JPH0746576A - 映像信号伝送装置 - Google Patents

映像信号伝送装置

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JPH0746576A
JPH0746576A JP20875993A JP20875993A JPH0746576A JP H0746576 A JPH0746576 A JP H0746576A JP 20875993 A JP20875993 A JP 20875993A JP 20875993 A JP20875993 A JP 20875993A JP H0746576 A JPH0746576 A JP H0746576A
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JP
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sampling
signal
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audio
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JP20875993A
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English (en)
Inventor
Yoichi Fujioka
洋一 藤岡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、例えば複数台の監視カメラを用いた
監視システムに適用する映像信号伝送装置に関し、簡易
な構成で映像信号に加えて音声信号を伝送する。 【構成】本発明は、音声信号SAを所定のタイミングで
サンプリングし、映像信号SVのフロントポーチにこの
サンプリング結果を重畳することにより、映像信号SV
のフロントポーチに音声信号SAを重畳して伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図7) 発明が解決しようとする課題(図8) 課題を解決するための手段(図2、図3、図5及び図
6) 作用(図2、図3、図5及び図6) 実施例 (1)第1の実施例(図1〜図3) (2)第2の実施例(図4〜図6) (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号伝送装置に関
し、例えば複数台の監視カメラを用いた監視システムに
適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、監視システムにおいては、複数台
の監視カメラを順次切り換えて撮像結果をモニタするよ
うになされている。すなわち図7に示すように、この種
の監視システム1においては、空港、工場等の監視用に
適用され、所望の監視位置に監視カメラ2A、2B、2
C、……2Xを配置する。
【0004】さらにこの種の監視システム1は、各監視
カメラ2A、2B、2C、……2Xの撮像結果を同軸ケ
ーブルで中央の監視室に伝送し、この監視室に設けられ
たスイツチヤ3に入力する。これによりこの種の監視シ
ステム1は、このスイツチヤ3を操作して監視カメラ2
A、2B、2C、……2Xの撮像結果を選択し得るよう
になされ、選択した撮像結果をモニタ装置4でモニタし
得るようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の監視
システム1においては、監視対象の映像信号だけでなく
音声信号を同時に伝送することができれば、使い勝手を
一段と向上し得ると考えられる。
【0006】すなわちこの種の監視システム1において
は、撮像結果をモニタしただけでは監視対象の状況を完
全に把握し得ない場合もある。さらにこのように音声信
号を同時に伝送し得るようにできれば、監視室と監視対
象との間で音声信号を相互に送受して必要に応じて会話
し得、また警告も発し得る。
【0007】この場合予め敷設されている映像信号伝送
用の同軸ケーブルを使用して音声信号を同時に伝送する
ことができれば、簡易にこの種の監視システムの使い勝
手を向上することができる。
【0008】この場合例えば図8に示すように、映像信
