JPH0748991Y2 - クレ−ン車用エンジン停止装置 - Google Patents
クレ−ン車用エンジン停止装置Info
- Publication number
- JPH0748991Y2 JPH0748991Y2 JP10996987U JP10996987U JPH0748991Y2 JP H0748991 Y2 JPH0748991 Y2 JP H0748991Y2 JP 10996987 U JP10996987 U JP 10996987U JP 10996987 U JP10996987 U JP 10996987U JP H0748991 Y2 JPH0748991 Y2 JP H0748991Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine stop
- switch
- engine
- motor
- cabin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電気モータを用いた二系統制御方式のクレーン
車用エンジン停止装置に関する。
車用エンジン停止装置に関する。
(従来の技術) ディーゼルエンジン駆動のクレーン車にあっては、運転
席のあるキャリアキャビンにはスタータスイッチが設置
され、クレーン車を操作するクレーンキャビンにはエン
ジンストップスイッチが設置されており、どちらのキャ
ビンからも手動によりフューエルカットレバーを作動さ
せて燃料の供給を停止させディーゼルエンジンを停止さ
せることができる。
席のあるキャリアキャビンにはスタータスイッチが設置
され、クレーン車を操作するクレーンキャビンにはエン
ジンストップスイッチが設置されており、どちらのキャ
ビンからも手動によりフューエルカットレバーを作動さ
せて燃料の供給を停止させディーゼルエンジンを停止さ
せることができる。
(考案が解決しようとする問題) しかしながら、従来はキャリアキャビンとクレーンキャ
ビンとで対等にエンジンを停止できるために一方のキャ
ビンではエンジン稼働を必要としているにもかかわらず
他方ではエンジンを停止させたり、またクレーンキャビ
ンのエンジンストップスイッチで手動によりフューエル
カットレバーを中途半端な位置で停止した場合にはエン
ジンがうまく始動しない等の問題点があった。
ビンとで対等にエンジンを停止できるために一方のキャ
ビンではエンジン稼働を必要としているにもかかわらず
他方ではエンジンを停止させたり、またクレーンキャビ
ンのエンジンストップスイッチで手動によりフューエル
カットレバーを中途半端な位置で停止した場合にはエン
ジンがうまく始動しない等の問題点があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、電気モータ
を用いて電気的な二系統制御方式を採用することによ
り、キャリアキャビンのスタータスイッチにエンジン停
止の優先的地位を与えると共にフューエルカットレバー
の途中停止を防止するクレーン車用エンジン停止装置を
提供することを目的とする。
を用いて電気的な二系統制御方式を採用することによ
り、キャリアキャビンのスタータスイッチにエンジン停
止の優先的地位を与えると共にフューエルカットレバー
の途中停止を防止するクレーン車用エンジン停止装置を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案によれば、直流電流を
供給する直流電源と、キャリアキャビン内でエンジンを
始動、停止するスタータスイッチと、該スタータスイッ
チのオン状態の下でのみエンジンを停止できるクレーン
キャビン内のエンジンストップスイッチと、前記スター
タスイッチ又は前記エンジンストップスイッチの作動に
応じて前記直流電流により附勢され、該直流電流の向き
に応じた回転方向にフューエルカットレバーを回動する
エンジンストップモータ装置と、前記エンジンストップ
モータ装置のモータが所定量回転する途中に前記エンジ
ンストップスイッチが開放された際に前記モータへの前
記直流電流を保持する作動保持回路とが備えられてい
る。
供給する直流電源と、キャリアキャビン内でエンジンを
始動、停止するスタータスイッチと、該スタータスイッ
チのオン状態の下でのみエンジンを停止できるクレーン
キャビン内のエンジンストップスイッチと、前記スター
タスイッチ又は前記エンジンストップスイッチの作動に
応じて前記直流電流により附勢され、該直流電流の向き
に応じた回転方向にフューエルカットレバーを回動する
エンジンストップモータ装置と、前記エンジンストップ
モータ装置のモータが所定量回転する途中に前記エンジ
