JPH07500138A - アラミドブロック共重合体 - Google Patents
アラミドブロック共重合体Info
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- JPH07500138A JPH07500138A JP5508547A JP50854793A JPH07500138A JP H07500138 A JPH07500138 A JP H07500138A JP 5508547 A JP5508547 A JP 5508547A JP 50854793 A JP50854793 A JP 50854793A JP H07500138 A JPH07500138 A JP H07500138A
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- C08G69/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
アラミドブロック共重合体
本発明は、アラミド類の2つの異なる種類のブロック、即ち溶液内および延伸前
後で柔軟性を示すままである1種と、溶液内および延伸前は柔軟性を示すが延伸
後比較的堅くなるもう1種を含んでいる、アラミドブロック共重合体に関する。
また、上記アラミドブロック共重合体の製造方法も開示する。
技術背景
ブロック共重合体は一般に本分野の技術者に知られており、そしてこれらのブロ
ックに関しては、数多くの異なる種類のポリマー類を用いて製造されている。ブ
ロック共重合体は、各ブロックに特徴的な所望特性を組み合わせることを期待し
てしばしば製造されているが、その結果は通常予測不可能である。いくつかのア
ラミドブロック共重合体が以前に報告されている。
A、Ya、Yakubovich他、VySOkOmOl、5oyed、、A1
4巻、1838−184頁(1972)には、種々のアラミドブロック共重合体
の合成が報告されている。これらのブロックは全て、延伸のいかんに拘らず柔軟
性を示すままであるとほじられている。これらのブロック共重合体の多(は、両
方の種類のブロックを予め成形した後、これらを反応させて組み合わせることで
ブロック共重合体を生じさせることにより製造されていた。
1組の文献において、W、R,Kr igbaumおよび共同研究者は、いくつ
かのアラミドブロック共重合体の合成および特性を調査した。これらのブロック
共重合体は全て、常に柔軟性を示す1つの種類のブロックと、溶液内および/ま
たは延伸なしで堅い別の種類のブロックを含んでいた。これらの最初の論文(J
、Polym、Sci、 、パートA1Polym、Chem、 、25巻、6
53−667頁(1987))には、これらのポリマー類の合成が記述されてお
り、その用いられている方法の全てにおいて、その著者らは、これらのブロック
が完全に連成してブロック共重合体を生じることは不可能であることから、ホモ
ポリマーの量が変化すると報告している。2番目の論文(J、Polym。
Sci、パートB、Po lym、Phy、 、25巻、1043−1055
(1987))および3番目の論文(Polym、J、 、20巻、83−91
頁(1988))には、これらのアラミドブロック共重合体が示す特性が記述さ
れている。4番目の論文(J、Polym、Sci。
、パートC,Polym、Let t、 、27巻、59−63頁(1989)
)には、より高い効率を示す上記アラミドブロックの達成を与えるホスホリル化
反応を用いた改良合成が報告されている。
日本特許出願511041097号には、アラミドブロック共重合体の製造が記
述されている。これらのいずれも、溶液および未延伸状態では柔軟性を示すが延
伸すると堅くなる鎖を有するアラミドブロックを含んでいないと考えられている
。これらのポリマー類は、液体内の固体懸濁液として1つのブロックを予め生じ
させた後2番目のプロ・ツクを生じるモノマー類を添加することによって製造さ
れると報告されている。
発明の要約
本発明は、溶液内および未延伸固体状ポリマー内では柔軟性を示すがこの固体状
ポリマーを延伸した後は堅(なる2個以上の第一アラミドブロックと、溶液内お
よび延伸と未延伸固体状態で柔軟性を示す2個以上の第二アラミドプロッタとを
含んでいるが、但し、上記第一アラミドブロックおよび上記第二アラミドブロッ
ク各々の中の繰り返し単位数が少なくとも3であることを条件とする、アラミド
ブロック共重合体に関するものである。
本発明はまたアラミドブロック共重合体の製造方法にも関係しており、これは、
溶液内で、
第一芳香族二数と第一芳香族ジアミンとを、繰り返し単位を少なくとも3個含ん
でいるオリゴマーが生じそして上記オリゴマーの末端が上記第一芳香族二数また
は上記第一芳香族ジアミンから誘導されるような比率で反応させ、
該オリゴマー分子とほぼ等しい数の第ニブロックが生じそして上記第ニブロック
が繰り返し単位を3個以上有するような量および互いに対する比率で、第二芳香
族二階と第二芳香族ジアミンを加えることで、
上記第一芳香族ジアミンと上記第一芳香族二数とを含んでいる第一ブロックと、
上記第二芳香族ジアミンと上記第二芳香族二階とを含んでいる上記第ニブロック
との、アラミドブロック共重合体を生じさせ、そして
ここで、上記第一ブロックまたは上記第ニブロックの1つが、溶液内および固体
状未延伸状態で柔軟性を示すが固体状延伸状態で堅く、そして上記第一ブロック
または上記第ニブロックの1つが、溶液内および固体状延伸と未延伸状態で柔軟
性を示すことを条件とする、
ことを含んでいる。
発明の詳述
アラミド想は、芳香族二数と芳香族ジアミンとから誘導されるポリマー類である
。「芳香族ジアミン」は、2つのアミノ(−NH,)基を含んでいる化合物を意
味しており、これらのアミン基は、同じか或は異なっていてもよい芳香族環が有
する炭素原子に直接結合している。これにはまた、芳香族二数(またはそれらの
相当物)と反応してアミド類を生じ得るアミノ基の誘導体を含んでいる化合物、
例えばアミン塩酸塩およびN−スルフィニルアミン類などが含まれる。
芳香族ジアミン類の例には、これに限定されるものではないが、p−フェニレン
ジアミン、m−フェニレンジアミン、3.4’−オキシジアニリン、2.2′−
ジクロロベンジジン、ベンジジン(4,4’−ジアミノジフェニル)、2.2’
−ジメチルベンジジン、2.2’−ジブロモベンジジン、2−クロロ−p−フェ
ニレンジアミン、2−メチル−p−フェニレンジアミン、4.4’−オキシジア
ニリン、3.4’−ジアミノベンゾフェノン、4,4′−ジアミノベンゾフェノ
ン、3,4′−ジアミノジフェニルスルフィド、4.4’−ジアミノジフェニル
スルフィド、3.4’−ジアミノジフェニルスルホン、4.4′−ジアミノジフ
ェニルスルホン、3,4゜−ジアミノジフェニルメタン、4.4’−ジアミノジ
フェニルメタン、2−(3−アミノフェニル)−2−(4−アミノフェニル)ブ
ロノくン、2゜2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、1.4−および1.
