JPH04315661A - 埋設部品の仮止め装置 - Google Patents

埋設部品の仮止め装置

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JPH04315661A
JPH04315661A JP216991A JP216991A JPH04315661A JP H04315661 A JPH04315661 A JP H04315661A JP 216991 A JP216991 A JP 216991A JP 216991 A JP216991 A JP 216991A JP H04315661 A JPH04315661 A JP H04315661A
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JP
Japan
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locking
buried
concrete
elastic ring
notch
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Pending
Application number
JP216991A
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English (en)
Inventor
Shigeru Niimura
新村 繁
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Toyoda Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、型枠装置を用いコン
クリートパネルを製造する工程において、コンクリート
パネルの内部の電線管や電気用ボックスを埋設するとき
に利用される埋設部品の仮止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の建築分野においては、予め床、天
井、壁等のコンクリートパネルを製作しておき、このコ
ンクリートパネルを組立てることにより目的の建造物を
製作するという工法が利用されている。
【0003】ところで、コンクリートパネルを製作する
には、建造物が完成したときに屋内配線が行えるように
予め電線管や電気用ボックスを、パネル内部に埋設して
おく作業が必要である。
【0004】図6(A)はコンクリートパネル製造のた
めの従来の型枠装置を示している。10は鉄板によるベ
ースであり、このベース10の上面にはコンクリートパ
ネルの型を得るための側板12、13、14が起立して
取付けられている。さらに、ベース10の上面には、電
気用ボックスを仮止めするためのボックス仮止め具15
が固定され、また側板12には、電線管端末筒を仮止め
するための端末仮止め具16が固定されている。
【0005】図6(B)は、仮止め具16と電線管端末
筒21との関係を示している。端末筒21には屋内配線
を行うための電線管22の一端が係合され、他端は例え
ば、電気用ボックス(図示せず)の側壁に設けられてい
る端末に係合されている。このように、コンクリートを
型枠の内部に打設する前には、端末筒の取付けやボック
スの取付け作業、さらには電線管の引き回し作業が必要
である。
【0006】図6(C)は、コンクリート25を打設し
た状態である。ここでコンクリート内部に巣が生じるの
防止したり、コンクリート密度を上げるために、型枠装
置全体にバイブレーションが与えられる。ところがこの
バイブレーションのために、仮止め具16と電線管端末
筒21との係合が離脱したり、あるいは緩んで端末筒の
内部にコンクリートミルクが混入したりすることがある
。端末筒の内部にコンクリートミルクが混入すると、通
線が円滑にならないことがある。
【0007】そこで上記のような事故が生じないように
仮止め具16と電線管端末筒21との係合を強化するた
めに、図7(A)に示すように近くの鉄筋(コンクリー
ト内部に埋設される)23及び24にバンド25で端末
筒21を締め付けて固定したり、仮止め具16と端末筒
21との接合部をテープ26で塞いだりしている。しか
し、このような固定作業、テーピング作業は、コンクリ
ートパネル制作上で煩わしく、作業数が多くなってしま
うという問題がある。図7(B)は仮止め具として内外
接型の仮止め具17を用いる例を示している。このよう
な仮止め具17を用いても上記と同様な問題がある。さ
らにまた、バンド25の締め付け、テープ26の固定効
果により、バオブレーションによる離脱とかコンクリー
トミルクの侵入は防止できても、こんどは、型枠を離し
てコンクリートパネルを取り出すときに、仮止め具16
と端末筒21があまりにも強固に固定されているために
、周辺のコンクリート部を損傷することがある。このた
め固定作業やテーピング作業には熟練者を要することに
なる。なお型枠を取り離すときは、ベース10にボルト
で固定されている側板12、13、14を外方向に引き
離し、型枠内部のコンクリートを露出させるようにして
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
仮止め装置によると、仮止め作業に多くの時間を要し作
