JPH0626022Y2 - 管継手固定具 - Google Patents

管継手固定具

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JPH0626022Y2
JPH0626022Y2 JP2101689U JP2101689U JPH0626022Y2 JP H0626022 Y2 JPH0626022 Y2 JP H0626022Y2 JP 2101689 U JP2101689 U JP 2101689U JP 2101689 U JP2101689 U JP 2101689U JP H0626022 Y2 JPH0626022 Y2 JP H0626022Y2
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JP
Japan
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tool
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tool end
concrete
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JP2101689U
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JPH02114325U (ja
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英一 中沢
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、管継手固定具に関する。
〔従来の技術〕
第6図ないし第11図は、管継手固定具10を用いて、
継手1および電線管2をコンクリート下地3の天井部分
3aより間仕切り壁用落とし込み部3bへと埋め込み式
に導くようにしたものである。前記管継手固定具(以
下、「固定具」と略称する)10は、底面が座面11に
なった丸い台座12を備え、同台座12には、工具4の
端部4a,4aが差し込まれてつかみ得るようになって
いる。同台座12よりも軸心方向上側に位置する部分
は、二重の筒部になっており、そのうちの外周筒部がね
じ部13を有するねじ筒部14に、また、内周筒部は細
い挿通筒部15になっている。両筒部14,15は同心
状に位置し、底部に凹み16,16が出来るように壁1
7でつながれているとともに、前記挿通筒部15内には
軸心上にあるように通孔18が貫通している。この固定
具10は一体型の1つのピースであって、第6図にみる
ように、コンクリート打設のために設置された型枠材5
の落とし込み部底辺部分5aの上に前もって仮付けされ
るようになっている。同仮付けは、座面11を底辺部分
5aのコンクリート打設側たる上面に当て通孔18を通
して同底辺部分5aに釘6を打ち込むことでなされる。
同固定具10は治具として機能するもので、その対象
は、継手たる継ぎナット7と継手1である。継ぎナット
7は固定具10のねじ部13を介してねじ付けられ、同
ナット7には、ロックナット8の外されたあとの継手1
がねじ固定される。継手1には電線管2が上方から嵌め
込まれる。前記固定具10により位置決めされた継手1
を介して電線管2も位置決めされ、この状態で型枠材5
の上方空間にコンクリート材料が打設される。第9図は
打設後でありかつ型枠材5の取り外された後の様子をあ
らわしている。同図において、前記電線管2は、コンク
リート下地3の天井部分3aからエルボ状になって落と
し込み部分3b内に埋め込まれている。型枠材5が取り
外されると、固定具10は第10図にもみるような露出
した状態になるとともに、釘6も下方へ突き出したまま
になる。同固定具10は、台座12の底面に設けられた
凹み16,16内に工具4の端部4a,4aが差し込ま
れるとともに両凹み16,16間に設けられた摘み突起
19を同工具4でつかまれて回転操作されることで、そ
れだけが取り外されるようになっている。そのあとは、
第11図にみるように、ロックナット20の外された状
態の他の継手21を前記継ぎナット7に接続するととも
に、同継ぎナット7にフレキシブルな電線管22が接続
されるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記固定具10は、座面11全体が平坦な面
になっていたので、第6図にみるように、同固定具10
に継ぎナット7や継手1等が接続される際にその回転力
で型枠材5上で空回りしまうことがあった。これによ
り、同接続作業に手間がかかるとともに確実な接続状態
を得ることもできなかった。前記固定具10の底部に設
けられた凹み16,16は工具4を差し入れるためのも
のであるが、同凹み16,16が当初より凹み状のもの
であるため、コンクリート打設時に同コンクリート材料
が固定具10と型枠材5間の隙間を通して凹み16,1
6内に入り込んで固結するようになり、同凹み16,1
6内が固結したコンクリート材料で埋められると、第1
0図にみるように、工具4の端部4a,4aを同凹み1
6,16内に差し込むことができなくなり、この結果、
摘み突起19を工具4でつかみきれなくなって固定具1
0の取り外しが不可能になっていた。
前記事情に鑑みて、この考案の課題とするところは、型
枠材への継手等の接続作業が能率的かつ確実に行なえる
ようにするとともに、工具による取り外しが常に確実に
行なえるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、この考案は、工具端部の入る
部分を有する底面たる座面と、同座面よりも軸心方向上
側に位置するねじ部とを備えているとともに、前記軸心
方向に貫通するように通孔が開けられている一体ものの
治具であって、コンクリート打設前に設置される型枠材
のコンクリート打設側の面に前記座面が当たるようにし
て設置され、前記通孔を通して打ち込まれた釘が前記型
枠材に止め付けられることにより同型枠材に取付けら
れ、同取付後において電線管を接続する継手が前記ねじ
部にねじ固定され、前記継手に電線管が接続された状態
で前記型枠材の一方側にコンクリートが打設され、前記
型枠材が取り外されたのち前記工具端部の入る部分に工
具端部が差し込まれ同工具により回転されることで前記
