JP2563101Y2 - 電動機制御装置 - Google Patents

電動機制御装置

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JP2563101Y2
JP2563101Y2 JP1992063578U JP6357892U JP2563101Y2 JP 2563101 Y2 JP2563101 Y2 JP 2563101Y2 JP 1992063578 U JP1992063578 U JP 1992063578U JP 6357892 U JP6357892 U JP 6357892U JP 2563101 Y2 JP2563101 Y2 JP 2563101Y2
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好一 河辺
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、作業現場で動力に使用
している電動機の起動、停止を、作業現場で行ったり中
央制御室で行ったりできるようにした電動機制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、作業現場で動力に使用している
電動機の起動、停止を、作業現場で行ったり中央制御室
で行ったりできるようにした電動機制御装置の使用例を
示す配置図であって、プラントエリア等の作業現場1に
はホッパー2が設けてあって、ホッパー2内の粉粒体を
多数のコンベヤ3によって搬送するようになっている。
それぞれのコンベヤ3には動力となる電動機4が取付け
てあって個別に駆動できるようになっていて、各電動機
4には給電回路5を構成する動力配線が接続されてお
り、また各電動機4の近傍には、電動機4ごとに現場制
御箱6が設置されている。
【0003】電動機4及び現場制御箱6から離れた場所
には、操作卓7を備えた中央制御室8、制御盤9を備え
た電気室10が設置されていて、電気室10にはさらに
給電回路5の遮断器、電磁接触器、過電流継電器、制御
用の継電器等が設けられている。そして中央制御室8の
操作卓7は制御ライン11により電気室10の制御盤9
に結ばれており、現場制御箱6も接続線12によって制
御盤9に結ばれている。
【0004】コンベヤ3には動力となっている電動機4
に対する起動及び停止の制御は、現場制御箱6、中央制
御室8のいずれでも行うことができるようになってい
て、このような従来の電動機制御装置を次に説明する。
【0005】図3は従来の電動機制御装置の一例を示す
回路図であって、図3では、コンベヤ3、電動機4、現
場制御箱6は1組のみを示している。そして現場制御箱
6には第1接続端子13、第2接続端子14、第3接続
端子15が取付けられており、また現場制御箱6の内部
には、一端が第1接続端子13に接続され他端が第2接
続端子14に接続されている現場停止用開閉器16と、
一端が現場停止用開閉器16の他端に接続され他端が第
3接続端子15に接続されている現場起動用開閉器17
とが設けられている。現場停止用開閉器16は通常は接
点を閉じていて、押釦を押している時に接点を開くよう
になっており、また現場起動用開閉器17は通常は接点
を開いていて、押釦を押している時に接点を閉じるよう
になっている。そして機械装置の点検時に電動機4が起
動することがないよう、図示しない施錠装置を設けて安
全を図ることができるようになっている。
【0006】電動機4の給電回路5には、配線用遮断器
18、電磁接触器接点19、過電流継電器20が接続さ
れていて、これらの機器は、図2の電気室10内に設け
られている。そして電磁接触器接点19は、制御盤9に
設けてある電磁接触器21が励磁されている時に閉じ、
電磁接触器21の励磁が解除されている時には開くよう
になっている。また過電流継電器20が作動した時に
は、電磁接触器21と直列に接続されている過電流継電
器接点22が開くようになっている。
【0007】制御盤9には第4接続端子23、第5接続
端子24、第6接続端子25が取付けられており、また
制御盤9には制御電源26が設けてあって、第4接続端
