JPH0749228B2 - 帳票出力装置 - Google Patents

帳票出力装置

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JPH0749228B2
JPH0749228B2 JP2198155A JP19815590A JPH0749228B2 JP H0749228 B2 JPH0749228 B2 JP H0749228B2 JP 2198155 A JP2198155 A JP 2198155A JP 19815590 A JP19815590 A JP 19815590A JP H0749228 B2 JPH0749228 B2 JP H0749228B2
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好章 湯山
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、任意に設定された書式に基づいて帳票上にデ
ータを出力する帳票出力装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、帳票に所定の印字データをプリンタによって印字
しようとする場合に、印字データの帳票上のフォーマッ
トすなわち書式を書式モジュールで与えて、印字データ
を帳票上に所定のフォーマットで印字させる帳票出力装
置が知られている。
この種の帳票出力装置のシステム構成図を第4図に示
す。第4図において、書式モジュール格納域101は、帳
票のフォーマットすなわち書式を定める書式モジュール
を格納している。この装置では、書式モジュールは、印
字桁数、データの種類、印字位置等の書式データだけで
構成されており、帳票に実際に印字されるべき印字デー
タを含んでいない。書式モジュールは書式オーバレイゼ
ネレータ102によって書式モジュール格納域101に格納さ
れるようになっている。
一方、プリンタ106により帳票に実際に印字される全て
の印字データは印字データ格納域103に予め作成されて
いる。ここで、印字データ格納域103に作成される印字
データとしては、一つの種類の帳票で定まっている印字
固定データ(罫線データ、伝票名データ等)と、帳票ご
とに異なる印字変動データ(日付、金額等の数値デー
タ)がある。印字プログラム手段104は印字データ格納
域103から印字データを取出して、印字データを書式モ
ジュール格納域101の書式モジュールに従って帳票に実
際に印字されるイメージでイメージRAM105へ格納するよ
うになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、帳票のフォーマットすなわち書式を変更しよ
うとする場合には、印字位置、桁数等の書式データを変
更すると同時に、変更の対象となる帳票において定まっ
ている印字固定データを変更しなければならない。
従って、上述した従来の帳票出力装置において帳票のフ
ォーマットを変更しようとする場合には、書式オーバレ
イゼネレータ102によって書式データの変更に関する制
御情報を書式モジュール格納域101に対して与えると同
時に、印字固定データが印字データ格納域103に格納さ
れているために、書式データの変更に伴い、印字プログ
ラム手段104も変更し再構成しなければならなかった。
このために、従来の帳票出力装置では、帳票のフォーマ
ットすなわち書式の変更は容易ではないという問題点が
あった。このような問題点を回避するには従来では帳票
に罫線、伝票名等の印字固定データを予め印刷した専用
のストックフォームを使用して印字変動データだけを帳
票出力装置により処理し、フォーマットの変更をしない
ようにしていた。
本発明の課題は、複数の項目列及び複数の行からなり、
帳票の1行目に各項目列を表わす複数の固定文字データ
が印刷出力され、且つ帳票の2行目以降に各項目列に対
応する複数の変動データが複数の行にわたって印刷位置
された帳票を、最小限のデータ量で出力できるようにす
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の手段は次の通りである。
