JP5008344B2 - 鋳枠搬送装置 - Google Patents

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本発明は、複数の鋳型を搬送する方法及びその方法を実施する鋳型搬送装置に関するものである。
従来、鋳造された複数の鋳型を搬送する方法及び装置として、特許文献1に示すものが知られている。これは、特許文献1の図1に示すように、鋳型37、注湯済み鋳型61及び空鋳枠65が夫々載置される複数の定盤台車43を、楕円状の閉じた走路に沿って循環駆動する定盤循環搬送装置9を備えるものである。そして、鋳型造型ゾーン3、注湯ゾーン5及び枠ばらしゾーン7の各ゾーンで必要な鋳型37、注湯済み鋳型61及び空鋳枠65を、定盤循環搬送装置9によって必要な位置に割出し、鋳型等を搬入或いは搬出することにより造型装置15、注湯装置55及び枠ばらし装置64が互いに独立して稼動可能となるので、生産効率及びフレキシビリティの高い鋳造を行うことができるというものである。また、このように鋳型を搬送する装置は、一般には図13に示すように、注湯された鋳型を冷却する冷却ゾーンとして、溶融状態の金属を凝固点以下に冷却する凝固エリア204と、凝固した金属を更に冷却する更なる冷却エリア206とが設けられている。このような場合、注湯後、鋳型に注湯された金属が充分冷却されるまで長い冷却ゾーンを必要としたため、大きな定盤循環搬送装置200となり広い設置スペースを必要とした。
そのため、広い設置スペースを必要としないものとして、図14に示す鋳型搬送装置が考えられた。これは、鋳枠250から外された鋳型252が冷却のために直線状に並べられて搬送される鋳型冷却搬送ライン254を、定盤循環搬送装置256に並設することにより、設置スペースの削減を図るというものである。
特開2006−130516号公報(第12頁、図1)
しかし、特許文献1の鋳型搬送装置は、生産効率において大変有効な技術であるが、定盤循環搬送装置9上において、枠ばらし装置64から空鋳枠取出し位置25の間は、空鋳枠65だけが搬送され、さらに空鋳枠取出し位置25から鋳型搬入位置39の間では、定盤台車43だけが搬送されている。そのため、これらは設備費用及び設置スペースの無駄を生じていると考えられるようになった。また、図13に示すように、鋳型搬入位置218から鋳型202から鋳枠208が外される枠ばらし装置212及び空鋳枠搬出位置214に至るまで、注湯エリア210、凝固エリア204及び更なる冷却エリア206などにおいて、鋳枠208が継続して使用或いは搬送されているため、多くの鋳枠数を確保する必要があった。また、図14に示す鋳型搬送装置では、別の搬送設備として鋳型冷却搬送ライン254を設けるため、設備費用がその分余計にかかることが懸念された。
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、使用される鋳枠数の削減を図るとともに、安価な設備費用で設置でき、設置スペースの無駄をなくし、生産効率の高い鋳型搬送方法及び装置を提供するものである。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、鋳枠に組み込まれた鋳型及び前記鋳型に溶湯が注湯された注湯済み鋳型が夫々載置される複数の定盤を、ループ状に閉じた搬送経路に沿って循環駆動させる定盤循環搬送装置と、前記定盤循環搬送装置に並設された造型エリアで、前記鋳枠に砂込めして該鋳枠に組み込まれた鋳型を造型する造型装置と、前記造型装置で造型され、前記定盤循環搬送装置により注湯エリアに搬送された鋳型に、該注湯エリア溶融状態の金属を注湯する注湯装置と、前記注湯装置で注湯された注湯済み鋳型を前記定盤循環搬送装置上で冷却する前記定盤循環搬送装置の冷却エリアと、を備えた鋳型搬送装置において、前記定盤循環搬送装置上には、前記造型エリアの鋳枠分離装置に接近させて前記注湯済み鋳型から鋳枠を取り外す鋳枠外し搬出位置と、前記注湯エリアの前記注湯装置に接近させて前記造型エリアの型合わせ装置から造型された鋳型を搬入する鋳型搬入位置とを設け、前記冷却エリアは、前記注湯エリアの後端から前記鋳枠外し搬出位置まで延在し溶融状態の金属を凝固点以下に冷却させる第1冷却エリアと、前記鋳枠外し搬出位置から前記鋳型搬入位置に接近して延在し前記第1冷却エリアで凝固された前記金属を更に冷却させる第2冷却エリアとを有し、前記鋳枠外し搬出位置と前記造型エリアの鋳枠分離装置との間には前記第1冷却エリアで冷却された注湯済み鋳型から鋳枠を外すとともに、該鋳枠の取外しと連続して取外した鋳枠を前記鋳枠分離装置に搬出する鋳枠外し搬出装置を有し、前記型合わせ装置と前記鋳型搬入位置との間には、前記造型装置で造型された鋳型を前記型合わせ装置から前記第2冷却エリアを跨いで前記鋳型搬入位置に搬入する鋳型搬入装置を有し、前記定盤循環搬送装置上において、前記第2冷却エリアの後端と前記鋳型搬入位置との間には、該鋳型搬入位置に接近させて鋳型搬出位置を設け、該鋳型搬出位置には、前記第2冷却エリアで冷却された注湯済み鋳型を搬出する鋳型搬出装置を有することである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、鋳枠に組み込まれた鋳型及び前記鋳型に溶湯が注湯された注湯済み鋳型が夫々載置される複数の定盤を、ループ状に閉じた搬送経路に沿って循環駆動させる定盤循環搬送装置と、前記定盤循環搬送装置に並設された造型エリアで、前記鋳枠に砂込めして鋳枠に組み込まれた鋳型を造型する造型装置と、前記造型装置で造型され、前記造型エリアに連設された注湯エリアに前記定盤循環搬送装置により搬送された鋳型に、該注湯エリア溶融状態の金属を注湯する注湯装置と、前記注湯装置で注湯された注湯済み鋳型を前記定盤循環搬送装置上で冷却する前記定盤循環搬送装置の冷却エリアと、を備えた鋳型搬送装置において、前記定盤循環搬送装置上には、前記造型エリアの型合わせ装置に接近させて前記造型装置で造型された鋳型を前記型合わせ装置から搬入する鋳型搬入位置と、前記注湯エリアから前記冷却エリアを経て前記鋳型搬入位置に至る間に前記注湯済み鋳型から鋳枠を取り外す鋳枠外し搬出位置と、を設け、前記