JP2836118B2 - 電動機の制御装置 - Google Patents
電動機の制御装置Info
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- JP2836118B2 JP2836118B2 JP1246390A JP24639089A JP2836118B2 JP 2836118 B2 JP2836118 B2 JP 2836118B2 JP 1246390 A JP1246390 A JP 1246390A JP 24639089 A JP24639089 A JP 24639089A JP 2836118 B2 JP2836118 B2 JP 2836118B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、中央の制御室と現場の双方で電動機の起動
と停止が行える現場制御箱を有する電動機の制御装置に
関するものである。
と停止が行える現場制御箱を有する電動機の制御装置に
関するものである。
[従来の技術] 電動機の制御装置は、第2図に示すように3相電源ラ
イン10に電磁接触器11を介して電動機12が接続され、そ
の電磁接触器11の開閉動にて電動機12が起動・停止され
る。この電磁接触器11の開閉動の制御は、その電磁接触
器11の電磁接触器コイル13が設けられた制御盤14側と現
場制御箱15の双方で切り替えて起動・停止ができるよう
になっている。
イン10に電磁接触器11を介して電動機12が接続され、そ
の電磁接触器11の開閉動にて電動機12が起動・停止され
る。この電磁接触器11の開閉動の制御は、その電磁接触
器11の電磁接触器コイル13が設けられた制御盤14側と現
場制御箱15の双方で切り替えて起動・停止ができるよう
になっている。
先ず、制御盤14側には、電磁接触器コイル13、自己保
持用リレー接点16、中央指令運転スイッチ17が設けら
れ、その制御盤14では、3相電源ライン10からトランス
18を介して制御交流電源ライン19a,19bが接続され、そ
の制御盤14と現場制御箱15とが4芯のケーブル20にて接
続されるようになっている。すなわち制御盤14と現場制
御箱15とは、制御交流電源ライン19aに接続される主電
源制御ライン20a,現場用制御ライン20b,自己保持ライン
20c,中央用制御ライン20dの4芯からなるケーブル20で
接続されており、これらが現場制御箱15に設けた端子
〜に接続される。すなわち現場制御箱15内には、主電
源制御ライン20aと接続する端子と現場用制御ライン2
0bと接続する端子間に、停止スイッチ22、現場切替ス
イッチ23a、起動スイッチ21が順に接続され、自己保持
ライン20cと接続する端子と現場切替スイッチ23aと起
動スイッチ21間が自己保持ライン24で接続され、また中
央用制御ライン20dと接続する端子と停止スイッチ2
2、現場切替スイッチ23a間に中央用制御ライン25が接続
されると共にそのライン25に中央切替スイッチ23bが接
続される。
持用リレー接点16、中央指令運転スイッチ17が設けら
れ、その制御盤14では、3相電源ライン10からトランス
18を介して制御交流電源ライン19a,19bが接続され、そ
の制御盤14と現場制御箱15とが4芯のケーブル20にて接
続されるようになっている。すなわち制御盤14と現場制
御箱15とは、制御交流電源ライン19aに接続される主電
源制御ライン20a,現場用制御ライン20b,自己保持ライン
20c,中央用制御ライン20dの4芯からなるケーブル20で
接続されており、これらが現場制御箱15に設けた端子
〜に接続される。すなわち現場制御箱15内には、主電
源制御ライン20aと接続する端子と現場用制御ライン2
0bと接続する端子間に、停止スイッチ22、現場切替ス
イッチ23a、起動スイッチ21が順に接続され、自己保持
ライン20cと接続する端子と現場切替スイッチ23aと起
動スイッチ21間が自己保持ライン24で接続され、また中
央用制御ライン20dと接続する端子と停止スイッチ2
2、現場切替スイッチ23a間に中央用制御ライン25が接続
されると共にそのライン25に中央切替スイッチ23bが接
続される。
この現場及び中央切替スイッチ23a,23bはその切り替
えによりいずれかが閉となるようになっており、例えば