子23は制御電源26に接続されており、第5接続端子
24と電磁接触器21との間には、電磁接触器21が励
磁した時閉じる自己保持接点21aが接続されており、
第6接続端子25には電磁接触器21が接続されてお
り、さらに制御電源26と電磁接触器21との間には、
中央制御室8の操作卓7から制御ライン11を介して開
閉される中央運転用開閉器27が接続されている。
【0008】また現場制御箱6と制御盤9との間には、
第1接続端子13と第4接続端子23とを接続する第1
接続線28、第2接続端子14と第5接続端子24とを
接続する第2接続線29、第3接続端子15と第6接続
端子25とを接続する第3接続線30の3本の接続線が
設けられている。
【0009】図3の従来装置において、電動機4の近傍
に設置してある現場制御箱6で電動機4の起動、停止を
行う場合には、中央制御室8の操作卓7から制御ライン
11を介して開閉される制御盤9の中央運転用開閉器2
7は、開いたままの状態にしておく。そして現場制御箱
6内の現場起動用開閉器17の押釦を押して接点を閉じ
ると、制御盤9の制御電源26から第4接続端子23、
第1接続線28、第1接続端子13、閉じている現場停
止用開閉器16、押釦を押して接点を閉じた現場起動用
開閉器17、第3接続端子15、第3接続線30、第6
接続端子25、電磁接触器21、閉じている過電流継電
器接点22の閉回路が構成されて電磁接触器21が励磁
し、電磁接触器接点19が閉じて電動機4は起動して回
転する。
【0010】電磁接触器21が励磁すると自己保持接点
21aが閉じて、制御電源26から第4接続端子23、
第1接続線28、第1接続端子13、閉じている現場停
止用開閉器16、第2接続端子14、第2接続線29、
第5接続端子24、自己保持接点21aの自己保持回路
が構成されて電磁接触器21は励磁状態を保持して電磁
接触器接点19は閉じたままになっているので、現場起
動用開閉器17の押釦から手を離して現場起動用開閉器
17の接点が開いても、電動機4は回転を継続すること
になる。
【0011】回転している電動機4を停止する場合に
は、現場制御箱6内の現場停止用開閉器16の押釦を押
して接点を開くと、制御電源26から第4接続端子2
3、第1接続線28、第1接続端子13、現場停止用開
閉器16、第2接続端子14、第2接続線29、第5接
続端子24、自己保持接点21aの自己保持回路が遮断
されて電磁接触器21の励磁は解除され、電磁接触器接
点19が開いて電動機4は停止する。電磁接触器21の
励磁が解除されると自己保持接点21aは開くので、現
場停止用開閉器16の押釦から手を離して現場停止用開
閉器16の接点が閉じても、電磁接触器21が励磁する
ことはない。
【0012】図3の従来装置において、電動機4の起
動、停止を中央制御室8で行う場合には、制御ライン1
1を介して中央運転用開閉器27を閉じると、制御電源
26から中央運転用開閉器27、電磁接触器21、閉じ
ている過電流継電器接点22の閉回路が構成されて電磁
接触器21が励磁し、電磁接触器接点19が閉じて電動
機4は起動して回転する。回転している電動機4を停止
する場合には、制御ライン11を介して中央運転用開閉
器27を開くと、電磁接触器21の励磁は解除され、電
磁接触器接点19が開いて電動機4は停止する。
【0013】図4は従来の電動機制御装置の他の例を示
す回路図であって、図4においても、コンベヤ3、電動
機4、現場制御箱6は1組のみを示している。
【0014】現場制御箱6には第1接続端子31、第2
接続端子32、第3接続端子33、第4接続端子34が
取付けられており、また現場制御箱6の内部には、一端
が第1接続端子31に接続されている現場停止用開閉器
35が接続されていて、現場停止用開閉器35にはさら
に、現場制御のとき閉じ中央制御のとき開く第1の開閉
器36及び現場制御のとき開き中央制御のとき閉じる第
2の開閉器37を有する中央・現場切換操作器38が接
続されている。そして第1の開閉器36は第2接続端子
32に接続されると共に、第1の開閉器36と第3接続
端子33との間には現場起動用開閉器39が接続され、
第2の開閉器37は第4接続端子34に接続されてい
