JPH08275130A - マルチメディア通信装置 - Google Patents

マルチメディア通信装置

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JPH08275130A
JPH08275130A JP7078680A JP7868095A JPH08275130A JP H08275130 A JPH08275130 A JP H08275130A JP 7078680 A JP7078680 A JP 7078680A JP 7868095 A JP7868095 A JP 7868095A JP H08275130 A JPH08275130 A JP H08275130A
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JP
Japan
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data
signal
video signal
blanking
communication
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JP7078680A
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English (en)
Inventor
Takayuki Komine
孝之 小峰
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Television Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオ信号に重畳するデータ量を増やしてデ
ータ転送能力を大幅に向上できるようにすることを目的
とする。 【構成】 ビデオ信号Sv に重畳する通信データS2、
および上記通信データS2を上記ビデオ信号Sv に重畳
する位置を制御するための重畳位置情報S4を含む制御
データS1を入力するデータ入力手段11と、上記制御
データS1をヘッダー情報として上記通信データS2の
所定位置に付加してデータ信号S3を生成するデータ信
号生成手段12と、上記重畳位置情報S4に従って上記
ビデオ信号Sv の所定位置に上記データ信号S3を重畳
する重畳手段13とを設け、上記データ信号S3を重畳
する位置を外部から任意に制御できるようにして、上記
ビデオ信号Sv の各フィールド画面の垂直期間における
ブランキング期間のみならず、有効画面期間にも上記デ
ータ信号S3を重畳できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチメディア通信装置
に係わり、特に、通信データや制御データをビデオ信号
に重畳して通信を行うマルチメディア通信装置に用いて
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオ信号と、制御データまたは
通信データ等のデータとを同時に送る場合には、以下に
述べるような方法が用いられている。すなわち、例え
ば、複数のケーブルを用意しておき、上記ビデオ信号お
よび制御データ、通信データを上記複数のケーブルを介
して送るようにしていた。具体的な例としては、ビデオ
信号ケーブルと制御信号用のRS232Cケーブルの2
本を、通信を行う端末装置間に接続する必要があった。
【0003】また、ビデオ信号にデータ信号を重畳する
データ重畳装置として一般によく知られている従来方法
には、文字放送に使われているようにビデオ信号の垂直
ブランキング期間内のある特定の水平走査線にデータ信
号を重畳する方法があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のうち、複数のケーブルを使用する方法は、通信を
行う端末装置間に複数のケーブルを配線する工事が大変
であり、また、接続するケーブルも多くなるため結線作
業も大変であった。また、結線された端末装置を移動す
るのが困難となってしまう問題もあった。
【0005】一方、文字放送等のように、ビデオ信号の
垂直ブランキング期間内のある特定の水平走査線にデー
タ信号を重畳する重畳方法の場合は、ビデオ信号を通す
信号線を1本使用するだけでデータ信号も同時に送るこ
とができる。しかし、この場合はビデオ信号を送るのが
主体であるので、データ転送能力は非常に低いものであ
った。
【0006】本発明は上述の問題点にかんがみ、ビデオ
信号に重畳可能なデータ量を増やしてデータ転送能力を