現場切替スイッチ23aを閉じて現場で電動機12を制御し
ようとする場合、先ず起動スイッチ21をONとすると、制
御交流電源ライン19aから主電源制御ライン20a、端子
、停止スイッチ22、現場切替スイッチ23a,起動スイッ
チ21、端子、現場用制御ライン20b及び電磁接触器コ
イル13を介して他方の制御交流電源ライン19bに電流が
流れ、電磁接触器11が閉じられ、電動機12が駆動される
と同時に電磁接触器コイル13にて自己保持用リレー接点
16が閉じられ、以後起動スイッチ21がOFFとなっても電
流は、自己保持ライン24、端子より自己保持ライン20
cを介しさらに自己保持用リレー接点16を介して電磁接
触器コイル13に通電されて電磁接触器11が閉状態を保持
される。また停止するには停止スイッチ22をOFFとすれ
ば、電磁接触器コイル13への通電が無くなり、電磁接触
器11が開となり電動機12が停止される。また制御盤14の
中央指令運動スイッチ17で連動機12を制御する場合に
は、中央切替スイッチ23Bを閉とし、現場切替スイッチ2
2aを開とすれば、主制御電源ライン20aと中央用制御ラ
イン20dとが繁がり、制御盤14側の中央指令運転スイッ
チ17をONのままにすることで電磁接触器11が閉、OFFの
ままで開となり、電動機12を起動・停止できるようにな
っている。
えによりいずれかが閉となるようになっており、例えば
現場切替スイッチ23aを閉じて現場で電動機12を制御し
ようとする場合、先ず起動スイッチ21をONとすると、制
御交流電源ライン19aから主電源制御ライン20a、端子
、停止スイッチ22、現場切替スイッチ23a,起動スイッ
チ21、端子、現場用制御ライン20b及び電磁接触器コ
イル13を介して他方の制御交流電源ライン19bに電流が
流れ、電磁接触器11が閉じられ、電動機12が駆動される
と同時に電磁接触器コイル13にて自己保持用リレー接点
16が閉じられ、以後起動スイッチ21がOFFとなっても電
流は、自己保持ライン24、端子より自己保持ライン20
cを介しさらに自己保持用リレー接点16を介して電磁接
触器コイル13に通電されて電磁接触器11が閉状態を保持
される。また停止するには停止スイッチ22をOFFとすれ
ば、電磁接触器コイル13への通電が無くなり、電磁接触
器11が開となり電動機12が停止される。また制御盤14の
中央指令運動スイッチ17で連動機12を制御する場合に
は、中央切替スイッチ23Bを閉とし、現場切替スイッチ2
2aを開とすれば、主制御電源ライン20aと中央用制御ラ
イン20dとが繁がり、制御盤14側の中央指令運転スイッ
チ17をONのままにすることで電磁接触器11が閉、OFFの
ままで開となり、電動機12を起動・停止できるようにな
っている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、現場制御箱15は電動機12の近くに設置
され、他方制御盤14は現場と離れて設けられる場合が多
く、このため4芯のケーブル20をその距離に合わせて配
線する必要が有り、しかもケーブル20の各ライン20a〜2
0dと各端子〜との接続を確認しながら配線する必要
が有り、配線コストが高くなると共に配線作業が複雑に
なる問題がある。特にこの電動機12は工場内に多数設け
られており、ケーブルのコストが高くなると共に配線作
業が複雑化する問題が有る。
され、他方制御盤14は現場と離れて設けられる場合が多
く、このため4芯のケーブル20をその距離に合わせて配
線する必要が有り、しかもケーブル20の各ライン20a〜2
0dと各端子〜との接続を確認しながら配線する必要
が有り、配線コストが高くなると共に配線作業が複雑に
なる問題がある。特にこの電動機12は工場内に多数設け
られており、ケーブルのコストが高くなると共に配線作
業が複雑化する問題が有る。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、配線が
簡単でしかも2芯のケーブルで現場制御箱と制御盤とを
接続できる現場制御箱を有する電動機の制御装置を提供
することを目的とする。
簡単でしかも2芯のケーブルで現場制御箱と制御盤とを
接続できる現場制御箱を有する電動機の制御装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の目的を達成するために、電動機の電
