JP4046137B2 - 送信装置及び受信装置 - Google Patents
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Description
図7は、上記のような赤外線信号による映像/音声信号の伝送を実現するための一般的な送信装置及び受信装置の構成例を示すブロック図である。
また、AV入力端子TINに供給された音声信号は音声信号変調回路103に供給されて、ここで、所定の副搬送波周波数(映像信号系とは異なる副搬送波周波数が設定される)に対する変調を施すことにより、変調音声信号としてバンドパスフィルタ104に供給される。バンドパスフィルタ104では変調音声信号について、上記音声信号系の副搬送波周波数に対応した周波数帯域を有するように濾波を行い、多重回路105に供給する。
送信回路106は赤外発光LEDを備えて構成されており、入力された映像/音声の多重変調信号について輝度変調(赤外線伝送では赤外線波長の周波数自体を主搬送波として見做す)を施して、赤外発光LEDから赤外線による光信号として送信出力する。
送信装置100から送信された赤外線信号(映像/音声)は、この受信装置200の受信部201に備えられた受光素子により受光されて電気信号に変換される。
受信部201で受信された受信信号は、バンドパスフィルタ202及び205に分岐して供給される。バンドパスフィルタ202は、例えば送信装置100のバンドパスフィルタ102に対応する通過帯域特性を有しており、これにより、バンドパスフィルタ202を通過した信号としては、変調映像信号成分が抽出される。また、バンドパスフィルタ205は送信装置100のバンドパスフィルタ102に対応する通過帯域特性を有しているものとされて、バンドパスフィルタ205からは、変調音声信号成分が抽出されることになる。
このようにして、図7(a)(b)に示すような赤外線送信装置及び赤外線受信装置を備えることにより、例えばAV機器等の映像/音声ソースをワイヤレスにより伝送して、モニタ装置等に表示・出力させることが可能となる。
また、ユーザの使い勝手を考えた場合には、赤外線送信装置及び受信装置を備えたAVシステムにおいても、複数の映像/音声ソースの入力の切換えに際して、例えば受信側若しくはモニタ装置等に於いて入力ソースの切換え状態を示す表示等が行われることが好ましい。
そして、上記選択手段により選択された信号源を示す内容の情報信号を入力源の信号と共に送信させるための情報信号付加手段を設けることした。
本発明の送信装置は、複数の映像/音声信号源からの信号を入力する入力手段と、前記入力手段に入力された前記複数の映像/音声信号源のなかから1つの映像/音声信号源を選択し、該選択された映像/音声信号源からの映像/音声信号と前記映像/音声信号源を示す内容の情報信号とを出力する選択手段と、前記選択手段から出力された前記映像/音声信号に前記情報信号を重畳する情報信号重畳手段と、前記情報信号が重畳された映像/音声信号を変調し赤外線信号として送信する送信手段とを有する。
また、本発明の受信装置は、映像/音声信号源を示す内容の情報信号が重畳された前記映像/音声信号源からの映像/音声信号を変調した赤外線信号を受信し、受信した前記赤外線信号を復調して前記情報信号が重畳された映像/音声信号として出力する受信手段と、前記受信手段より出力された前記映像/音声信号を映像/音声出力処理を行い映像/音声出力端子に出力する映像/音声出力手段と、前記映像/音声信号から前記情報信号を抽出し、情報信号表示手段に出力する情報信号抽出手段と、表示手段を有し、前記映像/音声出力手段は前記受信手段より出力された前記映像/音声信号を映像/音声出力処理を行い前記表示手段に出力し、前記情報信号抽出手段は前記映像/音声信号から前記情報信号を抽出し前記表示手段に出力する。
そして、例えば本発明に基づく赤外線伝送システムをAVシステムに利用した場合には、送信装置に接続された複数のAV機器から所望のAV機器を選択してその映像/音声信号をワイヤレスにより送信し、受信装置により受信した映像/音声信号に基づいてモニタ装置に表示出力及び音声出力させるといったAVシステムを構築することが可能となる。
このようなAVシステムでは、モニタ装置と送信装置間のケーブルが不要となり、また、モニタ装置にAV機器を接続するためのケーブルも不要となるため、ユーザのAVシステムの使用形態によっては、例えば室内の美観等を損なわないために非常に快適なAV環境が得られる。
この図に示す本実施の形態としての送信装置(1、1A、1B)には、実際には所定数のn対の映像/音声入力端子(AV入力端子)が設けられており、図のように最大n台のAV機器K1 K2 ・・・Kn を接続することができる。なお、ここで接続可能なAV機器としては、映像信号と音声信号の少なくとも何れかが出力可能な機器であればよく、例えばVTR(カムコーダを含む)やビデオディスクプレーヤをはじめ、ゲーム機等の接続も当然考えられる。
