JPH0247683Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0247683Y2 JPH0247683Y2 JP1985023918U JP2391885U JPH0247683Y2 JP H0247683 Y2 JPH0247683 Y2 JP H0247683Y2 JP 1985023918 U JP1985023918 U JP 1985023918U JP 2391885 U JP2391885 U JP 2391885U JP H0247683 Y2 JPH0247683 Y2 JP H0247683Y2
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- JP
- Japan
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- formwork
- insert
- head
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- nail
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 26
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 26
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 17
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 57
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、コンクリートスラブ内に埋設される
インサートに関し、特にそのインサート本体を型
枠に固定するのに使用される固定具を有したイン
サートに関する。
インサートに関し、特にそのインサート本体を型
枠に固定するのに使用される固定具を有したイン
サートに関する。
(従来の技術)
従来、第10図に示すように、インサートを型
枠10に固定するのに、型枠10内に打ち込まれ
る釘部である釘、螺子23等を備え、インサート
本体20より着脱自在に取り外せるようにした別
体の固定具21をインサート本体20に装着した
ものが知られている。
枠10に固定するのに、型枠10内に打ち込まれ
る釘部である釘、螺子23等を備え、インサート
本体20より着脱自在に取り外せるようにした別
体の固定具21をインサート本体20に装着した
ものが知られている。
このものは、コンクリート埋設後に型枠10を
取り外せば、固定具21が型枠24とともに抜け
外れるようになつており、インサート本体20を
型枠10に固定するための釘、螺子23等をコン
クリート壁内に残さない。したがつて、インサー
ト本体20を直接、型枠10に釘打、螺子止めし
て固定するインサートのように、コンクリート埋
設後にコンクリート壁面より突出して残る釘、螺
子等の後処理の必要がないという利点があるもの
の、型枠除去後の型枠10上に残つた固定具21
は、やはり抜き取つて後処理しなければならない
という問題点は依然として残つていた。このよう
に固定具21を抜き取らなければならないのは、
型枠を取り付ける業者と、インサートを型枠に固
定する業者とが別であり、型枠除去後に型枠業者
へ型枠10を返す際には固定具21を取り外して
おかなければならないからである。
取り外せば、固定具21が型枠24とともに抜け
外れるようになつており、インサート本体20を
型枠10に固定するための釘、螺子23等をコン
クリート壁内に残さない。したがつて、インサー
ト本体20を直接、型枠10に釘打、螺子止めし
て固定するインサートのように、コンクリート埋
設後にコンクリート壁面より突出して残る釘、螺
子等の後処理の必要がないという利点があるもの
の、型枠除去後の型枠10上に残つた固定具21
は、やはり抜き取つて後処理しなければならない
という問題点は依然として残つていた。このよう
に固定具21を抜き取らなければならないのは、
型枠を取り付ける業者と、インサートを型枠に固