冷却エリアは、前記注湯エリアの後端から前記鋳枠外し搬出位置まで延在し溶融状態の金属を凝固点以下に冷却させる第1冷却エリアと、前記鋳枠外し搬出位置から前記鋳型搬入位置に接近して延在し前記該第1冷却エリアで凝固された前記金属を更に冷却させる第2冷却エリアとを有し、前記鋳枠外し搬出位置と前記造型エリアの鋳枠分離装置との間には、前記第1冷却エリアで冷却された注湯済み鋳型から鋳枠を取り外すとともに、該鋳枠の取外しと連続して取外した鋳枠を前記第2冷却エリアを跨いで前記造型エリアの鋳枠分離装置に搬出する鋳枠外し搬出装置を有し、前記型合わせ装置と前記鋳型搬入位置との間には、前記造型装置で造型された鋳型を前記型合わせ装置から該鋳型搬入位置に搬入する鋳型搬入装置を有し、前記定盤循環搬送装置上において、前記第2冷却エリアの後端と前記鋳型搬入位置との間には、該鋳型搬入位置に接近させて鋳型搬出位置を設け、該鋳型搬出位置には、前記第2冷却エリアで冷却された注湯済み鋳型を搬出する鋳型搬出装置を有することである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、鋳枠に組み込まれた鋳型及び前記鋳型に溶湯が注湯された注湯済み鋳型が夫々載置される複数の定盤を、ループ状に閉じた搬送経路に沿って循環駆動させる定盤循環搬送装置と、前記定盤循環搬送装置に並設された造型エリアで、前記鋳枠に砂込めして鋳枠に組み込まれた鋳型を造型する造型装置と、前記造型装置で造型され、前記造型エリアに並設された注湯エリアに前記定盤循環搬送装置により搬送された鋳型に、該注湯エリア溶融状態の金属を注湯する注湯装置と、前記注湯装置で注湯された注湯済み鋳型を前記定盤循環搬送装置上で冷却する前記定盤循環搬送装置の冷却エリアと、を備えた鋳型搬送装置において、前記定盤循環搬送装置上には、前記造型エリアの鋳枠分離装置に接近させて前記注湯済み鋳型から鋳枠を取り外す鋳枠外し搬出位置と、前記造型エリアの型合わせ装置に接近させて前記造型装置で造型された鋳型を前記型合わせ装置から搬入する鋳型搬入位置とを設け、前記定盤循環搬送装置は、前記複数の定盤を直列させて水平方向に駆動させる上段の搬送経路と、前記上段の搬送経路の下方に設けられ、前記複数の定盤を直列させて反対の水平方向に駆動させる下段の搬送経路と、前記上段及び前記下段の搬送経路の一方の端部において前記定盤を前記上段の搬送経路から前記下段の搬送経路に下降させる下降経路と、前記上段及び前記下段の搬送経路の他方の端部において前記定盤を前記下段の搬送経路より前記上段の搬送経路に上昇させる上昇経路とを備え、前記冷却エリアは、前記注湯エリアの後端より前記鋳枠外し搬出位置まで延在し溶融状態の金属を凝固点以下に冷却させる第1冷却エリアと、前記鋳枠外し搬出位置より前記鋳型搬入位置に接近して延在し前記第1冷却エリアで凝固された前記金属を更に冷却させる第2冷却エリアとを有し、前記鋳枠外し搬出位置と前記鋳枠分離装置との間には、前記第1冷却エリアで冷却された注湯済み鋳型から鋳枠を取外すとともに、該鋳枠の取外しと連続して取外した鋳枠を前記造型エリアの前記鋳枠分離装置に搬出する鋳枠外し搬出装置を有し、前記型合わせ装置と前記鋳型搬入位置との間には、前記造型装置で造型された鋳型を前記型合わせ装置から該鋳型搬入位置に搬入する鋳型搬入装置を有し、前記定盤循環搬送装置上において、前記第2冷却エリアの後端と前記鋳型搬入位置との間には、該鋳型搬入位置に接近させて鋳型搬出位置を設け、該鋳型搬出位置には、第2冷却エリアで冷却された注湯済み鋳型を搬出する鋳型搬出装置を有することである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記第2冷却エリアは、凝固された金属が、鋳物製品としての機械的特性を確保するまで冷却されるエリアであることである。
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項3において、前記上段の搬送経路には、前記鋳型搬入装置と前記注湯エリアと前記第1冷却エリアと前記鋳枠外し搬出装置とを少なくとも有していることである。
請求項1に係る発明によると、第1冷却エリアと第2冷却エリアの間に設けられた鋳枠取り外し搬送装置により鋳型から鋳枠が外されるので、定盤循環搬送装置上では、注湯エリアから第1冷却エリアまで使用されるだけの鋳枠数を確保すればよく、使用する鋳枠数を大幅に削減することができる。また、鋳枠外し搬出装置によって、鋳型からに鋳枠外しと、外された鋳枠の造型装置への搬出とが連続して行われるので、外された鋳枠を定盤循環装置で搬送するためのスペースを省略することができる。
そして、鋳型搬出装置により定盤から鋳型が除かれる鋳型搬出位置と、造型装置で造型された鋳型が搬入される鋳型搬入位置とが接近しているので、鋳型が除かれて空となった定盤を定盤循環搬送装置上で搬送するスペースを縮減でき、省スペース化を図ることができる。
請求項2に係る発明によると、第1冷却エリアと第2冷却エリアの間に設けられた鋳枠取り外し搬送装置により鋳型から鋳枠が外されるので、定盤循環搬送装置上では、注湯エリアから第1冷却エリアまで使用されるだけの鋳枠数を確保すればよく、使用する鋳枠数を大幅に削減することができる。また、鋳枠外し搬出装置によって、鋳型からに鋳枠外しと、外された鋳枠の造型装置への搬出とが連続して行われるので、外された鋳枠を定盤循環装置で搬送するためのスペースを省略することができる。
そして、鋳型搬出装置により定盤から鋳型が除かれる鋳型搬出位置と、造型装置で造型された鋳型が搬入される鋳型搬入位置とが接近しているので、鋳型が除かれて空となった定盤を定盤循環搬送装置上で搬送するスペースを縮減でき、省スペース化を図ることができる。
請求項3に係る発明によると、第1冷却エリアと第2冷却エリアの間に設けられた鋳枠取り外し搬送装置により鋳型から鋳枠が外されるので、定盤循環搬送装置上では、注湯エリアから第1冷却エリアまで使用されるだけの鋳枠数を確保すればよく、使用する鋳枠数を大幅に削減することができる。また、鋳枠外し搬出装置によって、鋳型からに鋳枠外しと、外された鋳枠の造型装置への搬出とが連続して行われるので、外された鋳枠を定盤循環装置で搬送するためのスペースを省略することができる。