る。現場停止用開閉器35は通常は接点を閉じていて、
押釦を押している時に接点を開くようになっており、中
央・現場切換操作器38は現場で切り換えるもので、第
1の開閉器36と第2の開閉器37とは、一方が閉じて
いる時に他方は開くようになっていて、第1の開閉器3
6と第2の開閉器37とが共に開いたり閉じたりはしな
いようになっている。現場起動用開閉器39は、通常は
接点を開いていて、押釦を押している時に接点を閉じる
ようになっている。そして機械装置の点検時に電動機4
が起動することがないよう、図示しない施錠装置を設け
て安全を図ることができるようになっている。
【0015】電動機4の給電回路5には、前述した図3
の従来装置と同様に配線用遮断器18、電磁接触器接点
19、過電流継電器20が接続されていて、これらの機
器は、図2の電気室10内に設けられている。そして電
磁接触器接点19は、制御盤9に設けてある電磁接触器
21が励磁されている時に閉じ、電磁接触器21の励磁
が解除されている時には開くようになっている。また過
電流継電器20が作動した時には、過電流継電器接点2
2が開くようになっている。
【0016】制御盤9には第5接続端子40、第6接続
端子41、第7接続端子42、第8接続端子43が取付
けられており、また制御盤9には制御電源26が設けて
あって、第5接続端子40は制御電源26に接続され、
制御電源26にはさらに、それぞれ中央制御室8から操
作される現場運転承認押釦44、中央運転承認接点4
5、中央運転承認補助接点46が接続されている。中央
運転承認接点45と中央運転承認補助接点46とは、一
方が閉じている時に他方は開くようになっていて、中央
運転承認接点45と中央運転承認補助接点46とが共に
開いたり閉じたりはしないようになっている。現場運転
承認押釦44には直列に補助継電器47、過電流継電器
接点22が接続されており、中央運転承認補助接点46
と補助継電器47との間には補助継電器47が励磁した
とき閉じる自己保持接点47−1aが接続され、中央運
転承認接点45は補助継電器47に接続されている。補
助継電器47にはさらに励磁したとき閉じる補助接点4
7−2aがあって、この補助接点47−2aは第7接続
端子42と電磁接触器21との間に接続され、第6接続
端子41と補助接点47−2aとの間には、電磁接触器
21が励磁した時閉じる自己保持接点21aが接続され
ており、第8接続端子43と補助接点47−2aとの間
には、中央制御室8から開閉される中央運転用開閉器2
7が接続されている。
【0017】また現場制御箱6と制御盤9との間には、
第1接続端子31と第5接続端子40とを接続する第1
接続線48、第2接続端子32と第6接続端子41とを
接続する第2接続線49、第3接続端子33と第7接続
端子42とを接続する第3接続線50、第4接続端子3
4と第8接続端子43とを接続する第4接続線51の4
本の接続線が設けられている。
【0018】図4の従来装置において、電動機4の近傍
に設置してある現場制御箱6で電動機4の起動、停止を
行う場合には、中央制御室8の操作卓7から制御ライン
11を介して中央運転用開閉器27は開いたままの状態
にし、さらに中央運転承認接点45を開いて中央運転承
認補助接点46を閉じた状態で現場運転承認押釦44を
閉じる。制御盤9の現場運転承認押釦44が閉じると補
助継電器47が励磁されて、自己保持接点47−1a、
補助接点47−2aが閉じることになる。そして現場制
御箱6内にある中央・現場切換操作器38の第1の開閉
器36を閉じて第2の開閉器37を開いた状態とし、現
場起動用開閉器39の押釦を押して接点を閉じると、制
御盤9の制御電源26から第5接続端子40、第1接続
線48、第1接続端子31、閉じている現場停止用開閉
器35、中央・現場切換操作器38の閉じている第1の
開閉器36、押釦を押して接点を閉じた現場起動用開閉
器39、第3接続端子33、第3接続線50、第7接続
端子42、閉じている補助接点47−2a、電磁接触器
21の閉回路が構成されて電磁接触器21が励磁し、電
磁接触器接点19が閉じて電動機4は起動して回転す
る。
【0019】電磁接触器21が励磁すると自己保持接点