定する業者とが別であり、型枠除去後に型枠業者
へ型枠10を返す際には固定具21を取り外して
おかなければならないからである。
しかしながら、この抜き取りは固定具21の頭
部22が筒状に形成され、その径メネジ部8aが
釘等と比較して大きいために、やつかいである。
すなわち、ペンチ等で固定具21をはさみ込むに
は、固定具21の頭部22の径メネジ部8aが大
きく、ペンチの柄が広がつてうまく握れず、さら
に筒状の頭部22はすべりやすく、はさみ込んで
抜き取るのが大変である。また、釘抜き具を咬ま
せるには、固定具21の頭部22の径メネジ部8
aが大きすぎ、咬ませることができない。したが
つて、型枠10上の固定具21を横から金槌等で
たたいて釘部である釘、螺子23等を曲げ、でき
た固定具21と型枠10とのすき間に釘抜き具を
嵌め込んで咬ませることにより固定具21を抜き
取るか、固定具21と型枠10との間に無理に釘
抜き具、ドライバー等をねじ込んで固定具21の
頭部22を引き上げ、固定具21を抜き取るかし
なければならなかつた。第10図に示すような固
定具21では、ドライバーにより釘部である螺子
23を取り外せるようにしているが、螺子外しの
作業が手間どり、作業効率が悪い。このように、
従来の固定具が型枠とともに抜け外れるようにな
つたインサートについては、型枠除去後の型枠上
に残つた固定具の取り外しに手間どり、また釘抜
き具等を無理にねじ込んで抜き取る場合には型枠
を早く傷めるという欠点を有していた。
部22が筒状に形成され、その径メネジ部8aが
釘等と比較して大きいために、やつかいである。
すなわち、ペンチ等で固定具21をはさみ込むに
は、固定具21の頭部22の径メネジ部8aが大
きく、ペンチの柄が広がつてうまく握れず、さら
に筒状の頭部22はすべりやすく、はさみ込んで
抜き取るのが大変である。また、釘抜き具を咬ま
せるには、固定具21の頭部22の径メネジ部8
aが大きすぎ、咬ませることができない。したが
つて、型枠10上の固定具21を横から金槌等で
たたいて釘部である釘、螺子23等を曲げ、でき
た固定具21と型枠10とのすき間に釘抜き具を
嵌め込んで咬ませることにより固定具21を抜き
取るか、固定具21と型枠10との間に無理に釘
抜き具、ドライバー等をねじ込んで固定具21の
頭部22を引き上げ、固定具21を抜き取るかし
なければならなかつた。第10図に示すような固
定具21では、ドライバーにより釘部である螺子
23を取り外せるようにしているが、螺子外しの
作業が手間どり、作業効率が悪い。このように、
従来の固定具が型枠とともに抜け外れるようにな
つたインサートについては、型枠除去後の型枠上
に残つた固定具の取り外しに手間どり、また釘抜
き具等を無理にねじ込んで抜き取る場合には型枠
を早く傷めるという欠点を有していた。
また、この種のインサートは、その周囲にコン
クリートを打設して型枠を外した後に、このイン
サートの一部を外部に露出させて吊ボルトを取付
けるものであるから、この吊ボルトが挿入及び螺
着される部分にコンクリートが侵入しないように
必要があるものである。そして、この種のインサ
ートは、型組みした型枠の内面に固定するもので
あるから、その固定作業が容易なものでなければ
ならない。
クリートを打設して型枠を外した後に、このイン
サートの一部を外部に露出させて吊ボルトを取付
けるものであるから、この吊ボルトが挿入及び螺
着される部分にコンクリートが侵入しないように
必要があるものである。そして、この種のインサ
ートは、型組みした型枠の内面に固定するもので
あるから、その固定作業が容易なものでなければ
ならない。
(考案が解決すべき問題点)
そこで、本考案は、型枠除去後、型枠上に残つ
た固定具の抜き取りを簡単に行なえ、作業に手間
どらず、また型枠をなるべく傷めることなく抜き
取ることができて、打設したコンクリートによる
吊ボルト螺着部の目詰まりを生じないインサート
を提供することを目的としている。
た固定具の抜き取りを簡単に行なえ、作業に手間
どらず、また型枠をなるべく傷めることなく抜き
取ることができて、打設したコンクリートによる
吊ボルト螺着部の目詰まりを生じないインサート