号及び音声信号を周波数多重化して伝送する方法が考え
られる。すなわち監視システム10においては、マイク
11を介して監視対象の音声信号を得、この音声信号を
変調回路12で変調する。
【0009】さらに監視システム10は、監視カメラ2
Aの映像信号を変調回路13で変調し、変調回路12及
び13の出力信号を加算回路14で加算する。これによ
り監視システム10は、監視カメラ2Aの映像信号とマ
イク11の音声信号とを周波数多重化して監視室に伝送
し、監視室においては、復調回路15及び16でそれぞ
れ映像信号及び音声信号を復調する。
【0010】これにより監視システム10は、この復調
回路15及び16の出力信号をそれぞれモニタ装置4及
びスピーカ17に出力して映像信号及び音声信号をモニ
タすることができ、これにより1本の同軸ケーブルを介
して映像信号及び音声信号を伝送することができる。
【0011】ところがこのように映像信号及び音声信号
を周波数多重化して伝送する場合、従来の監視室に設け
られていたスイツチヤ等の切り換え装置をそのまま使用
し得ない特徴がある。すなわちこの種の監視システムに
適用されるスイツチヤにおいては、ベースバンドの映像
信号を切り換えるように形成されており、このように周
波数多重化した信号については、確実に動作し得ない問
題がある。
【0012】従つて周波数多重化して音声信号及び映像
信号を伝送する場合、結局監視室側の従来設備をそつく
り交換する必要があり、その分簡易に音声信号及び映像
信号を伝送し得ない問題があつた。
【0013】これに対して例えば特公平 4-20556号公報
に開示されているように、バースト信号の信号レベルを
音声信号で振幅変調することにより、映像信号に音声信
号を重畳して伝送する方法も考えられる。ところがこの
方法の場合、白黒の監視カメラを用いたシステムには適
用し得ず、またバースト信号の処理が送信側及び受信側
で煩雑になる問題もある。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で映像信号に加えて音声信号を伝送する
ことができる映像信号伝送装置を提案しようとするもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、順次入力される映像信号SVを所
定の伝送対象24に送出する映像信号伝送装置22Aに
おいて、映像信号SVに同期して映像信号SVの水平走
査周波数で、順次入力される音声信号SAをサンプリン
グし、該サンプリング結果を出力するサンプリング手段
26、27、28と、映像信号SVのフロントポーチに
サンプリング結果を順次重畳して出力する映像信号重畳
手段26とを備え、映像信号重畳手段26から出力され
る映像信号SVを伝送対象24に送出する。
【0016】さらに第2の発明においては、所定の伝送
対象22Aから送出された映像信号SVを受信する映像
信号伝送装置24において、映像信号SVは、順次音声
信号SAをサンプリングし、該サンプリング結果を映像
信号SVのフロントポーチに順次重畳して形成され、映
像信号伝送装置24は、映像信号SVのフロントポーチ
の信号レベルをサンプリングし、該サンプリング結果を
出力するサンプリング手段36、37、38、39と、
サンプリング結果を補間して音声信号SAを復調する補
間手段39、40とを備えるようにする。
【0017】さらに第3の発明においては、送信装置5
3Aから送出された映像信号SVを所定の伝送路を介し
て受信装置54で受信することにより、送信装置53A
から受信装置54に映像信号SVを伝送する映像信号伝
送装置50において、送信装置53Aは、映像信号SV
に同期して映像信号SVの水平走査周波数の1/2のサ
ンプリング周波数で、順次入力される第1の音声信号S
Aをサンプリングし、第1のサンプリング結果を出力す
る第1のサンプリング手段56、57、58と、サンプ
リング周波数で映像信号SVのフロントポーチに第1の
サンプリング結果を順次重畳することにより、映像信号
SVのフロントポーチに間欠的に第1のサンプリング結
果を重畳して受信装置54に送出する映像信号重畳手段
56とを有し、受信装置54は、送信装置53Aから送
出された映像信号SVのフロントポーチの信号レベルを
サンプリング周波数でサンプリングし、第2のサンプリ
