JPH074646B2 - 高圧鋳造用砂中子及びその製造方法 - Google Patents
高圧鋳造用砂中子及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH074646B2 JPH074646B2 JP1041192A JP4119289A JPH074646B2 JP H074646 B2 JPH074646 B2 JP H074646B2 JP 1041192 A JP1041192 A JP 1041192A JP 4119289 A JP4119289 A JP 4119289A JP H074646 B2 JPH074646 B2 JP H074646B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- reference pin
- sand
- positioning
- casting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C9/00—Moulds or cores; Moulding processes
- B22C9/10—Cores; Manufacture or installation of cores
- B22C9/106—Vented or reinforced cores
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/20—Accessories: Details
- B22D17/22—Dies; Die plates; Die supports; Cooling equipment for dies; Accessories for loosening and ejecting castings from dies
- B22D17/24—Accessories for locating and holding cores or inserts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばゴルフクラブ用中空金属ヘッド、その
他の鋳物に中空部を形成するのに用いられるダイカスト
マシン等の高圧鋳造用砂中子と、その製造方法に関す
る。
他の鋳物に中空部を形成するのに用いられるダイカスト
マシン等の高圧鋳造用砂中子と、その製造方法に関す
る。
〔従来の技術〕 従来、実開昭63−196333号公報に記載のように、中子本
体に対してテーパを有する棒状の冷やし金が埋設され、
両端部が外側に突出してなるものが開示されている。こ
れは、肉厚部に鋳抜き孔を有するダイカスト製品に使用
されるものである。また中空部を有するダイカスト製品
に使用する中子の製造方法としては、特開昭58−29544
号、特開昭56−117864号に記載のように、棒状の芯金を
造形金型内で砂を充填して中子を成形することが知られ
ている。これらの芯金は中子内に一端部が埋設あるいは
両端が貫通しており、鋳造後にこれを引き抜き、中子を
崩壊して中空部を得るというものである。
体に対してテーパを有する棒状の冷やし金が埋設され、
両端部が外側に突出してなるものが開示されている。こ
れは、肉厚部に鋳抜き孔を有するダイカスト製品に使用
されるものである。また中空部を有するダイカスト製品
に使用する中子の製造方法としては、特開昭58−29544
号、特開昭56−117864号に記載のように、棒状の芯金を
造形金型内で砂を充填して中子を成形することが知られ
ている。これらの芯金は中子内に一端部が埋設あるいは
両端が貫通しており、鋳造後にこれを引き抜き、中子を
崩壊して中空部を得るというものである。
しかしながら、上記実開昭63−196333号の冷やし金は、
製品部分から冷やし金の両端が突出しているため中空部
を有する製品は製造できないという問題点があった。ま
た特開昭58−29544号では、中子の内部に延設された芯
金が埋設されており、この中子では、中子砂内部での芯
金を固定する手段がなく、中子造形時に芯金がずれて中
子に埋設される可能性があるため鋳造時の位置決めがう
まくいかなかったり、中子からの突出部分に位置決めを
する部材がなく、正確に金型に固定することが困難で上
記と同様に位置決めがうまくいかず、製品形状に多大な
悪影響を及ぼす可能性があった。また特開昭56−117864
号では、針金のケレンを棒状の砂中子と直交させて一体
にして形成されており、この中子では、上記と同様に中
子造形時にケレンが棒状中子からずれて、直交した状態
に成形されないという問題点を有していた。さらに上記