そして、鋳型搬出装置により定盤から鋳型が除かれる鋳型搬出位置と、造型装置で造型された鋳型が搬入される鋳型搬入位置とが接近しているので、鋳型が除かれて空となった定盤を定盤循環搬送装置上で搬送するスペースを縮減でき、省スペース化を図ることができる。
また、定盤循環搬送装置は、搬送経路が空間スペースを利用した上下二段に構成されるので、平面上の設置スペースを大幅に削減することができる。
請求項4に係る発明によると、鋳枠が外された鋳型は、第2冷却エリアで機械的特性が確保されるまで(例えば金属が鋳鉄である場合、720℃の変態点以下まで)冷却されるので、品質が良い鋳物を生産することができる。また、第2冷却エリアは定盤循環搬送装置に設けられているので、鋳枠が外された鋳型を冷却するための、例えば冷却ラインなどの専用の冷却設備を必要とせず、設備コストの低減を図ることができる。
請求項5に係る発明によると、上段の搬送経路には、造型エリアで造型された鋳型を上方から載置する作業が必要な鋳型搬入装置と、上方からの注湯作業が必要な注湯エリアと、第1冷却エリアの後方で鋳型から鋳枠を上方へ外す作業が必要な鋳枠外し搬出装置とが設けられているので、鋳型の載置作業、注湯作業、鋳型から鋳枠を外す作業を円滑に行うことができ、また、上段の搬送経路と下段の搬送経路との間を大きくとる必要ないので、垂直方向の省スペースを図ることができる。
本発明に係る鋳型搬送方法及び装置の第1の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は本発明に係る鋳型搬送方法を実施した鋳型搬送装置の平面図であり、図2は定盤循環搬送装置上の定盤としての定盤台車と鋳型を示す図である。
本実施形態の鋳型搬送装置2は、図1に示すように、鋳型4が夫々載置される複数の定盤台車6を閉じた搬送経路22に沿って駆動循環させる定盤循環搬送装置8と、定盤循環搬送装置8に並設され、鋳枠3に組み込まれた鋳型4を造型する造型装置10を有する造型エリア12と、造型された鋳型4に注湯する注湯装置14を有する定盤循環搬送装置8の注湯エリア16と、注湯された注湯済み鋳型18を冷却する定盤循環搬送装置8の冷却エリア20とを備えている。
定盤循環搬送装置8は、上面に鋳型4,18が着脱可能に載置される定盤台車6をループ状に閉じた搬送経路22に沿ってエンドレスに配列することで構成される。搬送経路22は、図3に示すように、レール22aと搬送経路22のループの内側に配置されたガイドレール22bとを有している。各定盤台車6の下面には、レール22a上を転動する一対の車輪24が配設され、該車輪24のうち前記ループの内側に位置する車輪24の前後には連結軸26が突設されている。連結軸26にはガイドレール22bに沿って転動するガイドローラ28が軸支されている。連結軸26は、前後に隣接する他の定盤台車6の連結軸26と、連結リンク30によって相互に連結されている。連結軸26と連結リンク30とは垂直軸線回りに相対回転可能に順次連結され、ループ状のエンドレス連結体32が搬送経路22に沿って形成されている。搬送経路22の両端部には駆動スプロケットホイール34及び従動スプロケットホイール36が垂直軸線回りに回転可能に支承され、エンドレス連結体32の両端周回部38が駆動及び従動スプロケットホイール34,36に巻装されている。駆動スプロケットホイール34はスプロケットホイール40及びローラチェーン42を介してモータ44により回転駆動される。この駆動スプロケットホィール34の駆動によって、定盤循環搬送装置8の定盤台車6は、所定時間毎に1ピッチずつ間欠的に割出されて搬送されるようになっている。
定盤循環搬送装置8と並行して造型エリア12が設けられている。造型エリア12では、定盤循環搬送装置8の後述する鋳枠外し搬出位置68より搬入される鋳枠3に砂込めし、鋳枠3に組み込まれた鋳型4を造型する。造型エリア12には、搬送ローラコンベヤ46と、鋳枠分離装置48と、造型装置10と、反転機50と、型合わせ装置52とが配設されている。
搬送ローラコンベヤ46は鋳枠分離装置48により型合わせ装置52まで延在している。鋳枠分離装置48の上流側に隣接させてプッシャ装置53が配設され、プッシャ装置53によって直列に配列された複数の鋳枠3が搬送ローラコンベヤ46上を1ピッチずつ押圧されて下流側へ搬送されるようになっている。
鋳枠分離装置48は、上型用及び下型用鋳枠を夫々把持する図略の把持爪と、該把持爪を昇降させる図略の昇降シリンダと、重ねられた鋳枠3を、鋳枠3毎に分離して前記把持爪で把持して造型装置10の手前の搬送ローラコンベヤ46へ搬送する図略の往復シリンダとを有している。この鋳枠分離装置48により重ねられた上下の鋳枠3が、上型用鋳枠3aと下型用鋳枠3bとに分離される。
造型装置10は、昇降して下方からのスクイズを行う図略のスクイズテーブルと、該スクイズテーブル上で模型を組み込んだ鋳枠3(上型用又は下型用)に重合させる図略の上盛枠と、重合された鋳枠及び上盛枠に鋳物砂を投入するホッパと、投入された鋳物砂を上方からスクイズして上型又は下型を造型する図略のスクイズヘッドとを備えている。この造型装置10により、鋳枠3に砂込めされて鋳枠3に組み込まれた鋳型4が、上型又は下型として別々に造型される。造型された各鋳型4は搬送ローラコンベヤ46により反転機50に搬送される。
反転機50は、下型用鋳枠3b内に造型された下型を上下に反転させるもので、搬送方向と平行な軸線回りに180度割出し可能なドラム内に上下2列のローラコンベヤが搬送方向と平行に設けられ、ドラムが一方の回動端に位置するとき一方のローラコンベヤが搬送ローラコンベヤ46と整列し、他方の回動端に位置するとき他方のローラコンベヤが搬送ローラコンベヤ46に整列するよう構成されている。これによって、反転機50の一方のローラコンベヤ上に搬入された下型は、ドラムの180度回転により反転されて、他方のローラコンベヤ上に載置され、整列した搬送ローラコンベヤ46により次の型合わせ装置52の手前まで搬送される。
