JP2600906B2 - 床構成体 - Google Patents

床構成体

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JP2600906B2
JP2600906B2 JP1141189A JP14118989A JP2600906B2 JP 2600906 B2 JP2600906 B2 JP 2600906B2 JP 1141189 A JP1141189 A JP 1141189A JP 14118989 A JP14118989 A JP 14118989A JP 2600906 B2 JP2600906 B2 JP 2600906B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、情報通信機器などを設置するに適した床を構
成するために使用する床構成体に関する。
従来の技術 従来、情報通信機器などを設置するに適した床を構成
する手段として、例えば1辺が500mmから成る正方形状
の床板の下面に、脚部片を垂設して成る床部材を用い、
これをコンクリートなどにより仕上げられた床盤上に敷
設した発泡ポリエチレンなどから成る合成樹脂製のシー
ト板上に敷詰めて、シート板との間に、通信ケーブルな
どを配線できるように床を構成している。
発明が解決しようとする課題 ところが、従来の床構造によれば、床部材を敷設する
ための基準線をシート板面上に施す必要があり、特に床
面積が大きい場合に、基準線を施す作業が面倒で手数を
要し、またシート板上に通信ケーブルなどを配線した状
態で、床部材を敷設する際に、シート板上に通信ケーブ
ルなどを保持する手段がないため、通信ケーブルなどが
不用意に移動し、これが邪魔になって床部材の敷設作業
の妨げとなる不都合を有し、この不都合を解消するため
に、通信ケーブルなどを仮止めするときは、その仮止め
作業に多くの手数を要するなどの欠陥があった。
課題を解決するための手段 そこで本願は、従来のものの欠陥を解消するために、
シート板の対向する両側縁に、一方が下向きU字状に屈
曲され、他方が上向きU字状に屈曲されて、互いに係合
可能な係合部と被係合部を設けると共に、シート板の面
上に、側縁と平行する方向に延び、かつ、上面に嵌合部
を有した支持部片を、前記側縁と直交する方向に並行状
に設けて成る下部材と、床板の下面に、その一方向に延
び、かつ、下面に前記嵌合部と分離自在に嵌合する被嵌
合部を有して、前記支持部片上に支持される複数の脚部
片を床板の他方向に並列状に垂設して成る上部材とから
構成したことを特徴とするものであり、上記した上部材
及び下部材は、夫々合成樹脂の押出し成形体から成り、
また一般に、上部材の床板が、1辺が500mmの正方形の
大きさをもち、また下部材が、支持部片の長さ方向に長
尺であり、さらに不陸作用を良好にするために、上部材
の床板が、その下面から上面一部を残すように設けたス
リットにより、脚部片の並列方向で等分されると共に、
スリットの位置に、一対の脚部片を、前記スリットを挟
むように近接して並設し、かつ、スリットの位置と対向
するようにシート板上に設けた支持部片の上面に、前記
一対の脚部片の嵌合部に嵌合する被嵌合部を並行状に設
けて成り、さらに脚部片乃至支持部片の並列方向にも通
信ケーブルが挿通できるように、脚部片または/および
支持部片に、それらの並列方向で連通する切欠部を形成
する。
また床板の上面には、好ましくはカーペットなどの表
装材が張設される。
作用 しかして、コンクリートなどにより仕上げられた床盤
上に、多数の下部材を敷設する。下部材の敷設に際して
は、係合部と被係合部とを相互に係合する。
このように、下部材を係合部と被係合部との係合によ
り敷設することにより、シート板上の各支持部片が、上
部材を敷設する場合の基準線となり、この状態で上部材
を、その下面に有する脚部片の被嵌合部を夫々対応する
支持部片の嵌合部に嵌合することにより、下部材上に載
置して床を構成する。
通信ケーブルなどを配線する場合には、上部材を取り
外した状態で、支持部片の相互間或いはその並列方向で
連通する切欠部を利用して通信ケーブルなどを配線す
る。
この通信ケーブルなどは、支持部片の相互間に形成さ
れた配線スペース内に介在して保持され、従って通信ケ
ーブルが、上部材の敷設に邪魔となることはなく、上部
材の敷設作用を容易に行うことができる。
実施例 以下本願の実施例を図面にもとづいて詳述すると、
(1)はシート板(2)上に、その一方向に延び、それ