特開昭58−29544号、特開昭56−117864号の中子では、
中子造形後にコーティングを必要とするが、中子を支持
する部材がなく取扱いが困難であるため中子を損傷して
しまったり、また取扱い時に中子と芯金（ケレン）の結
合が強固でないため、芯金がはずれて中子を損傷すると
いう問題点を有していた。本発明は、上記従来の中子の
有するこのような問題点の鑑みてなされたもので、金型
に設けた位置決めピンを用いて金型への取り付けを容易
に、かつ正確に位置決めできると共に、中子と中子内部
に埋設された支持部材との結合を強固にしてコーティン
グ時や保管時の取扱いを便利に、また中子の損傷を防ぐ
当該砂中子の製造方法を提供することを目的としてい
る。
製品部分から冷やし金の両端が突出しているため中空部
を有する製品は製造できないという問題点があった。ま
た特開昭58−29544号では、中子の内部に延設された芯
金が埋設されており、この中子では、中子砂内部での芯
金を固定する手段がなく、中子造形時に芯金がずれて中
子に埋設される可能性があるため鋳造時の位置決めがう
まくいかなかったり、中子からの突出部分に位置決めを
する部材がなく、正確に金型に固定することが困難で上
記と同様に位置決めがうまくいかず、製品形状に多大な
悪影響を及ぼす可能性があった。また特開昭56−117864
号では、針金のケレンを棒状の砂中子と直交させて一体
にして形成されており、この中子では、上記と同様に中
子造形時にケレンが棒状中子からずれて、直交した状態
に成形されないという問題点を有していた。さらに上記
特開昭58−29544号、特開昭56−117864号の中子では、
中子造形後にコーティングを必要とするが、中子を支持
する部材がなく取扱いが困難であるため中子を損傷して
しまったり、また取扱い時に中子と芯金（ケレン）の結
合が強固でないため、芯金がはずれて中子を損傷すると
いう問題点を有していた。本発明は、上記従来の中子の
有するこのような問題点の鑑みてなされたもので、金型
に設けた位置決めピンを用いて金型への取り付けを容易
に、かつ正確に位置決めできると共に、中子と中子内部
に埋設された支持部材との結合を強固にしてコーティン
グ時や保管時の取扱いを便利に、また中子の損傷を防ぐ
当該砂中子の製造方法を提供することを目的としてい
る。
上記目的を達成する為に、本発明の高圧鋳造用砂中子
は、鋳物の中空部を形成するため、中子本体に対し基準
ピンの一端部が埋設され、かつ他端部が外側へ突出され
るように一体に形成された高圧鋳造用砂中子において、
前記基準ピンの埋設部に結合手段を形成すると共に、前
記基準ピンの突出部分に位置決め兼用支持手段を形成し
たことを特徴とするものである。
は、鋳物の中空部を形成するため、中子本体に対し基準
ピンの一端部が埋設され、かつ他端部が外側へ突出され
るように一体に形成された高圧鋳造用砂中子において、
前記基準ピンの埋設部に結合手段を形成すると共に、前
記基準ピンの突出部分に位置決め兼用支持手段を形成し
たことを特徴とするものである。
上記基準ピンは軽金属、鉄系材料からなる金属製とする
ことが強度上効果的である。
ことが強度上効果的である。
又、結合手段は１箇以上の砂かみ孔、又は螺旋状もしく
はローレット状等の凹凸条とすることができる。
はローレット状等の凹凸条とすることができる。
更に位置決め兼用支持手段は、後記する理由により１箇
以上の係嵌孔とすることが効果的である。
以上の係嵌孔とすることが効果的である。
そして、前記中子本体と基準ピンとを一体に成形した砂
子中の製造方法は、金属製の基準ピンの突出部分に形成
された位置決め兼用支持手段に中子造形金型からの位置
決めピンを挿入してその埋設部分がキャビティ内へ位置
されるように当該基準ピンを中子造形金型内に保持した
状態でキヤビティ内へ中子砂を充填し、基準ピンと中子
本体を一体に成形した後、上記基準ピンの位置決め兼用
支持手段にフック等を掛止させて砂中子コーティング材
を含有したスラリー中へ中子本体を浸漬し、その後加
熱、乾燥する製造方法である。
子中の製造方法は、金属製の基準ピンの突出部分に形成
された位置決め兼用支持手段に中子造形金型からの位置
決めピンを挿入してその埋設部分がキャビティ内へ位置
されるように当該基準ピンを中子造形金型内に保持した
状態でキヤビティ内へ中子砂を充填し、基準ピンと中子
本体を一体に成形した後、上記基準ピンの位置決め兼用
支持手段にフック等を掛止させて砂中子コーティング材
を含有したスラリー中へ中子本体を浸漬し、その後加
熱、乾燥する製造方法である。
〔作 用〕 上記砂中子によれば、中子本体と基準ピンを一体成形し