源ラインに、電動機を起動・停止する電磁接触器を接続
し、その電源ラインに、電磁接触器を起動・停止するた
めの制御交流電源ラインを分岐して接続し、その制御交
流電源ラインに、上記電磁接触器を開閉する電磁接触器
コイルと中央運転指令スイッチを有する中央制御のため
の制御盤を接続すると共に、その制御盤に、上記電動機
の近傍に配置され、中央制御と現場制御とを切り替える
現場中央切替スイッチを有すると共に電磁接触器を開閉
制御する現場用起動・停止スイッチを有する現場制御箱
を接続する電動機の制御装置において、 上記制御盤内の制御交流電源ライン間に、負電源リレ
ー接点と上記電磁接触器コイルと直列に接続して設け、
その負電源リレー接点に並列に正電源リレー接点を接続
し、その正負いずれかのリレー接点に上記中央運転指令
スイッチを直列接続し、さらに、現場制御箱と接続する
接続点(P)と上記他方の制御交流電源ライン間に、正
電源で、上記正電源リレー接点を閉じる正側励磁コイル
と負電源で上記負電源リレー接点を閉じる負側励磁コイ
ルが並列接続された開閉手段を接続すると共に、開閉手
段の正又は負のいずれか一方の励磁コイルに、常時は閉
で他方の励磁コイルで開く中央用補助リレー接点を接続
し、他方の励磁コイル側に、一方の励磁コイルで閉じる
常時は開の起動用補助リレー接点を接続すると共にその
常時開の起動用補助リレー接点と並列に他方の励磁コイ
ルで閉じる自己保持用リレー接点を接続して設け、 上記制御盤の制御交流電源ラインの一方及び上記接続
点(P)と、現場制御箱の2端子とを2芯のケーブルで
接続し、 その現場制御箱内に2端子間に、直列に停止スイッチ
と現場切替スイッチと起動スイッチを接続し、その現場
切替スイッチと起動スイッチの直列回路に、中央切替ス
イッチと正負いずれかの電源を通すダイオードからなる
中央制御ラインを並列接続し、さらに上記現場起動スイ
ッチに並列に負または正の電源を流す自己保持ラインを
接続したものである。
源ラインに、電動機を起動・停止する電磁接触器を接続
し、その電源ラインに、電磁接触器を起動・停止するた
めの制御交流電源ラインを分岐して接続し、その制御交
流電源ラインに、上記電磁接触器を開閉する電磁接触器
コイルと中央運転指令スイッチを有する中央制御のため
の制御盤を接続すると共に、その制御盤に、上記電動機
の近傍に配置され、中央制御と現場制御とを切り替える
現場中央切替スイッチを有すると共に電磁接触器を開閉
制御する現場用起動・停止スイッチを有する現場制御箱
を接続する電動機の制御装置において、 上記制御盤内の制御交流電源ライン間に、負電源リレ
ー接点と上記電磁接触器コイルと直列に接続して設け、
その負電源リレー接点に並列に正電源リレー接点を接続
し、その正負いずれかのリレー接点に上記中央運転指令
スイッチを直列接続し、さらに、現場制御箱と接続する
接続点(P)と上記他方の制御交流電源ライン間に、正
電源で、上記正電源リレー接点を閉じる正側励磁コイル
と負電源で上記負電源リレー接点を閉じる負側励磁コイ
ルが並列接続された開閉手段を接続すると共に、開閉手
段の正又は負のいずれか一方の励磁コイルに、常時は閉
で他方の励磁コイルで開く中央用補助リレー接点を接続
し、他方の励磁コイル側に、一方の励磁コイルで閉じる
常時は開の起動用補助リレー接点を接続すると共にその
常時開の起動用補助リレー接点と並列に他方の励磁コイ
ルで閉じる自己保持用リレー接点を接続して設け、 上記制御盤の制御交流電源ラインの一方及び上記接続
点(P)と、現場制御箱の2端子とを2芯のケーブルで
接続し、 その現場制御箱内に2端子間に、直列に停止スイッチ
と現場切替スイッチと起動スイッチを接続し、その現場
切替スイッチと起動スイッチの直列回路に、中央切替ス
イッチと正負いずれかの電源を通すダイオードからなる
中央制御ラインを並列接続し、さらに上記現場起動スイ
ッチに並列に負または正の電源を流す自己保持ラインを
接続したものである。
[作用] 上記の構成によれば、制御盤と現場制御箱とをダイオ
ードを用いて正負の電源で起動・停止できるようにする
ことで、制御盤と現場制御箱とが2芯のケーブルで接続
でき、そのコストが低減できると共に誤配線のなく、し
かも、正負の電源で、電動機を開閉させる電磁接触器コ
イルに、正負電源を流す正負リレー接点を開閉する開閉