ンストップスイッチが開放された際に前記モータへの前
記直流電流を保持する作動保持回路とが備えられてい
る。
(作用) 本考案ではスイッチの操作により電気的にエンジンスト
ップモータが回転され、フューエルカットレバーが駆動
される。キャリアキャビンのスタータスイッチがオン状
態にある場合だけクレーンキャビンからエンジン停止が
可能である。また、クレーンキャビンからエンジンを停
止する場合には、作動保持回路がエンジンストップモー
タの所定回転量を完全に回転させ、エンジンのフューエ
ルカットレバーの途中停止を防止する。
ップモータが回転され、フューエルカットレバーが駆動
される。キャリアキャビンのスタータスイッチがオン状
態にある場合だけクレーンキャビンからエンジン停止が
可能である。また、クレーンキャビンからエンジンを停
止する場合には、作動保持回路がエンジンストップモー
タの所定回転量を完全に回転させ、エンジンのフューエ
ルカットレバーの途中停止を防止する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図は本考案のクレーン車用エンジン停止装置の構成
を示す図であり、キャリアキャビン1内のスタータスイ
ッチ2とクレーンキャビン3内のエンジンストップスイ
ッチ4とは電気的にエンジンストップモータ装置7に接
続されている。スタータスイッチ2はオン時には線aを
線c、dに接続しオフ時には線bを線cに接続する構成
である。エンジンストップモータ装置7はエンジンスト
ップモータ7aとスイッチ7bとを備えている。エンジンス
トップモータ7aはステップモータ等から成り、ラックピ
ニオン装置11及びレバー12を介してディーゼルエンジン
14内のフューエルカットレバー13を回動する。第1のリ
レー回路8及び第2のリレー回路9はエンジンストップ
モータ7aの作動を自動的に保持する作動保持回路を構成
している。つまり、クレーンキャビン3のエンジンスト
ップスイッチ4は、オートリターン式スイッチで一定時
間後に自動的に切れる構造であり、且つエンジンストッ
プモータ7aは直流電源であるバッテリ5から供給された
電流が遮断されると回転途中であっても停止してしまう
構造であるので、フューエルカットレバー13も途中位置
で停止する可能性がある。そのため、リレー回路8、9
はエンジンストップモータ7aの作動中にスイッチが動作
されても、エンジンストップモータ7aが最終的に所定回
転位置に達するまでの間保持コイル8b、9bに夫々スイッ
チ8a、9aを吸引させ、エンジンストップモータ7aに供給
される電流を保持させその作動を保持させる。スイッチ
8aは通常は線cとの接続位置にあり、スイッチ9aは通常
は開位置にある。このエンジンストップモータ7aは両極
が同電位にある時は回転しないが、固定子巻線に電流が
流れるとその向きに応じて右方向あるいは左方向に所定
回転量だけ回転する。スイッチ7bはエンジンストップモ
ータ7aが所定回転量だけ回転し終わると接続端子を反転
するスイッチである。6はヒューズであり、10はダイオ
ードである。
を示す図であり、キャリアキャビン1内のスタータスイ
ッチ2とクレーンキャビン3内のエンジンストップスイ
ッチ4とは電気的にエンジンストップモータ装置7に接
続されている。スタータスイッチ2はオン時には線aを
線c、dに接続しオフ時には線bを線cに接続する構成
である。エンジンストップモータ装置7はエンジンスト
ップモータ7aとスイッチ7bとを備えている。エンジンス
トップモータ7aはステップモータ等から成り、ラックピ
ニオン装置11及びレバー12を介してディーゼルエンジン
14内のフューエルカットレバー13を回動する。第1のリ
レー回路8及び第2のリレー回路9はエンジンストップ
モータ7aの作動を自動的に保持する作動保持回路を構成
している。つまり、クレーンキャビン3のエンジンスト
ップスイッチ4は、オートリターン式スイッチで一定時
間後に自動的に切れる構造であり、且つエンジンストッ
プモータ7aは直流電源であるバッテリ5から供給された
電流が遮断されると回転途中であっても停止してしまう
構造であるので、フューエルカットレバー13も途中位置
で停止する可能性がある。そのため、リレー回路8、9
はエンジンストップモータ7aの作動中にスイッチが動作
されても、エンジンストップモータ7aが最終的に所定回
転位置に達するまでの間保持コイル8b、9bに夫々スイッ
チ8a、9aを吸引させ、エンジンストップモータ7aに供給
される電流を保持させその作動を保持させる。スイッチ
8aは通常は線cとの接続位置にあり、スイッチ9aは通常
は開位置にある。このエンジンストップモータ7aは両極
