコンベア11と整列するようになっている。こ
れによりローラコンベア11から反転機14の一方のロ
ーラコンベア上に搬入された上型、下型はドラムの18
0度回転により反転されて他方のローラコンベア上に載
置され、1ピッチ移送されて定盤台車投入位置15に搬
送される。
【0021】定盤台車投入箇所15では、下型のみを定
盤台車18上に載置するようになっている。定盤台車投
入箇所15には、シリンダ装置によって昇降される昇降
台を備え、昇降台上面にレールが移送方向と平行に設け
られた昇降装置21aが配置されている。昇降装置21
aの昇降台は下型がローラコンベア11上を定盤台車投
入箇所15に搬入されたときのみ上昇され、ローラコン
ベア11と直角に延在するローラコンベア60に前後端
部を支持されて定盤台車投入箇所15に投入された定盤
台車18は、昇降台の上昇により車輪がレール上に載置
され、ローラコンベア11に支持された下型を定盤台車
18上に支持してローラコンベアから僅かに離脱させ
る。上昇された昇降台上のレールと連続するレールがロ
ーラコンベア11と平行に出口箇所17まで設けられ、
定盤台車投入箇所15以降は、上型はローラコンベア1
1上を移送され、下型はレール上を走行する定盤台車1
8上に下型用鋳枠をピンで位置決めされて載置された状
態で隣接する上型用鋳枠に押動されて、出口箇所17ま
で移送される。
【0022】反転機14で反転された上型は、ローラコ
ンベア11に上型用鋳枠の両側端部を支持されて定盤台
車投入箇所15、中子入れ箇所19,20に順次移送さ
れる。下型は反転機14で反転されて定盤台車投入箇所
15に投入された定盤台車18上に載置され、中子入れ
箇所19,20に移送される。中子入れ箇所19,20
では、中子入れ等必要な作業が行なわれる。16は反転
機14とほぼ同じ構成の上型反転機で、ドラム内周の上
下位置にレールが設けられ、各レールはドラムの各回動
端においてローラコンベア11と平行なレールと整列す
るようになっている。反転機16は上型がローラコンベ
ア11からドラムのローラコンベアに搬入されたときの
み作動し、上型はドラムの180度回転により反転さ
れ、1ピッチづつの移送により反転機16から搬出され
る。
【0023】ローラコンベア11端部の出口箇所17に
隣接して型合せ装置24が配置され、型合せ装置24に
は、下方に昇降装置21bが装備されている。上型が出
口箇所17に位置するとき、型合せ装置24の開閉可能
な一対の支持アームが下降され、各支持アームの対向面
に水平に配列されたローラがローラコンベア11と整列
する。この状態でローラコンベア11上に並列する鋳枠
がシリンダ送り装置77,25に挟まれて1ピッチ移送
されると、出口箇所17の上型が型合せ装置24の支持
アームのローラ上に両側端部を支持されて搬入される。
上型が搬入されると一対のアームはシリンダ装置により
上昇されて上型を待機位置に上昇する。この1ピッチ移
送により下型を載置した定盤台車18がレール上を走行
して出口箇所17に移送される。次に、ローラコンベア
11上の鋳枠がシリンダ送り装置77,25により1ピ
ッチ移送されると、出口箇所17の下型を載置した定盤
台車18が昇降装置21bの昇降台上面のレール上に搬
入される。そして、型合せ装置24のアームが下降され
て上型が下型に重合され、型合せされて鋳型22が成型
される。上型を下型に重合すると一対のアームはシリン
ダ装置により開放され、ローラが上型の両側端部から離
脱し、アームはシリンダ装置により上昇される。
【0024】型合せ装置24の下方と第1ストックコン
ベア30の入口箇所31近傍との間にはローラが回転駆
動される駆動式ローラコンベア23が設けられている。
型合せが完了すると、昇降装置21bの昇降台は下降さ
れ、鋳型22を載置した定盤台車18は前後端部でロー
ラコンベア23上に載置され、昇降台上面のレールは定
盤台車18の車輪から離脱するようになっている。ロー
ラコンベア23の下流側端部には、ローラが正逆転駆動
される駆動式ローラコンベア26が連続して配置され、
第1ストックコンベアの入口箇所31と整列している。
ローラコンベア26の下方には昇降装置21cが設けら
れている。昇降装置21bの昇降台の下降により定盤台
車18がローラコンベア23上に載置されると、ローラ
コンベア23,26のローラが同一方向に回転駆動さ
れ、定盤台車18が昇降装置21cの上方に移送され
る。この状態で昇降装置21cの昇降台が上昇して昇降
台上面に固定されたレールは、定盤台車18の車輪を支
持して定盤台車18をローラコンベア26から浮上させ
るとともに、第1ストックコンベア30のレールと整列
する。
【0025】30は定盤台車18が車輪で走行するレー
ル式の第1ストックコンベア30で、入口箇所31と出
口箇所32との間に鋳型22を載置した定盤台車18を
所定個数ストックする。出口箇所32に整列して昇降装
置21dが設けられている。そして、昇降装置21cの
昇降台が定盤台車18を支持して上昇し、昇降装置21
dの昇降台が空状態で上昇したとき、昇降装置21c及
び第1ストックコンベア30上の鋳型22を載置した定
盤台車18は、昇降装置21c側に設けられたシリンダ
送り装置45により押動され、昇降装置21d側に設け
