JP2782490B2 - 樋耐火物施工方法及び装置 - Google Patents
樋耐火物施工方法及び装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
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- F27D1/00—Casings; Linings; Walls; Roofs
- F27D1/16—Making or repairing linings increasing the durability of linings or breaking away linings
- F27D1/1626—Making linings by compacting a refractory mass in the space defined by a backing mould or pattern and the furnace wall
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
- F27D—DETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
- F27D3/00—Charging; Discharging; Manipulation of charge
- F27D2003/0034—Means for moving, conveying, transporting the charge in the furnace or in the charging facilities
- F27D2003/0038—Means for moving, conveying, transporting the charge in the furnace or in the charging facilities comprising shakers
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- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
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- F27D3/00—Charging; Discharging; Manipulation of charge
- F27D3/14—Charging or discharging liquid or molten material
- F27D3/145—Runners therefor
Landscapes
- Blast Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融した銑鉄及びスラ
グが通過することによって劣化した樋の内面の耐火物を
補修する作業に関するもので、高炉鋳床で用いられてい
る樋の整備作業に適用する樋耐火物施工方法及び装置で
ある。
グが通過することによって劣化した樋の内面の耐火物を
補修する作業に関するもので、高炉鋳床で用いられてい
る樋の整備作業に適用する樋耐火物施工方法及び装置で
ある。
【0002】
【従来の技術】高炉には、銑鉄やスラグを流す樋が二本
以上設けられている。この各樋の耐火物には、高温の銑
鉄やスラグが流れることによる摩耗、科学的劣化、ある
いは、使用樋の切り替えで加熱・冷却が繰り返されるこ
とによる劣化等が生じる。一般に、使用回数が多くなる
と耐火物の劣化が著しくなるため、各樋に対して、月に
一回程度の頻度で内面の耐火物の解体と施工・乾燥から
なる補修整備作業が行われる。こうした一連の補修整備
作業は、従来、樋を鋳床上に据え付けたままで行われる
か、あるいは、樋を鋳床内に設けられた整備場所に一旦
揚上機で運び替えた上で行われるかしていた。
以上設けられている。この各樋の耐火物には、高温の銑
鉄やスラグが流れることによる摩耗、科学的劣化、ある
いは、使用樋の切り替えで加熱・冷却が繰り返されるこ
とによる劣化等が生じる。一般に、使用回数が多くなる
と耐火物の劣化が著しくなるため、各樋に対して、月に
一回程度の頻度で内面の耐火物の解体と施工・乾燥から
なる補修整備作業が行われる。こうした一連の補修整備
作業は、従来、樋を鋳床上に据え付けたままで行われる
か、あるいは、樋を鋳床内に設けられた整備場所に一旦
揚上機で運び替えた上で行われるかしていた。
【0003】こうした一連の補修整備作業の中の耐火物
の施工作業は、次のように行う。まず、不定形耐火物流
