JP2561432Y2 - 組み合わせタイル - Google Patents

組み合わせタイル

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JP2561432Y2
JP2561432Y2 JP8362492U JP8362492U JP2561432Y2 JP 2561432 Y2 JP2561432 Y2 JP 2561432Y2 JP 8362492 U JP8362492 U JP 8362492U JP 8362492 U JP8362492 U JP 8362492U JP 2561432 Y2 JP2561432 Y2 JP 2561432Y2
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JP
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tile
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center
face
trapezoidal
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JP8362492U
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JPH0643133U (ja
Inventor
義夫 堀
Original Assignee
鶴惣工業株式会社
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  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、性能および取り扱い性
のすぐれた組み合わせタイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】床面等にタイルを敷設する方法として
は、各タイルを接着剤で固定しながら密に並べる方法の
ほか、ピン形状の突起と孔とを組み合わせて圧入するな
ど各種の組み合わせタイルを用いる方法が採用されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】各タイルを接着剤で固
定しながら密に並べる方法は、広く採用されている方法
ではあるが、展示場や作業場などへの仮設タイルの目的
には適していない。
【0004】これに対し組み合わせタイルは、仮敷設の
目的に使用できるものの、ワンタッチで連結でき、抜け
止め性を有し、取り外しも容易で、さらには重量物が通
過するときなど不均等な荷重のかかる場合にも耐えるこ
とのできるものは見当らない。
【0005】本考案は、このような背景下において、連
結性、抜け止め性、取り外し性を兼ね備え、かつ重量物
の通過にも耐えることのできる組み合わせタイルを提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の組み合わせタイ
ルは、矩形のプラスチックタイルであって、タイル本体
(1) の一組の隣接2辺をa,b、もう一組の隣接2辺を
c,dとするとき、辺a、辺bの中央または中央寄りの
位置の端面の下半側にはタイル本体(1) から突出する逆
テーパー状の台形突片(2x)を設けると共に、辺a、辺b
の少なくとも両側近くの位置の端面の中央部から下部に
かけては切り込み状の小さな角形凹部(3y)を設け、辺
c、辺dの中央または中央寄りの位置の端面の下半側に
は前記台形突片(2x)が嵌合する逆テーパー状の台形凹部
(2y)を設けると共に、辺c、辺dの少なくとも両側近く
の位置の端面の中央部から下部にかけては前記角形凹部
(3y)に嵌合する下側が尖った小さな楔形突起(3x)を設け
た構造を有するものである。
【0007】以下本考案を詳細に説明する。
【0008】本考案の組み合わせタイルは正方形や長方
形などの矩形の形状を有するプラスチックタイルからな
る。このタイルは、必要に応じフィラー、難燃剤、着色
剤などの副材料を配合した樹脂原料を射出成形すること
によって製造される。
【0009】タイル本体(1) の表面は、平滑面のほか、
滑り止め面、模様面などに形成することができる。
【0010】タイル本体(1) の裏面には、その少なくと
も四周に沿ってリブ(4) を設けることが望ましく、また
四周以外にもリブ(4) を設けることが望ましい。またタ
イルリブ(4) 下面を滑り止め面に形成したり、タイル本
体(1) の裏面に緩衝材を設けたりすることもできる。
【0011】そして本考案においては、タイル本体(1)
の一組の隣接2辺をa,b、もう一組の隣接2辺をc,
dとするとき、まず、辺a、辺bの中央または中央寄り
の位置の端面の下半側に、タイル本体(1) から突出する
逆テーパー状の台形突片(2x)を設ける。この台形突片(2
x)の数は、1辺につき1個または複数個とする。
【0012】そして、辺a、辺bの少なくとも両側近く
の位置の端面の中央部から下部にかけて、切り込み状の
小さな角形凹部(3y)を設ける。この角形凹部(3y)の数
は、1辺につき2個または3個以上とする。
【0013】さらに、辺c、辺dの中央または中央寄り
の位置の端面の下半側には、前記台形突片(2x)が嵌合す
る逆テーパー状の台形凹部(2y)を設ける。この台形凹部
(2y)の数は、先に述べた台形突片(2x)の数と同じにす
る。
【0014】また、辺c、辺dの少なくとも両側近くの
位置の端面の中央部から下部にかけては、前記角形凹部
(3y)に嵌合する下側が尖った小さな楔形突起(3x)を設け
る。この楔形突起(3x)の数は、先に述べた角形凹部(4)
の数と同じにする。
【0015】上記構造を有する本考案の組み合わせタイ
ルは、展示場、通路、作業場、倉庫などの床面に設ける
タイルとして有用である。
【0016】
【作用】本考案の組み合わせタイルにあっては、タイル
本体(1) の一組の隣接2辺である辺aおよび辺bには逆
テーパー状の台形突片(2x)と切り込み状の小さな角形凹
