JPH0748A - 接ぎ木苗製造装置 - Google Patents

接ぎ木苗製造装置

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JPH0748A
JPH0748A JP5146269A JP14626993A JPH0748A JP H0748 A JPH0748 A JP H0748A JP 5146269 A JP5146269 A JP 5146269A JP 14626993 A JP14626993 A JP 14626993A JP H0748 A JPH0748 A JP H0748A
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scion
tray
stem
rootstock
grafting
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Application number
JP5146269A
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English (en)
Inventor
Hisaya Yamada
久也 山田
Kiyoshi Uchida
潔 内田
Sadao Takeno
節生 武野
Haruo Koga
治夫 古賀
Akira Takemura
明 竹村
Kiyotaka Yoshida
清隆 吉田
Masanao Kamiyama
正直 上山
Yoshinori Abe
芳則 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Showa Seiki Kogyo KK
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Showa Seiki Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】台木の茎と穂木の茎とを、その両者の切断面箇
所にて接合して固定する接ぎ木の製造効率を向上させ
る。 【構成】穂木が植設されたトレイを搬送する搬送手段9
と、台木が植設されたトレイを搬送する搬送手段8と
を、進行方向を同じくして互いに隣接配置し、該両搬送
手段の進行方向下流側には、搬送手段9の上方に設けた
穂木切断機構部2と、搬送手段8の上方に設けた接ぎ木
機構部3とを並行状に配置し、穂木切断機構部2と接ぎ
木機構部3との間には、門型フレーム55を配置し、穂
木切断機構部2で切断された穂木の茎を接ぎ木機構部3
方向に横移動させ、且つ予め上部を切断除去してトレイ
に植設した状態の台木の茎に接近させるように構成した
走行台60を、門型フレーム55に沿って往復移動可能
に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台木の茎と穂木の茎と
を、その両者の切断面箇所にて接合(重ね合わせ)して
固定する接ぎ木苗製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、台木の茎と穂木の茎とをその両者
の切断面箇所にて、自動的に接合して接ぎ木クリップや
熱収縮性のチューブ片により固定する接ぎ木装置とし
て、特開平2−107125号公報、特開平4−304
817号公報、特開平5−30856号公報等がある。
【0003】これらの従来技術によれば、穂木や台木の
茎を切断面箇所にて略同軸状に位置合わせするための装
置としては、各茎を左右一対の抱持フインガにて抱持す
るマニプレータを備えたロボット装置を2基備えたもの
が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ロボット装置によれば、台木を一旦育苗トレイから抜き
出して、その茎の所定位置を切断し、穂木の茎の切断面
と接合(重ね合わせ)して接ぎ木クリップ等にて固定し
たのち、再度育苗トレイに台木の根部を差し込むのであ
るから、育苗トレイへの出し入れや接ぎ木の作業時に台
木の根部を傷める可能性が大きくなり、その後の接ぎ木
苗を移植したとき根の活着性能が悪化すると言う問題が
ある。
【0005】そして、それぞれのマニピレータにて1本
の穂木の茎と1本の台木の茎とを抱持させてクリップに
て固定した後、接ぎ木を完成させた苗を放出するという
作業(接ぎ木作業)を実行するので、接ぎ木苗の製造効
率は至極悪いという問題があった。また、穂木及び台木
をその各々の搬送部から取り出して所定の箇所で、両茎
を略同軸状に位置合わせするには、抱持フインガやそれ
の支持するアームの移動範囲がおおきくなり、装置の必
要面積が大きくなって装置が嵩張るし、前記アーム等の
移動位置等のマニピレータの動きを記憶させ、且つこれ
らの動きを制御するために、コンピュータ等の大掛かり
な制御手段を必要とし、極めて高価になるという問題が