し込みのための型枠である長手方向に何個かに分割され
た中子を樋の幅のほぼ中央に位置するようにそれぞれを
連結して据え付け、樋材を流しこんだ際に浮き上がらな
いようにこの型枠を溶接等の手段で固定する。次に、ミ
キサー1バッチ分の容量のホッパーで材料を受け、中子
上に設けたレール等の長手方向の案内手段によって、樋
長手方向の必要な部位に中子の両脇の間隙に混練された
耐火物を同時に流し込むと共に、充填度を上げたり脱気
を行うために、バイブレーターを流し込んだ耐火物の中
に所定の深さや時間だけ差し込み振動を与える。そし
て、一晩放置した上で型枠を外し、樋長手方向に等間隔
でバーナーを設けた乾燥蓋を樋上に置き、所定の燃焼パ
ターンにて一昼夜乾燥を行う。
の施工作業は、次のように行う。まず、不定形耐火物流
し込みのための型枠である長手方向に何個かに分割され
た中子を樋の幅のほぼ中央に位置するようにそれぞれを
連結して据え付け、樋材を流しこんだ際に浮き上がらな
いようにこの型枠を溶接等の手段で固定する。次に、ミ
キサー1バッチ分の容量のホッパーで材料を受け、中子
上に設けたレール等の長手方向の案内手段によって、樋
長手方向の必要な部位に中子の両脇の間隙に混練された
耐火物を同時に流し込むと共に、充填度を上げたり脱気
を行うために、バイブレーターを流し込んだ耐火物の中
に所定の深さや時間だけ差し込み振動を与える。そし
て、一晩放置した上で型枠を外し、樋長手方向に等間隔
でバーナーを設けた乾燥蓋を樋上に置き、所定の燃焼パ
ターンにて一昼夜乾燥を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、前記のように樋
の耐火物の施工作業は、長尺物である型枠(中子)の搬
出搬入、連結、着脱及び位置決め作業、ミキサー、ホッ
パー台車、レール及びバイブレーター等の一連の施工機
器の搬出搬入・運転作業等を一連の施工工程に応じて行
うことになる。
の耐火物の施工作業は、長尺物である型枠(中子)の搬
出搬入、連結、着脱及び位置決め作業、ミキサー、ホッ
パー台車、レール及びバイブレーター等の一連の施工機
器の搬出搬入・運転作業等を一連の施工工程に応じて行
うことになる。
【0005】しかしながら、前記の施工作業中の各作業
(型枠の搬出搬入作業等)は、それぞれに段取り、現場
との取り合い調整、あるいは、仕舞い等の付帯作業が付
随するため、作業要員や段取り時間が多く必要となり、
これらの作業に必要な要員・日程としては、例えばピー
クの場合8名で一日の時間を要し、作業負荷が大きいと
いう問題点がある。
(型枠の搬出搬入作業等)は、それぞれに段取り、現場
との取り合い調整、あるいは、仕舞い等の付帯作業が付
随するため、作業要員や段取り時間が多く必要となり、
これらの作業に必要な要員・日程としては、例えばピー
クの場合8名で一日の時間を要し、作業負荷が大きいと
いう問題点がある。
【0006】また、前記作業には、経験と技量を有した
要員を多数確保しなければならないという問題点があ
る。また、前記作業は、炉床上のオンラインで行われる
ため粉塵、騒音、高熱を伴う作業環境であり、作業環境
の改善が要請されていた。また、前記作業は耐火物の充
填度や強度が作業員の経験と技量に左右されてバラツキ
が生じやすいという問題点がある。
要員を多数確保しなければならないという問題点があ
る。また、前記作業は、炉床上のオンラインで行われる
ため粉塵、騒音、高熱を伴う作業環境であり、作業環境
の改善が要請されていた。また、前記作業は耐火物の充
填度や強度が作業員の経験と技量に左右されてバラツキ
が生じやすいという問題点がある。
【0007】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、専用の作業場における遠隔・
半自動の樋耐火物施工作業が可能となる樋耐火物施工方
法及び装置を提供することを課題とする。
くなされたものであって、専用の作業場における遠隔・
半自動の樋耐火物施工作業が可能となる樋耐火物施工方
法及び装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高炉の樋の不
定形耐火物の流し込み施工作業において、鋳床から取り
外した樋を搭載した台車により所定の位置に位置決めさ
れた樋に、流し込み用の一体物の型枠を長手方向の代表
点における樋との相対高さ及び幅方向が中央になるよう
に遠隔・自動で移動、位置決め及び位置を保持すると共
に、樋長手方向に自走可能な耐火物の混練機あるいは混
練機で混練された耐火物を受けるホッパーを1バッチ分
の混練を終える毎に予め調整された速度で移動を開始
