JPH074982Y2 - 車両用回転シート構造 - Google Patents

車両用回転シート構造

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JPH074982Y2
JPH074982Y2 JP5677991U JP5677991U JPH074982Y2 JP H074982 Y2 JPH074982 Y2 JP H074982Y2 JP 5677991 U JP5677991 U JP 5677991U JP 5677991 U JP5677991 U JP 5677991U JP H074982 Y2 JPH074982 Y2 JP H074982Y2
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JP
Japan
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lower frame
gap
upper frame
seat structure
frame
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JP5677991U
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JPH051571U (ja
Inventor
徹 近藤
栄一 山野
慶彦 山内
Original Assignee
池田物産株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車の回転形のシート
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような車両用回転シート構造
30を図7に示す。車体フロア31上には回転機構32
を介してシート33が取付けられている。この回転機構
32はロアーフレーム34とアッパーフレーム35とホ
ルダー36とから構成されている。ロアーフレーム34
には上方向に突出する円形状の突出部37が設けられて
おり、この突出部37にはボルト孔38が数個穿設され
ている。またアッパーフレーム35の中央には円形状の
凹部39が設けられており、この凹部39内には、ロア
ーフレーム34の突出部37を収容するための収容孔部
40が設けられている。またホルダー36には前記ボル
ト孔38と同数個のボルト孔41が穿設されている。こ
の際ロアーフレーム34は車体フロア31上の基台42
に固着され、このロアーフレーム34にアッパーフレー
ム35を重ねることによって、ロアーフレーム34の突
出部37が、アッパーフレーム35の収容孔部40に収
容されることになる。そして、この突出部37上にホル
ダー36を載置し、ボルト孔38、41にボルト43螺
合してナット44で係止する。
【0003】これによりロアーフレーム34とホルダー
36は係止されることになり、基台42に固着されたロ
アーフレーム34に対してアッパーフレーム35は摺動
可能に回転することができる。
【0004】さらにアッパーフレーム35の上面両側3
5aはシート33のシートフレーム45の下部に取付け
られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
う車両用回転シート構造30はアッパーフレーム35の
収容孔部40と、その収容孔部40に収容されるロアー
フレーム34の突出部37間に隙間Xが生じることによ
って、水平方向にがたつきが生じるという問題点があっ
た。
【0006】本考案は上記の問題点に鑑みて成されたも
のであって、その目的とするところは、アッパーフレー
ムの収容孔部と、ロアーフレームの突出部間の隙間によ
って生じる水平方向のがたつきをを無くすことを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、ロアーフレームとホルダーとに挟持される
アッパーフレームが、ロアーフレームに対して回転する
車両用回転シートにおいて、ロアーフレームの突出部
と、この突出部を収容するアッパーフレームの収容孔部
間の隙間に充填部材を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記のように構成された本考案の車両用回転シ
ート構造は、アッパーフレームの突出部と、この突出部
を受けるロアーフレームの収容孔部間に生じる隙間に充
填部材を設けて、水平方向のがたつきを無くす。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。図1は本考案の車両用回転シート構造を示す一部
断面図である。
【0010】本考案の車両用回転シート構造1は図1に
示すように、車体フロア2上に回転機構3を介してシー
ト4を取付て構成されている。この回転機構3はロアー
フレーム5とアッパーフレーム6とホルダー7と充填部
材8とから構成されている。ロアーフレーム5には上方
向に突出している円形状の突出部9が設けられており、
この突出部9の面部には数個のボルト孔10が穿設され
ている。またアッパーフレーム6の中央には円形状の凹
部11が設けられており、この凹部11内には、ロアー
フレーム5の突出部9を収容するための収容孔部12が
設けられている。またホルダー7には前記ボルト孔10
と同数個のボルト孔13が穿設されている。そして、ロ
アーフレーム5は車体フロア2上の基台14に固着さ
れ、このロアーフレーム5にアッパーフレーム6を重ね
ることによって、ロアーフレーム5の突出部9が、アッ
パーフレーム6の収容孔部12に収容されている。
【0011】この場合、突出部9と収容孔部12間に隙
間15が生じるが、この隙間15に充填部材8が嵌合し
てある。そして、この突出部9上にホルダー7を載置
し、ボルト孔10、13にボルト16を螺合してナット
17で係止することにより、ロアーフレーム5とホルダ
ー7は係止されることになり、基台14に固着されたロ
アーフレーム5に対してアッパーフレーム6は摺動可能
に回転することができる。また、アッパーフレーム6の
上面両側6aには、シート4のシートフレーム18が取
付けられている。
【0012】充填部材8としては図4(a)に示すよう