あった。
【0006】本発明は、前記従来技術に比べて効率良
く、且つ簡単な構造にて多数の接ぎ木苗を製造できる装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するた
め、請求項1に記載の台木の茎と穂木の茎とを、その両
者の切断面箇所にて接合して固定する接ぎ木装置に係る
発明は、穂木が植設されたトレイを搬送する搬送手段
と、台木が植設されたトレイを搬送する搬送手段とを、
進行方向を同じくして互いに隣接配置し、該両搬送手段
の進行方向下流側には、穂木用トレイの搬送手段の上方
に設けた穂木切断機構部と、台木用トレイの搬送手段の
上方に設けた接ぎ木機構部とを並行状に配置し、前記穂
木切断機構部と接ぎ木機構部との間には、前記穂木切断
機構部で切断された穂木の茎を接ぎ木機構部方向に横移
動させ、且つ予め上部を切断除去してトレイに植設した
状態の台木の茎に接近させるように構成した移送手段を
設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の接ぎ木苗製造装置は、穂
木用トレイの搬送手段の上方に設けた穂木切断機構部
と、台木用トレイの搬送手段の上方に設けた接ぎ木機構
部とを並行状に配置し、前記穂木切断機構部で切断され
た穂木の茎を、接ぎ木機構部方向に横移動させ、且つ予
め上部を切断除去してトレイに植設した状態の台木の茎
に接近させるように昇降駆動するように構成した移送手
段を設ける一方、前記穂木切断機構部による穂木の切断
高さ位置を、前記接ぎ木機構部における台木との接合作
業高さ位置より上方になるように設定したことを特徴と
する。
【0009】請求項3に記載の接ぎ木苗製造装置は、台
木が進行方向と直交方向に並列的に植設されたトレイを
搬送する搬送手段の上方には、予め上部を切断除去して
トレイに並列的に植設された状態の台木の茎に穂木を接
合固定するための接ぎ木機構部を設ける一方、穂木切断
機構部において横並び状の穂木を一斉に切断し、移送手
段により、前記切断された穂木を一斉に前記接ぎ木機構
部に向かって移送するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0010】そして、前記各装置においては、前記台木
用トレイの搬送手段の進行方向中途には、台木における
茎の上部を切断するカッター手段と、その切り離された
茎上部を前記搬送手段の上方において交叉方向に排出す
る排出コンベヤとからなる台木カッター機構部を設ける
ことが望ましい。
【0011】
【実施例】次に本発明を具体化した実施例について説明
すると、図1は接ぎ木苗製造装置1の概略平面図、図2
は接ぎ木苗製造装置1における穂木切断機構部2及び接
ぎ木機構部3の概略正面図である。図1、図3及び図4
に示すように、平面視矩形状の合成樹脂製のトレイ4
は、セル型の鉢部5を縦横に格子状に(実施例では横に
6個、縦に12個)配置するように一体成形されてお
り、各鉢部5に入れた養土にて台木6の苗木、及び穂木
7の苗木をそれぞれ、図示しない箇所にて予め育苗す
る。
【0012】本発明の接ぎ木苗製造装置1には、台木6
のトレイ4と穂木7のトレイ4とを間欠的にそれぞれ矢
印A方向及びB方向に移動させるベルトコンベヤ等の搬
送手段8,9を平行配置してあり、各搬送手段8,9の
搬送下流側端部には、それと平面視で直角方向にトレイ
4を搬送する放出コンベヤ10,11を隣接させて配置
している(図1参照)。
【0013】図1に示すように、台木6のトレイ4の搬
送手段8の中途部には、台木6の茎6aの所定高さ位置
に接合のための切断面を形成すべく、台木カッター機構
部12を設ける一方、その搬送方向上流側には、前記切
断面より上部を予め切断する予備切り機構部13を設け
て、後の接合用の切断面を形成するために茎の上部を排
出するのを円滑に実行できるよう構成する。
【0014】図5〜図8に示す予備切り機構部13は、
トレイ4の搬送方向上流側に延び、搬送手段8の上方を
横切るように配置された受け板16と後述するカッター
手段21とからなり、受け板16に取付く枢軸15はフ
レーム14,14に回動可能に支持させ、枢軸15には
駆動アクチュエータ27を取付ける。この受け板16の
設置高さは台木6の予備切り高さに略等しく設定されて
おり、受け板16には、間欠的に矢印A方向に搬送され
る台木6の茎6aが嵌まる案内溝17が形成され、案内
溝17の箇所にて一旦停止した茎6aは、受け板16の
下面に設けた回動式アクチュエータ18にて略水平回動
する平面視鉤状の抱えバー19に抱えられて位置保持さ
れる。
【0015】受け板16の上方に配置した横軸20に沿
って往復移動可能なカッター手段21には駆動モータ2
3とそれにて駆動する回転刃22が備えられ、駆動モー
タ23から伝動ギヤ機構24を介して回転するピニオン
ギヤ25が横軸20の側面に形成したラック部に噛み合