3−[ビス(4−アミノフェノキシ)コベンゼン、1.4−および1.3−[ビ
ス(3−アミノフェノキシ)]ベンジジン4.4’−[ビス(3−アミノフェノ
キシ)]ビフェニル、3.3′−ジメチルベンジジン、3.3’−ジメトキシベ
ンジジン、3.3’−ジクロロベンジジン、2.2’−ジニトロベンジジン、2
.2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2.2’−ビス(トリフルオ
ロメトキシ)ベンジジン、2.2′−ジカルボキシベンジジン、イソフタロイル
ジアニリン、テレフタロイルジアニリン、3゜4′−ジアミノベンズアニリドお
よび4.4′−ジアミノベンズアニリドなどが含まれる。
「芳香族二数」は、同じかもしくは異なっていてもよい芳香族環が有する炭素原
子に直接カルボキシル基(−CO2H)が結合しても)るジカルボン酸を意味し
ている。これにはまた、芳香族ジアミン類と反応してアミド類を生じ得るエステ
ルまたはアシル/%ロゲン化物の如きカルボン酸誘導体も含まれる。アシルハロ
ゲン化物が好適な形態の芳香族二数であり、アシルクロライドが特に好適である
。適切な芳香族二階に(ま、これに限定されるものではないが、テレフタル酸、
イソフタル酸、置換されているテレフタル酸およびイソフタル酸、4,4′−二
安息番数、4゜4′−オキシニ安息香酸、2.2′−ジクロロ−4,4′−二安
息番数、2゜2′−ジメチル−4,4′−二安息番数、2.2′−ジブロモ−4
,4′−二安息番数、2.2′−ジニトロ−4,4′−二安息番数、3,4′−
カルボニルニ安息香酸、4,4′−カルボニルニ安p、番数、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、1.4−ナフタレンジカルボン酸、1.5−ナフタレンジカル
ボン酸および2.7−ナフタレンジカルボン酸などが含まれる。
ブロック共重合体は、「13、ブロックの線形配列が存在して(Aる分子を含ん
でいるポリマーである。ブロックは、隣接する部分に存在していない少な(とも
1種の構成または構造上の特徴をモノマー状単位が有するポリマー分子の一部と
して定義される。ブロック共重合体では、この区別する特徴は構成上の特徴であ
る、即ちこれらのブロックの各々は、特徴的な種のモノマーから誘導される単位
を含んでいる。J (H,Mark他編集「ポリマー科学および工学の百科事典
J (Encyclopedia of Polymer 5cience a
nd Engineering)、John Wiley and SonsS
NewYork、1985.2巻、324頁から引用2として定義され得るもの
である(そしてここでは意味している)。
柔軟性を示すアラミドブロックとして有効な芳香族二階/芳香族ジアミンの組み
合わせ[以下のクラス(3)コには、これに限定されるものではないが、イソフ
タル酸/m−フェニレンジアミン;イソフタル酸/4.4′−オキシジアニリン
:および4.4′−オキシニ安息番数/m−フ二二レンジアミンなどが含まれる
。イソフタル酸/m−フェニレンジアミンが好適なアラミドブロックである。
堅いブロックとして有効なアラミド[以下のクラス(2)]は、本質的にIを1
5から50モル%、IIを0から35モル%、そしてIIIを50モル%含んで
いるポリマーであり、ここで、−Z”−A r−Z!−m
[式中、
Zlが−NH−でありそして22が−co−t’ある力1、或IiZ’力く−C
O−でありそしてz2が−NH−であり、Y′は、−o−1−s−1−3Ch−
また1t−CO−であり、nは、0または1であるが、
nがOの時、xlは水素でありそしてXll言クロロまた(まメチルであり、
nが1の時、xlとx4が水素でありそしてXzとX3の両方力(クロロ、ブロ
モ、メチル、ニトロ、トリフルオロメチル、カルボキシルおよび−CO□R(こ
こで、Rは低級アルキルか、或はXzとx3が水素でありモしてXlとx4の両
方力くクロロ、メチルまたはメトキシであり、
ここで、Z2が一NH−である場合、Arl!、任意にクロロまたはメチル基で
置換されていてもよいp−フェニレンであり、Z2が一〇〇−である場合、Ar
は、任意各こクロロまた(まメチル基で置換されていてもよいp−フェニレンで
ある力X或1i2.6−ナフチレンであるコ
である。
この堅いブロックとして有効な別のポリマー[以下のクラス(2)]は、本質的
に、
(a)10から25モル%の4.4′−オキシジアニリンまた:ま1.4−[ビ
ス(4−アミノフェノキシ)]ベンゼン、(b)0から40モル%のp−フェニ
レンジアミン、(C)0から40モル%のクロロ−p−フェニレンジアミン、お
よび(d)50モル%のテレフタル酸、
から成るポリマーである。
この堅い(延伸後)アラミドブロック[以下のクラス(2)]として有効な好適
な芳香族二数/芳香族ジアミン組み合わせには、これに限定されるものではない
が、テレフタル酸/3. 4’−オキシジアニリン:テレフタル酸/3. 4’
−オキシジアニリンとp−フェニレンジアミン(ここで、このp−フェニレンジ
アミンは全ジアミンの75モル%以下である);並びにテレフタル酸/フェニレ
ンジアミノと3,4′−カルボニルジアニリン(ここで、このp−)ユニレンジ
アミンは全ジアミンの75モル%未満である)などが含まれる。テレフタル酸/
3. 4’−オキシジアニリンが特に好適な堅いアラミドである。
ここに開示する組成物および方法において、各アラミドブロック内のこのブロッ
クを構成している芳香族二数および/または芳香族ジアミンは、単一の化合物で
あるか或は化合物の混合物であってもよい(これらは全てそれぞれ芳香族二数ま
たは芳香族ジアミンである)。
本明細書における言葉「繰り返し単位」は、1つの芳香族ジアミンと1つの芳香
族二数の残基を含んでいるアラミドの単位−NHArNHC(0)ArC(o)
−にこで、Arは、何らかの三官能芳香族部分に関して一般化した言葉である]
を意味している。このアラミドブロック共重合体内の両方の種類のブロックは、
繰り返し単位を3個以上有している。原則的には、ブロック内の繰り返し単位数
に対する上限は存在していないが、ブロックが繰り返し単位を約4から75個含
んでいるのが好適であり、それが繰り返し単位を約6から約50個含んでいるの
がより好適である。この重合過程では本来これらのブロック内の繰り返し単位数
の分布(範囲)が生じることから、これらの範囲は繰り返し単位数の平均を表し
ていることを本分野の技術者は理解するであろう。
両方の種類か或はどちらかの種類のブロックが1種以上の芳香族二数と1種以上
の芳香族ジアミンから出来ていてもよい。2種以上の芳香族二数および/または
芳香族ジアミンがブロック内に存在している場合、これらの繰り返し単位はラン
ダムに分布しており、そしてこのブロックそれ自身がランダム共重合体である。
本発明の目的で、アラミドポリマー類は下記の3つのクラスに分割され得る:
