JPH0748815Y2 - クリーンルームの天井下地構造 - Google Patents

クリーンルームの天井下地構造

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JPH0748815Y2
JPH0748815Y2 JP2778692U JP2778692U JPH0748815Y2 JP H0748815 Y2 JPH0748815 Y2 JP H0748815Y2 JP 2778692 U JP2778692 U JP 2778692U JP 2778692 U JP2778692 U JP 2778692U JP H0748815 Y2 JPH0748815 Y2 JP H0748815Y2
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良隆 木村
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、天井裏空間が空気流通
路に構成されてなるクリーンルームの天井下地構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記のクリーンルームの天井下地構造と
しては、実公平2−48019号公報に例示され、図4
に示すようなものが知られている。すなわち、躯体の天
井10に植え込みボルト12を介して水平方向へ延びる
チャネル部材14が吊持され、該チャネル部材14の下
側には連結金具16を介して天井パネル18が敷設され
ており、天井パネル18は躯体の天井10から落下する
粉塵が該天井パネル18よりも下側に侵入するのを阻止
している。また、天井パネル18は吊りボルト20を介
して角筒状の複数の主型材22を互いに平行に水平方向
へ延びるように吊持している。そして、主型材22同士
の間には、該主型材22と直交する水平方向へ互いに平
行に延びるように角筒状の複数の副型材24が架設され
ている。
【0003】主型材22と副型材24とは、互いに同じ
高さであって、主型材22及び副型材24の上面には、
方形状の天井板26及びフィルター材28が載置支持さ
れている。
【0004】図5は、主型材22と副型材24との接合
構造を示しており、主型材22の側面部22aには、垂
直部30aと該垂直部30aの下端から副型材24の方
へ突出する水平部30bとからなる断面L字状の連結部
材30が垂直部30aに挿通された締結ボルト32によ
り固定されている。一方、副型材24の上面部24aの
端部は切欠されており、該切欠部に臨む副型材24の上
面部24aには、垂直部34aと、該垂直部34aの上
端から該垂直部34aと直交する一方向へ突出する上側
水平部34bと、垂直部34bの下端から該垂直部34
bと直交する他方向へ突出する下側水平部34cとから
なる当接部材34が上側水平部34bに挿通された締結
ボルト36により固定されている。そして、当接部材3
4の下側水平部34cが連結部材30の水平部30bに
載置され且つこれら当接部材34の下側水平部34cと
連結部材30の水平部30bとが連結ボルト38により
締結されることによって、副型材24の端部は主型材2
2の側面部22aに保持されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構造では、当接部材34の上側水平部34bの上面が
副型材24の上面部24aの下面に当接しているから、
当接部材34と副型材24との間の上下方向の位置関係
は規制されるが、連結部材30は主型材22に、連結部
材30の垂直部30aが主型材22の側面部22aに当
接した状態で固定されているため、連結部材30と主型
材22との間の上下方向の位置関係は規制されていな
い。
【0006】従って、主型材22と副型材24との間の
上下方向の位置関係が正確に決まらないので、取付精度
が悪いと主型材22の下面と副型材24の下面とが面一
にならず、段差が生じることが多い。このため、クリー
ンルームの天井構造の見映えが悪いばかりではなく、主
型材22と副型材24との間の段差部から空気が流通
し、これに伴って塵埃も流通するので、クリーンルーム
清浄度が低下するという問題がある。
【0007】また、クリーンルームの清浄度を向上させ
ようとすると主型材と副型材との間の段差部に充填する
シール材が多量に必要になるという問題及びシール材に
塵埃が付着するという問題がある。
【0008】上記に鑑みて、本考案は、主型材と副型材
とを両者の下面同士が面一になる状態で正確に位置決め
でき、これによりクリーンルームの清浄度を向上させる
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、主型材の側面上部に段状の肩部を形成
し、連結部材の一部を上記肩部に載置した状態で該連結