手段に、常時間と常時閉の補助リレー接点(a接点とb
接点)を設けると共に自己保持用接点を設けることで、
交流電源の正負電源を用いて制御しても確実に起動・停
止させると共に自己保持させることができる。
ードを用いて正負の電源で起動・停止できるようにする
ことで、制御盤と現場制御箱とが2芯のケーブルで接続
でき、そのコストが低減できると共に誤配線のなく、し
かも、正負の電源で、電動機を開閉させる電磁接触器コ
イルに、正負電源を流す正負リレー接点を開閉する開閉
手段に、常時間と常時閉の補助リレー接点(a接点とb
接点)を設けると共に自己保持用接点を設けることで、
交流電源の正負電源を用いて制御しても確実に起動・停
止させると共に自己保持させることができる。
[実施例] 以下、本発明の好適実施例を添付図面に基づいて説明
する。
する。
第1図において、10は3相の電源ライン、11は電磁接
触器、12は電動機、13は電磁接触器11のコイル、14は制
御盤、15は現場制御箱、17は中央指令運転スイッチ、18
はトランス、21は起動スイッチ、22は停止スイッチ、23
a,23bは現場・中央切替スイッチであり、これらは第2
図で説明したと同じ機能を有する。
触器、12は電動機、13は電磁接触器11のコイル、14は制
御盤、15は現場制御箱、17は中央指令運転スイッチ、18
はトランス、21は起動スイッチ、22は停止スイッチ、23
a,23bは現場・中央切替スイッチであり、これらは第2
図で説明したと同じ機能を有する。
さてトランス18の二次側には、制御盤14の制御交流電
源ライン26a,26bが接続され、その制御交流電源ライン2
6a,26b間に、負電源用リレー接点29、電磁接触器コイル
13及び過負荷保護リレー接点28が直列に接続され、その
負電源用リレー接点29と並列に中央運転指令スイッチ17
と正電源用リレー接点30の直列回路が接続される。この
中央運転指令スイッチ17は制御盤14から離し、中央制御
室に設ける。制御盤14内には、正負の電源で電動機12を
起動・停止すべく正負電源用リレー接点29,30を開閉し
て電磁接触器コイル13を励磁、無励磁し電磁接触器11を
開閉する開閉手段31が設けられる。
源ライン26a,26bが接続され、その制御交流電源ライン2
6a,26b間に、負電源用リレー接点29、電磁接触器コイル
13及び過負荷保護リレー接点28が直列に接続され、その
負電源用リレー接点29と並列に中央運転指令スイッチ17
と正電源用リレー接点30の直列回路が接続される。この
中央運転指令スイッチ17は制御盤14から離し、中央制御
室に設ける。制御盤14内には、正負の電源で電動機12を
起動・停止すべく正負電源用リレー接点29,30を開閉し
て電磁接触器コイル13を励磁、無励磁し電磁接触器11を
開閉する開閉手段31が設けられる。
この開閉手段31をさらに説明すると、先ず、制御盤14
と現場制御箱15とは2芯のケーブル32で接続される。す
なわち制御盤14の一方の制御交流電源ライン26aは、ケ
ーブル32の一方の主電源制御ライン32aを介して現場制
御箱15の端子と接続され、他方の制御交流電源ライン
26bは、開閉手段31を介し、ケーブル32の他方の現場及
び中央兼用制御ライン32bを介して現場制御箱15の端子
と接続される。現場制御箱15の端子,間には、常
時は閉の停止スイッチ22、現場切替スイッチ23a及び常
時は開の起動スイッチ21が順に接続される。この起動ス
イッチ21と並列に自己保持用ダイオード33からなる自己
保持ライン34が接続される。また現場切替スイッチ23a,
起動スイッチ21の直列回路と並列に、中央切替スイッチ
23b、中央用ダイオード35からなる中央制御用ライン36
が接続される。自己保持用ダイオード33と中央用ダイオ
ード35とは接続方向が逆になるよう、例えば図示のよう
に自己保持用ダイオード33は端子側に順方向となるよ
う、中央用ダイオード35は端子側に順方向となるよう
接続される。開閉手段31は、負電源用リレー接点29を開
閉する負側励磁コイル37からなる現場用自己保持ライン
38と、正電源用リレー接点30を開閉する正側励磁コイル
39とからなる中央用制御及び現場起動用ライン40とから
なり、先ず現場制御箱15の端子より現場及び中央兼用
制御ライン32bを介し、接続点Pより負側励磁コイル37
の励磁で開となる中央用補助リレー接点41、中央用ダイ