21aが閉じて、制御電源26から第5接続端子40、
第1接続線48、第1接続端子31、閉じている現場停
止用開閉器35、中央・現場切換操作器38の閉じてい
る第1の開閉器36、第2接続端子32、第2接続線4
9、第6接続端子41、自己保持接点21aの自己保持
回路が構成されて電磁接触器21は励磁状態を保持して
電磁接触器接点19は閉じたままになっているので、現
場起動用開閉器39の押釦から手を離して現場起動用開
閉器39の接点が開いても、電動機4は回転を継続する
ことになる。
【0020】回転している電動機4を停止する場合に
は、現場制御箱6内の現場停止用開閉器35の押釦を押
して接点を開くと、制御電源26から第5接続端子4
0、第1接続線48、第1接続端子31、現場停止用開
閉器35、第1の開閉器36、第2接続端子32、第2
接続線49、第6接続端子41、自己保持接点21aの
自己保持回路が遮断されて電磁接触器21の励磁は解除
され、電磁接触器接点19が開いて電動機4は停止す
る。電磁接触器21の励磁が解除されると自己保持接点
21aは開くので、現場停止用開閉器35の押釦から手
を離して現場停止用開閉器35の接点が閉じても、電磁
接触器21が励磁することはない。
【0021】図4の従来装置において、電動機4の起
動、停止を中央制御室8で行う場合には、制御ライン1
1を介して現場運転承認押釦44を開き、さらに中央運
転承認接点45を閉じて中央運転承認補助接点46を開
いた状態にする。そして現場制御箱6においては中央・
現場切換操作器38の第1の開閉器36を開いて第2の
開閉器37を閉じた状態にする。中央運転承認接点45
が閉じると補助継電器47が励磁されて、補助接点47
−2aが閉じることになる。
【0022】この状態で中央運転用開閉器27を閉じる
と、制御電源26から第5接続端子40、第1接続線4
8、第1接続端子31、現場停止用開閉器35、閉じて
いる第2の開閉器37、第4接続端子34、第4接続線
51、第8接続端子43、閉じている中央運転用開閉器
27および補助接点47−2a、電磁接触器21の閉回
路が構成されて電磁接触器21が励磁し、電磁接触器接
点19が閉じて電動機4は起動して回転する。このよう
に中央制御室8からの制御で電動機4を回転させている
時でも、現場制御箱6内の現場停止用開閉器35の押釦
を押して接点を開くと、電磁接触器21の励磁が解除さ
れて電磁接触器接点19は開き、電動機4は停止する。
【0023】回転している電動機4を中央制御室8で停
止する場合には、制御ライン11を介して中央運転用開
閉器27を開くと、電磁接触器21の励磁は解除され、
電磁接触器接点19が開いて電動機4は停止する。
【0024】
【考案が解決しようとする課題】上述した図3の従来装
置は、現場制御箱6と制御盤9との間に第1接続線2
8、第2接続線29、第3接続線30の3本の接続線が
必要であり、図4の従来装置は、制御盤9と現場制御箱
6との間に第1接続線48、第2接続線49、第3接続
線50、第4接続線51の4本の接続線が必要である。
制御盤9と現場制御箱6とが離れているときには接続線
の量が多くなって材料費がかさみ、結線作業や結線チェ
ックが複雑になって、建設期間が長くかかる欠点があっ
た。
【0025】本考案はこのような従来の欠点を改善し、
現場制御箱の持つ機能を何ら損なうことなく現場制御箱
6と制御盤9との間の接続線を2本にし、接続線の量が
少なくすむようにして材料費を安価にし、結線作業や結
線チェックが簡単になって建設期間が短縮できるように
した電動機制御装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本考案は、作業現場の動
力となる電動機4と、該電動機4の近傍に設置された現
場制御箱6と、前記電動機4及び現場制御箱6から離れ
た場所に設置された中央制御室8及び制御盤9と、前記
現場制御箱6に設けられ前記制御盤9の制御電源26に
第1接続線78を介して接続された第1接続端子60
と、前記現場制御箱6に設けられた第2接続端子61
と、前記現場制御箱6の第1接続端子60と第2接続端
子61との間に設けられた中央・現場切換操作器64
