JPH0748848Y2 - 外装材の取り付け構造 - Google Patents
外装材の取り付け構造Info
- Publication number
- JPH0748848Y2 JPH0748848Y2 JP1989057501U JP5750189U JPH0748848Y2 JP H0748848 Y2 JPH0748848 Y2 JP H0748848Y2 JP 1989057501 U JP1989057501 U JP 1989057501U JP 5750189 U JP5750189 U JP 5750189U JP H0748848 Y2 JPH0748848 Y2 JP H0748848Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exterior material
- fitting
- horizontal piece
- male
- exterior
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は外壁本体の外面側に通気用の間隔を隔てて外装
材を取り付けるのに利用する技術に関するものである。
材を取り付けるのに利用する技術に関するものである。
［従来の技術］ 近年、外壁本体１の外面側に通気用の間隔Ｓを隔てて外
装材２を貼る通気工法にて施工されることが多くなって
きた。従来この種のものとしては特願昭58-249616号
（特開昭61-138143号公報）として出願されたものがあ
る。これは第３図、第４図に示すように外壁本体１の間
柱３のような木部の外面側に上下方向に長い縦胴縁４を
装着し、略Ｌ字状の固定金具５′の縦片5a′を縦胴縁４
の外面に当接して固定し、上下に並べた外装材２を雌実
６′と雄実７′の嵌合にて接続すると共に固定金具５′
の横片5b′の先端の嵌合部5c′を雌実６′と雄実７′と
の間に嵌合していた。
装材２を貼る通気工法にて施工されることが多くなって
きた。従来この種のものとしては特願昭58-249616号
（特開昭61-138143号公報）として出願されたものがあ
る。これは第３図、第４図に示すように外壁本体１の間
柱３のような木部の外面側に上下方向に長い縦胴縁４を
装着し、略Ｌ字状の固定金具５′の縦片5a′を縦胴縁４
の外面に当接して固定し、上下に並べた外装材２を雌実
６′と雄実７′の嵌合にて接続すると共に固定金具５′
の横片5b′の先端の嵌合部5c′を雌実６′と雄実７′と
の間に嵌合していた。
［考案が解決しようとする課題］ ところがかかる従来例にあっては、外壁本体１と外装材
２との間に通気用の間隔Ｓを隔てるのに外壁本体１の間
柱３の外面側に縦胴縁４を装着しなければならなく、縦
胴縁４のような余分な部材を必要とすると共にこの部材
の取り付けの手間を要するという問題があった。この縦
胴縁４を用いないで施工するためには固定金具５′の縦
片5a′を間柱３に固定し、固定金具５′の横片5b′の長
さを長くして横片５′の先端に設けた嵌合部5c′を雌実
６′と雄実７′との間に嵌合することも考えられるが、
固定金具５′の横片5b′で外装材２の重量を受けなけれ
ばならなく、横片5b′の長さを長くすると、横片5b′が
下方にたわみ変形したりして外装材２を支持できないと
いう問題があった。
２との間に通気用の間隔Ｓを隔てるのに外壁本体１の間
柱３の外面側に縦胴縁４を装着しなければならなく、縦
胴縁４のような余分な部材を必要とすると共にこの部材
の取り付けの手間を要するという問題があった。この縦
胴縁４を用いないで施工するためには固定金具５′の縦
片5a′を間柱３に固定し、固定金具５′の横片5b′の長
さを長くして横片５′の先端に設けた嵌合部5c′を雌実
６′と雄実７′との間に嵌合することも考えられるが、
固定金具５′の横片5b′で外装材２の重量を受けなけれ
ばならなく、横片5b′の長さを長くすると、横片5b′が
下方にたわみ変形したりして外装材２を支持できないと
いう問題があった。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本考
案の目的とするところは従来のように縦胴縁を用いない
でも外壁本体と外装材との間に通気用の間隔を隔てて外
装材を取り付けることができ、しかも固定金具の横片の
長さを長くしても横片が変形しにくくて外装材を確実に
支持できる外装材の取り付け構造を提供するにある。
案の目的とするところは従来のように縦胴縁を用いない