ング結果を出力する第2のサンプリング手段66、6
7、68、69と、第2のサンプリング結果を補間して
第1の音声信号SAを復調する補間手段69、70と、
順次入力される第2の音声信号SBを映像信号SVに同
期して映像信号SVの水平走査周波数の1/2のサンプ
リング周波数でサンプリングし、第3のサンプリング結
果を出力する第3のサンプリング手段66、67、86
と、映像信号SVに同期して第2のサンプリング手段6
6、67、68、69と交互に動作し、第1のサンプリ
ング結果が重畳されていない映像信号SVのフロントポ
ーチのタイミングで、第3のサンプリング結果を伝送路
に出力する音声信号出力手段86、87、88とを有
し、送信装置53Aは、映像信号SVに同期して第1の
サンプリング手段56、57、58と交互に動作し、第
1のサンプリング結果が重畳されていない映像信号SV
のフロントポーチのタイミングで、伝送路の信号レベル
をサンプリングし、第4のサンプリング結果を出力する
第4のサンプリング手段57、58、90、91と、第
4のサンプリング結果を補間して第2の音声信号SBを
復調する補間手段91、92とを有する。
【0018】
【作用】順次入力される音声信号SAをサンプリング
し、該サンプリング結果を映像信号SVのフロントポー
チに重畳して出力すれば、簡易な構成で、映像信号SV
及び音声信号SAを同時に伝送することができる。
【0019】すなわち受信側においては、映像信号SV
のフロントポーチの信号レベルをサンプリングし、該サ
ンプリング結果を補間して音声信号SAを復調すること
により、音声信号SAを簡易に分離することができる。
【0020】さらに順次入力される第1の音声信号SA
をサンプリングし、このサンプリング結果を映像信号S
Vのフロントポーチに間欠的に重畳して受信装置54に
送出し、受信装置54でこのフロントポーチの信号レベ
ルをサンプリングし、そのサンプリング結果を補間して
第1の音声信号SAを復調し、これとは逆に受信装置側
で順次入力される第2の音声信号SBをサンプリング
し、このサンプリング結果を第1の音声信号SAが重畳
されていない映像信号SVのフロントポーチのタイミン
グで伝送路に出力し、送信装置53A側で第1の音声信
号SAが重畳されていない映像信号SVのフロントポー
チの信号レベルをサンプリングし、第2の音声信号SB
を復調すれば、交互にフロントポーチを使用して双方向
で音声信号を送受することができる。
【0021】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0022】(1)第1の実施例 図1において、20は全体として監視システムを示し、
各監視カメラ2A、……にそれぞれマイク21A、……
及び音声重畳ユニツト22A、……を追加して監視ユニ
ツト23A、23B、……、23Xを形成する。
【0023】ここで音声重畳ユニツト22A、……は、
それぞれ監視カメラ2A、……から出力される映像信号
SVに、マイク21A、……を介して得られる音声信号
SAを重畳して出力するようになされ、これにより監視
システム20は、従来から敷設されている同軸ケーブル
を介して音声信号SA及び映像信号SVを伝送し得るよ
うになされている。
【0024】これに対して監視室側は、各同軸ケーブル
をスイツチヤ3に接続し、このスイツチヤ3の選択出力
を音声分離ユニツト24に出力する。ここで音声分離ユ
ニツト24は、映像信号に重畳されて伝送された音声信
号をこの映像信号から分離して出力するようになされ、
これにより監視システム20は、この音声分離ユニツト
24の出力信号をモニタ装置4及びスピーカ17に出力
して各監視ユニツト23A、23B、……、23Xの映
像信号SV及び音声信号SAをモニタし得るようになさ
れている。
【0025】ここで監視ユニツト23A、23B、…
…、23Xは、同一構成の音声重畳ユニツト22A、2
2B、……、22Xが配置されるようになされ、図2に
示すように各音声重畳ユニツト22A、22B、……、
22Xは、映像信号SV及び音声信号SAを選択回路2
6に入力する。図3に示すように同期分離回路27は、
この映像信号SV(図3(B))から水平同期信号を分
離して出力し、タイミング発生回路28は、この水平同
期信号を基準にして映像信号SVのフロントポーチで信
