JP4097220B2 - 鋳造方法及び鋳造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鋳物を鋳造する方法及びその方法を実施する鋳造装置に関するものである。
従来の鋳造装置は、特許文献1に記載されているように、平行に配置された2本の搬送ライン上に複数の定盤台車8が連続して配列され、該定盤台車8上に鋳型が載置されて搬送されている。一方の搬送ラインでは、先端の定盤台車8がストッパ15に当接するまで最後尾の定盤台車8がプッシャ12により押されて各定盤台車8が1ピッチずつ搬送され、鋳型造型装置9,9Aで造型された鋳型が定盤台車8上に載置され、注湯ライン3に順次搬送されて注湯される。一方の搬送ラインの先端に搬送された定盤台車8は、第1乗せ替え台車4により他方の搬送ラインに移送される。他方の搬送ラインにおいても、先端の定盤台車8がストッパ15に当接するまで最後尾の定盤台車8がプッシャ13により押されて各定盤台車8が1ピッチずつ搬送され、注湯された鋳型が冷却ライン5で順次冷却され、鋳型ばらし機11に搬送されて鋳造品と回収砂とに分離され、鋳型が取り除かれた定盤台車8は先端位置から第2乗せ替え台車7に載せられて一方の搬送ラインに戻される。
特開平10−225749号公報(第2頁、図1)
上記従来の装置では、鋳型造型装置9,9Aで造型された鋳型が一方の搬送ライン上に連続して配列された定盤台車8上に載置され、該一連の定盤台車8をプッシャ12が1ピッチずつ押動することにより鋳型が注湯ライン3に順次搬送されて注湯され、注湯ライン3で注湯された注湯済み鋳型が第1乗せ替え台車4により他方の搬送ラインに移送され、該注湯済み鋳型が載置された一連の定盤台車8をプッシャ13が1ピッチずつ押動し、冷却ライン5で冷却された注湯済み鋳型が鋳型ばらし機11に順次搬送されて鋳造品と回収砂とに分離されるので、鋳型造型装置9,9A、注湯ライン3及び鋳型ばらし機11の中の最長のタクトタイムに合わせて定盤台車8を1ピッチずつ搬送する必要があり、鋳造装置全体の生産性、稼働率が低下することがあった。そして、鋳型造型装置9,9A、注湯ライン3及び鋳型ばらし機11を互いに独立して稼働させることができず、また一方、他方の搬送ライン及び第1、第2乗せ替え台車4,7で構成された循環鋳造ライン1上に配列された定盤台車8を鋳型造型装置9,9A、注湯ライン3及び鋳型ばらし機11の稼働と関連せずに循環させることができないので、注湯ライン3を稼働することなく鋳型造型装置9,9Aを稼働させて、鋳型を作り溜めすること、或いは逆に1個又は数個の鋳型を鋳型造型装置により作成し、該鋳型を循環鋳造ライン1を循環させて注湯、冷却、鋳型ばらし、1個の鋳造品を1個又は数個鋳造することが困難であった。
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、鋳造装置を構成する主要装置が互いに独立して稼働可能とすることにより、生産効率及びフレキシビリティの高い鋳造方法および鋳造装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、鋳型造型装置を含む鋳型造型ゾーンで鋳型を作成し、該鋳型に注湯装置を含む注湯ゾーンで注湯し、冷却完了注湯済み鋳型を枠ばらし装置を含む枠ばらしゾーンで製品と空鋳枠とにばらし、該空鋳枠を前記鋳型造型ゾーンに搬入する鋳造方法において、前記鋳型、注湯済み鋳型及び前記空鋳枠が夫々載置される複数の定盤を、閉回路に沿って循環駆動する定盤循環搬送装置を備え、前記造型装置、前記注湯装置、および前記枠ばらし装置を互いに独立して稼動させ、前記定盤循環搬送装置を前記造型装置、前記注湯装置、および前記枠ばらし装置の夫々の稼働に応じて駆動させ、鋳型を造型するとき前記空鋳枠を前記定盤循環搬送装置により空鋳枠取出し位置に割出し、前記鋳型造型ゾーンに搬入して前記造型装置により造型し、前記鋳型造型ゾーンで作成された鋳型を前記定盤循環搬送装置の空の定盤上に搬入するために、定盤循環搬送装置の各定盤を循環させて空の定盤を鋳型搬入位置に割出し、注湯の必要な鋳型を前記定盤循環搬送装置により前記注湯ゾーンに割出して前記注湯装置により注湯し、冷却完了注湯済み鋳型を前記定盤循環搬送装置により前記枠ばらしゾーンに割出して前記枠ばらし装置により枠ばらしを行うことである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、鋳型造型装置を含む鋳型造型ゾーンで鋳型を作成し、該鋳型に注湯装置を含む注湯ゾーンで注湯し、冷却完了注湯済み鋳型を枠ばらし装置を含む枠ばらしゾーンで製品と空鋳枠とにばらし、該空鋳枠を前記鋳型造型ゾーンに搬入する鋳造装置において、前記鋳型、注湯済み鋳型及び前記空鋳枠が夫々載置される複数の定盤を、閉回路に沿って循環駆動し、空の定盤を鋳型搬入位置、前記鋳型が載置された定盤を前記注湯ゾーン、前記冷却完