JP2006333118A - テレビ電話システム - Google Patents

テレビ電話システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006333118A
JP2006333118A JP2005154308A JP2005154308A JP2006333118A JP 2006333118 A JP2006333118 A JP 2006333118A JP 2005154308 A JP2005154308 A JP 2005154308A JP 2005154308 A JP2005154308 A JP 2005154308A JP 2006333118 A JP2006333118 A JP 2006333118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remote control
control signal
data
remote
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005154308A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ishidoshiro
敬 石徹白
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Buffalo Inc
Original Assignee
Buffalo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Buffalo Inc filed Critical Buffalo Inc
Priority to JP2005154308A priority Critical patent/JP2006333118A/ja
Publication of JP2006333118A publication Critical patent/JP2006333118A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 思いのままのカメラ視野を実現することができるテレビ電話システムの提供を課題とする。
【解決手段】 リモコン40にカメラ42とマイク43を備えたことにより、カメラ42とマイク43の可搬性が向上し、ユーザーの思いのままの視野や集音位置を実現することが可能となる。また、FECエンコーダ47を利用して、予め画像データや音声データに誤り訂正用の訂正データを添付しておくことにより、赤外線通信のような一方向性の通信手法によっても確実性の高いテレビ通話を行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、テレビ電話システムに関し、特に通信回線を利用して相互に画像データと音声データを通信可能な複数の制御ユニットと同制御ユニットに対応して備えられるリモコンとからなるテレビ電話システムに関する。
従来、テレビ電話システムとして、受像機の上部にカメラを備え付けたものが知られている(例えば、特許文献1、図1参照)。
かかる構成において、ユーザーが受像機の正面に移動することにより、カメラにてユーザーの顔等を撮像することが可能であった。これにより、ユーザーの表情を認識しながら通話を行うことが可能であった。
特開2001−157183号公報
しかしながら、上述したテレビ電話システムにおいてはカメラが受像機の上部に取り付けられるため、通話中はユーザーが必ず受像機の正面に居なければならず、不便であった。また、例えば会議等で手元の資料を通話相手に見せたい場合には、手元の資料を受像機の上部に備え付けられたカメラの前にかざすためにユーザーが移動しなければならないという課題があった。
本発明は、上述した課題にかんがみてなされたもので、思いのままのカメラ視野を実現することができるテレビ電話システムを提供しようとすることを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1にかかる発明では、通信回線を利用して相互に画像データと音声データを通信し画像/音声再生装置において画像および音声を再生させる複数の制御ユニットと、同制御ユニットに対応して備えられるリモコンとからなるテレビ電話システムにおいて、
上記リモコンは、画像を入力し対応する上記画像データを生成可能なカメラと、音声を入力し対応する上記音声データを生成可能なマイクと、入力操作を受け付け同入力操作に応じた制御信号を生成する操作入力手段と、上記画像データと上記音声データと上記制御信号をリモコン信号に変換する変換手段と、一方向通信によって上記リモコン信号を上記制御ユニットに送信するリモコン送信手段とを具備するとともに、
上記制御ユニットは、上記リモコン信号を受信するリモコン受信手段と、受信された上記リモコン信号から上記画像データと上記音声データと上記制御信号を復元する復元手段を具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項1の発明において、通信回線を利用して相互に画像データと音声データを通信することが可能な複数の制御ユニットが備えられ、各制御ユニットが通信した画像データと音声データに基づいて画像/音声再生装置において画像および音声を再生させることができる。また、各制御ユニットには、対応したリモコンが備えられる。
