JPH0746018Y2 - 埋込型配線カバー - Google Patents

埋込型配線カバー

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JPH0746018Y2
JPH0746018Y2 JP1989137760U JP13776089U JPH0746018Y2 JP H0746018 Y2 JPH0746018 Y2 JP H0746018Y2 JP 1989137760 U JP1989137760 U JP 1989137760U JP 13776089 U JP13776089 U JP 13776089U JP H0746018 Y2 JPH0746018 Y2 JP H0746018Y2
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JP
Japan
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cover
concrete
space
semi
mounting portion
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Application number
JP1989137760U
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English (en)
Other versions
JPH0377220U (ja
Inventor
雄介 金堀
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、埋込型配線カバーに関する。
〔従来の技術〕
第4図および第5図は、天井下地内の配線構造を示す。
すなわち、コンクリートからなる天井下地1を通して埋
込型配線カバー(以下、「カバー」と略称する)30に電
線管2が接続され、この電線管2およびコネクタ5を通
してカバー30内に配線が導かれる。この配線は、上記電
線管2に接続される他の電線管を利用して天井裏等に導
かれたりするようになっている。上記カバー30は、ケー
ス体で、軸心を斜め方向に通るように半切状で略半円筒
状をした周壁11と、同周壁31の立ち上がり側の端部に一
体に設けられた取付壁32とを備えている。同カバー30
は、内部が空間になっているとともに下面が半切面開口
34になっている。取付壁32には通孔が開けられ、その軸
心は、半切面開口34の形成する面に斜めに向くようにさ
れている。カバー30の外周底部は、突出したフランジ36
になっており、同フランジ36には、第5図にみるよう
に、縦方向の孔37aがそれぞれ貫通したボス(取付部)3
7が一体に設けられている。天井面になる位置には型枠
材4が設置されるようになっている。同型枠材4の上方
空間側になる面には、半切面開口34が型枠材4の上面に
向くようにしてカバー30が仮付けされる。この仮付け
は、釘やネジ等の止付具38を孔37aを通して型枠材4に
止め付けることによりなされ、同仮付け時の取付壁32に
は、内部空間33側に位置するロックナット6によりコネ
クタ5が装着されて、同壁32の外側たる上方へ斜めに突
出されるようになっている。そののち、所定高さに設定
された型枠材4の上方空間には、天井下地1の材料であ
るコンクリートが流し込まれるようになっている。同コ
ンクリート打設後、型枠材4が下方へ取り外されて半切
面開口34は下方へ露出した状態を得るようにされる。こ
うして、内部空間33は、電線管2から導かれる配線のた
めのスペースとして利用される。
ところで、カバー30は、その底側にフランジ36およびボ
ス37,37を有するものの、それより上側には天井下地1
内に食い込むような部分がなかったため、型枠材4を取
り外す時に、その力が前記釘等の止付具38を通してカバ
ー30に伝わると、同カバー30が外れかけたり、あるい
は、完全に脱落したりするようなことがあった。そのた
め、周壁31の外周面にボス37から軸心方向に平行に延び
る突条35を設けておいて、コンクリート1内に食い込む
ことで前記外れなどを防止するようにしている。しか
し、カバー30は、第5図にみるように、コンクリート打
設後に取り外され、同取り外された後の空間を配線用の
スペースとして利用するとともに、同カバー30を再使用
するようにすることもある。この際、カバー30の抜脱が
円滑に行なえるよう、突条35を前記軸心方向に向けて伸
びるようにしておく。
〔考案が解決しようとする課題〕
突条35については、前記のように、軸心方向に伸びてい
るものの、ボス37は、第5図にみるように、抜脱方向に
向かう面37bを有してコンクリート1に当たるような形
状になっていたため、カバー30の抜脱が円滑に行なえ
ず、コンクリート1の一部を壊すこともあった。
この考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、その課
題とするところは、型枠材の取り外し時にカバーがコン
クリートに安定に埋め込まれた状態を維持できるように
するとともに、カバー抜脱時においては、コンクリート
の破損なしに円滑に同カバーを抜脱できるようにするこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕 前記課題を解決するため、この考案にかかる埋込型配線
カバーは、軸心を斜め方向で横切る半切状で略半筒状を
した周壁を備え内部が空間とされかつ半切面が開口した
ものになっており、前記周壁には、前記半切面開口の外
側周囲に取付部が突出状に設けられているとともに同取
付部から前記軸心方向に平行に延びる突条が形成されて
おり、コンクリート打設前の型枠材に前記半切面開口が
向けられ前記取付部を通して同型枠材に止付具を通すこ
とにより同型枠材に着脱自在に取付けられ、型枠材のコ
ンクリート打設側の空間を通して電線管が接続され、コ
ンクリートが打設されることにより前記突条が同コンク
リート内に食い込むようになり、コンクリート打設後に
前記型枠材が取り外されることによって前記半切面開口
が露出し前記内部空間が配線用の空間として使用され得
るようになっている埋込型配線カバーであって、前記取
付部の上面が前記軸心方向に平行な傾斜面に形成されて
いることを特徴とする。
〔作用〕
取付部の上面が周壁の軸心方向に平行な傾斜面に形成さ
れていると、抜脱時に取付部がこの抜脱動作を妨げない
ため、カバーの抜脱が容易となる。
〔実施例〕
以下に、この考案を、実施例をあらわす図面を参照しつ
つ詳しく説明する。
第1図ないし第3図は、この考案にかかる埋込型配線カ
バーの一実施例をあらわしている。これらの図におい
て、カバー10は、軸心を斜めに通るように半切状で略半