が同電位にある時は回転しないが、固定子巻線に電流が
流れるとその向きに応じて右方向あるいは左方向に所定
回転量だけ回転する。スイッチ7bはエンジンストップモ
ータ7aが所定回転量だけ回転し終わると接続端子を反転
するスイッチである。6はヒューズであり、10はダイオ
ードである。
次に、第2図及び第3図を参照して本考案のクレーン車
用エンジン停止装置の作用について説明する。
用エンジン停止装置の作用について説明する。
第2図はキャリアキャビン1でスタータスイッチ2を作
動させた際の作用を説明する図である。第2図(A)は
燃料供給状態を示しており、スタータスイッチ2及びス
イッチ7bそれぞれがオン状態にあり、スイッチ8aが線c
に接続されているので点線で示す閉回路が構成されてい
る。このため、エンジンストップモータ7aの両極が同電
位にあり、モータ7aは動作せずフューエルカットレバー
13も動作していない。この状態ではエンジンが稼働中で
あるか、または停止しているが始動可能である。第2図
(B)はスタータスイッチ2をオフにした直後の状態を
示しており、線cと線bとが接続されるために点線で示
すようにバッテリ5からエンジンストップモータ7aを介
してアースに電流が流れる。エンジンストップモータ7a
が燃料を遮断する方向にフューエルカットレバー13を回
動させる。エンジンストップモータ7aが所定回転量を回
転してリミット位置まで達すると、スイッチ7bがオン位
置からオフ位置に反転して、バッテリ5からアースへの
回路が開かれ、電流の供給が遮断される。第2図(C)
は燃料がカットされた状態を示している。この状態では
フューエルカットレバー13はカット位置にあり、クレー
ンキャビン3のエンジンストップスイッチ4を作動させ
てもスタータスイッチ2がオフ位置にあるためバッテリ
5への回路は形成されない。即ちクレーンキャビン3側
からは燃料カット状態を解除することはできない。第2
図(D)はスタータスイッチ2をオンにした直後の状態
を示している。エンジンが停止してフューエルカットレ
バー13が燃料カット位置にあるとエンジンを再始動でき
ないので、フューエルカットレバー13を燃料供給位置に
復帰させる必要がある。エンジンが停止した後にスター
タスイッチ2をオンにすると、非常に短い時間の間だけ
第2図(D)に点線で示すようにバッテリ5からアース
への回路が形成され、エンジンストップモータ7aに反対
向きの電流を流しこれを燃料カット位置から燃料供給位
置に復帰させる。エンジンストップモータ7aが所定回転
量だけ回転するとスイッチ7bがオフ位置からオン位置に
反転し、第2図(A)の燃料供給状態に戻る。
動させた際の作用を説明する図である。第2図(A)は
燃料供給状態を示しており、スタータスイッチ2及びス
イッチ7bそれぞれがオン状態にあり、スイッチ8aが線c
に接続されているので点線で示す閉回路が構成されてい
る。このため、エンジンストップモータ7aの両極が同電
位にあり、モータ7aは動作せずフューエルカットレバー
13も動作していない。この状態ではエンジンが稼働中で
あるか、または停止しているが始動可能である。第2図
(B)はスタータスイッチ2をオフにした直後の状態を
示しており、線cと線bとが接続されるために点線で示
すようにバッテリ5からエンジンストップモータ7aを介
してアースに電流が流れる。エンジンストップモータ7a
が燃料を遮断する方向にフューエルカットレバー13を回
動させる。エンジンストップモータ7aが所定回転量を回
転してリミット位置まで達すると、スイッチ7bがオン位
置からオフ位置に反転して、バッテリ5からアースへの
回路が開かれ、電流の供給が遮断される。第2図(C)
は燃料がカットされた状態を示している。この状態では
フューエルカットレバー13はカット位置にあり、クレー
ンキャビン3のエンジンストップスイッチ4を作動させ
てもスタータスイッチ2がオフ位置にあるためバッテリ
5への回路は形成されない。即ちクレーンキャビン3側
からは燃料カット状態を解除することはできない。第2
図(D)はスタータスイッチ2をオンにした直後の状態
を示している。エンジンが停止してフューエルカットレ
バー13が燃料カット位置にあるとエンジンを再始動でき
ないので、フューエルカットレバー13を燃料供給位置に
復帰させる必要がある。エンジンが停止した後にスター
タスイッチ2をオンにすると、非常に短い時間の間だけ
第2図(D)に点線で示すようにバッテリ5からアース
への回路が形成され、エンジンストップモータ7aに反対
向きの電流を流しこれを燃料カット位置から燃料供給位
置に復帰させる。エンジンストップモータ7aが所定回転
量だけ回転するとスイッチ7bがオフ位置からオン位置に