上記リモコンはカメラを備え、同カメラは画像を入力し、入力した画像に対応する上記画像データを生成することが可能である。また、上記リモコンはマイクを備え、同マイクは音声を入力し、入力した音声に対応する上記音声データを生成することが可能である。さらに、上記リモコンは操作入力手段を備え、同操作入力手段は入力操作を受け付けるとともに、その入力操作に応じた制御信号を生成することが可能である。すなわち、上記リモコンは、画像と音声と入力操作をそれぞれ受け付け、対応したデータを生成することができる。生成された上記画像データと上記音声データと上記制御信号は、上記リモコンが備える変換手段によって所定形式のリモコン信号に変換される。上記リモコンが備えるリモコン送信手段は、一方向通信を利用して上記リモコン信号を上記制御ユニットに送信する。これにより、上記制御ユニットは上記リモコンが受け付けた画像と音声と入力操作に対応した上記リモコン信号を取得することができる。
一方、上記制御ユニットはリモコン受信手段を備え、同リモコン受信手段が上記リモコン信号を受信する。また、上記制御ユニットは復元手段を備え、同復元手段が受信された上記リモコン信号から上記画像データと上記音声データと上記制御信号を復元することができる。すなわち、上記制御ユニットは上記リモコンにて受け付けられた画像と音声と入力操作に対応した上記画像データと上記音声データと上記制御信号を取得することができ、これらを他の上記制御ユニットに送受信したり、上記画像/音声再生装置において再生したりすることができる。これにより、上記リモコンにて入力した画像や音声によるテレビ電話を実現することができる。
上記リモコンは可搬性が良いため、ユーザーが所望する視野となるように上記リモコンを把持して画像を上記カメラにて入力することができる。また、上記リモコンは、上記入力操作を行うためにユーザーの近くに置かれていたりユーザーが把持している可能性が高く、上記カメラにてユーザーの顔等の画像を入力したり上記マイクにてユーザーの話し声を入力するのに都合がよい。上記リモコン送信手段は一方向通信を利用して上記リモコン信号を上記制御ユニットに送信するため、一方向通信として種々の通信形式を採用することができる。
また、請求項2にかかる発明では、上記変換手段は、変換して得られた上記リモコン信号に予め誤り訂正用の訂正データを付加しておくFECエンコーダを具備するとともに、上記復元手段は、上記訂正データに基づいて誤り訂正を行うFECデコーダを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項2の発明において、上記変換手段にFECエンコーダが備えられ、同FECエンコーダによって上記リモコン信号に予め誤り訂正用の訂正データが付加される。一方、上記復元手段には上記FECエンコーダに対応したFECデコーダが備えられ、FECデコーダによって上記訂正データに基づいて誤り訂正を行いつつ、上記復元手段が上記画像データと上記音声データと上記制御信号を復元する。これにより、一方向通信による上記リモコンから上記制御ユニットに対する送信の信頼性を向上させることができる。
さらに、請求項3にかかる発明では、上記リモコン送信手段は、上記制御信号と上記音声データと上記画像データに対応した上記リモコン信号をそれぞれ異なるキャリア周波数に変調する構成としてある。
上記のように構成した請求項3の発明において、上記リモコン送信手段にて上記制御信号と上記音声データと上記画像データに対応した上記リモコン信号を変調する。その際に変調されるキャリア周波数が上記制御信号と上記音声データと上記画像データによってそれぞれ異なるものとされる。
また、請求項4にかかる発明では、上記リモコン信号は赤外線に搬送される構成としてある。
上記のように構成した請求項4の発明において、上記送信手段が採用する上記一方向通信の一例として赤外線通信を挙げることができる。
さらに、請求項5にかかる発明では、上記制御ユニットに対して複数の上記リモコンが備えられるとともに、各リモコンが備える上記リモコン送信手段は上記リモコン信号をそれぞれ周波数が異なる搬送波に搬送させる構成としてある。
上記のように構成した請求項5の発明において、単一の上記制御ユニットに対して複数の上記リモコンを備えるようにすれば、多くの人が通話に参加することができ、テレビ会議等も容易に行うことが可能となる。各リモコンが備える上記リモコン送信手段は上記リモコン信号をそれぞれ周波数が異なる搬送波に搬送させるため、上記リモコン受信手段はいずれの同搬送波の周波数を検知することにより、いずれの上記リモコンから送信された上記リモコン信号であるかを特定することができる。
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、思いのままのカメラ視野を実現することができるテレビ電話システムを提供することができる。
請求項2にかかる発明によれば、確実に画像データ等をリモコン送信することができる。
請求項3にかかる発明によれば、制御信号と画像データと音声データを混同させることなく同時にリモコン送信することができる。