たので、中子本体を造形した後、基準ピンを押込み装着
する場合のように、中子本体が破損することはなく、か
つ基準ピンの位置も正確に決まる。
たので、中子本体を造形した後、基準ピンを押込み装着
する場合のように、中子本体が破損することはなく、か
つ基準ピンの位置も正確に決まる。
又、基準ピンの埋設部分に中子本体との結合手段を、又
その突出部分に位置決め兼用支持手段を設けることがで
き、中子本体と基準ピンとが密着一体化されると共に、
金型からの位置決めピンを係嵌して金型内への正確な位
置決めを行えると共に、鋳造時の溶湯圧力によって折損
されることはなく、その位置での保持が可能となる。
その突出部分に位置決め兼用支持手段を設けることがで
き、中子本体と基準ピンとが密着一体化されると共に、
金型からの位置決めピンを係嵌して金型内への正確な位
置決めを行えると共に、鋳造時の溶湯圧力によって折損
されることはなく、その位置での保持が可能となる。
更に基準ピンを利用して造形時及びコーティング時、並
びに保管時の取扱いを行える。
びに保管時の取扱いを行える。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第１図に示したように砂中子Ａは、鋳物Ｂの中空部ｂを
形成するものであって、実質的に当該砂中子Ａの本体を
なす中子本体１と基準ピン２とを、その一端部を中子本
体に埋設し、他端部は外側へ突出させて一体に成形する
ことにより構成されている。
形成するものであって、実質的に当該砂中子Ａの本体を
なす中子本体１と基準ピン２とを、その一端部を中子本
体に埋設し、他端部は外側へ突出させて一体に成形する
ことにより構成されている。
基準ピン２は、その一端部に中子本体１への埋設部分2a
を有し、これとの対称端部に中子本体１から外側へ突出
する突出部分2bを有する。
を有し、これとの対称端部に中子本体１から外側へ突出
する突出部分2bを有する。
上記埋設部分2aには、基準ピン２と中子本体１とを密着
一体化する為の結合手段３が設けられている。
一体化する為の結合手段３が設けられている。
上記結合手段３は、第１図、第２図（イ）、（ロ）に示
す如く砂かみ孔3aに形成することができる。この砂かみ
孔3aは図示例の如く、基準ピン２の軸線と略直角とし
て、横向きに開口するよう形成されるが、図示例のよう
に貫通孔とする以外に適当な深さを有する有底孔とする
ことも可能である。
す如く砂かみ孔3aに形成することができる。この砂かみ
孔3aは図示例の如く、基準ピン２の軸線と略直角とし
て、横向きに開口するよう形成されるが、図示例のよう
に貫通孔とする以外に適当な深さを有する有底孔とする
ことも可能である。
上記砂かみ孔3aは、これに中子本体１の中子砂が充填硬
化されることによって、該中子本体１と基準ピン２との
結合力が大きく得られるものであるから、当該砂中子Ａ
を用いて後記するように鋳物Ｂを成形した後、中子本体
１から基準ピン２を抜き取り易くする為に、上記埋設部
分2aを先細テーパ部2cに形成するようにしても良い。
化されることによって、該中子本体１と基準ピン２との
結合力が大きく得られるものであるから、当該砂中子Ａ
を用いて後記するように鋳物Ｂを成形した後、中子本体
１から基準ピン２を抜き取り易くする為に、上記埋設部
分2aを先細テーパ部2cに形成するようにしても良い。
又、上記結合手段３は、第２図（ロ）、（ハ）、（ニ）
に示すように、埋設部分2aをパラレル部2dに形成し、そ
の外周へ螺旋条（雄ネジ）もしくはローレット等の凹凸
条3bに形成することもできる。
に示すように、埋設部分2aをパラレル部2dに形成し、そ
の外周へ螺旋条（雄ネジ）もしくはローレット等の凹凸
条3bに形成することもできる。
更に同図（ロ）に示すように、埋設部分2aは、テーパ部
2cとパラレル部2dとの組み合せとすることもでき、又、
結合手段３も砂かみ孔3aと凹凸条3bとの組み合せとする
ことも可能である。
2cとパラレル部2dとの組み合せとすることもでき、又、
結合手段３も砂かみ孔3aと凹凸条3bとの組み合せとする
ことも可能である。
上記突出部分2bには位置決め兼用支持手段４が設けられ
ている。
ている。
この位置決め兼用支持手段４は、少なくとも１箇以上
（本実施例では２箇）の係嵌用孔4aに形成されており、
当該砂中子Ａを造形する際、第３図に示すように、中子
造形金型５から突設される位置決めピン６、６を係嵌
し、当該基準ピン６、６を金型５内へ位置決め保持する
為と、当該砂中子Ａを用いて鋳物Ｂを成形する際、第５
図に示すように、ダイカスト金型７から突設した位置決