を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段)
そのため、本考案に係るインサートは、実施例
において使用する符号を付して説明すると、 「吊ボルトを螺着するメネジ部8aと、このメ
ネジ部8aの直下に設けた吊ボルト挿入孔8と、
この吊ボルト挿入孔8内に形成した係止段部8b
とを有するインサート本体7と、 このインサート本体7の吊ボルト挿入孔8の下
端部と同じ形状を有してこれに嵌合され、かつ係
止段部8bにて係止される頭部2と、この頭部2
の外周略中央に形成した切欠溝3と、頭部2に一
体的に形成されて先端6が下方に突出する釘部4
とを有する固定具1とからなるインサート」 を上記問題解決のための手段としてしるものであ
る。
において使用する符号を付して説明すると、 「吊ボルトを螺着するメネジ部8aと、このメ
ネジ部8aの直下に設けた吊ボルト挿入孔8と、
この吊ボルト挿入孔8内に形成した係止段部8b
とを有するインサート本体7と、 このインサート本体7の吊ボルト挿入孔8の下
端部と同じ形状を有してこれに嵌合され、かつ係
止段部8bにて係止される頭部2と、この頭部2
の外周略中央に形成した切欠溝3と、頭部2に一
体的に形成されて先端6が下方に突出する釘部4
とを有する固定具1とからなるインサート」 を上記問題解決のための手段としてしるものであ
る。
(作 用)
これによつて、本考案に係るインサートは、型
枠に固定されている固定具を切欠溝に釘抜き具を
咬ませて型枠から簡単に抜き取ることができるも
のとなつている。
枠に固定されている固定具を切欠溝に釘抜き具を
咬ませて型枠から簡単に抜き取ることができるも
のとなつている。
特に、本考案のインサートは、これを構成して
いる固定具1の頭部2が、インサート本体7側に
形成した吊ボルト挿入孔8の下端部と同じ形状を
有したものとしたから、このインサートを型枠1
0に固定した後に、その周囲に生コンクリートを
打設したとしても、この生コンクリートが吊ボル
ト挿入孔8内に入ることはないのである。これに
より、型枠10を取り外して吊ボルト挿入孔8内
に吊ボルトを挿入することが確実に行えることが
可能となつているだけでなく、この吊ボルト挿入
孔8の上方に位置するメネジ部8aに目詰まりを
生ずることがないから、吊ボルトのメネジ部8a
に対する螺着を確実に行えるのである。
いる固定具1の頭部2が、インサート本体7側に
形成した吊ボルト挿入孔8の下端部と同じ形状を
有したものとしたから、このインサートを型枠1
0に固定した後に、その周囲に生コンクリートを
打設したとしても、この生コンクリートが吊ボル
ト挿入孔8内に入ることはないのである。これに
より、型枠10を取り外して吊ボルト挿入孔8内
に吊ボルトを挿入することが確実に行えることが
可能となつているだけでなく、この吊ボルト挿入
孔8の上方に位置するメネジ部8aに目詰まりを
生ずることがないから、吊ボルトのメネジ部8a
に対する螺着を確実に行えるのである。
また、固定具1の頭部2と吊ボルト挿入孔8の
下端部とを同じ形状にしたから、この吊ボルト挿
入孔8の下端部内に嵌合した固定具1は、これを
型枠10に固定するために運んだりあるいは位置
決めしたりする作業中に、インサート本体7から
簡単には外れない。従つて、このインサートの型
枠10に対する固定作業を確実かつ容易に行なえ
るのである。さらに、この固定具1の吊ボルト挿
入孔8内に対する嵌合位置は、吊ボルト挿入孔8
内に形成した係止段部8bに固定具1の頭部2を
当接させることにより決定されるから、この固定
具1のインサート本体7に対する位置決めを容易
に行なえるだけでなく、インサートの型枠10に
対する打込み時において固定具1のインサート本
体7に対する位置が変化することもないのであ
る。これにより、固定具1と型枠10との間に生
コンクリートが侵入するような隙間の形成が確実
に防止されているのである。
下端部とを同じ形状にしたから、この吊ボルト挿
入孔8の下端部内に嵌合した固定具1は、これを
型枠10に固定するために運んだりあるいは位置
決めしたりする作業中に、インサート本体7から
簡単には外れない。従つて、このインサートの型