号レベルが立ち上がるサンプリング信号SP1(図3
(A))を生成する。
【0026】さらにタイミング発生回路28は、このサ
ンプリング信号SP1の信号レベルが立ち上がるタイミ
ングで選択回路26の接点を映像信号SV側から音声信
号SA側に切り換える。これにより音声重畳ユニツト2
2A、22B、……、22Xは、映像信号SVに同期し
て、映像信号SVの水平走査周波数で順次入力される音
声信号SAをサンプリングし(図3(C))、映像信号
SVのフロントポーチにサンプリング結果を順次重畳す
るようになされている(図3(D))。
【0027】これにより音声重畳ユニツト22A、22
B、……、22Xは、この選択回路26の出力信号SD
1をバツフア回路30、終端抵抗31、コンデンサ32
を介して同軸ケーブルに送出するようになされている。
これにより音声重畳ユニツト22A、22B、……、2
2Xは、映像信号SVのフロントポーチのタイミングで
順次音声信号SAをサンプリングし、そのサンプリング
結果を映像信号SVのフロントポーチに重畳して伝送す
るようになされている。
【0028】従つてこの伝送に供される出力信号SD1
においては、映像信号SVの周波数帯域で音声信号SA
を重畳して伝送し得、これにより監視システム20にお
いては、監視室側の既存のスイツチヤ3を用いて各監視
ユニツト23A、23B、……、23Xから伝送された
信号SD1を選択することができる。従つてその分監視
システム20においては、既存の設備を有効に使用して
映像信号SV及び音声信号SAを伝送することができ
る。
【0029】さらに映像信号SVにおいて、水平走査周
波数は17.75 〔kHz〕に選定されることにより、この実
施例のように音声信号SAをこの水平走査周波数でサン
プリングして映像信号SVに重畳すれば、音声信号SA
に対して周波数17.75 /2〔kHz〕の帯域を割り当てる
ことができる。従つて監視システム20においては、音
声信号SAの音質劣化を有効に回避して映像信号SVと
共に伝送することができる。
【0030】またこの実施例のように映像信号SVのフ
ロントポーチに音声信号SAを重畳すれば、白黒の監視
カメラから出力される映像信号SVについても音声信号
SAを重畳することができる。さらにこのフロントポー
チは、何ら画像情報の伝送に供していないことにより、
映像信号SVの画質劣化をも有効に回避することができ
る。
【0031】さらに音声重畳ユニツト22A〜22Xに
おいては、単に映像信号SVに同期して音声信号SAを
サンプリングし、そのサンプリング結果を映像信号SV
のフロントポーチに重畳するだけの簡易な構成で形成し
得、その分全体の構成を簡略化することができる。また
各監視ユニツトにおいても、従来の監視カメラに音声重
畳ユニツト及びマイクを付加するだけで形成し得、その
分簡易に全体のシステムを形成することができる。
【0032】なおこの実施例の場合、音声重畳ユニツト
22A、22B、……、22Xは、それぞれ所定のAG
C回路を介して音声信号SAを入力するようになされ、
これにより映像信号SVに音声信号SAを重畳した際、
全体の信号レベルが映像信号SVの最大振幅を越えない
ように保持され、これによりスイツチヤ3で出力信号S
D1を切り換える際に障害が発生しないようになされて
いる。
【0033】これに対して音声分離ユニツト24は、コ
ンデンサ33を介してスイツチヤ3の出力信号をバツフ
ア回路35に入力し、このバツフア回路35は入力端を
終端抵抗34で終端するようになされている。同期分離
回路36は、このバツフア回路35の出力信号から水平
同期信号を分離して出力し、タイミング発生回路37
は、この水平同期信号を基準にして伝送された映像信号
のフロントポーチのタイミングで(すなわち音声信号が
重畳されたタイミングで)信号レベルが立ち上がるサン
プリング信号SP2(図3(E))を生成する。
【0034】スイツチ回路38は、サンプリング信号S
P2の信号レベルが立ち上がるタイミングでバツフア回
路35の出力信号を選択的に出力し(図3(F))、こ
れにより映像信号に重畳されて伝送された音声信号をサ
ンプリングする。さらにスイツチ回路38は、ホールド
コンデンサ39にサンプリング結果を出力し、ローパス
フイルタ回路(LPF)40は、このホールドコンデン