継手から取り外されるようになっている管継手固定具に
おいて、前記座面には、前記型枠材に係合する突起が設
けられているとともに、前記工具端部の入る部分は、そ
の入口側において、前記工具端部の差し込みで破れる程
度の薄膜により塞がれている。
〔作用〕
座面には、前記型枠材に係合する突起が設けられている
とともに、前記工具端部の入る部分は、その入口側にお
いて、前記工具端部の差し込みで破れる程度の薄膜によ
り塞がれていると、前記突起が型枠材に食い込んで空回
りが制限されるようになるとともに、型枠材の取り外し
までは工具端部の入る部分へのコンクリート材料の入り
込みが阻止されて、工具の差し込みが可能な状態に保た
れる。
〔実施例〕
以下に、この考案を、その実施例をあらわす図面を参照
しつつ詳しく説明する。
第1図ないし第5図は、この考案にかかる管継手固定具
の一実施例をあらわしている。これらの図において、前
記従来例におけると同様の符号を付したものついてはそ
れと同様の構成であるとして重複した説明は省略する。
この管継手固定具30は、前記構成のほかに、突起3
0,30および閉塞カバー31を一体に備えている。前
記突起30,30は、前記座面11から円錐状に突出す
るもので、型枠材5に食い込み得るようになっている。
前記閉塞カバー31は、前記凹み16,16の入口側に
設けられ、工具4で下から押し付ける程度の力で破れ得
るような薄膜で出来ている。なお、同閉塞カバー31は
通孔18の下方開口部分を含めて設けられていてもよ
い。
前記のように、座面11が、前記型枠材5に係合する突
出30,30を備えているので、第3図にみるように、
前記突出30,30が型枠材5に食い込んで固定具10
の空回りを制限するようになり、その結果、継ぎナット
7および継手1の接続が固定具10の空回りなく能率的
になされるようになるとともに、接続状態が確実に得ら
れるようになる。前記工具端部の差し込まれる入口側
が、その入口側において、工具端部の差し込みで破れる
程度の薄膜により塞がれているので、凹み16,16内
に打設時のコンクリートが流れ込まなくなって、第4図
にみるように、閉塞カバー31を工具4を破って同工具
4を凹み16,16内に差し込めば常に固定具10を工
具4でつかみ得て、同固定具10の取り外しが常に能率
的かつ確実になされるようになる。
〔考案の効果〕
この考案にかかる管継手固定具は、以上のように構成さ
れているため、型枠材への継手等の接続作業が能率的な
つ確実に行なえるようになるとともに、工具による取り
外しが常に確実に行なえるようになった。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案にかかる管継手固定具の一実施例を閉
塞カバー付の状態であらわす斜視図、第2図はその縦断
面図、第3図は同固定具の型枠材への取付状態と継手等
の接続要領をあらわす分解図、第4図は同固定具の閉塞
カバーを工具で破る直前の様子をあらわす斜視図、第5
図はコンクリート打設後の固定具の取り外し作業の様子
をあらわす断面図、第6図は従来の固定具を型枠材への
取付状態においてあらわす分解図、第7図は同固定具を
一部切り欠いてあらわす斜視図、第8図は同固定具を底
面側からみた斜視図、第9図は同固定具がコンクリート
打設後に取り外される様子をあらわす断面図、第10図
は同固定具を工具で取り外す直前の様子をあらわす斜視
図、第11図は同固定具の取り外された状態での他の継
手および電線管が接続される様子をあらわす断面図であ
る。 1,7…継手、2,22…電線管、3…コンクリート下
地、4…工具、4a…工具の端部、5…型枠材、6…
釘、10…管継手固定具、11…座面、13…ねじ部、
16…凹み、18…通孔、30…突起、31…閉塞カバ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具端部の入る部分を有する底面たる座面
    と、同座面よりも軸心方向上側に位置するねじ部とを備
    えているとともに、前記軸心方向に貫通するように通孔
    が開けられている一体ものの治具であって、コンクリー
    ト打設前に設置される型枠材のコンクリート打設側の面
    に前記座面が当たるようにして設置され、前記通孔を通
    して打ち込まれた釘が前記型枠材に止め付けられること
    により同型枠材に取付けられ、同取付後において電線管
    を接続する継手が前記ねじ部にねじ固定され、前記継手
    に電線管が接続された状態で前記型枠材の一方側にコン
    クリートが打設され、前記型枠材が取り外されたのち前
    記工具端部の入る部分に工具端部が差し込まれ同工具に
    より回転されることで前記継手から取り外されるように
    なっている管継手固定具において、前記座面には、前記
    型枠材に係合する突起が設けられているとともに、前記
    工具端部の入る部分は、その入口側において、前記工具
    端部の差し込みで破れる程度の薄膜により塞がれている
    ことを特徴とする管継手固定具。
JP2101689U 1989-02-23 1989-02-23 管継手固定具 Expired - Lifetime JPH0626022Y2 (ja)

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JP2101689U JPH0626022Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 管継手固定具

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JP2101689U JPH0626022Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 管継手固定具

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Publication Number Publication Date
JPH02114325U JPH02114325U (ja) 1990-09-13
JPH0626022Y2 true JPH0626022Y2 (ja) 1994-07-06

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