送信装置(1、1A、1B)では、例えば、図示しないがこれらn対のAV入力端子について選択を行うことのできる切換え操作部が設けられており、ユーザの操作によって所望のAV入力端子を選択することができる。そして、送信装置(1、1A、1B)からは、選択されたAV入力端子に接続されているAV機器の映像/音声信号を赤外線により送信出力する。
また、本実施の形態の受信装置20としては、後述するように、送信装置側のAV入力端子の切換え状態を示す表示回路31が設けられる。更に、本実施の形態として受信装置20をモニタ装置50に内蔵した受信装置内蔵モニタ50A、50Bとされる場合もあるが、これらの実施形態については以降において順次説明を行っていく。
ところで、近年においては例えば壁掛型としても利用可能な程度の奥行を求めて、薄型のモニタ装置やテレビジョン受像機が開発、提案されてきている。そして、このような薄型のモニタ装置やテレビジョン受像機が普及したような状況を考えると、これまでの既存のAVシステムのように、モニタ装置に多くのAV機器のケーブルを接続するというシステムの構成はかえって不合理なものとなる。 つまり、薄型のモニタ装置を壁に掛けるような形態で使用していた場合に、複数のAV機器のケーブルをモニタに接続しようとすると、必然的に壁に多くのケーブルがぶら下がって見えるような状態となり、室内環境の美観を損なうことになる。
そこで、本実施の形態の送信装置及び受信装置を備えたAVシステムを利用すれば、モニタ装置に対してAV機器のケーブルを接続する必要はなくなり、モニタ装置が薄型とされたこととも併せて、すっきりした室内環境を得ることができる。
なお、これまでの既存のAVシステムに本実施の形態の送信装置及び受信装置を備えたAVシステムを利用することも当然可能であり、この場合にも、例えばモニタ装置の背面の煩雑な接続を行う必要はなくなると共に、送信装置(1、1A、1B)と受信装置20の位置関係を良好に確保しておけば、モニタ装置と各種AV機器の設置位置も従来と比較して自由度の高いものとなる。
特に、ゲーム機等の使用に際しては、これまでのようにモニタ装置とユーザ自身の近傍に置かれるゲーム機間にケーブルをはわせる必要がなくなって、室内環境も快適になると共にゲーム機の設置位置の自由度もこれまで以上に高くなる。
この図1に示す送信装置1においては、予め設定された所定数のn個のAV入力端子T1 〜Tn が設けられる。各AV入力端子は、1対の映像信号入力端子と音声信号入力端子を備えているものとされる。なお、音声信号入力端子は実際にはL,Rチャンネルのステレオ音声を入力可能な構成とされているが、説明の便宜上、音声信号系についてはL,Rチャンネルの2系統を1系統にまとめて示している。
これらAV入力端子T1 〜Tn を備えることで、本実施の形態の送信装置1は、図のように信号源として、AV機器K1 〜Kn までの最大n台の機器の映像/音声信号をケーブルにより接続することができる。
情報信号生成回路10には、切換回路2より選択信号S1 が入力される。選択信号S1 は、切換回路2において現在AV入力端子T1 〜Tn のうち、何れのAV入力端子を選択しているかを示す信号である。情報信号生成回路10では入力された選択信号S1 について、例えば後述するように映像信号に重畳するのに適合する切換情報信号S2 に変換して合成器12に供給する。
この情報信号生成回路10からの切換情報信号S2 の出力タイミングは、タイミング発生回路11により決定され、本実施の形態では結果的に、切換情報信号S2 を映像信号の垂直帰線期間内の所定の水平ラインに対して挿入するように構成される。
情報信号生成回路10では、上記信号出力指示信号に応じて切換情報信号S2 を合成器12に出力する。これにより、切換回路2から出力された映像信号の垂直帰線期間内の所定の水平ラインに対して、切換情報信号S2 が重畳されることになる。
送信装置1Aから送信された赤外線信号は、この図に示す受信装置20の受信部21に備えられた受光素子により受光されて電気信号に変換される。受信部21で受信された信号には変調映像信号成分と変調音声信号成分が多重化されていると共に、映像信号成分に対しては切換情報信号S2 が重畳されている。
映像出力回路24に入力された復調映像信号は、ここで増幅等の所要の映像出力に関する処理が施されてAV出力端子28に供給される。情報信号抽出回路29に供給された映像信号については後述する。