型合わせ装置52は、鋳型4を両側から支持可能な一対の図略の支持アームを有する図略の昇降装置を備えている。上型が型合わせ装置52の所定位置に搬入されると、該上型を支持アームで支持するとともに昇降装置で支持アームを上昇させてその上型を上方の待機位置で待機させ、次に下型が所定位置に搬入されると、前記上型を下降させて搬入された下型に重ね合わせるよう構成されている。型合わせ装置52の下流側に隣接させてクッション装置55が設けられ、プッシュ装置53で押圧されて搬送される鋳枠(鋳型)をスムーズに減速して停止させる。
型合わせされた鋳型4は、型合わせ装置52に隣接された鋳型搬入装置としての鋳型搬入装置54によって、定盤循環搬送装置8の鋳型搬入位置56に搬入されるようになっている。鋳型搬入装置54は、鋳型4を両側から挟んで保持する図略の挟持アームと、該挟持アームを昇降させる図略の昇降装置と、型合わせ装置52に隣接する位置から鋳型搬入位置56まで延在する移送レールと、前記挟持アームを前記移送レールに沿って移送させる駆動移送装置とを備えている。鋳型搬入位置56に割出された定盤台車6に載置された鋳型4は、定盤循環搬送装置8により1ピッチずつ送られて注湯エリア16に搬送される。
定盤循環搬送装置8における鋳型搬入位置56の下流側には注湯エリア16が設けられ、注湯エリア16には鋳型4に溶融状態の金属を注湯する注湯装置14が設けられている。注湯装置14は、とりべが空になると、図略の溶解炉まで移動し溶湯を補給するようになっている。
注湯エリア16で注湯された注湯済み鋳型18は、図2及び図3に示すように、定盤循環搬送装置8の上を1ピッチずつ搬送されて、定盤循環搬送装置8の冷却エリア20で冷却される。冷却エリア20は、第1冷却エリア62と第2冷却エリア64とを備え、第1冷却エリア62では溶融状態の金属が凝固点以下になるまで冷却される。この第1エリア62は、生産される製品のうち最も長い冷却時間を必要とする製品に合わせてエリアの長さが設定され、例えば金属が鋳鉄の場合では、鉄の凝固点である1145℃以下になるまで冷却されるようになっている。
第1冷却エリア62と第2冷却エリア64との間には、第1冷却エリア62後端の下流側に隣接させて鋳枠外し搬出位置68が設けられている。この鋳枠外し搬出位置68には鋳枠外し搬出装置66が設けられている。鋳枠外し搬出装置66は、図5乃至図8に示すように、油圧駆動によりアームを水平位置(開状態)と垂直位置(閉状態)に作動させ、前記閉状態において鋳枠3を把持する把持アーム70と、油圧シリンダで駆動して把持アーム70を昇降させるリフタ72と、油圧シリンダで駆動して鋳型(注湯済み鋳型)18を上方から抑えるピストン部75を備えた鋳型押圧装置74と、駆動車輪とガイドレールとを有して把持アーム70を定盤循環搬送装置8の搬送方向に直角な方向に移動させる移動装置76と、鋳枠3を造型エリア12に搬送する搬送コンベヤ78とを備えている。鋳枠外し搬出装置66によって、第1冷却エリア62で冷却された注湯済み鋳型60から鋳枠3を取り外し、その鋳枠3の取り外しと連続して、取り外した鋳枠3を、造型エリア12の造型工程に搬出するようになっている。
鋳枠3が取り外された注湯済み鋳型18は、図2又は図4に示すように、枠無し鋳型19として、定盤循環搬送装置8の第2冷却エリア64で更に冷却される。この第2冷却エリア64では、鋳物製品として必要な機械的特性が確保できるように、例えば金属が鋳鉄である場合には、720℃の変態点以下になるまで冷却される。第2冷却エリア64の後端の下流側には、第2冷却エリア64で冷却された枠無し鋳型19を搬出する鋳型搬出装置80が設けられ、鋳型搬出装置80は、該鋳型19をばらして鋳物を取り出す図略のシェイクアウトマシンを備えた鋳型ばらしエリアへ同鋳型19を鋳型搬出位置82において搬出する。
鋳型搬出位置82は、第2冷却エリア64と、前記造型された鋳型4が搬入される鋳型搬入位置56との間に設けられ、鋳型搬出位置82と鋳型搬入位置56とは極めて接近しているので、鋳型搬出位置82で前記鋳型19が取り除かれた定盤台車6を空の状態でほとんど搬送することなく、鋳型搬入位置56において新たな鋳型4がすぐに載置される。
上記のように構成した鋳型搬出装置2の作動を図に基づいて以下に説明する。定盤循環搬送装置8の鋳枠外し搬出位置68から造型エリア12に送られた鋳枠3は、搬送ローラコンベヤ46の上を、プッシュ装置53で1ピッチずつ搬送されながら、以下の装置によって造型のための各工程が実施される。まず、前記鋳枠分離装置48によって上型用鋳枠3aと下型用鋳枠3bとに分離され、分離された各鋳枠3a,3bは、夫々前記造型装置10において鋳物砂が込められて上型と下型とが造型される。造型された上型と下型とは、下型を前記反転機50で反転後、型合わせ装置52で型合わせされて一つの鋳型4に組み合わされる。
このように造型された鋳型4は、図1に示すように、鋳型搬入装置54によって、手前の定盤循環搬送装置8のラインを跨いで向こう側(遠い側)にある定盤循環搬送装置8上の鋳型搬入位置56に搬入される。鋳型搬入位置56に搬入された鋳型4は定盤循環搬送装置8により注湯エリア16に搬送される。定盤循環搬送装置8は前記モータ44により回転駆動する駆動スプロケットホイール34によって駆動され、前述のように、定盤循環搬送装置8上の定盤台車6は、所定時間毎に1ピッチずつ間欠的に割出されて搬送される。注湯エリア16に搬送された鋳型4は注湯位置に定められた注湯装置14によって、溶融状態の金属、例えば鋳鉄が順次注湯される。注湯された鋳型4は、同様に1ピッチずつ搬送され、注湯済み鋳型18として注湯エリア16の下流側にある第1冷却エリア62において前記鋳枠外し搬出位置68に至るまで搬送されながら冷却される。この第1冷却エリア62では、溶融状態の金属が凝固するまで、例えば金属が鋳鉄である場合は、前述のように凝固点である1145℃以下となるまで冷却される。