(1) 溶液内および/または未延伸固体状ポリマー内で比較的堅いポリマー鎖
を有するアラミド類、
(2) 溶液内および未延伸固体状ポリマー内で比較的柔軟性を示しそして延伸
した固体状ポリマー内で比較的堅いポリマー鎖を有するアラミド類(請求の範囲
1内の「第一アラミドブロック」)、(3) 溶液内および未延伸と延伸した固
体状ポリマー内で比較的柔軟性を示すポリマー鎖を有するアラミド類(請求の範
囲1内の「第二アラミドプロッタ」)。
延伸したポリマーは、このポリマーの軟化点未満であるが上昇させた温度で引き
伸ばしたポリマーを意味している。これは、このポリマーが「固体状」である時
、即ち溶液内にない時の、本質的に混ぜものなしのポリマーを用いて行われる。
クラス(1)のアラミド類から製造したアラミドブロックは、本発明では必ずし
も必要でなく、また本発明のアラミドブロック共重合体に必ずしも存在している
必要もない。
これらの3つのクラスのアラミド類は、上昇させた温度における引き伸ばしく延
伸)に対してそれらが示す反応によって特徴づけられると共に区別され得る。「
ホモポリマー」は、繊維またはフィルムを生じるに充分な分子量を有するもので
なくてはならない。試験すべきアラミドの「ホモポリマー」 (ブロック共重合
体でない)に対して試験を実施する。
本分野の技術者に知られている方法を用いて繊維またはフィルムを作成する。次
に、上昇させた温度でこれの延伸を行う。クラス(1)のアラミド類の延伸は約
Oから50%のみであるが、クラス(2)および(3)のアラミドは少なくとも
約200%延伸され得る。クラス(1)アラミド類を50%以上延伸する試みは
、その繊維またはフィルムの破壊をもたらす。クラス(2)とクラス(3)のア
ラミド類を区別する目的で、これらのアラミド類を、好適には約300から50
0%延伸する。延伸したクラス(2)のアラミド類は、1デニール当たり約25
0グラム以上の初期引張りモジュラスを示すと共に、破壊伸びは通常約2から8
%である。クラス(3)のアラミド類は、1デニール当たり約200グラム以下
、通常それよりもずっと小さいモジュラスを示すと共に、破壊伸びは通常9%以
上である。
本発明のアラミドブロック共重合体は、クラス(2)とクラス(3)のアラミド
類のブロックを含んでいる。上記試験において、その延伸度を用いて計算する。
延伸は、1つのまたは両方のクラスのアラミドブロックの中に結晶化を誘発し得
る。上記ポリマーは本発明内に包含される。
本発明のアラミドプロッタ共重合体は繊維およびフィルムとして有効性を示し、
繊維が特に好適な形態である。これらの繊維はロープとして有効であると共に、
複合体内で有効性を示す。このアラミドブロック共重合体の延伸を行うのも好適
であり、延伸した繊維の形態が特に好適である。アラミド類の延伸は本分野の技
術者に知られており、例えば米国特許第3.869.430号および4.500
.278号(これらは引用することによって本明細書に組み入れられる)を参照
のこと。
上記クラス(1)のアラミド類が溶液内および/または未延伸状態にある時、こ
れらは、鎖が伸びた構造にあり、「堅い」と考えられることを、本分野の技術者
は理解するであろう。これが、このポリマーに高い初期引張りモジュラスを与え
ているものであると考えられる。延伸後のクラス(2)のアラミド類もまた、鎖
が伸びた構造にあると考えられるが、未延伸状態および溶液内に存在している場
合、ランダムなコイル構造にあると考えられる。クラス(3)のアラミド類は、
延伸したか、未延伸か或は溶液内に存在しているか否かに拘らず、これもランダ
ムコイル構造にあると考えられ、これは例えばより低い引張りモジュラスを示す
。
本発明は、上記アラミドブロック共重合体の製造方法を包含している。
クラス(2)およびクラス(3)の種類のアラミド類は、一般に、クラス(1)
のアラミド類に比べて、通常の比較的無毒の有機溶媒に高い溶解性を示す。これ
らのアラミドブロックの有効な達成を行うには、従って繊維およびフィルム特性
を最適にしそして繊維およびフィルムを生じさせるに必要とされる、ブロック共
重合体における高い分子量を達成するには、完全な溶解性が必須である。他方、
このブロック共重合体の中にクラス(2)のアラミド類を含めると、クラス(1
)アラミド類が有する所望特性を延伸後示すポリマーが得られる。
本方法では、これらのブロックの1つを、最初に溶液内で、芳香族二階(または
それの反応性誘導体)と芳香族ジアミンとを反応させることによって製造する。
上記反応は本分野の技術者に知られており、例えば英国特許第1,547,80
2号および米国特許第3,673,143号(これらの両方共、引用することに
よって本明細書に組み入れられる)および本明細書の実施例を参照のこと。限定
した末端基を有する認識された平均長(分子量)のオリゴマーが得られるように
、これらの反応体の比率を選択する。この末端基は該ジアミンまたは二階から誘
導され得る、即ちそれぞれアミン誘導体または酸(誘導体)である。これらの2
種の反応体をAおよびBと表示し、そしてAがその末端基であり、このオリゴマ
ーが平均でy個の繰り返し単位−(A−B)−を有するとした場合、下記の式:
を用いて、必要とされるA対Bのモル比を計算することができる。
次に、2番目の種類のアラミドブロックを生じさせ、そして2番目の芳香族二階
と2番目の芳香族ジアミンとを添加することによって、その第一ブロックと第ニ
ブロックとを互いに連結させる(その得られる第一と第ニブロックの組成が異な
る限り、この第一と第二の二階および/またはジアミンは同じであってもよい)
。この2番目の組の反応体の量および比率に関して考慮すべきことは、生じさせ
るべきアラミドブロックの平均長、反応させるべきオリゴマーのモル量(上記反
応性オリゴマーとして生じさせた第一ブロック)、並びにこのオリゴマーが有す
る末端基の種類である。この2番目の組の反応体をCおよびDと表示し、そして
Cが、このオリゴマーが有する末端基のための相補的反応体であり(上記Aにお
いて、もしAが二階である場合、Cはジアミンであり、そしてその逆も言える)
、そしてこの2番目のブロックに所望の平均長が2個の繰り返し単位−(C−D
)−であるとすると、必要とされるCおよびDのモル量は下記の通りである:
Cのモル数=(Z+1)(オリゴマーのモル数)および
Dのモル数=2(オリゴマーのモル数)であり、ここで、
Bのモル数
オリゴマーのモル数=□
である。
この2番目のブロックおよびこのブロック共重合体全体を生じさせる反応条件は
、そのオリゴマーを生じさせる条件と同様であり、上に引用した文献および本実
施例を参照のこと。
この方法では、2つの異なるクラスのブロック、即ちクラス2とクラス3を一緒
にして、本アラミドブロック共重合体を生じさせる。原則として、そして多くの
場合、これは、どちらかの順、即ちクラス2か或はクラス3のブロックを最初に
生じさせることで達成され得る。しかしながら、特定の場合として、これらのブ