枠10に対する固定作業を確実かつ容易に行なえ
るのである。さらに、この固定具1の吊ボルト挿
入孔8内に対する嵌合位置は、吊ボルト挿入孔8
内に形成した係止段部8bに固定具1の頭部2を
当接させることにより決定されるから、この固定
具1のインサート本体7に対する位置決めを容易
に行なえるだけでなく、インサートの型枠10に
対する打込み時において固定具1のインサート本
体7に対する位置が変化することもないのであ
る。これにより、固定具1と型枠10との間に生
コンクリートが侵入するような隙間の形成が確実
に防止されているのである。
(実施例)
以下、図面に示す実施例にしたがつて本考案を
説明すると、第1図は本考案の一実施例を示した
ものであり、1は、インサート本体7を型枠10
に固定するための固定具であり、インサート本体
7の吊ボルト挿入孔8に挿入される頭部2と、頭
部2に埋め込まれ下方に先端6を突出させた釘部
4とからなつている。
説明すると、第1図は本考案の一実施例を示した
ものであり、1は、インサート本体7を型枠10
に固定するための固定具であり、インサート本体
7の吊ボルト挿入孔8に挿入される頭部2と、頭
部2に埋め込まれ下方に先端6を突出させた釘部
4とからなつている。
頭部2はインサート本体7の吊ボルト挿入孔8
における下端部の内形状に合致する外形状、すな
わちこの固定具1を隙間なく嵌合し得る形状に形
成されている。図に示す実施例では、インサート
本体7の吊ボルト挿入孔8の内形状が六角形に形
成され、これに挿入される固定具1の頭部2も同
形の六角形に形成されている。もちろん第2図に
示すように、インサート本体7の吊ボルト挿入孔
8および固定具1の頭部2が円形に形成されるも
のであつてもよいが、上記実施例のように六角形
等の角形に形成されている場合には次のような効
果がある。まず、インサートが型枠10に固定さ
れた状態では、インサート本体7は固定具1によ
り回り止め状態に固定される。次に、インサート
本体7の回転にともない固定具1も回転し得るか
ら、実施例のように固定具1の釘部4を螺子によ
り構成すれば、インサート本体7を手指で持つて
型枠10に回転させて螺子止め固定することがで
きる。
における下端部の内形状に合致する外形状、すな
わちこの固定具1を隙間なく嵌合し得る形状に形
成されている。図に示す実施例では、インサート
本体7の吊ボルト挿入孔8の内形状が六角形に形
成され、これに挿入される固定具1の頭部2も同
形の六角形に形成されている。もちろん第2図に
示すように、インサート本体7の吊ボルト挿入孔
8および固定具1の頭部2が円形に形成されるも
のであつてもよいが、上記実施例のように六角形
等の角形に形成されている場合には次のような効
果がある。まず、インサートが型枠10に固定さ
れた状態では、インサート本体7は固定具1によ
り回り止め状態に固定される。次に、インサート
本体7の回転にともない固定具1も回転し得るか
ら、実施例のように固定具1の釘部4を螺子によ
り構成すれば、インサート本体7を手指で持つて
型枠10に回転させて螺子止め固定することがで
きる。
釘部4は、合成樹脂で作製された固定具1の頭
部2の略中央に、釘部4の先端を突出させてプラ
スチツクの一体成形により頭部2内に埋め込まれ
ている。このように埋め込まれた釘部4は、その
頭5のアンダーカツトにより、下方へ抜け外され
ることなく固定具1の頭部2内に確実に固定され
ている。釘部4は実施例にあるように螺子により
構成される他、第3図に示すように、釘により構
成されるものであつてもよい。
部2の略中央に、釘部4の先端を突出させてプラ
スチツクの一体成形により頭部2内に埋め込まれ
ている。このように埋め込まれた釘部4は、その
頭5のアンダーカツトにより、下方へ抜け外され
ることなく固定具1の頭部2内に確実に固定され
ている。釘部4は実施例にあるように螺子により
構成される他、第3図に示すように、釘により構
成されるものであつてもよい。
本考案はこのような頭部2と釘部4とからなる
固定具1の頭部2外周略中央に、第3図または第
5図に示すように釘抜き具9を咬ませることので
きる切欠溝3を外周に設けたことを特徴としてい
る。