抽出された切換情報信号S2 は、情報信号復調回路30に供給され、ここで所要の復調処理が施されると共に、その信号が示す内容(即ち、送信装置1Aにおいて現在どのAV入力端子が選択されているか)について解析が行われる。そして、情報信号復調回路30は上記解析結果に基づいて表示回路31の表示制御を行う。これにより、例えば表示回路31では、送信装置1Aにおいて現在どのAV入力端子が選択されているかを示す表示が行われる。なお、その表示形態としては、例えばLED、液晶表示などによるものなど各種考えられるため、ここでは特に限定しない。
情報信号変調回路12では、例えば、映像信号変調回路3及び音声信号変調回路5にて用いられる副搬送波周波数以外の所定の副搬送波周波数が設定されて、選択信号S1 により変調される。選択信号S1 による変調信号はバンドパスフィルタ13を通過することによって、赤外線伝送される映像信号及び音声信号とは異なる伝送帯域を有する切換情報信号S3 とされて、多重回路7に供給される。
これら受信信号は、バンドパスフィルタ22、25、42に分して供給されることにより、バンドパスフィルタ22の通過信号としては変調映像信号成分が得られ、バンドパスフィルタ25からは変調音声信号成分が得られ、バンドパスフィルタ42からは情報信号による変調信号成分が得られることになる。バンドパスフィルタ42の通過帯域特性としては、例えば図4のバンドパスフィルタ13の通過帯域特性に対応する。
つまり切換回路40は、モニタ装置内蔵の受信装置により受信して得られる映像/音声ソースの信号系と、モニタ装置本体に備えられたAV入力端子より供給される映像/音声ソースの信号系とを択一的に選択して、画像表示及び音声出力させるために設けられる。
なお、この図では、モニタ装置50の本体に設けられるAV入力端子として、AV入力端子41のみが示されているが、実際には複数のAV入力端子が設けられていても構わない。
また、音声信号処理回路47では、入力された音声信号について所要の信号処理を施してスピーカSPに出力して音声出力させる。なお、実際のAVシステムの構成としては、スピーカSPは内蔵であっても、外部スピーカであっても構わない。また、実際には音声信号処理回路47を介した音声信号はヘッドフォン端子(図示しない)などにも供給される。
システムコントローラ44では、供給された選択信号S1 に基づいて、現在、送信装置1B側の切換回路2で選択されているAV入力端子を判別する。そして、この判別情報に基づいて表示処理回路45を制御する。
このようにして、表示処理回路45から供給されたキャラクタ画像信号が映像信号処理回路46にて重畳されてモニタ装置50に供給されることで、モニタ装置50の画面には、現在送信装置1B側の切換回路2で選択されているAV入力端子を示す表示が、映像と共に表示されることになる。
なお、このような選択信号S1 に基づくAV入力端子を示す表示は、受信装置内蔵モニタ50Bの切換回路40において、モニタ装置50本体側のAV入力端子41が選択されている時には特に意味を為さないことから、切換回路40が赤外線受信により得た映像/音声信号を選択している状態である時に行われるようにされてもよい。
この場合、送信装置1Bから送信される送信信号のうち、映像/音声信号は受信部21にて受信され、情報信号についてはリモコン用受信部50aにて受信されることになる。従って、この場合には図5に示すバンドパスフィルタ42、情報信号復調回路43は省略することができる。
リモコン用受信部50aにて受信された情報信号はシステムコントローラ44に入力される。システムコントローラ44では入力された情報信号について、例えばリモートコントローラの伝送方式に対応する符号化方式に基づいて復号化を行い、その内容について解析する。以降はシステムコントローラ44が情報信号の内容に基づいて表示処理回路45を制御することで、モニタ装置50において現在送信装置側で選択されているAV入力端子が何であるかを示す表示が行われることになる。
Claims (4)
- 複数の映像/音声信号のうち何れか1つの映像/音声信号を選択して赤外線により送信する送信装置と、送信された1つの映像/音声信号を受信して表示させる受信装置とからなる送受信システムにおける送信装置において、
複数の映像/音声信号源からの信号を入力する入力手段と、
前記入力手段に入力された前記複数の映像/音声信号源のなかから1つの映像/音声信号源を選択し、該選択された映像/音声信号源からの映像/音声信号と前記映像/音声信号源を示す内容の情報信号とを出力する選択手段と、
前記選択手段から出力された前記映像/音声信号に前記情報信号を重畳する情報信号重畳手段と、
前記情報信号が重畳された映像/音声信号を変調し赤外線信号として送信する送信手段と
を有することを特徴とする送信装置。 - 複数の映像/音声信号のうち何れか1つの映像/音声信号を選択して赤外線により送信する送信装置と、送信された1つの映像/音声信号を受信して表示させる受信装置とからなる送受信システムにおける受信装置において、