と、該中央・現場切換操作器64の中央側Aと現場側B
の一方に設置した電圧低減機器67と、制御盤9に設け
られて前記現場制御箱6の第2接続端子61に第2接続
線79を介して接続され、互に定格電圧の異なる第2補
助継電器74と第3補助継電器75とを並列に備えて電
圧の変化により中央側Aと現場側Bとの切替が自動的に
判断できるようにした切替判断回路100と、前記制御
電源26に前記第2補助継電器74の第2補助接点74
−2aを介して接続され、電磁接触器接点19の開閉を
作動する電磁接触器21と、前記第2補助接点74−2
aと並列に備えられた前記第3補助継電器75の補助接
点75−1a及び中央制御室8からの制御によって開閉
する中央運転用開閉器77とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0027】
【作用】現場で電動機4の運転をする際には中央制御室
8で現場運転承認押釦70を閉じ、第1補助継電器73
を励磁し、第1補助継電器73の補助接点73−2aを
閉じ、現場制御箱6で第1の開閉器62を閉じて第2の
開閉器63を開いた後、現場運転用第1開閉器65を閉
じると、制御電源26、第1接続線78、第1の開閉器
62、現場運転用第1開閉器65(現場側B)、第2接
続線79、補助継電器73による補助接点73−2a、
タイマー補助接点76bの閉回路が形成されて切替判断
回路100の高電圧側の第2補助継電器74が励磁し、
第2補助接点74−2aが閉じ、電磁接触器21が励磁
して給電回路5を閉じるため、電動機4は起動する。回
転している電動機4を停止させる時は現場運転用第1開
閉器65を開くと、第2補助継電器74の励磁を解除
し、第2補助接点74−2aを開いて電磁接触器21の
励磁を解除して給電回路5を開くため、電動機4は停止
する。
【0028】中央制御室8で電動機4の運転をする際に
は中央制御室8で現場運転承認押釦70を開いて中央運
転承認接点71を閉じると第1補助継電器73が励磁さ
れて補助接点73−2aが閉じる。そして現場制御箱6
で第1の開閉器62を開いて第2の開閉器63を閉じ、
現場運転用第1開閉器65を開いて現場運転用第2開閉
器66を閉じると、制御電源26、第1接続線78、第
2の開閉器63、現場運転用第2開閉器66(中央側
A)、電圧低減機器67、第2接続線79、補助接点7
3−2a、第1補助接点74−1b、切替判断回路10
0の低電圧側の第3補助継電器75の閉回路が形成され
て第3補助継電器75が励磁し、補助接点75−1aが
閉じる。この状態で中央制御室8から中央運転用開閉器
77を閉じると、電磁接触器21が励磁して給電回路5
を閉じるため、電動機4は起動する。回転している電動
機4を停止させる時は中央制御室8から中央運転用開閉
器77を開くと、電磁接触器21の励磁が解除されて給
電回路5を開くため、電動機4は停止する。
【0029】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0030】図1は本考案の一実施例の回路図であっ
て、コンベヤ3、電動機4、現場制御箱6は1組のみを
示しており、電動機4の給電回路5には、配線用遮断器
18、電磁接触器接点19、過電流継電器20が接続さ
れている。そして電磁接触器接点19は、制御盤9に設
けてある電磁接触器21が励磁されている時に閉じ、電
磁接触器21の励磁が解除されている時には開くように
なっている。また過電流継電器20が作動した時には、
過電流継電器接点22が開くようになっている。
【0031】電動機4の近傍に設置されている現場制御
箱6には、第1接続端子60、第2接続端子61が取付
けられていて、第1接続端子60には、現場制御のとき
閉じ中央制御のとき開く第1の開閉器62及び現場制御
のとき開き中央制御のとき閉じる第2の開閉器63を有
する中央・現場切換操作器64が接続されている。中央
・現場切換操作器64は現場で切り換えるもので、第1
の開閉器62と第2の開閉器63とは、一方が閉じてい
る時に他方は開くようになっていて、第1の開閉器62
と第2の開閉器63とが共に開いていたり閉じていたり
していることはないようになっている。そして機械装置
