JPS6038059Y2 - スタ−タ保護装置 - Google Patents

スタ−タ保護装置

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JPS6038059Y2
JPS6038059Y2 JP1978102127U JP10212778U JPS6038059Y2 JP S6038059 Y2 JPS6038059 Y2 JP S6038059Y2 JP 1978102127 U JP1978102127 U JP 1978102127U JP 10212778 U JP10212778 U JP 10212778U JP S6038059 Y2 JPS6038059 Y2 JP S6038059Y2
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JP
Japan
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starter
voltage
operational amplifier
inertia
key switch
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Application number
JP1978102127U
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JPS5520624U (ja
Inventor
勝幸 岡本
雅典 高橋
Original Assignee
澤藤電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輛用スタータの保護装置に関し、特にスター
タが未だ惰性回転を続けているときに、再度起動スイッ
チを投入しても、オペレーショナルアンプで構成される
差動増幅器とスイッチングトランジスタを使用して、ス
タータがエンジンと連結されないように構成したスター
タの保護装置に関するものである。
車輛用エンジンを始動するために、まず手動のキースイ
ッチをオンしてスタータを回転させ、該スタータの回転
によりエンジンを回転し、エンジンの始動が行われる。
該スタータの回転は、スタータと連結しているピニオン
がエンジンのリングギアと噛合することにより、エンジ
ンに伝達される。
しかしながら、車輌用エンジンを始動させるために、手
動キースイッチをオンさせ、スタータを始動させたあと
、何等かの理由で再び上記手動キースイッチをオンさせ
スタータを回転させることがある。
こ再度のスタータの回転のときに、スタータが停止して
おれば、スタータと連結しているピニオンとエンジンの
りングギアがスムースに噛み合い異常現象は生じない。
しかし最初の手動キースイッチの投入によりスタータを
起動し、回転させたあとで、このスタータが惰性回転し
ている期間に再び手動キースイッチをオンしてスタータ
を飛込ますと、いわゆるスタータ惰性飛込現象を生じ、
ピニオンとエンジンのりングギアとの噛合がスムーズに
行われず、歯車部分に損傷を生ずることがある。
このようなスタータ惰性飛込現象は、例えば大型トラッ
クやバスの如く、大型車輛においてその損傷度合が大き
くなるので、従来は、このようなスタータ惰性飛込現象
を抑制するために、スタータが惰性回転しているときに
発生する電圧をリレーにより検出腰このリレーを使用し
て、上記惰性飛込抑制機構を構成していた。
しかし、リレーは大型のために、このような抑制機構は
大型になり、この抑制機構を狭い車輛内に配置するため
にはスペース上の問題点があり、費用も高くなる。
しかも、リレーの動作復帰電圧がかなり大きく、スター
タがある程度惰性回転しているときてもリレーが復帰す
るので、動作の正確な惰性飛込制御機構をリレーを用い
て、簡単に構成することは困難であった。
したがって、本考案は、このスタータ惰性飛込を正確に
抑制できるスタータ保護装置を、リレーがほとんど使用
することなく提供することを目的とするものであって、
このために、手動キースイッチと、スタータと、該スタ
ータの始動を抑制するスタータリレーと、該スタータに
流れる電流を開閉する接点を有するエンゲージスイッチ
と、該スタータの回転に応じて回転するピニオンを具備
する車軸用エンジン起動装置において、上記エンゲージ
スイッチにプルコイルと保持コイルを設けるとともに、
上記スタータリレーに流れる励磁電流をオンオフするス
イッチングトランジスタと、該スイッチングトランジス
タを制御するオペレーショナルアンプを設け、該オペレ
ーショナルアンプの基準端子に設定電圧を印加し、該オ
ペレーショナルアンプの入力端子に、スタータが惰性回
転するときスタータより生ずる発生電圧に応じた電圧を
上記エンゲージスイッチのプルフィルを経由して印加す
る如く構成したことを特徴とする。
以下本考案の一実施例を第1図について説明する。
図において、1は手動キースイッチ、2はスタータリレ
ーで、励磁コイル2−1と該励磁コイル2−1により制
御される接点部2−2を有する。
3はスイッチングトランジスタ、4はスタータ、5はピ
ニオンでスタータ4により回転されるモノであり、6は