られたシリンダ送り装置40により送り速度を制御され
て1ピッチづつ移送される。出口箇所32に位置する定
盤台車18は昇降装置21dの上昇した昇降台上に移送
される。
【0026】33は第1ストックコンベア30上にスト
ックされた鋳型22に注湯するための注湯機で、第1ス
トックコンベア30に沿って移動可能に配置され、第1
ストックコンベア30の停止期間中に、第1ストックコ
ンベア30の出口箇所32側に設けた第2注湯位置35
と入口箇所31近傍に設けた第1注湯位置34との間で
1ピッチづつ移動しながら鋳型22に注湯するようにな
っている。第1ストックコンベア30が1ピッチ移動す
る間は注湯機33も停止し、第1ストックコンベア30
の1ピッチ移動により停止中の注湯機33の下方に移動
された鋳型22から注湯を続行する。注湯機33はとり
べが空になると溶解炉36まで移動して溶湯を補給す
る。ストックコンベア30の第1、第2注湯位置34,
35間に複数個数の鋳型22をストックすることは、注
湯機33に溶湯を補給するのに要する時間を稼ぐための
バッファとなる。第2注湯位置35と第1注湯位置34
との間が、第1ストックコンベア30上の鋳型に注湯機
33が注湯する注湯位置46となる。上記の場合は、注
湯機33を第2注湯位置35と第1注湯位置34との間
で1ピッチづつ移動しながら鋳型22に注湯するように
なっているが、注湯機33を、例えば第1注湯位置に定
位置停止させ、鋳型22が1ピッチづつ搬送される毎に
注湯するようにしてもよい。
【0027】50は定盤台車18が車輪で走行するレー
ル式の第2ストックコンベアで、第1ストックコンベア
30と平行に配置され、鋳型22を載置された定盤台車
18が第1ストックコンベア30から第1搬送装置37
により搬入されるようになっている。第1搬送装置37
はローラが回転駆動される駆動式ローラコンベア37a
で構成され、第1、第2ストックコンベア30,50の
出口箇所32と入口箇所51との間に配設されている。
第2ストックコンベア50の入口箇所51に整列して昇
降装置21eが配置されている。昇降装置21dの上昇
した昇降台上に第1ストックコンベア30の出口箇所3
2から定盤台車18が搬入されると、昇降台が下降して
定盤台車18の前後端部がローラコンベア37a上に載
置され、昇降台上面のレールが定盤台車18の車輪から
離脱される。ローラコンベア37aのローラが回転駆動
され、定盤台車18が入口箇所51と整列する位置に位
置決めされる。この状態で昇降装置21eの昇降台が上
昇されて昇降台上面のレールは、定盤台車18の車輪を
支持して定盤台車18をローラコンベア37aから浮上
させるとともに、第2ストックコンベア50のレールと
整列する。
【0028】42は第1ストックコンベア30の出口箇
所32の近傍に配置された第2枠ばらし機で、後述する
少量生産の場合、第1ストックコンベア30上の定盤台
車18から注湯済み鋳型22bを取り込んで鋳型22b
から鋳枠を取り外す。鋳型22bから取り外された上型
用、下型用鋳枠は定盤台車18上に返却され、第1スト
ックコンベア30、第1搬送装置37、第2ストックコ
ンベア50及び後述する移送装置55により造型装置1
0の鋳枠投入箇所12、定盤台車投入箇所15に戻され
る。鋳枠が取り外された鋳型22cは第2枠ばらし機4
2から第2砂おとし装置43に搬入され、振動するコン
ベア上を移送される間に鋳物から鋳物砂が分離される。
第2砂おとし装置43から搬出された鋳物は鋳仕上げ台
44に載置され、湯口、湯道、鋳バリ等を除去して仕上
げ加工される。
【0029】第2ストックコンベア50は、入口箇所5
1と出口箇所52との間に定盤台車18を一定個数スト
ックし、出口箇所52に整列して昇降装置21fが設け
られている。そして、昇降装置21eの昇降台が定盤台
車18を支持して上昇し、昇降装置21fの昇降台が空
状態で上昇したとき、昇降装置21e及び第2ストック
コンベア50上の鋳型22を載置した定盤台車18は、
昇降装置21e側に設けられたシリンダ送り装置41に
より押動され、昇降装置21f側に設けられたシリンダ
送り装置54により送り速度を制御されて1ピッチづつ
移送される。出口箇所52に位置する定盤台車18は昇
降装置21fの上昇した昇降台上に移送される。
【0030】第2ストックコンベア50の出口箇所52
の近傍には第1枠ばらし機53が配置され、第2ストッ
クコンベア50上の定盤台車18から注湯済み鋳型22
bを取り込んで注湯済み鋳型22bから鋳枠を取り外
し、鋳枠が取り外された鋳型22cを第2ストックコン
ベア50と平行に配設された第3ストックコンベア70
の入口箇所71に搬出する。注湯済み鋳型22bから取
り外された上型用、下型用鋳枠は定盤台車18上に返却
され、第2ストックコンベア50の出口箇所52に搬送
される。
【0031】鋳型22が載置された定盤台車18を第2
ストックコンベア50の出口箇所52から第1ストック
コンベア30の入口箇所31に戻す第2搬送装置69
は、ローラが回転駆動される駆動式ローラコンベア69
a及びローラが正逆転駆動される駆動式ローラコンベア
26等により構成されている。ローラコンベア69aは
第2ストックコンベア50の出口箇所52と第1ストッ