複数の項目列及び複数の行からなる帳票を出力する帳票
出力装置であって、 上記帳票の1行目に固定データ領域として展開される各
項目列の上記帳票上における出力位置を示す固定出力位
置情報と、この個々の固定出力位置情報に対応して固定
文字データを記憶し、上記帳票の2行目以降に変動デー
タ領域として展開される上記帳票上における上記2行目
の各項目列の出力位置を示す変動出力位置情報と、この
個々の変動出力位置情報に対応して変動データ識別情報
を記憶する書式記憶手段と、 上記帳票の2行目以降の変動データ領域に出力されるべ
き複数の変動データを複数行分記憶する変動データ記憶
手段と、 帳票出力の際に、上記個々の固定出力位置情報で個別に
指定される印刷用紙上の行方向における個々の出力位置
に、その各固定出力位置情報に対応して記憶された各固
定文字データを印刷出力し、また、上記個々の変動出力
位置情報で個別に指定される上記印刷用紙上の行方向に
おける個々の出力位置に、上記変動データ記憶手段に記
憶された1行目の各変動データを印刷出力し、かつ上記
変動データ記憶手段に記憶された2行目以降の変動デー
タを、上記1行目の各変動データの出力位置をY座標成
分で順次更新した出力位置に印刷出力する印刷出力手段
と、 を具備することを特徴とする。
〔作用〕
複数の項目列及び複数の行からなる帳票を出力する場
合、書式記憶手段に、上記帳票の1行目に固定データ領
域として展開される各項目列の上記帳票上における出力
位置を示す固定出力位置情報と、この個々の固定出力位
置情報に対応して固定文字データを記憶し、上記帳票の
2行目以降に変動データ領域として展開される上記帳票
上における上記2行目の各項目列の出力位置を示す変動
出力位置情報と、この個々の変動出力位置情報に対応し
て変動データ識別情報を記憶させる。また、上記帳票の
2行目以降の変動データ領域に出力されるべき複数の変
動データは変動データ記憶手段に複数行分記憶させてお
く。そして、上記書式記憶手段に基づいて帳票出力を行
なう際は、印刷出力手段が作動し、上記個々の固定出力
位置情報で個別に指定される印刷用紙上の行方向におけ
る個々の出力位置に、その各固定出力位置情報に対応し
て記憶された各固定文字データを印刷出力し、また、上
記個々の変動出力位置情報で個別に指定される上記印刷
用紙上の行方向における個々の出力位置に、上記変動デ
ータ記憶手段に記憶された1行目の各変動データを印刷
出力し、かつ上記変動データ記憶手段に記憶された2行
目以降の変動データを、上記1行目の各変動データの出
力位置をY座標成分で順次更新した出力位置に印刷出力
する。
従って、複数の項目列及び複数の行からなり、帳票の1
行目に各項目列を表わす複数の固定文字データが印刷出
力され、且つ帳票の2行目以降に各項目列に対応する複
数の変動データが複数の行にわたって印刷位置された帳
票を、最小限のデータ量で出力できる。
〔実 施 例〕
(1)構 成 以下に図面を用いて本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明の帳票出力装置のシステム構成図であ
る。第1図において、書式モジュール格納部11(磁気デ
ィスクやRAM等からなる)には、例えば第4図に示すよ
うな書式オーバレイゼネレータ102によって書式モジュ
ールFMTが格納される。第2図(b)はこのようにして
格納された書式モジュールFMTの一例を示している。書
式モジュールFMTは、主に印字桁数、データの種類、印
字位置等の印字データを制御する書式データを有するも
のであり、第2図(b)に示す例では、書式モジュール
名、例えば“Xレイアウト”、“Yレイアウト”と、帳
票上で何行かにわたって繰返しては印字されない印字デ
ータを制御する頁制御情報と、帳票上で何行かにわたっ
て繰返して印字される印字データを制御する行制御情報
とから構成されている。第2図(b)の例では頁制御情
報は、帳票上で繰返し行に印字されない印字データの印
字位置P1、乃至P8を有しており、行制御情報は、帳票上
で繰返して何行かにわたり印字される印字データの印字
位置P9乃至P13を有している。なお、それぞれの印字位
置はX座標位置とY座標位置とからなっている。行制御