了注湯済み鋳型が載置された定盤を前記枠ばらしゾーン、前記空鋳枠が載置された定盤を空鋳枠取出し位置に、夫々選択的に割出す定盤循環搬送装置と、前記造型装置、前記注湯装置、および前記枠ばらし装置を互いに独立して稼動させるとともに、前記定盤循環搬送装置を前記造型装置、前記注湯装置、および前記枠ばらし装置の夫々の稼働に応じて駆動させることにより、前記造型装置で鋳型を造型するとき、前記空鋳枠を空鋳枠取出し位置に割出し、前記造型ゾーンで作成された鋳型を前記定盤循環搬送装置に搬入するとき、空の定盤を鋳型搬入位置に割出し、注湯の必要な鋳型を前記注湯ゾーンに割出し、冷却完了注湯済み鋳型を前記枠ばらしゾーンに割出すように前記定盤循環搬送装置を作動させる制御装置とを備えたことである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項2において、前記定盤循環搬送装置は前記複数の定盤を前記閉回路に沿って正回転及び逆回転方向に循環駆動可能とし、前記定盤循環搬送装置が、前記空の定盤を鋳型搬入位置、前記鋳型が載置された定盤を前記注湯ゾーン、前記冷却完了注湯済み鋳型が載置された定盤を前記枠ばらしゾーン、又は前記空鋳枠が載置された定盤を空鋳枠取出し位置に割出すとき、前記制御装置は前記定盤循環搬送装置に前記複数の定盤を循環量が少ない回転方向に循環駆動させることである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項2又は3において、前記定盤循環搬送装置は、ループ状の搬送経路に沿って複数の定盤をエンドレスに連結してエンドレス連結体を構成し、該エンドレス連結体を駆動装置により前記搬送経路に沿って循環させるものであることである。
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項2乃至4にいずれか1項において、前記鋳枠の各々に識別符号を付し、鋳枠内に造型される鋳型により鋳造される製品番号、及び該鋳型に注湯した時刻を、該鋳枠の識別符号に対応させて記憶する手段を設け、該鋳型に注湯してから該製品番号に対応した冷却時間が経過したときに該注湯済み鋳型を冷却完了注湯済み鋳型とすることである。
請求項1に係る発明においては、鋳型造型装置、注湯装置、枠ばらし装置は互いに独立して稼働可能であり、定盤循環搬送装置は造型装置、注湯装置、および枠ばらし装置の夫々の稼働に応じて複数の定盤を循環駆動させることができる。そして、鋳型を造型するとき空鋳枠を定盤循環搬送装置により空鋳枠取出し位置に割出し鋳型造型ゾーンに搬入して造型装置により造型し、鋳型造型ゾーンで作成された鋳型を定盤循環搬送装置の空の定盤上に搬入するために、定盤循環搬送装置の各定盤を循環させて空の定盤を鋳型搬入位置に割出し、注湯の必要な鋳型を定盤循環搬送装置により注湯ゾーンに割出して注湯装置により注湯し、冷却完了注湯済み鋳型を定盤循環搬送装置により枠ばらしゾーンに割出して枠ばらし装置により枠ばらしを行うので、必要な定盤を必要な時に必要な位置に割出すことができ、鋳造装置全体の生産性、稼働率の向上を図ることができる。特に、各鋳枠への注湯のタクトタイムは数十秒であり、このタクトタイムで鋳型を作成できない場合、鋳型を作り溜めしてから注湯が行われる。このようなときに、注湯装置を稼働することなく鋳型造型装置を稼働させ、鋳型造型ゾーンで作成した鋳型を定盤循環搬送装置の各定盤上に作り溜めすることができ、鋳型貯溜用の専用スペースが不要でスペースを有効活用することができる。また、1組又は数組の上下空鋳枠を鋳型造型ゾーンに搬入して造型装置により造型し、鋳型造型ゾーンで作成された鋳型を鋳型搬入位置に割出された空の定盤上に搬入し、該鋳型が搬入された定盤を定盤循環搬送装置により注湯ゾーン、鋳枠ばらしゾーンに順次割出すことができるので、1個又は数個の製品でも効率的に容易に鋳造することができる。
請求項2に係る発明においては、鋳型造型装置、注湯装置、枠ばらし装置は互いに独立して稼働可能であり、定盤循環搬送装置は造型装置、注湯装置、および枠ばらし装置の夫々の稼働に応じて複数の定盤を循環駆動させて、空の定盤、及び鋳型、冷却完了注湯済み鋳型、空鋳枠が載置された定盤を鋳型搬入位置、注湯ゾーン、枠ばらしゾーンおよび空枠取出し位置に必要な時に割出すことができる。これによりフレキシビリティが高く、1個又は数個の製品でも効率的に鋳造可能な鋳造装置を提供することができる。そして、注湯装置を稼働することなく、鋳型造型装置を稼働させて鋳型造型ゾーンで作成した鋳型を定盤循環搬送装置の各定盤上に作り溜めすることができるので、鋳型貯溜用の専用スペースが不要でスペースを有効活用することができる。
請求項3に係る発明においては、定盤循環搬送装置は、空の定盤を鋳型搬入位置、鋳型が載置された定盤を注湯ゾーン、冷却完了注湯済み鋳型が載置された定盤を枠ばらしゾーン、又は空鋳枠が載置された定盤を空鋳枠取出し位置に割出すとき、割出される定盤を循環量が少ない正回転方向又は逆回転方向のいずれの方向にも循環駆動させることができるので、割出される定盤を効率的に迅速に必要な位置に割出すことができる。