ロックの1つがその溶媒に比較的限定された溶解性を示す可能性がある。そのよ
うな場合、良好な溶解性を示すアラミドブロックを最初に製造するのが好適であ
る(実施例6参照)。この2種類のブロックを有効に連成させ、より高い品質の
アラミドブロック共重合体を得るにとって、この重合の全ての段階で完全な溶解
性を維持するのが好適である。何らかの特別なアラミドブロックが示す溶解性は
、使用する溶媒およびそのアラミドの組成に依存しており、そしてこのブロック
の長さにも依存している可能性がある。境界線上の場合、一般に、このブロック
が長ければ長い程(分子量が高ければ高い程)、それの溶解性が低くなる。
本実施例では下記の省略形を用いる:
ACS −見掛は結晶子サイズ
E −破壊伸び
2.2’−DCIPP −2,2’−ジクロロベンジジンDMAc −N、N−
ジメチルアセトアミドgpd −1デニール当たりのグラム数■ −イソフタル
酸またはイソフタレート単位ICI −イソフタロイルクロライド
x−mer −オリゴマーまたはブロックに関するものであり、Xは繰り返し単
位の平均数である
Mi −初期モジュラス
MPD −m−フェニレンジアミン
OA −配向角
PPD −1)−フェニレンジアミン
3.4’−POP −3,4′−オキシジアニリンT −テレフタル酸またはテ
レフタレート単位TCI −テレフタロイルクロライド
T(gpd) −1デニール当たりのグラム数で表す引張り強度(粘り強さ)。
インヘレント粘度の測定で用いる操作は、米国特許第3,673.143号のコ
ラム17、ライン10以降に与えられており、これは、引用することによって本
明細書に組み入れられる。米国特許第3.869.429号のコラム10、ライ
ン28からコラム11、ライン10(これは引用することによって本明細書に組
み入れられる)の中に記述されている方法を用いて、繊維およびフィルムの物性
を測定した。本明細書におけるモジュラスおよび引張り強度などの如き物性に対
する全ての言及は、この測定方法を表している。配向角および見掛は結晶子サイ
ズを、以下に記述する方法を用いて測定した。
以下に示す方法を用いて配向角を測定することができる(繊維に関する)。直径
が約Q、5mmのフィラメント束を、これらのフィラメントが本質的に平行にな
るように注意しながら、サンプルホルダーの上に巻き付ける。この巻き付けたサ
ンプルホルダー内のフィラメントを、銅長ファインフォーカス回折管(モデルP
W 2273/20)およびニッケルベータフィルターが用いられているPhi
l 1psX線発生装置(モデル12045 B)を40kvおよび40ma
で運転することで生じさせたX線ビームに暴露する。
これらのサンプルフィラメントからの回折パターンを、Warhusピンホール
カメラの中に入っているKodak DEF Diagn。
5tic Direct ExposureX線フィルムの上に記録する。この
カメラのコリメーターの直径は領64mmである。この暴露を約15分から30
分間継続する(或は一般に、測定すべき回折特徴が〜1.0の光学密度で記録さ
れるに充分な程長い期間)。
この回折パターンのデジタル化画像をビデオカメラで記録する。透過強度を黒色
および白色参照を用いて目盛り付けし、そして灰色レベル(0−255)を光学
密度に変換する。本発明の繊維が示す回折パターンは、約20°と22°の散乱
アングルに2つの目立った重なり合うエフアトリアル反射を示し、そしてこの内
側(〜20°)反射をその配向アングルの測定で用いる。そのデジタル画像デー
タファイルからの補間により、その2つの選択したエフアトリアルピークを通る
方位角トレース(即ちこのパターンの各側上の内側反射)に相当するデータアレ
イを作り出すが、1つのデータ点が弧の1度の1/3に等しくなるようにそのア
レイを組み立てる。
この配向角は、背景に関する補正を行った、これらのエフアトリアルピークの半
最大光学密度における、度で表す弧の長さく最大密度の50%の角に向かい合う
地点)であるとする。これを、このピークの各側上の半分の高さ地点の間のデー
タ点の数から計算する(補間を用いる、即ち整数ではない)。両方のピークを測
定し、そして2つの測定値の平均としてその配向角を取る。
この延伸したアラミドが示す見掛は結晶子サイズは少な(とも35オングストロ
ーム、好適には少なくとも約45オングストローム、より好適には55オングス
トロームである。見掛は結晶子サイズが35オングストロ一ム以上であることは
、このアラミドにおける結晶化度が有意であることと、特性、特に引張りモジュ
ラスが改良されていることを表していると考えられる。下記の操作を用いてこの
見掛は結晶子サイズを測定する。
回折ビーム、モノクロメータ−とシンチレーション検出器が用いられている反射
モードのX線回折測定装置(Philips Electronic Inst
ruments; カタログ番号PWI O75100)を用いて得られたX線
回折スキャンから、見掛は結晶子サイズを引き出す。速度メーターを用いて強度
データを測定し、そしてコンピューターを用いたデータ集積および換算システム
を用いて記録する。下記の装置設定を用いて回折スキャンを得るニスキャン速度
: 1分当たり1°2θ
ステップ増分: 0.025°2θ
スキヤン範囲=15°から30’2θ
パルス高分析器: 微分。
このデータを滑らかにし、ベースラインを決定し、そしてピーク位!と高さを測
定するコンピュータープログラムを用いて、回折データを処理する。
本発明で得られる繊維が示す回折パターンは、2つの目立ったエフアトリアルX
線反射によって特徴づけられる。約20°−21°と2262θ(散乱アングル
)に生じるこれらのピークは、本質的に重なっており、分離させるのが困難であ
り得る。その最初の(小さい方の散乱角)エクアトリアル回折ピークの半分高ピ
ーク幅測定値から、見掛は結晶子サイズを計算する。これらの2つのエフアトリ
アルピークが重なっていることから、この半分高ピーク幅の測定は、半分高にお
ける半分幅を基準にしている。その20°−21°ピークでは、その半最大ピー
ク高の位置を計算し、そしてこの強度に相当している2θ値をその低角側上で測
定する。この2θ値と最大ピーク高の2θ値との差を2倍することにより、半分
高ピーク(または「ライン」)幅が得られる。
この測定では、装置的な広がりに関してのみ補正を行い、他の全ての広がり効果
は結晶子サイズの結果であると仮定する。もしBがそのサンプルの測定ライン幅
であるとすると、その補正したライン幅Bは、9= (B2−b2) I/2
であり、ここで、
rbJは、装置的広がり定数である。ケイ素結晶粉末サンプルが示す回折パター
ンにおいて約28.5°2θに位置しているピークのライン幅を測定することに
よって、rbJを決定する。
この見掛は結晶子サイズを、
AC3=(Kλ’)/ (B・CO3θ)で示し、ここで、
Kを、1(1の数)として取り、
λは、X線波長(ここでは、1.5418人)であり、Bは、ラジアンで表す補