し、混練機あるいはホッパーの下部から樋と型枠との間
に生じる二つの間隙に同時に流し込みを行うと共に、流
し込みと並行して両間隙の耐火物中に差し込めるように
混練機あるいはホッパーに設けられたバイブレーターを
予め調整された深さや樋長手方向の位置に差し込みなが
ら成型するものである。
定形耐火物の流し込み施工作業において、鋳床から取り
外した樋を搭載した台車により所定の位置に位置決めさ
れた樋に、流し込み用の一体物の型枠を長手方向の代表
点における樋との相対高さ及び幅方向が中央になるよう
に遠隔・自動で移動、位置決め及び位置を保持すると共
に、樋長手方向に自走可能な耐火物の混練機あるいは混
練機で混練された耐火物を受けるホッパーを1バッチ分
の混練を終える毎に予め調整された速度で移動を開始
し、混練機あるいはホッパーの下部から樋と型枠との間
に生じる二つの間隙に同時に流し込みを行うと共に、流
し込みと並行して両間隙の耐火物中に差し込めるように
混練機あるいはホッパーに設けられたバイブレーターを
予め調整された深さや樋長手方向の位置に差し込みなが
ら成型するものである。
【0009】また、本発明は、高炉の樋の不定形耐火物
の流し込み施工作業に用いる樋耐火物施工装置におい
て、鋳床から取り外した樋を搭載しつつレール上を樋長
手方向に走行可能な樋台車と、流し込み用の一体物の型
枠と、前記型枠を長手方向の代表点における樋との相対
高さ及び幅方向が中央になるように遠隔・自動で移動、
位置決め及び位置を保持する搬送機構と、樋長手方向に
予め調整された速度で起動・停止が可能である耐火物の
混練機と、1バッチ分のホッパー及び型枠両脇の間隙に
流し込むための二股シュートからなる自走台車と樋台車
を跨がるように設けられた架台上に設置され前記自走台
車を樋長手方向に案内するレールと、前記台車に設けら
れた両間隙の耐火物中に予め調整された深さや樋長手方
向の位置に差し込めるようなバイブレータとを備えたも
のである。
の流し込み施工作業に用いる樋耐火物施工装置におい
て、鋳床から取り外した樋を搭載しつつレール上を樋長
手方向に走行可能な樋台車と、流し込み用の一体物の型
枠と、前記型枠を長手方向の代表点における樋との相対
高さ及び幅方向が中央になるように遠隔・自動で移動、
位置決め及び位置を保持する搬送機構と、樋長手方向に
予め調整された速度で起動・停止が可能である耐火物の
混練機と、1バッチ分のホッパー及び型枠両脇の間隙に
流し込むための二股シュートからなる自走台車と樋台車
を跨がるように設けられた架台上に設置され前記自走台
車を樋長手方向に案内するレールと、前記台車に設けら
れた両間隙の耐火物中に予め調整された深さや樋長手方
向の位置に差し込めるようなバイブレータとを備えたも
のである。
【0010】また、本発明は、高炉の樋の不定形耐火物
の流し込み施工作業に用いる樋耐火物施工装置おいて、
鋳床から取り外した樋を搭載しつつレール上を樋長手方
向に走行可能な樋台車と、流し込み用の一体物の型枠
と、前記型枠を長手方向の代表点における樋との相対高
さ及び幅方向が中央になるように遠隔・自動で移動、位
置決め及び位置を保持する搬送機構と、樋長手方向に予
め調整された速度で起動・停止が可能である耐火物の混
練機と、1バッチ分のホッパー及び型枠両脇の間隙に流
し込むための二股シュートからなる施工装置と、前記施
工装置に設けられた両間隙の耐火物中に予め調整された
深さや樋長手方向の位置に差し込めるようなバイブレー
ターとを備えたものである。
の流し込み施工作業に用いる樋耐火物施工装置おいて、
鋳床から取り外した樋を搭載しつつレール上を樋長手方
向に走行可能な樋台車と、流し込み用の一体物の型枠
と、前記型枠を長手方向の代表点における樋との相対高
さ及び幅方向が中央になるように遠隔・自動で移動、位
置決め及び位置を保持する搬送機構と、樋長手方向に予
め調整された速度で起動・停止が可能である耐火物の混
練機と、1バッチ分のホッパー及び型枠両脇の間隙に流
し込むための二股シュートからなる施工装置と、前記施
工装置に設けられた両間隙の耐火物中に予め調整された
深さや樋長手方向の位置に差し込めるようなバイブレー
ターとを備えたものである。
【0011】
【作用】本発明は、樋を高炉炉床上から取り外し、走行
可能な台車上に搭載し、施工機が設けられた樋整備場に
導いた上で、樋内面の不定形耐火物の施工を半自動で高
効率に行うもので、流し込み用の一体物の型枠を中子着
脱装置によって樋との相対高さを揃えるとともに幅方向
が中央になるように遠隔・自動で移動、位置決め及び位
置を保持する。
可能な台車上に搭載し、施工機が設けられた樋整備場に