そして、鋳枠外し搬出位置68に割出されると前記鋳枠外し搬出装置66によって前記鋳型18から鋳枠3が取り外され、鋳枠3は前記造型エリア12に搬出される。そのためには、まず、鋳枠外し搬出位置68に鋳型(注湯済み鋳型)18が割出されると、油圧によりリフタ72を駆動させて開状態の把持アーム70を鋳型18の両側面下部に下降させ、下降させた位置で把持アーム70を閉状態として鋳型18を両側から把持する。次に、図5に示すように、鋳型押圧装置74のピストン部75を下降させ、鋳型18の上面を鋳枠3の内側において押圧してその状態を保持する。次に、図6に示すように、油圧によりリフタ72を駆動させて把持アーム70を上昇させることにより鋳枠3を鋳型18から取り外す。次に図7に示すように、鋳枠3を搬送位置まで更に上昇させるとともに鋳型押圧装置74のピストン部75を上昇端まで上昇させる。次に移動装置76によって鋳枠3を搬送コンベヤ78上方まで水平方向に移動させ、リフタ72によって鋳枠3を搬送コンベヤ78に下降させ、続いて把持アーム70を開状態として鋳枠3を搬送コンベア78に載置する。載置された鋳枠3は造型エリア12の鋳枠分離装置48に搬送される。
このように鋳枠外し搬出位置68で、鋳型18から鋳枠3が取り外されるので、定盤循環搬送装置8では、鋳型搬入位置56から注湯エリア16を経て第1冷却エリア62後端の鋳枠外し搬出位置68まで、使用される鋳枠数を確保すれば良く、使用に必要な鋳枠数を大幅に削減することができる。例えば、注湯時の溶融状態の鋳鉄温度が1500℃である場合、従来、注湯後720℃の変態点以下になるまで鋳枠を付与したまま定盤循環搬送装置上で冷却するのに、仮に上下80組の鋳枠が使用されていたとし、本実施形態のように凝固点である1145℃まで冷却されるまで鋳枠を使用するとし、冷却により降下する温度と、使用される鋳枠数とが比例すると考えると、注湯後、1ピッチずつ送りながら第1冷却エリア62で冷却に使用される鋳枠数は上下約36組で済み、使用される鋳枠数を大幅に減少させることができる。また、鋳枠外し搬出位置68において、前記鋳型18からの鋳枠外しと外された鋳枠3の造型エリア12への搬出とが連続して行われるので、該鋳型18より外された空の鋳枠3を定盤循環搬送装置8上で搬送しなければならないスペースを省略することができ、コンパクトな定盤循環搬送装置8とすることができる。
鋳枠3が外された鋳型18は枠無し鋳型19として、第1冷却エリア62の下流側にある第2冷却エリア64に同様に1ピッチずつ送られて搬送される。第2冷却エリア64では第1冷却エリア62で冷却された金属がさらに冷却され、鋳物製品として必要な機械的特性が確保される。例えば金属が鋳鉄の場合、前述のように720℃の変態点以下になるまで第2冷却エリア64で自然冷却させ、鋳物製品として不必要に硬化することが防止される。このように第2冷却エリア64が定盤循環搬送装置8に設けられ、鋳枠3が外された鋳型19を冷却するための、例えば冷却ラインなどの専用の冷却設備を必要としないので、設備コストの低減を図ることができる。
次に、第2冷却エリア64の後端部と前記鋳型搬入位置56との間にある鋳型搬出位置82において枠無し鋳型19は鋳型搬出装置80によって、前記シェイクアウトマシンを備えた鋳型ばらしエリアへ搬出される。この場合、鋳型搬出装置80により定盤台車6から前記鋳型19が除かれる鋳型搬出位置82と、造型装置10で造型された鋳型4が搬入される鋳型搬入位置56とが接近しているので、鋳型19が除かれて空となった定盤台車6を定盤循環搬送装置8上で搬送するスペースを縮減でき、省スペース化を図ることができる。
なお、本実施形態では、鋳枠搬入位置56を、造型エリア12から定盤循環搬送装置8のラインを跨いで造型エリア12の反対側の位置に設け、鋳枠外し搬出位置68を造型エリア12の上流側近くに設けたが、これに限定されず、例えば図9に示すように、鋳型搬入位置56を、造型ライン12の下流側近くに設け、鋳枠外し搬出位置68を、定盤循環搬送装置8のラインを跨いで造型エリア12の反対側の位置に設けても良い。
次に、本発明の鋳型搬送方法を鋳型搬送装置に実施した第2の実施形態を以下に説明する。本実施形態における鋳型搬送装置100の定盤循環搬送装置102は、図10及び図11に示すように、複数の定盤台車104を直列させて水平方向に駆動させる上段の搬送経路106と、前記上段の搬送経路106の下方に設けられ、前記複数の定盤台車104を直列させて反対の水平方向に駆動させる下段の搬送経路108と、前記上段及び前記下段の搬送経路106,108の一方の端部(図11において左端部)において前記定盤台車104を前記上段の搬送経路106から前記下段の搬送経路108に下降させる下降経路110と、前記上段及び前記下段の搬送経路106,108の他方の端部(図11において右端部)において前記定盤台車104を前記下段の搬送経路108より前記上段の搬送経路106に上昇させる上昇経路112とを備えている。これらの上段の搬送経路106、下段の搬送経路108、下降経路110及び上昇経路112によって閉じた搬送経路を構成する。
上段の搬送経路106は、一対の上段直線レール114が水平に装架されて構成されている。この上段直線レール114の上には下部に4つの転動輪を備えた複数の定盤台車104が直列状に配列され、これらの定盤台車104は、前後に隣接する定盤台車104同士で接離可能に当接している。上段の搬送経路106の上流側(図11において右側)には押圧シリンダ116が配設され、押圧シリンダ116によって複数の定盤台車104を下流側(図11において左側)へ所定時間毎に1ピッチずつ割出して搬送するようになっている。上段の搬送経路106の下流側にはクッションシリンダ118が配設され、クッションシリンダ118により前記押圧シリンダ116で下流側へ搬送される複数の定盤台車104がスムーズに減速される。
上段の搬送経路106の下方には下段の搬送経路108が設けられ、下段の搬送経路108には前記上段直線レール114に平行に下段直線レール120が水平に装架されて構成されている。この下段直線レール120の上には同様の複数の定盤台車104が直列状に配列され、これらの定盤台車104は、隣接する定盤台車104同士で同様に接離可能に相互に当接している。下段の搬送経路108の上流側(図11において左側)には押圧シリンダ116が配設され、押圧シリンダ116によって複数の定盤台車104が下流側(図11において右側)へ上記と同様に1ピッチずつ搬送されようになっている。下段の搬送経路108の下流側にはクッションシリンダ118が配設され、クッションシリンダ118により前記押圧シリンダ116で下流側へ搬送される複数の定盤台車104が同様にスムーズに減速される。