固定具1の頭部2外周略中央に、第3図または第
5図に示すように釘抜き具9を咬ませることので
きる切欠溝3を外周に設けたことを特徴としてい
る。
切欠溝3は、第1図に示すように固定具1の頭
部2外周の両側を切り込んで形成してもよく、ま
た第4図に示すように、頭部2外周全体にわたつ
て切欠かれていてもよい。頭部2外周全体にわた
つて切欠かれている場合には釘抜き具9を咬ませ
るときに、咬ませやすい。
部2外周の両側を切り込んで形成してもよく、ま
た第4図に示すように、頭部2外周全体にわたつ
て切欠かれていてもよい。頭部2外周全体にわた
つて切欠かれている場合には釘抜き具9を咬ませ
るときに、咬ませやすい。
また、切欠溝3の切り口は、第1図に示すよう
にテーパ状に形成されているもの、あるいは第5
図に示すように切欠溝3の両側が平行に切欠かれ
て形成されているもの等どのように形成されても
よい。尚、第1図に示すようにテーパ状に形成さ
れていると、切欠溝3の切り口が外から見やす
く、また切欠溝3の位置がよく分かるから釘抜き
具9を咬ませやすく、したがつて固定具1の抜き
取り作業がより行いやすい。
にテーパ状に形成されているもの、あるいは第5
図に示すように切欠溝3の両側が平行に切欠かれ
て形成されているもの等どのように形成されても
よい。尚、第1図に示すようにテーパ状に形成さ
れていると、切欠溝3の切り口が外から見やす
く、また切欠溝3の位置がよく分かるから釘抜き
具9を咬ませやすく、したがつて固定具1の抜き
取り作業がより行いやすい。
切欠溝3は、固定具1の頭部2の下方端、つま
り型枠との接地部分よりわずかに上方に形成され
ているのがよい。このように形成されていると、
インサート本体7に固定具1の頭部2を挿入して
固定具1を装着し、型枠10にインサートを固定
してコンクリート埋設してもコンクリートがイン
サート本体7の吊ボルト挿入孔8に侵入すること
はない。(第6図参照) さて、このように構成された固定具1をインサ
ート本体7に装着して、使用するときは、第6図
に示すように、固定具1の頭部2をインサート本
体7の吊ボルト挿入孔8に挿入して固定具1をイ
ンサート本体7に装着後、型枠10に固定具1の
釘部4を打ち込むか、又はねじ込んで固定する。
あるいは、固定具1を型枠10に打ち込むか又は
ねじ込んでおき、固定具1の頭部2にインサート
本体7の吊ボルト挿入孔8を挿入して固定する。
り型枠との接地部分よりわずかに上方に形成され
ているのがよい。このように形成されていると、
インサート本体7に固定具1の頭部2を挿入して
固定具1を装着し、型枠10にインサートを固定
してコンクリート埋設してもコンクリートがイン
サート本体7の吊ボルト挿入孔8に侵入すること
はない。(第6図参照) さて、このように構成された固定具1をインサ
ート本体7に装着して、使用するときは、第6図
に示すように、固定具1の頭部2をインサート本
体7の吊ボルト挿入孔8に挿入して固定具1をイ
ンサート本体7に装着後、型枠10に固定具1の
釘部4を打ち込むか、又はねじ込んで固定する。
あるいは、固定具1を型枠10に打ち込むか又は
ねじ込んでおき、固定具1の頭部2にインサート
本体7の吊ボルト挿入孔8を挿入して固定する。
このとき釘部4が螺子により構成されている場
合の方が多数の螺子溝により上方へ抜けにくく、
釘部4が釘により構成されている場合に比べ型枠
10への固定はよい。
合の方が多数の螺子溝により上方へ抜けにくく、
釘部4が釘により構成されている場合に比べ型枠
10への固定はよい。
こうして型枠10にインサートを固定した後、
コンクリート打設を行ないコンクリート壁内にイ
ンサートを埋設する。埋設後、第7図に示すよう
に、型枠10を除去する。固定具1は除去される
型枠10とともにインサート本体7より抜け外れ
る。型枠10上に残つた固定具1は、第8、9図
に示すように、固定具1の頭部2外周に設けられ
た切欠溝3に釘抜き具9を咬ませることにより型
枠10より簡単に抜き取られる。
コンクリート打設を行ないコンクリート壁内にイ
ンサートを埋設する。埋設後、第7図に示すよう
に、型枠10を除去する。固定具1は除去される
型枠10とともにインサート本体7より抜け外れ