正したライン幅であり、θは、ブラッグ角の半分(この回折パターンから得られ
る、その選択したピークの2θ値の半分)である。
実施例I
MPD −I//3.4’−POP/2.2’−DCI PP (50150モ
ル)−T(50/150重量/重量)[後者のブロックが平均で6−mer長を
有するコ
通常の低温アラミド共重合で、ジアミン・二階クロライドのモル比(7: 6)
を適当に調節することにより、アミン末端を有する、繰り返し単位が平均で6個
の3.4’−POP/2.2’−DCI PP (50150)−T単位を製造
した。これらの単位を適切な濃度のMPD (この量は、MPD−1と3.4’
−POP/2.2’−DCI PP (5’0/ 50)−丁ブロックとの重量
/重量比が50:50であるとして計算)と−緒にした後、ICIと重合させる
ことにより、高いM、 W、を生じさせた。
重合操作
ケージ型の撹拌機、固体を添加するための手段、および外部氷水冷却手段を取り
付けた乾燥樹脂容器の中に、大気水分を排除する目的で乾燥窒素をゆっくりと流
しながら、200gの無水ジメチルアセトアミド(DMAc)(214mL)の
中に14.OOgの3.4′−才キシジア二’J:/ (3,4’−POP)(
0,070モル) と17.71gの2.2’−ジクロロベンジジン(2,2’
−DCIPP)(0,070モル)を−緒に溶解させた。10℃に冷却したこの
撹拌している溶液に、24.36gのテレフタロイルクロライド(TCI)(0
,120モル)を添加し、そして外部冷却を取り外すことでこの温度を上昇させ
ると、粘度がある妥当なレベルに到達した。
この10℃の溶液に、22.65gのm−フェニレンジアミン(MPD)(0,
210モル)と200gのDMAcを加えた。溶解後、これを46、63 gの
イソフタロイルクロライド(ICI)(0,230モル)で処理した後、外部冷
却なしで撹拌しながら重合を進行させることにより、高い粘度レベルが生じた。
50mLのDMAc (47g)で希釈して固体レベルを18.28%にするこ
とにより、この粘度をより便利なレベルにまで低くした。この溶液を100℃に
加熱した後、85℃で15時間撹拌しながら19.58gの酸化カルシウムで処
理してHCIを中和することで、滑らかに流れる透明な溶液が生じた。DMAc
を用いて15%固体にまで希釈することにより、インヘレント粘度が1.64に
なった。水でポリマーを沈澱させ、濾過し、洗浄し、乾燥した後、100%H2
SO4に再溶解させて0.5%にすることにより、インヘレント粘度が1.16
になったが、これは、3.4’−POP単位は硫酸でゆっくりと分解することか
ら、低い側にあると見られる。
フィルム
ドクターナイフを用い、このブロック共重合体溶液を0.010’フィルムとし
て奇麗な硝子プレート上にキャストし、強制空気オーブンの中で90℃15時間
乾燥させ、冷水の中に15時間浸漬してCaC1,を抽出した後、枠に取り付け
、そして25℃で乾燥させることにより、透明なフィルムが得られた。これを幅
が0.25’の片に切断し、これらを、種々の温度に加熱した1、0湾曲ホット
プレート上で、破壊なしの最大限まで手で引き伸ばした。表1では、キャストし
たままの(as−cast)フィルムが示す機械的特性を、250℃から350
℃まで段階的に全体で700%延伸したフィルムが示す機械的特性と比較する。
この延伸したフィルムが示す広角X線回折図は、非晶質分散の上に3重なってい
る良く配向した3、4’−POP/2.2’−DCI PP−T共重合体に特徴
的な、良く展開したパターンを示しており、結晶性MPD−■に関する証拠は全
く存在していなかった。延伸していない材料は全体的に非晶質であった。この延
伸したフィルムのDSCは、このMPD−■成分に特徴的な270℃にガラス転
移を示しており、結晶溶融の示唆は全く存在していなかった(MPD−Iは分解
しながら約410−426℃で溶融する)。
比較実施例1
イソフタロイルクロライドとm−フェニレンジアミンとを反応させてDMAc内
のインヘレント粘度を1.7にすることにより、DMAc/CaCl2の中にM
PD Iが入っている19.5%溶液を調製した0これを希釈し、CaOで中和
して適切な粘度にした後、実施例1に記述した如くフィルムを製造した。225
℃、235℃および250℃の段階で延伸を行い、全体で450%まで延伸させ
ることができた。260℃で破壊が生じた。機械的特性を表2に示す。
延伸を行っても、X線回折で測定可能な程の結晶化度も配向も生じなMPD −
I//3.4’−POP/2.2’−DCI PP (50150モル)−T
(50/150重量/重量)[後者のブロックが平均で12−mer長を有する
]
重合
実施例1の様式と同様にして、200gのDMAcの中に15.167gの3.
4’−POP (0,0758モル)と19.186gの2.2’−DCIPP
(0,0758モル)が入っている溶液を、28.42gのTe1(0,14
モル)で処理することにより、平均で12−mar単位の、アミン末端を有する
単位を生じさせた。これを、200gのDMACとこれに溶解させた21.42
0gのMPD (0,198モル)で希釈した。この溶液を42.630gのI
CI (0,210モル)で処理することにより、20%固体の、粘性を示す高
ポリマー溶液が得られた。DMAcを用いて0.5%固体にまで希釈することに
より、インヘレント粘度が1.51になった。
抜−丞
このドープを、熱交換器(32℃)およびフィルターパック(50+100+2
00+325+200+100+50メツシユスクリーン)そして9個の穴が備
わっている紡糸口金(直径0.005インチ)を通して、カラム(壁温度190
−200°C)の中に流れている窒素流(3,22インチ水圧:190℃)の中
に押し出し、H,O水アプリケーターを通して、200m/分以下で巻き上げた
。ボビンを水の中に15分間浸漬することにより、残存している溶媒とCaC1
,を抽出した後、周囲温度の空気中で乾燥させた。
亘−使
機械を用い、繊維を若干の張力下4.0m/分の供給速度で、96℃の加熱プレ
ートを横切って通過させ、最大に近い延伸比であるが連続運転に矛盾しない延伸
比および種々の温度で、1.0′の熱滑り金を横切る延伸を行った。種々の条件
に関する引張りデータおよびX線見掛は結晶子サイズ(AC3)を表3に示す。
表3
(括弧内は最大粘り強さ破壊;最大粘り強さ値で測定した伸び)上と同じドープ
から、実施例1の操作を用いてフィルム片を調製した後、熱プレートを横切る延
伸を行った(370℃で400%)。粘り強さ/モジュラスは3.9 (4,7
)/108 (143)gpdであり、これを未延伸フィルムに関する値0.7
(0,9) /24 (35)と比較する(最大粘り強さ値を括弧の中に示す
)。
MPD −I//3.4’−POP−T (50/150重量/重量)[後者の
ブロックが平均で5−mer長を有するコ重合