と直交する方向に一定の間隔で並列する複数の板状の支
持部片(3)を立設すると共に、その各支持部片(3)
の上面に、円弧状に窪んだ嵌合凹部(4)を有して成る
下部材であって、前記複数の支持部片(3)のうち、そ
の両側に位置するように設けた支持部片(3)は、シー
ト板(2)の両側縁部に夫々設けた係合部(5)と被係
合部(6)とに近接して設けてある。
前記係合部(5)は、好ましくは第5図で示すように
下向きU字状に屈曲され先縁に係合突部(5)′を有し
て成り、また被係合部(6)は、上向きU字状に形成さ
れ、上縁開口部を狭小に形成した係合凹孔(6)′とか
ら成る。
また支持部片(3)の並列方向の幅を500mmとすると
き、そのほぼ1/3の間隔毎に位置するように設けた支持
部片(3)aの上面には、一対の嵌合凹部(4)が並行
して一体に設けてあり、このように構成された下部材
(1)は、合成樹脂の押出し成形により、支持部片
(3)の伸びる方向に連続して、長尺に形成され、か
つ、前記各支持部片(3)の長手方向の所要位置に、上
面で開口してその並列方向で連通する切欠部(7)が、
例えば単位長さ(500mm×1/3)当たり一個宛設けられ
る。(8)は床体(9)の下面に、その一方向に延び、
それと直交する方向に、前記支持部片(3)の間隔と等
しい間隔で並列する複数の脚部片(10)を垂設すると共
に、その各脚部片(10)の下面に、前記嵌合凹部(4)
と嵌合する円弧状の嵌合凸部(11)を有して成る上部材
で、前記床板(9)には、脚部片(10)の並列方向のほ
ぼ1/3の間隔毎に位置して、その下面から床板(9)の
上面一部を残すようにスリット(12)が設けてあり、こ
のスリット(12)の位置には、該スリット(12)を挟ん
で平行し、かつ、下面に嵌合凸部(11)を有した一対の
脚部片(10)が設けてある。
この上部材(8)も亦脚部片(10)の延びる方向で等
断面であって合成樹脂の押出し成形により作成され、そ
の大きさは、従来の床部材と同じく、一辺が500mmの正
方形に形成され、この上部材(8)の脚部片(10)に
も、前記切欠部(7)と夫々対向する下縁で開口した切
欠部(13)が設けてある。
(14)は前記床板(9)の上面に接着剤などにより張
着されたカーペットである。
しかして、コンクリートなどにより仕上げられた床盤
上に、先ず多数の長尺な下部材(1)を、それらに設け
た係合突部(5)′を係合凹孔(6)′に、その上方か
ら押圧して相互に係合することにより、平面状に敷設す
る。この下部材(1)の敷設によって、各支持部片
(3)が、その上部に載置する上部材(8)の敷設基準
線となり、従って改めて敷設基準線を施す必要はなく、
この敷設状態で、通信ケーブルなどを支持部片(3)の
相互間に形成された配線スペース内に介在し、かつ、支
持部片(3)の並列方向で連通する切欠部(7),
(8)に渡架するなどして、シート板(2)上に配線す
る。この場合、通信ケーブルなどは、支持部片(3)の
相互間及び切欠部(7),(8)によって保持されて、
シート板(2)上を乱りに移動することはない。
次いで、この状態で、上部材(8)を、その下面に有
する脚部片(10)の嵌合凸部(11)が、下部材(1)の
上面に有する支持部片(3)の嵌合凹部(4)に嵌合す
るように、下部材(1)上に載置して、上部材(8)の
敷設により床が構成される。
上記において、下部材(1)上に上部材(8)を敷設
する場合、第1図で示すように、下部材(1)同士の係
合位置nと、上部材(8)同士の接合位置mとを平面上
で一致させる場合と、第3図で示すように、下部材
(1)同士の係合位置nと、上部材(8)同士の接合位
置mとが、平面上でずれるように敷設する場合とがあ
り、前者の場合は、下部材(1)の支持部片(3)の並
列方向における幅を、床板(9)の1辺の長さに等しく
形成すると共に、その幅方向の1/3間毎に、2個の嵌合
凹部(4)を一体に並設した支持部片(3)aが、また
その幅方向の両側部位置と、両側部位置Cと前記支持部
片(3)aとの中間位置及び前記支持部片(3)aの中
間位置との夫々に1個の嵌合凹部(4)を有した支持部
片(3)が夫々立設される。また後者の場合は、第3図
で示すように、下部材(1)の支持部片(3)の並列方
向における幅を、床板(9)の1辺の1/3の長さに形成
すると共に、その幅方向の左右位置に、2個の嵌合凹部
(4)を一体に並設した支持部片(3)aと、1個の嵌
合凹部(4)を有した支持部片(3)とが1個宛夫々立