ってカッター手段21を移動させると同時に回転刃22
を回転させると、前記茎6aの上端側を切断して受け板
16に落とす。
【0016】受け板16の後方(搬送下流側)には、前
記枢軸15と平行状に搬送手段8の上方を横切るように
配置され、図示しないモータにより上面が廃棄箱28方
向に移動する排出コンベヤ26を配置し、駆動アクチュ
エータ27にて枢軸15を中心として受け板16を図7
の実線状態から二点鎖線状態に回動すると、切り落とさ
れた不要な茎6aは受け板16から排出コンベヤ26に
落下し、次いで廃棄箱28に排出されるのである。これ
により、トレイ4上の横一列状の台木6の茎6a上端が
一斉に切除され、反転させた受け板16が図7の実線状
態に復帰した後、後列の台木6を案内溝17箇所に送る
べく、搬送手段8を間欠駆動させる。
【0017】台木カッター機構部12は、図9〜図14
に示し、トレイ4上に横一列状に配置された台木6の茎
6aの根元部近傍左右をガイドするための複数の船型ガ
イド板30と、各茎6aの根元部近傍を位置決めするた
めの保持バー31付きアクチュエータ32と、茎6aを
所定の形状に切断して切断面を形成するためのカッター
手段33と、不要の茎6aを廃棄箱34に廃棄させるた
めの排出コンベヤ35(駆動手段を図示せず)とからな
る。
【0018】船型ガイド板30は図11及び図12に示
すように、各茎6aが通過しうる隙間29を空けて横一
列状に配置され、各船型ガイド板30の上面前端に取付
く支持棒36は横支持棒37に固定され、各船型ガイド
板30の上面後端に取付く支持棒38は傾斜案内板39
に固定され、横支持棒37及び案内板39は図示しない
フレームに固定されている。傾斜案内板39には、台木
6の茎6a上下中途部を案内する一端開放状の案内溝4
0が切欠き形成されている。
【0019】各船型ガイド板30の上面には、各茎6a
の根元部近傍を位置決めするための保持バー31付きア
クチュエータ32を2つづつ取付けしてあり、アクチュ
エータ32の作動により後向きの位置から前横方向に水
平回動させた保持バー31にて、左右両船型ガイド板3
0の側面間の隙間29にて進行停止した茎6aの後端面
を接当させて位置決めし、次いで他方のアクチュエータ
32を作動させて前向きの保持バー31を後横方向に水
平回動させて、図11の実線で示すように保持バー3
1,31にて挟んで位置決め保持する。
【0020】傾斜案内板39の前端側(搬送上流側)を
下向きに延長し、この傾斜面の下側には、次のような構
成のカッター手段33を設ける。即ち、搬送方向(矢印
A方向)と直交する方向に延びるガイド支持軸41にケ
ース42を移動自在に装着し、該ケースに取付くモータ
43の駆動及び内蔵する伝動機構を介して回転するピニ
オンギヤがガイド支持軸41の側面に形成したラック部
に噛み合ってケース42をガイド支持軸41に沿わせて
往復移動可能となし、ケース42には切断刃44を前記
傾斜案内板39の下傾斜面と略平行状に取付けし、横一
列序に並んだ複数本の茎6aを一斉に傾斜状(搬送上流
側で低い位置となり、搬送下流側で高い位置となる)に
切断する。なお、台木カッター機構部12に設けるカッ
ター手段33は、前記予備切り機構部13に設けたカッ
ター手段21と同様な回転刃によるものであっても良
い。
【0021】挟持ハンド45a,45bは前記茎6aの
うち、切断して廃棄する上側を挟持するためのもので、
前記茎6a箇所ごとに挟持ハンド45a,45bの根元
部がそれぞれ固定された一対の作動軸46a,46b
は、左右両側フレーム54,54に摺動軸受けを介して
摺動自在に支持され(図9参照)ている。該一対の作動
軸46a,46bの一端と、中心軸49回りに回動揺動
可能な揺動リンク47の両端とを連結リンク48を介し
て回動可能に枢着し、揺動リンク47を伸縮動するアク
チュエータ50にて揺動させ、一方の作動軸46aを矢
印C方向に移動させると共に他方の作動軸46bを矢印
D方向に移動させて、一対の挟持ハンド45a,45b
の先端挟持部51,51の間隔が狭まって茎6aを挟持
する。反対に一方の作動軸46aを矢印E方向に移動さ
せると共に他方の作動軸46bを矢印F方向に移動させ
ると、前記一対の挟持部51,51の間隔が広がるよう
に構成する。
【0022】なお、前記両挟持ハンド45a,45bの
アーム部52を弾性変形し易い板バネにて構成したり、
先端挟持部51を弾性変形し易い軟質ゴムまたは合成樹
脂製のスポンジ材にて構成すると、挟持する茎6aの位
置が左右方向(搬送方向Aに対して直交する方向)に若
干位置ずれしていても、一対の挟持ハンド45a,45
bにて茎6aをしっかりと挟持することができる。
【0023】そして、各一対の挟持ハンド45a,45
bにて挟持した茎6aの下方を前記カッター手段33に
て切断した後、回動アクチュエータ53の作動により側
フレーム54,54及び作動軸46a,46bごと挟持
