JPH0810452Y2 - 連鋳機のタンディッシュ循環装置 - Google Patents

連鋳機のタンディッシュ循環装置

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JPH0810452Y2
JPH0810452Y2 JP1990083967U JP8396790U JPH0810452Y2 JP H0810452 Y2 JPH0810452 Y2 JP H0810452Y2 JP 1990083967 U JP1990083967 U JP 1990083967U JP 8396790 U JP8396790 U JP 8396790U JP H0810452 Y2 JPH0810452 Y2 JP H0810452Y2
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tundish
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JP1990083967U
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JPH0443449U (ja
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裕 坂田
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は連続鋳造設備(以下連鋳機と称する)におけ
るタンディッシュ循環装置に関し、具体的には鋳造床で
複数個のタンディッシュを鋳込位置から排滓位置および
予熱位置を経て再び鋳込位置へと走行させるタンディッ
シュ循環装置に関する。
(従来技術) 連鋳機においてモールドへの鋳込終了後のタンディッ
シュには或る量の残滓(ノロ)が残る。この残滓は、従
来、タンディッシュごと鋳造床からタンディッシュ整備
場までクレーン等で吊って搬送し、ここでタンディッシ
ュを傾転させて排出している。このような排滓作業のほ
かに鋳造終了からタンディッシュの使用再開までには冷
却,補修,予熱等多くの準備作業を必要とする。タンデ
ィッシュの使用再開までの準備時間をできるだけ短縮し
て生産の効率化を図るために、鋳造床上でタンディッシ
ュの排滓,予熱等の準備処理を行うことが提案されてお
り、例えば実願平2−43955号明細書にも記載される如
く鋳造床上の鋳込位置の両側にそれぞれタンディッシュ
を待機せしめ、これらの待機位置で各々排滓および予熱
作業を行っている。第6図を参照すれば、鋳込位置Aに
隣接して両腕のレードルターレット2が旋回動するよう
に設けられ、鋳込位置の真上を通るように直線状のタン
ディッシュ走行レール20が設置され、2台のタンディッ
シュカー21がそれぞれタンディッシュ22を搭載して鋳込
位置Aと一方の待機位置Dの間、および鋳込位置Aと他
方の待機位置Eの間を往復するようになっている。そし
て各待機位置D,Eにそれぞれ排滓装置23および予熱装置2
4が設けられ、鋳込作業に対応して2台のタンディッシ
ュ22の排滓,予熱等の使用再開準備作業を待機位置D,E
で交互に行っている。
また、鋳込位置を通るように鋳造床上に敷設された円
形の走行用レールと、該走行用レール上を走行する複数
個の仲介取鍋と、前記鋳込位置とは別の位置に前記仲介
取鍋の待機位置を有するとした構成の金属の連続鋳造用
仲介取鍋(特公昭45−324号公報)が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) 従来のように鋳込終了後のタンディッシュを鋳造床か
ら離れたタンディッシュ整備場まで運んで内部の残滓を
捨てる方法では、タンディッシュ運搬中に残滓が凝固
し、排滓作業が困難になり、ひいてはタンディッシュの
内張レンガを損傷させ、その補修に多大の時間および労
力を要し、また使用再開時のタンディッシュの予熱にも
大きなエネルギを消費することとなる。
鋳造床上で鋳込位置の両側にタンディッシュの待機位
置を設け、該位置で排滓,予熱を行う方法は、両側で同
時にタンディッシュ使用再開の準備作業を行うようにな
っておらず、構造上片側で排滓,予熱を行っている際は
他方の側の排滓,予熱装置は使用されないので、設備が
2基ありながら稼動率はそれぞれ1/2となり、作業効率
が悪いという問題があった。
前記仲介取鍋が円形の走行用レールを走行する方法で
は、仲介取鍋を予熱する場合、円形の走行用レールから
離れた場所で行う必要がある。しかし離れた場所で行う
と、仲介取鍋を鋳込位置まで運搬する時間を考慮して予
熱する必要があり、予熱に大きなエネルギを必要とす
る。
