JPH0618966Y2 - 床部材 - Google Patents

床部材

Info

Publication number
JPH0618966Y2
JPH0618966Y2 JP1988051247U JP5124788U JPH0618966Y2 JP H0618966 Y2 JPH0618966 Y2 JP H0618966Y2 JP 1988051247 U JP1988051247 U JP 1988051247U JP 5124788 U JP5124788 U JP 5124788U JP H0618966 Y2 JPH0618966 Y2 JP H0618966Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
leg
substrate
auxiliary
lower plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988051247U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01154249U (ja
Inventor
功生 林
Original Assignee
功生 林
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 功生 林 filed Critical 功生 林
Priority to JP1988051247U priority Critical patent/JPH0618966Y2/ja
Publication of JPH01154249U publication Critical patent/JPH01154249U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0618966Y2 publication Critical patent/JPH0618966Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、各種建造物に於いて、地震その他の振動に対
して保護すべき各種の機器類を備え付けるための部屋で
使用すべき床部材に関するものである。
[従来の技術] 床部材には、従来、種々のものがある。たとえば、タイ
ル状部材やパネル状床材である。前者は下地の上に接着
剤により貼着されて使用されるものであり、後者は根太
に釘で打付けて施工されるものである。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のように、従来の床部材はいずれにしても床下地に
種々の手段で固定される種類のものであり、建造物本体
が、地震その他で振動を生じた場合には、当然、これと
ともに振動する。
[問題点を解決するための手段] 本考案の構成の要旨は次の通りである。
即ち、その一は、基板の下面に、複数の脚補助体を垂下
構成し、その下面に弾性材で構成した脚体を接合し、か
つ上記脚体の下面に前記基板と同一の平面形状の補助下
板を接合した床部材であり、 その二は、基板の下面に、弾性材からなる複数の脚体を
垂下構成し、他方上記基板と同一の平面形状の補助下板
の上面に、前記脚体と上下対応させて脚補助体を立設構
成し、かつ上記脚補助体の上面に前記脚体の下面を接合
させた床部材である。
前記基板は、木質、プラスチック類又は金属類、その他
の自由な材質で構成することができる。プラスチック類
は成形性が良好なので使い易い。基板は概ね平面正方形
に成形する。その寸法は取扱い上の都合によって決定す
れば良い訳であるが、30cm平方〜50cm平方程度が適
当である。
基板の上面には、必要に応じて適当な化粧を施す。たと
えば、ビニールシート又はプラスチックシートを貼付し
ても良いし、木質板材を貼付するのも良い。室内との調
和をとって適当な材質のシート又はパネルを貼付し、あ
るいはその他の適当な化粧を施せば良い。
前記脚体は、円柱状その他の柱状に構成することができ
る。この配置はこの間を配線又は配管類の通路とするこ
とも考慮しつつ定めるのが好ましい。より具体的には、
基板の下面の四隅及び中央等に構成するのが適当であ
る。
また上記脚体の材質である弾性材は、この床部材によっ
て構成される床に載置される物品類の重量等を考慮して
適切な弾力性と強度を備えた合成ゴム類を採用するのが
適当である。適当な段階で種々の弾力性の弾性材を用意
し、床上に載せられる物品類の重量に応じて使い分ける
ことも可能である。
前記補助下板は、前記基板と同様な材質の板材を用いる
ことができる。前記のように、平面形状は基板と同一で
ある。
また前記脚補助体も基板又は補助下板と同一材質で前者
の下面から垂下させ、又は後者の上面に立設する。その
高さ方向の長さは、前記脚体と併せた寸法が、基板と補
助下板との間に装入する配線又は配管類にとって不都合
でないように定めるのが適当である。
[作用] 本考案は、以上のように構成したので、次のように床下
地上に敷設して床を構成するのに使用される。
まず配設すべき領域の面積に相当する前記床部材を用意
する。勿論準備すべき床部材を構成する脚体は、床に配
置される物品又は機器類の重量に応じて選択する。重量
の重い場合には、固いそれを選択する。軽い場合は逆で
ある。
一方一般の手法により床下地を平滑に構成し、この床下
地上に、前記床部材を順次配列する。
なおこのとき、少なくとも壁面に接する位置では、前記
床部材を壁面から一定の間隔を置いて設置することと
し、かくして生じる隙間には、床部材と同一の高さを有
する弾性の隙間部材を装入する。部屋の面積が広い場合
には、途中にも同様に直線状の隙間をあけ、上記隙間に
弾性の隙間部材を装入配置するのが良い。
またこのようにして床部材を設置する際に、必要に応じ
て、電話線、電線又はガスの配管等を、前記床部材の基
板と補助下板との間であって、各組の脚体及び脚補助体
間に生じている隙間に、順次装入することができる。こ
のように電話線又はガス等の配管をした場合には、上下
の基板と補助下板との間で、これらがほぼ完全に外部の
障害から保護されることとなる。
[実施例] 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第3図は本考案の一の実施例を示したものであ
る。
第1図に示したように、平面正方形の基板11の下面の
四隅に脚補助体12、12…を垂下構成し、該脚補助体
12、12…の下面に、各々合成ゴムで成形した脚体2
2の上面を接合垂下させる。更に脚体22、22…の下
面には、前記基板11と同一平面形状の下板7を接合す
る。基板11と下板7とは上下対応する位置関係に定め
る。
また脚補助体12、12…と脚体22、22…との接合
及び脚体22、22…とと下板7との接合は、それぞれ
接着剤により行う。