ハンド45a,45bを持ち上げるように構成し、図1
0の二点鎖線で示す姿勢まで反転させた状態で、挟持ハ
ンド45a,45bの間隔を拡げるべくアクチュエータ
50を駆動すると、切り取られた不要な茎6aは排出コ
ンベヤ35上に落下し、廃棄箱34へと排出されるので
ある。これにより、トレイ4上の横一列状の台木6の茎
6a上端が一斉に切除され、反転させた挟持ハンド45
a,45bが図10の実線状態に復帰した後、後列の台
木6を案内溝40箇所に送るべく、アクチュエータ32
を逆作動して保持バー31を搬送方向と略平行状の姿勢
に戻すと共に、搬送手段8を間欠駆動させる。
【0024】次に、図1、図2、図15〜図20を参照
しながら、穂木切断機構部2の構成について説明する。
この穂木切断機構部2における門型フレーム55は、穂
木7用の搬送手段9と台木6用の搬送手段8との両方の
後端(搬送下流下端)に跨がって配置されており、この
門型フレーム55の搬送手段9上方側には、前記台木カ
ッター機構部12におけると同様に、トレイ4上に横一
列状に配置された穂木7の茎7aの根元部近傍左右をガ
イドするための複数の船型ガイド板30を配置する。各
船型ガイド板30は前記と同様に支持棒36,38、横
支持棒37等の構成にて位置保持用させる。
【0025】また、穂木7における各茎7aの根元部近
傍を位置決めするための保持バー31付きアクチュエー
タ32と、茎7aを所定の形状に切断して切断面を形成
するためのカッター手段33の構成も前記と同様の構成
であるので、構成部品の符号を同一とし、説明を省略す
る。穂木切断機構部2にて必要なものは茎7aの先端側
であり、不要な穂木7の根元部は後述の切断作業後、ト
レイ4ごと放出コンベヤ11上に移送する。穂木切断機
構部2における穂木ハンド機構56は、各茎7aを抱持
するための抱持部57を下端に装着した複数の支持体5
8と、これらの支持体58を上下駆動させる油圧シリン
ダ、エアシリンダ等からなるアクチュエータ59と、こ
のアクチュエータ59を搭載して門型フレーム55に沿
って横方向に往復移動可能な走行台60とからなる。
【0026】抱持部57は図示しないが左右一対の指部
をアクチュエータにて広狭駆動するようにして茎7aを
抱持し、または放すことができる構成であり、支持体5
8は、カッター手段33が取付く傾斜案内板39の上方
にて横一列状に配置した穂木7における各茎7a箇所ご
とにアクチュエータ59を介して走行台60に設けられ
ている。
【0027】複数本の切断後の穂木7を後述する接ぎ木
機構部3に向かって一斉に横移動させる移送手段として
の走行台60は、門型フレーム55上のガイド軸61,
61に摺動自在に支持され、門型フレーム55の左右両
端に設けたプーリ62,62に巻掛けられたタイミング
ベルト63の一部に取りつき、図示しない正逆回転可能
な駆動モータの作動にて、後述する接ぎ木機構部3箇所
まで横移動できる構成である。
【0028】この構成により、左右両船型ガイド板30
の側面間の隙間29にて進行停止した穂木7の茎7aの
後端面を、アクチュエータ32の作動により後向きの位
置から前横方向に水平回動させた保持バー31にて、接
当させて位置決めし、次いで他方のアクチュエータ32
を作動させて前向きの保持バー31を後横方向に水平回
動させて、図17の実線で示すように茎7aを保持バー
31,31にて挟んで位置決め保持する。
【0029】次いで、アクチュエータ59の作動にて傾
斜案内板39の上面まで下降させた支持体58における
左右一対の抱持部57,57にて穂木7の茎7aの上端
側を落下不能に抱持する。次いで、カッター手段33の
走行にて横一列序に並んだ複数本の穂木7の各茎7aを
一斉に傾斜状(搬送上流側で低い位置となり、搬送下流
側で高い位置となる)に切断する。なお、カッター手段
33は、前記予備切り機構部13に設けたカッター手段
21と同様な回転刃によるものであっても良い。
【0030】切り取られた穂木7の上端側の茎7aは支
持体58の上昇にて高い位置に保持された状態で後述す
る接ぎ木機構部3方向に移動させられる。他方、後列の
穂木7を傾斜案内板39における案内溝40箇所に送る
べく、アクチュエータ32を逆作動して保持バー31を
搬送方向と略平行状の姿勢に戻すと共に、搬送手段9を
間欠駆動させる。なお、図15及び図18に開示した幕
板64は、後述する接ぎ木機構部3にて既に接ぎ木され
たものの本葉が、接ぎ木機構部3での接ぎ木操作の邪魔
にならないように仕切るためのもので、幕板64は走行
台60に取りついて一体的に横移動する構成である。
【0031】次に、図21〜図28を参照しながら、接
ぎ木機構部3について説明する。接ぎ木機構部3は、上
下一対のガイド体65,66と、この各ガイド体65,
66を、少なくともその各茎案内部67が台木6及び穂
木7の茎6a,7aの外周を抱持できる接近位置と、前
記茎6a,7aが各茎案内部67に対して挿入離脱させ