導いた上で、樋内面の不定形耐火物の施工を半自動で高
効率に行うもので、流し込み用の一体物の型枠を中子着
脱装置によって樋との相対高さを揃えるとともに幅方向
が中央になるように遠隔・自動で移動、位置決め及び位
置を保持する。
【0012】次に、耐火物の混練し、1バッチ分を貯留
ホッパー及び型枠の両脇の間隙に同時に流し込むための
二股シュートからなる自走台車を、樋の長手方向に順
次、起動・停止を繰り返すことによって、流し込み施工
を行う。
ホッパー及び型枠の両脇の間隙に同時に流し込むための
二股シュートからなる自走台車を、樋の長手方向に順
次、起動・停止を繰り返すことによって、流し込み施工
を行う。
【0013】また、自走台車に設けられた、両間隙の耐
火物中に予め調整された深さや樋長手方向の位置に差し
込むことのできるバイブレーターにより、耐火物に対し
て流し込みと同時に自動で圧密化を図ることができる。
火物中に予め調整された深さや樋長手方向の位置に差し
込むことのできるバイブレーターにより、耐火物に対し
て流し込みと同時に自動で圧密化を図ることができる。
【0014】この場合、自走台車への水分や材料の供給
は、混練のタイミングに合わせて間欠的にホースにて行
うことができる。したがって、専用の作業場における遠
隔・半自動の施工作業が可能となる。
は、混練のタイミングに合わせて間欠的にホースにて行
うことができる。したがって、専用の作業場における遠
隔・半自動の施工作業が可能となる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例に関わる樋耐火物施工装置
の構成を図に示し、この図に基づき、本実施例を説明す
る。図1は、実施例の樋耐火物施工装置の全体構成の平
面図であり、図2は、同側面図である。また、図3は、
図2のA−A線矢視図であり、図4は、図2のB−B線
矢視図である。
の構成を図に示し、この図に基づき、本実施例を説明す
る。図1は、実施例の樋耐火物施工装置の全体構成の平
面図であり、図2は、同側面図である。また、図3は、
図2のA−A線矢視図であり、図4は、図2のB−B線
矢視図である。
【0016】図1乃至図4に示すように、前記樋耐火物
施工装置は、主に、樋台車1、型枠2、型枠着脱機構
3、混練機4、自走台車5、及び、バイブレータ6から
構成される。
施工装置は、主に、樋台車1、型枠2、型枠着脱機構
3、混練機4、自走台車5、及び、バイブレータ6から
構成される。
【0017】前記樋台車1は、鋳床(図示省略)から取
り外した樋7を搭載しつつ第一のレール8上を樋台車1
長手方向(図1中矢印方向)に走行可能なものである。
り外した樋7を搭載しつつ第一のレール8上を樋台車1
長手方向(図1中矢印方向)に走行可能なものである。
【0018】型枠2は、樋7内に装着する中子で、樋耐
火物流し込み用のものであって、一体物とされている。
また、前記型枠2は前記長手方向の代表点における樋7
との相対高さ及び幅方向が中央になるように型枠着脱機
構3で遠隔・自動で移動、位置決め及び位置を保持す
る。
火物流し込み用のものであって、一体物とされている。
また、前記型枠2は前記長手方向の代表点における樋7
との相対高さ及び幅方向が中央になるように型枠着脱機
構3で遠隔・自動で移動、位置決め及び位置を保持す
る。
【0019】混練機4は、樋7長手方向に予め調整され
た速度で起動・停止が可能な、耐火物の混練を行うもの
である。また、自走台車5は、前記混練機4、1バッチ
分のホッパー及び型枠2両脇の間隙に流し込むための二
股シュート9からなるものである。
た速度で起動・停止が可能な、耐火物の混練を行うもの
である。また、自走台車5は、前記混練機4、1バッチ
分のホッパー及び型枠2両脇の間隙に流し込むための二
股シュート9からなるものである。
【0020】樋台車1を跨がるように、架台10上に設
けられており、架台10には、前記自走台車5を樋長手
方向に案内する第二のレール11が設けられる。また、
バイブレーター6は、前記樋台車1に設けられた両間隙
の耐火物中に予め調整された深さや樋長手方向の位置に
差し込めるようになっている。
けられており、架台10には、前記自走台車5を樋長手
方向に案内する第二のレール11が設けられる。また、
バイブレーター6は、前記樋台車1に設けられた両間隙
の耐火物中に予め調整された深さや樋長手方向の位置に
差し込めるようになっている。
【0021】なお、図1乃至図4において、符号12
は、この樋耐火物施工装置が設けられる土台、13及び
13aは、この樋耐火物施工装置上を走行する電動ホイ