部(3y)との双方を設けてあり、もう一組の隣接2辺であ
る辺cおよび辺dには、逆テーパー状の台形凹部(2y)と
下側が尖った小さな楔形突起(3x)との双方を設けてあ
る。
【0017】1枚のタイルの台形突片(2x)ともう1枚の
タイルの台形凹部(2y)とが重なるように位置合わせした
後、後者のタイルを下方に向けて押すと、前者のタイル
の角形凹部(3y)に後者のタイルの楔形突起(3x)が嵌合
し、両タイルは接続する。接続状態で両タイルのうちの
一方を持ち上げても、両タイルは接続したままの状態と
なる。このようにしてタイルをいずれの方向へも次々と
接続することができる。取り外すときは、両タイルの接
続端面の部分が上に凸となるように正面視で「ヘ」の字
形に屈曲させるだけでよい。
【0018】台形突片(2x)の大きさを台形凹部(2y)の大
きさよりわずかに小とし、楔形突起(3x)の大きさを角形
凹部(3y)の大きさよりわずかに小とすれば、接続後のタ
イル間にはわずかの隙間ができるので、床面等に施工し
た後、日光などによりタイルが熱膨張するようなことが
あっても、その膨張は隙間に吸収され、施工タイルに浮
き上がりを生ずるようなことはない。
【0019】
【実施例】次に実施例をあげて本考案をさらに説明す
る。
【0020】実施例1 図1は本考案の組み合わせタイルの一例を示した平面
図、図2はその底面図、図3はその正面図、図4はその
背面図、図5はその右側面図、図6はその左側面図、図
7は図1のA−A断面図、図8は図1のB−B断面図で
ある。図9は楔形突起(3x)の部分の拡大図である。図1
0は2枚のタイルを接続したときの平面図である。
【0021】(1) は、難燃剤および充填剤を配合した樹
脂原料を射出成形することにより得たプラスチック製の
正方形のタイル本体である。1辺の長さは100mm、リ
ブ(4) を含めた厚さは4mm、リブ(4) を含めない厚さは
2mmである。各辺を図1のようにa,b,c,dと呼ぶ
ことにする。
【0022】タイル本体(1) の裏面には、その四周およ
び両中央線に沿って、「田」の字形にリブ(4) を設けて
ある。リブ(4) の厚さは2mm、巾は5mmである。
【0023】辺aの中央または中央の位置の端面の下半
側には、タイル本体(1) から突出する逆テーパー状の台
形突片(2x)を1個設けてある。台形の上辺の長さは20
mm、底辺の長さは23.5mm、上辺−底辺間の距離は5mm、
厚さは2mmに設定してある。辺bについても同様に台形
突片(2x)を1個設けてある。
【0024】辺aの両側から 9.5〜15.5mmの位置の端面
の中央部から下部にかけては、巾6mm、高さ3mm、奥行
き 1.2mmの切り込み状の小さな角形凹部(3y)を計2個設
けてある。辺bについても同様に角形凹部(3y)を計2個
設けてある。
【0025】辺cの中央の位置の端面の下半側には、前
記台形突片(2x)が嵌合する逆テーパー状の台形凹部(2y)
を1個設けてある。台形の上辺の長さは21mm、底辺の
長さは25mm、上辺−底辺間の距離は 5.5mm、厚さは2
mmに設定してある。辺dについても同様に台形凹部(2y)
を1個設けてある。
【0026】辺cの両側から10〜15mmの位置の端面
の中央部から下部にかけては、前記角形凹部(3y)に嵌合
する下側が尖った小さな楔形突起(3x)を計2個設けてあ
る。形状は図9に示した如くである。楔形の寸法は、巾
が5mm、全体の高さが 2.8mm、斜面の高さが 1.8mm、上
辺の奥行きが 0.8mmである。辺dについても同様に楔形
突起(3x)を計2個設けてある。
【0027】1枚のタイルの台形突片(2x)ともう1枚の
タイルの台形凹部(2y)とが重なるように位置合わせした
後、後者のタイルを下方に向けて押せば、前者のタイル
の角形凹部(3y)に後者のタイルの楔形突起(3x)が嵌合
し、両タイルは簡単に接続する。
【0028】実施例2 図11は本考案の組み合わせタイルの他の一例を示した
平面図、図12はその底面図である。
【0029】この実施例においては、タイル本体(1) の
辺aおよび辺bに、台形突片(2x)を各2個、角形凹部(3
y)を各3個設けてある。また辺cおよび辺dに、台形凹
部(2y)を各2個、楔形突起(3x)を各3個設けてある。
【0030】
【考案の効果】本考案の組み合わせタイルは、次に列挙
するようなすぐれた効果を奏する。 ・ ワンタッチで連結することができ、レイアウトの変
更や現場での迅速施工に対応することができる。 ・ 連結状態では抜け止め性を有し、通常の使用範囲の
折り曲げやよじれに対しては充分の耐性を有する。 ・ 取り外しも容易であり、タイル敷設の必要性がなく
なったときには簡単に分解して除去することができる。 ・ 重量物が通過するときなど不均等な荷重のかかる場
合であっても耐えることができる。 ・ 日光などによりタイルが熱膨張するようなことがあ
っても、その膨張は隙間に吸収され、施工タイルに浮き
上がりを生ずるようなことがない。 ・ 接着剤を使用しなくても接続できる。従ってタイル
の材質は接着性のない樹脂であってもよく、材質の選択
肢が拡がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の組み合わせタイルの一例を示した平面
図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】図1の背面図である。
【図5】図1の右側面図である。
【図6】図1の左側面図である。
【図7】図1のA−A断面図である。
【図8】図1のB−B断面図である。
【図9】図1の楔形突起(3x)の部分の拡大図である。
【図10】図1の2枚のタイルを接続したときの平面図
である。
【図11】本考案の組み合わせタイルの他の一例を示し
た平面図である。
【図12】図11の底面図である。
【符号の説明】
(1) …タイル本体、 (2x)…台形突片、(2y)…台形凹部、 (3x)…楔形突起、(3y)…角形凹部、 (4) …リブ、 a, b, c, d…辺