クコンベアの入口箇所31に整列された正逆転駆動式の
ローラコンベア26との間に配設されている。昇降装置
21fの上昇した昇降台上に第2ストックコンベア50
の出口箇所52から定盤台車18が搬入されると、昇降
台が下降して定盤台車18の前後端部がローラコンベア
69a上に載置され、昇降台上面のレールが定盤台車1
8の車輪から離脱される。ローラコンベア69a,26
のローラが同一方向に回転駆動され、定盤台車18が入
口箇所31と整列する位置に位置決めされる。この状態
でローラコンベア26の下方に配置された昇降装置21
cの昇降台が上昇されて昇降台上面のレールは、定盤台
車18の車輪を支持して定盤台車18をローラコンベア
37aから浮上させるとともに、第1ストックコンベア
30のレールと整列する。昇降装置21c及び第1スト
ックコンベア30上の定盤台車18は、シリンダ送り装
置45,40に挟持されて1ピッチ移送され、昇降装置
21cの昇降台上面のレールに支持され鋳型22を載置
した定盤台車18は第1ストックコンベア30に戻され
る。
【0032】次に、第1枠ばらし機53により注湯済み
鋳型22bから取り外された鋳枠が載置された定盤台車
18を移送し、移送途中で鋳枠と定盤台車18とを分離
して造型装置10の鋳枠投入箇所12、定盤台車投入箇
所15に夫々戻す移送装置55について説明する。56
はレール式の戻しストックコンベアで、造型装置10と
平行に配置され、戻しストックコンベア56の入口箇所
57は第2、第1ストックコンベア50,30の間でロ
ーラコンベア69aの側方に位置している。入口箇所5
7に隣接して昇降台21gがローラコンベア69aの下
方に配置されている。戻しストックコンベア56端部の
出口箇所59に隣接して鋳型分離装置61が配置され、
鋳型分離装置61には昇降装置21hが下方に配備され
ている。そして、第1枠ばらし機53から上型用、下型
用鋳枠が返却された定盤台車18がシリンダ送り装置4
1,54の作動により第2ストックコンベア50の出口
箇所52から昇降装置21fの上昇した昇降台上に搬入
されると、昇降台が下降して定盤台車18の前後端部が
ローラコンベア69a上に載置され、昇降台上面のレー
ルが定盤台車18の車輪から離脱される。ローラコンベ
ア69aのローラが回転駆動され、定盤台車18が戻し
ストックコンベア56の入口箇所57と整列する位置に
位置決めされる。この状態で昇降装置21gの昇降台が
上昇されて昇降台上面のレールは、定盤台車18の車輪
を支持して定盤台車18をローラコンベア69aから浮
上させるとともに、戻しストックコンベア56のレール
と整列する。昇降装置21g及び戻しストックコンベア
56上の鋳枠を載置された定盤台車18は、シリンダ送
り装置58,63に挟持されて1ピッチ移送され、昇降
装置21gの昇降台上面のレールに支持された定盤台車
18が戻しストックコンベア56の入口箇所57に移送
され、出口箇所59に位置する定盤台車18が鋳枠分離
装置61の昇降装置21hの昇降台上面のレール上に移
送される。
【0033】鋳枠分離装置61には、一対の支持アーム
が開閉可能に枢支された移動体がシリンダ装置により上
下移動されるように装架され、各支持アームの対向面に
はローラ列が水平方向に支承されている。定盤台車18
が昇降装置21hに移送されると、支持アームのローラ
列が上型用鋳枠と対向する位置まで移動体が下降し、一
対の支持アームが閉じてローラ列が定盤台車18上で下
型用鋳枠に重ねられた上型用鋳枠の両側端部の下方に位
置するようになる。支持アームのローラは、移動体の上
昇により上型用鋳枠の両側端部を支持してローラコンベ
ア64と整列する高さまで上昇される。この状態で支持
アームのローラに支持された上型用鋳枠及びローラコン
ベア64上の鋳枠がシリンダ送り装置62,66に挟持
されて1ピッチ移送され、支持アームのローラ列に支持
された上型用鋳枠がローラコンベア64の入口箇所82
に移送され、出口箇所65に位置する鋳枠がシャトル装
置67のシャトルテーブル68上に移送される。上型用
鋳枠が移送されると、支持アームのローラ列が下型用鋳
枠と対向する位置まで移動体が下降され、一対の支持ア
ームが閉じてローラ列が定盤台車18上に載置された下
型用鋳枠の両側端部の下方に位置するようになる。支持
アームは下型用鋳枠の両側端部を支持してローラコンベ
ア64と整列する高さまで上昇され、該下型用鋳枠及び
ローラコンベア64上の鋳枠がシリンダ送り装置62,
66に挟持されて1ピッチ移送され、下型用鋳枠がロー
ラコンベア64の入口箇所82に移送され、出口箇所6
5に位置する鋳枠がシャトル装置67のシャトルテーブ
ル68上に移送される。鋳枠はシャトルテーブル68に
より造型装置10の鋳枠投入箇所12に搬送されて投入
される。
【0034】鋳枠分離装置61により上型用及び下型用
鋳枠が定盤台車18から取り除かれると、昇降装置21
hの昇降台が下降され、定盤台車18は前後端部でロー
ラコンベア60に載置され、昇降台上面のレールは定盤
台車18の車輪から離脱する。定盤台車18はシリンダ
送り装置79により押動されて定盤台車投入箇所15に
投入される。
【0035】第3ストックコンベア70はベルトコンベ
アで構成され、第1枠ばらし機53から入口箇所71に