サ39の端子電圧を帯域制限して出力する(図3
(G))。
【0035】これにより音声分離ユニツト24は、映像
信号のフロントポーチに重畳されて伝送された音声信号
をサンプリングし、そのサンプリング結果を補間処理し
て元の音声信号SAを復調するようになされ、バツフア
回路41を介してこの復調した音声信号SAをスピーカ
17に出力する。ペデスタルレベル発生回路42は、ペ
デスタルレベルの信号レベルを形成する電源回路で形成
され、選択回路43は、サンプリング信号SP2の信号
レベルが立ち上がるタイミングで、バツフア回路35の
出力信号に代えてこのペデスタルレベル発生回路42の
出力信号を選択出力する(図3(H))。
【0036】これにより選択回路43は、音声信号SA
を重畳した映像信号のフロントポーチを元のペデスタル
レベルに置換するようになされ、バツフア回路44、終
端抵抗45を介してこの置換した映像信号SVをモニタ
装置4に出力する。これにより監視システム20におい
ては、監視室側においても、既存の設備に音声分離ユニ
ツト24を付加するだけで、映像信号に重畳されて伝送
された音声信号を復調することができ、これにより簡易
な構成で音声信号を映像信号を伝送することができる。
【0037】以上の構成によれば、音声信号をサンプリ
ングし、そのサンプリング結果を映像信号のフロントポ
ーチに重畳して伝送することにより、簡易な構成で映像
信号に加えて音声信号を伝送することができる。
【0038】(2)第2の実施例 図4に示すように、この実施例において監視システム5
0は、各監視ユニツト51A、51B、……51Xから
監視室に、音声信号SA及び映像信号SVを伝送し、さ
らに監視室側から所望の監視ユニツト51A、51B、
……51Xに音声信号SBを伝送する。
【0039】すなわち監視システム50は、各監視カメ
ラ2A、……にそれぞれマイク21A、……、スピーカ
52A、……及び音声重畳分離ユニツト53A、……を
追加して監視ユニツト51A、51B、……、51Xを
形成する。ここで音声重畳分離ユニツト53A、……
は、それぞれ監視カメラ2A、……から出力される映像
信号SVにマイク21A、……の音声信号SAを重畳し
て同軸ケーブルに出力する。さらに音声重畳分離ユニツ
ト53A、……は、この同軸ケーブルを介して監視室か
ら出力される音声信号SBを分離し、この分離した音声
信号SBでスピーカ52Aを駆動する。
【0040】これに対して監視室側は、各同軸ケーブル
をスイツチヤ3に入力し、このスイツチヤ3の選択出力
を音声重畳分離ユニツト54に出力する。ここで音声重
畳分離ユニツト54は、映像信号SVに重畳されて伝送
された音声信号SAをこの映像信号SVから分離して出
力するようになされ、これにより監視システム50は、
この音声重畳分離ユニツト54の出力信号をモニタ装置
4及びスピーカ17に出力して各監視ユニツト51A、
51B、……、51Xの映像信号及び音声信号をモニタ
し得るようになされている。
【0041】さらに音声重畳分離ユニツト54は、マイ
ク55を介して得られる音声信号SBをサンプリング
し、そのサンプリング結果を所定のタイミングでスイツ
チヤ3に出力し、これにより監視システム50は、監視
室側の音声信号SBを所望の監視ユニツト51A、51
B、……、51Xに出力し得るようになされている。
【0042】ここで監視ユニツト51A、51B、…
…、51Xは、同一構成の音声重畳分離ユニツト53
A、53B、……、53Xが配置されるようになされ、
図5に示すように各音声重畳分離ユニツト53A、53
B、……、53Xは、映像信号SV及び音声信号SAを
選択回路56に入力する。図6に示すように同期分離回
路57は、この映像信号SVから水平同期信号を分離し
て出力し、タイミング発生回路58は、この水平同期信
号を基準にして映像信号SVのフロントポーチでそれぞ
れ交互に信号レベルが立ち上がるサンプリング信号SP
3及びSP4(図6(D)及び(E))を生成する。
【0043】さらにタイミング発生回路58は、この第
1のサンプリング信号SP3の信号レベルが立ち上がる
タイミングで選択回路56の接点を映像信号SV側から
音声信号SA側に切り換える。これにより音声重畳分離
ユニツト53A、53B、……、53Xは、映像信号S
Vに同期して、順次入力される音声信号SAをフロント