る。型枠10上に残つた固定具1は、第8、9図
に示すように、固定具1の頭部2外周に設けられ
た切欠溝3に釘抜き具9を咬ませることにより型
枠10より簡単に抜き取られる。
(考案の効果)
このように、本考案においては、固定具1を、
インサート本体7の吊ボルト挿入孔8の下端部と
同じ形状を有してこれに嵌合され、かつ係止段部
8bにて係止される頭部2と、この頭部2の外周
略中央に形成した切欠溝3と、頭部2に一体的に
形成されて先端6が下方に突出する釘部4とによ
り構成して、この固定具1をその頭部2にてイン
サート本体7側の吊ボルト挿入孔8の下端部内に
嵌合するようにしたから、このインサートを型枠
10に打ち込む作業中に、インサート本体7から
固定具1が簡単に外れてしまうことがなく、イン
サートの型枠10に対する固定作業を確実かつ容
易に行なうことができるのである。また、固定具
1は、その頭部2がインサート本体7側の吊ボル
ト挿入孔8内に嵌合された状態で型枠10に対し
て固定されるのであるから、その後にコンクリー
トを打設したとしても、このコンクリートが吊ボ
ルト挿入孔8内に侵入することはないのである。
従つて、吊ボルトを挿入するための吊ボルト挿入
孔8及び吊ボルトを螺着するためのメネジ部8a
がコンクリートによつて目詰まりを生ずることは
全くなく、このインサートに対する吊ボルトの固
定を容易かつ確実に行えるのである。
インサート本体7の吊ボルト挿入孔8の下端部と
同じ形状を有してこれに嵌合され、かつ係止段部
8bにて係止される頭部2と、この頭部2の外周
略中央に形成した切欠溝3と、頭部2に一体的に
形成されて先端6が下方に突出する釘部4とによ
り構成して、この固定具1をその頭部2にてイン
サート本体7側の吊ボルト挿入孔8の下端部内に
嵌合するようにしたから、このインサートを型枠
10に打ち込む作業中に、インサート本体7から
固定具1が簡単に外れてしまうことがなく、イン
サートの型枠10に対する固定作業を確実かつ容
易に行なうことができるのである。また、固定具
1は、その頭部2がインサート本体7側の吊ボル
ト挿入孔8内に嵌合された状態で型枠10に対し
て固定されるのであるから、その後にコンクリー
トを打設したとしても、このコンクリートが吊ボ
ルト挿入孔8内に侵入することはないのである。
従つて、吊ボルトを挿入するための吊ボルト挿入
孔8及び吊ボルトを螺着するためのメネジ部8a
がコンクリートによつて目詰まりを生ずることは
全くなく、このインサートに対する吊ボルトの固
定を容易かつ確実に行えるのである。
さらに、インサート本体の吊ボルト挿入孔に挿
入される頭部と頭部に埋め込まれ下方に先端を突
出させた釘部とからなるインサートの固定具の頭
部外周に釘抜き具を咬ませることのできる切欠溝
を設けたから、型枠除去後、型枠上に残つた固定
具の抜き取りを簡単に行なえ、抜き取り作業を効
率よく行なうことができる。
入される頭部と頭部に埋め込まれ下方に先端を突
出させた釘部とからなるインサートの固定具の頭
部外周に釘抜き具を咬ませることのできる切欠溝
を設けたから、型枠除去後、型枠上に残つた固定
具の抜き取りを簡単に行なえ、抜き取り作業を効
率よく行なうことができる。
また抜き取り作業は、従来のように型枠上の固
定具を横から金槌等でたたいて釘、螺子等を曲
げ、できた固定具と型枠とのすき間に釘抜き具を
嵌め込んで咬ませることにより固定具を抜き取つ
たり、あるいは固定具と型枠との間に無理に釘抜
き具、ドライバー等をねじ込んで固定具を引き上
げながら抜き取つたりすることなく、釘抜き具を
咬ませて抜き取るから型枠を傷めることがない。
定具を横から金槌等でたたいて釘、螺子等を曲
げ、できた固定具と型枠とのすき間に釘抜き具を
嵌め込んで咬ませることにより固定具を抜き取つ
たり、あるいは固定具と型枠との間に無理に釘抜
き具、ドライバー等をねじ込んで固定具を引き上
げながら抜き取つたりすることなく、釘抜き具を
咬ませて抜き取るから型枠を傷めることがない。
第1図は本考案の一実施例を示すインサートの
分解斜視図、第2図から第5図までは本考案の
各々別の実施例を示し、第2図および第4図はそ
の各斜視図、第3図および第5図はその各断面
