JPH0749782Y2 - ノーマルモードチヨークコイル - Google Patents

ノーマルモードチヨークコイル

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Publication number
JPH0749782Y2
JPH0749782Y2 JP1990114382U JP11438290U JPH0749782Y2 JP H0749782 Y2 JPH0749782 Y2 JP H0749782Y2 JP 1990114382 U JP1990114382 U JP 1990114382U JP 11438290 U JP11438290 U JP 11438290U JP H0749782 Y2 JPH0749782 Y2 JP H0749782Y2
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JP
Japan
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lead
normal mode
coil
bent
resin layer
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Application number
JP1990114382U
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JPH0470724U (ja
Inventor
正行 小林
Original Assignee
北光電子株式会社
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Publication date
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はコイルの分野に属し、巻線処理のないノーマ
ルモードチヨークコイルに関する。
(従来の技術) 巻線処理をすることなくコイルを形成する技術として、
本願出願人は特許願平1-309516号の「チヨークコイルと
その製造方法」なる先願を有するものであるが、該先願
発明は、コアが円環状であるため、コイルを形成する導
体の成形に電気的問題点(歪みや断面の変化による抵抗
のバラツキなど)や加工上のコスト高による経済的損失
を伴うことから、成形技術の改良が要望されてきた。
(考案が解決しようとする課題) この考案はリード成形時の歪みや加工技術の困難性を解
消したノーマルモードチヨークコイルを提供するもので
ある。
(課題を解決するための手段) この考案のノーマルモードチョークコイルは、角環状コ
アの胴体外周の上下から、分割された導体をそれぞれ接
着し、該胴体外周にスパイラル状の電流通路を構成する
コイルを樹脂層に封入して成るノーマルモードチョーク
コイルにおいて、該コイルが、下記の一対の下側リード
と上側リードとを弾性樹脂層に封入したものから成るも
のである。
下側リードは、薄平板の一端の基部に位置決め部を
残置して各櫛刃状のリードを連接し、該リードの他端に
U字状の折曲溝を配設するとともに、該折曲溝の他端側
上端に一端側上端と面一の折曲縁を配設して成り、 上側リードは、薄平板の四周に位置決め部を残置
し、中央部には左右にそれぞれの各櫛刃状のリードと、
左方のリードを右方のリードの領域に連通する連接リー
ドと、左方の上端内側のリードに連通する電極板と、右
方の下端外側のリードに連通する電極板とを、それぞれ
前記位置決め部に連接して配設して成る。
(作用) 上側リードの四周の位置決め部と下側リードの各一端の
位置決め部とが位置決めされて、両者はノーマルモード
巻線構成点で接続され、該構成点が弾性樹脂層で固定さ
れ、位置決め部が切除されてコイルが形成される。
(実施例) この考案を実施例により具体的に説明すると、第1図、
第2図に示すように所定の薄平板を所要幅、所要長さの
薄平板として所要数櫛刃状に打抜いてリード1を形成
し、リード1の基部に薄平板の位置決め部2を所要形状
に残置するとともにリード1の先端部にU字状に折曲し
た折曲溝3を形成して下側リード4を左右対称に所要の
間隔で対設した状態で左右の折曲溝3には角環状のコア
5の縦側部をそれぞれ嵌入し、一方、上側リード6は第
3図に示すように、左右の下側リード4のそれぞれの各
リード1とコア5を挟んでコイルを形成するように左右
において、それぞれ所要の勾配を有し、左部前端の内側
と右部後端の外側にそれぞれ電極板7を有するリード1
を前記下側リード4のリード1に対応する数だけ左右対
称に打抜くとともに、左部後端のリード1を連接リード
1′により右部前端のリード1に一体に連接して打抜
き、左右のそれぞれのリード1の基部に残置した位置決
め部2と各電極板7は一体として成形されるものであ
る。
したがつて、左右の下側リード4に対して上側リード6
を適宜な位置決め治具(図外)により位相を一致させて
各リード1相互を溶着連接すると、両者の各リード1は
ノーマルモード巻線構成点で接続し、左側の下側リード
4の最前列のリード1の内側上縁8(折曲溝3の他端側
の折曲縁)が上側リード6の左側最前列の電極板7を一
体にしたリード1の内側下縁9に接合し、下側リード4
