JPH051571U - 車両用回転シート構造 - Google Patents
車両用回転シート構造Info
- Publication number
- JPH051571U JPH051571U JP5677991U JP5677991U JPH051571U JP H051571 U JPH051571 U JP H051571U JP 5677991 U JP5677991 U JP 5677991U JP 5677991 U JP5677991 U JP 5677991U JP H051571 U JPH051571 U JP H051571U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両用回転シートの回転機構における水平方
向のがたつきを防止することを目的とする。 【構成】 ロアーフレーム5の突出部9と、この突出部
9を収容するアッパーフレーム6の収容孔部12が嵌合
した際に生じる隙間15に充填部材8を設けることによ
って、回転機構3の水平方向のがたつきを防止した。
向のがたつきを防止することを目的とする。 【構成】 ロアーフレーム5の突出部9と、この突出部
9を収容するアッパーフレーム6の収容孔部12が嵌合
した際に生じる隙間15に充填部材8を設けることによ
って、回転機構3の水平方向のがたつきを防止した。
Description
【0001】
本考案は自動車の回転形のシート構造に関する。
【0002】
従来、このような車両用回転シート構造30を図7に示す。車体フロア31上 には回転機構32を介してシート33が取付けられている。この回転機構32は ロアーフレーム34とアッパーフレーム35とホルダー36とから構成されてい る。ロアーフレーム34には上方向に突出する円形状の突出部37が設けられて おり、この突出部37にはボルト孔38が数個穿設されている。またアッパーフ レーム35の中央には円形状の凹部39が設けられており、この凹部39内には 、ロアーフレーム34の突出部37を収容するための収容孔部40が設けられて いる。またホルダー36には前記ボルト孔38と同数個のボルト孔41が穿設さ れている。この際ロアーフレーム34は車体フロア31上の基台42に固着され 、このロアーフレーム34にアッパーフレーム35を重ねることによって、ロア ーフレーム34の突出部37が、アッパーフレーム35の収容孔部40に収容さ れることになる。そして、この突出部37上にホルダー36を載置し、ボルト孔 38、41にボルト43螺合してナット44で係止する。
【0003】 これによりロアーフレーム34とホルダー36は係止されることになり、基台 42に固着されたロアーフレーム34に対してアッパーフレーム35は摺動可能 に回転することができる。
【0004】 さらにアッパーフレーム35の上面両側35aはシート33のシートフレーム 45の下部に取付けられている。
【0005】
しかしながら、このよう車両用回転シート構造30はアッパーフレーム35の 収容孔部40と、その収容孔部40に収容されるロアーフレーム34の突出部3 7間に隙間Xが生じることによって、水平方向にがたつきが生じるという問題点 があった。
【0006】 本考案は上記の問題点に鑑みて成されたものであって、その目的とするところ は、アッパーフレームの収容孔部と、ロアーフレームの突出部間の隙間によって 生じる水平方向のがたつきをを無くすことを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するために本考案は、ロアーフレームとホルダーとに挟持され るアッパーフレームが、ロアーフレームに対して回転する車両用回転シートにお いて、ロアーフレームの突出部と、この突出部を収容するアッパーフレームの収 容孔部間の隙間に充填部材を設けたことを特徴とする。
【0008】
上記のように構成された本考案の車両用回転シート構造は、アッパーフレーム の突出部と、この突出部を受けるロアーフレームの収容孔部間に生じる隙間に充 填部材を設けて、水平方向のがたつきを無くす。
【0009】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。図1は本考案の車両用回転 シート構造を示す一部断面図である。
【0010】 本考案の車両用回転シート構造1は図1に示すように、車体フロア2上に回転 機構3を介してシート4を取付て構成されている。この回転機構3はロアーフレ ーム5とアッパーフレーム6とホルダー7と充填部材8とから構成されている。 ロアーフレーム5には上方向に突出している円形状の突出部9が設けられており 、この突出部9の面部には数個のボルト孔10が穿設されている。またアッパー フレーム6の中央には円形状の凹部11が設けられており、この凹部11内には 、ロアーフレーム5の突出部9を収容するための収容孔部12が設けられている 。またホルダー7には前記ボルト孔10と同数個のボルト孔13が穿設されてい る。そして、ロアーフレーム5は車体フロア2上の基台14に固着され、このロ アーフレーム5にアッパーフレーム6を重ねることによって、ロアーフレーム5 の突出部9が、アッパーフレーム6の収容孔部12に収容されている。
【0011】 この場合、突出部9と収容孔部12間に隙間15が生じるが、この隙間15に 充填部材8が嵌合してある。そして、この突出部9上にホルダー7を載置し、ボ ルト孔10、13にボルト16を螺合してナット17で係止することにより、ロ アーフレーム5とホルダー7は係止されることになり、基台14に固着されたロ アーフレーム5に対してアッパーフレーム6は摺動可能に回転することができる 。また、アッパーフレーム6の上面両側6aには、シート4のシートフレーム1 8が取付けられている。
【0012】 充填部材8としては図4(a)に示すように断面がV形状のリング状バネ19 が用いられる。このバネ19の幅が隙間15の幅よりも小さいので、隙間15に バネ19を円滑に嵌合することができ、また、バネ19の高さは隙間15の高さ よりも大きいので、バネ19を隙間15に嵌合した際、バネ19は隙間15から 突出するが、ホルダー7をボルト16を介してロアーフレーム5の突出部9に係 止することにより、ホルダー7によりバネ19の隙間15内から突出した部分8 aが押されてバネ19は左右に広がり、隙間15を埋める。上記のことは図4( b)に示すように上下左右に蛇行したバネ材をリング状にした充填部材8として のバネ20についても同様のことがいえる。これにより隙間15にバネ19およ びバネ20を組み込む際の作業が容易になると共にロアーフレーム5とアッパー フレーム6間に生じる水平方向のがたつきを無くすことができる。