オード42及び正側励磁コイル39を介して他方の制御交流
電源ライン26bに接続されて中央用及び現場起動用ライ
ン40が形成され、また現場用自己保持ライン38は、接続
点Pより、正側励磁コイル39の励磁で閉となる起動用補
助リレー接点43と負側励磁コイル37の励磁で閉となる自
己保持用リレー接点44と並列回路が接続され、現場用ダ
イオード45、負側励磁コイル37及び過負荷保護接点28の
順に接続されて他方の制御交流電源ライン26bに接続さ
れて形成される。また正負の励磁コイル37,39には、逆
起電圧を吸収するバリスタ46,46が並列接続される。
と現場制御箱15とは2芯のケーブル32で接続される。す
なわち制御盤14の一方の制御交流電源ライン26aは、ケ
ーブル32の一方の主電源制御ライン32aを介して現場制
御箱15の端子と接続され、他方の制御交流電源ライン
26bは、開閉手段31を介し、ケーブル32の他方の現場及
び中央兼用制御ライン32bを介して現場制御箱15の端子
と接続される。現場制御箱15の端子,間には、常
時は閉の停止スイッチ22、現場切替スイッチ23a及び常
時は開の起動スイッチ21が順に接続される。この起動ス
イッチ21と並列に自己保持用ダイオード33からなる自己
保持ライン34が接続される。また現場切替スイッチ23a,
起動スイッチ21の直列回路と並列に、中央切替スイッチ
23b、中央用ダイオード35からなる中央制御用ライン36
が接続される。自己保持用ダイオード33と中央用ダイオ
ード35とは接続方向が逆になるよう、例えば図示のよう
に自己保持用ダイオード33は端子側に順方向となるよ
う、中央用ダイオード35は端子側に順方向となるよう
接続される。開閉手段31は、負電源用リレー接点29を開
閉する負側励磁コイル37からなる現場用自己保持ライン
38と、正電源用リレー接点30を開閉する正側励磁コイル
39とからなる中央用制御及び現場起動用ライン40とから
なり、先ず現場制御箱15の端子より現場及び中央兼用
制御ライン32bを介し、接続点Pより負側励磁コイル37
の励磁で開となる中央用補助リレー接点41、中央用ダイ
オード42及び正側励磁コイル39を介して他方の制御交流
電源ライン26bに接続されて中央用及び現場起動用ライ
ン40が形成され、また現場用自己保持ライン38は、接続
点Pより、正側励磁コイル39の励磁で閉となる起動用補
助リレー接点43と負側励磁コイル37の励磁で閉となる自
己保持用リレー接点44と並列回路が接続され、現場用ダ
イオード45、負側励磁コイル37及び過負荷保護接点28の
順に接続されて他方の制御交流電源ライン26bに接続さ
れて形成される。また正負の励磁コイル37,39には、逆
起電圧を吸収するバリスタ46,46が並列接続される。
尚過負荷保護接点28は、常時は閉で、電動機12の電源
ライン10に設けた過負荷電流検出継電器28aが過電流を
検出したとき開とされる。また47はノーヒューズブレー
カ、48はヒューズである。
ライン10に設けた過負荷電流検出継電器28aが過電流を
検出したとき開とされる。また47はノーヒューズブレー
カ、48はヒューズである。
次に上記実施例の作用を説明する。
先ず制御盤14側の運転指令スイッチ17で電動機12を制
御する場合、現場制御箱15の切替スイッチ23a,23bを中
央側23bが閉、現場側23aが開となるようにする。この状
態で、一方の制御交流電源ライン26aよりケーブル32の
主電源制御ライン32aを介して現場制御箱15の端子よ
り停止スイッチ22、中央制御ライン36の中央切替スイッ
チ23b、中央用ダイオード35より正電源が流れ、端子
より現場及び中央兼用制御ランイン32bを介して中央用
補助リレー接点41、中央用ダイオード42を介して正側励
磁コイル39に流れ、他方の電源ライン26bに流れ、その
正側励磁コイル39の励磁により正電源用リレー接点30が
閉じ、この結果中央運転指令スイッチ17をON,OFFすれ
ば、電磁接触器コイル13の励磁・非励磁を制御でき、電
磁接触器11を開閉動し、電動機12を起動・停止できる。
この際負電源は、中央用ダイオード35により現場及び中
央兼用制御ライン32bに流れないが、正電源のみで正電
源用リレー接点30を常時閉に維持できる。また正側励磁
コイル39の通電で起動用補助ルレー接点43が閉じるが、