でも外壁本体と外装材との間に通気用の間隔を隔てて外
装材を取り付けることができ、しかも固定金具の横片の
長さを長くしても横片が変形しにくくて外装材を確実に
支持できる外装材の取り付け構造を提供するにある。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため本考案外装材の取り付け構造
は、外壁本体１の外面側に通気用の間隔Ｓを隔てて複数
枚の外装材２を上下に並べると共に上下に隣合う外装材
２を雌実６と雄実７の嵌合にて接続し、略Ｌ字状の固定
金具５の縦片5aを外壁本体１に固着し、固定金具５の横
片5bの先端に設けた嵌合部5cを上記上下の外装材２の雌
実６と雄実７との間に嵌合し、固定金具５の縦片5aと横
片5bとの間の部分に変形を防止するための補強部８とな
る角筒部8bを設け、該角筒部8bの背面部を外壁本体１の
前面に当接し、角筒部8bの前面に外装材２の背面を当接
した。
は、外壁本体１の外面側に通気用の間隔Ｓを隔てて複数
枚の外装材２を上下に並べると共に上下に隣合う外装材
２を雌実６と雄実７の嵌合にて接続し、略Ｌ字状の固定
金具５の縦片5aを外壁本体１に固着し、固定金具５の横
片5bの先端に設けた嵌合部5cを上記上下の外装材２の雌
実６と雄実７との間に嵌合し、固定金具５の縦片5aと横
片5bとの間の部分に変形を防止するための補強部８とな
る角筒部8bを設け、該角筒部8bの背面部を外壁本体１の
前面に当接し、角筒部8bの前面に外装材２の背面を当接
した。
［作用］ 上記のように構成したことにより固定金具５の横片5bの
長さを長くして従来ように縦胴縁を用いないでも外装材
２と外壁本体１との間に通気用の間隔Ｓを隔てて外装材
２を取り付け施工でき、また横片5bを長くしても補強部
８で補強して横片5bが変形しなくて外装材２を確実に、
また、補強部８が角筒部8bにより構成してあり、該角筒
部8bの背面部を外壁本体１の前面に当接し、角筒部8bの
前面に外装材２の背面を当接してあるので、外装材２の
前方側からの押し力に対して背面部を外壁本体１に支持
した角筒部8bにより外装材２を支持できて、外装材２を
通気用の隙間Ｓを隔てて取り付けたにもかかわらず、外
装材２の前方側からの押し力が嵌合部5eと外装材２との
嵌合部分に集中してかかることがなく、したがって、嵌
合部5eと外装材２との嵌合部分が破損しにくいものであ
る。
長さを長くして従来ように縦胴縁を用いないでも外装材
２と外壁本体１との間に通気用の間隔Ｓを隔てて外装材
２を取り付け施工でき、また横片5bを長くしても補強部
８で補強して横片5bが変形しなくて外装材２を確実に、
また、補強部８が角筒部8bにより構成してあり、該角筒
部8bの背面部を外壁本体１の前面に当接し、角筒部8bの
前面に外装材２の背面を当接してあるので、外装材２の
前方側からの押し力に対して背面部を外壁本体１に支持
した角筒部8bにより外装材２を支持できて、外装材２を
通気用の隙間Ｓを隔てて取り付けたにもかかわらず、外
装材２の前方側からの押し力が嵌合部5eと外装材２との
嵌合部分に集中してかかることがなく、したがって、嵌
合部5eと外装材２との嵌合部分が破損しにくいものであ
る。
［実施例］ 第１図、第２図には本考案の実施例が示してある。外壁
本体１は間柱３間に断熱材（図示せず）を充填し、外面
側に必要に応じて防水紙10を貼って形成されている。外
装材２は石綿スレート板、硅酸カルシウム板、石膏セメ
ント板等の窯業系板材にて形成されており、外装材２の
上端には雄実７を設けてあり、外装材２の下端には雌実
６を設けてある。固定金具５は縦片5aと横片5bとでＬ字
状に形成されており、横片5bの先端には雄実７に沿う形
状の嵌合部5cを設けてある。この固定金具５の縦片5aと
横片5bとの間の角部には補強部８として角筒部8bを設け
てある。外壁本体１の外面側には通気用の間隔Ｓを隔て
て外装材２が上下に貼り並べられ、上下に隣合う外装材
２は雌実６と雄実７の嵌合で接続される。この上下の外
装材２を接続する部分で外壁本体１の外面側には固定金
具５が配置され、固定金具５の縦片5aを外壁本体１の間
柱３の外面に当接して釘等の固着具11にて固着され、横
片5bの先端の嵌合部5cが雌実６と雄実７との間に嵌合さ
れる。このとき横片5bが従来より長さが長いので外装材
２と外壁本体１との間に通気用の間隔Ｓを保って外装材
２が固定金具５にて支持される。また、角筒部8bにより
横片5bが変形しないように補強される。しかも、角筒部
8bは図１に示すように角筒部8bの背面部が外壁本体１の