本考案は、鋳造床上で複数個のタンディッシュが鋳込
位置から排滓位置,予熱位置を経て再び鋳込位置へと循
環し、これによって鋳込,排滓,および予熱の各作業が
効率よく行われるようにした連鋳機のタンディッシュ循
環装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案によるタンディッシュ循環装置は、鋳込位置を
通るように鋳造床上に敷設された円形の走行用レール
と、該走行用レール上を走行する複数個のタンディッシ
ュカーと、前記鋳込位置とは別の位置で前記走行用レー
ルの近傍位置に設けられかつ前記タンディッシュカー上
の鋳込終了タンディッシュの残滓を排出する排滓装置お
よびタンディッシュ予熱装置とを有し、前記排滓装置
は、前記走行用レールの円形の中心から見て半径方向に
のびる軌道上を往復移動する排滓用タンディッシュ傾転
カーと、該タンディッシュ傾転カー上に設置されかつタ
ンディッシュを昇降、傾転させる機構とを有しており、
前記タンディッシュ予熱装置は、前記走行用レール上の
前記タンディッシュカーに載置されたタンディッシュの
上方に位置するバーナを有して成るものである。
(実施例) 次に、本考案を実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の1実施例による連鋳機のタンディッ
シュ循環装置の平面図である。鋳造床10上の鋳込位置A
に近接してレードルターレット2が水平面内で少なくと
も180°の範囲で旋回動作するように設けられ、これに
よってレードルターレット2の一方の腕部がレードル1
を保持してレードルヤードから鋳込ヤードへ、また他方
の腕部が空レードル1を保持して鋳込ヤードからレード
ルヤードへ搬送される。鋳込時にはレードルターレット
2の一方の腕部分にクレーンで搬送されてきたレードル
1が載せられて鋳込ヤードの鋳込位置A上へ180°旋回
し、この位置で溶鋼をレードル1からタンディッシュ3a
に注湯し、さらにその下方のモールド(図示省略)に鋳
込みを行う。なおこの間にレードルターレット2の他方
の腕部分の空レードルが取り出される。
鋳造床10上には鋳込位置Aを通るように2本の円形レ
ール6が同芯状に敷設され、このレール6上を2台のタ
ンディッシュカー4がそれぞれタンディッシュ3a,3bを
搭載して走行するようになっている。5はタンディッシ
ュカー4の車輪である。これらのタンディッシュカー4
は自走式であり、各タンディッシュカー4の駆動モータ
はレール内側に配置されたトロリー線7により給電され
る。
円形レール6上の所定の位置に、この実施例では鋳込
位置Aに対してその両側の、円形レール6の中心角で略
90°隔った位置にそれぞれ排滓位置Bおよび予熱位置C
が定められている。排滓位置Bにはタンディッシュ傾転
カー8が直線レール13に沿って接近,離間するように設
けられ、予熱位置Cではエアーパイプ14等から成る予熱
装置9が円形レール6の外側より設けられている。予熱
装置9は、本体が円形レール6の外側にあり、タンディ
ッシュ3a,3bがタンディッシュカー4に載った状態で予
熱できるようにバーナが設けられている。
タンディッシュ傾転カー8は、該傾転カー8上に設置
されかつタンディッシュ3bを昇降、傾転させる機構、具
体的には、第2図に示すようにカー本体15に垂直に固定
設置された垂直シリンダ14と、カー本体15に基部を枢着
された揺動シリンダ16とを有する。各シリンダ14,16の
ピストンロッド17,19はそれぞれタンディッシュ3bの側
部に設けられたトラニオンと係合してタンディッシュ3b
を支持し、昇降,傾転の動作を行うようになっている。
第2図はタンディッシュ受取時の状態であり、円形レー
ル6上のタンディッシュカー4に接近して両シリンダ1
4,16のピストンロッド17,19が上昇してタンディッシュ
カー4上からタンディッシュ3bを持ち上げて受け取り、
そのままタンディッシュカー4から離れた後、第3図の
ように垂直シリンダ14のピストンロッド17が下降する。
この下降動作で揺動シリンダ19はピストンロッド16が上
昇したまま傾転側へ揺動し、タンディッシュ3bは略90°
の角度に傾転し、排滓がなされる。排滓後は第4図のよ
うに垂直シリンダ14のピストンロッド17が再び上昇して
タンディッシュ3bの水平復帰がなされ、タンディッシュ
3bは上昇状態で再び元のタンディッシュカー位置まで運
ばれて両シリンダ14,16のピストンロッド17,19が下降
し、円形レール6上のタンディッシュカー4にタンディ
ッシュ3bを受け渡す(第5図)。この排滓済みのタンデ
ィッシュ3bを受け取ったタンディッシュカー4は円形レ
ール6上を自走し、予熱位置Cに到達し、タンディッシ