大幅に向上できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチメディア
通信装置は、ビデオ信号に重畳する通信データを入力す
るとともに、上記通信データを上記ビデオ信号に重畳す
る位置を制御するための重畳位置情報を含む制御データ
を入力するデータ入力手段と、上記制御データをヘッダ
ー情報として上記通信データの所定位置に付加してデー
タ信号を生成するデータ信号生成手段と、上記重畳位置
情報に従って上記ビデオ信号の所定位置にデータ信号を
重畳してマルチメディア信号を生成する重畳手段とを具
備している。
【0008】また、本発明の他の特徴とするところは、
上記データ入力手段は、画像通信とデータ通信との優先
度を決定するための優先度決定手段を更に具備し、上記
優先度決定手段に基づいて上記ビデオ信号の有効画面期
間にデータ信号を重畳することを特徴としている。
【0009】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記優先度決定手段は、上記ビデオ信号の動き検出
を行うことにより上記画像通信とデータ通信との優先度
を決定し、動きの少ないフィールド画面にデータ信号を
重畳することを特徴としている。
【0010】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記優先度決定手段は、上記ビデオ信号の輝度検出
を行うことにより上記画像通信とデータ通信との優先度
を決定し、輝度が低いフィールド画面にデータ信号を重
畳することを特徴としている。
【0011】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記制御データは、上記通信データを上記ビデオ信
号に重畳する量を制御するための重畳量情報を含むこと
を特徴としている。
【0012】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記制御データは、上記通信データを上記ビデオ信
号に重畳する位置を制御するための重畳位置情報、およ
び上記通信データを上記ビデオ信号に重畳する量を制御
するための重畳量情報を含むことを特徴としている。
【0013】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、入力されるビデオ信号に重畳されているデータ信号
を分離するための重畳データ分離手段と、上記重畳デー
タ分離手段によって分離されたデータ信号に含まれる制
御データに基づいて、上記データ信号が重畳されていた
期間をブランクにするためのブランキング信号を発生す
るブランキング信号発生手段と、上記ブランキング信号
発生手段によって発生されたブランキング信号により、
上記入力ビデオ信号に対してブランキングをかけるブラ
ンキング手段とを具備している。
【0014】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、入力されるビデオ信号に重畳されているデータ信号
を分離するための重畳データ分離手段と、上記重畳デー
タ分離手段によって分離されたデータ信号に含まれる制
御データに基づいて、上記データ信号が重畳されていた
期間をブランクにするためのブランキング信号を発生す
るブランキング信号発生手段と、上記ブランキング信号
発生手段によって発生されたブランキング信号により、
上記入力ビデオ信号に対してブランキングをかけるブラ
ンキング手段と、上記ブランクにされた期間を補間する
ための補間データとして上記入力ビデオ信号を順次記憶
しておく補間データ記憶手段と、上記補間データ記憶手
段に記憶されている補間データを用いて上記ブランキン
グがかけられた期間を補間する補間手段とを具備してい
る。
【0015】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、入力されたビデオ信号から同期信号を分離する同期
信号分離手段と、上記ビデオ信号にデータ信号を重畳す
る動作の基準となる基準信号を、上記同期信号分離手段
によって分離された同期信号から生成する基準信号発生
手段と、上記ビデオ信号に重畳する通信データを入力す
るとともに、上記通信データを上記ビデオ信号に重畳す
るために用いる制御データを入力するデータ入力手段
と、上記データ入力手段によって入力された通信データ
を一時的に記憶する一時記憶手段と、上記一時記憶手段
に記憶されている通信データを上記基準信号発生手段か
らの基準信号に合わせて読みだすとともに、上記制御デ
ータに含まれる重畳位置情報に従って、上記一時記憶手
段から読みだした通信データの所定位置に上記制御デー