映像/音声信号源を示す内容の情報信号が重畳された前記映像/音声信号源からの映像/音声信号を変調した赤外線信号を受信し、受信した前記赤外線信号を復調して前記情報信号が重畳された映像/音声信号として出力する受信手段と、
前記受信手段より出力された前記映像/音声信号を映像/音声出力処理を行い映像/音声出力端子に出力する映像/音声出力手段と、
前記映像/音声信号から前記情報信号を抽出し、情報信号表示手段に出力する情報信号抽出手段と、
表示手段を有し、
前記映像/音声出力手段は前記受信手段より出力された前記映像/音声信号を映像/音声出力処理を行い前記表示手段に出力し、前記情報信号抽出手段は前記映像/音声信号から前記情報信号を抽出し前記表示手段に出力すること
を特徴とする受信装置。 - 複数の映像/音声信号のうち何れか1つの映像/音声信号を選択して赤外線により送信する送信装置と、送信された1つの映像/音声信号を受信して表示させる受信装置とからなる送受信システムにおける送信装置において、
複数の映像/音声信号源からの信号を入力する入力手段と、
前記入力手段に入力された前記複数の映像/音声信号源のなかから1つの映像/音声信号源を選択し、該選択された映像/音声信号源からの映像/音声信号と前記映像/音声信号源を示す内容の情報信号とを出力する選択手段と、
前記選択手段より出力された前記映像/音声信号を変調し、変調映像/音声信号として出力する映像/音声信号変調手段と、
前記選択手段より出力された前記情報信号を変調し、前記映像/音声信号の変調信号の伝送帯域とは異なる伝送帯域を有する変調情報信号として出力する情報信号変調手段と、
前記変調映像/音声信号と前記変調情報信号とを周波数多重し、多重化信号として出力する多重化手段と、
前記多重化手段より出力された多重化信号を赤外線信号として送信する送信手段と
を有することを特徴とする送信装置。 - 複数の映像/音声信号のうち何れか1つの映像/音声信号を選択して赤外線により送信する送信装置と、送信された1つの映像/音声信号を受信して表示させる受信装置とからなる送受信システムにおける受信装置において、
映像/音声信号源を示す内容の情報信号が変調された変調情報信号と前記映像/音声信号源からの映像/音声信号が前記変調情報信号とは異なる伝送帯域で変調された変調映像/音声信号とが周波数多重された多重化信号に基く赤外線信号を受信し、多重化信号として出力する受信手段と、
前記受信手段より出力された前記多重化信号から前記変調映像/音声信号を周波数弁別し、該変調映像/音声信号を復調して映像/音声信号として出力する映像/音声信号復調手段と、
前記受信手段より出力された前記多重化信号から前記変調情報信号を周波数弁別し、該変調情報信号を復調して情報信号として出力する情報信号復調手段と、
前記映像/音声信号復調手段より出力された前記映像/音声信号を映像/音声出力処理を行い表示手段及び音声出力手段にそれぞれ出力する映像/音声出力手段と、
前記情報信号復調手段より出力された前記情報信号は前記映像/音声信号出力手段にて前記映像/音声信号に重畳され前記表示手段に出力されるようになされたこと
を特徴とする受信装置。
Priority Applications (1)
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JP2006083680A JP4046137B2 (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 送信装置及び受信装置 |
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JP2006083680A JP4046137B2 (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 送信装置及び受信装置 |
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JP2006083680A Expired - Fee Related JP4046137B2 (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 送信装置及び受信装置 |
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2006
- 2006-03-24 JP JP2006083680A patent/JP4046137B2/ja not_active Expired - Fee Related
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