JP2746661B2 - 中子または鋳物等の成形品製造装置 - Google Patents

中子または鋳物等の成形品製造装置

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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、中子または鋳物等の成形品製造装置に係
り、特に複数の棒状等の凸部を有する成形品の製造に好
適なものに関する。
《従来の技術》 従来、第4図に示されるような、基部a1の一面a2から
複数の棒状の凸部(以下、棒状凸部という)a3,a3…が
突設する中子a0をコールドボックス法またはシェルモー
ルド法で製造するには、その棒状凸部a3の長さが比較的
短い場合、基部a1の部分を割型で成形するとともに、棒
状凸部a3の部分をその棒状凸部a3の長手方向に、かつ基
部a1と反対方向に型抜きすることができる金型を用いて
成形されている。
しかし、棒状凸部a3が比較的長い場合は、型抜きする
ときに棒状凸部a3の根元付近に、いわゆる抜き割れが生
じるため、基部a1と棒状凸部a3とを一体成形できず、こ
のため、基部a1と棒状凸部a3とを別々に成形し、これら
を接着して中子a0を得るようにしていた。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、上記従来の成形品製造装置にあって
は、比較的長い棒状凸部を有する中子の場合、基部と棒
状凸部を別々に成形し、これを装着するようにしている
ため、製造工程が多く、コスト高になるとともに、棒状
凸部の接着が正確に行なわれないと中子の精度が低下す
るという問題点があった。
この発明は、上記問題点を解決するために成されたも
のであって、その目的とするところは、比較的長い棒状
凸部であっても基部と一体成形することができる成形品
製造装置の提供にある。
《課題を解決するための手段》 この発明は、上記目的達成のために、 基部からの棒状等の凸部が突設されている中子または
鋳物等の成形品製造装置であって、 前記基部を成形するためのキャビティを有する第1金
型と、 外型と内型とからなり、その内部に前記凸部を成形す
るためのキャビティを有し、かつその凸部の長手方向に
型抜きされるとともに、前記第1金型に接合される第2
金型と、前記長手方向において前記外型と内型とに反発
力を付与するとともに、これら両型をその長手方向に所
定距離移動可能に接続する押圧接続手段と、 前記第1金型及び第2金型を接合して前記成形品を成
形するキャビティを形成するときに前記第1金型及び第
2金型と前記反発力に抗して接合させ、成形品成形後に
型抜きするときに前記反発力により前記外型と内型とを
移動させたのち前記第1金型及び第2金型とを離反させ
る駆動手段と、 からなることを特徴としている。
《作用》 上記構成において、第1金型と第2金型とが、駆動手
段によって外型と内型間の反発力に抗して接合され、ま
た駆動手段によって型抜きされる際、その型抜当初に、
外型と内型とが反発力により移動し、外型または内型の
うちの一方の型が、成形された凸部から離れるまで他方
の型が凸部を保持するように作用する。
《実施例》 以下、本発明を図示の実施例に基いて説明する。
第1図(a)〜(c)は、本発明装置の一実施例を示
す工程別の断面図であって、上記第4図に示された中子
a0をシェルモールド法で製造する例が示されている。
図中1は、中子a0の基部a1を成形するためのキャビテ
ィb1を有する第1金型1であって、第2,3図に示される
ように、基部a1の直径方向に分割される一対の割型1a,1
bから構成されている。この第1金型1の下側には、基
部a1と同心状に後述の第2金型を案内するための案内筒
2が一体的に設けられている。
図中10は、中子a0の棒状凸部a3を成形するためのキャ
ビティb2を有する第2金型であって、外型10a及び内型1
0bから構成されている。外型10aの外周は、上記案内筒
2の内壁2aに摺動自在に挿入される大きさで、その内部
には軸方向に貫通した穴11が設けられているとともに、
この穴11内に内型10bが摺動自在に設けられている。
外型10aの穴11の内壁面11aの一部と、これに対応する
内型10bの外周壁面10cの一部で形成された凹部及び内型
10bの軸心中央部に形成された凹部10dにより、棒状凸部
a3を成形するためのキャビティb2が形成されている。