請求項4に係る発明においては、複数の定盤はループ状の搬送経路に沿ってエンドレスに連結されているので、循環駆動されるときに定盤間で衝突することがなく、定盤の衝突により鋳型が破損する等の不具合を生じることがない。また、エンドレス連結体の搬送経路はループ状になっているので、このループ状の搬送経路に沿って、各定盤に載置された鋳型又は空鋳型を、1ピッチずつでなく連続的に循環させることができる。これによって、迅速な鋳型又は空鋳型の搬送が可能となり、鋳造装置の生産効率を向上させることができる。
請求項5に係る発明においては、鋳枠の各々に識別符号を付し、鋳枠内に造型される鋳型により鋳造される製品番号、及び該鋳型に注湯した時刻を、該鋳枠の識別符号に対応させて記憶し、該鋳型に注湯してから該製品番号に対応した冷却時間が経過したときに該注湯済み鋳型を冷却完了注湯済み鋳型とする。これにより、注湯してから冷却時間が経過し枠ばらしが必要な冷却完了注湯済み鋳型を枠ばらしソーンに容易に割出すことができる。
本発明に係る鋳造方法及び鋳造装置の第1実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1に示すように、該発明の実施形態における鋳造装置1は、鋳型造型ゾーン3と注湯ゾーン5と枠ばらしゾーン7と定盤循環搬送装置9とを備えている。
鋳型造型ゾーン3は、駆動ローラコンベア11、鋳枠分離装置13、鋳型造型装置15、反転機17、型合わせ装置19を有している。駆動ローラコンベア11は、空鋳枠が鋳枠分離装置13により上型用及び下型用鋳枠に分離して投入される鋳枠投入箇所27から型合わせ装置19手前の出口箇所21まで延在している。この駆動ローラコンベア11は、搬送路の両側に対に突出したローラを送り方向に並列させてなり、図略の駆動モータにより該ローラを回転させてその上に載置された搬送物を搬送するように構成されている。この駆動ローラコンベア11によって両側端部を支持された鋳枠23が鋳枠分離装置13から出口箇所21まで移送されるようになっている。また、鋳枠23の上型用鋳枠には各々鋳枠識別符号が付され、各ゾーン3,5,7に配置された読取装置24により各鋳枠23が識別できるようになっている。また、鋳造される製品番号、造型条件、注湯条件、冷却時刻、冷却時間及び枠ばらし条件等がコンピュータ26に入力され、前記鋳枠識別符号と対応させて、必要な鋳枠を必要な鋳造装置1上の位置に割出し可能に制御できるようになっている。
鋳枠分離装置13は、上型用及び下型用鋳枠を夫々把持する把持爪と、該把持爪を昇降させる昇降シリンダと、該把持爪を鋳枠投入箇所27と空鋳枠取出し位置25の間で往復させる往復シリンダとを有する移送装置が設けられている。この鋳枠分離装置13は、定盤循環搬送装置9上の空鋳枠取出し位置25に割出された空の鋳枠23の上型用鋳枠を把持して鋳枠投入箇所27にある駆動ローラコンベア11に搬入する。この上型用鋳枠が駆動ローラコンベア11により鋳型造型装置15手前の待機位置に移送されると、鋳枠分離装置13は、空鋳枠取出し位置25に割出された空の鋳枠23の下型用鋳枠を把持して鋳枠投入箇所27に搬入する。
鋳型造型装置15にはスクイズテーブル29が装架され、該スクイズテーブル29は図示しないシリンダ装置によって造型経路に沿って昇降されるようになっている。鋳枠23(上型用鋳枠23a又は下型用鋳枠23b)は模型が固定されたスクイズテーブル29に載置され、図示しない上盛枠が鋳枠23a,23b上に重合されるようになっている。重合された上盛枠及び鋳枠23a,23bには、鋳物砂が図示しないホッパーから投入され、鋳物砂が投入された上盛枠及び鋳枠23a,23bは、図示しないスクイズヘッドによりスクイズされて上型、下型が造型される。造型された上型又は下型はスクイズテーブル29の下降によって駆動ローラコンベア11上に載置され、スクイズテーブル29が更に下降することによって模型が離型されるようになっている。
鋳型造型装置15の入口側に設けられた読取装置24により鋳型造型装置15に搬入される鋳枠の識別番号が読取られ、この鋳枠により鋳造される製品に適した造型条件がコンピュータ26から鋳型造型装置15に出力される。そして、この鋳枠は造型済み鋳枠になったという情報がコンピュータ上で識別番号に対応して記録される。