めピン突起８、８を嵌合することで、当該砂中子Ａをダ
イカスト金型７内へ位置決め保持する為に形成されてい
る。
（本実施例では２箇）の係嵌用孔4aに形成されており、
当該砂中子Ａを造形する際、第３図に示すように、中子
造形金型５から突設される位置決めピン６、６を係嵌
し、当該基準ピン６、６を金型５内へ位置決め保持する
為と、当該砂中子Ａを用いて鋳物Ｂを成形する際、第５
図に示すように、ダイカスト金型７から突設した位置決
めピン突起８、８を嵌合することで、当該砂中子Ａをダ
イカスト金型７内へ位置決め保持する為に形成されてい
る。
第３図、第４図は、前記砂中子Ａの製造工程を示すもの
で、この製造工程は、 （イ）、第１工程（第３図）；基準ピン２の突出部分2b
に形成されている位置決め兼用支持手段４に中子造形金
型５、５から突設した位置決めピン６、６を係嵌し、そ
の埋設部分2aがキャビティ９内へ位置されるように当該
基準ピン２を中子造形金型５、５内に保持した状態で、
上記キャビティ９内へ中子砂を充填し、中子本体１と基
準ピン２を一体に成形する工程、 （ロ）、第２工程（第４図）；その中子本体１が固化し
た後、中子造形金型５、５を型開きして中子を取り出
し、第一工程より成形した砂中子Ａの基準ピン２の位置
決め兼用支持手段４をフック10に掛けて、砂中子コーテ
ィング材を含有したスラリー11中へ中子本体１を浸漬す
る工程、 （ハ）、第３工程；その後、中子本体１を図示しない加
熱炉等で加熱し乾燥する工程、 とからなる。
で、この製造工程は、 （イ）、第１工程（第３図）；基準ピン２の突出部分2b
に形成されている位置決め兼用支持手段４に中子造形金
型５、５から突設した位置決めピン６、６を係嵌し、そ
の埋設部分2aがキャビティ９内へ位置されるように当該
基準ピン２を中子造形金型５、５内に保持した状態で、
上記キャビティ９内へ中子砂を充填し、中子本体１と基
準ピン２を一体に成形する工程、 （ロ）、第２工程（第４図）；その中子本体１が固化し
た後、中子造形金型５、５を型開きして中子を取り出
し、第一工程より成形した砂中子Ａの基準ピン２の位置
決め兼用支持手段４をフック10に掛けて、砂中子コーテ
ィング材を含有したスラリー11中へ中子本体１を浸漬す
る工程、 （ハ）、第３工程；その後、中子本体１を図示しない加
熱炉等で加熱し乾燥する工程、 とからなる。
第５図、第６図は本発明の砂中子Ａを用いてダイカスト
法により鋳物Ｂを成形する状態を示す。
法により鋳物Ｂを成形する状態を示す。
第５図に示したように、基準ピン２の位置決め兼用支持
手段４に、ダイカスト金型７から突設した位置決めピン
８、８を嵌挿して型締め後、砂中子Ａをダイカスト金型
７、７内へ位置決め保持し、キャビティ12内へアルミニ
ウム合金等の溶湯を充填する。
手段４に、ダイカスト金型７から突設した位置決めピン
８、８を嵌挿して型締め後、砂中子Ａをダイカスト金型
７、７内へ位置決め保持し、キャビティ12内へアルミニ
ウム合金等の溶湯を充填する。
溶湯が凝固した後、型開きし鋳物Ｂを取出す。
第６図に示したように、基準ピン引き抜き用治具15のピ
ン13を基準ピン２の位置決め兼用支持手段４に掛止し、
該基準ピン２を中子本体１より引き抜く。
ン13を基準ピン２の位置決め兼用支持手段４に掛止し、
該基準ピン２を中子本体１より引き抜く。
基準ピン２の引き抜き跡に生じた空洞14を下向きとし、
鋳物Ｂに振動を与えながら上記空洞14より砂出しを行う
ことで中空部ｂを有する鋳物Ｂが成形される。
鋳物Ｂに振動を与えながら上記空洞14より砂出しを行う
ことで中空部ｂを有する鋳物Ｂが成形される。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。中子本体１と基準
ピン２を結合手段によって一体に形成したので、両者が
強固に密着一体化され砂中子Ａの金型へのセット時や砂
中子のコーティング時に基準ピンが抜けることがない。
また基準ピン２に係嵌孔4aからなる位置決め兼用支持手
段４を設けたので、中子造形時に利用することにより基
準ピン２の金型への位置決めが正確にでき、寸法精度の
極めて良好な砂中子を得ることができる。したがってこ
の砂中子Ａを使用して中空部を有するダイカスト品を鋳
造すると、金型へのセットが容易で、位置決めが極めて
正確に行えるので、品質の安定した寸法精度の良いダイ
カスト品が得られる。さらに位置決め兼用支持手段４を
コーティング時や保管時に利用すると、砂中子Ａの取扱
いが極めて容易になるばかりでなく砂中子Ａを損傷する
ことがなくなる。
下に記載されるような効果を奏する。中子本体１と基準
ピン２を結合手段によって一体に形成したので、両者が