部材を主型材の側面に固定することにより、主型材と副
型材との上下方向の位置関係を規制するものである。
【0010】具体的に本考案が講じた解決手段は、躯体
の天井から吊持され水平方向へ互いに平行に延びる角筒
状の複数の主型材と、該複数の主型材同士の間に架設さ
れ該複数の主型材と直交する方向へ互いに平行に延びる
角筒状の複数の副型材とからなり、方形状の天井板及び
フィルター材を載置支持するクリーンルームの天井下地
構造を対象とし、板状の垂直部と該垂直部から該垂直部
と直交する一方向へ突出し上記主型材の側面上部の肩部
に係止可能な形状の係止部と上記垂直部から該垂直部と
直交する他方向へ突出する板状の支持部とからなり上記
係止部が上記主型材の肩部に係止された状態で上記垂直
部が上記主型材の側面に固定されている連結部材を備え
ており、上記副型材の端部には上記連結部材の支持部に
当接することにより上記副型材の下面と上記主型材の下
面とを面一にならしめる板状の当接部が設けられてお
り、該当接部は上記連結部材の支持部に当接した状態で
該支持部に固定されている構成とするものである。
【0011】
【作用】上記の構成により、連結部材の垂直部は該連結
部材の係止部が主型材の肩部に係止された状態で主型材
の側面に固定されているため、連結部材と主型材との上
下方向の位置関係は主型材の肩部と連結部材の係止部と
によって規制される。
【0012】また、副型材の端部には連結部材の支持部
に当接することにより副型材の下面と主型材の下面とを
面一にならしめる当接部が設けられ、該当接部は連結部
材の支持部に当接した状態で該支持部に固定されている
ため、副型材と連結部材との間の上下方向の位置関係す
なわち副型材と主型材との間の上下方向の位置関係は副
型材の下面と主型材の下面とが面一になるような状態で
規制されている。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】本考案の一実施例に係るクリーンルームの
天井下地構造の全体構成及び主型材22と副型材24の
構造については、図4に基づいて従来技術の項で説明し
たところと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0015】図1は主型材22と連結部材40との接合
状態を示しており、主型材22の側面部22aの上部に
は段状の肩部22bが形成されている。一方、連結部材
40は、板状の垂直部40aと、垂直部40aの上端か
ら該垂直部40aと直交する一方向つまり主型材22の
方向へ突出し肩部22bの段差寸法と同じ厚さを有する
板状の係止部40bと、垂直部40aの上下方向の略中
央から該垂直部40aと直交する他方向つまり主型材2
2と反対方向へ突出する板状の支持部40cとからな
り、連結部材40の垂直部40aは主型材22の側面部
22aに、連結部材40の係止部40bが主型材22の
肩部22bに係止された状態で、垂直部40aにおける
支持部40cよりも下側部分に挿通された締結ボルト4
2により固定されている。
【0016】従って、主型材22と連結部材40との間
の上下方向の位置関係は、主型材22の肩部22bと該
肩部22bに係止される連結部材40の係止部40bと
の位置関係により決定されるので正確に規制される。
【0017】また、締結ボルト42が垂直部40aにお
ける支持部40cよりも下側の部分に挿通されているた
め該締結ボルト42の螺合作業を行なう際に支持部40
cが邪魔にならないと共に、予め連結部材40の係止部
40bが主型材22の肩部22bに係止されているの
で、連結部材40を主型材22に取り付ける作業が容易
になる。
【0018】さらに、連結部材40の係止部40bの厚
さが主型材20の肩部22bの段差寸法と同じ大きさで
あるから、係止部40bの上面と主型材20の上面とが
面一になるため、主型材20と該主型材20の上に載置
される天井板26及びフィルター材28との間に隙間が
形成されず、清浄度が向上する。
【0019】尚、上記実施例において、主型材20と副
型材24は二重の角筒体にしてあるが、内部隔壁の有無
や形状は本実施例に限定されず、要は主型材20と副型
材24とが互いに同一高さの角筒体であればよい。
【0020】図2は副型材24と、当接部としての当接
部材44との接合状態を示し、図3は連結部材40と当
接部材44との接合状態を示している。当接部材44
は、垂直部44aと、垂直部44aの上端から該垂直部
44aと直交する一方向つまり副型材24の方へ突出す
る板状の上側水平部44bと、垂直部44bの下端から
該垂直部44bと直交する他方向つまり副型材24と反
対方向へ突出する板状の下側水平部44cとからなり、
上側水平部44bの上面が副型材24の上面部24bの
下面に当接し且つ下側水平部44cの上面が連結部材4
0の支持部40cの下面に当接したときに主型材20の