る隔離位置とに作動するための挟拡駆動手段68と、台
木の茎と穂木の茎とを固定するための接ぎ木クリップ6
9を多数上下方向に配置して収納するための収納部70
と、接ぎ木クリップ69を一つづつ前記上下一対のガイ
ド体65,66間の空間に供給するための供給手段71
と、前記上下対のガイド体65,66を一体的に昇降動
させるための空気圧シリンダ等の昇降移動手段72とを
備える。
【0032】実施例においては、図27に示すように、
上下一対のガイド体65,66は各々漏斗状であり、上
ガイド体65の広口部が上向き、下ガイド体66の広口
部が下向きとなり、茎6a,7aを軸線方向に沿って案
内するための小径の茎案内部67,67が上下に相対向
するように略同軸線上に配置し、上下両ガイド体65,
66はそれぞれ左右に分割されて、側面視コ字状の支持
枠73,73にて支持する。上下対のガイド体65,6
6は実施例ではトレイ4の進行方向に6つ横一列状に配
置している。
【0033】この支持枠73,73は、前記収納部70
の枠体74の背面に設けた挟拡駆動手段68の左右両側
端に取付けられ、挟拡駆動手段68を正方向に作動させ
ると、上下両ガイド体65,66は軸線75を中心に左
右両側に離れる方向(図27の矢印G方向)に移動し、
挟拡駆動手段68を逆方向に作動させると、上下両ガイ
ド体65,66は軸線75箇所にて左右両側から合わさ
るように(図27の矢印J方向に)移動する。
【0034】前記収納部70では、図21〜図23に示
すように、枠体74に沿って立設したねじ軸76(実施
例では右ねじ)に、バネ69c付勢された抱持部69a
を挟み付けるようにして接ぎ木クリップ69を多数着脱
自在に装着している。このねじ軸76を一方向に回転
(図22では左回転)させることにより、接ぎ木クリッ
プ69が下方に移動するように構成されている。なお、
ねじ軸76に平行状に止め棒77を配置することによ
り、一方の撮み部69bが止め棒77に当接して接ぎ木
クリップ69がねじ軸76と共回りするのを防止しつつ
一定姿勢(略水平姿勢)を保持した状態でねじ軸76に
沿って下降するように構成する。また、ねじ軸76と止
め棒77は、前記ガイド体65,66箇所毎に配置され
ている。
【0035】接ぎ木クリップ69を、前記上下のガイド
体65,66の間の空間に供給するための供給手段71
は、図21及び図23に示すように、接ぎ木のクリップ
69の一対の撮み部69b,69bを挟持するマニピレ
ータ78と、この複数のマニピレータ78の支持フレー
ム79をトレイ4の搬送方向と平行状に前後移動させる
空気圧シリンダ等の駆動手段80とからなる。
【0036】次に、この接ぎ木機構部3における接ぎ木
作業動作について説明する。図21に示すように、昇降
駆動手段72の作動(ピストンロッドの突出動作)にて
枠体74をK方向に下降させると、左右に開いた状態で
の上下対のガイド体65,66及び収納部70が所定距
離だけ下向き移動する。次いでこの下降位置の収納部7
0に対して駆動手段80を作動させて、マニピレータ7
8を各収納部70の接ぎ木クリップ69に接近させ(図
23参照)、マニピレータ78における左右一対の指体
78a,78aの間隔を狭めて、接ぎ木クリップ69の
一対の撮み部69b,69bを挟持したまま、駆動手段
80を若干後退させて収納部70のねじ軸76から接ぎ
木クリップ69を外す。
【0037】次に、図24に示すように、昇降駆動手段
72を逆作動させ(ピストンロッドを上昇後退させ)、
駆動手段80のピストンロッドを突出動させると、各マ
ニピレータ78にて挟持された接ぎ木クリップ69の抱
持部69aが上下のガイド体65,66の間に進入する
(図28(a)参照)。この状態から狭拡駆動手段68
を作動させ、図28(b)に示すように、支持枠73,
73の間隔を縮めると、ガイド体65,66の左右間隔
が縮まると同時に該各支持枠73,73の内面に設けた
連動保持部82,82が撮み部69b,69bを外側か
ら挟持するので、接ぎ木クリップ69の抱持部69aが
開いた状態のままに保持される。
【0038】このときまでに、供給手段8(ベルトコン
ベヤ)の間欠移動により、茎6a上端に斜めの切断面が
形成された台木6が植えられたトレイ4は矢印A方向に
間欠的に移動し、図17に示すのと同様な構成で並列配
置された左右両船型ガイド板30の側面間の隙間29に
て進行停止した台木6の茎6aの後端面を、アクチュエ
ータ32の作動により後向きの位置から前横方向に水平
回動させた保持バー31にて、接当させて位置決めし、
次いで他方のアクチュエータ32を作動させて前向きの
保持バー31を後横方向に水平回動させて、図24及び
図27で示すように茎6aを保持バー31,31にて挟
んで位置決め保持しておく。なお、トレイ4の間欠的移
動開始のタイミングを設定するため、光センサ等の感知
手段83を設けておくのが望ましい。