現場及び中央兼用制御ライン32bを介した正電源は、現
場用ダイオード45でカットされた負側励磁コイル37に流
れない。さらに負電源は現場制御箱15の起動スイッチ21
が閉のため、現場用自己保持ライン38に流れない。
御する場合、現場制御箱15の切替スイッチ23a,23bを中
央側23bが閉、現場側23aが開となるようにする。この状
態で、一方の制御交流電源ライン26aよりケーブル32の
主電源制御ライン32aを介して現場制御箱15の端子よ
り停止スイッチ22、中央制御ライン36の中央切替スイッ
チ23b、中央用ダイオード35より正電源が流れ、端子
より現場及び中央兼用制御ランイン32bを介して中央用
補助リレー接点41、中央用ダイオード42を介して正側励
磁コイル39に流れ、他方の電源ライン26bに流れ、その
正側励磁コイル39の励磁により正電源用リレー接点30が
閉じ、この結果中央運転指令スイッチ17をON,OFFすれ
ば、電磁接触器コイル13の励磁・非励磁を制御でき、電
磁接触器11を開閉動し、電動機12を起動・停止できる。
この際負電源は、中央用ダイオード35により現場及び中
央兼用制御ライン32bに流れないが、正電源のみで正電
源用リレー接点30を常時閉に維持できる。また正側励磁
コイル39の通電で起動用補助ルレー接点43が閉じるが、
現場及び中央兼用制御ライン32bを介した正電源は、現
場用ダイオード45でカットされた負側励磁コイル37に流
れない。さらに負電源は現場制御箱15の起動スイッチ21
が閉のため、現場用自己保持ライン38に流れない。
次に、現場制御箱15で電動機12の起動・停止を行う場
合、現場用切替スイッチ23aを閉じ、中央用切替スイッ
チ23bを開とする。この状態で、起動スイッチ21をON
(閉)とすると、先ず正電源が、一方の制御交流電源ラ
イン26aよりケーブル32の主電源制御ライン32aを介して
現場制御箱15の端子より停止スイッチ22、現場切替ス
イッチ23a、起動スイッチ21を介して流れ、さらに端子
より現場及び中央兼用制御ライン32bを介し中央用補
助リレー接点41、中央用ダイオード42を介し正側励磁コ
イル39より他方の電源ライン26bに流れ、その正側励磁
コイル39の励磁により起動用補助リレー接点43が閉じら
れる。この結果、負電源が現場用自己保持ライン38に流
れ、負側励磁コイル37に通電され、略同時に自己保持用
リレー接点44が閉じられることとなり、以後起動スイッ
チ21をOFFとしても負電源は、現場制御箱15内の自己保
持用ダイオード33が接続された自己保持ライン34を介し
て流れるため、負側励磁コイル37は負電源で励磁状態と
なり、負電源用リレー接点29が閉じられ、電磁接触器コ
イル13に通電され、電磁接触器11が閉じ、電動機12が起
動される。起動スイッチ21がOFFとされると正電源は正
側励磁コイル39に流れなくなり、以後は負電源のみで、
負側励磁コイル37を励磁して自己保持用リレー接点44と
負電源用リレー接点29を閉状態に維持する。また停止す
る場合には停止スイッチ22をONとして接点を開けば、負
電源が流れなくなり、負側励磁コイル37の励磁がなくな
り、自己保持用リレー接点44と負電源用リレー接点29が
開となり、電磁接触器コイル13の通電がなくなり、電磁
接触器11が開となって、電動機12が停止される。
合、現場用切替スイッチ23aを閉じ、中央用切替スイッ
チ23bを開とする。この状態で、起動スイッチ21をON
(閉)とすると、先ず正電源が、一方の制御交流電源ラ
イン26aよりケーブル32の主電源制御ライン32aを介して
現場制御箱15の端子より停止スイッチ22、現場切替ス
イッチ23a、起動スイッチ21を介して流れ、さらに端子
より現場及び中央兼用制御ライン32bを介し中央用補
助リレー接点41、中央用ダイオード42を介し正側励磁コ
イル39より他方の電源ライン26bに流れ、その正側励磁
コイル39の励磁により起動用補助リレー接点43が閉じら
れる。この結果、負電源が現場用自己保持ライン38に流
れ、負側励磁コイル37に通電され、略同時に自己保持用
リレー接点44が閉じられることとなり、以後起動スイッ
チ21をOFFとしても負電源は、現場制御箱15内の自己保
持用ダイオード33が接続された自己保持ライン34を介し
て流れるため、負側励磁コイル37は負電源で励磁状態と