エンジンのりングギア、7はエンゲージスイッチで、固
定接点7−1,7−1′、可動接点7−2、該可動接点
7−2を駆動するプルコイル7−3及び保持コイル7−
4を具備し、該保持コイル7−4は、可動接点7−2が
固定接点7−1及び7−1′と接触しているとき、可動
接点7−2を上記各固定接点と接触状態に保持する如く
作用するものである。
8はレバー機構で、支点8−1を中心に駆動する可動枠
8−2及び8−3を有する。
9はオペレーショナルアンプで構成される差動増幅器、
10.11はゼナーダイオード、12は例えば電池の如
き車輛用電源、13は開閉器、R1乃至R3及びR5,
R6は抵抗、R2は可変抵抗である。
手動キースイッチ1が開放されている通常状態では、抵
Th3と可変抵稙R4とで分圧された正電圧が、差動増
幅器9の基準端子T1に印加されており、該差動増幅器
9の出力電圧によりトランジスタ3のベースに正電圧が
印加され、トランジスタ3はオン状態にある。
いま、手動キースイッチ1を閉じれば、トランジスタ3
がオン状態になっているために、電源12−手動キース
イッチ1−励磁コイル2−1−)ランジスタ3−接地の
回路に電流が流れ、スタータリレー2の接点部2−2が
閉成する。
接点部2−2の閉成により、エンゲージスイッチ7のプ
ルコイル7−3及びスタータ4に電流が流れる。
このプルコイル7−3に流れる電流により、可動接点7
−2は固定接点7−1及び7−1′間を橋絡し、同時に
該可動接点7−2に接続されたレバー機構8の可動枠8
−2が支点8−1を中心に左引に移動するので、可動枠
8−3の先端は逆に右引に移動し、ピニオン5をエンジ
ンリングギア6と噛合させる。
また固定接点?−1.7−1’間を可動接点7−2が橋
絡することにより、スタータ4にはプルコイル7−3を
経由せずに直接電源12から電流が供給されるので、ス
タータ4は回転し、ピニオン5を介してエンジンのリン
グギア6を回転し、図示省略されたエンジンを始動する
上記可動接点7−2の橋絡状態は、接点2−2−保持コ
イル7−4−接地の回路に流れる保持電流により保持さ
れる。
スタータリレー2の接点部2−2が閉成されると、ゼナ
ーダイオード10がトランジスタ3のベース・エミッタ
回路を径由して通電されるため、差動増幅器9の出力電
圧如何にかかわらず、トランジスタ3はオン状態にある
したがって、手動キースイッチ1が閉成している間、ト
ランジスタ3もオン状態にある。
手動キースイッチ1より手を放して、該スイッチ1を開
放状態にすれば、励磁コイル2−1の電流が遮断され、
接点部2−2は開放し、保持コイル7−4には保持電流
が流れなくなるので、可動接点7−2は固定接点?−1
,7−1’から解放され、スタータ4には電流は流れな
いが、該スタータ4は惰性のため、通常5乃至7秒間位
回転している。
このスタータ4が惰性回転しているとき、スタータ4は
発電機として電圧を発生しており、差動増幅器9の端子
T2に印加される電圧は、抵抗R3,R2に分圧された
基準端子T1に印加される電圧よりも高いので、今度は
差動増幅器9には出力電圧は現われず、トランジスタ3
はオフ状態にある。
したがって、このスタータ4が惰性回転している期間に
、エンスト等の理由により再び手動キースイッチを閉成
し、エンジンを始動しようとしても、トランジスタ3が
、今度はオフ状態のため励磁コイル2−1には電流が流
れない。
したがって接点部2−2も閉成せず、またプルコイル7
−3に動作電流が流れることもないので、上記再度の手
動キースイッチ1の閉成によるもスタータ4は回転しな
い。
例えば、差動増幅器9の基準端子T□に印加される基準
電圧を5QmVに設定すれば、入力端子T2に印加され
るスタータ4の発生電圧が59mV以上の間は、スター
タ4の惰性飛込を防止できる。
かくして、スタータ4が惰性回転している期間に再びス
タータ4が始動されるようなことはなく、明細書の冒頭
で説明したような、スタータ惰性飛込現象の発生を正確
にかつ有効に防止できる。
次に、本考案の他の実施例を第2図について説明する。
図中、第1図と同一符号の部分は、第1図と同一部を示
す。
第2図では、差動増幅器9の出力部分に抵17とコンデ
ンサCとにより構成される遅延回路が接続されている。
この第2実施例においても、第1図の場合と同様に、手
動キースイッチ1が開放されているとき、差動増幅器9
の入力端子T1には、電源12の電圧を抵抗R3と可変
抵抗R4により分割した値の電圧が印加されているので
、差動増幅器9の高出力電圧を発生し、コンデンサCも
この電圧で充電されているので、トランジスタ3はオン
状態にある。
したがって、手動キースイッチ1を閉成すれば、第1図
の場合と全く同様にしてスタータ4が回転し、エンジン
リングギア6が回転され、エンジンが始動する。
もし、スタータ4が惰性回転している場合には、スター
タ4は発電機として電圧を発生し、プルコイル7−3及
び抵抗R1を介して差動増幅器9の入力端子T2には基
準端子T1に印加される電圧よりも高い電圧が印加され
、差動増幅器9は低電圧出力状態になる。
差動増幅器9は、入力端子T2の印加電圧が基準端子T
、の印加電圧よりも十分に大であれば、その出力電圧も
十分に低いので、第1図に示す如く、遅延回路を設ける