第2金型10の下端には、外型10aの直径と等しい直径
を有するフランジ12が設けられているとともに、その外
周側に同心状に、かつ等間隔に複数の貫通孔13,13…が
設けられている。
貫通孔13には、フランジ12の厚さよりわずかに長く、
かつその外形が貫通孔13より小さい軸部14が挿入されて
いるとともに、その軸部14の一端は外型10aの下端面に
ねじ止めされ、他端はフランジ12の外形よりわずかに小
さな直径を有する円板15に固定されている。
内型10aの中心部には、軸心方向に貫通孔16が設けら
れており、この貫通孔16には一端がキャビティb1の内壁
面に位置し、かつ他端が円板15に固定されたロッド17が
摺動自在に設けられている。
図中20は、第2金型10の駆動手段であって、エアシリ
ンダから構成されているとともに、そのピストンロッド
21の先端に上記円板15を同一直径を有するヘッド22が設
けられている。
このヘッド22は、軸部23を介して第2金型10に固定さ
れている。すなわち、ヘッド22の外周側に同心状に、か
つ等間隔に複数の軸部23,23…がねじ止めされていると
ともに、その軸部23は円板15に設けられた貫通孔18を貫
通し、かつその先端はフランジ12にねじ止めされてい
る。
円板15とヘッド22間には、押圧接続手段30が設けられ
ており、これにより、両者間には互いに離れる方向の力
が作用している。すなわち、円板15の下端面(ヘッド22
に対向する面)には、同心状に、かつ等間隔に案内ピン
31,31…が設けられていて、この案内ピンの先端は、ヘ
ッド22の厚さのほぼ中間まで凹設された穴25のほぼ中間
に位置しているとともに、その案内ピン31の外周には、
スプリング32が巻回されている。このため、このスプリ
ング32のばね圧により、常時、円板15とヘッド22間には
反発力が働いている。したがって、この円板15に軸部14
を介して固定された外型10aとヘッド22と軸部23を介し
て固定された内型10bとの間には、軸心方向(棒状凸部a
3の長手方向)において互いに反発する力が作用し、ま
たその方向へ所定距離移動可能に接続される。
以上の構成からなる本実施例装置で中子a0を製造する
には、先ず、第1図(a)に示すように第1金型1に第
2金型10をセットしてキャビティbの形成が行なわれ
る。
すなわち、割型1a,1bを合せ、その上端に押え板Aを
セットし、次いで、案内筒2内に第2金型10を挿入す
る。第2金型10の挿入は、駆動手段20のピストンロッド
21を上昇させることによって行なわれる。
ピストンロッド21が上昇するとその先端に設けられて
いるヘッド22及びこれに軸部23を介して固定されている
第2金型10が上昇し、外型10aの上端が第1金型1の下
端と接合する。この接合後も、スプリング32に抗してピ
ストンロッド21を上昇させると、外型10aの下端とフラ
ンジ12の上面とが接触して、第1金型1と第2金型との
接合が完了する。
第1金型1と第2金型10との接合により、これらに形
成されているキャビティb1,b2により中子a0を成形する
ためのキャビティbが形成される。
キャビティbには、押え板Aに設けられた供給口(図
示せず)から熱硬化性樹脂のコーティングされた鋳物砂
が充填される。なお、この第1金型1と第2金型10とは
図示しない加熱手段で300℃程度に加熱されている(第
1図(a)参照)。
鋳物砂が固化したのち、第1図(b)に示すようにピ
ストンロッド21を下降させる。この下降の際、所定距離
d下降する間は、外型10aとロッド17との下降は行なわ
れず、そのままの位置を保持する。
すなわち、円板15がフランジ12に接するまでの距離d
間は、押圧接続手段30により内型10bが棒状凸部a3から
離れる間、外型10aとロッド17はそのままの状態を位置
し、棒状凸部a3の側面の一部と先端部(図示では最下端
部)とを保持する。
そして、ピストンロッド21がさらに下降して円板15が
フランジ12に接すると、押圧接続手段30が解除されて外
型10aも内型10bと一緒に下降し、棒状部a3から第2金型
10が型抜きされる(第1図(c)参照)。
要するに、この型抜きの際、中央の棒状凸部a3はロッ
ド17によりその先端が保持されて内型10bから離れ、ま
た、周囲の棒状凸部a3はその側壁面の半分とその先端部
とが外型10aで保持されて内型10bから離れ、その後、棒
状凸部a3の残りの周囲部分が外型10aから離れる。この
ため、第2金型10の型抜きにおいては、棒状凸部a3に抜