載置された注湯済み鋳型22cを第1砂おとし装置73
近傍の出口位置74に搬送する。注湯済み鋳型22cは
出口箇所72から第1砂おとし装置73に搬入され、振
動するコンベア上を移送される間に鋳物から鋳物砂が分
離される。第1砂おとし装置73から搬出された鋳物7
8はエプロンコンベアで構成された第4ストックコンベ
ア74により鋳仕上げステーション75に搬送され、砂
おとしされた鋳物78は鋳仕上げステーション75で湯
口、湯道、鋳バリ等を除去され仕上げ加工される。76
は第4ストックコンベア74の出口と入口近傍とを連結
するバッファコンベアで仕上げ作業が行われない鋳物7
8を一時貯留するバッファの役割を果たす。
【0036】80は制御装置で、セレクトスイッチ81
が大量生産モードにセットされた場合、鋳型22を1ピ
ッチづつ移動するように第1、第2ストックコンベア3
0,50及び第1搬送装置37を作動させ、注湯機33
を第1ストックコンベア30の出口箇所32側の第2注
湯位置35と入口箇所31近傍の第1注湯位置34との
間で1ピッチづつ移動させて第1ストックコンベア30
上の複数の鋳型22に注湯するように造型装置10、第
1、第2ストックコンベア30,50、注湯機33、第
1搬送装置37等を制御する。
【0037】セレクトスイッチ81が中量生産モードに
セットされた場合、制御装置80は、造型機13に中量
の全鋳型22を造型させ、第1及び第2ストックコンベ
ア30,50及び第1搬送装置37に定盤台車18を1
ピッチづつ移動させて中量の全鋳型22をストックさ
せ、全鋳型の造型後、第1、第2ストックコンベア3
0,50、第1、第2搬送装置37,69に各定盤台車
18を1ピッチづつ移動させて、各鋳型22を第2スト
ックコンベア50の出口箇所52から第1ストックコン
ベア30の入口箇所31に戻し、第1ストックコンベア
の出口箇所32から第2ストックコンベア50の入口箇
所51に搬入して循環させ、注湯機33に第1注湯位置
34で各鋳型22に順次注湯させ、注湯済み鋳型22b
を第1及び第2ストックコンベア30,50にストック
させ、全鋳型への注湯後、注湯済み鋳型22bを1ピッ
チづつ移動するように第1及び第2ストックコンベア3
0,50、第1搬送装置37及び必要な場合は搬送装置
69を作動させ、第2ストックコンベア50の出口箇所
近傍52に配置された第1枠ばらし機53に注湯済み鋳
型22bから鋳枠を取り外させるように、造型装置1
0、第1、第2ストックコンベア30,50、注湯機3
3、第1、第2搬送装置37,69、第1枠ばらし機5
3等を制御する。
【0038】セレクトスイッチ81が小量生産モードに
セットされた場合、制御装置80は、造型機10に小量
の全鋳型22を造型させ、第1ストックコンベア30に
少量の全鋳型22をストックさせ、全鋳型の造型後、注
湯機33に第1ストックコンベア30上の全鋳型22に
注湯させ、全鋳型への注湯後、注湯済み鋳型22bを1
ピッチづつ移動するように第1ストックコンベア30を
作動させて第1ストックコンベア30の出口箇所近傍に
配置された第2枠ばらし機43により注湯済み鋳型22
bから鋳枠を取り外すように、造型装置10、第1スト
ックコンベア30、注湯機33、第2枠ばらし機42等
を制御する。
【0039】次に、上記のように構成した実施形態の作
動について説明する。生産量が第1、第2ストックコン
ベア30,50の両方にストックされる鋳型22の個数
より大きい大量生産の場合、制御装置80のセレクトス
イッチ81は大量生産モードにセットされる。これによ
り鋳枠投入箇所12に投入された上型用、下型用鋳枠は
造型機13に順次搬入され、上型用模型、下型用模型を
鋳枠内に配置して鋳物砂を充填され、造型機13のスク
イズヘッドによりスクイズされ、模型が離型されて上
型、下型が順次造型される。上型は反転機14により反
転され中子入れ箇所19,20に移送される。下型は反
転機14により反転されて定盤台車投入箇所15に戻さ
れた定盤台車18上に載置され、中子入れ箇所19,2
0に移送される。中子入れ箇所19,20で上型、下型
に中子を入れる等の作業が行われ、上型は上型反転機1
6により反転されて型合せ装置24に搬入され、支持ア
ームに支持されて上昇される。下型は定盤台車18に載
置された状態で型せ装置24の昇降装置21bに移送さ
れ、型合せ装置24の支持アームが下降して上型を下型
に重合して型合せされる。型合せされた鋳型22を載置
した定盤台車18は昇降装置21bの昇降台の下降によ
りローラコンベア23上に載置され、ローラコンベア2
3,26により昇降装置21cの上方に搬送される。昇
降装置21cの昇降台が上昇して上面のレールが第1ス
トックコンベア30のレールと整列し、昇降装置21d
の昇降台が空き状態で上昇していること等の搬送可能条
件が確認されると、シリンダ送り装置45,40の作動
により鋳型22を載置した定盤台車18は第1ストック
コンベア30の入口箇所31搬入される。このように第
1ストックコンベア30、昇降装置21c、21d、シ
リンダ送り装置45,40等は鋳型22を載置した定盤
台車18を1ピッチづつ移動させ、途中で注湯機33に
より注湯された注湯済み鋳型22bを出口箇所32から
送出する。