ことなく直接的にトランジスタ3が接続されていても問
題はない。
しかしスタータ4の惰性回転が終りに近づいたころに手
動キースイッチ1が閉じられると、第1図の装置では、
スタータ4の発電機としての出力電圧がかなり低くなり
、差動増幅器9の出力が安定しないので、場合によって
はスタータ4が完全に停止していない状態でトランジス
タ3がオンになるおそれがある。
しかし、第2図に示す実施例では、差動増幅器9の出力
側に抵稙R7とコンデンサCによる遅延回路が接続され
ているため、スタータ4の惰性回転が終了近くに手動キ
ースイッチ1が閉成されても、コンデンサCの端子電圧
は、スタータ4の惰性回転が大きい状態のもとてほぼ0
に近い状態を維持しているので、トランジスタ3はスタ
ータ4が確実に停止するまで、オフ状態を保持する。
なお、本考案の各実施例に使用した比較回路の入力端子
T1に印加される基準電圧の大きさは適宜に選択される
ものであることは説明するまでもない。
以上説明した如く、本考案によれば、スタータ4の惰性
回転のときにスタータより発生する電圧をオペレーショ
ナル・アンプで構成される差動増幅器により検出して、
その出力でスイッチングトランジスタを、オンオフ制御
するので、スタータ惰性飛込現象を正確に防止すること
ができる。
そしてリレーをほとんど使用せずに、小型のオペレーシ
ョナルアンプを用いてスタータ保護装置を構成したので
、これを極めて小型化することができ、狭い車輌内に該
スタータ保護装置を設置するためのスペースも少なくて
よいし、またリレーを利用したものに比較して消費電力
を極めて少くすることが可能となる。
更に、遅延回路を組合わせて使用することにより、スタ
ータの惰性回転がほとんどOになってもスイッチングト
ランジスタをオフ状態にすることができるので、一層確
実にスタータ惰性飛込現象を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスタータ保護装置の一実施例を示し、
第2図は本考案の他の実施例を示すものである。 図中、1は手動キースイッチ、2はスタータリレー、3
はトランジスタ、4はスタータ、5はピニオン、6はエ
ンジンのりングギア、7はエンゲージスイッチ、8はレ
バー機構、9はオペレーショナルアンプで構成される差
動増幅器、10,11はゼナーダイオード、R□乃至R
3、R5乃至R7は抵抗、R1は可変抵抗、Cはコンデ
ンサをそれぞれ示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)手動キースイッチと、スタータと、該スタータの
    始動を制御するスタータリレーと、該スタータに流れる
    電流を開閉する接点を有するエンゲージスイッチと、該
    スタータの回転に応じて回転するピニオンを具備する車
    輛用エンジン起動装置において、上記エンゲージスイッ
    チにプルコイルと保持コイルを設けるとともに、上記ス
    タータリレーに流れる励磁電流をオンオフするスイッチ
    ングトランジスタと、該スイッチングトランジスタを制
    御するオペレーショナルアンプを設け、該オペレーショ
    ナルアンプの基準端子に設定電圧を印加し、該オペレー
    ショナルアンプの入力端子に、スタータが惰性回転する
    ときこのスタータより生ずる発生電圧に応じた電圧を上
    記エンゲージスイッチのプルコイルを経由して印加する
    如く構成したことを特徴とするスタータ保護装置。
  2. (2)上記オペレーショナルアンプの出力側に遅延回路
    を接続したことを特徴とする特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のスタータ保護装置。
JP1978102127U 1978-07-25 1978-07-25 スタ−タ保護装置 Expired JPS6038059Y2 (ja)

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JP1978102127U JPS6038059Y2 (ja) 1978-07-25 1978-07-25 スタ−タ保護装置

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JPS5520624U JPS5520624U (ja) 1980-02-08
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JP1978102127U Expired JPS6038059Y2 (ja) 1978-07-25 1978-07-25 スタ−タ保護装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6032269U (ja) * 1983-08-09 1985-03-05 吉田 敏治 食品包装用袋

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5254680U (ja) * 1975-10-17 1977-04-20

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