請求項4にかかる発明によれば、簡易かつ安価な通信手法にてリモコン通信を行うことができる。
請求項5にかかる発明によれば、複数のリモコンから送信されるリモコン信号の発信元を識別することができる。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)テレビ電話システムの全体構成:
(2)リモコンの構成および動作:
(3)制御ユニットの構成および動作:
(4)まとめ:
(1)テレビ電話システムの全体構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかるテレビ電話システムの全体構成を示している。同図において、2対の制御ユニット30,30とテレビジョン20,20とが備えられている。テレビジョン20,20は本発明の画像/音声再生装置であり、受信された放送信号に基づいて画面21,21にてテレビ映像を再生することが可能となっている。同様に、テレビジョン20,20は受信された放送信号に基づいてテレビ音声をスピーカー22,22にて出力することが可能となっている。また、テレビジョン20,20は図示しない外部入力端子を有しており、同外部入力端子から入力される映像信号や音声信号に基づいて画面21,21およびスピーカー22,22から映像および音声をそれぞれ出力することが可能となっている。
テレビジョン20,20の外部入力端子にはケーブル50,50を介して制御ユニット30,30の外部出力端子が接続されている。これにより、制御ユニット30,30が出力する映像信号や音声信号に基づいて画面21,21およびスピーカー22,22から映像および音声をそれぞれ出力することができる。制御ユニット30,30はそれぞれインターネット70に接続されており、同インターネット70を経由して制御ユニット30,30が相互に通信を行うことが可能となっている。なお、本実施形態においては制御ユニット30とテレビジョン20とを別装置としたが、制御ユニット30の機能を実現する構成がテレビジョン20に組み込まれていてもよい。
制御ユニット30,30にはリモコン40,40,40,40,40,40がそれぞれ3個ずつ備えられている。制御ユニット30,30は赤外線受信器31,31を備えており、リモコン40,40,40,40,40,40から発せられる赤外線信号を受光することが可能となっている。なお、上述したとおり2対の制御ユニット30,30はインターネット70を経由して接続されているため、遠隔の地に配置しても互いに通信を行うことができる。
(2)リモコンの構成および動作:
図2は、リモコン40の外観を斜めから見て示している。同図において、リモコン40は略長尺板状に形成されており、上面に複数の操作ボタンからなる操作パネル45を備えている。リモコン40は片手で把持可能な大きさに形成されており、片手で持ったときに親指で操作パネル45の各操作ボタンを操作することが可能となっている。操作パネル45には切換スイッチ44が設けられており、同切換スイッチ44を左右にスライドさせることによりA,B,Cチャンネルのいずれかに切り替えることが可能となっている。
リモコン40の長手方向の一端には赤外線発信器41の発光部が備えられており、長手方向外側に向かって赤外線を発光することが可能となっている。また、リモコン40における赤外線発信器41の近くにはカメラ42が備えられている。このカメラ42によって、リモコン40は画像を入力することが可能となっている。リモコン40における赤外線発信器41とは反対側の長手方向の一端の付近には多数の穴が形成されており、これらの穴の内側にはマイク43が埋設されている。従って、リモコン40は穴を通過した音声をマイク43によって入力することが可能となっている。
通常、リモコン40は赤外線発信器41の発光部がテレビジョン20または制御ユニット30に向かうように把持されるため、赤外線発信器41とは反対側の端部付近に埋設されたマイク43はユーザーに近い側に位置することとなる。従って、ユーザーの話し声をマイク43が近い位置で拾うことができる。また、リモコン40はユーザーからやや前方の位置においてユーザーが操作パネル45を視認することができる角度で把持される。従って、図2の断面図において、上面に直交する方向から手前側に向かって傾斜した角度に視野の中心が配向するようにカメラ42を取り付けることにより、カメラ42の視野にユーザーの顔を捉えることが可能となっている。例えば、リモコン40の上面に直交する方向から視野が30〜80°手前側に傾斜するようにカメラ42を取り付けておくことが好ましい。むろん、カメラ42の視野方向を調整することが可能なチルト機構や、カメラ42の視野角を広角とするレンズ等を備えさせるようにすれば、確実にユーザーの顔を視野に捉えることができる。
図3は、リモコン40の内部構成を示している。同図において、リモコン40にはカメラ42とマイク43と操作パネル45とCPU46aとROM46bとRAM46cとFEC(Forward Error Correction)エンコーダ47と変調器48と赤外線送信器41とA/D変換器42a,43aが備えられている。CPU46aはROM46bに記憶された制御プログラムにしたがって各種演算を行い、その際にRAM46cをワークエリアとして利用する。