に断面がV形状のリング状バネ19が用いられる。この
バネ19の幅が隙間15の幅よりも小さいので、隙間1
5にバネ19を円滑に嵌合することができ、また、バネ
19の高さは隙間15の高さよりも大きいので、バネ1
9を隙間15に嵌合した際、バネ19は隙間15から突
出するが、ホルダー7をボルト16を介してロアーフレ
ーム5の突出部9に係止することにより、ホルダー7に
よりバネ19の隙間15内から突出した部分8aが押さ
れてバネ19は左右に広がり、隙間15を埋める。上記
のことは図4(b)に示すように上下左右に蛇行したバ
ネ材をリング状にした充填部材8としてのバネ20につ
いても同様のことがいえる。これにより隙間15にバネ
19およびバネ20を組み込む際の作業が容易になると
共にロアーフレーム5とアッパーフレーム6間に生じる
水平方向のがたつきを無くすことができる。
【0013】また本考案の第2実施例を図5、図6に示
すように、充填部材8をラバー21に置き換えることが
できる。このラバー21の形状はリング状になってお
り、隙間15の幅よりもラバー21の幅のほうが小さい
ので、隙間15にラバー21を円滑に嵌合することがで
き、また、ラバー21の高さは隙間15の高さよりも大
きいので、ラバー21を隙間15に嵌合した際、ラバー
21は隙間15から突出する。そして、ホルダー7をボ
ルト16を介してロアーフレーム5の突出部9に係止す
る。この際にホルダー7によりラバー21の隙間15内
から突出した部分8aが押されることによりラバー21
は圧縮され、隙間15を埋めることができる。これによ
り隙間15にラバー21を組み込む際の作業が容易にな
ると共にロアーフレーム5とアッパーフレーム6間に生
じる水平方向のがたつきを無くすことができる。
【0014】また、充填部材8を砲金などのブッシュに
置き換えても良い。
【0015】上記の実施例によれば、ロアーフレーム5
の突出部9を、アッパーフレーム6の収容孔部12に嵌
合した際に生じる隙間15に充填部材8を設けることに
よって、隙間15を埋めるので、水平方向のがたつきが
無い。
【0016】
【考案の効果】上記のように構成された本考案の車両用
回転シート構造は、ロアーフレームの突出部をアッパー
フレームの収容孔部に嵌合する際に生じる隙間に充填部
材を設け、この充填部材をホルダーによって係止したの
で、ロアーフレームとアッパーフレーム間に生じる水平
方向のがたつきを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用回転シート構造を示す一部断面
図である。
【図2】本考案の車両用回転シート構造を用いた回転機
構の分解斜視図である。
【図3】(a)本考案の第1実施例を用いた回転機構を
組み立てる際の断面図である。 (b)本考案の第1実施例を用いた回転機構の断面図で
ある。
【図4】(a)本考案の第1実施例における充填部材と
してのバネを示す斜視図である。 (b)本考案の第1実施例における充填部材としてのバ
ネを示す平面図である。 (c)図4(b)のバネのE−E断面図である。
【図5】本考案の第2実施例における充填部材としての
ラバーを示す斜視図である。
【図6】(a)本考案の第2実施例を用いた回転機構を
組み立てる際の断面図である。 (b)本考案の第2実施例を用いた回転機構の断面図で
ある。
【図7】従来車両用回転シート構造を示す一部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 車両用回転シート構造 5 ロアーフレーム 6 アッパーフレーム 7 ホルダー 8 充填部材 9 突出部 12 収容孔部 15 隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロアーフレームとホルダーとに挟持され
    るアッパーフレームが、ロアーフレームに対して回転す
    る車両用回転シート構造において、ロアーフレームの突
    出部と、この突出部を収容するアッパーフレームの収容
    孔部間の隙間に充填部材を設けたことを特徴とする車両
    用回転シート構造。
JP5677991U 1991-06-26 1991-06-26 車両用回転シート構造 Expired - Lifetime JPH074982Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5677991U JPH074982Y2 (ja) 1991-06-26 1991-06-26 車両用回転シート構造

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JP5677991U JPH074982Y2 (ja) 1991-06-26 1991-06-26 車両用回転シート構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH051571U JPH051571U (ja) 1993-01-14
JPH074982Y2 true JPH074982Y2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=13036926

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5677991U Expired - Lifetime JPH074982Y2 (ja) 1991-06-26 1991-06-26 車両用回転シート構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442751B1 (ko) * 2002-04-09 2004-08-02 주식회사다스 자동차용 시트 회전장치
KR100442749B1 (ko) * 2002-04-09 2004-08-02 주식회사다스 자동차용 시트 회전장치

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JPH051571U (ja) 1993-01-14

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