き割れを生じさせるおそれはない。
上述のようにして、棒状凸部a3の型抜きが終了した
ら、第3図(b)のように基部a1の型枠外しが行なわれ
る。すなわち、割型1bを矢印方向へ離すと、ノックアウ
トピン3,3が図示しないスプリングで押圧されて割型1b
から円滑に離され、その後、割型1aからノックアウトピ
ン3,3を用いて基部a1が離なされる。
上述のように、本実施例によれば、中子a0の棒状凸部
a3を成形するための第2金型10を棒状凸部a3の長手方向
に移動する外型10aと内型10bとで構成するとともに、外
型10aと内型10bとを所定間隔移動可能で、かつ常時反発
力を有するように接続したので、第2金型の型抜きの際
に、内型10bを所定距離引き抜いたのち外型10aが引き抜
かれる。このため、内型10bが棒状凸部a3から離れるま
で、外型10aによって棒状凸部a3が保持されるので、棒
状凸部a3の抜き割れ発生が効果的に防止される。従っ
て、比較的長い棒状凸部a3を有する中子a0でも、一体成
形により製造することができる。
なお、上述の実施例では、中子a0はシェルモールド法
で製造する例を示したが、コールドボックス法で製造す
るようにしてもよい。
また、内型10bを最初に引き抜き、次に外型10aを引き
抜くようにしたが、これを逆の順序としてもよい。この
場合は、内型10bが押圧接続手段30で押圧される構造と
なる。
さらに、棒状凸部a3は、基部a1の中央にも有し、この
ためのキャビティを内型10bに有する例が示されている
が、このような中央の棒状凸部a3を有しない場合は、当
然にロッド17は省略される。
上述の実施例では、成形品として中子の例を示した
が、成形品はアルミニウム合金等からなる鋳物であって
もよい。この場合は、キャビティ内に鋳物砂の代りに溶
湯が鋳込まれる。そして、型抜きの際には上記実施例と
同様に、棒状凸部の根本に抜き割れの生じるおそれがな
く、高品質の鋳物を得ることができる。
《発明の効果》 この発明装置は、成形品の棒状凸部を成形するための
キャビティを有する第2金型を棒状凸部の長手方向に型
抜する外型と内型とで構成するとともに、外型と内型と
を所定間隔移動可能で、かつ常時反発力を有するように
接続したので、第2金属の型抜きの際に、外型と内型と
は時間差を有して引き抜かれる。このため、外型と内型
のうちの一方の型が棒状凸部から離れるまで、他方の型
が棒状凸部を保持するので、棒状凸部の抜き割れ発生が
効果的に防止される。従って、比較的長い棒状凸部を有
する中子でも、金型により一体成形により製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は、本発明装置の製造工程毎の断
面図、第2,3図は第1図(a)のII−II線及びIII−III
線断面図、第4図は棒状凸部を有する中子の斜視図であ
る。 1……第1金型、1a,1b……割型、 2……案内筒、10……第2金型、 10a……外型、10b……内型、 12……フランジ、15……円板、 20……駆動手段、21……ピストンロッド、 22……ヘッド、30……押圧接続手段、 32……スプリング。 a0……中子(成形品)、 a3……棒状凸部、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部から棒状等の凸部が突設されている中
    子または鋳物等の成形品製造装置であって、 前記基部を成形するためのキャビティを有する第1金型
    と、 外型と内型とからなり、その内部に前記凸部を成形する
    ためのキャビティを有し、かつその凸部の長手方向に型
    抜きされるとともに、前記第1金型に接合される第2金
    型と、 前記長手方向において前記外型と内型とに反発力を付与
    するとともに、これら両型をその長手方向に所定距離移
    動可能に接続する押圧接続手段と、 前記第1金型及び第2金型を接合して前記成形品を成形
    するキャビティを形成するときに前記第1金型及び第2
    金型と前記反発力に抗して接合させ、成形品成形後に型
    抜きするときに前記反発力により前記外型と内型とを移
    動させたのち前記第1金型及び第2金型とを離反させる
    駆動手段と、 からなることを特徴とする中子または鋳物等の成形品製
    造装置。
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