設される。
なお上記は、支持部片(3)の長さを短く、脚部片
(10)の長さを相対的に長く形成した場合を示したが、
それらの長さは、床構成体の高さの範囲で適宜設定され
る。
発明の効果 本願は叙上のように構成されるものであるから、従来
のように床部材を敷設するための基準線をシート板上に
施す必要はないし、通信ケーブルなどの配線スペース
は、支持部片により確保できて、通信ケーブルなどが上
部材を敷設する際に邪魔になることはなく、また配線換
えする場合等においても、従来の床部材に比し重量の軽
い上部材を持ち上げることになるので、床構成の作業並
びに通信ケーブルなどのの配線作業に極めて有効であ
り、さらに床盤の不陸を充分に吸収できると共に、脚部
片の下端が、シート板上に立設した支持部片に嵌合支持
されるので、脚部片の先端が荷重によって開くのを抑制
することができ、またシート板同士の係合も容易である
と共に、シート板相互の一体性が得られ、さらにまた床
板の下面に、スリットを挟んで平行して下面に被嵌合を
有した一対の脚部片を設け、かつ、前記スリットに対向
する位置の支持部片の上面に、前記一対の脚部片の被嵌
合部と嵌合する一対の嵌合部を並設して成るときは、不
陸を吸収するために設けられたスリット部分の機械的強
度が補強されて、全体として耐荷重性に優れた床構成体
が提供でき、さらにまた、下部材同士が相互に係合連結
されるので、上部材の敷設作業時、通信ケーブルの配線
時或いは上部材を敷設したのちの床面に加わる外力によ
って、下部材が横移動する惧れはなく、一定の敷設状態
を確保することができるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は総体正面
図、第2図はその側面図、第3図は他の実施例における
総体正面図、第4図は第1図の(イ)部の拡大図、第5
図は第3図の(ロ)部拡大図である。 図中、(1)は下部材、(2)はシート板、(3)は支
持部片、(4)は嵌合凹部、(5)は係合部、(6)は
被係合部、(7),(13)は切欠部、(8)は上部材、
(9)は床板、(10)は脚部片、(11)は嵌合凸部、
(14)は表装板である。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート板の対向する両側縁に、一方が下向
    きU字状に屈曲され、他方が上向きU字状に屈曲され
    て、互いに係合可能な係合部と被係合部をそれぞれ設け
    ると共に、シート板の面上に、その側縁と平行する方向
    に延び、かつ、上面に嵌合部を有した支持部片を、前記
    側縁と直交する方向に並行状に設けて成る下部材と、床
    板の下面に、その一方向に延び、かつ、下面に前記嵌合
    部と分離自在に嵌合する被嵌合部を有して、前記支持部
    片上に支持される複数の脚部片を床板の他方向に並行状
    に垂設して成る上部材とから構成したことを特徴とする
    床構成体。
  2. 【請求項2】上部材及び下部材が、夫々合成樹脂の押出
    し成形体から成る請求項1記載の床構成体。
  3. 【請求項3】上部材の床板が、一辺が500mmの正方形の
    大きさを有した請求項1または2記載の床構成体。
  4. 【請求項4】下部材が、支持部片の長さ方向に長尺であ
    る請求項1,2または3記載の床構成体。
  5. 【請求項5】上部材の床板が、その下面から上面一部を
    残すように設けたスリットにより、脚部片の並列方向で
    等分されると共に、スリットの位置に、一対の脚部片
    を、前記スリットを挟むように近接して並設し、かつ、
    スリットの位置と対向するようにシート板上に設けた支
    持部片の上面に、前記一対の脚部片の嵌合部に嵌合する
    被嵌合部を並行状に設けて成る請求項1,2,3,または4記
    載の床構成体。
  6. 【請求項6】脚部片または/および支持部片に、それら
    の並列方向で連通する切欠部を形成した請求項1,2,3,4
    または5記載の床構成体。
  7. 【請求項7】嵌合部と被嵌合部とを、円弧状の凸部と凹
    部とから構成して成る請求項1乃至6記載のいづれか1
    項記載の床構成体。
  8. 【請求項8】床板上面に、カーペットなどの表装板を張
    設して成る請求項1乃至7のいづれか1項記載の床構成
    体。
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