カメラ42は、例えば30万画素の画素で構成されるCCD素子やCMOS素子を採用することができ、各画素が入力した光量に応じた電荷を生成させ、同電荷を記憶・出力することが可能となっている。そして、順に出力された各画素の電荷はA/D変換器42aにてデジタル信号に変換され、同デジタル信号をCPU46aが取得する。CPU46aは、各画素の光量に応じたデジタル信号に基づいて、各画素についての光量とアドレスとが対応づけられた画像データを生成する。なお、本実施形態においてはカメラ42がRGB要素色ごとに光量を入力しており、各画素の色がRGB要素色の光量の組み合わせにより表現されるカラー画像データが生成される。また、カメラ42が画像入力を連続して行うことにより、時間的に連続する一連の動画画像データを生成することができる。本実施形態においては、カメラ42が画像入力を連続して行う間隔が8fps(flame/second)とされている。
一方、マイク43においても同マイク43が集音した音に対応した音声信号が生成されており、同音声信号がA/D変換器43aにおいてデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された音声信号はCPU46aによって取得される。操作パネル45において各操作ボタンを操作するとそれに応じた電気信号がCPU46aに伝達され、CPU46aにおいて同電気信号に応じた制御信号が生成される。このように、CPU46aにおいては画像データと音声データと制御信号を生成することが可能となっている。
CPU46aは生成した画像データと音声データと制御信号をリモコン信号に変換する。具体的には、図4に示すようなパルス波形で表現されるデジタル信号に変換する。この意味でCPU46aは、本発明の変換手段に相当する。ただし、単位時間あたりに伝送しなければならないデータ量は、画像データと音声データと制御信号のデータ量によって大きく異なるため、各データ量に見合ったクロック周波数のパルス信号が生成される。操作パネル45におけるボタン操作に応じた制御信号はデータ量が最も少ないため、図5に示すように低周波のリモコン信号でも伝送することができる。一方、画像データはデータ量が最も大きいため、図5に示すように高周波のリモコン信号によって伝送しなければならない。すなわち、画像データと音声データと制御信号はそれぞれのデータ量に応じて、異なる周波数のリモコン信号に変換される。
カメラ42とマイク43が同時に画像入力および音声入力を行っているため、画像データと音声データに対応したリモコン信号は同時に生成される。また、カメラ42とマイク43が画像入力および音声入力を行っているときに、操作パネル45の操作が行われる場合もあるため、画像データと音声データと制御信号に対応したリモコン信号が同時に生成されることもある。CPU46aは、これらに対応したリモコン信号を平行して生成する。それぞれ画像データと音声データに対応したリモコン信号については、CPU46aからFECエンコーダ47に受け渡され、同FECエンコーダ47にて送信に適した大きさにパケット化される。各パケットに対してはヘッダやフッタとして付加的なデータを添付する。
付加的なデータとして、各パケットの並び順や送信側の装置識別情報等を格納したデータや誤り訂正用の訂正データが添付される。この誤り訂正用の訂正データのデータ量は、送信経路におけるエラーレートや、送信するデータの冗長度に応じて最低限必要な量が設定される。また、訂正データのデータ量を極力減少させるために、訂正データの形式としてリードソロモン符号やLDPC等の誤り訂正符号が適用される。このように、FECエンコーダ47においては、予めリモコン信号の送信の一部にエラーが発生することを想定し、その想定されるエラー見合った訂正データが本来のリモコン信号が格納されたパケットに付加されている。
以上のようにして訂正データが添付されたパケットはFECエンコーダ47から変調器48に受け渡され、同変調器48にて所定のキャリア周波数に変調される。なお、操作パネル45におけるボタン操作に応じた制御信号はデータ量が極めて少ないとともに、送信エラーが発生する可能性も極めて少ないため、FECエンコーダ47にてパケット化することなくそのまま変調器48に入力される。変調器48には、CPU46aが切換スイッチ44の状態を検出して生成したA,B,Cチャンネルに対応した切換信号が入力されている。そして、変調器48は切換信号に応じて変調後のキャリア周波数を切り換えている。
図6は、変調器48が設定するキャリア周波数を説明している。同図において、切換スイッチ44の状態と、リモコン信号の元となるデータの種類に応じて、キャリア周波数の周波数帯域が切り換えられることが示されている。例えば、切換スイッチ44がAチャンネルに設定されている場合においては、制御信号に対応したリモコン信号はA1[Hz]を中心とした帯域のキャリア周波数に変調され、画像データに対応したリモコン信号はA2[Hz]を中心とした帯域のキャリア周波数に変調され、音声データに対応したリモコン信号はA3[Hz]を中心とした帯域のキャリア周波数に変調される。また、制御信号に対応したリモコン信号については、切換スイッチ44がAチャンネルに設定されている場合ではA1[Hz]を中心とした帯域のキャリア周波数に変調され、切換スイッチ44がBチャンネルに設定されている場合ではB1[Hz]を中心とした帯域のキャリア周波数に変調され、切換スイッチ44がCチャンネルに設定されている場合ではC1[Hz]を中心とした帯域のキャリア周波数に変調される。