反転機17は下鋳枠23b内に造型された下型を上下反転させるもので、移送方向と平行な軸線回りに180度割出し回転可能なドラム内に上下2列のローラコンベアが移送方向と平行に設けられ、ドラムが一方の回動端に位置するとき一方のローラコンベアが駆動ローラコンベア11と整列し、他方の回転端に位置するとき他方のローラコンベアが駆動ローラコンベア11と整列するようになっている。これによって、駆動ローラコンベア11から反転機17の一方のローラコンベア上に搬入された下型はドラムの180度回転により反転されて、他方のローラコンベア上に載置され、次の中子入れ箇所31に移送されるようになっている。中子入れ箇所31では、下型に中子入れ等の必要な作業が行われる。上型、及び中子入れがされた下型は、駆動ローラコンベア11により型合わせ装置19手前の出口箇所21に順次移送される。
型合わせ装置19は、一対の支持アーム33を有する昇降装置が装備されている。上型が出口箇所21に位置すると、型合わせ装置19の開閉可能な一対の支持アームが下降され、各支持アームの対向面に水平に配列されたローラが駆動ローラコンベア11に整列するようになっている。この状態で出口箇所21の上型が図略のシリンダ装置により型合わせ装置19の支持アームのローラ上に両側端部を支持されて搬入される。上型が搬入されると一対のアームはシリンダ装置により上昇されて上型を待機位置に上昇する。次に、下型が駆動ローラコンベア11により出口箇所21に移送されると、出口箇所21の下型が図略のシリンダ装置により型合わせ装置19内に搬入される。その後に支持アーム33が下降されて上型が下型に重合され、型合わせされて鋳型37が成形される。支持アーム33は上型を開放して上昇される。この鋳型37は、鋳型37を把持する把持爪と、該把持爪を昇降させる昇降シリンダと、該把持爪を型合わせ装置19と鋳型搬入位置39の間で往復させる往復シリンダとを有する図略の移送装置により、定盤循環搬送装置9の鋳型搬入位置39に割出された空の定盤上に移送される。
定盤循環搬送装置9は、上面に鋳型39が着脱可能に載置される定盤台車43を、ループ状の搬送経路45に沿ってエンドレスで配列することにより構成されている。各定盤台車43はチェーンのリンクとしての連結リンク47によって、垂直軸線回りに相対回転可能に順次連結され、チェーン状のエンドレス連結体49が搬送経路45に沿って形成されている。搬送経路45の両端部には、駆動スプロケットホイール51及び従動スプロケットホイール53が垂直軸線回りに回転可能に支承され、エンドレス連結体49の両端周回部49aが駆動及び従動スプロケットホイール51,53に巻装されている。駆動スプロケットホイール51は、図示はしないが、スプロケットホイール及びローラチェーンを介して電動モータ50により回転駆動されるようになっている。
定盤循環搬送装置9の鋳型搬入位置39の下流側に注湯ゾーン5が設けられ、該注湯ゾーン5には鋳型39に注湯する注湯装置55が設けられている。注湯装置55はとりべが空になると、図示しない溶解炉まで移動して溶湯を補給するようになっている。
注湯ゾーン5の注湯位置57には読取装置24が設けられ、注湯ゾーン5に割出された鋳型39の識別符号が読取り装置24により読取られてコンピュータ26に入力され、この鋳型39に適した造型条件がコンピュータ26から注湯装置55に出力される。そして、この鋳型39は注湯済み鋳型になったという情報及び注湯時刻がコンピュータ26上で識別番号に対応して記録される。なお、注湯ゾーン5では、注湯装置55が1ピッチずつ移動しながら複数の鋳型39に順次注湯するようにしてもよい。
注湯された注湯済み鋳型59は定盤循環搬送装置9の上を1ピッチずつ搬送されて、鋳型37で鋳造する製品に応じて設定された冷却時間が完了するまで、冷却されるようになっている。この冷却完了時刻はコンピュータに記録された前記注湯時刻に製品毎に設定される必要冷却時間を加算して求められる。該冷却時間が完了した冷却完了注湯済み鋳型61は、定盤循環搬送装置9により枠ばらしゾーン7の枠ばらし停止位置63まで搬送される。
枠ばらしゾーン7に設けられた枠ばらし装置64は、図2に示すように、冷却完了注湯済み鋳型61を上方へ持上げるリフタ64aと、該リフタ64aを定盤循環搬送装置9に直交する方向に移動させる移動装置64bと、シリンダ装置を有して鋳枠から鋳型を押し出す鋳型押出し板64cとを備えている。枠ばらし停止位置63に搬送された冷却完了注湯済み鋳型61は、リフタ64aによって搬送位置まで持ち上げられ、移動装置64bによって定盤循環搬送装置9の外側にあるシェイクアウトマシン66の上方に移動される。シェイクアウトマシン66の上方に移送された冷却完了注湯済み鋳型61は、鋳型押出し板64cによって鋳型が鋳枠23から分離されシェイクアウトマシン66上に押し出される。鋳枠23を取り外された鋳型はシェイクアウトマシン66により砂落としされて鋳物が取り出される。枠ばらし停止位置63に読取装置24が設けられ、枠ばらしゾーン7に割出された鋳型39の識別符号が読取り装置24により読取られてコンピュータ26に入力され、この鋳型39の鋳枠23は枠ばらしによって空鋳枠65になったという情報がコンピュータ26上で識別番号に対応して記録される。