タをヘッダー情報として付加してデータ信号を生成する
データ信号生成手段と、上記重畳位置情報に従って上記
ビデオ信号の所定位置にデータ信号を重畳する重畳手段
とを具備している。
【0016】
【作用】本発明は上記技術手段を有するので、ビデオ信
号にデータ信号を重畳する位置を外部から任意に制御す
ることができるようになり、上記ビデオ信号の各フィー
ルド画面の垂直期間におけるブランキング期間のみなら
ず、有効画面期間の所定位置にデータ信号を重畳するこ
とが可能となる。
【0017】また、本発明の他の特徴によれば、上記有
効画面期間にデータ信号を重畳するに際しては、優先度
決定手段により、画像通信とデータ通信との優先度を決
定してから行うようにしたので、画像データの欠落によ
る画像劣化を最小限に抑えながらビデオ信号に重畳可能
なデータ量を大幅に増加させることができるようにな
る。
【0018】また、本発明のその他の特徴によれば、入
力ビデオ信号から分離された制御データに基づいて、上
記データ信号が重畳されていた期間をブランクにするよ
うにしたので、データ信号を重畳することによる画像劣
化を抑えることができる。
【0019】また、本発明のその他の特徴によれば、上
記ブランクにされた期間を、他のフィールド画面の画像
データを用いて補間するようにしたので、画像劣化を最
小限に抑えながら、重畳可能なデータ量を大幅に増加さ
せることができるようになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明のマルチメディア通信装置の実
施例を図面を参照して説明する。図1は、本実施例のマ
ルチメディア通信装置の概略を示す機能構成図である。
図1に示すように、本実施例のマルチメディア通信装置
は、送信部10および受信部20を有している。
【0021】上記送信部10は、ビデオ信号Sv に制御
データS1および通信データS2を含むデータ信号を重
畳してマルチメディア信号S6を生成するとともに、上
記データ信号を重畳したマルチメディア信号S6を通信
の相手先のマルチメディア通信装置に送信するためもの
であり、データ入力手段11、データ信号生成手段1
2、重畳手段13および優先度決定手段14を有してい
る。
【0022】また、受信部20は、相手先のマルチメデ
ィア通信装置から送られてくるマルチメディア信号S6
に重畳されているデータ信号をビデオ信号Sv から分離
するためのものであり、重畳データ分離手段21、ブラ
ンキング手段22、補間手段23、ブランキング信号発
生手段24および補間データ記憶手段25を有してい
る。
【0023】データ入力手段11は、ビデオ信号Sv
重畳する通信データS2を装置本体内に入力する。ま
た、上記通信データS2を上記ビデオ信号Sv に重畳す
る位置を制御するための重畳位置情報S4を含む制御デ
ータS1を入力するためのものである。また、データ信
号生成手段12は、制御データS1を後述するヘッダー
情報として上記通信データS2の所定位置に付加してデ
ータ信号S3を生成するためのものである。
【0024】優先度決定手段14は、画像通信とデータ
通信との優先度を決定するために設けられているもので
あり、画像通信およびデータ通信の何方を優先するかを
示す優先度決定信号S5を出力する。本実施例において
は、優先度を決定するために、例えば、ビデオ信号Sv
の動き検出を行い、動きの少ないフィールド画面ではデ
ータ通信に優先度を与えてデータ信号S3を重畳するよ
うにしている。これは、動きの少ないフィールド画面
は、その前のフィールド画面で良好に補間することがで
きるので、データ通信に大きな優先度を与えても画像の
劣化を最小限に抑えることができるからである。
【0025】また、上記優先度決定手段14は、優先度
を決定する他の方法として、ビデオ信号Sv の輝度検出
を行い、輝度が低いフィールド画面においては、データ
通信に優先度を与えている。これは、輝度が低いフィー
ルド画面の場合は、画面内容が見難いので、データ通信
を優先したことにより画像が劣化しても、視聴者に違和
感を感じさせることが少ないからである。
【0026】重畳手段13は、データ信号生成手段12
によって生成されたデータ信号S3を、上記重畳位置情
報S4および優先度決定信号S5に従ってビデオ信号S
v の所定位置に重畳してマルチメディア信号S6を生成
するために設けられているものである。
【0027】重畳データ分離手段21は、相手のマルチ
メディア通信装置から入力されるマルチメディア信号S
6に重畳されているデータ信号S3を分離するために設
けられているものである。ブランキング信号発生手段2