【0040】注湯機33は溶解炉36から溶湯をとりべ
に充填し、第1注湯位置34と第2注湯位置35との間
で鋳型22に第1ストックコンベア30の停止期間中に
鋳型22に順次注湯する。第1ストックコンベア30が
1ピッチ移動する間は注湯機33は停止し、第1ストッ
クコンベア30の1ピッチ移動により停止中の注湯機3
3の下方に移動された鋳型22から注湯を再開する。こ
のような注湯を繰り返し、とりべ内の溶湯がなくなると
注湯機33は溶解炉36まで移動して溶湯をとりべに補
給する。とりべ内の溶湯がなくなる直前に注湯された鋳
型22が第2注湯位置35に到達する前に注湯機33は
溶湯の補給を終えて第1ストックコンベア30上の鋳型
22に注湯を再開する。なお、上記の場合は、注湯機3
3を第1注湯位置34と第2注湯位置35との間で1ピ
ッチづつ移動しながら鋳型22に注湯するようにしてい
るが、注湯機33を、例えば第1注湯位置に停止させ、
鋳型22が1ピッチづつ搬送される毎に注湯するように
してもよい。
【0041】出口箇所32に移送された注湯済み鋳型2
2bは、シリンダ送り装置45,40の作動により第1
搬送装置37の昇降装置21dの昇降台上面のレール上
に移送され、昇降台の下降によりローラコンベア37a
上に載置されて、第2ストックコンベア50の入口箇所
51と整列する昇降装置21eの上方に搬送される。昇
降装置21eの昇降台が上昇して上面のレールが第2ス
トックコンベア50のレールと整列し、昇降装置21f
の昇降台が空き状態で上昇していること等の搬送可能条
件が確認されると、シリンダ送り装置41,54の作動
により注湯済み鋳型22bは第2ストックコンベア50
の入口箇所51搬入される。このように第2ストックコ
ンベア50上の定盤台車18は1ピッチづつ移動され、
鋳型22bを第1枠ばらし機53に移送する。注湯済み
鋳型22bはこの移送の間に冷却される。第1枠ばらし
機53は、第2ストックコンベア50上の定盤台車18
から注湯済み鋳型22bを取り込んで鋳型22bから鋳
枠を取り外し、鋳枠を取り外した鋳型22cを第3スト
ックコンベア70の入口箇所71に載置し、取り外した
上型用、下型用鋳枠を第2ストックコンベア50上の定
盤台車18に返却する。
【0042】ベルトコンベアである第3ストックコンベ
ア70は、入口箇所71に搬入された鋳型22cを出口
箇所72まで搬送し、この間に鋳型22cは十分に冷却
される。第3ストックコンベア70の出口箇所72に搬
送された鋳型22cは第1砂おとし装置73に搬入され
て鋳物から鋳物砂を分離される。砂おとしされた鋳物7
8は第4ストックコンベア74により鋳仕上げステーシ
ョン75に搬送されて仕上げ加工される。
【0043】第1枠ばらし機53により注湯済み鋳型2
2cから取り外されて第2ストックコンベア50上の定
盤台車18に返却された上型用、下型用鋳枠は、上述の
ようにシリンダ送り装置41,54の作動により1ピッ
チづつ移送され、昇降装置21fの昇降台上面のレール
上に移送され、昇降台の下降によりローラコンベア69
a上に載置されて、戻しストックコンベア56の入口箇
所57と整列する昇降装置21gの上方に搬送される。
昇降装置21gの昇降台が上昇して上面のレールが戻し
ストックコンベア56のレールと整列し、鋳枠分離装置
61の昇降装置21hの昇降台が空き状態で上昇してい
ること等の搬送可能条件が確認されると、シリンダ送り
装置58,63の作動により鋳枠を載置した定盤台車1
8は戻しストックコンベア56の入口箇所57搬入され
る。
【0044】上型用、下型用鋳枠が載せられた定盤台車
18は、上述のようにシリンダ送り装置58,63の作
動により1ピッチづつ移送され、鋳枠分離装置61の昇
降装置21hの昇降台上面のレール上に移送される。上
型用及び下型用鋳枠は鋳枠分離装置61の支持アームに
より順次支持されて上昇され、シリンダ送り装置62,
66によりローラコンベア64上を1ピッチづつ移送さ
れ、シャトル装置67のシャトルテーブル68に載せら
れ、造型装置10まで搬送されてシリンダ送り装置7
7,25の作動により鋳枠投入箇所12に投入される。
鋳枠と分離された定盤台車18は昇降装置21hの下降
によりローラコンベア60上に載置され、シリンダ送り
装置79に押動されて定盤台車投入箇所15に投入され
る。
【0045】生産量が中量生産の場合、制御装置80の
セレクトスイッチ81は中量生産モードにセットされ
る。造型装置10は中量の全鋳型22を上記大量生産の
場合と同様に造型して第1ストックコンベア30に順次
送出する。第1、第2ストックコンベア30,50及び
第1搬送装置37は、鋳型22を載置した定盤台車18
を1ピッチづつ移動させ、中量の全鋳型22をストック
する。全鋳型の造型後、第1、第2ストックコンベア及
び第1、第2搬送装置37,69は各定盤台車18を1
ピッチづつ移動させ、各鋳型22を第2ストックコンベ
ア50の出口箇所52から第1ストックコンベア30の
入口箇所31に戻し、第1ストックコンベア30の出口
箇所32から第2ストックコンベア50の入口箇所51
に搬入して循環させて、この場合の注湯位置46である
第1注湯位置34に順次停止させる。注湯機33は第1
注湯位置34に停止中の鋳型22に順次注湯し、注湯済