前記上段の搬送経路106とその下流側に設けられたクッションシリンダ118の間であって、かつ下段の搬送経路108とその上流側に設けられた押圧シリンダ116との間には下降経路110を構成する下降装置122が配設されている。下降装置122は油圧シリンダ124により水平状態で上下に駆動する昇降レール126を備え、昇降レール126は上昇端において上段直線レール114に整列し、下降端において下段直線レール120に整列するように構成される。
前記上段の搬送経路106とその上流側に設けられた押圧シリンダ116の間であって、かつ下段の搬送経路108とその下流側に設けられたクッションシリンダ118との間には上昇経路112を構成する上昇装置128が配設されている。上昇装置128は油圧シリンダ124により水平状態で上下に駆動する昇降レール126を備え、昇降レール126は下降端において下段直線レール120に整列し、上昇端において上段直線レール114に整列するように構成される。
上段の搬送経路106には、図10に示すように、造型装置10を含む造型エリア130が併設されている。この造型エリア130の構成は第1の実施形態と同様なので説明を省略する。上段の搬送経路106の上流側途中には、図10に示すように、鋳型搬入位置132が位置決めされている。造型エリア130で造型された鋳型4が鋳型搬入装置133によって搬入され、該鋳型4は鋳型搬入位置132に割出された定盤台車104に載置される。鋳型搬入装置133は、第1の実施形態の鋳型搬入装置54と構成が同様なので説明を省略する。鋳型搬入位置132の下流側の上段の搬送経路106には図略の注湯装置を含む注湯エリア134が設けられ、押圧シリンダ116で1ピッチずつ搬送される鋳型4に、注湯装置によって溶融状態の金属が注湯されるようになっている。注湯エリア134の下流側の上段の搬送経路106には第1冷却エリア136が設けられ、注湯された金属が凝固点以下に冷却される。上段の搬送経路106の下流端から第1冷却エリア136で冷却された金属を更に冷却する第2冷却エリア138が設けられ、第2冷却エリア138は、下降装置122、下段の搬送経路108、上昇装置128及び上段の搬送経路106の上流側へ連続して設けられている。第1冷却エリア136と第2冷却エリア138との間には鋳枠外し搬出位置140が設けられ、鋳枠外し搬出位置140に備えられた鋳枠外し搬出装置142により鋳型(注湯済み鋳型)18から鋳枠3を取り外すとともに鋳枠3を造型エリア130へ搬出するようになっている。この鋳枠外し搬出装置142は、第1の実施形態における鋳枠外し搬出装置66と構成が同様なので説明を省略する。また、第2冷却エリア138と鋳型搬入位置132との間の上段の搬出経路106には鋳型搬出位置144が設けられ、鋳型搬出位置144に設けられた鋳型搬出装置146によって鋳型(枠無し鋳型)19が搬出される。鋳型搬出装置146は、第1の実施形態における鋳型搬出装置80と構成が同様なので説明を省略する。鋳型(枠無し鋳型)19が搬出されて空となった定盤台車104には、鋳型搬入位置132においてすぐに鋳型4が載置される。
上記のように構成された第2の実施形態の作動について、図面に基づいて以下に説明する。造型エリア130から鋳型搬入位置132の定盤台車104に載置された鋳型4は、上段の搬送経路106の上流側(図10及び図11において右側)の押圧シリンダ116によって下流側(図10及び図11において左側)へ所定間隔で間欠的に1ピッチずつ送られて注湯エリア134に搬送される。注湯エリア134に搬送された鋳型4は、所定の注湯位置で注湯装置によって注湯され注湯済み鋳型18となる。注湯済み鋳型18は注湯エリア134の下流側にある第1冷却エリア136において凝固点以下まで冷却され、凝固点以下に冷却された注湯済み鋳型18は鋳枠外し搬出装置142によって鋳枠3が取り外されるとともに取り外された鋳枠3が造型エリア130へ搬出される。鋳枠3が取り外された前記鋳型18は枠無し鋳型19として第1冷却エリア136の下流側にある第2冷却エリア138に搬送されて更に冷却される。この場合、上段の搬送経路106において、先頭に位置する枠無し鋳型19が定盤台車104とともに下降装置122によって、前記1ピッチ搬送されるタイミングに合わせて下段の搬送経路108の上流側へ下降される。下段の搬送経路108においても、下段の搬送経路108の上流側(図11において左側)の押圧シリンダ116によって、同様に複数の定盤台車104を下流側(図11において右側)へ1ピッチずつ搬送され、このように1ピッチずつ搬送される間に鋳型19内の金属は更に冷却される。そして、先頭に位置する枠無し鋳型19が定盤台車104とともに上昇装置128によって、前記1ピッチ搬送されるタイミングに合わせて上段の搬送経路106の上流側へ上昇される。上段の搬送経路106の上流側に置かれた枠無し鋳型19は押圧シリンダ116によって鋳型搬出位置140に搬送され、鋳型搬出装置146によって図略の型ばらしエリアへ搬出される。その他の作動は第1の実施形態と同様なので省略する。
本実施形態においては、第1の実施形態の効果である、使用される鋳枠数の大幅削減や鋳型から外された鋳枠だけを定盤循環搬送装置で搬送するスペースを省略するという効果、及び鋳型が除かれて空となった定盤台車を定盤循環搬送装置上で搬送するスペースを縮減するという効果に加えて、定盤循環搬送装置102が、搬送経路が空間スペースを利用した上下二段の搬送経路106,108に構成されるので、平面上の設置スペースを大幅に削減することができる。また、上段の搬送経路106には、鋳型4を搬入して定盤台車104上に上方から載置する作業をする鋳型搬入装置133と、上方からの注湯作業が必要な注湯エリア134と、第1冷却エリア136と、鋳型18から鋳枠3を上方へ外す作業が必要な鋳枠外し搬出装置142とが設けられているので、鋳型4の載置作業、注湯作業及び鋳枠を外す作業を円滑に行うことができ、また、上段の搬送経路106と下段の搬送経路108との間を大きくとる必要がなく、垂直方向の省スペースを図ることができる。