情報の印字位置P9乃至P13は、第2図(c)からわかる
ように、繰返し行のうちで最初の行の印字位置であり、
行制御情報としては繰返し行のうちの最初の一行分の印
字位置のみが指定されるものとする。最初の行に続く繰
返し行についての印字位置の制御情報は後述のように第
1図の書式制御装置13によって作成される。
本実施例では、従来の書式モジュールの形態と異なり、
一つの種類の帳票で定まっていて帳票ごとに変動するこ
とのない印字固定データSD1乃至SD7を書式モジュール内
にさらに含めている。印字固定データSD1乃至SD7は、第
2図(c)に示すように例えば“得意先元帳”、“日
付”、“商品コード”、“商品名”、“数量”、“単
価”、“金額”の帳票で定まっている印字データであ
る。第2図(b)に示すように、印字固定データSD1乃
至SD7は書式モジュールFMT内でそれぞれ印字位置P1、P
2、P4乃至P8に対応づけられている。印字固定データは
頁制御情報として取扱われ、従って行制御情報には含ま
れていない。
第2図(b)において、頁制御情報の印字位置P3、およ
び行制御情報の印字位置P9乃至P13に対応させて符号*
が記されているが、符号*は、印字位置P3、P9乃至P13
について後述するように書式制御装置13により印字デー
タ格納部12(磁気ディスクやRAM等からなる)内の印字
変動データVD1乃至VD8(第2図(a)参照)がそれぞれ
対応づけられることを意味している。
なお、第2図(c)のような帳票の書式を印字するに
は、書式モジュールFMTの頁制御情報として、さらに罫
線の印字位置、罫線の印字固定データが必要であるが、
第2図(b)書式フォーマットFMTでは説明を簡単にす
るために罫線に関する情報を省略している。
第1図において、印字データ格納部12には、第2図
(a)に示すように、書式モジュール名、例えば“Xレ
イアウト”、“Yレイアウト”と、帳票ごとに異なる印
字変動データVD1乃至VD8とが格納されている。印字変動
データVD1乃至VD8は、第2図(c)に示す例では、それ
ぞれ“86.07.10"、“001"、“シャツ”、“1"、“100
0"、“1000"、“002"、“セータ”であり、主に帳票ご
とで変わる数値データ等からなる。
書式制御装置13は、書式モジュール格納部11に格納され
ている書式モジュールFMTと、印字データ格納部12に格
納されている印字データ(本実施例では印字変動データ
のみ)とを組合わせて帳票に印字するイメージでCPU14
へ出力するものである。
書式制御装置13は、図示しないがマイクロコンピュータ
を用いてマイクロコンピュータによって制御を行なうよ
うになっている。
書式制御装置13は、印字装置16に出力されるべき帳票名
が例えばオペレータにより指示されると、この帳票名に
該当する書式モジュール名を書式モジュール格納部11内
で検索し、そのモジュール名、例えば第2図(a)、
(b)、(c)に示す“Xレイアウト”が検出される
と、“Xレイアウト”の頁制御情報を取出し、頁制御情
報のうち印字固定データSD1乃至SD7を印字位置P1、P2、
P4乃至P8に基づいて編集してCPU14に送出する。書式制
御装置13は、引続き、書式モジュール格納部11から行制
御情報を取出し、さらに印字データ格納部12において
“Xレイアウト”の書式モジュール名を検索してこれに
含まれている印字変動データVD1乃至VD8を順次に取出
す。次いでこれらの印字変動データVD1乃至VD8を書式モ
ジュールの頁制御情報の印字位置P3および行制御情報の
印字位置P9乃至P13に基づいて編集してCPU14に送出する
ようになっている。すなわち、印字変動データVD1は頁
制御情報の印字位置P3に基づいて編集され、印字変動デ
ータVD2乃至VD8は行制御情報の印字位置P9乃至P13に基
づいて編集される。
行制御情報には、最初の1行分の印字位置P9乃至P13が
指定されているだけであるので、書式制御装置13は行制
御情報に基づく編集に際して2行目、3行目の繰返し行
の印字位置を1行目の印字位置P9乃至P13から算出す
る。すなわち、繰返し行の印字位置のX座標位置は1行
目の印字位置P9乃至P13のX座標位置と同じであるの