なお前記基板11及び下板7はプラスチックで成形した
ものである。
こうして床部材23を構成し、この床部材23を用いた
床は次のようにして構成する。
ここでは鉄筋コンクリート造の建築物の床を構成する例
を説明する。床下地4は平滑に構成してあるものとす
る。
まず初めに必要枚数の床部材23、23…を準備する。
そうして、第3図に示したように、上記床部材23、2
3…を順次床下地4上に配列する。床部材23、23…
は、その下板7、7…の裏面を接着剤により床下地4に
接着固定する。
配列は、第2図及び第3図に示したように、部屋の周囲
の壁5に接する位置では、前記床部材23、23…を壁
5面から一定の間隔を置いて配置し、生じた隙間には、
弾性の隙間部材6を装入する。上記弾性の隙間部材6の
厚みは、床部材23の厚みと同様とする。
なおこのようにして床部材23、23…を設置する際
に、必要に応じて、電話線、電線又はガスの配管等を、
基板11、11…と下板7、7…との間に装入する。云
うまでもなく、電話線等は、脚補助体12及び脚体22
からなる柱状部材の間を通じて延長配置する。
しかしてこのようにして構成された床は、弾性の脚体2
2、22…及び脚補助体12、12…によって、床面を
構成する基板11が支持されているので、歩行感が柔ら
かとなる。また地震その他の振動が生じた場合、以上の
ように、床面を構成する基板11、11…は、弾性の脚
体22、22…により、床下地4と絶縁されているの
で、建築物本体の揺れを床面に殆ど伝えない。また第2
図及び第3図に示したように、周囲の壁5に接する位置
に於いて、床部材23、23…の相対的な左右の揺れを
吸収できるように、弾性の隙間部材6を挿入配置してあ
るのも、前記のような効果を一層高めている。したがっ
てこの床部材23、23…を用いて構成した床は、振動
を避けたい物品又は機器類を備え付ける必要がある部屋
に最適である。
また基板11と下板7とは、脚補助体12と脚体22と
により、必要な間隔を充分に確保してあるので、電線等
のその間への装入は容易になる。更に電線等は、上方の
基板11及び下方の下板7によりさまざまな外部の障害
となる力から保護される。
第4図は、本考案の二の実施例を示したものである。
第4図に示したように、平面正方形の基板21の下面の
四隅に脚体22、22…を垂下構成し、該脚体22、2
2…の下面に脚補助体32、32…の上面を接合させ
る。上記脚補助体32、32…は、前記基板21と同一
平面形状の下板17の上面に立設させたものである。
前記脚体22は合成ゴムで成形したものである。
なお基板21と下板17とは、云うまでもなく、上下対
応する位置関係に定める。
また脚補助体32、32…と脚体22、22…との接合
及び脚体22、22…と基板21との接合は、それぞれ
接着剤により行う。
なお上記基板21及び下板17はプラスチックで成形し
たものである。
この床部材33も前記本考案の一の実施例と同様な効果
を有する。
[考案の効果] 本考案の床部材によって床を構成すれば、地震その他の
振動が生じた場合、床面をなす床部材は、弾性の脚体を
介して床下地等に支持されるものであるため、ここで振
動が遮断され、その上に載置される物品類にはあまり振
動を伝達しない。またその床は歩行感が柔らかとなる。
配線・配管等は基板と下板との間に装入し、これらによ
って保護されるので、外部のさまざまな障害から遮断さ
れ、破損の虞がなくなる。
基板と下板との間隔は、脚体の外に脚補助体を構成した
ため、充分な高さにし得、電線等の装入に具合が良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したものである。 第1図〜第3図は本考案の一の実施例を示したもので、
第1図はその床部材の敷設状態の概略断面図、第2図は
この実施例の床部材により構成した床の概略平面説明
図、第3図は第2図のA−A線拡大断面図である。 第4図は本考案の二の実施例の施工例を示した概略断面
図である。 11、21…基板、22…脚体、23、33…床部材、
4…床下地、5…壁、6…隙間部材、7、17…下板、
12、32…脚補助体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の下面に、複数の脚補助体を垂下構成
    し、その下面に弾性材で構成した脚体を接合し、かつ上
    記脚体の下面に前記基板と同一の平面形状の補助下板を
    接合した床部材。
  2. 【請求項2】基板の下面に、弾性材からなる複数の脚体
    を垂下構成し、他方上記基板と同一の平面形状の補助下
    板の上面に、前記脚体と上下対応させて脚補助体を立設
    構成し、かつ上記脚補助体の上面に前記脚体の下面を接
    合させた床部材。
JP1988051247U 1988-04-16 1988-04-16 床部材 Expired - Lifetime JPH0618966Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988051247U JPH0618966Y2 (ja) 1988-04-16 1988-04-16 床部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988051247U JPH0618966Y2 (ja) 1988-04-16 1988-04-16 床部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01154249U JPH01154249U (ja) 1989-10-24
JPH0618966Y2 true JPH0618966Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31277276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988051247U Expired - Lifetime JPH0618966Y2 (ja) 1988-04-16 1988-04-16 床部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618966Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011021451A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Kanazawa Seisakusho:Kk フロアパネル及びフロアパネルアセンブリ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2571142Y2 (ja) * 1991-06-19 1998-05-13 株式会社岡村製作所 フロアパネルの支持脚