スト及びそのレール、14は、前記型枠着脱機構3の走
行する第三のレール、15は、前記型枠着脱機構3で位
置決めされた型枠2をそのままの位置に固定する型枠固
定機構、16は、前記第三のレール上を走行し耐火物の
乾燥の際に樋7上に乾燥用の蓋19を着脱する乾燥蓋着
脱機構、17は、該蓋16に設けられた乾燥バーナー1
7である。
は、この樋耐火物施工装置が設けられる土台、13及び
13aは、この樋耐火物施工装置上を走行する電動ホイ
スト及びそのレール、14は、前記型枠着脱機構3の走
行する第三のレール、15は、前記型枠着脱機構3で位
置決めされた型枠2をそのままの位置に固定する型枠固
定機構、16は、前記第三のレール上を走行し耐火物の
乾燥の際に樋7上に乾燥用の蓋19を着脱する乾燥蓋着
脱機構、17は、該蓋16に設けられた乾燥バーナー1
7である。
【0022】次に、前記樋耐火物施工装置の施工手順を
説明する。樋7を高炉炉床上から取り外し、走行台車1
上に搭載する。走行台車1により、樋7を樋耐火物施工
装置が設けられた樋整備場に導いた上で、樋7内面の不
定形耐火物の施工を半自動で高効率に行う。
説明する。樋7を高炉炉床上から取り外し、走行台車1
上に搭載する。走行台車1により、樋7を樋耐火物施工
装置が設けられた樋整備場に導いた上で、樋7内面の不
定形耐火物の施工を半自動で高効率に行う。
【0023】すなわち、流し込み用の一体物の型枠2を
樋着脱機構3によって、樋7との相対高さを揃えるとと
もに幅方向が中央になるように遠隔・自動で移動、位置
決めをし、型枠固定機構15でその位置を保持する。
樋着脱機構3によって、樋7との相対高さを揃えるとと
もに幅方向が中央になるように遠隔・自動で移動、位置
決めをし、型枠固定機構15でその位置を保持する。
【0024】次いで、混練機4で耐火物を混練し、その
耐火物の1バッチ分をホッパーに貯留する。自走台車5
の二股シュート9により、該ホッパーの耐火物を型枠2
の両脇の間隙に同時に流し込み、この際、自走台車5を
樋7の長手方向に順次、起動・停止させることを繰り返
すことによって、耐火物の流し込み施工を行う。
耐火物の1バッチ分をホッパーに貯留する。自走台車5
の二股シュート9により、該ホッパーの耐火物を型枠2
の両脇の間隙に同時に流し込み、この際、自走台車5を
樋7の長手方向に順次、起動・停止させることを繰り返
すことによって、耐火物の流し込み施工を行う。
【0025】耐火物の流し込み施工の際に型枠2が、浮
き上がるのを防止する為に型枠固定機構15の先端が伸
長し、型枠2の上面を固定している。また、バイブレー
ター6を、型枠2両側の間隙の耐火物中の予め調整され
た深さや樋長手方向の位置に差し込んで振動を与える。
これにより、耐火物に対して流し込みと同時に自動で圧
密化を図ることができる。
き上がるのを防止する為に型枠固定機構15の先端が伸
長し、型枠2の上面を固定している。また、バイブレー
ター6を、型枠2両側の間隙の耐火物中の予め調整され
た深さや樋長手方向の位置に差し込んで振動を与える。
これにより、耐火物に対して流し込みと同時に自動で圧
密化を図ることができる。
【0026】この場合、自走台車5への水分や材料の供
給は、混練のタイミングに合わせて間欠的にホースにて
行うことができる。
給は、混練のタイミングに合わせて間欠的にホースにて
行うことができる。
【0027】耐火物の流し込みが終了した後は、型枠固
定機構15を解除し、ついで型枠着脱機構3により型枠
2を樋7から取り外し、型枠2を型枠着脱機構3を吊上
げた状態で、型枠固定機構15を第三のレール14上を
移動させる。
定機構15を解除し、ついで型枠着脱機構3により型枠
2を樋7から取り外し、型枠2を型枠着脱機構3を吊上
げた状態で、型枠固定機構15を第三のレール14上を
移動させる。
【0028】ついで、乾燥蓋着脱機構16を第三のレー
ル14上を移動させ、樋7上に乾燥蓋19を被せ、乾燥
バーナー17により耐火物を過熱・乾燥させる。施工後
の樋は、例えば図4に示すように、既設の樋修理場に収
納して置く。
ル14上を移動させ、樋7上に乾燥蓋19を被せ、乾燥
バーナー17により耐火物を過熱・乾燥させる。施工後
の樋は、例えば図4に示すように、既設の樋修理場に収
納して置く。
【0029】以上のように、実施例の樋耐火物施工装置
では、長尺物及び一連の施工機器のシステム的配置やこ
れらの機器類の搬出搬入・運転作業の半自動化を図るこ
とができる。したがって、作業要員を削減することがで
きる。また、オフライン作業化ができ、粉塵・騒音・高
熱の労働環境の不具合を解消することができる。更に、