上記のように構成された第1実施形態の作動を以下に説明する。空鋳枠65は、空鋳枠取出し位置25から鋳枠分離装置13により上型用及び下型用鋳枠に分離されて鋳枠投入箇所27に移送され、鋳型造型装置15に順次投入される。この鋳型造型装置15は鋳型造型ゾーン3に配置され、造型が必要な時に空鋳枠65が定盤循環搬送装置9により空鋳枠取出し位置25に割出され、鋳枠分離装置13により上型用及び下型用鋳枠に分離されて搬入される。これにより、鋳型造型装置15は、枠ばらしゾーン7にある枠ばらし装置64や注湯ゾーン5にある注湯装置55の稼働から独立して稼動することができる。
制御としては、図3のフローにおいて鋳型造型要求がある場合(ステップS1)、定盤循環搬送装置9上にある空鋳枠65を探すため空鋳枠番号が検索される(ステップS2)。そして、定盤循環搬送装置9が割出し回転可能か否か判定する(ステップS3)。他のゾーンで注湯作業や枠ばらしのための移送作業が行われていることがなく、割出し回転可能と判断された場合には、当該空鋳枠65を空鋳枠取出し位置25に割出して(ステップS4)、上記のように鋳型造型装置15に搬入する(ステップS5)。
そして、鋳型造型装置15の入口側に設けられた読取装置24により鋳型造型装置15に搬入される上型用鋳枠23aに付された識別符号である識別番号が読取られ、この鋳枠にこれから造型される鋳型により鋳造される製品番号が識別番号に対応して記憶される。この製品に関する造型条件等の情報が検索されて鋳枠の識別番号に対応して書き込まれる。上鋳枠23a・下鋳枠23bには上型用模型・下型用模型を夫々使用して鋳型造型装置15により上型・下型が順次造型される。
造型された上型は型合わせ装置19に搬送され、下型は反転機17で反転されて中子入れ箇所31に移送され、中子を入れて型合わせ装置19に搬送される。上型及び下型は、型合わせ装置19により重合されて鋳型37となり、鋳型37は図略の移送装置により定盤循環搬送装置9の鋳型搬入位置39に移送される。
図4のフローに示すように、鋳型37の搬送要求が型合わせ装置19側で生じた場合(ステップS21)、定盤循環搬送装置9を循環させて空の定盤台車43を鋳型搬入位置39に割出し(ステップS22)、鋳型37を空の定盤台車43上に載置する(ステップS23)。このように空の定盤台車43を必要な時に鋳型搬入位置39に割り出すことができる。そして、次の注湯位置57に割出しが可能か判断し(ステップS24)、割出しが可能な場合には定盤循環搬送装置9を回転させて、鋳型37を載置した定盤台車43を注湯ゾーン5の注湯位置57に割出す(ステップS25)。
注湯ゾーン5では、注湯装置55により注湯位置57に割出された鋳型37に注湯する。この場合、各鋳型37への注湯タクトタイムは数十秒であり、このタクトタイムで鋳型37を作成できない場合、一般に鋳型37を作り溜めしてから注湯が行われる。このようなときに、注湯装置55を稼動することなく鋳型造型装置15を稼動させ、鋳型造型ゾーン3で作成した鋳型37を定盤循環搬送装置9の各定盤台車43上に作り溜めすることができ、鋳型貯留用の専用スペースが不要でスペースを有効活用することができる。また、各定盤台車43に作り溜めした鋳型37が、鋳型搬入位置39から注湯位置57を越えて並んだ場合においても、定盤循環搬送装置9を逆回転させることにより、注湯位置57を越えて並んだ鋳型57を注湯位置57に割出すことができる。
図5のフローに示すように、注湯ゾーン5に鋳型37が搬入されてきた場合(ステップS31)、読取装置24によって鋳枠23に付された識別番号を読取り(ステップ32)、コンピュータ26に入力する。コンピュータ26はこの鋳枠37の識別番号に対応した注湯条件を読み出して注湯装置55に出力し、注湯装置55はこの注湯条件で注湯する(ステップS33)。コンピュータ26はこの鋳枠23が注湯済み鋳型61であることを識別番号に対応して記録する。
注湯済み鋳型61は定盤循環搬送装置9のエンドレス連結体49の定盤台車43上に載置されて搬送される。このように、定盤台車43がエンドレス連結体49として互いに連結されているので、循環駆動するときに定盤台車43間で衝突することがなく、衝突によって注湯済み鋳型61を破損する等の不具合が生じない。
注湯済み鋳型61は定盤循環搬送装置9により搬送される間に冷却される。識別番号に対応してコンピュータ26に記録された注湯時刻に製品毎に設定される冷却時間を加算した冷却完了時刻になると、定盤循環搬送装置9を駆動スプロケットホイール53により正回転方向又は逆回転方向に回転させて、冷却完了した注湯済み鋳型61(冷却完了注湯済み鋳型62)を枠ばらしゾーン7の枠ばらし停止位置63に割出す。
図6のフローに示すように、冷却完了注湯済み鋳型62がある場合(ステップS41)、定盤循環搬送装置9を回転させて割出すことが可能か否かが判断される(ステップS42)。割出し可能な場合、定盤循環搬送装置9は、冷却完了注湯済み鋳型62が載置された定盤台車43が枠ばらし停止位置63に割出されるまでの循環量が少なくなる回転方向に正転又は逆転されて、冷却完了注湯済み鋳型62を枠ばらし停止位置63に割出す(ステップS43)。そして、枠ばらしをおこなう(ステップS44)。