強固に密着一体化され砂中子Ａの金型へのセット時や砂
中子のコーティング時に基準ピンが抜けることがない。
また基準ピン２に係嵌孔4aからなる位置決め兼用支持手
段４を設けたので、中子造形時に利用することにより基
準ピン２の金型への位置決めが正確にでき、寸法精度の
極めて良好な砂中子を得ることができる。したがってこ
の砂中子Ａを使用して中空部を有するダイカスト品を鋳
造すると、金型へのセットが容易で、位置決めが極めて
正確に行えるので、品質の安定した寸法精度の良いダイ
カスト品が得られる。さらに位置決め兼用支持手段４を
コーティング時や保管時に利用すると、砂中子Ａの取扱
いが極めて容易になるばかりでなく砂中子Ａを損傷する
ことがなくなる。
第１図は本発明に係る高圧鋳造用砂中子の一実施例を示
す縦断正面図、第２図（イ）、（ロ）、（ハ）、（ニ）
は同砂中子における基準ピンの他の実施例を夫々示す各
正面図、第３図は同実施例における基準ピンを造形金型
内へセットした状態の縦断側面図、第４図は同実施例に
おける砂中子のコーティング状態を一部切欠して示す側
面図、第５図は同実施例の砂中子をダイカスト金型内へ
セットした状態の縦断側面図、第６図は同実施例の砂中
子を用いて鋳物を成形した後、中子本体から基準ピンを
引き抜いた状態を示す縦断側面図である。 Ａ……砂中子、Ｂ……鋳物、ｂ……中空部 １……中子本体、２……基準ピン 2a……埋設部分、2b……突出部分 ３……結合手段、3a……砂かみ孔 3b……凹凸条、４……位置決め兼用支持手段 4a……係嵌用孔、５、５……中子造形金型 ６……位置決めピン、７、７……ダイカスト金型 ８……位置決め突起、９、12……キヤビティ 10……フック、11……スラリー
す縦断正面図、第２図（イ）、（ロ）、（ハ）、（ニ）
は同砂中子における基準ピンの他の実施例を夫々示す各
正面図、第３図は同実施例における基準ピンを造形金型
内へセットした状態の縦断側面図、第４図は同実施例に
おける砂中子のコーティング状態を一部切欠して示す側
面図、第５図は同実施例の砂中子をダイカスト金型内へ
セットした状態の縦断側面図、第６図は同実施例の砂中
子を用いて鋳物を成形した後、中子本体から基準ピンを
引き抜いた状態を示す縦断側面図である。 Ａ……砂中子、Ｂ……鋳物、ｂ……中空部 １……中子本体、２……基準ピン 2a……埋設部分、2b……突出部分 ３……結合手段、3a……砂かみ孔 3b……凹凸条、４……位置決め兼用支持手段 4a……係嵌用孔、５、５……中子造形金型 ６……位置決めピン、７、７……ダイカスト金型 ８……位置決め突起、９、12……キヤビティ 10……フック、11……スラリー
Claims (1)
- 【請求項１】鋳物の中空部を形成するため、中子本体１
に対し基準ピン２の一端部が埋設され、かつ他端部が外
側へ突出されるように一体に成形された高圧鋳造用砂中
子において、前記基準ピン２の埋設部2aに中子本体１と
の結合手段３を形成すると共に、前記基準ピン２の突出
部分2bに位置決め兼用支持手段４を形成したことを特徴
とする高圧鋳造用砂中子。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1041192A JPH074646B2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 高圧鋳造用砂中子及びその製造方法 |
| US07/481,191 US5033530A (en) | 1989-02-20 | 1990-02-20 | High pressure casting sand core and method of manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1041192A JPH074646B2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 高圧鋳造用砂中子及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02220758A JPH02220758A (ja) | 1990-09-03 |
| JPH074646B2 true JPH074646B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=12601561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1041192A Expired - Lifetime JPH074646B2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 高圧鋳造用砂中子及びその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5033530A (ja) |