業効率が悪く、また、型枠を取り離すときにコンクリー
トを損傷することがあるという信頼性の問題がある。
【0009】そこでこの発明は、仮止め作業も簡単で短
時間で済み、かつ一律な仮止め強度を自動的に得ること
ができ型枠を取り離すときにも安全な埋設部品の仮止め
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、コンクリー
ト内部に埋設される部品を型枠に仮止めする部品におい
て、
【0011】型枠装置の内部で、型枠板に挿通する穴と
同軸的に位置したスペーサとしての筒部と、この筒部の
先端に同軸的に設けられた鍔型であって周囲の縁には少
なくとも1個に切り欠きが形成された係止鍔と、  こ
の係止鍔と前記型枠板との間で前記筒部の周囲に設けら
れた弾性を有したリング状部材とを備え、開口端末を前
記係止鍔部に被せかつ前記弾性リング部材を押し付ける
ように作用させた埋設部品が前記係止鍔部の切り欠きを
通して前記開口端末内側の係止部を通過せしめ、前記埋
設部品を回転させることにより前記係止鍔部と係止部と
の係合を得るように構成されている。
【0012】
【作用】上記の手段により、前記係止鍔に対して例えば
筒情の電線管体を係止させる場合、電線管の端末部内側
に係止爪を形成しておき、この係止爪を切り欠き部を通
過させ、係止鍔が筒内部に侵入するように弾性リング部
材に向かって電線管端末部を押し付け、回転させるおと
により係止爪と係止鍔が係止し、電線管を仮止めするこ
とができる。電線管の端末開口は、弾性リング部材によ
り塞がれる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0014】図1(A)はこの発明の一実施例である。 10は型枠装置のベースで、12は側板である。この側
板12には貫通穴が形成され、ボルト31が貫通されて
いる。ボルト31の側板12の内側に位置するボルト3
1の周囲には、例えば合成樹脂により形成された筒部3
2がスペーサとして配置されている。この筒部32の先
端には、同軸的に係止鍔部33が配置されている。この
係止鍔部33もボルト31を貫通させている。さらに筒
部32の周囲で、側板12と係止鍔部33の間には、弾
性リング部材34が装着されている。同図(B)は、こ
れらの部品を分解して示している。これらの部品が、側
板12に取り付けられる際は、ボルト31が係止鍔部3
3がわから同軸的に挿通され、側板12の外に突出した
部分にナット35が螺合され締め付けられる。
【0015】ところで、係止鍔部33の周縁には、少な
くとも1箇所に切り欠き33aが設けられている。この
切り欠き33aは、電線管端末41を係止鍔部33に係
合させるとに利用される。電線管端末41の端末開口内
側にも、切り欠き33aに対応して係止爪41aが形成
されている。電線管端末開口は、係止鍔部33とほぼ同
じ径であり係止鍔部33に被さるように配置されること
ができる。この場合、係止爪41aと切り欠き33aと
を対向させて、図1(C)の如く、端末開口を弾性リン
グ部材34に押し付けると、係止爪41aは切り欠き3
3aを通過させることができる。これは、弾性リング部
材34は、端末開口のエッジで変形するからである。こ
こで、図1(C)の状態から、電線管端末41を回転さ
れると、係止爪41aと係止鍔部33とは係合状態とな
る。図1(A)は係合状態を示している。このとき弾性
リング部材34は、その復帰力により電線管端末を係止
鍔部33側に押し付けるので、係止爪41aと係止鍔部
33との係合は一層安定したものとなる。また弾性リン
グ部材34は、電線管端末41の端末開口を塞ぐことに
なる。
【0016】上記のように構成される仮止め装置による
と、電線管端末41を所定位置に仮止めする作業は極め
て簡単になり、電線管端末41を弾性リング部材34に
押してつけて回転させるだけでよい。しかも取り付け状
態は、極めて安定しており、コンクリートの密度を上げ
るためにバイブレーションが与えられても弾性リング部
材34の弾性作用により、端末と弾性リング部材とが密
着しており、端末にコンクリートミルクが侵入すること
も無く信頼性がたかい。また、弾性リング部材34を使
用しているために、端末開口内部の係止爪41aを形成
する軸方向の位置と、係止鍔部33とのストロークを気
にしなくてよく、係止爪41aの位置が軸方向へずれて
いても安定して係止鍔部33に係合することができる。
【0017】型枠装置の内部にコンクリートが打設され
硬化した後、側板12をベース10から取り離す場合に
は、ナット35がボルト31から取り離される。また側
板12をベースに固定しているねじも取り離される。そ
こで、側板12をコンクリート側から引き離せば、図2
に示すような状態となる。ここで電線管端末41からボ
ルト31及び係止鍔部33、筒部32、弾性リング部材
34などを取り離す場合は、ボルト31を強制的に引き
抜くか、あるいは係止鍔部33と係止爪41aとの係合
を切り欠き33aを利用して解除して引き抜けばよい。 また、このときは係止爪や係止鍔部は破損しても構わな
いので、予めその強度を折れ易くしておくことにより容
易に取り離すことができる。
【0018】図3(A)及び(B)は、係止鍔部の変形
例である。同図(A)の係止鍔部44Aは、スペーサと
しての筒部を一体に有する構造のものである。このよう