4は、重畳データ分離手段21によって分離されたデー
タ信号S3に含まれる制御データS1に基づいて、上記
データ信号S3が重畳されていた期間をブランクにする
ためのブランキング信号Sbを生成するために設けられ
ているものである。
【0028】ブランキング手段22は、ブランキング信
号発生手段24によって発生されたブランキング信号S
bで、ビデオ信号Sv に対してブランキングをかけるた
めに設けられているものである。補間データ記憶手段2
5は、ブランクにされた期間を補間するための補間デー
タとして、入力されるビデオ信号Sv を順次記憶するた
めのものである。
【0029】補間手段23は、ブランキングがかけられ
た期間を、補間データ記憶手段25に記憶されている補
間データを用いて補間して、補間ビデオ信号Sout を出
力するためのものである。
【0030】次に、本発明のマルチメディア通信装置の
具体的な構成例を説明する。図2は第1の実施例を示
し、本発明のマルチメディア通信装置のより具体的な構
成を表すブロック図である。図2において、101は画
像入力を行うためのカメラ部である。このカメラ部10
1は被写体を撮像してビデオ信号を生成するためのビデ
オカメラを有しており、ビデオ信号入力手段として設け
られているものである。
【0031】102は音声を入力するためのマイク、1
03はデータ通信を行うためのパーソナルコンピュータ
(PC)であり、データ入力手段として設けられている
ものである。また、104はビデオ信号を表示するため
のモニタ、105は音声信号を変換して放音するための
スピーカー、106は入力ビデオ信号にデータ信号を重
畳するためのデータ重畳部である。
【0032】107は、ビデオ信号に重畳されたデータ
信号を分離するデータ分離部、108はビデオ信号と音
声信号とを多重して振幅変調するためのRFコンバータ
である。109は、RFコンバータ108で多重される
とともに振幅変調されたRF信号をビデオ信号と音声信
号に復調するチューナーである。
【0033】ところで、図2に示した装置を仮にAV端
末と呼ぶと、図3に示すように或るAV端末201と或
るAV端末202とが接続され、画像信号、音声信号お
よびデータ信号をやり取りするのに使用される。
【0034】以下、上記或るAV端末201と或るAV
端末202との通信動作を順を追って説明する。先ず、
ビデオカメラ部101で撮像されたビデオ信号と、通信
を行うためにパーソナルコンピュータ103から出力さ
れるデータ信号とがデータ重畳部106に入力される。
【0035】データ重畳部106は、図4のブロック図
に示すように構成されている。図4において、301は
入力されたビデオ信号から同期信号を分離するための同
期分離回路であり、同期信号分離手段として設けられて
いるものである。
【0036】302は分離された同期信号からデータを
ビデオ信号に重畳するための基準とするクロックを発生
する基準クロック発生器であり、基準信号発生手段とし
て設けられているものである。また、304はデータバ
ッファーであり、外部から入力されたデータ信号を一時
記憶する一時記憶手段として設けられているものであ
る。
【0037】305はデータパケットを生成するための
データパケット生成部であり、データ信号生成手段とし
て設けられているものである。306は加算器、307
はスイッチであり、上記データパケット生成部305で
生成されたデータ信号と入力ビデオ信号とを重畳するた
めの重畳手段として設けられているものである。
【0038】このように構成された本実施例のデータ重
畳部106においては、ビデオカメラ部101からビデ
オ信号が入力されると、ビデオ信号に重畳されている同
期信号が同期分離回路301で分離される。そして、こ
の分離された同期信号が基準クロック発生器302に与
えられ、種々のデータをビデオ信号に重畳するための基
準クロックが基準クロック発生器302で作られる。
【0039】本実施例のデータパケット生成部305
は、パーソナルコンピュータ103から制御が可能であ
り、データパケット生成部305に対してビデオ信号の
1垂直走査期間のうちのどこにデータ信号を重畳するか
を指示することができる。
【0040】つまり、画像と通信データの優先度に応じ
て、例えば、画像の優先度が高ければ通信データを画像
のブランキング期間(非有効画面)にだけ重畳するよう
に指示する。また、通信データの優先度が高ければ画像
の有効画面期間も使用してデータを送るようにする指示
を行う。
【0041】すなわち、ビデオ信号における1垂直期間
のどの位置に、いくつの水平走査期間を使用してデータ
通信するかを設定できるようにしている。データパケッ