み鋳型22bは第1及び第2ストックコンベア30,5
0にストックされる。なお、大量生産の場合のように、
注湯機33を第1注湯位置34と第2注湯位置35との
間で1ピッチづつ移動させ、第1ストックコンベア30
の停止期間中に鋳型22に順次注湯するようにしてもよ
い。全鋳型への注湯後、第1、第2ストックコンベア3
0,50及び第1、第2搬送装置37,69は、注湯済
み鋳型22bを1ピッチづつ移動させ、第2ストックコ
ンベア50の出口箇所52近傍に配置された枠ばらし機
53に順次搬入する。枠ばらし機53により枠を取り外
されて第3ストックコンベア70の入口箇所71に載置
された鋳型22c及び取り外されて定盤台車18上に返
却された上型用、下型用鋳枠は、この後、前述の大量生
産の場合と同様に処理される。
【0046】生産量が第1ストックコンベア30の第
1、第2注湯位置34,35間にストックされる鋳型2
2の個数より少ない小量生産の場合、制御装置80のセ
レクトスイッチ81は小量生産モードにセットされる。
造型装置10は小量の全鋳型22を上記大量生産の場合
と同様に造型して順次送出し、第1ストックコンベア3
0は最初の鋳型22が第2注湯位置35に停止するよう
に小量の全鋳型22をストックする。全鋳型の造型後、
注湯機33は第1ストックコンベア上の少量の全鋳型2
2に注湯する。全鋳型に注湯し所定の冷却時間が経過し
た後、第1ストックコンベア30を起動して、注湯済み
鋳型22bを1ピッチづつ移動させ第2枠ばらし機42
に搬入する。第2枠ばらし機42は、第1ストックコン
ベア30上の定盤台車18から注湯済み鋳型22bを取
り込んで鋳型22bから鋳枠を取り外し、鋳枠を取り外
した鋳型22cを第2砂おとし装置43に載置し、取り
外した上型用、下型用鋳枠を第1ストックコンベア30
上の定盤台車18に返却する。第2砂おとし装置43に
搬入された鋳型22は鋳物から鋳物砂を分離され、鋳物
は鋳仕上げ台44に移送されて仕上げ加工される。上型
用、下型用鋳枠が載置された定盤台車18は、第1スト
ックコンベア30の端部、第1搬送装置37、第2スト
ックコンベア50及び移送装置55によって搬送され、
途中で鋳枠分離装置61により鋳枠と定盤台車18が分
離されて造型装置10の鋳枠投入箇所12、定盤台車投
入箇所15にそれぞれ戻される。
【0047】上記実施形態においては、第1枠ばらし機
53を第2ストックコンベア50の出口箇所52の近傍
に配置しているが、第1枠ばらし機53は、注湯機33
が第1ストックコンベア30の鋳型22に注湯する注湯
位置46より鋳型22の搬送方向の下流側であればよ
く、例えば、移送装置55のローラコンベア64の後端
部分に第1枠ばらし機53を配置してもよい。この場
合、第3ストックコンベア70は除去し、第1砂おとし
装置73、第4ストックコンベア、鋳仕上げステーショ
ン75を第1枠ばらし機53に隣接し、鋳枠が取り外さ
れた鋳型22cは第1枠ばらし機53から第1砂おとし
装置73に搬入されるようにする。このように構成した
ときは、注湯済み鋳型22bを載置した定盤台車18
は、第2ストックコンベア50の出口箇所52から昇降
装置21f、21g、ローラコンベア69a、シリンダ
送り装置58,63により戻しストックコンベア56の
出口箇所59を経由して鋳枠分離装置61の昇降装置2
1hに搬送され、この位置で注湯済み鋳型22bは支持
アームにより下型用鋳枠の両側端部を支持して上昇さ
れ、シリンダ送り装置62,66によりローラコンベア
64上にシフトされる。定盤台車18は昇降装置21h
の下降によりローラコンベア60上に載置され、シリン
ダダ送り装置79に押動されて定盤台車投入箇所15に
投入される。注湯済み鋳型22bはローラコンベア64
上を第1枠ばらし機53に搬送され、第1枠ばらし機5
3は、ローラコンベア64上から注湯済み鋳型22bを
取り込んで鋳型22bから鋳枠を取り外し、鋳枠を取り
外した鋳型22cを第1砂おとし装置73に載置し、取
り外した鋳枠を上型用、下型用鋳枠に分離して順次ロー
ラコンベア64上に返却する。第1砂おとし装置73に
搬入された鋳型22cは鋳物から鋳物砂を分離され、鋳
物は第4ストックコンベア、鋳仕上げステーション75
に移送されて仕上げ加工される。上型用、下型用鋳枠は
ローラコンベア64により出口箇所65まで搬送され、
シフト装置66によりシャトル装置67のシャトルテー
ブル68上に載せられ、造型装置10の鋳枠投入箇所1
2に投入される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る鋳造方法及び鋳造ラインを示す
図である。
【図2】 図1の一部を拡大した部分図である。
【符号の説明】
10・・・造型装置、11,60、64・・・ローラコ
ンベア、12・・・鋳枠投入箇所、13・・・造型機、
14,16・・・反転機、15・・・定盤台車投入箇
所、17,32,52,59,65,72・・・出口箇
所、18・・・定盤台車、21a〜21h・・・昇降装
置、22・・・鋳型、23,26,37a,69a・・
・駆動式ローラコンベア、24・・・型合せ装置、2
5,40,41,54,58,62,63,66,77
・・・シリンダ送り装置、30・・・第1ストックコン