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5616365U (ja) * 1979-07-19 1981-02-13
JPS5738416U (ja) * 1980-08-12 1982-03-01
JPS605937A (ja) * 1983-06-25 1985-01-12 株式会社トガワインダストリ− 防振遮音材
JPH042264Y2 (ja) * 1987-07-21 1992-01-27

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011021451A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Kanazawa Seisakusho:Kk フロアパネル及びフロアパネルアセンブリ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01154249U (ja) 1989-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0428359Y2 (ja)
JPH0618966Y2 (ja) 床部材
US4800697A (en) Modular interstitial concrete sub-floor
JPH0643745B2 (ja) 床部材
JP2514878Y2 (ja) 配線用フロア
JP2507214Y2 (ja) 配線用フロア
JP2003293571A (ja) 木造建物用遮音床構造
JPH0623493B2 (ja) 結合床部材
JPH0412200Y2 (ja)
JP2618163B2 (ja) 床・天井部の構造
JP2018017077A (ja) 二重床用支持脚及びそれを用いた二重床構造並びにその構築方法
JPH03144058A (ja) 合成樹脂製床材
JPH0752860Y2 (ja) 建築用下地材並びにその下地材を用いた▲躯▼体構造
JPS62107160A (ja) 配線用床下地
JPS62233371A (ja) ハイセンユカコウゾウ配線床構造
JPH0540185Y2 (ja)
JP3094342B2 (ja) 二重床の施工方法およびそれに使用する支持ブロックの製造方法
JPH0441860A (ja) 床部材の連結用部材
JPH0581439U (ja) 床構造
JPH01207568A (ja) 浮き床構造及びその施工方法
JPH0540188Y2 (ja)
JPH0438364A (ja) 可撓性床下地材
JP2023118559A (ja) 間仕切り装置
JPH0631027Y2 (ja) 床下敷き材
JP2637654B2 (ja) 住戸ユニットの床構造