各帯域の中心値A1〜A3,B1〜B3,C1〜C3は図6の下段に示すように、赤外線がとり得る周波数においてそれぞれ異なる周波数とされているため、異なるチャンネルに設定されているリモコン40から同一の周波数帯の赤外線信号が発光されることもないし、同一の周波数帯において制御信号と画像データと音声データに対応した赤外線信号が発光されることもない。変調器48にてそれぞれ異なるキャリア周波数に変調された制御信号と画像データと音声データに対応したリモコン信号は重畳され、赤外線送信器41に出力される。そして、赤外線送信器41の発光部から変調されたリモコン信号に対応した赤外線信号が発光される。
なお、リモコン40の操作パネル45を利用してテレビジョン20等の操作が行えるようにしてもよい。この場合、テレビジョン20を操作可能なキャリア周波数帯域を避けるように、各帯域の中心値A1〜A3,B1〜B3,C1〜C3を設定しておけば、テレビジョン20を操作するための信号が制御ユニット30にて誤動作を引き起こすこともないし、制御信号や画像データや音声データに対応するリモコン信号の送信によってテレビジョン20が誤動作を起こすこともない。
(3)制御ユニットの構成および動作:
以上のようにして、リモコン40から発光された赤外線信号は、制御ユニット30の赤外線受信器31の受光部にて受光される。図7は、制御ユニット30の内部構成を示している。同図において、制御ユニット30には赤外線受信器31とFEC(Forward Error Correction)デコーダ33とCPU34aとROM34bとRAM34cと通信インターフェイス(I/F)35と画像出力インターフェイス(I/F)36と音声出力インターフェイス(I/F)37が備えられている。CPU34aはROM34bに記憶された制御プログラムにしたがって各種演算を行い、その際にRAM34cをワークエリアとして利用する。
図8は、制御ユニット30が画像データ等の復元を行う処理の流れを示している。同図において、赤外線受信器31にて赤外線に搬送されたリモコン信号を受光すると、復調器32がリモコン信号のキャリア周波数の解析を行い、周波数帯域ごとに元のリモコン信号を復調する。従って、キャリア周波数が異なる制御信号と画像データと音声データにそれぞれ対応したリモコン信号を個別に復調することができる。同様に、各チャンネルA〜Cに設定された複数のリモコン40,40,40から同時にリモコン信号が発せられた場合も、リモコン40,40,40ごとにリモコン信号を識別しつつ復調することができる。
復調器32が復調を行ったリモコン信号のうち画像データと音声データに相当するデータについてはFECデコーダ33に入力される。なお、リモコン信号のうち画像データと音声データに相当するデータは復調された時点でパケット化された状態となっている。FECデコーダ33では、各パケットのヘッダやフッタを解析し、各パケットを順序どおり結合させることにより、画像データと音声データに対応したリモコン信号を復元する。その際に、エラー検出を行うとともに、検出されたエラーについてはヘッダまたはフッタとして添付された訂正データを復号しつつ同復号された訂正データに基づいてエラー訂正を行う。エラー訂正を含め画像データと音声データに対応したリモコン信号が復元されると、これらのデータはCPU34aに受け渡される。一方、制御信号に対応するリモコン信号についてはリモコン40にてパケット化されていないため、復調された状態でCPU34aに受け渡される。
CPU34aは、入力したリモコン信号を変換することにより、制御信号と画像データと音声データを復元する。この意味でCPU46aは、本発明の復元手段に相当する。復元された制御信号に基づいてCPU34aが各種制御処理を行うことにより、リモコン40の操作に応じた動作を制御ユニット30にて実行させることができる。また、復元された画像データを画像出力I/F36に出力することにより、同画像出力I/F36が同画像データに基づいた画像出力を行うことができる。本実施形態においては、画像出力I/F36が画像データをD/A変換し、テレビジョン20の外部入力端子にコンポジット信号が出力される。同様に、復元された音声データは音声出力I/F37に出力され、同音声出力I/F37を介して、テレビジョン20の外部入力端子に出力される。このようにすることにより、リモコン40にて入力した画像および音声を対面するテレビジョン20にて再生することができ、ユーザーは自己の撮影状態を確認することができる。
復元された制御信号と画像データと音声データは、通信I/F35にも出力され、同通信I/F35において送信先を示すデータが付加されるとともに、通信に適したデータ形式に変換される。本実施形態においては、通信媒体としてインターネットを利用しているため、制御信号と画像データと音声データはインターネットプロトコルに準じたデータ形式に変換される。そして、通信I/F35からインターネットを経由して他の制御ユニット30に送信される。このようにすることにより、他の制御ユニット30に対してリモコン40にて入力した操作指示および画像および音声を伝送することができる。