の点検時に電動機4が起動することがないよう、図示し
ない施錠装置を設けて安全を図ることができるようにな
っている。
【0032】第1の開閉器62と第2接続端子61との
間には現場運転用第1開閉器65が接続されており、第
2の開閉器63には現場運転用第2開閉器66が接続さ
れて中央側Aと現場側Bが構成されていて、現場運転用
第2開閉器66と第2接続端子61との間には、抵抗
器、変圧器等の電圧低減機器67が接続されている。現
場運転用第1開閉器65、現場運転用第2開閉器66は
現場で切り換えるもので押釦開閉器等が使用され、一方
が閉じている時に他方は開くようになっており、現場運
転用第1開閉器65と現場運転用第2開閉器66とが共
に開いていたり閉じていたりしていることはないように
なっており、一旦切り換えると、その切換位置を保持す
るようになっている。
【0033】電動機4及び現場制御箱6から離れた場所
に設置されている制御盤9には、第3接続端子68、第
4接続端子69が取付けられており、また制御盤9には
制御電源26が設けてあって、第3接続端子68は制御
電源26に接続され、制御電源26にはさらに、それぞ
れ中央制御室8から操作される現場運転承認押釦70、
中央運転承認接点71、中央運転承認補助接点72が接
続されている。中央運転承認接点71と中央運転承認補
助接点72とは、一方が閉じている時に他方は開くよう
になっていて、中央運転承認接点71と中央運転承認補
助接点72とが共に開いていたり閉じていたりしている
ことはないようになっている。
【0034】現場運転承認押釦70には直列に第1補助
継電器73、過電流継電器接点22が接続されており、
中央運転承認補助接点72と第1補助継電器73との間
には、第1補助継電器73が励磁したとき閉じる自己保
持接点73−1aが接続され、中央運転承認接点71は
第1補助継電器73に接続されている。
【0035】制御盤9にはさらに第2補助継電器74、
第3補助継電器75、タイマー76からなる切替判断回
路100が設けられている。
【0036】切替判断回路100の第2補助継電器74
は制御電源26の電圧が定格電圧になっていて、第2補
助継電器74が励磁すると、第1補助接点74−1bを
開き、第2補助接点74−2aが閉じるようになってい
る。第2補助継電器74の励磁が解除されると、第1補
助接点74−1bは閉じ、第2補助接点74−2aは開
くことになる。
【0037】第3補助継電器75は、第2補助継電器7
4の定格電圧よりも低い電圧、例えば制御電源26の電
圧の50%の電圧が定格電圧になっていて、制御電源2
6から前述した抵抗器、変圧器等の電圧低減機器67を
介して第3補助継電器75を励磁すると、第3補助継電
器75には低い電圧の定格電圧が印加されるようになっ
ている。そして第3補助継電器75が励磁すると、補助
接点75−1aと第2補助接点74−2aが閉じるよう
になっている。第3補助継電器75の励磁が解除される
と、補助接点75−1aと第2補助接点75−2aは開
くことになる。
【0038】タイマー76はタイマー接点76bを有し
ていて、タイマー接点76bは通常は閉じているが、タ
イマー76が通電されてから1秒等の一定の短い時間後
に、タイマー接点76bは開くようになっている。そし
てタイマー76の通電が停止すると、タイマー接点76
bは再び閉じることになる。
【0039】前述した第1補助継電器73にはさらに励
磁したとき閉じる補助接点73−2aがあって、この補
助接点73−2aは第4接続端子69に接続されてお
り、補助接点73−2aと第2補助継電器74との間に
はタイマー接点76bが接続され、補助接点73−2a
と第3補助継電器75との間には第2補助継電器74の
第1補助接点74−1bが接続されている。また制御電
源26とタイマー76との間には第3補助継電器75の
第2補助接点75−2aが接続されており、制御電源2
6と電磁接触器21との間には、第2補助継電器74の
第2補助接点74−2aが接続され、さらに第3補助継
電器75の補助接点75−1aと中央制御室8から開閉
される中央運転用開閉器77とを直列につないだ回路が