【0039】次いで、図25に示すように、マニピレー
タ78の指部78a,78aの間隔を拡げて、駆動手段
80を後退(ピストンロッドを後退)作動させる一方、
図26に示すように、昇降駆動手段72のピストンロッ
ドを突出させ、上下一対のガイド体65,66を下降さ
せ、下ガイド体66の茎案内部67に前記台木6の茎6
aを挿入する。このガイド体の下降動と略並行的に、走
行台60を上ガイド体65の上方に来るよう横移動さ
せ、走行台60における各支持体58の抱持部57にて
抱持された穂木7の茎7aが上ガイド体65の茎案内部
76の軸線と略一致した位置で走行台60を停止させ
る。
【0040】次いで、各アクチュエータ59を作動させ
て、支持体58を下降させ、上ガイド体65の茎案内部
67に沿って穂木7の茎7aを挿入し、上下ガイド体6
5,66の間の空間(接ぎ木クリップ69の開いた抱持
部69a,69aの間)で台木6の茎6aと穂木7の茎
7aとは切断面箇所で上下に接合させた後、抱持部57
の作動にて茎7aを放す。この状態で、狭拡駆動手段6
8を作動させ、上下のガイド体65,66を左右に開く
と、支持枠体73,73と共に、連動保持部82,82
の左右間隔も開き、撮み部69b,69bに対する連動
保持部82,82の拘束が解除され、接ぎ木クリップ6
9の抱持部69a,69aの間隔が閉じて前記上下両茎
7a,6aが接ぎ木クリップ69にて抱持固定される
(図28(c)参照)。
【0041】次いで供給手段8が適宜距離だけ矢印A方
向に間欠移動して、放出コンベヤ10方向にトレイ4を
前進させ、接ぎ木作業済みの台木6部分を前進移動させ
る。このようなサイクルの制御を繰り返して、横一列状
に配置した台木6に対して穂木7を一斉に接ぎ木できる
のであり、接ぎ木作業の効率化が図れるのである。符号
84は前記の各手段の駆動タイミング等の制御するため
のコンピュータ等の制御部である。
【0042】なお、接ぎ木のための固定手段は、接ぎ木
クリップ等の抱持手段に代えて、短時間で固形化する瞬
間接着剤であっても良いのである。また、図2及び図2
6に示すように、前記実施例における穂木切断機構部2
での穂木7の切断高さH1位置を、その横に連設した接
ぎ木機構部3における台木6との接合作業高さ位置H2
より上方になるように設定しておけば、供給手段9の箇
所で穂木7の茎7aをカッター手段33にて切断した
後、アクチュエータ59を作動して支持体58を上昇さ
せないまま走行台60を横移動させて各茎7aを上ガイ
ド体65の上部に位置させることができ、支持体58の
昇降動作の一部を省略することができるから、接ぎ木作
業全体としてのサイクルを早くできて、迅速で効率の良
い接ぎ木作業を実現することができるという効果を奏す
る。
【0043】前記実施例では、トレイにおける台木及び
穂木を植えた箇所がトレイの進行方向に6つ並列的に並
ぶものであったが、トレイの進行方向に一列状のもので
あっても良い。そして、トレ4ーの鉢部5に植えられた
ままの台木6の茎6a上部を切断し、その状態で、穂木
7を接合し固定する構成であれば良く、従って、搬送手
段8に搭載する前に、台木6の茎6a上部側を他の箇所
で手作業にて予め切断除去してあっても良い。
【0044】さらに、各トレイに穂木及び台木を横一列
状に植えたものであって、その横一列状の複数本(N
本)の台木に対して対応する本数(N本)の穂木を一斉
に接合・固定するように構成したいわゆるバッチ処理の
構成にあっては、2N本〜3N本(N×整数倍本)の穂
木を横一列状に並べてるようにしたトレイ4を使用し、
前記の搬送手段9上にてそれら横並びの穂木を一斉に抱
持して切断し、一挙に横移動させ、台木の対応する本数
ごとに穂木を上ガイド体65箇所で離すように構成する
ことも可能である。
【0045】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
に記載の接ぎ木苗製造装置では、穂木が植設されたトレ
イを搬送する搬送手段と、台木が植設されたトレイを搬
送する搬送手段とを、進行方向を同じくして互いに隣接
配置したものであり、しかも、該両搬送手段の進行方向
下流側には、穂木用トレイの搬送手段の上方に設けた穂
木切断機構部と、台木用トレイの搬送手段の上方に設け
た接ぎ木機構部とを並行状に配置し、前記穂木切断機構
部と接ぎ木機構部との間には、前記穂木切断機構部で切
断された穂木の茎を接ぎ木機構部方向に横移動させ、且
つ予め上部を切断除去してトレイに植設した状態の台木
の茎に接近させるように構成した移送手段を設けたもの
であるから、切断後の穂木の移送とその後の接合固定作
業に必要な接ぎ木苗製造装置の平面視必要面積を少なく
することができる。
【0046】そして、トレイに台木を植えたままの状態
で穂木の接合固定作業を完了させるから、接ぎ木作業を
効率化できると共に台木の根部の損傷を全く無くするこ
とができるという効果を奏する。また、穂木を切断した