| JP (1) | JPH074646B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5219408A (en) * | 1992-03-02 | 1993-06-15 | Sun Donald J C | One-body precision cast metal wood |
| US5908643A (en) * | 1996-06-12 | 1999-06-01 | Sturm, Ruger & Company, Inc. | Injection mold apparatus for producing a pattern |
| US5766091A (en) * | 1997-06-27 | 1998-06-16 | Selmet, Inc. | Investment casting of golf club heads with high density inserts |
| US20050087319A1 (en) * | 2003-10-16 | 2005-04-28 | Beals James T. | Refractory metal core wall thickness control |
| FR2989293B1 (fr) * | 2012-04-16 | 2023-06-09 | C T I F Centre Technique Des Ind De La Fonderie | Procede de fabrication d'une piece metallique creuse par fonderie |
| CN109365741B (zh) * | 2018-12-20 | 2020-03-31 | 青岛连山铸造有限公司 | 一种铸造钩体用型砂的制备方法 |
| CN110947917B (zh) * | 2019-12-12 | 2021-04-02 | 中国兵器工业第五九研究所 | 一种铝合金环形全封闭管腔结构的净成形铸造模具和方法 |
Family Cites Families (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE145507C (ja) * | 1902-09-07 | 1903-11-02 | ||
| US1659837A (en) * | 1922-02-23 | 1928-02-21 | Cleveland Trust Co | Method of and means for making castings |
| US2637071A (en) * | 1950-03-25 | 1953-05-05 | Ventura Tool Company | Core for molds |
| US2696031A (en) * | 1950-12-23 | 1954-12-07 | Ile D Etudes Pour Materiel De | Automatic machine adapted for the casting of pistons |
| US2948031A (en) * | 1957-09-09 | 1960-08-09 | Thomas L Webb | Piston molding core |
| DE2917208A1 (de) * | 1979-04-27 | 1980-12-04 | Alcan Aluminiumwerke | Giesskern zur erzeugung schwer zugaenglicher hohlraeume in gusstuecken, sowie verfahren zu dessen herstellung |
| CH640160A5 (de) * | 1979-07-05 | 1983-12-30 | Fischer Ag Georg | Kokille mit kernzug. |
| JPS56117864A (en) * | 1980-02-18 | 1981-09-16 | Toyota Motor Corp | Casting method of hollow shaft |
| JPS5829544A (ja) * | 1981-07-24 | 1983-02-21 | Toyota Motor Corp | 鋳造法 |