枠ばらし停止位置63に割出された冷却完了注湯済み鋳型62は、枠ばらし装置64のリフタ64aによって、搬送位置まで持ち上げられ、シェイクアウトマシン68上方に移動される。そして、シェイクアウトマシン68上方に移送された注湯済み鋳型61は、押出し板64cによって鋳型が鋳枠23から押し出され、シェイクアウトマシン68上に落下される。鋳枠23から押し出された鋳型はシェイクアウトマシン68によりシェイクされて砂落としされて製品である鋳物が取り出される。枠ばらしされた鋳枠23は空鋳枠65となって、枠ばらし停止位置63に戻され、定盤循環搬送装置9の定盤台車41上に載置されて循環される。
なお、上記実施形態では、定盤循環搬送装置において、定盤の下に車輪のついた定盤台車としたが、これに限定されるものでなく、例えば板状の定盤がローラコンベア上を移動するようにしてもよい。
次に、本発明に係る鋳造方法及び鋳造装置の第2実施形態を図面に基づいて以下に説明する。本実施形態の鋳造装置71によると、図8に示すように、枠ばらしゾーン73の後尾と鋳型造型ゾーン75の先頭とが連結されている。その他の構成は第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
枠ばらし停止位置77に割出されて枠ばらしされた空鋳枠65は、通常は定盤循環搬送装置72上の枠ばらし停止位置77に戻さずに鋳型造型ゾーン75に搬入して鋳型の造型に使用される。即ち、枠ばらしされた空鋳枠65は、枠ばらしゾーン73後尾のターンテーブル74に移送されて90度回転され、ターンテーブル74と鋳型造型ゾーン75の先頭の鋳枠投入箇所27との間に配置された鋳枠分離装置13により上型用鋳枠23aと下型用鋳枠23bとに分離されて鋳型造型装置15に搬入される。
鋳型造型装置15が稼働していないときは、空鋳枠65は定盤循環搬送装置72上の枠ばらし停止位置77に戻されて定盤台車43上に載置され、定盤循環搬送装置72上に貯留されて循環される。この状態で鋳型造型装置15が稼働されると、空鋳枠65が枠ばらし停止位置77に割出され、枠ばらし装置64により枠ばらしゾーン7に取り込まれ、枠ばらしされることなくターンテーブル74に移送され、90度回転されて鋳枠分離装置13により上型用鋳枠23aと下型用鋳枠23bとに分離されて鋳型造型装置15に搬入される。従って、この場合は、枠ばらし停止位置77が空鋳枠取出し位置25となる。
次に、本発明に係る鋳造方法及び鋳造装置の第3実施形態を図面に基づいて以下に説明する。本実施形態の鋳造装置81によると、図9に示すように、鋳型造型ゾーン83及び枠ばらしゾーン85を巡る第1の定盤循環搬送装置87に加えて、注湯ゾーン89において、第2の定盤循環搬送装置91を設けている。該第2の定盤循環搬送装置91において、注湯前の鋳型37と注湯済み鋳型61とを循環させている。そして、移送装置93によって第1の定盤循環搬送装置87と第2の定盤循環搬送装置91との間で、鋳型37及び注湯済み鋳型61が受け渡し可能に構成されている。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
この実施形態においては、注湯ゾーン89において、鋳型37及び注湯済み鋳型61を独立して循環させることができるので、他のゾーンの作業の影響を受けることなく独立して注湯作業をおこなうことができる。
次に、本発明に係る鋳造方法及び鋳造装置の第4実施形態を図面に基づいて以下に説明する。本実施形態の鋳造装置95によると、図10に示すように、造型ゾーン97の先頭部と枠ばらしゾーン99を巡る第1の定盤循環搬送装置101と造型ゾーン97の後尾部と注湯ゾーン103とを巡る第2の定盤循環搬送装置105とを設けている。そして、移送装置107によって両定盤循環搬送装置101,105間で鋳型37及び注湯済み鋳型61の受け渡しが可能に構成されている。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
この実施形態においては、第1の定盤循環搬送装置101においては、空鋳枠65及び注湯済み鋳型61を循環させ、第2の定盤循環搬送装置105においては造型ゾーン97で造型された鋳型37及び注湯ゾーン103で注湯された注湯済み鋳型61を循環させる。夫々の循環経路が短くなるので、短い時間で必要な空鋳枠65、注湯済み鋳型61及び鋳型37を必要な位置に割出すことができる。