で、これをそのまま用いる。繰返し行の印字位置のY座
標位置は1行目の印字位置のY座標位置を順治に増加さ
せたものを用いる。
このようにして、印字データ格納部12からの印字変動デ
ータVD2乃至VD6は1行目の印字位置P9乃至P13に基づい
て編集され、印字変動データVD7乃至VD8は印字位置P9乃
至P13から算出される2行目の印字位置に基づいて編集
される。
CPU14は、書式制御装置13において編集された印字固定
データ、印字変動データをイメージRAM15へ転送し、イ
メージRAM15内に1つの帳票分の全ての印字データが記
憶された後、イメージRAM15から印字データを取出して
印字位置16へ転送するものである。
書式モジュール格納部11、印字データ格納部12にそれぞ
れ第2図(a)、第2図(b)に示すような書式モジュ
ール、印字変動データが格納されていると、CPU14によ
りイメージRAM15内に格納される印字データは第2図
(c)のようになる。
第2図(c)において、斜線部分には印字固定データSD
1乃至SD7が格納され、斜線部分以外の領域には印字変動
データVD1乃至VD8が格納される。このようにイメージRA
M15内の印字データはすでに印字装置16に印字されるイ
メージで格納される。
(2)動 作 以上のような構成の帳票出力装置の動作を第3図のフロ
ーチャートを用いて説明する。
第3図において、ステップS1では帳票のフォーマットを
新たに作成するのであるか否かを判断する。フォーマッ
トを新たに作成するときにはステップS2に進み、ステッ
プS2では書式オーバレイゼネレータ(図示せず)によっ
て書式モジュールを作成して書式モジュール格納部11へ
格納する。この際、書式オーバレイゼネレータによって
作成される書式モジュールは、第2図(b)に示すよう
に、書式モジュール名“Xレイアウト”、“Yレイアウ
ト”と、頁制御情報と、行制御情報とからなる。また、
頁制御情報には印字位置P1乃至P8の書式データの他に、
一つの種類の帳票で定まっている印字固定データSD1乃
至SD7が含まれる。また頁制御情報、行制御情報の印字
位置P3、P9乃至P13には符号*が付され、印字装置16へ
実際に印字する際に印字データ格納部11の印字変動デー
タVD1乃至VD8がこれらの印字位置にそれぞれ割当てられ
るようになっている。
このように従来の装置では、印字データ格納部に格納さ
れていた印字固定データを書式モジュールに含ませ、印
字データ格納部12には印字変動データだけが格納される
ようになっているので、印字データ格納部12の作成に当
たり帳票のフォーマットを何ら考慮しなくとも良いとい
う利点がある。
ステップS2において書式モジュールを作成すると帳票の
フォーマット作成処理を終了する。
ステップS1においてフォーマット作成でないと判断され
ると、ステップS3に進み、帳票のフォーマットを変更す
るのであるか否かを判断する。フォーマット変更のとき
にはステップS4に進む。ステップS4では、書式モジュー
ル格納部11にすでに作成され格納されている書式モジュ
ールを書式オーバレイゼネレータ(図示せず)により変
更する。書式オーバレイゼネレータは先ず書式モジュー
ル内の印字位置P1乃至P13等の書式データを変更する。
さらに本実施例では書式モジュール内に一つの種類の帳
票で定まっている印字固定データSD1乃至SD7を含めてい
るので、印字位置P1乃至P13等の書式データの変更に伴
う印字固定データSD1乃至SD7の変更は書式モジュール内
でだけで行なわれ、従って、従来の装置のように印字プ
ログラム手段等を変更する必要はなくなる。
ステップS4において、書式オーバレイゼネレータによっ
て書式モジュールを変更した後、フォーマット変更処理
は終了する。
ステップS3において、フォーマット変更でないと判断さ
れると、書式制御装置13によって印字データを編集して
イメージRAM15へ格納しイメージRAM15内の印字データを
印字装置に出力するために、ステップS5乃至S11の処理
へ進む。このときに、書式モジュール名“Xモジュー
ル”の印字が指定されたとする。
ステップS5では、書式制御装置13は先ず、書式モジュー
ル格納部11から所定の書式モジュール名“Xモジュー