第2補助継電器74の第2補助接点74−2aと並列に
接続されている。
【0040】現場制御箱6と制御盤9との間には、第1
接続端子60と第3接続端子68とを接続する第1接続
線78、第2接続端子61と第4接続端子69とを接続
する第2接続線79の2本の接続線が設けられている。
【0041】次に、作用を説明する。
【0042】電動機4の近傍に設置してある現場制御箱
6で電動機4の起動、停止を行う場合には、中央制御室
8の操作卓7から制御ライン11を介して中央運転用開
閉器77は開いたままの状態にし、さらに中央運転承認
接点71を開いて中央運転承認補助接点72を閉じ、現
場運転承認押釦70を閉じた状態にする。制御盤9の現
場運転承認押釦70が閉じると第1補助継電器73が励
磁されて、自己保持接点73−1a、補助接点73−2
aが閉じることになる。そして現場制御箱6内にある中
央・現場切換操作器64の第1の開閉器62を閉じて第
2の開閉器63を開いた状態とし、現場運転用第1開閉
器65を閉じて現場運転用第2開閉器66を開くと、制
御盤9の制御電源26から第3接続端子68、第1接続
線78、第1接続端子60、中央・現場切換操作器64
の第1の開閉器62、現場運転用第1開閉器65、タイ
マー接点76b、切替判断回路100による第2補助継
電器74の現場側Bの閉回路が構成されて第2補助継電
器74が励磁し、第2補助継電器74の第2補助接点7
4−2aが閉じることになる。この時第3補助継電器7
5も励磁されることになるが、次の瞬間に第2補助継電
器74の第1補助接点74−1bが開いて第3補助継電
器75は瞬時に励磁が解除されて、制御電源26の電圧
がそのまま印加されることによる焼損が防止される。
【0043】第2補助継電器74が励磁して第2補助継
電器74の第2補助接点74−2aが閉じることにより
電磁接触器21が励磁し、電磁接触器接点19が閉じて
電動機4は起動して回転する。
【0044】回転している電動機4を停止する場合に
は、現場制御箱6内の現場運転用第1開閉器65を開く
と、制御電源26から第3接続端子68、第1接続線7
8、第1接続端子60、中央・現場切換操作器64の第
1開閉器62、現場運転用第1開閉器65、タイマー接
点76b、第2補助継電器74の回路が遮断され、第2
補助継電器74の励磁が解除されて第2補助継電器74
の第2補助接点74−2aが開き、電磁接触器21の励
磁が解除されて電磁接触器接点19が開き、電動機4は
停止する。
【0045】図1の装置において、電動機4の起動、停
止を中央制御室8で行う場合には、制御ライン11を介
して現場運転承認押釦70を開き、さらに中央運転承認
接点71を閉じて中央運転承認補助接点72を開いた状
態にする。中央運転承認接点71が閉じると第1補助継
電器73が励磁されて、補助接点73−2aが閉じるこ
とになる。
【0046】一方、現場制御箱6においては中央・現場
切換操作器64の第1の開閉器62を開いて第2の開閉
器63を閉じ、現場運転用第1開閉器65を開いて現場
運転用第2開閉器66を閉じた状態にする。
【0047】これによって、制御電源26から第3接続
端子68、第1接続線78、第1接続端子60、中央・
現場切換操作器64の第2の開閉器63、現場運転用第
2開閉器66、第2接続端子61、第2接続線79、第
4接続端子69、閉じている補助接点73−2a、閉じ
ているタイマー接点76b、第2補助継電器74の閉回
路及び補助接点73−2aから分岐している第2補助継
電器74の第1補助接点74−1b、第3補助継電器7
5の閉回路が構成され、切替判断回路100の第2補助
継電器74及び第3補助継電器75には抵抗器、変圧器
等の電圧低減機器67によって低くなった電圧が印加さ
れ、第3補助継電器75の第2補助接点75−2aが閉
じてタイマー76に通電され、1秒等の一定の短い時間
後にタイマー接点76bが開いて第2補助継電器74の
励磁はすぐに解除され、第3補助継電器75のみが低い
電圧で励磁された状態になり、第3補助継電器75の第
2補助接点75−2aと共に補助接点75−1aも閉じ
た状態になる。
【0048】この状態で中央運転用開閉器77を閉じる
と、制御電源26から閉じている補助接点75−1a及