の最前列のリード1の外側上縁10は上側リード6の二列
目のリード1の外側下縁11と接合し、二列目の内側下縁
9は下側リード4の二列目のリード1の内側上縁8と接
合し、順次に接合されて下側リード4の最後尾のリード
1の内側上縁8が上側リード6の最後尾のリード1の内
側下縁9に接合されると左側にコア5を挟んでコイルが
形成され、次に上側リード6の(左部の)の最後尾のリ
ード1と連接リード1′により連接する上側リード6の
右部最前列のリード1はその内側下縁9を(右部の)下
側リード4の最前列のリード1の内側上縁8に接合し、
順次に接合されて下側リード4の最後尾のリード1の外
側上縁10が上側リード6の電極板7を一体にした最後尾
のリード1の外側下縁11と接合して右側にコア5を挟ん
でコイルが形成される。
上記の要領でコイルを形成した後、全体を弾性樹脂槽に
ドブ漬けしてコイルを弾性樹脂層12に封入し、硬化した
時点で下側リード4と上側リード6の接合状態のリード
1を仮想線で示す切断位置13で切り離し、更に、第4図
に示すように硬質樹脂層14で被覆し、硬化したのち電極
板7を仮想線で示す切断位置15で切り離してノーマルモ
ードチヨークコイルaを生産するものである。
このようにコイルは下側リード4と上側リード6の溶着
連接により形成されるものであるが、各リード成形時に
は加工上の歪みや変形などによる電気面への阻害要因も
なく、しかも組立加工は単純な位置決め技術と溶着技術
によるものであるから、生産コストを低減して量産提供
できる。
(考案の効果) 以上のようにこの考案のノーマルモードチヨークコイル
aは電気面への阻害要因を内在することなく、しかも量
産化できる技術でコストを安価にして提供できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は下側リードの要部を左右対称に対設した状態の
平面図、第2図は第1図の正面図、第3図は上側リード
の要部の平面図、第4図はノーマルモードチヨークコイ
ルaの第3図に示すA−A′断線矢視における縦断面図
である。 図中、1はリード、2は位置決め部、3は折曲溝、4は
下側リード、5はコア、6は上側リード、7は電極板、
8は内側上縁、9は内側下縁、10は外側上縁、11は外側
下縁、12は弾性樹脂層、14は硬質樹脂層。 aはノーマルモードチヨークコイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】角環状コアの胴体外周の上下から、分割さ
    れた導体をそれぞれ接着し、該胴体外周にスパイラル状
    の電流通路を構成するコイルを樹脂層に封入して成るノ
    ーマルモードチョークコイルにおいて、該コイルが、下
    記の一対の下側リードと上側リードとを弾性樹脂層に封
    入したものから成るノーマルモードチョークコイル。 下側リードは、薄平板の一端の基部に位置決め部を
    残置して各櫛刃状のリードを連接し、該リードの他端に
    U字状の折曲溝を配設するとともに、該折曲溝の他端側
    上端に一端側上端と面一の折曲縁を配設して成り、 上側リードは、薄平板の四周に位置決め部を残置
    し、中央部には左右にそれぞれの各櫛刃状のリードと、
    左方のリードを右方のリードの領域に連通する連接リー
    ドと、左方の上端内側のリードに連通する電極板と、右
    方の下端外側のリードに連通する電極板とを、それぞれ
    前記位置決め部に連接して配設して成る。
JP1990114382U 1990-10-31 1990-10-31 ノーマルモードチヨークコイル Expired - Lifetime JPH0749782Y2 (ja)

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JPH0470724U JPH0470724U (ja) 1992-06-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108604491B (zh) * 2016-01-27 2021-09-21 株式会社村田制作所 电感器部件及其制造方法
JP6521104B2 (ja) * 2016-01-27 2019-05-29 株式会社村田製作所 インダクタ部品およびその製造方法
JP6579269B2 (ja) * 2016-10-25 2019-09-25 株式会社村田製作所 コイル部品の製造方法、コイル部品、並びにdc−dcコンバータ

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JPS6142810U (ja) * 1984-08-21 1986-03-19 株式会社村田製作所 トロイダルコイル
JPS6437816A (en) * 1987-08-03 1989-02-08 Murata Manufacturing Co Common mode choke coil

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JPH0470724U (ja) 1992-06-23

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