他の制御ユニット30においても画像出力I/F36や音声出力I/F37を利用して、インターネットを経由して取得した画像データと音声データをテレビジョン20にて再生することができる。これにより、他の制御ユニット30に接続されたテレビジョン20を使用する他のユーザーに対して画像通話を行うことができる。むろん、インターネットプロトコルにおいては双方向同時通信が可能であるため、他の制御ユニット30から画像データと音声データを受信することも可能である。すなわち、各制御ユニット30を使用する複数のユーザー間で相互に画像通話を行うことができる。具体的には、リモコン40から送信された画像はテレビジョン20の画面において小さく表示するとともに、他の制御ユニット30からインターネットを経由して送信された画像はテレビジョン20の画面において大きく表示することにより、テレビ通話を円滑に行うことができる。
さらに、各制御ユニット30に対応して複数のリモコン40を備えておき、リモコン40ごとに異なるチャンネルA,B,Cを切り換えておけば、各リモコン40から送信されたリモコン信号が混同されることはないため、一台の制御ユニット30を利用して同時に複数のユーザーがテレビ電話に参加することができる。従って、多人数が参加するようなテレビ会議も容易に実現することができる。なお、本実施形態においては複数のリモコン40やデータの種類に応じてキャリア周波数を異ならせることにより発信元のリモコン40やデータの種類を混同することを防止したが、搬送波の位相を異ならせることにより混同することを防止してもよい。例えば、QAM変調方式を採用してもよい。搬送波の位相および周波数を組み合わせることにより、多種のリモコン信号を同時に送信することができる。
(4)まとめ:
以上説明したように、本発明においてリモコン40にカメラ42とマイク43を備えたことにより、カメラ42とマイク43の可搬性が向上し、ユーザーの思いのままの視野や集音位置を実現することが可能となる。また、FECエンコーダ47を利用して、予め画像データや音声データに誤り訂正用の訂正データを添付しておくことにより、赤外線通信のような一方向性の通信手法によっても確実性の高いテレビ通話を行うことができる。
本発明の一実施形態にかかるテレビ電話システムの全体構成図である。 リモコンの斜視図である。 リモコンの内部ブロック図である。 リモコンにおけるデータ変換の流れを示すフローチャートである。 周波数帯域の切換を説明した図である。 制御ユニットの内部ブロック図である。 制御ユニットにおけるデータ変換の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
20…テレビジョン
21…画面
22…スピーカー
30…制御ユニット
31…赤外線受信器
32…復調器
33…FECデコーダ
35…通信I/F
36…画像出力I/F
37…音声出力I/F
40…リモコン
41…赤外線送信器
42…カメラ
42a,43a…A/D変換器
43…マイク
44…切換スイッチ
45…操作パネル
47…FECエンコーダ
48…変調器
50…ケーブル
70…インターネット

Claims (5)

  1. 通信回線を利用して相互に画像データと音声データを通信し画像/音声再生装置において画像および音声を再生させる複数の制御ユニットと、同制御ユニットに対応して備えられるリモコンとからなるテレビ電話システムにおいて、
    上記リモコンは、
    画像を入力し対応する上記画像データを生成可能なカメラと、
    音声を入力し対応する上記音声データを生成可能なマイクと、
    入力操作を受け付け同入力操作に応じた制御信号を生成する操作入力手段と、
    上記画像データと上記音声データと上記制御信号をリモコン信号に変換する変換手段と、
    一方向通信によって上記リモコン信号を上記制御ユニットに送信するリモコン送信手段とを具備するとともに、
    上記制御ユニットは、
    上記リモコン信号を受信するリモコン受信手段と、
    受信された上記リモコン信号から上記画像データと上記音声データと上記制御信号を復元する復元手段を具備することを特徴とするテレビ電話システム。
  2. 上記変換手段は、
    変換して得られた上記リモコン信号に予め誤り訂正用の訂正データを付加しておくFECエンコーダを具備するとともに、
    上記復元手段は、
    上記訂正データに基づいて誤り訂正を行うFECデコーダを具備することを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話システム。
  3. 上記リモコン送信手段は、
    上記制御信号と上記音声データと上記画像データに対応した上記リモコン信号をそれぞれ異なるキャリア周波数に変調することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のテレビ電話システム。
  4. 上記リモコン信号は赤外線によって搬送されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のテレビ電話システム。