ト生成部305では、パーソナルコンピュータ103か
ら設定された1垂直期間のどの位置にいくつの水平走査
期間を使用してデータ通信を行うようにするのか、ヘッ
ダー情報とデータバッファー304から読み込んだ通信
データとをパケット化してデータ信号を作成するように
している。
【0042】そして、このデータ信号を加算器306に
与え、上記加算器306において同期分離回路301で
分離した同期信号を付加する。そして、スイッチ307
において、データ信号を乗せる時にはビデオカメラから
のビデオ信号とデータ信号とを切り換え、ビデオ信号に
データ信号を重畳したマルチメディア信号を出力するよ
うにしている。このようにして生成されるマルチメディ
ア信号の一例を、図6に示す。
【0043】データ重畳部106でデータ信号が重畳さ
れたマルチメディア信号は、マイク102からの音声信
号とともにRFコンバータ108で振幅変調され、RF
信号として出力される。
【0044】AV端末間同士で行われるRF信号の送信
および受信の様子を図3で説明すると、AV端末201
からのRF信号はAV端末202に送られ、AV端末2
02からのRF信号はAV端末201に送られる。
【0045】図2に示すように、AV端末に入力された
RF信号は、チューナー109で復調され、ベースバン
ドのマルチメディア信号と音声信号に復調される。これ
らの信号の内、音声信号はスピーカー105に送られ、
マルチメディア信号はデータ分離部107に送られる。
【0046】図5は、データ分離部107を更に詳しく
説明するためのブロック図である。図5において、40
1はデータ分離部であり、402はデータ分離部401
で分離されたデータ信号を一時的に貯えるバッファーで
ある。
【0047】403は、データ分離部401で分離され
たデータ信号に含まれる制御データに基づいてブランキ
ング信号を発生するブランキング信号発生部、404は
ブランキング信号発生器403から供給されるブランキ
ング信号で、入力マルチメディア信号に対してブランキ
ングをかけるブランキング回路である。
【0048】データ分離部401は、ヘッダー情報と実
際の通信データとを分離するとともに、上記分離したヘ
ッダー情報を解釈してデータ信号が重畳されていたライ
ンをブランキングするための制御信号をブランキング信
号発生部403に供給するとともに、通信データをデー
タバッファー402に一時記憶しておく。そして、上記
一時記憶しておいた通信データを、ヘッダー情報にある
実際のデータレートに合わせてデータバッファー402
から出力させるように動作する。
【0049】本実施例のマルチメディア通信装置は上述
したように構成したので、データ信号をビデオ信号に重
畳する場所を任意に変えることができる。このため、例
えば、常に画面の上半分を使用してデータ信号とビデオ
信号とを重畳するようにすることもできる。
【0050】また、データ信号をフィールド単位で重畳
することもできるので、例えば偶数フィールドではビデ
オ信号を送り、奇数フィールドではデータ信号を送るこ
とも可能となる。この場合、受信側のマルチメディア通
信装置に補間データ記憶手段としてフィールドメモリ4
05を設けるとともに、補間手段406を設けるように
する。
【0051】そして、受信したマルチメディア信号を上
記補間手段406でフィールド単位で補間するようにす
れば、データ信号を高速でを送ることができるととも
に、データ信号を大量に送ることに伴う画像低下を最小
限に抑えることができる。
【0052】次に、本発明のマルチメディア通信装置の
第2の実施例を説明する。図7は、マルチメディア通信
装置にビデオ信号Sv を入力するシステムの一例を示す
ブロック図である。図7において、601、602、6
03、604は監視システムのカメラ部である。各カメ
ラ部601〜604は、外部同期機能を持ったカメラ6
1、カメラ61の撮像方向を制御する雲台62、外部同
期信号と雲台62の制御情報とを分離するデータ分離部
63(図2のデータ分離部107と同じ構成)とからな
っている。
【0053】605は、各カメラ部601〜604にそ
れぞれ設けられているカメラ61から出力されるビデオ
信号を切り替えるビデオスイッチャー、606はビデオ
スイッチャー605で切り替えたビデオ信号を表示する
モニタ、607は雲台62を操作するための操作部であ
る。
【0054】また、608はカメラの外部同期用の同期
信号発生器、609は操作部607から出力される操作
情報を同期信号発生器608から出力される同期信号に
重畳するためのデータ重畳部(図2のデータ重畳部10
6と同じ構成)である。