| JPS6015041A (ja) * | 1983-07-05 | 1985-01-25 | Aisin Seiki Co Ltd | 冷却空洞付ピストンの製造方法 |
| JPS6069152A (ja) * | 1983-09-27 | 1985-04-19 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂組成物 |
| JPS611446A (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-07 | Izumi Jidosha Kogyo Kk | 内燃機関用ピストンの製造方法 |
| JPS62110856A (ja) * | 1985-11-07 | 1987-05-21 | Honda Motor Co Ltd | 圧力鋳造用砂中子 |
| JPH064995Y2 (ja) * | 1987-06-03 | 1994-02-09 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 鋳造用冷し金 |
| US4951731A (en) * | 1989-10-10 | 1990-08-28 | Farley, Inc. | Process for washing a casting core |
-
1989
- 1989-02-20 JP JP1041192A patent/JPH074646B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-02-20 US US07/481,191 patent/US5033530A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5033530A (en) | 1991-07-23 |
| JPH02220758A (ja) | 1990-09-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5709615A (en) | Golf club head with a hitting face plate and a club neck which are integrally formed with each other and forming method therefor | |
| JP5659233B2 (ja) | 無枠鋳型とその製造方法 | |
| US6145184A (en) | Method of manufacturing hollow bicycle crank arm | |
| JPH074646B2 (ja) | 高圧鋳造用砂中子及びその製造方法 | |
| US6830093B2 (en) | Positioning tool for ceramic cores | |
| US4023268A (en) | Method of producing vent holes in tire molds | |
| JPH03126268U (ja) | ||
| JPS62233176A (ja) | 金属クラブヘツドの製法 | |
| JPS6221454A (ja) | 中空鋳物の製法 | |
| JPH0442105B2 (ja) | ||
| US20020108397A1 (en) | Process for producing an item of jewellery | |
| JPH07112617B2 (ja) | 二層鋳物の鋳造方法 | |
| JP7466357B2 (ja) | 鋳造体の製造方法 | |
| JPH0479825A (ja) | 釣り針の製法 | |
| JPH03230845A (ja) | 一体型Ｔｉ合金製ゴルフヘッドの製造方法 | |
| JPS6235557Y2 (ja) | ||
| JP3312210B2 (ja) | インサート成形用金型装置 | |
| JP2741283B2 (ja) | 成形型の製造方法 | |
| JPH0694062B2 (ja) | 二層鋳物の鋳造方法 | |
| JP2746661B2 (ja) | 中子または鋳物等の成形品製造装置 | |
| JPH0331479Y2 (ja) | ||
| JPH028017A (ja) | 電鋳加工によるキヤビテイを有する成形型の製造方法 | |
| JPH0452045A (ja) | 精密鋳造法における鋳型の製作方法 | |
| JP2891039B2 (ja) | 自動車用収納ボックス | |
| JPH0457420B2 (ja) |