ポーチのタイミングに対して1周期毎にサンプリングし
(図6(B))、このサンプリング結果を映像信号SV
のフロントポーチに重畳するようになされている(図6
(A))。
【0044】これにより音声重畳分離ユニツト53A、
53B、……、53Xは、選択回路56の出力信号SD
2をバツフア回路60、終端抵抗61、コンデンサ62
を介して同軸ケーブルに送出するようになされている。
これにより音声重畳分離ユニツト53A、53B、…
…、53Xは、映像信号SVのフロントポーチのタイミ
ングに対して、1周期毎に音声信号SAをサンプリング
し、そのサンプリング結果を映像信号SVのフロントポ
ーチに重畳して伝送するようになされている。
【0045】すなわち第1の実施例のように映像信号S
Vのフロントポーチに音声信号を重畳して伝送する場
合、音声信号に対して周波数17.75 /2〔kHz〕の帯域
を割り当てることができる。これに対して音声信号SA
は、周波数帯域として3〔kHz〕程度確保すれば充分な
明瞭度を確保し得る特徴がある。
【0046】これによりこの実施例においては、映像信
号SVのフロントポーチのタイミングに対して、1周期
毎に音声信号SAを重畳して伝送するようになされ、こ
れにより音声信号SAに対して周波数17.75 /4〔kH
z〕の帯域を割り当てるようになされている。さらにこ
の実施例においては、このように音声信号SAを重畳し
て余る残りのフロントポーチのタイミングで監視室側か
ら音声信号SBを伝送し、これにより1本の同軸ケーブ
ルを有効に使用して双方向で音声信号を送受する。
【0047】すなわち音声重畳分離ユニツト54は、コ
ンデンサ63を介してスイツチヤ3の出力信号をバツフ
ア回路65に入力する。同期分離回路66は、このバツ
フア回路65の出力信号から水平同期信号を分離して出
力し、タイミング発生回路67は、この水平同期信号を
基準にして伝送された映像信号のフロントポーチのタイ
ミングで(すなわち音声信号が重畳されたタイミング
で)信号レベルが交互に立ち上がるサンプリング信号S
P3及びSP4を生成する。
【0048】なおこの実施例において、タイミング発生
回路58及び67は、水平同期信号に加えて、同期分離
回路57及び66で別途分離した垂直同期信号及びカラ
ーバースト信号を基準にしてサンプリング信号SP3及
びSP4を生成することにより、音声重畳分離ユニツト
53Aのサンプリング信号SP3及びSP4と同期して
音声重畳分離ユニツト54でサンプリング信号SP3及
びSP4を生成し得るようになされている。
【0049】スイツチ回路68は、サンプリング信号S
P3の信号レベルが立ち上がるタイミングでバツフア回
路65の出力信号をホールドコンデンサ69に選択出力
し、ローパスフイルタ回路(LPF)80は、このホー
ルドコンデンサ69の端子電圧を帯域制限して出力す
る。
【0050】これにより音声重畳分離ユニツト54は、
映像信号のフロントポーチに重畳されて伝送された音声
信号SAをサンプリングし、そのサンプリング結果を補
間処理して元の音声信号SAを復調するようになされ、
この復調した音声信号SAをバツフア回路81を介して
スピーカ17に出力する。ペデスタルレベル発生回路8
2は、ペデスタルレベルの信号レベルを形成する電源回
路で形成され、選択回路83は、サンプリング信号SP
3の信号レベルが立ち上がるタイミングで、バツフア回
路65の出力信号に代えてこのペデスタルレベル発生回
路82の出力信号を選択出力する。これにより選択回路
83は、音声信号SAを重畳した映像信号のフロントポ
ーチを元のペデスタルレベルに置換するようになされ、
バツフア回路84、終端抵抗85を介してこの置換した
映像信号SVをモニタ装置4に出力する。
【0051】さらに音声重畳分離ユニツト54は、ペデ
スタルレベル発生回路82の出力信号を選択回路86に
与えると共に、マイク55の音声信号SBを選択回路8
6に与え、この選択回路86の接点をサンプリング信号
SP4を基準にして切り換える。これにより音声重畳分
離ユニツト54は、音声信号SAが重畳されていないフ
ロントポーチのタイミングで音声信号SB(図6
(C))を選択回路86で選択出力し、これ以外の期間
の間、選択回路86の出力信号レベルをペデスタルレベ
ルに保持する。