方策および操作は実施例1と同様である。214mLのDMAcの中に30.3
0gの3.4’−POP (0,152モル:16%過剰)が入っている溶液を
、26.36gのTCI (0,130モル)で処理することにより、アミン末
端を有する六量体(平均)を生じさせた。この溶液を、更に214mLのDMA
cと一緒にした22.70gのMPD (0,210モル)で希釈した後、47
、02 gのICI (0,232モル)で処理することにより、粘性を示す高
分子量のブロック共重合体溶液(20%固体)が得られた。20.24gのCa
O(0,362モル)と−緒にすることで、副生成物であるHCIの中和を行っ
た。DMAcを用いて0.5%固体にまで希釈することにより、30℃のインヘ
レント粘度が2.19dL/gになった。
フィルム
0.10″のドクターナイフを用いて、フィルムを奇麗な硝子プレート上にキャ
ストし、強制空気オーブンの中で90℃/6時間乾燥させ、25°Cの水の中に
一晩浸漬してCaCl2を抽出した後、収縮を防止する目的でクランプで挟み、
空気中で4時間そして80℃で8時間乾燥させた。これらの透明なフィルムは、
上記操作を行っている間、収縮する傾向をほとんど示さなかった。これらを、幅
が0.25″の片に分割した後、手で、1.0″の湾曲熱滑り金を横切る延伸を
行った。特性を表4に示す。このX線回折図は3.4’POP−Tに特徴的であ
った。
表4
(括弧内は最大T)
実施例2と同様な条件下で繊維を押し出し、水の中に浸漬した後、乾燥させた。
表5に示す如き種々の条件下、機械を用いて繊維の延伸を行った。
表5
(括弧内は最大下)
実施例4
PD−1//3.4’−POP−T (50/150重量/重量)[後者のブロ
ックが平均で12−mer長を有する]重合
実施例3と同じ様式で、214mLのDMAcの中に30.30gの3.4’−
POP (0,152モル;8%過剰)が入っている溶液を、33.32gのT
CI (0,164モル)で処理することにより、アミン末端を有し、約12個
の繰り返し単位を有するオリゴマーを生じさせた。
コノ溶液を、更1:214mLのDMAcと22.68gのMPD (0,21
0モル)と−緒にした後、40.07HのICI (0,197モル)で処理し
た。この得られる粘性を示す透明な溶液を20.24gのCa0(0,362モ
ル)で中和した。30℃のDMAc内のインヘレント粘度は1.83であった。
繊維
実施例2と同様に繊維を乾燥紡糸し、水で抽出した後、機械延伸を行った。繊維
特性を表6に示す。
!一旦
(括弧内は最大T)
MPD−1//3.4’−POP−T(50/150)[後者が平均で25−m
ar長を有する]
重合
操作と量は、TCIの量が31.99g (0,158モル)でありrclが4
1.39g (0,204モル)である以外は実施例4と同じであった。30℃
のDMAc内のインヘレント粘度は1.76であった。追加的DMAc (28
mL)を加えることにより、紡糸に最も適切な粘度が得られ、19%固体であっ
た。
紡糸および延伸
実施例2と同様にして紡糸と延伸を実施した。繊維特性を表7に示す。
表7
MPD−1//3.4’−POP/PPD (50150モル)−T(50/1
50)[後者のブロックに関して平均で12−mar長を有するコ方策
高濃度の3.4’−POP/PPD (50150)−Tブロックは比較的低い
溶解度を示すことから、アミン末端を有するMPD−Iブロックを最初に製造し
た後、3.4’−POP/PPD−Tブロックを用いて分子量を作り出す必要が
あった。この後者を、これらのジアミンモノマーが限定された溶解性を示すこと
を考慮して、2段階で達成した。
重合
実施例2の操作に従って、722mLのDMAcの中に34.02gのMPD
(0,315モル)が入っている溶液を、59.47gのTCI(0,293モ
ル)で処理することにより、アミン末端を有する十三量体(平均)を生じさせた
。この溶液を、理論量の半分の3.4’−POPおよびPPD (以下を参照)
と−緒にした。この撹拌している5−10℃の溶液に、理論量の半分のTCIを
加えた。その残りのジアミンを加えた後、残りのTCIを加えた。このようにし
て、この反応過程の間ジアミン類が部分的に不溶であることの不確定さをもたら
すことなく、高い粘性を示す18.2%固体の溶液が得られた。理論量は下記の
通りであった:26.42g (0,132モル)の3.4’−POP 、 7
.132g(0,066モル)のPPD;29.06g (0,143モル)の
TC10副生成物であるHCIを32.43gのCaO(0,579モル)で中
和した。インヘレント粘度は30℃のDMAc内で1.82dL/g実施例2と
同様にして乾燥紡糸した後、延伸を行うことによって、繊維を製造した。繊維特
性を表8に示す。全ての試験片が示すX線による結晶化度は無視出来る程であっ
た。
MPD−I//3.4’−POP/PPD (60/40)−T (50/15
0)[平均で25−mar長を有する]3.4’−POPの相対的比率を高くす
ることで第二プロ・ツクを単一段階で調製することが出来るようにし、モノマー
比率を適切に調節して平均で25−marのブロックが生じるようにする以外は
、実施例6と同じ一般的操作を用いて、DMA c / Ca Cl 2の中に
入っているポリマーの20%溶液を調製した。インヘレント粘度は30℃のDM
Ac内で1.55であった。
実施例2の操作を用いて繊維を乾燥紡糸した後、延伸を行った。引張り特性の典
型は、325℃における550%の延伸でT/E/Mi=6.8 (7,7)g
pd/15 (16)%/131 (154)gpdであった。
比較実施例2
実施例1および2のブロック共重合体に相当するランダム共重合体3.4’−P
OP/2.2’−DCI PP/MPD (21,7/21.7/実施例1と同
じ装置を用い、428mLのDMAc (400g)の中に14.97 gの3
.4’−POP (0,0748モル)、18.93gの2.2’−DCIPP
(0,0748モル)、および21.13gのMPD(0,1956モル)が
入っている約10℃の溶液を、28.014gのTCI (0,138モル)と
42.021gのICI(0,207モル)との混合物で処理することにより、
ポリマーの20%溶液を生じさせた。
MCIを中和する目的で19.3gのCaO(0,345モル)を混合した。D
MAcで0.5%固体になるように希釈した後のインヘレント粘度は30℃で1
.86であった。
豐−樵
実施例2と同様な条件下、ドープを63℃の熱交換器を通すことにより、上記溶
液の乾燥紡糸を行った。水に浸漬することで残存溶媒と塩を抽出し、空気乾燥し
た後、この糸を、実施例2と同様に上昇させた温度で機械延伸を行ったが、それ
が溶融することで、320℃以上では延伸を行うことができなかった(実施例2
では400℃であることを参照)。
X線回折は、見掛は結晶子サイズで示されるように、これらの繊維は中程度に配