流し込み作業や圧密作業の自動化による経験と技量を有
した作業要員の確保等の問題を解消することができる。
また、施工条件均一化により、作業員の経験と技量に左
右される充填度や強度のバラツキを解消することができ
る。
では、長尺物及び一連の施工機器のシステム的配置やこ
れらの機器類の搬出搬入・運転作業の半自動化を図るこ
とができる。したがって、作業要員を削減することがで
きる。また、オフライン作業化ができ、粉塵・騒音・高
熱の労働環境の不具合を解消することができる。更に、
流し込み作業や圧密作業の自動化による経験と技量を有
した作業要員の確保等の問題を解消することができる。
また、施工条件均一化により、作業員の経験と技量に左
右される充填度や強度のバラツキを解消することができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
樋耐火物の施工作業を、専用の作業場で遠隔・半自動で
行うことが可能になる。したがって、段取り時間や手持
ち時間の削減により、施工装置は稼働率を向上させるこ
とができ、このため、投資効率に優れる。また、自動化
により、少ない作業員での作業が可能になり、大幅な作
業員を削減して労働生産性を向上させることができる。
言い換えれば、大幅な人員削減が見込めるので、自動化
投資が可能である。機器の操作や残る人手作業について
熟練度を必要とせず、しかも快適な環境で実施できる。
半自動のため、充填度や強度のバラツキが低減し樋寿命
の改善が期待できる等の優れた効果が得られる。
樋耐火物の施工作業を、専用の作業場で遠隔・半自動で
行うことが可能になる。したがって、段取り時間や手持
ち時間の削減により、施工装置は稼働率を向上させるこ
とができ、このため、投資効率に優れる。また、自動化
により、少ない作業員での作業が可能になり、大幅な作
業員を削減して労働生産性を向上させることができる。
言い換えれば、大幅な人員削減が見込めるので、自動化
投資が可能である。機器の操作や残る人手作業について
熟練度を必要とせず、しかも快適な環境で実施できる。
半自動のため、充填度や強度のバラツキが低減し樋寿命
の改善が期待できる等の優れた効果が得られる。
【図1】図1は、本発明の実施例の樋耐火物施工装置の
平面図である。
平面図である。
【図2】図2は、同装置の側面図である。
【図3】図3は、図2のA−A線矢視図である。
【図4】図4は、図2のB−B線矢視図である。
1 樋台車 2 型枠 3 型枠着脱機構 4 混練機 5 自走台車 6 バイブレーター 7 樋 8、11、14 第一、第二、第三のレール 9 二股シュート 10 架台 13 ホイスト 13a ホイスト用レール 15 型枠固定機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 貴之 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株 式会社 中央研究本部内 (72)発明者 中村 展 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (56)参考文献 実開 平2−69950(JP,U) 実開 昭60−32350(JP,U) 実開 昭62−108796(JP,U) 実開 昭59−195500(JP,U) 実開 昭55−130200(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21B 7/14 304 F27D 1/16
Claims (3)
- 【請求項1】 高炉の樋の不定形耐火物の流し込み施工
作業において、 鋳床から取り外した樋を搭載した台車により所定の位置
に位置決めされた樋に、流し込み用の一体物の型枠を長
手方向の代表点における樋との相対高さ及び幅方向が中
央になるように遠隔・自動で移動、位置決め及び位置を
保持すると共に、 樋長手方向に自走可能な耐火物の混練機あるいは混練機
で混練された耐火物を受けるホッパーを1バッチ分の混
練を終える毎に予め調整された速度で移動を開始し、 混練機あるいはホッパーの下部から樋と型枠との間に生
じる二つの間隙に同時に流し込みを行うと共に、 流し込みと並行して両間隙の耐火物中に差し込めるよう
に混練機あるいはホッパーに設けられたバイブレーター
を予め調整された深さや樋長手方向の位置に差し込みな
がら成型することを特徴とする樋耐火物施工方法。 - 【請求項2】 高炉の樋の不定形耐火物の流し込み施工
作業に用いる樋耐火物施工装置において、 鋳床から取り外した樋を搭載しつつレール上を樋長手方