下面と副型材24の下面とが面一になるように形成され
ている。そして、当接部材44は、上側水平部44bの
下面が副型材24の上面部24aの下面に当接した状態
で、上側水平部44bに挿通された締結ボルト46によ
り副型材24の上面部24aに取り付けられている。
【0021】主型材22と副型材24とは、連結部材4
0の支持部40cの下面に当接部材44の下側水平部4
4cの上面が当接した状態で連結部材40の支持部40
cと当接部材44とが締結ボルト48により締結される
ことによって互いに連結されている。このため、主型材
22の下面と副型材24の下面とは面一の状態になって
いる。
【0022】尚、常時実施例では主型材20の肩部22
bに段差を設けたが、段差部を設けない単なる角筒状の
型材でもよく、その場合、天井板26の端部を切欠いた
り、連結部40の係止部40bを薄くしてシール材を充
填する等、天井板26と主型材20の当接部に隙間が生
じない手段を採用すればよい。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るクリ
ーンルームの天井下地構造によると、連結部材の係止部
が主型材の肩部に係止された状態で連結部材の垂直部が
主型材の側面に固定されており、副型材の端部には連結
部材の支持部に当接することにより副型材の下面と主型
材の下面とを面一にならしめる当接部が設けられている
ため、副型材と主型材との間の上下方向の位置関係は副
型材の下面と主型材の下面とが面一になるような状態で
規制されているので、副型材の下面と主型材の下面とは
常に面一になる。
【0024】このため、本考案によると、主型材と副型
材とは両者の下面同士が面一になる状態で正確に位置決
めされるため、主型材の下面と副型材の下面との間に隙
間がほとんどできないので、該隙間を埋めるためのシー
ル材が不要になるか又は極めて少量で済む上に、クリー
ンルームの清浄度が向上すると共にクリーンルームの天
井の見映えが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るクリーンルームの天井
下地構造における主型材と連結部材との接合状態を示す
斜視図である。
【図2】上記クリーンルームの天井下地構造における副
型材と当接部材との接合状態を示す斜視図である。
【図3】上記クリーンルームの天井下地構造における主
型材と副型材との接合状態を示す断面図である。
【図4】従来のクリーンルームの天井構造の全体構成を
示す断面図である。
【図5】従来のクリーンルームの天井構造における主型
材と副型材との接合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 天井 12 植え込みボルト 14 チャンネル部材 16 連結金具 18 天井パネル 20 吊りボルト 22 主型材 22a 側面部 22b 肩部 24 副型材 24a 上面部 26 天井板 28 フィルター材 40 連結部材 40a 垂直部 40b 係止部 40c 支持部 44 当接部材(当接部) 44a 垂直部 44b 上側水平部 44c 下側水平部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 5/55 B

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体の天井から吊持され水平方向へ互い
    に平行に延びる角筒状の複数の主型材と、該複数の主型
    材同士の間に架設され該複数の主型材と直交する方向へ
    互いに平行に延びる角筒状の複数の副型材とからなり、
    方形状の天井板及びフィルター材を載置支持するクリー
    ンルームの天井下地構造であって、 板状の垂直部と該垂直部から該垂直部と直交する一方向
    へ突出し上記主型材の側面上部の肩部に係止可能な形状
    の係止部と上記垂直部から該垂直部と直交する他方向へ
    突出する板状の支持部とからなり、上記係止部が上記主
    型材の肩部に係止された状態で上記垂直部が上記主型材
    の側面に固定されている連結部材を備えており、 上記副型材の端部には、上記連結部材の支持部に当接す
    ることにより上記副型材の下面と上記主型材の下面とを
    面一にならしめる板状の当接部が設けられており、 該当接部は上記連結部材の支持部に当接した状態で該支
    持部に固定されていることを特徴とするクリーンルーム
    の天井下地構造。
JP2778692U 1992-04-28 1992-04-28 クリーンルームの天井下地構造 Expired - Lifetime JPH0748815Y2 (ja)

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