ベア、31,51,57,71,82・・・入口箇所、
33・・・注湯機、34・・・第1注湯位置、35・・
・第2注湯位置、36・・・溶解炉、37・・・第1搬
送装置、42・・・第2枠ばらし機、43・・・第2砂
おとし装置、44・・・仕上げ台、46・・・注湯位
置、50・・・第2ストックコンベア、53・・・第1
枠ばらし機、55・・・移送装置、56・・・戻しスト
ックコンベア、61・・・鋳枠分離装置、67・・・シ
ャトル装置、68・・・シャトルテーブル、69・・・
第2搬送装置、70・・・第3ストックコンベア、73
・・・第1砂おとし装置、74・・・第4ストックコン
ベア、75・・・鋳仕上げステーション、78・・・鋳
物、80・・・制御装置、81・・・セレクトスイッ
チ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造型装置により鋳型を造型し、所定個数
    の鋳型をストック可能な第1ストックコンベアに鋳型を
    前記造型装置から搬入し、該第1ストックコンベア上の
    鋳型に注湯機により注湯位置で注湯し、一定個数の鋳型
    をストック可能な第2ストックコンベアに注湯済み鋳型
    を前記第1ストックコンベアから搬入し、前記注湯位置
    より鋳型搬送方向の下流側に配置された第1枠ばらし機
    により鋳枠を取り外す鋳造方法において、大量生産の場
    合は、鋳型を1ピッチづつ移動するように前記第1及び
    第2ストックコンベアを作動させ、前記注湯機により前
    記第1ストックコンベア上の鋳型に注湯し、中量生産の
    場合は、前記造型装置により中量の全鋳型を造型して第
    1及び第2ストックコンベアにストックし、全鋳型の造
    型後、鋳型を1ピッチづつ移動するように前記第1及び
    第2ストックコンベアを作動させて前記各鋳型を第1ス
    トックコンベアの出口箇所から第2ストックコンベアの
    入口箇所搬入し、第2ストックコンベアの出口箇所から
    第1ストックコンベアの入口箇所に戻して循環させ、前
    記注湯機により前記第1ストックコンベア上の鋳型に注
    湯し、注湯済み鋳型を前記第1及び第2ストックコンベ
    アにストックし、全鋳型への注湯後、注湯済み鋳型を1
    ピッチづつ移動するように第1及び第2ストックコンベ
    アを作動させて前記第1枠ばらし機により前記注湯済み
    鋳型から鋳枠を取り外すことを特徴とする鋳造方法。
  2. 【請求項2】 造型装置により鋳型を造型し、所定個数
    の鋳型をストック可能な第1ストックコンベアに鋳型を
    前記造型装置から搬入し、該第1ストックコンベア上の
    鋳型に注湯機により注湯位置で注湯し、一定個数の鋳型
    をストック可能な第2ストックコンベアに注湯済み鋳型
    を前記第1ストックコンベアから搬入し、前記注湯位置
    より鋳型搬送方向の下流側に配置された第1枠ばらし機
    により鋳枠を取り外す鋳造方法において、大量生産の場
    合は、鋳型を1ピッチづつ移動するように前記第1及び
    第2ストックコンベアを作動させ、前記注湯機により前
    記第1ストックコンベア上の鋳型に注湯し、中量生産の
    場合は、前記造型装置により中量の全鋳型を造型して第
    1及び第2ストックコンベアにストックし、全鋳型の造
    型後、鋳型を1ピッチづつ移動するように前記第1及び
    第2ストックコンベアを作動させて前記各鋳型を第1ス
    トックコンベアの出口箇所から第2ストックコンベアの
    入口箇所搬入し、第2ストックコンベアの出口箇所から
    第1ストックコンベアの入口箇所に戻して循環させ、前
    記注湯機により前記第1ストックコンベア上の鋳型に注
    湯し、注湯済み鋳型を前記第1及び第2ストックコンベ
    アにストックし、全鋳型への注湯後、注湯済み鋳型を1
    ピッチづつ移動するように第1及び第2ストックコンベ
    アを作動させて前記第1枠ばらし機により前記注湯済み
    鋳型から鋳枠を取り外し、小量生産の場合は、前記造型
    装置により小量の全鋳型を造型して前記第1ストックコ
    ンベアにストックし、全鋳型の造型後、前記注湯機によ
    り第1ストックコンベア上の全鋳型に注湯し、全鋳型へ
    の注湯後、注湯済み鋳型を1ピッチづつ移動するように
    前記第1ストックコンベアを作動させて第1ストックコ
    ンベアの出口箇所近傍に配置された第2枠ばらし機によ
    り前記注湯済み鋳型から鋳枠を取り外すことを特徴とす
    る鋳造方法。
  3. 【請求項3】 鋳型を造型する造型装置と、該造型装置
    で造型された鋳型が搬入され所定個数の鋳型をストック
    可能な第1ストックコンベアと、該第1ストックコンベ
    ア上の鋳型に注湯位置で注湯する注湯機と、注湯済み鋳
    型が前記第1ストックコンベアから第1搬送装置により
    搬入され一定個数の注湯済み鋳型をストック可能な第2
    ストックコンベアと、前記注湯位置より鋳型搬送方向の
    下流側に配置され注湯済み鋳型から鋳枠を取り外す第1