ル”を検索して、“Xモジュール”の頁制御情報を読出
す。頁制御情報は第2図(b)に示すように印字位置P1
乃至P8と印字固定データSD1乃至SD7とからなる。ステッ
プS6では書式制御装置13は、印字固定データSD1乃至SD7
をそれぞれ印字位置P1、P2、P4乃至P8のところに印字す
べく編集してプロセッサ14へ送出し、プロセッサ14はこ
れらの編集された印字固定データSD1乃至SD7を印字装置
16によって印字されるイメージでイメージRAM15へ格納
する。このようにして、頁制御情報内の印字固定データ
SD1乃至SD7は第2図(c)において斜線で示す部分のよ
うにイメージRAM15内へ格納される。ところで頁制御情
報の印字位置には更に符号*で示すように印字変動デー
タが対応づけられるべきものがある。第2図(b)の例
では、印字位置P3に対して印字変動データを対応づけね
ばならない。このためにステップS7では書式制御装置13
は、印字データ格納域12から書式モジュール名“Xレイ
アウト”を検索し、“Xレイアウト”の印字変動データ
VD1乃至VD8を順次に読出す。次いでステップS8では頁制
御情報において符号*の付されている印字位置に対応す
る印字変動データをステップS7で読出した順に割当て
る。従って、印字位置P3には最初に読出された印字変動
データVD1が対応づけられて、書式制御装置13は印字変
動データVD1を印字位置P3のところに印字すべく編集し
てプロセッサ14へ送出し、プロセッサ14は編集された印
字変動データVD1を印字装置16によって印字されるイメ
ージでイメージRAM15へ格納する。
このようにして、ステップS5乃至S8では書式モジュール
の頁制御情報に基づいて、印字固定データ、及び印字デ
ータ格納部12内の印字変動データを編集してイメージRA
M15内へ格納する。
次いでステップS9乃至S10では書式モジュールの行制御
情報に基づいて印字変動データを繰返し行で印字しうる
ように編集してイメージRAM15内へ格納する。
すなわち、ステップS9では先ず書式モジュール格納部11
から行制御情報を読出す。第2図(b)に示す例では、
書式モジュール名“Xレイアウト”の行制御情報の印字
位置P9乃至P13が読出される。印字位置P9乃至P13は前述
のように繰返し行の第1行目に印字される印字変動デー
タの印字位置を示すものであり、2行目以後の印字位置
はこの第1行目の印字位置P9乃至P13から算出される。
すなわち、2行目以後の印字位置のうちX座標位置は第
1行目のX座標位置と同じであるので、これを用いる。
また、2行目以降の印字位置のうちY座標位置は、第1
行目のY座標位置を“+1"つづ増加させて算出される。
このようにして第1行目、および第2行目以後の印字位
置を算出した後、ステップS10に進み、ステップS9で算
出された繰返し行の印字位置を基にして印字変動データ
を順次に編集する。このときに第2図(a)において印
字変動データVD1は前述のとおりすでにイメージRAM15に
格納されたので、次の印字変動データVD2乃至VD8が順次
に繰返し行の印字位置に基づいて編集される。すなわ
ち、第2図(c)に示すようにVD2乃至VD8が印字位置P9
乃至P13のところに印字されるように編集されてプロセ
ッサ14を介しイメージRAM15へ格納され、次いで印字変
動データVD7乃至VD8が印字位置P9乃至P10から算出され
た次の行の印字位置P9′、P10′のところに印字される
よう編集されてプロセッサ14を介しイメージRAM15へ格
納される。印字データ格納部12内の印字変動データがVD
8で終わりであるときには、イメージRAM15への格納処理
を終了する。印字変動データがVD8に次いでさらにある
ときには、これを印字位置P10′に続く位置に格納す
る。
このようにして、第2図(c)に示すように印字定デー
タSD1乃至SD7および印字データ格納部12内の全ての印字
変動データVD1乃至VD8をイメージRAM15内の所定位置へ
格納した後、ステップS11へ進む。ステップS11ではイメ
ージRAM15に格納された印字データをプロセッサ14を介
して印字装置16へ転送し、印字装置16は帳票に所定のフ