向していて本質的に非晶質であることを示していた。同様に、そのブロック共重
合体に比較した時の、その延伸した繊維が示すモジュラスも比較的低い。延伸し
た繊維に関する引張りデータを表9に示す表9
(括弧内は最大引張り破壊)
これらの繊維も熱水を通して延伸させることができたが、ずっと低い度合であっ
た。
比較実施例3
乾燥紡織したMPD−I繊維
比較実施例1の、DMAc/CaCl2のMPD−1(19,5%)溶液を、下
記の条件下で通常に乾燥紡糸した。熱交換器120℃:ガス温度275℃:ガス
流圧3.2インチ水:セル温度230±3℃:直径が0.005″の穴が10個
備わっている紡糸口金:巻き上げ160m/分。
ボビンを水中に浸漬することで、残存溶媒とCaC1□の抽出を行った。
実施例1の様式と同様にして、熱プレート上で乾燥糸の延伸を行った。
試験片もまた90℃の水を通して延伸させた。同様に水中で延伸を行った市販の
MPD−I (Nomex (商標))はT/E/Mi=4.0/30/70g
pdを示す。引張り特性を表10に示す。
MPD Iの繊維を同様な様式で同じ溶液から微細デニールで紡糸する時、延伸
は有意に低い温度に制限されており、表11に示すようにかなり低い粘り強さを
与えた。
戎11
本発明の好適な態様を水明細書の上に記述して来たが、本発明をここに開示した
正確な構成に制限することを意図したものでないと理解されるべきであり、そし
て更に、添付請求の範囲で限定する如き本発明の範囲内に入る全ての変化に対し
て権利を保有していると理解されるべきである。
補正音の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の8)工刻年、ヵ。5a
Claims (31)
- 1.溶液内および未延伸固体状ポリマー内では柔軟性を示すがこの固体状ポリマ ーを延伸した後は堅くなる2個以上の第一アラミドブロックと、溶液内および延 伸と未延伸固体状態で柔軟性を示す2個以上の第二アラミドブロックとを含んで いるが、但し、上記第一アラミドブロックおよび上記第二アラミドブロック各々 の中の繰り返し単位数が少なくとも3であることを条件とする、アラミドブロッ ク共重合体。
- 2.上記第一アラミドブロックおよび上記第二アラミドブロック各々が約4から 約75個の繰り返し単位を有する請求の範囲1記載のアラミドブロック共重合体 。
- 3.上記第一アラミドブロックおよび上記第二アラミドブロック各々が約6から 約50個の繰り返し単位を有する請求の範囲2記載のアラミドブロック共重合体 。
- 4.上記第二アラミドブロックがイソフタル酸/m−フェニレンジアミン;イソ フタル酸/4,4′−オキシジアニリンおよびm−フェニレンジアミン/4,4 ′−オキシ二安息香酸から成る群から選択される請求の範囲1記載のアラミドブ ロック共重合体。
- 5.上記第二アラミドブロックがイソフタル酸/m−フェニレンジアミン;イソ フタル酸/4,4′−オキシジアニリンおよび4,4′−オキシ二安息香酸m− フェニレンジアミンから成る群から選択される請求の範囲2記載のアラミドブロ ック共重合体。
- 6.上記第一アラミドブロックがテレフタル酸/3,4′−オキシジアニリンで ある請求の範囲1記載のアラミドブロック共重合体。
- 7.上記第一ブロックが、本質的にIを15から50モル%、IIを0から35 モル%、そしてIIIを50モル%含んでいるポリマーであり、ここで、 ▲数式、化学式、表等があります▼I ▲数式、化学式、表等があります▼II▲数式、化学式、表等があります▼II I[式中、 Z1が−NH−でありそしてZ2が−CO−であるか、或はZ1が−CO−であ りそしてZ2が−NH−であり、Y1は、−O−、−S−、−SO2−または− CO−であり、nは、0または1であるが、 nが0の時、X1は水素でありそしてX2はクロロまたはメチルであり、 nが1の時、X1とX4が水素でありそしてX2とX3の両方がクロロ、ブロモ 、メチル、ニトロ、トリフルオロメチル、カルボキシルおよび−CO2R(ここ で、Rは低級アルキルである)であるか、或はX2とX3が水素でありそしてX 1とX4の両方がクロロ、メチルまたはメトキシであり、 ここで、Z2が−NH−である場合、Arは、任意にクロロまたはメチル基で置 換されていてもよいp−フェニレンであり、Z2が−CO−である場合、Arは 、任意にクロロまたはメチル基で置換されていてもよいp−フェニレンであるか 或は2,6−ナフチレンである] である請求の範囲1記載のアラミドブロック共重合体。
- 8.上記第一ブロックが、本質的にIを15から50モル%、IIを0から35 モル%、そしてIIIを50モル%含んでいるポリマーであり、ここで、 ▲数式、化学式、表等があります▼I ▲数式、化学式、表等があります▼II▲数式、化学式、表等があります▼II I[式中、 Z1が−NH−でありそしてZ2が−CO−であるか、或はZ1が−CO−であ りそしてZ2が−NH−であり、Y1は、−O−、−S−、−SO2−または− CO−であり、nは、0または1であるが、 nが0の時、X1は水素でありそしてX2はクロロまたはメチルであり、 nが1の時、X1とX4が水素でありそしてX2とX3の両方がクロロ、ブロモ 、メチル、ニトロ、トリフルオロメチル、カルボキシルおよび−CO2R(ここ で、Rは低級アルキルである)であるか、或はX2とX3が水素でありそしてX 1とX4の両方がクロロ、メチルまたはメトキシであり、 ここで、Z2が−NH−である場合、Arは、任意にクロロまたはメチル基で置 換されていてもよいp−フェニレンであり、Z2が−CO−である場合、Arは 、任意にクロロまたはメチル基で置換されていてもよいp−フェニレンであるか 或は2,6−ナフチレンである] である請求の範囲2記載のアラミドブロック共重合体。
- 9.上記第二ブロックがイソフタル酸/m−フェニレンジアミンである請求の範 囲1記載のアラミドブロック共重合体。
- 10.上記第二ブロックがイソフタル酸/m−フェニレンジアミンである請求の 範囲6記載のアラミドブロック共重合体。
- 11.上記第一ブロックが、 (a)10から25モル%の4,4′−オキシジアニリンまたは1,4−[ビス (4−アミノフェノキシ)]ベンゼン、(b)0から40モル%のp−フェニレ ンジアミン、(c)0から40モル%のクロロ−p−フェニレンジアミン、およ び(d)50モル%のテレフタル酸、 から本質的に成るポリマーである請求の範囲1記載のアラミドブロック共重合体 。
- 12.上記第一ブロックが、 (a)10から25モル%の4,4′−オキシジアニリンまたは1,4−[ビス (4−アミノフェノキシ)]ベンゼン、(b)0から40モル%のp−フェニレ ンジアミン、(c)0から40モル%のクロロ−p−フェニレンジアミン、およ び(d)50モル%のテレフタル酸、 から本質的に成るポリマーである請求の範囲2記載のアラミドブロック共重合体 。
