JPS6322231Y2 - - Google Patents

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JPS6322231Y2
JPS6322231Y2 JP17118784U JP17118784U JPS6322231Y2 JP S6322231 Y2 JPS6322231 Y2 JP S6322231Y2 JP 17118784 U JP17118784 U JP 17118784U JP 17118784 U JP17118784 U JP 17118784U JP S6322231 Y2 JPS6322231 Y2 JP S6322231Y2
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JP
Japan
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concrete core
concrete
insertion pipe
core
remover
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JP17118784U
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コアドリルにより穿孔して得たコン
クリートコアを取り外すためのコンクリートコア
除去器に関する。
(従来技術) 従来、コンクリートに穿孔する場合は、第4図
に示すように、電動ドリル1に中空ダイアモンド
コアビツト2を取り付けて、その中空コアビツト
2を回転させることにより、コンクリート3に、
環状の溝3aを掘削している。そして、コンクリ
ート3の厚み以下の長さのコンクリートコアを取
る場合には、その掘削溝3aを裏面に至る途中ま
で形成して、その後中空コアビツト2を外した後
に、そのコンクリートコア4を除去している。そ
のコンクリートコア4が大口径(直径10cm以上)
の場合には、掘削溝3a内にバールを差し込んで
テコの応用により折り取つているが、小口径(直
径1cm程度)の場合にこの方法を採ると、そのコ
ンクリートコア4がコマ切れ状態になることが多
く、これをピンセツト等によりつまみ出していた
が、穴の奥部に残留したコアの除去が困難で、か
なり時間を要していた。
このため、コンクリートコアを抜き取つた穴内
にアンカーボルト等を嵌め込む場合には、その全
体の作業時間が長くなり、また奥部分までそのア
ンカーボルトを埋め込むことができなくなる場合
は、そのアンカーボルト取付強度に対する信頼性
に問題が出る恐れがあつた。
(考案の目的) 本考案はかかる点に鑑みて成されたもので、そ
の目的は、環状の掘削溝形成後のコンクリートコ
アの取り外しを簡単且つ確実に行うことができる
ようにしたコンクリートコア除去器を提供するこ
とである。
(考案の構成) このために本考案は、そのコンクリートコア除
去器を、先端から基端にかけて切欠きが形成さ
れ、該切欠きに沿つてその両側に不平行な2本の
スリツトが形成され、且つ基端に押え把手が設け
られた挿入パイプと、該挿入パイプの上記2本の
スリツトに係合し、該スリツトに沿つて移動可能
な締付具とで構成し、上記締付具を移動させるこ
とにより上記挿入パイプの上記先端が狭まつて、
コンクリートコアに締付られるようにしている。
(実施例) 以下、本考案の実施例について説明する。第1
図はそのコンクリートコア除去器10の全体を示
す図であり、この除去器10は、取り去るコンク
リートコア4の外形より若干径の大きな円筒形状
の挿入パイプ11、その挿入パイプ11の基端部
に設けた押え把手12、及び挿入パイプ11をコ
ンクリートコアに締め付けるための締付具13よ
り構成されている。
詳しくは、挿入パイプ11は、先端開口部の内
縁周方向に凸条11aが形成され、またその先端
から基端方向にかけて途中まで切込み11bが形
成され、更にその切込み11bの両側に先端側の
間隔が狭く基端側に至るほどその間隔な長くなる
ように2本のスリツト11c,11dが不平行に
形成されている。また、締付具13は、挿入パイ
プ11の2本のスリツト11c,11dに先端が
嵌り込むコ字形状の係合部13a、引張把手13
b、及びその係合部13aと引張把手13bとを
連結する柄13cより構成されている。
さて、コンクリート3に環状の掘削溝3aを形
成して得られたコンクリートコア4の取り外し
は、次のようにして行う。まず、除去器10の引
張把手13bを充分前方に押し込んでスリツト1
1cと11dが相互に遠のくようにして挿入パイ
プ11の先端を拡げておく。次に、その挿入パイ
プ11の先端を、コンクリート3に形成した環状
の溝3a内に奥底まで挿入する。そして、押え把
手12により挿入パイプ11を固定して、締付具
13の引張把手13bを外側に引つ張る。これに
より、挿入パイプ11は切込み11bがあるため
に、力の平行四辺径の法則により、その先端の凸
条11aがコンクリートコア4の根元を締め付け
る。この際、コンクリートコア4の引張破断力よ
り、コンクリートコア4と挿入パイプ11の凸条
11aとの摩擦力が大きくなるまで締め付ける。
次に、押え把手12をコンクリート3から離れ
る方向に引つ張ると、コンクリートは引張力に弱
いので、挿入パイプ11の締付部分で小径のコン
クリートコア4は引張破断する。そこで、除去器
10の全体を引き抜くと、その除去器10が分離
したコンクリートコア4と共に外に取り出され
る。
なお、以上において、挿入パイプ11のスリツ
ト11cと11dとは、上記実施例の場合と逆に
先端側の間隔が広く、基端側が狭くるように形成
してもよい。この場合は、コンクリーコア4に対
する締付具13の締付は、引張把手13bを押し
込む必要がある。
(考案の効果) 以上のように、本考案のコンクリートコア除去
器によれば、その除去器をコンクリートに形成し
た環状の掘削溝内に挿入して、コンクリートコア
に締め付けた後に引つ張ればよいので、その除去
操作が簡単である。よつて後付けアンカーボルト
をコンクリートコアを取り去つた穴に嵌め込むよ
うな作業においては、その作業時間を短縮するこ
とができる。また、この除去器では、コンクリー
トコアに対する締付が根元で行われるので、その
根元部分でコンクリートコアが分離し、穴内に残
余物が残ることも無くなる。よつて、そこに埋め
込むボルトは充分な深さまで埋め込むことがで
き、そのボルトの強度に対する信頼性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のコンクリートコア
除去器の斜視図、第2図はコンクリートの環状の
掘削溝に挿入パイプを挿入した状態の縦断面図、
第3図は掘削溝に除去器を挿入した状態の横断面
図、第4図はコンクリートコア掘削の説明図であ
る。 1……電動ドリル、2……中空コアビツト、3
……コンクリート、4……コンクリートコア、1
0……コンクリートコア除去器、11……挿入パ
イプ、12……押え把手、13……締付具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端から基端にかけて切欠きが形成され、該切
    欠きに沿つてその両側に不平行な2本のスリツト
    が形成され、且つ基端に押え把手が設けられた挿
    入パイプと、該挿入パイプの上記2本のスリツト
    に係合し、該スリツトに沿つて移動可能な締付具
    とで構成され、上記締付具を移動させることによ
    り上記挿入パイプの上記先端が狭まるようにした
    ことを特徴とするコンクリートコア除去器。
JP17118784U 1984-11-12 1984-11-12 Expired JPS6322231Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17118784U JPS6322231Y2 (ja) 1984-11-12 1984-11-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17118784U JPS6322231Y2 (ja) 1984-11-12 1984-11-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6189094U JPS6189094U (ja) 1986-06-10
JPS6322231Y2 true JPS6322231Y2 (ja) 1988-06-17

Family

ID=30728881

Family Applications (1)

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JP17118784U Expired JPS6322231Y2 (ja) 1984-11-12 1984-11-12

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JPS6189094U (ja) 1986-06-10

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