前面に当接しており、また、角筒部8bの前面に外装材２
の背面が当接する構成となっており、このため、外装材
２の前方側からの押し力に対して背面部を外壁本体１に
支持した角筒部8bにより外装材２を支持できて、外装材
２を通気用の隙間Ｓを隔てて取り付けたにもかかわら
ず、外装材２の前方側からの押し力が嵌合部5eと外装材
２との嵌合部分に集中してかかることがなく、したがっ
て、嵌合部5eと外装材２との嵌合部分が破損しにくいも
のである。
本体１は間柱３間に断熱材（図示せず）を充填し、外面
側に必要に応じて防水紙10を貼って形成されている。外
装材２は石綿スレート板、硅酸カルシウム板、石膏セメ
ント板等の窯業系板材にて形成されており、外装材２の
上端には雄実７を設けてあり、外装材２の下端には雌実
６を設けてある。固定金具５は縦片5aと横片5bとでＬ字
状に形成されており、横片5bの先端には雄実７に沿う形
状の嵌合部5cを設けてある。この固定金具５の縦片5aと
横片5bとの間の角部には補強部８として角筒部8bを設け
てある。外壁本体１の外面側には通気用の間隔Ｓを隔て
て外装材２が上下に貼り並べられ、上下に隣合う外装材
２は雌実６と雄実７の嵌合で接続される。この上下の外
装材２を接続する部分で外壁本体１の外面側には固定金
具５が配置され、固定金具５の縦片5aを外壁本体１の間
柱３の外面に当接して釘等の固着具11にて固着され、横
片5bの先端の嵌合部5cが雌実６と雄実７との間に嵌合さ
れる。このとき横片5bが従来より長さが長いので外装材
２と外壁本体１との間に通気用の間隔Ｓを保って外装材
２が固定金具５にて支持される。また、角筒部8bにより
横片5bが変形しないように補強される。しかも、角筒部
8bは図１に示すように角筒部8bの背面部が外壁本体１の
前面に当接しており、また、角筒部8bの前面に外装材２
の背面が当接する構成となっており、このため、外装材
２の前方側からの押し力に対して背面部を外壁本体１に
支持した角筒部8bにより外装材２を支持できて、外装材
２を通気用の隙間Ｓを隔てて取り付けたにもかかわら
ず、外装材２の前方側からの押し力が嵌合部5eと外装材
２との嵌合部分に集中してかかることがなく、したがっ
て、嵌合部5eと外装材２との嵌合部分が破損しにくいも
のである。
［考案の効果］ 本考案は叙述の如く外壁本体の外面側に通気用の間隔を
隔てて複数枚の外装材を上下に並べると共に上下に隣合
う外装材を雌実と雄実の嵌合にて接続し、略Ｌ字状の固
定金具の縦片を外壁本体に固着し、固定金具の横片の先
端に設けた嵌合部を上記上下の外装材の雌実と雄実との
間に嵌合しているので、従来のように縦胴縁を設けてな
くても固定金具の横片の長さを長くして外壁本体と外装
材との間に通気用の間隔があくように施工できて従来よ
うに余分な部材を要しないと共に施工を簡単できるもの
であり、しかも固定金具の縦片と横片との間の部分に変
形を防止するための補強部となる角筒部を設け、該角筒
部の背面部を外壁本体の前面に当接し、角筒部の前面に
外装材の背面を当接してあるので、外装材の前方側から
の押し力に対して背面部を外壁本体に支持した角筒部に
より外装材を支持できて、外装材を通気用の隙間を隔て
て取り付けたにもかかわらず、外装材の前方側からの押
し力が嵌合部と外装材との嵌合部分に集中してかかるこ
とがなく、したがって、嵌合部と外装材との嵌合部分が
破損しにくいものである。
隔てて複数枚の外装材を上下に並べると共に上下に隣合
う外装材を雌実と雄実の嵌合にて接続し、略Ｌ字状の固
定金具の縦片を外壁本体に固着し、固定金具の横片の先
端に設けた嵌合部を上記上下の外装材の雌実と雄実との
間に嵌合しているので、従来のように縦胴縁を設けてな
くても固定金具の横片の長さを長くして外壁本体と外装
材との間に通気用の間隔があくように施工できて従来よ
うに余分な部材を要しないと共に施工を簡単できるもの
であり、しかも固定金具の縦片と横片との間の部分に変
形を防止するための補強部となる角筒部を設け、該角筒
部の背面部を外壁本体の前面に当接し、角筒部の前面に
外装材の背面を当接してあるので、外装材の前方側から
の押し力に対して背面部を外壁本体に支持した角筒部に
より外装材を支持できて、外装材を通気用の隙間を隔て
て取り付けたにもかかわらず、外装材の前方側からの押
し力が嵌合部と外装材との嵌合部分に集中してかかるこ
とがなく、したがって、嵌合部と外装材との嵌合部分が
破損しにくいものである。