- 13.延伸していない繊維の形態である請求の範囲1記載のアラミドブロック共 重合体。
- 14.延伸した繊維の形態である請求の範囲1記載のアラミドブロック共重合体 。
- 15.延伸していないフィルムの形態である請求の範囲1記載のアラミドブロッ ク共重合体。
- 16.延伸したフィルムの形態である請求の範囲1記載のアラミドブロック共重 合体。
- 17.アラミドブロック共重合体の製造方法において、溶液内で、第一芳香族二 酸と第一芳香族ジアミンとを、繰り返し単位を少なくとも3個含んでいるオリゴ マーが生じそして上記オリゴマーの末端が上記第一芳香族二酸または上記第一芳 香族ジアミンから誘導されるような比率で反応させ、 該オリゴマー分子とほぼ等しい数の第二ブロックが生じそして上記第二ブロック が繰り返し単位を3個以上有するような量および互いに対する比率で、第二芳香 族二酸と第二芳香族ジアミンを加えることで、 上記第一芳香族ジアミンと上記第一芳香族二酸とを含んでいる第一ブロックと、 上記第二芳香族ジアミンと上記第二芳香族二酸とを含んでいる上記第二ブロック との、アラミドブロック共重合体を生じさせ、そして ここで、上記第一ブロックまたは上記第二ブロックの1つが、溶液内および固体 状未延伸状態で柔軟性を示すが固体状延伸状態で堅く、そして上記第一ブロック または上記第二ブロックの1つが、溶液内および固体状延伸と未延伸状態で柔軟 性を示すことを条件とし、そして更に、未延伸固体状態または溶液内で堅いアラ ミドブロックが生じないことを条件とする、 ことを含む方法。
- 18.上記第一ブロックおよび上記第二ブロック各々が約4から約75個の繰り 返し単位を有する請求の範囲17記載の方法。
- 19.上記第一ブロックおよび上記第二ブロック各々が約6から約50個の繰り 返し単位を有する請求の範囲18記載の方法。
- 20.溶液内および固体状未延伸状態で柔軟性を示すが固体状延伸状態で堅いブ ロックが、本質的にIを15から50モル%、IIを0から35モル%、そして IIIを50モル%含んでいるポリマーであり、ここで、 ▲数式、化学式、表等があります▼I ▲数式、化学式、表等があります▼II▲数式、化学式、表等があります▼II I[式中、 Z1が−NH−でありそしてZ2が−CO−であるか、或はZ1が−CO−であ りそしてZ2が−NH−であり、Y1は、−O−、−S−、−SO2−または− CO−であり、nは、0または1であるが、 nが0の時、X1は水素でありそしてX2はクロロまたはメチルであり、 nが1の時、X1とX4が水素でありそしてX2とX3の両方がクロロ、ブロモ 、メチル、ニトロ、トリフルオロメチル、カルボキシルおよび−CO2R(ここ で、Rは低級アルキルである)であるか、或はX2とX3が水素でありそしてX 1とX4の両方がクロロ、メチルまたはメトキシであり、 ここで、Z2が−NH−である場合、Arは、任意にクロロまたはメチル基で置 換されていてもよいp−フェニレンであり、Z2が−CO−である場合、Arは 、任意にクロロまたはメチル基で置換されていてもよいp−フェニレンであるか 或は2,6−ナフチレンである] である請求の範囲17記載の方法。
- 21.溶液内および固体状未延伸状態で柔軟性を示すが固体状延伸状態で堅いブ ロックが、本質的にIを15から50モル%、IIを0から35モル%、そして IIIを50モル%含んでいるポリマーであり、ここで、 ▲数式、化学式、表等があります▼I ▲数式、化学式、表等があります▼II▲数式、化学式、表等があります▼II I[式中、 Z1が−NH−でありそしてZ2が−CO−であるか、或はZ1が−CO−であ りそしてZ2が−NH−であり、Y1は、−O−、−S−、−SO2−または− CO−であり、nは、0または1であるが、 nが0の時、X1は水素でありそしてX2はクロロまたはメチルであり、 nが1の時、X1とX4が水素でありそしてX2とX3の両方がクロロ、ブロモ 、メチル、ニトロ、トリフルオロメチル、カルボキシルおよび−CO2R(ここ で、Rは低段アルキルである)であるか、或はX2とX3が水素でありそしてX 1とX4の両方がクロロ、メチルまたはメトキシであり、 ここで、Z2が−NH−である場合、Arは、任意にクロロまたはメチル基で置 換されていてもよいp−フェニレンであり、Z2が−CO−である場合、Arは 、任意にクロロまたはメチル基で置換されていてもよいp−フェニレンであるか 或は2,6−ナフチレンである] である請求の範囲18記載の方法。
- 22.溶液内および固体状未延伸状態で柔軟性を示すが固体状延伸状態で堅いブ ロックが、テレフタル酸/3,4′−オキシジアニリンである請求の範囲20記 載の方法。
- 23.溶液内および固体状延伸と未延伸状態で柔軟性を示すブロックが、イソフ タル酸/m−フェニレンジアミン;イソフタル酸/4,4′−オキシジアニリン およびm−フェニレンジアミン/4,4′−オキシ二安息香酸から成る群から選 択される請求の範囲17記載の方法。
- 24.溶液内および固体状延伸と未延伸状態で柔軟性を示すブロックが、イソフ タル酸/m−フェニレンジアミン;イソフタル酸/4,4′−オキシジアニリン およびm−フェニレンジァミン/4,4′−オキシ二安息香酸から成る群から選 択される請求の範囲18記載の方法。
- 25.溶液内および固体状延伸と未延伸状態で柔軟性を示すブロックが、イソフ タル酸/m−フェニレンジアミンである請求の範囲23記載の方法。
- 26.溶液内および固体状延伸と未延伸状態で柔軟性を示すブロックが、イソフ タル酸/m−フェニレンジアミンである請求の範囲22記載の方法。
- 27.上記第一芳香族二酸および上記第二芳香族二酸がハロゲン化アシルである 請求の範囲17記載の方法。
- 28.上記ハロゲン化アシルがアシルクロライドである請求の範囲27記載の方 法。
- 29.上記第一芳香族二酸および上記第二芳香族二酸がハロゲン化アシルである 請求の範囲26記載の方法。
- 30.溶液内および固体状未延伸状態で柔軟性を示すが固体状延伸状態で堅いブ ロックが、 (a)10から25モル%の4,4′−オキシジアニリンまたは1,4−[ビス (4−アミノフェノキシ)〕ベンゼン、(b)0から40モル%のp−フェニレ ンジアミン、(c)0から40モル%のクロロ−p−フェニレンジアミン、およ び(d)50モル%のテレフタル酸、 から本質的に成るポリマーである請求の範囲17記載の方法。
- 31.溶液内および固体状未延伸状態で柔軟性を示すが固体状延伸状態で堅いブ ロックが、 (a)10から25モル%の4,4′−オキシジアニリンまたは1,4−[ビス (4−アミノフェノキシ)]ベンゼン、(b)0から40モル%のp−フェニレ ンジアミン、(c)0から40モル%のクロロ−p−フェニレンジアミン、およ び(d)50モル%のテレフタル酸、 から本質的に成るポリマーである請求の範囲18記載の方法。
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