【0052】これにより音声重畳分離ユニツト54は、
この選択回路86の出力信号をバツフア回路87、終端
抵抗88を介してコンデンサ63に出力し、音声信号S
Aが重畳されていないフロントポーチのタイミングで同
軸ケーブルの端子電圧を音声信号SBの信号レベルに保
持する。これに対して音声信号SBのサンプリング結果
を出力するフロントポーチ以外の期間の間、音声重畳分
離ユニツト54は、等化的にコンデンサ63の端子を終
端抵抗88で終端する。
【0053】従つてスイツチヤ3を介して選択された監
視ユニツトにおいては、音声信号SBのサンプリング結
果を出力するフロントポーチのタイミングで、コンデン
サ62の端子電圧が音声信号SBに追従して変化するの
に対し、残りの期間の間、映像信号SV及び音声信号S
Aを伝送することができる。
【0054】これに対応して音声重畳分離ユニツト53
A〜53Xは、コンデンサ62及び終端抵抗61の接続
中点をバツフア回路89に接続し、このバツフア回路8
9の出力信号をスイツチ回路90に出力する。ここでス
イツチ回路90は、サンプリング信号SP4の信号レベ
ルが立ち上がるタイミングでバツフア回路89の出力信
号をホールドコンデンサ91に選択出力し、ローパスフ
イルタ回路92は、このホールドコンデンサ91の端子
電圧を帯域制限して出力する。
【0055】これにより音声重畳分離ユニツト53A〜
53Xは、映像信号のフロントポーチに1周期毎に重畳
されて伝送された音声信号SBをサンプリングし、その
サンプリング結果を補間処理して元の音声信号SBを復
調するようになされ、この復調した音声信号SBをバツ
フア回路93を介してスピーカ52A、……に出力す
る。
【0056】これにより監視システム50は、監視対象
の音声信号SA及び映像信号SVをモニタして、必要に
応じて警告、問い合わせ等し得、その分使い勝手を向上
することができる。
【0057】図4に示す構成によれば、映像信号のフロ
ントポーチを交互に利用して音声信号を相互に伝送する
ことにより、簡易な構成で映像信号に加えて音声信号を
双方向で伝送することができる。
【0058】(3)他の実施例 なお上述の第2の実施例においては、双方向で音声信号
を送受する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、2チヤンネルの音声信号を監視ユニツト側から送出
するようにしてもよい。
【0059】さらに上述の実施例においては、フロント
ポーチに音声信号を重畳する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、白黒の監視カメラを専用に適用す
る場合、バツクポーチに音声信号を重畳するようにして
もよい。
【0060】さらに上述の実施例においては、例えば複
数台の監視カメラを用いた監視システムに本発明を適用
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要
は帯域が映像信号の帯域に制限された1つの伝送路を用
いて映像信号及び音声信号を伝送する場合に広く適用す
ることができる。
【0061】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、映像信号
のフロントポーチに音声信号を重畳して伝送することに
より、簡易な構成で映像信号と共に音声信号を伝送する
ことができる映像信号伝送装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による監視システムを示すブ
ロツク図である。
【図2】その音声重畳ユニツト及び音声分離ユニツトを
示すブロツク図である。
【図3】その動作の説明に供する信号波形図である。
【図4】その第2の実施例による監視システムを示すブ
ロツク図である。
【図5】その音声重畳分離ユニツトを示すブロツク図で
ある。
【図6】その動作の説明に供する信号波形図である。
【図7】従来の監視システムを示すブロツク図である。
【図8】その音声信号の多重化の説明に供するブロツク
図である。
【符号の説明】
1、10、20、50……監視システム、2A〜2X…
…監視カメラ、3……スイツチヤ、4……モニタ装置、
11、21A、55……マイク、17、52A……スピ
ーカ、23A〜23X、51A〜51X……監視ユニツ