【0013】 また本考案の第2実施例を図5、図6に示すように、充填部材8をラバー21 に置き換えることができる。このラバー21の形状はリング状になっており、隙 間15の幅よりもラバー21の幅のほうが小さいので、隙間15にラバー21を 円滑に嵌合することができ、また、ラバー21の高さは隙間15の高さよりも大 きいので、ラバー21を隙間15に嵌合した際、ラバー21は隙間15から突出 する。そして、ホルダー7をボルト16を介してロアーフレーム5の突出部9に 係止する。この際にホルダー7によりラバー21の隙間15内から突出した部分 8aが押されることによりラバー21は圧縮され、隙間15を埋めることができ る。これにより隙間15にラバー21を組み込む際の作業が容易になると共にロ アーフレーム5とアッパーフレーム6間に生じる水平方向のがたつきを無くすこ とができる。
【0014】 また、充填部材8を砲金などのブッシュに置き換えても良い。
【0015】 上記の実施例によれば、ロアーフレーム5の突出部9を、アッパーフレーム6 の収容孔部12に嵌合した際に生じる隙間15に充填部材8を設けることによっ て、隙間15を埋めるので、水平方向のがたつきが無い。
【0016】
上記のように構成された本考案の車両用回転シート構造は、ロアーフレームの 突出部をアッパーフレームの収容孔部に嵌合する際に生じる隙間に充填部材を設 け、この充填部材をホルダーによって係止したので、ロアーフレームとアッパー フレーム間に生じる水平方向のがたつきを防止することができる。
【図1】本考案の車両用回転シート構造を示す一部断面
図である。
図である。
【図2】本考案の車両用回転シート構造を用いた回転機
構の分解斜視図である。
構の分解斜視図である。
【図3】(a)本考案の第1実施例を用いた回転機構を
組み立てる際の断面図である。 (b)本考案の第1実施例を用いた回転機構の断面図で
ある。
組み立てる際の断面図である。 (b)本考案の第1実施例を用いた回転機構の断面図で
ある。
【図4】(a)本考案の第1実施例における充填部材と
してのバネを示す斜視図である。 (b)本考案の第1実施例における充填部材としてのバ
ネを示す平面図である。 (c)図4(b)のバネのE−E断面図である。
してのバネを示す斜視図である。 (b)本考案の第1実施例における充填部材としてのバ
ネを示す平面図である。 (c)図4(b)のバネのE−E断面図である。
【図5】本考案の第2実施例における充填部材としての
ラバーを示す斜視図である。
ラバーを示す斜視図である。
【図6】(a)本考案の第2実施例を用いた回転機構を
組み立てる際の断面図である。 (b)本考案の第2実施例を用いた回転機構の断面図で
ある。
組み立てる際の断面図である。 (b)本考案の第2実施例を用いた回転機構の断面図で
ある。
【図7】従来車両用回転シート構造を示す一部断面図で
ある。
ある。
1 車両用回転シート構造 5 ロアーフレーム 6 アッパーフレーム 7 ホルダー 8 充填部材 9 突出部 12 収容孔部 15 隙間
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ロアーフレームとホルダーとに挟持され
るアッパーフレームが、ロアーフレームに対して回転す
る車両用回転シート構造において、ロアーフレームの突
出部と、この突出部を収容するアッパーフレームの収容
孔部間の隙間に充填部材を設けたことを特徴とする車両
用回転シート構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5677991U JPH074982Y2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 車両用回転シート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5677991U JPH074982Y2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 車両用回転シート構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051571U true JPH051571U (ja) | 1993-01-14 |
JPH074982Y2 JPH074982Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=13036926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5677991U Expired - Lifetime JPH074982Y2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 車両用回転シート構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074982Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100442751B1 (ko) * | 2002-04-09 | 2004-08-02 | 주식회사다스 | 자동차용 시트 회전장치 |
KR100442749B1 (ko) * | 2002-04-09 | 2004-08-02 | 주식회사다스 | 자동차용 시트 회전장치 |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP5677991U patent/JPH074982Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100442751B1 (ko) * | 2002-04-09 | 2004-08-02 | 주식회사다스 | 자동차용 시트 회전장치 |
KR100442749B1 (ko) * | 2002-04-09 | 2004-08-02 | 주식회사다스 | 자동차용 시트 회전장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH074982Y2 (ja) | 1995-02-08 |
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