次に、本発明に係る鋳型搬送方法を鋳型搬送装置に実施した第3の実施形態について以下に説明する。本実施形態では、図12に示すように、定盤循環搬送装置86は、直線上の搬送経路88が並設され、各搬送経路88を夫々の端部に設けられたトラバーサ84によって連絡させて閉じた搬送経路を構成するものである。各搬送経路88には搬送レール90が敷設され、搬送レール90には4つの転動輪を持ち直列に配列された定盤台車92が、前後の定盤台車92相互間で接離可能に載置されている。各搬送経路92の上流側には押圧シリンダ116が設けられ、定盤台車92は所定時間毎に1ピッチずつ間欠的に割出されて搬送される。各搬送経路88の下流側にはクッションシリンダ118が設けられ、搬送される定盤台車92をスムーズに減速して停止させる。
各トラバーサ84は、搬送経路88の搬送レール90に対して直角方向に敷設された一対の移送レール85と、該移送レール85に載置されるトラバーサ台車89とを備えている。トラバーサ台車89の上面には前記搬送レール90と平行な一対の台車レール87が設けられ、トラバーサ台車89の下面には移送レール85上を転動する転動車輪が設けられている。トラバーサ台車89が、搬送経路88の下流端と、その搬送経路88より下流側にある隣の搬送経路88の上流端との間を連絡するように往復移動する。その場合、移送レール85の各移動端において、台車レール87が搬送レール90に整列するようになっている。
搬送経路88の先頭になった定盤台車92は、押圧シリンダ116により押圧されて搬送レール90と整列した台車レール87に載せられる。台車レール87に載せられた定盤台車92は、移送レール85上を移動し、隣接する搬送経路88の上流端に送られる。その場合、該隣接する搬送経路88の搬送レール90と台車レール87とが整列し、台車レール87上にあった定盤台車92は、該隣接する搬送経路88の上流側にある押圧シリンダ116によって押圧されて該搬送経路88の搬送レール90上に移動し、搬送レール90上の複数の定盤台車92と連接する。以下同様にして定盤台車92が搬送される。
本実施形態においては、図12に示すように、第2冷却エリア64の搬送経路88を複数配列し、該各搬送経路88をトラバーサ84で相互に連絡している。このように第2冷却エリア64の搬送経路88を複数配列し、該搬送経路88をトラバーサ84で相互に連絡させることにより、搬送経路88を蛇行させ、広い設置スペースを取らずに第2冷却エリア64の搬送経路88の延長を行うことができる。このように冷却エリアを延長することにより長い冷却時間を要する鋳物製品の生産に対応することができる。その他の構成及び作用効果は第1及び第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。
なお、上記実施形態において、定盤を、下面に車輪を設けた定盤台車としてレールの上を移動するものとしたが、これに限定されず、例えば定盤をコロで搬送するものでもよい。また、鋳物を鋳鉄によって作られるものとしたが、これに限定されず、例えばアルミ合金、ニッケル合金、銅合金など鋳造に使用できる各種金属を使用することができる。また、注湯後、注湯された金属が凝固点以下に達する冷却時間、変態点以下に達する冷却時間は、鋳物としての製品の大きさや形状によって大きく異なるため、実施形態の図面等に表される冷却エリアの長さや鋳枠数に限定されず、これらを必要に応じて設定することができる。
本発明に係る第1の実施形態における鋳型搬送装置の平面図。 定盤循環搬送装置上の定盤台車と鋳型を示す図。 図2の定盤循環搬送装置のIII-III断面図。 図2の定盤循環搬送装置のIV-IV断面図。 鋳枠外し搬出装置の作動を示す図。 鋳枠外し搬出装置の作動を示す図。 鋳枠外し搬出装置の作動を示す図。 鋳枠外し搬出装置の作動を示す図。 定盤循環搬送装置の別例を示す平面図。 第2の実施形態における鋳型搬送装置の平面図。 同XI-XI断面図。 第3の実施形態における鋳型搬送装置の平面図。 従来の鋳型搬送装置を示す平面図。 従来の鋳型搬送装置を示す平面図。
符号の説明
2…鋳型搬送装置、3…鋳枠、4…鋳型、6…定盤(定盤台車)、8…定盤循環搬送装置、10…造型装置、12…造型エリア、14…注湯装置、16…注湯エリア、18…注湯済み鋳型、19…枠無し鋳型、20…冷却エリア、22…搬送経路、52…鋳型搬入装置(鋳型搬入装置)、62…第1冷却エリア、64…第2冷却エリア、66…鋳枠外し搬出装置、68…鋳枠外し搬出位置、80…鋳型搬出装置、82…鋳型搬出位置、84…定盤循環搬送装置(トラバーサ)、86…定盤循環搬送装置、88…定盤循環搬送装置(搬送経路)、92…定盤(定盤台車)、100…鋳型搬送装置、102…定盤循環搬送装置、104…定盤(定盤台車)、106…上段の搬送経路、108…下段の搬送経路、110…下降経路、112…上昇経路、132…鋳型搬入位置、133…鋳型搬入装置、134…注湯エリア、136…第1冷却エリア、140…鋳枠外し搬出位置、142…鋳枠外し搬出装置、144…鋳型搬出位置、146…鋳型搬出装置。

Claims (5)

  1. 鋳枠に組み込まれた鋳型及び前記鋳型に溶湯が注湯された注湯済み鋳型が夫々載置される複数の定盤を、ループ状に閉じた搬送経路に沿って循環駆動させる定盤循環搬送装置と、
    前記定盤循環搬送装置に並設された造型エリアで、前記鋳枠に砂込めして該鋳枠に組み込まれた鋳型を造型する造型装置と、
    前記造型装置で造型され、前記定盤循環搬送装置により注湯エリアに搬送された鋳型に、該注湯エリア溶融状態の金属を注湯する注湯装置と、
    前記注湯装置で注湯された注湯済み鋳型を前記定盤循環搬送装置上で冷却する前記定盤循環搬送装置の冷却エリアと、を備えた鋳型搬送装置において、
    前記定盤循環搬送装置上には、前記造型エリアの鋳枠分離装置に接近させて前記注湯済み鋳型から鋳枠を取り外す鋳枠外し搬出位置と、前記注湯エリアの前記注湯装置に接近させて前記造型エリアの型合わせ装置から造型された鋳型を搬入する鋳型搬入位置とを設け、
    前記冷却エリアは、前記注湯エリアの後端から前記鋳枠外し搬出位置まで延在し溶融状態の金属を凝固点以下に冷却させる第1冷却エリアと、前記鋳枠外し搬出位置から前記鋳型搬入位置に接近して延在し前記第1冷却エリアで凝固された前記金属を更に冷却させる第2冷却エリアとを有し、