なり、負電源用リレー接点29が閉じられ、電磁接触器コ
イル13に通電され、電磁接触器11が閉じ、電動機12が起
動される。起動スイッチ21がOFFとされると正電源は正
側励磁コイル39に流れなくなり、以後は負電源のみで、
負側励磁コイル37を励磁して自己保持用リレー接点44と
負電源用リレー接点29を閉状態に維持する。また停止す
る場合には停止スイッチ22をONとして接点を開けば、負
電源が流れなくなり、負側励磁コイル37の励磁がなくな
り、自己保持用リレー接点44と負電源用リレー接点29が
開となり、電磁接触器コイル13の通電がなくなり、電磁
接触器11が開となって、電動機12が停止される。
このように、現場制御箱15と制御盤14とを主電源制御
ライン32aと現場及び中央兼用制御ライン32bとからなる
2芯のケーブル32で接続し、かつ現場制御箱15と制御盤
14にダイオードにて交流電源を正負に分け、その正負の
電源で、それぞれ開閉駆動する開閉手段31を制御盤14に
設けることで、2芯のケーブル32のみで中央と現場制御
の双方の切替えを行って電磁接触器11を開閉動すること
で、従来の4芯ケーブルで接続するよりそのコストを低
減できると共に誤配線もなくなる。
ライン32aと現場及び中央兼用制御ライン32bとからなる
2芯のケーブル32で接続し、かつ現場制御箱15と制御盤
14にダイオードにて交流電源を正負に分け、その正負の
電源で、それぞれ開閉駆動する開閉手段31を制御盤14に
設けることで、2芯のケーブル32のみで中央と現場制御
の双方の切替えを行って電磁接触器11を開閉動すること
で、従来の4芯ケーブルで接続するよりそのコストを低
減できると共に誤配線もなくなる。
[発明の効果] 以上説明したことから明らかなように本発明によれば
次のごとき優れた効果を発揮する。
次のごとき優れた効果を発揮する。
(1)制御盤と現場制御箱とを2芯のケーブルで接続す
るので、そのコストが低減できると共に誤配線もなく作
業が簡単になる。
るので、そのコストが低減できると共に誤配線もなく作
業が簡単になる。
(2)正負の電源で、電動機を開閉させる電磁接触器コ
イルに、正負電源を流す正負リレー接点を開閉する開閉
手段に、常時間と常時閉の補助リレー接点(a接点とb
接点)を設けると共に自己保持用接点を設けることで、
交流電源の正負電源を用いて制御しても確実に起動・停
止させると共に自己保持させることができる。
イルに、正負電源を流す正負リレー接点を開閉する開閉
手段に、常時間と常時閉の補助リレー接点(a接点とb
接点)を設けると共に自己保持用接点を設けることで、
交流電源の正負電源を用いて制御しても確実に起動・停
止させると共に自己保持させることができる。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は従来
例を示す図である。 図中、10は3相電源、11は電磁接触器、12は電動機、13
は電磁接触器コイル、14は制御盤、15は現場制御箱、17
は中央運転指令スイッチ、21は起動スイッチ、22は停止
スイッチ、23a,23bは現場・中央切替スイッチ、31は開
閉手段、32は2芯ケーブル、32aは主電源制御ライン、3
2bは現場及び中央兼用制御ライン、34は自己保持ライ
ン、36は中央制御ライン、33,35,42,45はダイオードで
ある。
例を示す図である。 図中、10は3相電源、11は電磁接触器、12は電動機、13
は電磁接触器コイル、14は制御盤、15は現場制御箱、17
は中央運転指令スイッチ、21は起動スイッチ、22は停止
スイッチ、23a,23bは現場・中央切替スイッチ、31は開
閉手段、32は2芯ケーブル、32aは主電源制御ライン、3
2bは現場及び中央兼用制御ライン、34は自己保持ライ
ン、36は中央制御ライン、33,35,42,45はダイオードで
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】電動機の電源ラインに、電動機を起動・停
止する電磁接触器を接続し、その電源ラインに、電磁接
触器を起動・停止するための制御交流電源ラインを分岐
して接続し、その制御交流電源ラインに、上記電磁接触
器を開閉する電磁接触器コイルと中央運転指令スイッチ
を有する中央制御のための制御盤を接続すると共に、そ
の制御盤に、上記電動機の近傍に配置され、中央制御と