ォーマットのイメージで印字データを印字することがで
きる。
以上のようにこの実施例によると、書式モジュール格納
部11内には書式データと印字固定データとが格納されて
いるので、書式制御装置13は印字固定データを効率良く
編集することができ、さらに印字データ格納部12には印
字変動データだけが格納されているので、書式制御装置
13は書式データに印字変動データを容易に対応させるこ
とができる。これによって書式制御装置13は印字データ
を極めて迅速に編集することができてイメージRAM15へ
の転送速度を向上させることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、複数の項目列及び複数の行からなり、
帳票の1行目に各項目列を表わす複数の固定文字データ
が印刷出力され、且つ帳票の2行目以降に各項目列に対
応する複数の変動データが複数の行にわたって印刷位置
された帳票を、最小限のデータ量で出力できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の帳票出力装置の一実施例のシステム構
成図、 第2図は帳票のフォーマットがどのように構成されるか
を説明する図であり、(a)、(b)、(c)はそれぞ
れ第1図に示す印字データ格納部の構成の一例、書式モ
ジュール格納部の構成の一例、イメージRAMに格納され
る印字データの構成の一例を示す図、 第3図は上記実施例の帳票出力装置の処理の流れを示す
フローチャート、 第4図は従来の帳票出力装置のシステム構成図である。 11……書式モジュール格納部、 12……印字データ格納部、 13……書式制御装置、 14……CPU、 15……イメージRAM、 16……印字装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−90181(JP,A) 特開 昭59−94139(JP,A) 特開 昭58−92076(JP,A) 特開 昭61−3237(JP,A) 特開 昭60−176784(JP,A) 実開 昭61−128738(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の項目列及び複数の行からなる帳票を
    出力する帳票出力装置であって、 上記帳票の1行目に固定データ領域として展開される各
    項目列の上記帳票上における出力位置を示す固定出力位
    置情報と、この個々の固定出力位置情報に対応して固定
    文字データを記憶し、上記帳票の2行目以降に変動デー
    タ領域として展開される上記帳票上における上記2行目
    の各項目列の出力位置を示す変動出力位置情報と、この
    個々の変動出力位置情報に対応して変動データ識別情報
    を記憶する書式記憶手段と、 上記帳票の2行目以降の変動データ領域に出力されるべ
    き複数の変動データを複数行分記憶する変動データ記憶
    手段と、 帳票出力の際に、上記個々の固定出力位置情報で個別に
    指定される印刷用紙上の行方向における個々の出力位置
    に、その各固定出力位置情報に対応して記憶された各固
    定文字データを印刷出力し、また、上記個々の変動出力
    位置情報で個別に指定される上記印刷用紙上の行方向に
    おける個々の出力位置に、上記変動データ記憶手段に記
    憶された1行目の各変動データを印刷出力し、かつ上記
    変動データ記憶手段に記憶された2行目以降の変動デー
    タを、上記1行目の各変動データの出力位置をY座標成
    分で順次更新した出力位置に印刷出力する印刷出力手段
    と を具備することを特徴とする帳票出力装置。
JP2198155A 1990-07-26 1990-07-26 帳票出力装置 Expired - Lifetime JPH0749228B2 (ja)

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JPH0361564A JPH0361564A (ja) 1991-03-18
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