図、第6図は本考案に係るインサートをコンクリ
ート壁内に埋設した状態の断面図、第7図は第6
図の型枠を除去した状態の断面図、第8、9図は
型枠から固定具を釘抜き具で抜き取る状態を示
し、第8図はその側面図、第9図はその平面図、
第10図は従来例の使用状態を示し、コンクリー
ト壁内に埋設後型枠を除去した状態の断面図であ
る。 図中、1は固定具、2は頭部、3は切欠溝、4
は釘部、7はインサート本体である。
分解斜視図、第2図から第5図までは本考案の
各々別の実施例を示し、第2図および第4図はそ
の各斜視図、第3図および第5図はその各断面
図、第6図は本考案に係るインサートをコンクリ
ート壁内に埋設した状態の断面図、第7図は第6
図の型枠を除去した状態の断面図、第8、9図は
型枠から固定具を釘抜き具で抜き取る状態を示
し、第8図はその側面図、第9図はその平面図、
第10図は従来例の使用状態を示し、コンクリー
ト壁内に埋設後型枠を除去した状態の断面図であ
る。 図中、1は固定具、2は頭部、3は切欠溝、4
は釘部、7はインサート本体である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 吊ボルトを螺着するメネジ部と、このメネジ部
の直下に設けた吊ボルト挿入孔と、この吊ボルト
挿入孔内に形成した係止段部とを有するインサー
ト本体と、 このインサート本体の前記吊ボルト挿入孔の下
端部と同じ形状を有してこれに嵌合され、かつ前
記係止段部にて係止される頭部と、この頭部の外
周略中央に形成した切欠溝と、前記頭部に一体的
に形成されて先端が下方に突出する釘部とを有す
る固定具とからなるインサート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985023918U JPH0247683Y2 (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985023918U JPH0247683Y2 (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61140002U JPS61140002U (ja) | 1986-08-30 |
JPH0247683Y2 true JPH0247683Y2 (ja) | 1990-12-14 |
Family
ID=30517591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985023918U Expired JPH0247683Y2 (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0247683Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4493972B2 (ja) * | 2003-10-20 | 2010-06-30 | 株式会社平和 | パチンコ機の遊技盤 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5715929U (ja) * | 1980-07-02 | 1982-01-27 | ||
JPS5912327U (ja) * | 1982-07-15 | 1984-01-25 | 松下電工株式会社 | 合成樹脂製軒樋 |
-
1985
- 1985-02-21 JP JP1985023918U patent/JPH0247683Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5715929U (ja) * | 1980-07-02 | 1982-01-27 | ||
JPS5912327U (ja) * | 1982-07-15 | 1984-01-25 | 松下電工株式会社 | 合成樹脂製軒樋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61140002U (ja) | 1986-08-30 |
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