現場制御とを切り替える現場中央切替スイッチを有する
と共に電磁接触器を開閉制御する現場用起動・停止スイ
ッチを有する現場制御箱を接続する電動機の制御装置に
おいて、 上記制御盤内の制御交流電源ライン間に、負電源リレー
接点と上記電磁接触器コイルと直列に接続して設け、そ
の負電源リレー接点に並列に正電源リレー接点を接続
し、その正負いずれかのリレー接点に上記中央運転指令
スイッチを直列接続し、さらに、現場制御箱と接続する
接続点(P)と上記他方の制御交流電源ライン間に、正
電源で、上記正電源リレー接点を閉じる正側励磁コイル
と負電源で上記負電源リレー接点を閉じる負側励磁コイ
ルが並列接続された開閉手段を接続すると共に、開閉手
段の正又は負のいずれか一方の励磁コイルに、常時は閉
で他方の励磁コイルで開く中央用補助リレー接点を接続
し、他方の励磁コイル側に、一方の励磁コイルで閉じる
常時は開の起動用補助リレー接点を接続すると共にその
常時開の起動用補助リレー接点と並列に他方の励磁コイ
ルで閉じる自己保持用リレー接点を接続して設け、 上記制御盤の制御交流電源ラインの一方及び上記接続点
(P)と、現場制御箱の2端子とを2芯のケーブルで接
続し、 その現場制御箱内に2端子間に、直列に停止スイッチと
現場切替スイッチと起動スイッチを接続し、その現場切
替スイッチと起動スイッチの直列回路に、中央切替スイ
ッチと正負いずれかの電源を通すダイオードからなる中
央制御ラインを並列接続し、さらに上記現場起動スイッ
チに並列に負または正の電源を流す自己保持ラインを接
続したことを特徴とする電動機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1246390A JP2836118B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 電動機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1246390A JP2836118B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 電動機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03112395A JPH03112395A (ja) | 1991-05-13 |
JP2836118B2 true JP2836118B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=17147819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1246390A Expired - Fee Related JP2836118B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 電動機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2836118B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107395089B (zh) * | 2017-08-01 | 2023-09-22 | 北京优利康达科技股份有限公司 | 一种齿轮箱风冷却器风扇电机控制器及控制方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59181931A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-16 | 松下電工株式会社 | 制御盤 |
JPS6261109A (ja) * | 1985-09-11 | 1987-03-17 | Omron Tateisi Electronics Co | サ−ボモ−タの速度制御装置 |
-
1989
- 1989-09-25 JP JP1246390A patent/JP2836118B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03112395A (ja) | 1991-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |