JPH0748858Y2 - 置床構造 - Google Patents

置床構造

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JPH0748858Y2
JPH0748858Y2 JP1865992U JP1865992U JPH0748858Y2 JP H0748858 Y2 JPH0748858 Y2 JP H0748858Y2 JP 1865992 U JP1865992 U JP 1865992U JP 1865992 U JP1865992 U JP 1865992U JP H0748858 Y2 JPH0748858 Y2 JP H0748858Y2
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JP
Japan
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floor
floor panel
space
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adjacent
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JP1865992U
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JPH0578788U (ja
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達 松吉
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Sanyo Industries Ltd
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Sanyo Industries Ltd
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、床下に電力線や通信線
などを敷設することを可能にした置床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床下に多くの配線を敷設すること
を可能にした置床構造としては、例えば、図9に示す構
造のものがある。これは、方形状の床板20の下面に、
複数の脚部材21を一体に垂設し、上記脚部材を、根元
部とこの頂点から垂下する脚部とから構成し、床板20
と脚部材21とは硬質合成樹脂により一体に構成した床
部材22がある。そして、この床部材は室内の床面全体
に一様に配設して使用する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】さて、上記床部材22
を押出成形品によって製造した場合、この床部材22を
そのままオフィス等の床に配設すれば、図9に示すよう
な地震やオフィス家具等の移動力が床部材22に加わっ
た場合、床部材22が水平移動したり浮き上がる可能性
がある。これは、床部材22同士の連結が不十分なため
であり、また、この連結手段を設けようとすれば、別途
切断加工などを行う必要が生じる。本考案は上記問題点
に鑑みてなされたものであり、地震やオフィス家具等の
移動力が床部材22に加わった場合であっても、床部材
22の水平移動や浮き上がることがない置床構造を提供
すると共に床下内の配線の変更をする場合にもスムーズ
に行えることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するために、本考案に係る置床構造は図1に示すよう
に、熱可塑性合成樹脂からなる押出成形品であって、矩
形状の天板1、この天板1から垂設される複数の脚部材
2及び押出成形方向と直交する側面に設けられた中空部
9を有する床部材3を隣合わせ、この隣合う床部材3の
天板1上面を跨いで、可撓性を持つシート材4を貼着す
ることによって連結させた床パネル体5と、矩形状の連
結板6の両端部にそれぞれ一対の突出部7を設け、当該
突出部7の一対の一方を上記床パネル体5を構成する一
の床部材3の中空部9に、一対の他方をこの床部材3と
隣接し、同一床パネル体5又は他の床パネル体5に含ま
れる他の床部材3の中空部9に挿入して、床パネル体5
同士を一定間隔を保って連結すると共に隣合う床パネル
体5の間に所定の間隔を隔てて配置された間隔保持材8
と、上記隣合う床パネル体5の対向する側面と間隔保持
板8の側面とによって形成された空間部に敷設され、矩
形状の天板10及びこの天板10から垂設される複数の
支持脚11を設けた配線用スペース材12とを有する構
成である。
【0005】
【作用】ここで、本考案の作用を説明する。たとえば、
上記床部材3を6個用意して床パネル体5を形成すると
きには、これらの床パネル体5を2列に並べて互いを密
接させ、隣接する床部材3の天板1の上面に、双方の天
板1を跨ぐようにして所定の幅のシート材4を貼着して
全体として長方形状の板パネル体5を構成する。このと
き、たとえば床部材3の押出方向を列方向と平行に向け
ておく。そして、この床パネル体5を4個用いて置床構
造を形成するときには、床パネル体5の長辺部に他の床
パネル体5を密接させ、また、この短辺部に隣合わせて
別の他の床パネル体5を配置し、この隣合う双方の床パ
ネル体5の側面に床部材3の押出方向と平行して設けら
れた中空部9に、上記間隔保持板8の一対の突出部7を
それぞれ挿入し、間隔保持板8を介して床パネル体5同
士を連結する。他の床パネル体5も同様にして連結し、
さらに、これらの両床パネル体5と間隔保持板8とで形
成される空間部に、配線用スペース材12を配設して互
いに密接させ、置床を形成する。配線のときには、配線
用スペース材12を抜き取り、この置床の下部にケーブ
ルを敷設し、たとえば配線用スペース材12の天板10
の一部をくり抜いてアップコンセント等を取り付ける。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本実施例に係る置床構造を示すものであ
り、複数の床部材3で構成される床パネル体5と、間隔
保持板8と、配線用スペース材12とから構成されてい
る。上記床部材3は、熱可塑性合成樹脂からなる押出成
形品として製造され、図2に示すように、天板1を有
し、押出方向に平行であり天板1に近いところに中空部
9を有する3つの脚部材2を天板1から垂設した構造で
ある。そして、この脚部材2の先端部には軟質の合成樹
脂からなる板状の部材2aがスラブの不陸調整するため
設けられている。
【0007】また、上記床パネル体5は床部材3を複数
連結させたものであり、本実施例における床パネル体5
は図3に示すように、床部材3を2列に4個ずつ計8個
用いたものである。そして、これらの床部材3を互いに
密接させ、これら隣合う床部材3の天板1の上面に、両
天板1を跨ぐように可撓性を持つシート材4を一定の幅
で貼着し、こうして8個の床部材3を連結して一体の床
パネル体5を形成している。上記間隔保持板8は、全体
が鋼材で構成され図4に示すように矩形の平板を下面に
開口する断面コの字形に折り曲げた連結板6と、この連
結板6の両側板6a,6bから外側に向けて突出する一
対の円筒状の突出部7とを有している。
【0008】図5は、上記配線用スペース材12を示す
ものであり、この配線用スペース材12は熱可塑性合成
樹脂からなる射出成形品として製造され、矩形状の天板
10とこの天板10の四隅に設けられた支持脚11とを
一体にして構成されており、また、天板10には複数の
貫通孔13が設けられている。図6は、上記床パネル体
5、間隔保持板8及び配線用スペース材12を部屋の床
に配置したときの置床構造を示したものである。本実施
例では図6に示すように、床パネル体5をこの床パネル
体5の長辺部同士を密接させて、これらの床パネル体5
が複数連結された床パネル体5の列を形成し、一の床パ
ネル体5の列と別の床パネル体5の列の間に間隔保持板
8と配線用スペース材12とを交互に配置している。
【0009】さて、上記間隔保持板8を用いて隣接する
双方の床パネル体5を連結する場合、間隔保持板8に設
けられた一方の突出部7を一の床パネル体5の中空部9
に、また、この床パネル体5と隣合う他の床パネル体5
の中空部9にもう一方の突出部7を挿入して床パネル体
5同士を連結する。また、同一床パネル体5内の床部材
3同士についても、上記と同様に間隔保持板8を用いて
連結し、床部材3同士の結合を強固にする(図7,8参
照)。
【0010】一方、上記間隔保持板8とこれと隣合う別
の間隔保持板8及び双方の床パネル体5とで形成される
空間部に、上記配線用スペース材12をはめ込んで互い
に隙間のないようにする(図1,8参照)。このように
各部材を床に敷設して置床構造を形成し、この上にタイ
ルカーペット15を敷きつめて仕上げる。また、床に電
力線等の配線を行う場合には、必要な箇所の配線用スペ
ース材12を引き抜いて取り外し、ここを利用してケー
ブルを配設する。そして、配線用スペース材12及び間
隔保持板8の下部に沿ってケーブルを敷設し、必要な位
置にある配線用スペース材12の天板10を円形状にく
り抜き、ここにアップコンセント14を取り付けこれを
電気機器の電源として利用する。なお、上記ケーブルを
敷設する方向と直交する方向、即ち床部材3の押出成形
方向であってこの床部材3の下部に沿ってケーブルを敷
設することも十分可能である。
【0011】したがって、本実施例に係る置床構造を用
いれば、間隔保持板8に設けられた一対の突出部7で床
部材3或いは床パネル体5を連結しているので、地震や
オフィス家具の引きずり移動等による床パネル体のあば
れ或いは浮き上がりを防止できるといった効果がある。
また、床パネル体5は複数の床部材3をシート材4で連
結したものであり、そのまま床に配設できて施工性が良
く、また運搬も容易に行え便利である。更に、床部材3
は熱可塑性合成樹脂からなる押出成形品として製造され
ているので、軽量で圧縮強度が強く安価であり、スラブ
の不陸にも良好に追従する。一方、配線の必要な箇所に
配線スペース材12を配し、他のスペースには押出成形
によって製造された床パネル体5を使用したので、安価
なOAフロア等が施工できる。そして、配線の必要な箇
所はライン上に並ぶので、再度配線し直すときには、配
線用スペース材12の天板10には複数の貫通孔13が
設けられているため床下の配線位置の確認ができ、また
配線用スペース材12は床パネル体5や間隔保持板8に
連結されていない状態で囲繞されているので、配線スペ
ース材12が簡単に上に持ち上げることができ、配線の
やり直し作業が簡便に行え効果的である。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る置床
構造によれば、熱可塑性合成樹脂からなる押出成形品と
して製造された床部材3を隣合わせ、これらの床部材3
にシート材4を貼着して連結させた床パネル体5と、互
いに隣合う床パネル体5を連結する一対の突出部7が設
けられた間隔保持板8と、上記隣合う床パネル体5と間
隔保持板8とで形成される空間部に敷設される配線用ス
ペース材12とを有する構成を採用し、床パネル体5同
士を間隔保持板8を用いて結合したので、地震やオフィ
ス家具の引きずり移動等による床部材3のあばれ或いは
浮き上がりを防止できるといった効果を奏する。また、
床部材3を押出成形品としたので、軽量で圧縮強度が強
く安価であり、スラブの不陸にも良好に追従するまた、
複数の床部材3をシート材4を貼着して連結させた床パ
ネル体5を設けたので、施工性が良く、また床パネル体
5をシート部分で折り曲げることが可能であるので運搬
も容易に行えるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る置床構造の斜視図であ
る。
【図2】床部材の投影図である。
【図3】床パネル体の構成図である。
【図4】間隔保持板の投影図である。
【図5】配線用スペース材の投影図である。
【図6】置床構造の構成図である。
【図7】床部材に間隔保持板を連結した状態を示す図で
ある。
【図8】間隔保持板間に配線用スペース材を配置した状
態を示す図である。
【図9】従来例に係る置床構造の構成図である。
【符号の説明】
1,10 天板 2 脚部材 3 床部材 4 シート材 5 床パネル体 6 連結板 7 突出部 8 間隔保持板 9 中空部 11 支持脚 12 配線用スペース材 13 貫通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂からなる押出成形品で
    あって、矩形状の天板(1)、この天板(1)から垂設
    される複数の脚部材(2)及び押出成形方向と直交する
    側面に設けられた中空部(9)を有する床部材(3)を
    隣合わせ、この隣合う床部材(3)の天板(1)上面を
    跨いで、可撓性を持つシート材(4)を貼着することに
    よって連結させた床パネル体(5)と、 矩形状の連結板(6)の両端部にそれぞれ一対の突出部
    (7)を設け、当該突出部(7)の一対の一方を上記床
    パネル体(5)を構成する一の床部材(3)の中空部
    (9)に、一対の他方をこの床部材(3)と隣接し、
    一床パネル体(5)又は他の床パネル体(5)に含まれ
    他の床部材(3)の中空部(9)に挿入して、床パネ
    ル体(5)同士を一定間隔を保って連結すると共に隣合
    う床パネル体(5)の間に所定の間隔を隔てて配置され
    た間隔保持材(8)と、 上記隣合う床パネル体(5)の対向する側面と間隔保持
    板(8)の側面とによって形成された空間部に敷設さ
    れ、矩形状の天板(10)及びこの天板(10)から垂
    設される複数の支持脚(11)を設けた配線用スペース
    材(12)とを有することを特徴とする置床構造。
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JPH0578788U JPH0578788U (ja) 1993-10-26
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