【0055】操作部607から出力される雲台制御情報
は、データ重畳部609で同期信号発生器609から出
力される同期信号に重畳され、各雲台付き監視カメラ6
01〜604に送られる。
【0056】各雲台付き監視カメラ601〜604内の
データ分離部63では、外部同期をとるための同期信号
と雲台制御情報とが分離され、ビデオカメラ61と雲台
62にそれぞれ送られる。ビデオカメラ61は与えられ
た同期信号に同期してビデオ信号を出力する。また、雲
台62はデータ分離部63から出力される雲台制御情報
でパン、チルト等の動作を制御する。
【0057】上述の説明から明らかなように、本実施例
で示した監視システムは従来からある監視システム等で
既に配線されている信号線を使用して、監視カメラ61
に付けられた雲台62の制御を行うことができる。
【0058】
【発明の効果】本発明は上述したように、ビデオ信号に
データ信号を重畳する位置を外部から任意に制御するこ
とにより、上記ビデオ信号の各フィールド画面の垂直期
間におけるブランキング期間のみならず、有効画面期間
の所定位置にデータ信号を重畳することができるように
なり、これにより、ビデオ信号に重畳可能なデータ量を
大幅に増加させることができる。
【0059】また、本発明の他の特徴によれば、上記有
効画面期間にデータ信号を重畳するに際しては、優先度
決定手段によって画像通信とデータ通信との優先度を決
定してから行うので、画像データの欠落による画像劣化
を最小限に抑えながら重畳可能なデータ量を大幅に増加
させることができるようになり、データ転送能力を大幅
に向上させること、およびデータ転送能力の向上により
画像品質が低下するのを防止することの両方を良好に実
現することができる。
【0060】また、本発明のその他の特徴によれば、ブ
ランクにされた期間を、他のフィールド画面の画像デー
タを用いて補間するようにしたので、画像劣化を最小限
に抑えながら、重畳可能なデータ量を大幅に増加させる
ことができるようになり、画像品質をほとんど低下させ
ることなくデータ転送能力を大幅に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチメディア通信装置の概略構成を
示すクレーム対応図である。
【図2】本発明のマルチメディア通信装置の具体的な構
成を説明する第1の実施例を示す構成図である。
【図3】AV端末間同士で行われるRF信号の送受信の
様子を示す図である。
【図4】データ重畳部の詳細な構成を示すブロック図で
ある。
【図5】データ分離部の構成を詳しく説明するためのブ
ロック図である。
【図6】データ信号の一例を示す図である。
【図7】第2の実施例における監視システムの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】 10 送信部 11 データ入力手段 12 データ信号生成手段 13 重畳手段 14 優先度決定手段 20 受信部 21 重畳データ分離手段 22 ブランキング手段 23 補間手段 24 ブランキング信号発生手段 25 補間データ記憶手段 S1 制御データ S2 通信データ S3 データ信号 S4 重畳位置情報 S5 優先度決定信号 S6 マルチメディア信号 Sout 補間ビデオ信号 Sb ブランキング信号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号に重畳する通信データを入力
    するとともに、上記通信データを上記ビデオ信号に重畳
    する位置を制御するための重畳位置情報を含む制御デー
    タを入力するデータ入力手段と、 上記制御データをヘッダー情報として上記通信データの
    所定位置に付加してデータ信号を生成するデータ信号生
    成手段と、 上記重畳位置情報に従って上記ビデオ信号の所定位置に
    上記データ信号を重畳してマルチメディア信号を生成す
    る重畳手段とを具備することを特徴とするマルチメディ
    ア通信装置。
  2. 【請求項2】 上記データ入力手段は、画像通信とデー
    タ通信との優先度を決定するための優先度決定手段を更
    に具備し、上記優先度決定手段に基づいて上記ビデオ信
    号の有効画面期間にデータ信号を重畳することを特徴と
    する請求項1に記載のマルチメディア通信装置。
  3. 【請求項3】 上記優先度決定手段は、上記ビデオ信号
    の動き検出を行うことにより上記画像通信とデータ通信
    との優先度を決定し、動きが少ないフィールド画面にデ
    ータ信号を重畳することを特徴とする請求項1または2