向に走行可能な樋台車と、 流し込み用の一体物の型枠と、 前記型枠を長手方向の代表点における樋との相対高さ及
び幅方向が中央になるように遠隔・自動で移動、位置決
め及び位置を保持する搬送機構と、 樋長手方向に予め調整された速度で起動・停止が可能で
ある耐火物の混練機と、 1バッチ分のホッパー及び型枠両脇の間隙に流し込むた
めの二股シュートからなる自走台車と樋台車を跨がるよ
うに設けられた架台上に設置され前記自走台車を樋長手
方向に案内するレールと、 前記台車に設けられた両間隙の耐火物中に予め調整され
た深さや樋長手方向の位置に差し込めるようなバイブレ
ータとを備えたことを特徴とする樋耐火物施工装置。 - 【請求項3】 高炉の樋の不定形耐火物の流し込み施工
作業に用いる樋耐火物施工装置において、 鋳床から取り外した樋を搭載しつつレール上を樋長手方
向に走行可能な樋台車と、 流し込み用の一体物の型枠と、 前記型枠を長手方向の代表点における樋との相対高さ及
び幅方向が中央になるように遠隔・自動で移動、位置決
め及び位置を保持する搬送機構と、 樋長手方向に予め調整された速度で起動・停止が可能で
ある耐火物の混練機と、 1バッチ分のホッパー及び型枠両脇の間隙に流し込むた
めの二股シュートからなる施工装置と、 前記施工装置に設けられた両間隙の耐火物中に予め調整
された深さや樋長手方向の位置に差し込めるようなバイ
ブレーターとを備えたことを特徴とする樋耐火物施工装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4322282A JP2782490B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 樋耐火物施工方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4322282A JP2782490B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 樋耐火物施工方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06145743A JPH06145743A (ja) | 1994-05-27 |
JP2782490B2 true JP2782490B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=18141903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4322282A Expired - Lifetime JP2782490B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 樋耐火物施工方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2782490B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN220612288U (zh) * | 2022-06-03 | 2024-03-19 | 维苏威集团有限公司 | 用于施加干颗粒材料形式的内衬组合物的装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5832141Y2 (ja) * | 1979-03-12 | 1983-07-16 | 新日本製鐵株式会社 | 溶融金属容器の耐火ライニング装置 |
JPS59195500U (ja) * | 1983-06-13 | 1984-12-26 | 川崎製鉄株式会社 | 樋成形用型枠 |
JPS6032350U (ja) * | 1983-08-11 | 1985-03-05 | 新日本製鐵株式会社 | 高炉樋補修機 |
JPS62108796U (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-11 | ||
JPH0269950U (ja) * | 1988-11-12 | 1990-05-28 |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP4322282A patent/JP2782490B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06145743A (ja) | 1994-05-27 |
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