反転し、第2図(A)の燃料供給状態に戻る。
第3図はクレーンキャビン3でエンジンストップスイッ
チ4を作動させた際の作用を説明する図である。第3図
(A)はエンジンストップスイッチ4をオンにした直後
の状態を示している。第2図(A)のエンジンが稼働し
ている燃料供給状態において、エンジンストップスイッ
チ4をオンにすると第3図(A)に点線で示すようにバ
ッテリ5から線a、線d、スイッチ4及びリレー回路8
の保持コイル8bを介してアースへ至る回路が形成され、
スイッチ8aが保持コイル8bを流れる電流によってアース
側に切り替えられる。同時にリレー回路9の保持コイル
9bがスイッチ9aをオンにする。これによって、点線で示
すように電流がバッテリ5からエンジンストップモータ
7aを介してアースへ流れ、そのためエンジンストップモ
ータ7aがフューエルカットレバー13を燃料カット位置に
回動する。エンジンストップモータ7aがフューエルカッ
トレバー13を燃料カット位置に回動する。エンジンスト
ップモータ7aが所定回転量だけ回転するとスイッチ7bが
オン位置からオフ位置に反転する。第3図(B)はエン
ジンストップスイッチ4で手動でオン位置に保持してい
る状態を示しており、エンジンストップモータ7aは作動
を完了しており電流は供給されず、燃料がカットされた
後エンジンの完全な停止を持つ状態である。手動でエン
ジンが完全に停止するまで待てば問題はないが、第3図
(A)のエンジンストップモータ7aの作動途中にエンジ
ンストップスイッチ4から手を離した場合には従来で
は、エンジンストップモータ7aも途中で停止しこのため
フューエルストップレバー13も途中位置で停止してしま
っていた。
チ4を作動させた際の作用を説明する図である。第3図
(A)はエンジンストップスイッチ4をオンにした直後
の状態を示している。第2図(A)のエンジンが稼働し
ている燃料供給状態において、エンジンストップスイッ
チ4をオンにすると第3図(A)に点線で示すようにバ
ッテリ5から線a、線d、スイッチ4及びリレー回路8
の保持コイル8bを介してアースへ至る回路が形成され、
スイッチ8aが保持コイル8bを流れる電流によってアース
側に切り替えられる。同時にリレー回路9の保持コイル
9bがスイッチ9aをオンにする。これによって、点線で示
すように電流がバッテリ5からエンジンストップモータ
7aを介してアースへ流れ、そのためエンジンストップモ
ータ7aがフューエルカットレバー13を燃料カット位置に
回動する。エンジンストップモータ7aがフューエルカッ
トレバー13を燃料カット位置に回動する。エンジンスト
ップモータ7aが所定回転量だけ回転するとスイッチ7bが
オン位置からオフ位置に反転する。第3図(B)はエン
ジンストップスイッチ4で手動でオン位置に保持してい
る状態を示しており、エンジンストップモータ7aは作動
を完了しており電流は供給されず、燃料がカットされた
後エンジンの完全な停止を持つ状態である。手動でエン
ジンが完全に停止するまで待てば問題はないが、第3図
(A)のエンジンストップモータ7aの作動途中にエンジ
ンストップスイッチ4から手を離した場合には従来で
は、エンジンストップモータ7aも途中で停止しこのため
フューエルストップレバー13も途中位置で停止してしま
っていた。
第3図(C)はエンジンストップモータ7aの作動の自動
保持状態を示しており、第3図(A)でモータ7aの作動
途中にエンジンストップスイッチ4がオフにされても、
バッテリ5からの電流がダイオード10及びスイッチ9aを
介して保持コイル8bに流れ続けてスイッチ8aの吸引を続
け、エンジンストップモータ7aが途中停止せずに所定回
転量だけ回転でき、フューエルカットレバー13が燃料カ
ット位置まで回動できるようにする。リレー回路8、9
はスタータスイッチ2がオン状態でなければ作動しな
い。モータ7aが所定回転量を回転するとスイッチ7bがオ
ン位置からオフ位置に反転する。第3図(D)はエンジ
ン停止後の状態を示しており、スイッチ7bがオフになっ
たので保持コイル8bがスイッチ8aをアースから開放し、
点線で示すように電流がバッテリ5からエンジンストッ
プモータ7a中を逆向きにアースへ流れる。これによっ
て、エンジンストップモータ7aが燃料カット位置から燃
料供給位置へ復帰され、スイッチ7bがオフ位置からオン
位置へ反転して第2図(A)の燃料供給状態に戻り、こ
れ以後スタータスイッチ2がオン状態にあればクレーン
キャビン3からエンジンを再始動することが可能とな
る。
保持状態を示しており、第3図(A)でモータ7aの作動
途中にエンジンストップスイッチ4がオフにされても、
バッテリ5からの電流がダイオード10及びスイッチ9aを
介して保持コイル8bに流れ続けてスイッチ8aの吸引を続
け、エンジンストップモータ7aが途中停止せずに所定回
転量だけ回転でき、フューエルカットレバー13が燃料カ
ット位置まで回動できるようにする。リレー回路8、9
はスタータスイッチ2がオン状態でなければ作動しな
い。モータ7aが所定回転量を回転するとスイッチ7bがオ
ン位置からオフ位置に反転する。第3図(D)はエンジ
ン停止後の状態を示しており、スイッチ7bがオフになっ
たので保持コイル8bがスイッチ8aをアースから開放し、
点線で示すように電流がバッテリ5からエンジンストッ
プモータ7a中を逆向きにアースへ流れる。これによっ
て、エンジンストップモータ7aが燃料カット位置から燃
料供給位置へ復帰され、スイッチ7bがオフ位置からオン
位置へ反転して第2図(A)の燃料供給状態に戻り、こ
れ以後スタータスイッチ2がオン状態にあればクレーン
キャビン3からエンジンを再始動することが可能とな
る。
キャリアキャビン1のスタータスイッチ2がオフ位置に
あれば、クレーンキャビン3のエンジンストップスイッ
チをオンにしても、リレー回路8、9を附勢する電流は
流れず従ってエンジンストップモータ7aは回転しない。
つまり、クレーン車の安全確保の立場からエンジン停止
についてクレーン側に対してキャリア側に優先的地位を
与えている。尚、キャリアキャビン1でエンジンを停止
した状態ではクレーンキャビン3からエンジン始動はで
きず、またクレーンキャビン3からエンジンを停止した
状態ではキャリアキャビン1からでもクレーンキャビン
3からでもエンジン始動は可能である。
あれば、クレーンキャビン3のエンジンストップスイッ
チをオンにしても、リレー回路8、9を附勢する電流は
流れず従ってエンジンストップモータ7aは回転しない。
つまり、クレーン車の安全確保の立場からエンジン停止
についてクレーン側に対してキャリア側に優先的地位を
与えている。尚、キャリアキャビン1でエンジンを停止
した状態ではクレーンキャビン3からエンジン始動はで
きず、またクレーンキャビン3からエンジンを停止した
状態ではキャリアキャビン1からでもクレーンキャビン
3からでもエンジン始動は可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、直流電流を供給
する直流電源と、キャリアキャビン内でエンジンを始
動、停止するスタータスイッチと、該スタータスイッチ
のオン状態の下でのみエンジンを停止できるクレーンキ
ャビン内のエンジンストップスイッチと前記スタータス
イッチ又は前記エンジンストップスイッチと、作動に応
じて前記直流電流により附勢され、該直流電流の向きに
応じた回転方向にフューエルカットレバーを回動するエ
ンジンストップモータ装置と、前記エンジンストップモ
ータ装置のモータが所定量回転する途中に前記エンジン
ストップスイッチが開放された際に前記モータへの前記
直流電流を保持する作動保持回路とを備えることによ
り、電気的な二系統制御を採用したことから精度の高い
エンジン停止が可能となつたこと、キャリアキャビンの
スタータスイッチがオフ状態にある場合にはクレーンキ
ャビンではエンジン停止できないように構成してキャリ
ア側を優先しクレーン車の安全性を向上したこと、クレ
ーンキャビンからエンジン停止する場合のフューエルカ
ットレバーの途中停止が防止されたために常にエンジン
の良好な始動が可能となつたことという効果が得られ
る。
する直流電源と、キャリアキャビン内でエンジンを始
動、停止するスタータスイッチと、該スタータスイッチ
のオン状態の下でのみエンジンを停止できるクレーンキ
ャビン内のエンジンストップスイッチと前記スタータス
イッチ又は前記エンジンストップスイッチと、作動に応
じて前記直流電流により附勢され、該直流電流の向きに
応じた回転方向にフューエルカットレバーを回動するエ
ンジンストップモータ装置と、前記エンジンストップモ
ータ装置のモータが所定量回転する途中に前記エンジン
ストップスイッチが開放された際に前記モータへの前記
直流電流を保持する作動保持回路とを備えることによ
り、電気的な二系統制御を採用したことから精度の高い
エンジン停止が可能となつたこと、キャリアキャビンの
スタータスイッチがオフ状態にある場合にはクレーンキ
ャビンではエンジン停止できないように構成してキャリ
ア側を優先しクレーン車の安全性を向上したこと、クレ
ーンキャビンからエンジン停止する場合のフューエルカ
ットレバーの途中停止が防止されたために常にエンジン
の良好な始動が可能となつたことという効果が得られ
る。
第1図は本考案に係るクレーン車用エンジン停止装置の
一実施例を示す回路図、第2図は本考案装置のキャリア
キャビン側の操作時における作動を説明する図、第3図
は本考案装置のクレーンキャビン側の操作時における作
動を説明する図である。 1…キャリアキャビン、2…スタータスイッチ、3…ク
レーンキャビン、4…エンジンストップスイッチ、7…
エンジンストップモータ装置、8、9…リレー回路、13
…フューエルカットレバー、14…エンジン。
一実施例を示す回路図、第2図は本考案装置のキャリア
キャビン側の操作時における作動を説明する図、第3図
は本考案装置のクレーンキャビン側の操作時における作
動を説明する図である。 1…キャリアキャビン、2…スタータスイッチ、3…ク
レーンキャビン、4…エンジンストップスイッチ、7…
エンジンストップモータ装置、8、9…リレー回路、13
…フューエルカットレバー、14…エンジン。
Claims (3)
- 【請求項1】直流電流を供給する直流電源と、キャリア
キャビン内でエンジンを始動、停止するスタータスイッ
チと、該スタータスイッチのオン状態の下でのみエンジ
ンを停止できるクレーンキャビン内のエンジンストップ
スイッチと、前記スタータスイッチは前記エンジンスト
ップスイッチの作動に応じて前記直流電流により附勢さ
れ、該直流電流の向きに応じた回転方向にフューエルカ
ットレバーを回動するエンジンストップモータ装置と、
前記エンジンストップモータ装置のモータが所定量回転
する途中に前記エンジンストップスイッチが開放された
際に前記モータへの前記直流電流を保持する作動保持回
路とから成ることを特徴とするクレーン車用エンジン停
止装置。 - 【請求項2】前記エンジンストップモータ装置が、右方
向及び左方向に所定量回転するステップモータと、該ス
テップモータの所定回転量に応じてその接続を切り替え
るスイッチとから成ることを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第1項記載のクレーン車用エンジン停止装置。 - 【請求項3】前記作動保持回路が、前記エンジンストッ
プスイッチの作動に応じて前記モータに前記直流電流を
供給する回路を形成し燃料をカットさせる第1のリレー
回路と、前記エンジンストップスイッチの作動に応じて
前記エンジンストップモータ装置から前記1のリレー回
路へ至る回路を形成する第2のリレー回路とから成るこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のク
レーン車用エンジン停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10996987U JPH0748991Y2 (ja) | 1987-07-20 | 1987-07-20 | クレ−ン車用エンジン停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10996987U JPH0748991Y2 (ja) | 1987-07-20 | 1987-07-20 | クレ−ン車用エンジン停止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6415739U JPS6415739U (ja) | 1989-01-26 |
JPH0748991Y2 true JPH0748991Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=31346699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10996987U Expired - Lifetime JPH0748991Y2 (ja) | 1987-07-20 | 1987-07-20 | クレ−ン車用エンジン停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748991Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0715889U (ja) * | 1993-08-30 | 1995-03-17 | 正則 水野 | 流雪溝用蓋体 |
-
1987
- 1987-07-20 JP JP10996987U patent/JPH0748991Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6415739U (ja) | 1989-01-26 |
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