ものを横移動させて接ぎ木機構部上に移動させるだけで
あるから、上下の茎の切断面箇所での接合(重ね)のた
めの位置合わせの構成が簡単で且つ台木と穂木との茎同
士の断面の接合作業が至極容易になり制御も容易となる
という効果を奏する。
【0047】請求項2に記載の接ぎ木苗製造装置では、
穂木用トレイの搬送手段の上方に設けた穂木切断機構部
と、台木用トレイの搬送手段の上方に設けた接ぎ木機構
部とを並行状に配置し、前記穂木切断機構部で切断され
た穂木の茎を、接ぎ木機構部方向に横移動させ、且つ予
め上部を切断除去してトレイに植設した状態の台木の茎
に接近させるように昇降駆動するように構成した移送手
段を設けたので、上述と同様に、接ぎ木作業を効率化で
きると共に台木の根部の損傷を全く無くすることができ
るという効果を奏する。一方、前記穂木切断機構部によ
る穂木の切断高さ位置を、前記接ぎ木機構部における台
木との接合作業高さ位置より上方になるように設定した
から、穂木の切断から台木への接合固定までの作業サイ
クル時間を短くでき、接ぎ木作業の効率化を図ることが
できる。
【0048】さらに、請求項3に記載の接ぎ木苗製造装
置にあっては、台木が進行方向と直交方向に並列的に植
設されたトレイを搬送する搬送手段の上方には、予め上
部を切断除去してトレイに並列的に植設された状態の台
木の茎に穂木を接合固定するための接ぎ木機構部を設け
る一方、穂木切断機構部において横並び状の穂木を一斉
に切断し、移送手段により、前記切断された穂木を一斉
に前記接ぎ木機構部に向かって移送するように構成した
ものであるから、台木の損傷がない上、複数の穂木を一
挙に複数の台木に対して接合固定できるという、いわゆ
るバッチ処理が可能となり、接ぎ木作業の一層の効率化
を図ることができるという顕著な効果を奏する。
【0049】また、前記各発明の装置において、前記台
木用トレイの搬送手段の進行方向中途には、台木におけ
る茎の上部を切断するカッター手段と、その切り離され
た茎上部を前記搬送手段の上方において交叉方向に排出
する排出コンベヤとからなる台木カッター機構部を設け
たものでは、台木における不要な茎部自動的に切断する
と同時に切断後の茎上部をトレイの搬送手段の箇所から
排除することができ、接ぎ木作業の自動化に一層貢献す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接ぎ木苗製造設備の概略平面図である。
【図2】接ぎ木苗製造装置における図1のII−II線矢視
による穂木切断機構部2及び接ぎ木機構部の概略正面図
である。
【図3】トレイの一部平面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】図1のV−V線矢視で示す台木の予備切り機構
部の断面図である。
【図6】要部平面図である。
【図7】図6のVII −VII 線矢視断面図である。
【図8】カッター手段の要部側断面図である。
【図9】台木カッター機構部の要部平面図である。
【図10】図9のX−X線矢視断面図である。
【図11】船型ガイド板部の平面図である。
【図12】船型ガイド板部の斜視図である。
【図13】カッター手段及び挟持ハンド等の要部側断面
図である。
【図14】挟持ハンド等の要部平面図である。
【図15】図1のXV−XV線矢視で示す穂木切断機構
部の拡大断面図である。
【図16】穂木切断機構部の斜視図である。
【図17】穂木切断機構部における船型ガイド板の斜視
図である。
【図18】穂木切断機構部におけるカッター手段及び穂
木ハンド機構の要部側断面図である。
【図19】カッター手段及び穂木ハンド機構の正面図で
ある。
【図20】走行台の一部切欠き平面図である。
【図21】図1のXXI−XXI線矢視で示す接ぎ木機
構部の側断面図である。
【図22】収納部の要部斜視図である。
【図23】図22のXX III−XXIII 線矢視断面図で
ある。
【図24】上下一対のガイド体を上昇させ、接ぎ木クリ
ップを挿入した状態を示す作用説明図である。
【図25】接ぎ木クリップを上下ガイド体の間に保持さ
せた状態を示す作用説明図である。
【図26】上下ガイド体を台木上に下降させた状態を示
す作用説明図である。
【図27】上下ガイド体を要部断面図である。
【図28】(a)は開いた上下ガイド体の間に接ぎ木ク
リップを挿入する状態を示す平面作用説明図である。
(b)は閉じた上下ガイド体の間に接ぎ木クリップを保
持させた状態を示す平面 作用説明図である。(c)は
接ぎ木クリップで上下の茎を固定した状態を示す平面
作用説明図である。
【符号の説明】