び中央運転用開閉器77、電磁接触器21の閉回路が構
成されて電磁接触器21が励磁し、電磁接触器接点19
が閉じて電動機4は起動して回転する。このように中央
制御室8からの制御で電動機4を回転させている時で
も、現場制御箱6内の現場運転用第2開閉器66を開く
と第3補助継電器75の励磁は解除され、補助接点75
−1aが開いて電磁接触器21の励磁が解除され、電磁
接触器接点19が開いて電動機4は停止する。電動機4
の起動・停止を中央制御室8で行う場合に、現場制御箱
6において中央・現場切替操作器64の第1の開閉器6
2を開いて第2の開閉器63を閉じても現場制御箱6内
の現場運転用第2開閉器66を開いたままにして閉じる
のを忘れていると、中央運転用開閉器77を閉じても電
磁接触器21が励磁しないため、現場制御箱6の方で現
場運転用第2開閉器66を開いたままにして閉じるのを
忘れていることが判明する。
【0049】回転している電動機4を中央制御室8で停
止する場合には、制御ライン11を介して中央運転用開
閉器77を開くと、電磁接触器21の励磁は解除され、
電磁接触器接点19が開いて電動機4は停止する。
【0050】
【考案の効果】本考案は、現場制御箱と制御盤との間の
接続線が2本のみで電動機の現場制御と中央制御が行え
るため、現場制御箱と制御盤との間の距離が長い場合で
も接続線の量が少なくてすみ、材料費が安価になって結
線作業や結線チェックが簡単になり、建設期間が短縮で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の回路図である。
【図2】電動機制御装置の使用例を示す配置図である。
【図3】従来装置の回路図である。
【図4】従来装置の他の例の回路図である。
【符号の説明】
4 電動機 6 現場制御箱 8 中央制御室 9 制御盤 21 電磁接触器 26 制御電源 60 第1接続端子 61 第2接続端子 64 中央・現場切替操作器 67 電圧低減機器 74 第2補助継電器 74−2a 第2補助継電器74の第2補助接点 75 第3補助継電器 75−1a 第3補助継電器75の補助接点 77 中央運転用開閉器 78 第1接続線 79 第2接続線 100 切替判断回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業現場の動力となる電動機(4)と、
    該電動機(4)の近傍に設置された現場制御箱(6)
    と、前記電動機(4)及び現場制御箱(6)から離れた
    場所に設置された中央制御室(8)及び制御盤(9)
    と、前記現場制御箱(6)に設けられ前記制御盤(9)
    の制御電源(26)に第1接続線(78)を介して接続
    された第1接続端子(60)と、前記現場制御箱(6)
    に設けられた第2接続端子(61)と、前記現場制御箱
    (6)の第1接続端子(60)と第2接続端子(61)
    との間に設けられた中央・現場切換操作器(64)と、
    該中央・現場切換操作器(64)の中央側(A)と現場
    側(B)の一方に設置した電圧低減機器(67)と、制
    御盤(9)に設けられて前記現場制御箱(6)の第2接
    続端子(61)に第2接続線(79)を介して接続さ
    れ、互に定格電圧の異なる第2補助継電器(74)と第
    3補助継電器(75)とを並列に備えて電圧の変化によ
    り中央側(A)と現場側(B)との切替が自動的に判断
    できるようにした切替判断回路(100)と、前記制御
    電源(26)に前記第2補助継電器(74)の第2補助
    接点(74−2a)を介して接続され、電磁接触器接点
    (19)の開閉を作動する電磁接触器(21)と、前記
    第2補助接点(74−2a)と並列に備えられた前記第
    3補助継電器(75)の補助接点(75−1a)及び中
    央制御室(8)からの制御によって開閉する中央運転用
    開閉器(77)とを備えたことを特徴とする電動機制御
    装置。
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