次に、本発明に係る鋳造方法及び鋳造装置の第5実施形態を図面に基づいて以下に説明する。本実施形態の鋳造装置111によると、図11に示すように、定盤循環搬送装置113は、鋳型造型ゾーン115と注湯ゾーン117とに沿って設けられた第1の搬送経路127と第1の搬送経路127に並設されて枠ばらしゾーン119に沿って設けられた第2の搬送経路128とを備えている。これらの搬送経路127,128の両端部とその中央部の鋳型搬入位置39には、二つの搬送経路127,128を繋ぐ移送経路129が設けられている。 第1および第2の搬送経路127,128には両端の回転軸にスプロケットを備えた円柱状ローラを搬送方向に複数並列させてなるローラコンベア125が設けられている。ローラコンベア125は隣り合わせの円柱状ローラのスプロケットをループ状のチェーンで夫々連結し、駆動モータ50により搬送方向に対して正逆回転可能に構成されている。また、このローラコンベア125は駆動モータ50を停止することにより、自由回転可能に構成されている。このローラコンベア125上には鋳枠23又は鋳型37,61,62を載置する定盤121が複数置かれている。これらの定盤121は隣接する定盤121とは連結されておらず、独立して搬送することが可能になっている。また、このローラコンベア125上に定盤121が複数並べられて、例えば搬送経路127,128の端部にその並んだ定盤121の先頭が前進不能に詰まってしまった場合において、ローラコンベア125を回転させると詰まって前進できない定盤121については、定盤121とローラコンベヤ125の間でローラコンベヤ125が空転し、前進可能な定盤121について搬送して前記並んだ定盤121に接する位置まで搬送できるようになっている。前記移送経路129にはその両端にプッシャシリンダ124を備えたトラバース装置123が設けられ、トラバース装置123は移送経路129の両側に対に突出したローラを送り方向に並列させて構成されるフリーローラを備えている。これらのトラバース装置123は搬送経路127,128の端部或いは鋳型搬入位置39に鋳枠23又は鋳型37,61,62が割出されたときに、前記フリーローラに定盤121の両端部が支持され、プッシャシリンダ124に定盤121がプッシュされて対向する前記搬送経路127,128の端部等まで移送するようになっている。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
次に、本発明に係る鋳造方法及び鋳造装置の第6実施形態を図面に基づいて以下に説明する。本実施形態の鋳造装置131によると、図12に示すように、枠ばらしゾーン137、鋳型造型ゾーン133及び注湯ゾーン135に沿った第1の搬送経路140と第1の搬送経路140に並設された第2の搬送経路142とを備えている。これらの搬送経路140,142にはローラコンベア145が設けられ、ローラコンベア145のローラは自由回転するため、載置される定盤147が搬送方向の外力で移動可能になっている。搬送経路140,142には定盤145が直列的に隙間なく並べられ、該定盤145は連結されておらず互いに独立して搬送可能になっている。これらの搬送経路140,142両端部には移送経路143が二つの搬送経路140,142を連絡するように設けられ、移送経路143にはプッシャシリンダ124を両端部に備えたトラバース装置123が設けられている。トラバース装置123は移送経路143の両側に対に突出したローラを送り方向に並列させて構成されるフリーローラを備えている。さらに、トラバース装置123の外側にはプッシャ・ホールダシリンダ141が搬送経路140,142に載置された定盤147を1ピッチ分プッシュできるように対向して設けられている。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
なお、上記実施形態においては、鋳枠に識別番号を付与し、製品番号、造型条件、注湯条件及び注湯した時刻をコンピュータに記録するものとしたが、鋳枠にメモリチップをつけて、そのメモリチップに造型条件等を記録するものとしてもよい。メモリチップとしては、例えばデータキャリア(三菱電機製)がある。
本発明に係る第1実施形態における鋳造装置の平面図。 枠ばらし装置の断面図。 定盤循環搬送装置の空鋳枠取出し位置における制御のブロック図。 同鋳型搬入位置における制御のブロック図。 同注湯ゾーンにおける制御のブロック図。 同枠ばらし停止位置における制御のブロック図。 定盤循環搬送装置の全体的な制御のブロック図。 本発明に係る第2実施形態における鋳造装置の平面図。 本発明に係る第3実施形態における鋳造装置の平面図。 本発明に係る第4実施形態における鋳造装置の平面図。 本発明に係る第5実施形態における鋳造装置の平面図。 本発明に係る第6実施形態における鋳造装置の平面図。
符号の説明