第１図は本考案の一実施例の断面図、第２図は同上の固
定金具を示す斜視図、第３図は従来例の断面図、第４図
は従来例の斜視図であって、１は外壁本体、２は外装
材、５は固定金具、5aは縦片、5bは横片、5cは嵌合部、
６は雌実、７は雄実、８は補強部である。
定金具を示す斜視図、第３図は従来例の断面図、第４図
は従来例の斜視図であって、１は外壁本体、２は外装
材、５は固定金具、5aは縦片、5bは横片、5cは嵌合部、
６は雌実、７は雄実、８は補強部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 黒岩 保彦 東京都千代田区有楽町１丁目１番２号 旭 化成工業株式会社内 (72)考案者 笹尾 博行 東京都千代田区有楽町１丁目１番２号 旭 化成工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−181848（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−42629（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】外壁本体の外面側に通気用の間隔を隔てて
複数枚の外装材を上下に並べると共に上下に隣合う外装
材を雌実と雄実の嵌合にて接続し、略Ｌ字状の固定金具
の縦片を外壁本体に固着し、固定金具の横片の先端に設
けた嵌合部を上記上下の外装材の雌実と雄実との間に嵌
合し、固定金具の縦片と横片との間の部分に変形を防止
するための補強部となる角筒部を設け、該角筒部の背面
部を外壁本体の前面に当接し、角筒部の前面に外装材の
背面を当接して成る外装材の取り付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989057501U JPH0748848Y2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 外装材の取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989057501U JPH0748848Y2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 外装材の取り付け構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02149037U JPH02149037U (ja) | 1990-12-18 |
| JPH0748848Y2 true JPH0748848Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31582264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989057501U Expired - Lifetime JPH0748848Y2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 外装材の取り付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748848Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2581643Y2 (ja) * | 1992-11-25 | 1998-09-24 | 松下電工株式会社 | 外装材の取り付け構造 |
| JP3944381B2 (ja) * | 2001-11-13 | 2007-07-11 | 有限会社ユース北浦 | 壁用パネル状材の取付金具 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0348367Y2 (ja) * | 1985-09-02 | 1991-10-16 | ||
| JPS63181848A (ja) * | 1987-01-23 | 1988-07-27 | 昭和電工建材株式会社 | 外壁板の留付け工法 |
-
1989
- 1989-05-18 JP JP1989057501U patent/JPH0748848Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02149037U (ja) | 1990-12-18 |
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