筒状をした周壁11と、同周壁11の立ち上がり側の端部に
一体に設けられた取付壁12とを備えているとともに、カ
バー10の内部は空間13で下面が半切面開口14になってい
る。周壁11の外周には、天井下地1に食い込む突条(係
合部)15,15が左右1対設けられ、各突条15は、ボス
(取付部)17からカバー10の軸心に平行に伸びている。
この突条15の開口14面とのなす角度はθになっている。
カバー10の裾側の外周にはフランジ16が突出し、同フラ
ンジ16と突条15との間には、周壁11の開口14側に位置す
るように孔17a付ボス17,17が左右1対となるように設け
られている。各ボス17の上面たる傾斜面17bの角度は、
前記抜脱に際して天井下地1に当たらず抜脱を円滑にす
るように、θとされ、このθは、突条15の角度θと
同一かあるいはθ未満の角度とされている。なお、フラ
ンジ16の裾側の端面16aも垂直面であれば抜脱時に天井
下地1に当たるようになるため、同端面16aもθにし
てある。取付壁12の軸心方向には、仮付け時にコネクタ
5に外力がかかった場合にその力を受けて損傷を防止す
るようにする突部19が設けられることがあるが、この突
部19も抜脱しやすくするため、同突部19の左右壁面を先
細状にするとともに上壁19aに角度θをつけてある。
型枠材4を取り外す際、下向きに力がかかるが、カバー
10の周壁11には斜め方向に突条15が伸びカバー10の抜脱
に抵抗するので、同カバー10は安定に埋込状態を維持す
る。型枠材4が取り外されたあとは、カバー10からは、
第3図にみるように、止付具18,18が突き出しており、
ロックナット6が取り外されたあと、この止付具18を工
具(ペンチ)20でつかんで前記軸心方向(矢印方向)に
引き出すようにすれば、カバー10は抜脱する。この際、
ボス17および突条15がともに抜脱を許すように構成され
ているため、抜脱は抵抗なくしかも下地1を壊すことな
くなされる。
なお、カバーは半円筒条のものによるのでなく、角筒条
のものであってもよい。前記係合部は凹部であってもよ
い。前記半切状とは、原筒体を厳密に2分するような場
合のみに限定されず、分割の程度に関係なくして要する
に2分されて得られるようなすべての場合を含む。
〔考案の効果〕
この考案にかかる埋込型配線カバーは、以上のように構
成されているため、型枠材の取り外し時にカバーがコン
クリートに安定に埋め込まれた状態を維持できるように
なるとともに、カバー抜脱時においては、コンクリート
の破損なしに円滑に同カバーを抜脱できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる埋込型配線カバーの一実施例
をあらわす斜視図、第2図は同カバーがコンクリート内
に埋め込まれた様子をあらわす断面図、第3図はカバー
を抜脱する際の様子をあらわす斜視図、第4図は従来の
カバーをあらわす斜視図、第5図は同カバーが天井下地
内に埋め込まれた様子をあらわす断面図である。 1……天井下地、2……電線管、4……型枠材、10……
埋込型配線カバー、11……周壁、13……内部空間、14…
…半切面開口、15……係合部(突条)、17b……傾斜
面、17……取付部(ボス)、17a……孔、18……止付具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸心を斜め方向で横切る半切状で略半筒状
    をした周壁を備え内部が空間とされかつ半切面が開口し
    たものになっており、前記周壁には、前記半切面開口の
    外側周囲に取付部が突出状に設けられているとともに同
    取付部から前記軸心方向に平行に延びる突条が形成され
    ており、コンクリート打設前の型枠材に前記半切面開口
    が向けられ前記取付部を通して同型枠材に止付具を通す
    ことにより同型枠材に着脱自在に取付けられ、型枠材の
    コンクリート打設側の空間を通して電線管が接続され、
    コンクリートが打設されることにより前記突条が同コン
    クリート内に食い込むようになり、コンクリート打設後
    に前記型枠材が取り外されることによって前記半切面開
    口が露出し前記内部空間が配線用の空間として使用され
    得るようになっている埋込型配線カバーであって、前記
    取付部の上面が前記軸心方向に平行な傾斜面に形成され
    ていることを特徴とする埋込型配線カバー。
JP1989137760U 1989-11-27 1989-11-27 埋込型配線カバー Expired - Lifetime JPH0746018Y2 (ja)

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JP1989137760U JPH0746018Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 埋込型配線カバー

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JP1989137760U JPH0746018Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 埋込型配線カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0377220U JPH0377220U (ja) 1991-08-02
JPH0746018Y2 true JPH0746018Y2 (ja) 1995-10-18

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ID=31684904

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JP1989137760U Expired - Lifetime JPH0746018Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 埋込型配線カバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5731606U (ja) * 1980-07-30 1982-02-19
JPS6314562A (ja) * 1986-07-07 1988-01-21 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 網制御装置

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JPH0377220U (ja) 1991-08-02

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