ト、24……音声分離ユニツト、22A〜22X……音
声重畳ユニツト、53、54……音声重畳分離ユニツ
ト。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】さらに監視システム10は、監視カメラ2
Aの映像信号を変調回路13で変調し、変調回路12及
び13の出力信号を加算回路14で加算する。これによ
り監視システム10は、監視カメラ2Aの映像信号とマ
イク11の音声信号とを周波数多重化して監視室に伝送
し、監視室においては、この周波数多重信号を周波数分
離回路Bで分離した後、復調回路15及び16でそれぞ
れ映像信号及び音声信号を復調する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次入力される映像信号を所定の伝送対象
    に送出する映像信号伝送装置において、 上記映像信号に同期して上記映像信号の水平走査周波数
    で、順次入力される音声信号をサンプリングし、該サン
    プリング結果を出力するサンプリング手段と、 上記映像信号のフロントポーチに上記サンプリング結果
    を順次重畳して出力する映像信号重畳手段と を具え、上記映像信号重畳手段から出力される映像信号
    を上記伝送対象に送出することを特徴とする映像信号伝
    送装置。
  2. 【請求項2】所定の伝送対象から送出された映像信号を
    受信する映像信号伝送装置において、 上記映像信号は、 順次音声信号をサンプリングし、該サンプリング結果を
    上記映像信号のフロントポーチに順次重畳して形成さ
    れ、 上記映像信号伝送装置は、 上記映像信号のフロントポーチの信号レベルをサンプリ
    ングし、該サンプリング結果を出力するサンプリング手
    段と、 上記サンプリング結果を補間して上記音声信号を復調す
    る補間手段とを具えることを特徴とする映像信号伝送装
    置。
  3. 【請求項3】送信装置から送出された映像信号を所定の
    伝送路を介して受信装置で受信することにより、上記送
    信装置から上記受信装置に上記映像信号を伝送する映像
    信号伝送装置において、 上記送信装置は、 上記映像信号に同期して上記映像信号の水平走査周波数
    の1/2のサンプリング周波数で、順次入力される第1
    の音声信号をサンプリングし、第1のサンプリング結果
    を出力する第1のサンプリング手段と、 上記サンプリング周波数で上記映像信号のフロントポー
    チに上記第1のサンプリング結果を順次重畳することに
    より、上記映像信号のフロントポーチに間欠的に上記第
    1のサンプリング結果を重畳して上記受信装置に送出す
    る映像信号重畳手段とを有し、 上記受信装置は、 上記送信装置から送出された上記映像信号のフロントポ
    ーチの信号レベルを上記サンプリング周波数でサンプリ
    ングし、第2のサンプリング結果を出力する第2のサン
    プリング手段と、 上記第2のサンプリング結果を補間して上記第1の音声
    信号を復調する補間手段と、 順次入力される第2の音声信号を上記映像信号に同期し
    て上記映像信号の水平走査周波数の1/2のサンプリン
    グ周波数でサンプリングし、第3のサンプリング結果を
    出力する第3のサンプリング手段と、 上記映像信号に同期して上記第2のサンプリング手段と
    交互に動作し、上記第1のサンプリング結果が重畳され
    ていない上記映像信号のフロントポーチのタイミング
    で、上記第3のサンプリング結果を上記伝送路に出力す
    る音声信号出力手段とを有し、 上記送信装置は、 上記映像信号に同期して上記第1のサンプリング手段と
    交互に動作し、上記第1のサンプリング結果が重畳され
    ていない上記映像信号のフロントポーチのタイミング
    で、上記伝送路の信号レベルをサンプリングし、第4の
    サンプリング結果を出力する第4のサンプリング手段
    と、 上記第4のサンプリング結果を補間して上記第2の音声
    信号を復調する補間手段とを有することを特徴とする映
    像信号伝送装置。
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