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形のプラスチックタイルであって、タイ
    ル本体(1) の一組の隣接2辺をa,b、もう一組の隣接
    2辺をc,dとするとき、辺a、辺bの中央または中央
    寄りの位置の端面の下半側にはタイル本体(1) から突出
    する逆テーパー状の台形突片(2x)を設けると共に、辺
    a、辺bの少なくとも両側近くの位置の端面の中央部か
    ら下部にかけては切り込み状の小さな角形凹部(3y)を設
    け、辺c、辺dの中央または中央寄りの位置の端面の下
    半側には前記台形突片(2x)が嵌合する逆テーパー状の台
    形凹部(2y)を設けると共に、辺c、辺dの少なくとも両
    側近くの位置の端面の中央部から下部にかけては前記角
    形凹部(3y)に嵌合する下側が尖った小さな楔形突起(3x)
    を設けた構造を有する組み合わせタイル。
  2. 【請求項2】タイル本体(1) の裏面の少なくとも四周に
    沿ってリブ(4) を形成したことを特徴とする請求項1記
    載の組み合わせタイル。
JP8362492U 1992-11-09 1992-11-09 組み合わせタイル Expired - Lifetime JP2561432Y2 (ja)

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JP8362492U JP2561432Y2 (ja) 1992-11-09 1992-11-09 組み合わせタイル

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JPH0643133U JPH0643133U (ja) 1994-06-07
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