1…鋳造装置、3…鋳型造型ゾーン、5…注湯ゾーン、7…枠ばらしゾーン、9…定盤循環搬送装置、15…鋳型造型装置、25…空鋳枠取出し装置、26…コンピュータ、37…鋳型、39…鋳型搬入位置、43…定盤台車(定盤)、45…搬送経路、49…エンドレス連結体、50…駆動モータ(駆動装置)、55…注湯装置、61…注湯済み鋳型、62…冷却完了注湯済み鋳型、64…枠ばらし装置、65…空鋳枠、71…鋳造装置、72…定盤循環搬送装置、73…枠ばらしゾーン、75…鋳型造型ゾーン、77…枠ばらし停止位置、79…空鋳枠取出し位置、81…鋳造装置、83…鋳型造型ゾーン、85…枠ばらしゾーン、87…第1の定盤循環搬送装置、89…注湯ゾーン、91…第2の定盤循環搬送装置、95…鋳造装置、97…鋳型造型ゾーン、99…枠ばらしゾーン、101…第1の定盤循環搬送装置、103…注湯ゾーン、105…第2の定盤循環搬送装置、111…鋳造装置、113…定盤循環搬送装置、115…鋳型造型ゾーン、117…注湯ゾーン、119…枠ばらしゾーン、121…定盤、131…鋳造装置、133…鋳型造型ゾーン、135…注湯ゾーン、137…枠ばらしゾーン、140…第1の搬送経路(定盤循環搬送装置)、142…第2の搬送経路(定盤循環搬送装置)、143…移送経路(定盤循環搬送装置)、147…定盤。

Claims (5)

  1. 鋳型造型装置を含む鋳型造型ゾーンで鋳型を作成し、該鋳型に注湯装置を含む注湯ゾーンで注湯し、冷却完了注湯済み鋳型を枠ばらし装置を含む枠ばらしゾーンで製品と空鋳枠とにばらし、該空鋳枠を前記鋳型造型ゾーンに搬入する鋳造方法において、
    前記鋳型、注湯済み鋳型及び前記空鋳枠が夫々載置される複数の定盤を、閉回路に沿って循環駆動する定盤循環搬送装置を備え、
    前記造型装置、前記注湯装置、および前記枠ばらし装置を互いに独立して稼動させ、
    前記定盤循環装置を前記造型装置、前記注湯装置、および前記枠ばらし装置の夫々の稼働に応じて駆動させ、
    鋳型を造型するとき前記空鋳枠を前記定盤循環搬送装置により空鋳枠取出し位置に割出し前記鋳型造型ゾーンに搬入して前記造型装置により造型し、
    前記鋳型造型ゾーンで作成された鋳型を前記定盤循環搬送装置の空の定盤上に搬入するために、定盤循環搬送装置の各定盤を循環させて空の定盤を鋳型搬入位置に割出し、
    注湯の必要な鋳型を前記定盤循環搬送装置により前記注湯ゾーンに割出して前記注湯装置により注湯し、
    冷却完了注湯済み鋳型を前記定盤循環搬送装置により前記枠ばらしゾーンに割出して前記枠ばらし装置により枠ばらしを行うことを特徴とする鋳造方法。
  2. 鋳型造型装置を含む鋳型造型ゾーンで鋳型を作成し、該鋳型に注湯装置を含む注湯ゾーンで注湯し、冷却完了注湯済み鋳型を枠ばらし装置を含む枠ばらしゾーンで製品と空鋳枠とにばらし、該空鋳枠を前記鋳型造型ゾーンに搬入する鋳造装置において、
    前記鋳型、注湯済み鋳型及び前記空鋳枠が夫々載置される複数の定盤を、閉回路に沿って循環駆動し、空の定盤を鋳型搬入位置、前記鋳型が載置された定盤を前記注湯ゾーン、前記冷却完了注湯済み鋳型が載置された定盤を前記枠ばらしゾーン、前記空鋳枠が載置された定盤を空鋳枠取出し位置に、夫々選択的に割出す定盤循環搬送装置と、
    前記造型装置、前記注湯装置、および前記枠ばらし装置を互いに独立して稼動させるとともに、前記定盤循環装置を前記造型装置、前記注湯装置、および前記枠ばらし装置の夫々の稼働に応じて駆動させることにより、前記造型装置で鋳型を造型するとき前記空鋳枠を空鋳枠取出し位置に割出し、前記造型ゾーンで作成された鋳型を前記定盤循環搬送装置に搬入するとき空の定盤を鋳型搬入位置に割出し、注湯の必要な鋳型を前記注湯ゾーンに割出し、冷却完了注湯済み鋳型を前記枠ばらしゾーンに割出すように前記定盤循環搬送装置を駆動させる制御装置とを備えたことを特徴とする鋳造装置。
  3. 請求項2において、前記定盤循環搬送装置は前記複数の定盤を前記閉回路に沿って正回転及び逆回転方向に循環駆動可能とし、前記定盤循環装置が、前記空の定盤を鋳型搬入位置、前記鋳型が載置された定盤を前記注湯ゾーン、前記冷却完了注湯済み鋳型が載置された定盤を前記枠ばらしゾーン、又は前記空鋳枠が載置された定盤を空鋳枠取出し位置に割出すとき、前記制御装置は前記定盤循環搬送装置に前記複数の定盤を循環量が少ない回転方向に循環駆動させることを特徴とする鋳造装置。
  4. 請求項2又は3において、前記定盤循環装置は、ループ状の搬送経路に沿って複数の定盤をエンドレスに連結してエンドレス連結体を構成し、該エンドレス連結体を駆動装置により前記搬送経路に沿って循環させて前記定盤上に載置された鋳型又は空鋳枠を搬送するものであることを特徴とする鋳造装置。
  5. 請求項2乃至4にいずれか1項において、前記鋳枠の各々に識別符号を付し、鋳枠内に造型される鋳型により鋳造される製品番号、及び該鋳型に注湯した時刻を、該鋳枠の識別符号に対応させて記憶する手段を設け、該鋳型に注湯してから該製品番号に対応した冷却時間が経過したときに該注湯済み鋳型を冷却完了注湯済み鋳型とすることを特徴とする鋳造装置。
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