    のいずれか1項に記載のマルチメディア通信装置。
  4. 【請求項4】 上記優先度決定手段は、上記ビデオ信号
    の輝度検出を行うことにより上記画像通信とデータ通信
    との優先度を決定し、輝度が低いフィールド画面にデー
    タ信号を重畳することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のマルチメディア通信装置。
  5. 【請求項5】 上記制御データは、上記通信データを上
    記ビデオ信号に重畳する量を制御するための重畳量情報
    を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載のマルチメディア通信装置。
  6. 【請求項6】 上記制御データは、上記重畳位置情報お
    よび上記重畳量情報の両方を含むことを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載のマルチメディア通信装
    置。
  7. 【請求項7】 入力されるビデオ信号に重畳されている
    データ信号を分離するための重畳データ分離手段と、 上記重畳データ分離手段によって分離されたデータ信号
    に含まれる制御データに基づいて、上記データ信号が重
    畳されていた期間をブランクにするためのブランキング
    信号を発生するブランキング信号発生手段と、 上記ブランキング信号発生手段によって発生されたブラ
    ンキング信号により、上記入力ビデオ信号に対してブラ
    ンキングをかけるブランキング手段とを具備することを
    特徴とするマルチメディア通信装置。
  8. 【請求項8】 入力されるビデオ信号に重畳されている
    データ信号を分離するための重畳データ分離手段と、 上記重畳データ分離手段によって分離されたデータ信号
    に含まれる制御データに基づいて、上記データ信号が重
    畳されていた期間をブランクにするためのブランキング
    信号を発生するブランキング信号発生手段と、 上記ブランキング信号発生手段によって発生されたブラ
    ンキング信号により、上記入力ビデオ信号に対してブラ
    ンキングをかけるブランキング手段と、 上記ブランクにされた期間を補間するための補間データ
    として上記入力ビデオ信号を順次記憶しておく補間デー
    タ記憶手段と、 上記補間データ記憶手段に記憶されている補間データを
    用いて上記ブランキングがかけられた期間を補間する補
    間手段とを具備することを特徴とするマルチメディア通
    信装置。
  9. 【請求項9】 入力されたビデオ信号から同期信号を分
    離する同期信号分離手段と、 上記同期信号分離手段によって分離された同期信号か
    ら、上記ビデオ信号にデータ信号を重畳する動作の基準
    となる基準信号を生成する基準信号発生手段と、 上記ビデオ信号に重畳する通信データを入力するととも
    に、上記通信データを上記ビデオ信号に重畳する位置を
    制御するための重畳位置情報を含む制御データを入力す
    るデータ入力手段と、 上記データ入力手段によって入力された通信データを一
    時的に記憶する一時記憶手段と、 上記一時記憶手段に記憶されている通信データを上記基
    準信号発生手段からの基準信号に合わせて読みだすとと
    もに、上記重畳位置情報に従って、上記一時記憶手段か
    ら読みだした通信データに上記制御データをヘッダー情
    報として付加してデータ信号を生成するデータ信号生成
    手段と、 上記重畳位置情報に従って上記ビデオ信号の所定位置に
    データ信号を重畳する重畳手段とを具備することを特徴
    とするマルチメディア通信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11122203A (ja) * 1997-10-09 1999-04-30 Video Research:Kk 放送確認システム、及びこのシステムに使用される映像素材制作装置及び放送確認装置
JP2004297141A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> データ放送における視聴履歴取得システム、送信装置、及び受信装置
CN111147770A (zh) * 2019-12-18 2020-05-12 广州市保伦电子有限公司 一种多路视频窗口叠加显示方法、电子设备及存储介质

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