    前記鋳枠外し搬出位置と前記造型エリアの鋳枠分離装置との間には前記第1冷却エリアで冷却された注湯済み鋳型から鋳枠を外すとともに、該鋳枠の取外しと連続して取外した鋳枠を前記鋳枠分離装置に搬出する鋳枠外し搬出装置を有し、
    前記型合わせ装置と前記鋳型搬入位置との間には、前記造型装置で造型された鋳型を前記型合わせ装置から前記第2冷却エリアを跨いで前記鋳型搬入位置に搬入する鋳型搬入装置を有し、
    前記定盤循環搬送装置上において、前記第2冷却エリアの後端と前記鋳型搬入位置との間には、該鋳型搬入位置に接近させて鋳型搬出位置を設け、
    該鋳型搬出位置には、前記第2冷却エリアで冷却された注湯済み鋳型を搬出する鋳型搬出装置を有することを特徴とする鋳型搬送装置。
  2. 鋳枠に組み込まれた鋳型及び前記鋳型に溶湯が注湯された注湯済み鋳型が夫々載置される複数の定盤を、ループ状に閉じた搬送経路に沿って循環駆動させる定盤循環搬送装置と、
    前記定盤循環搬送装置に並設された造型エリアで、前記鋳枠に砂込めして鋳枠に組み込まれた鋳型を造型する造型装置と、
    前記造型装置で造型され、前記造型エリアに連設された注湯エリアに前記定盤循環搬送装置により搬送された鋳型に、該注湯エリア溶融状態の金属を注湯する注湯装置と、
    前記注湯装置で注湯された注湯済み鋳型を前記定盤循環搬送装置上で冷却する前記定盤循環搬送装置の冷却エリアと、を備えた鋳型搬送装置において、
    前記定盤循環搬送装置上には、前記造型エリアの型合わせ装置に接近させて前記造型装置で造型された鋳型を前記型合わせ装置から搬入する鋳型搬入位置と、前記注湯エリアから前記冷却エリアを経て前記鋳型搬入位置に至る間に前記注湯済み鋳型から鋳枠を取り外す鋳枠外し搬出位置と、を設け、
    前記冷却エリアは、前記注湯エリアの後端から前記鋳枠外し搬出位置まで延在し溶融状態の金属を凝固点以下に冷却させる第1冷却エリアと、前記鋳枠外し搬出位置から前記鋳型搬入位置に接近して延在し前記該第1冷却エリアで凝固された前記金属を更に冷却させる第2冷却エリアとを有し、
    前記鋳枠外し搬出位置と前記造型エリアの鋳枠分離装置との間には、前記第1冷却エリアで冷却された注湯済み鋳型から鋳枠を取り外すとともに、該鋳枠の取外しと連続して取外した鋳枠を前記第2冷却エリアを跨いで前記造型エリアの鋳枠分離装置に搬出する鋳枠外し搬出装置を有し、
    前記型合わせ装置と前記鋳型搬入位置との間には、前記造型装置で造型された鋳型を前記型合わせ装置から該鋳型搬入位置に搬入する鋳型搬入装置を有し、
    前記定盤循環搬送装置上において、前記第2冷却エリアの後端と前記鋳型搬入位置との間には、該鋳型搬入位置に接近させて鋳型搬出位置を設け、
    該鋳型搬出位置には、前記第2冷却エリアで冷却された注湯済み鋳型を搬出する鋳型搬出装置を有することを特徴とする鋳型搬送装置。
  3. 鋳枠に組み込まれた鋳型及び前記鋳型に溶湯が注湯された注湯済み鋳型が夫々載置される複数の定盤を、ループ状に閉じた搬送経路に沿って循環駆動させる定盤循環搬送装置と、
    前記定盤循環搬送装置に並設された造型エリアで、前記鋳枠に砂込めして鋳枠に組み込まれた鋳型を造型する造型装置と、
    前記造型装置で造型され、前記造型エリアに並設された注湯エリアに前記定盤循環搬送装置により搬送された鋳型に、該注湯エリア溶融状態の金属を注湯する注湯装置と、
    前記注湯装置で注湯された注湯済み鋳型を前記定盤循環搬送装置上で冷却する前記定盤循環搬送装置の冷却エリアと、を備えた鋳型搬送装置において、
    前記定盤循環搬送装置上には、前記造型エリアの鋳枠分離装置に接近させて前記注湯済み鋳型から鋳枠を取り外す鋳枠外し搬出位置と、前記造型エリアの型合わせ装置に接近させて前記造型装置で造型された鋳型を前記型合わせ装置から搬入する鋳型搬入位置とを設け、
    前記定盤循環搬送装置は、
    前記複数の定盤を直列させて水平方向に駆動させる上段の搬送経路と、
    前記上段の搬送経路の下方に設けられ、前記複数の定盤を直列させて反対の水平方向に駆動させる下段の搬送経路と、
    前記上段及び前記下段の搬送経路の一方の端部において前記定盤を前記上段の搬送経路から前記下段の搬送経路に下降させる下降経路と、
    前記上段及び前記下段の搬送経路の他方の端部において前記定盤を前記下段の搬送経路より前記上段の搬送経路に上昇させる上昇経路とを備え、
    前記冷却エリアは、前記注湯エリアの後端より前記鋳枠外し搬出位置まで延在し溶融状態の金属を凝固点以下に冷却させる第1冷却エリアと、前記鋳枠外し搬出位置より前記鋳型搬入位置に接近して延在し前記第1冷却エリアで凝固された前記金属を更に冷却させる第2冷却エリアとを有し、
    前記鋳枠外し搬出位置と前記鋳枠分離装置との間には、前記第1冷却エリアで冷却された注湯済み鋳型から鋳枠を取外すとともに、該鋳枠の取外しと連続して取外した鋳枠を前記造型エリアの前記鋳枠分離装置に搬出する鋳枠外し搬出装置を有し、
    前記型合わせ装置と前記鋳型搬入位置との間には、前記造型装置で造型された鋳型を前記型合わせ装置から該鋳型搬入位置に搬入する鋳型搬入装置を有し、
    前記定盤循環搬送装置上において、前記第2冷却エリアの後端と前記鋳型搬入位置との間には、該鋳型搬入位置に接近させて鋳型搬出位置を設け、
    該鋳型搬出位置には、第2冷却エリアで冷却された注湯済み鋳型を搬出する鋳型搬出装置を有することを特徴とする鋳型搬送装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記第2冷却エリアは、凝固された金属が、鋳物製品としての機械的特性を確保するまで冷却されるエリアであることを特徴とする鋳型搬送装置。
  5. 請求項3において、
    前記上段の搬送経路には、前記鋳型搬入装置と前記注湯エリアと前記第1冷却エリアと前記鋳枠外し搬出装置とを少なくとも有していることを特徴とする鋳型搬送装置。
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