1 接ぎ木苗製造装置 2 穂木切断機構部 3 接ぎ木機構部 4 トレイ 6 台木 7 穂木 6a,7a 茎 8,9 搬送手段 10,11 放出コンベヤ 12 台木カッター機構部 13 予備切り機構部 21,33 カッター手段 55 門型フレーム 56 穂木ハンド機構 60 走行台 65,66 ガイド体 67 茎案内部 68 狭拡駆動手段 69 接ぎ木クリップ 70 収納部 71 供給手段 72 昇降駆動手段 73 支持枠 78 マニピレータ 80 駆動手段 82 連動保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武野 節生 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 古賀 治夫 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 竹村 明 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 吉田 清隆 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 上山 正直 兵庫県尼崎市塚口本町5丁目3番1号 昭 和精機工業株式会社内 (72)発明者 安部 芳則 兵庫県尼崎市塚口本町5丁目3番1号 昭 和精機工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木の茎と穂木の茎とを、その両者の切
    断面箇所にて接合して固定する接ぎ木苗製造装置におい
    て、穂木が植設されたトレイを搬送する搬送手段と、台
    木が植設されたトレイを搬送する搬送手段とを、進行方
    向を同じくして互いに隣接配置し、該両搬送手段の進行
    方向下流側には、穂木用トレイの搬送手段の上方に設け
    た穂木切断機構部と、台木用トレイの搬送手段の上方に
    設けた接ぎ木機構部とを並行状に配置し、前記穂木切断
    機構部と接ぎ木機構部との間には、前記穂木切断機構部
    で切断された穂木の茎を接ぎ木機構部方向に横移動さ
    せ、且つ予め上部を切断除去してトレイに植設した状態
    の台木の茎に接近させるように構成した移送手段を設け
    たことを特徴とする接ぎ木苗製造装置。
  2. 【請求項2】 台木の茎と穂木の茎とを、その両者の切
    断面箇所にて接合して固定する接ぎ木苗製造装置におい
    て、穂木用トレイの搬送手段の上方に設けた穂木切断機
    構部と、台木用トレイの搬送手段の上方に設けた接ぎ木
    機構部とを並行状に配置し、前記穂木切断機構部で切断
    された穂木の茎を、接ぎ木機構部方向に横移動させ、且
    つ予め上部を切断除去してトレイに植設した状態の台木
    の茎に接近させるように昇降駆動するように構成した移
    送手段を設ける一方、前記穂木切断機構部による穂木の
    切断高さ位置を、前記接ぎ木機構部における台木との接
    合作業高さ位置より上方になるように設定したことを特
    徴とする接ぎ木苗製造装置。
  3. 【請求項3】 台木の茎と穂木の茎とを、その両者の切
    断面箇所にて接合して固定する接ぎ木苗製造装置におい
    て、台木が進行方向と直交方向に並列的に植設されたト
    レイを搬送する搬送手段の上方には、予め上部を切断除
    去してトレイに並列的に植設された状態の台木の茎に穂
    木を接合固定するための接ぎ木機構部を設ける一方、穂
    木切断機構部において横並び状の穂木を一斉に切断し、
    移送手段により、前記切断された穂木を一斉に前記接ぎ
    木機構部に向かって移送するように構成したことを特徴
    とする接ぎ木苗製造装置。
  4. 【請求項4】 前記台木用トレイの搬送手段の進行方向
    中途には、台木における茎の上部を切断するカッター手
    段と、その切り離された茎上部を前記搬送手段の上方に
    おいて交叉方向に排出する排出コンベヤとからなる台木
    カッター機構部を設けたことを特徴とする請求項1、請
    求項2または請求項3に記載の接ぎ木苗製造装置。
JP5146269A 1993-06-17 1993-06-17 接ぎ木苗製造装置 Pending JPH0748A (ja)

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JP5146269A JPH0748A (ja) 1993-06-17 1993-06-17 接ぎ木苗製造装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007274996A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Osaka Prefecture Univ 穂木収納容器およびこれを用いた接木装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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