    枠ばらし機と、前記第2ストックコンベアの出口箇所か
    ら前記第1ストックコンベアの入口箇所に鋳型を戻す第
    2搬送装置と、大量生産モードの場合は、鋳型を1ピッ
    チづつ移動するように第1、第2ストックコンベア及び
    第1搬送装置を作動させ、前記注湯機に前記第1ストッ
    クコンベア上の鋳型に注湯させ、中量生産モードの場合
    は、中量の全鋳型を造型するまで前記造型装置を稼動さ
    せ、前記第1及び第2ストックコンベアに中量の全鋳型
    をストックするために第1、第2ストックコンベア及び
    第1搬送装置を作動させ、全鋳型の造型後に、各鋳型を
    第2ストックコンベアの出口箇所から第1ストックコン
    ベアの入口箇所に戻して前記注湯機により注湯して該注
    湯済み鋳型を前記第1、第2ストックコンベアにストッ
    クするために、鋳型を1ピッチづつ移動するように前記
    第1、第2ストックコンベア及び第1、第2搬送装置を
    作動させ、全鋳型への注湯後、前記第1枠ばらし機によ
    り前記注湯済み鋳型から鋳枠を取り外すために、注湯済
    み鋳型を1ピッチづつ移動するように前記第1、第2ス
    トックコンベア及び第1搬送装置を作動させる制御装置
    を設けたことを特徴とする鋳造ライン。
  4. 【請求項4】 鋳型を造型する造型装置と、該造型装置
    で造型された鋳型が搬入され所定個数の鋳型をストック
    可能な第1ストックコンベアと、該第1ストックコンベ
    ア上の鋳型に注湯位置で注湯する注湯機と、注湯済み鋳
    型が前記第1ストックコンベアから第1搬送装置により
    搬入され一定個数の注湯済み鋳型をストック可能な第2
    ストックコンベアと、前記注湯位置より鋳型搬送方向の
    下流側に配置され注湯済み鋳型から鋳枠を取り外す第1
    枠ばらし機と、前記第2ストックコンベアの出口箇所か
    ら前記第1ストックコンベアの入口箇所に鋳型を戻す第
    2搬送装置と、前記第1ストックコンベアの出口箇所近
    傍に配置され注湯済み鋳型から鋳枠を取り外す第2枠ば
    らし機と、大量生産モードの場合は、鋳型を1ピッチづ
    つ移動するように第1、第2ストックコンベア及び第1
    搬送装置を作動させ、前記注湯機に前記第1ストックコ
    ンベア上の鋳型に注湯させ、中量生産モードの場合は、
    中量の全鋳型を造型するまで前記造型装置を稼動させ、
    前記第1及び第2ストックコンベアに中量の全鋳型をス
    トックするために第1、第2ストックコンベア及び第1
    搬送装置を作動させ、全鋳型の造型後に、各鋳型を第2
    ストックコンベアの出口箇所から第1ストックコンベア
    の入口箇所に戻して前記注湯機により注湯して該注湯済
    み鋳型を前記第1、第2ストックコンベアにストックす
    るために、鋳型を1ピッチづつ移動するように前記第
    1、第2ストックコンベア及び第1、第2搬送装置を作
    動させ、全鋳型への注湯後、前記第1枠ばらし機により
    前記注湯済み鋳型から鋳枠を取り外すために、注湯済み
    鋳型を1ピッチづつ移動するように前記第1、第2スト
    ックコンベア及び第1搬送装置を作動させ、小量生産モ
    ードの場合は、小量の全鋳型を造型するまで前記造型装
    置を稼動させ、該小量の全鋳型をストックするために第
    1ストックコンベアを作動させ、全鋳型の造型後に、第
    1ストックコンベア上の全鋳型に注湯するために前記注
    湯装置を作動させ、全鋳型への注湯後、前記第2枠ばら
    し機により前記注湯済み鋳型から鋳枠を取り外すため
    に、注湯済み鋳型を1ピッチづつ移動するように前記第
    1ストックコンベアを作動させる制御装置を設けたこと
    を特徴とする鋳造ライン。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載の鋳造ライ
    ンにおいて、前記鋳枠は定盤台車に載置されて前記第1
    ストックコンベアに搬入され、前記第1又は第2枠ばら
    し機により注湯済み鋳型から取り外された鋳枠が載置さ
    れた定盤台車を移送し、移送途中で鋳枠と定盤台車とを
    分離して前記造型装置の鋳枠投入箇所及び定盤台車投入
    箇所に夫々戻す移送装置を設けたことを特徴とする鋳造
    ライン。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至請求項5のいずれかに記載
    の鋳造ラインにおいて、前記第1枠ばらし機を前記第2
    ストックコンベアの出口箇所近傍に配置し、前記第1枠
    ばらし機により鋳枠が取り除かれた注湯済み鋳型を鋳物
    と鋳物砂とに分離する第1砂おとし装置に搬送する第3
    ストックコンベアと、砂おとしされた鋳物が前記砂おと
    し装置から搬入されて鋳仕上げステーションに沿って鋳
    物を搬送する第4ストックコンベアを設けたことを特徴
    とする鋳造ライン。
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