JPS62233371A - ハイセンユカコウゾウ配線床構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は配線床構造に関する。

〔従来の技術〕

従来は上面の所々に引出し口を付設した鋼管をデッキプ
レートヒに互いに間隔をおいて敷設し、鋼管の上からコ
ンクリートを打設し、コンクリートスラブ内に電気配線
可能なバイブダクトを形成し、引出し口から電線を引出
す方法が採用されてきた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の方法は所々にある引出し口からしかコードを引き
出せなかった。又、配線作業も、ダクトの中を通すので
面倒であった。

〔問題点を解決する手段〕

この問題を解決するため、この発明では、方形の脚盤を
２０ｃｍ以内の隙間をあけて、床面上に格子状に敷き並
べ、方形の薄板からなる床板の隅の突き合わせ部が、そ
れぞれの脚盤の上に載荷される状態で、床板を隙間なく
敷き詰め、脚盤間の隙間を配線スペースとするものであ
る。

〔作用〕

このように構成すると、床面上に縦横に走る脚盤間の隙
間が配線スペースとなり、配線は薄板からなる床板を動
かすことにより、任意の個所から引き出すことが可能で
あるし、配線作業も楽である。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

第１図に示すように、略平坦に構成されている床面１の
上に正方形のパネル２を相互間１Ｏｃｆｆｉの隙間３を
あけて格子模様に敷き並べる。パネルは硬質発泡樹脂か
らなり、その大きさは一辺４Ｑｃｍ・厚さは５　ｃｍで
ある。パネルには上下貫通孔４が設けられている。施工
の際、パネルの下には樹脂モルタルや木片などを用いて
全体のパネルの上面が同一レベルで平坦になるように施
工する。

次いで、−辺５０ｃ＋ｎの正方形、厚さ５１のフレキシ
ブルボードからなる床板５を、脚盤の上に隙間なく敷き
詰める。この際、床板四枚の隅の突き合わせ部６が、そ
れぞれの脚盤の中央に載荷するように施工する。脚盤の
隙間３が配線スペースとなる。脚盤と床板の間には薄い
クッション材や両面接着テープなどを挟んでもよい。又
、簡単なビス止めなどで固定してもよい。

隅の突き合わせ部が脚盤の中央に位置するように施工す
るには、 床板の一辺の長さ＝脚盤の一辺の長さ十隙間の巾（５０
ｃｍ）　　＝　　（４０ｃｍ）　　　　　＋　（１０ｃ
＋ｎ）とするとよい。

このように施工された床板５の上には、第２図に示すよ
うに、床仕上げ材７を敷き詰める。

この発明においては、表面には丈夫な床板が敷かれるの
で、脚盤は局部圧縮力は小さくとも、全体の重量を支え
る耐荷重性があればよい。又、表面は必ずしも全面が平
らでなくとも、床板を水平に支えることが出来れば、孔
があったり、凹凸になっていてもよい。そのため、材料
節約・重量軽減が可能である。このような要求性能を充
たせばよいので、脚盤の材料は選択の巾は広く、樹脂・
木質・セメント・鋼板・などが用いられ、又、形状もハ
ニカム構造・リブ構造・波型構造・脚付き構造などであ
ってよい。脚盤の高さ、即ち、配線スペースの高さは、
通常３〜１０ｃｍである。又、脚盤の形状は正方形ない
し長方形で、脚盤の大きさは、配線スペースと配線スペ
ースとの距離を規定するものであるから、大き過ぎても
使用上不便であるし、反面、小さ過ぎても施工に手間が
かかるので、一般的には一辺３０〜１５０口、望ましく
は、４０〜８０ｃｍである。

配線スペースの高さ＝総高−床板の厚さ一仕上げ材の厚
さ であるから、総高を抑えて、且つ、配線スペースを高く
とるには、床板の厚さは薄い程よい。しかし、床板が脚
盤と脚盤の間の宙に架設された時、荷重に耐える強度が
必要である。隙間の巾を拡げると床板により大きな強度
が要求される。厚さ２龍前後の鋼板・厚さ５鰭前後のフ
レキシブルボードなど、強度があって安価な材料で床板
を形成すためには、脚盤間の隙間は２０ｃｍ程度が限界
である。又、床板の厚さは特に限定しないが、１０龍以
下が望ましい。床板の大きさは、材料の生産・作業性な
どから一辺が３０〜１５０　ｃｍ、望ましくは、４５〜
９０ｃｍが一般的である。

床仕上げ材としてはビニールタイル・タイルカーペット
・長尺のファッションフロアなどを適宜選択することが
出来る。又、床板に予め貼り付けておいてもよい。

尚、脚盤の上に床板を敷き詰める場合、突き舎わせ部６
が脚盤の中心からずれていてもよい。

又、床板下の電源コードから、床上の機器に電気を接続
するのには、第３図に示すように、裏面に電源と連結す
るプラグ８を、上面にコンセント９を付設した床板を形
成しておくと極めて便利である。机の下などでは、コン
セントが床板面から突出していても使用上の支障はない
場合が多い。

〔効果〕

この発明はこのように構成されているので、次のような
特長を有する。

■　平らな盤と平らな板だけでも配線床が形成でき、材
料選択の巾が広い上、施工が敷き並べ作業だけであるか
ら、コストが極めて安い。

■　配線スペースが縦横に配置されており、任意の個所
からコードを引き出すことが出来る。

■　床板だけを取り外して配線できるので、配線工事が
楽である。

■　床板の宙に架設される間隔は最大２０ｃｍで短いか
ら、床板の厚さを薄くでき、その分配線床の総高を低く
できる。

■　材料選択の巾が非常に大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は施工手順を示す平面図、第２図はその正面図、
第３図はコンセント付き床板の斜視図である。 １・・床面、２・・パネル、３・・隙間、４・・貫通孔
、５・・床板、６・・突き合わせ部、７・・仕上げ材、
８・・プラグ、９・・コンセント。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 方形の脚盤を２０ｃｍ以内の隙間をあけて、床面上に格
   子状に敷き並べ、 方形の薄板からなる床板の隅の突き合わせ部が、それぞ
   れの脚盤の上に載荷される状態で、 床板を隙間なく敷き詰め、脚盤間の隙間を配線スペース
   とする配線床構造。