  5. 上記制御ユニットに対して複数の上記リモコンが備えられるとともに、
    各リモコンが備える上記リモコン送信手段は上記リモコン信号をそれぞれ異なるキャリア周波数に変調することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のテレビ電話システム。
JP2005154308A 2005-05-26 2005-05-26 テレビ電話システム Pending JP2006333118A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005154308A JP2006333118A (ja) 2005-05-26 2005-05-26 テレビ電話システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005154308A JP2006333118A (ja) 2005-05-26 2005-05-26 テレビ電話システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006333118A true JP2006333118A (ja) 2006-12-07

Family

ID=37554325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005154308A Pending JP2006333118A (ja) 2005-05-26 2005-05-26 テレビ電話システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006333118A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011040922A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Smk Corp カメラとマイクを備えたリモコン
CN107690054A (zh) * 2016-08-04 2018-02-13 中国移动通信有限公司研究院 一种视频通话的处理方法及装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011040922A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Smk Corp カメラとマイクを備えたリモコン
CN107690054A (zh) * 2016-08-04 2018-02-13 中国移动通信有限公司研究院 一种视频通话的处理方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2001011881A1 (fr) Videophone
WO2002058390A1 (en) Adaptive display for video conferences
US8749611B2 (en) Video conference system
WO2007140668A1 (fr) procédé et appareil pour réaliser une surveillance à distance dans un système de téléconférence
EP2293559A2 (en) Apparatus, system and method for video call
US7180535B2 (en) Method, hub system and terminal equipment for videoconferencing
JP2008182463A (ja) テレビジョン受信装置
JP2005151450A (ja) 携帯端末、ビデオ電話システム、制御プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体
JP2006333118A (ja) テレビ電話システム
JP2008288962A (ja) テレビジョン受像機
JP5039201B2 (ja) 画像音声通話システム及び受信装置
KR20090028139A (ko) 화상 통화 장치 이용 방법
JP3630948B2 (ja) 携帯用公衆テレビ電話システム
CN114339140A (zh) 一种可交互监控装置、视频传输方法及装置
KR100769672B1 (ko) 화상 통신이 가능한 이동통신단말기
JP2009230318A (ja) テレビインターホン装置
JP2003333673A (ja) 携帯通信端末、遠隔制御方法及び遠隔制御システム
KR20020008858A (ko) 화상전화기 및 그 운용방법
JP2009100378A (ja) テレビ電話機能付き携帯端末、画像転送方法及びプログラム
JP2007006416A (ja) テレビドアホンシステム
JP2002305567A (ja) 携帯端末装置
JP2006121340A (ja) 携帯型テレビ電話機
JPH04207595A (ja) ズームテレビドアホン
JPH06121318A (ja) 撮像監視装置
JP2008034990A (ja) インターホンシステム