ュ予熱装置9で予熱し、次の鋳込みまで待機する。鋳込
みが終了して鋳込位置Aのタンディッシュ3aがタンディ
ッシュカー4で上述の如く排滓装置Bへ運ばれると、予
熱完了して待機しているC位置のタンディッシュ3bが鋳
込位置Aへ運ばれ、このようにして2台のタンディッシ
ュカー4は鋳込位置A,排滓位置B,予熱位置C間を循環走
行する。
なお上述の実施例ではタンディッシュ排滓位置Bとタ
ンディッシュ予熱位置Cを円形レール6上の異なる位置
に設定したが、同一位置に排滓,予熱装置を設け、同位
置で排滓,予熱を行った後、再び同じ方向に走行して鋳
込位置Aへもたらすようにしてもよい。また上記実施例
では円形レール6上に2台のタンディッシュカー4を設
置した例を示したが、各々の処理装置A,B,Cに対応する
ように3台のタンディッシュカーを設置するようにして
もよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、鋳込ヤードの鋳造床上
に円形のレールを敷設し、このレール上の適当な位置に
タンディッシュの排滓位置および予熱位置を設け、円形
レール上の複数個のタンディッシュカーが鋳込位置から
これらの排滓位置,予熱位置を経て再び鋳込位置へと走
行するようにしたので、排滓位置での排滓作業中にも他
のタンディッシュの予熱作業を行うことができ、排滓,
予熱等の次回使用のための準備作業が効率よく行い得、
作業者の人数も少なくてすみ、作業時間の短縮,コスト
低減が図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例による連鋳機のタンディッシ
ュ循環装置の平面図、第2図はタンディッシュ受取時の
タンディッシュ傾転カーの側面図、第3図はタンディッ
シュ傾転時のタンディッシュ傾転カーの側面図、第4図
はタンディッシュ水平復帰時のタンディッシュ傾転カー
の側面図、第5図はタンディッシュ受渡時のタンディッ
シュ傾転カーの側面図、第6図は従来の連鋳機の鋳造床
上における概略的な平面図である。 1…レードル、2…レードルターレット、3a,3b…タン
ディッシュ、4…タンディッシュカー、6…円形レー
ル、7…トロリー線、8…タンディッシュ傾転カー、9
…予熱装置、10…鋳造床。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳込位置を通るように鋳造床上に敷設され
    た円形の走行用レールと、該走行用レール上を走行する
    複数個のタンディッシュカーと、前記鋳込位置とは別の
    位置で前記走行用レールの近傍位置に設けられかつ前記
    タンディッシュカー上の鋳込終了タンディッシュの残滓
    を排出する排滓装置およびタンディッシュ予熱装置とを
    有し、前記排滓装置は、前記走行用レールの円形の中心
    から見て半径方向にのびる軌道上を往復移動する排滓用
    タンディッシュ傾転カーと、該タンディッシュ傾転カー
    上に設置されかつタンディッシュを昇降、傾転させる機
    構とを有しており、前記タンディッシュ予熱装置は、前
    記走行用レール上の前記タンディッシュカーに載置され
    たタンディッシュの上方に位置するバーナを有すること
    を特徴とする連鋳機のタンディッシュ循環装置。
JP1990083967U 1990-08-08 1990-08-08 連鋳機のタンディッシュ循環装置 Expired - Lifetime JPH0810452Y2 (ja)

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JPH0443449U JPH0443449U (ja) 1992-04-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4294636A (en) * 1980-07-10 1981-10-13 Dayco Corporation Method and apparatus for making wire reinforced hose
JPS58218363A (ja) * 1982-06-15 1983-12-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 連続鋳造設備におけるタンデイツシユ交換装置

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JPH0443449U (ja) 1992-04-13

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