にすると、部品点数が少なくなり側板12に組み込む際
に作業が容易となる。また、同図(B)の係止鍔部44
Bは、スペーサとしての筒部と、ボルト31とが一体に
なった例であり、さらに部品点数を削減することができ
る。この発明は上記の実施例に限定されるものではなく
、電気用ボックスをベースに伏せるように仮止めする場
合にも適用できる。
【0019】図4はこの発明の他の実施例である。ベー
ス10の所定の位置には、平板状の男性板51が載置さ
れ、さらにこの上に面積の小さい係止板52が載置され
る。係止板52には、切り欠き52aが形成されている
。係止板52及び弾性板51は、例えばボルト53によ
りベース10に締め付け固定される。この場合、必要以
上に締め付けないように、ボルト53の頭部とベース1
0との間には、スペーサ54が設けられる。ここで電気
用ボックス60はその開口を弾性板51に押し付けるよ
うに配置される。この場合、電気用ボックス60の開口
内側には、あとで開口を閉じるために利用される舌片6
1があるので、これが切り欠き52aに対抗されて押さ
えつけられる。そして、押さえつけの後、若干回転され
ると、同図(B)に示すように、舌片61は係止板52
の下側に回り込んだ状態となる。これにより電気用ボッ
クス60は、係止板52に係止し、その開口は弾性板5
1に密着した状態となる。ベース10上にコンクリート
が打設され硬化した後は、コンクリートをベースから持
ち上げれば、強制的に係止板52から舌片61が離脱さ
れる。あるいは係止板52の一部が破損するような強度
に設定されている。このように電気用ボックス60を仮
止めした場合、コンクリートを打設してバイブレーショ
ンを与えても、ボックスの固定効果が良好であり、コン
クリートミルクがボックス内部に侵入するようなことは
ない。もちろん、電気用ボックスを配置する仮止め作業
は、ワンタッチで可能であり非常に効率的となる。
【0020】図5はこの発明の他の実施例である。図1
の実施例では、弾性リング部材34が電線管端末41の
外に位置するタイプであったが、図5の実施例は、端末
の内部に位置するタイプである。この実施例も、動作原
理は先に述べた実施例と同じである。しかしこの実施例
は、電線管端末と側板12とが当接するので、コンクリ
ートの側面と端末端部の面が一致することになり、端面
の仕上り状態が良好となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
仮止め作業も簡単で短時間で済み、かつ一律な仮止め強
度を自動的に得ることができ型枠を取り離すときにも安
全性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図。
【図2】この発明装置の使用状態を示す図。
【図3】この発明に使用される部品の他の例を示す図。
【図4】この発明の他の実施例を示す図。
【図5】この発明のさらに他の実施例を示す図。
【図6】従来の埋設部品の仮止め装置を説明するために
示した説明図。
【図7】従来の埋設部品の仮止め装置の使用例を説明す
るために示した説明図。
【符号の説明】
10…ベース、12…側板、32…筒部、33…係止鍔
部、33a…切り欠き、34…弾性リング部材、41…
電線管端末、41a…係止爪。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  コンクリート内部に埋設される部品を
    型枠に仮止めする部品において、型枠装置の内部で、型
    枠板に挿通する穴と同軸的に位置したスペーサとしての
    筒部と、この筒部の先端に同軸的に設けられた鍔型であ
    って周囲の縁には少なくとも1個の切り欠きが形成され
    た係止鍔と、この係止鍔と前記型枠板との間で前記筒部
    の周囲に設けられた弾性を有したリング状部材とを備え
    、開口端末を前記係止鍔部に被せかつ前記弾性リング部
    材を押し付けるように作用させた埋設部品が、前記係止
    鍔部の切り欠きを通して前記開口端末内側の係止部を通
    過せしめ、前記埋設部品を回転させることにより前記係
    止鍔部と係止部との係合を得ることを特徴とする埋設部
    品の仮止め装置。
  2. 【請求項2】  前記型枠板は、型枠装置の側板である
    ことを特徴とする請求項第1項記載の埋設部品の仮止め
    装置。
  3. 【請求項3】  前記前記型枠板は、型枠装置のベース
    であることを特徴とする請求項第1項記載の埋設部品の
    仮止め装置。…
JP216991A 1991-01-11 1991-01-11 埋設部品の仮止め装置 Pending JPH04315661A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080675A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Tac:Kk スリーブキャッチ
JP2016022687A (ja) * 2014-07-23 2016-02-08 株式会社佐藤工業所 埋込部材の固定装置
JP2020029075A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 鹿島建設株式会社 シース接続口成形用挿入具及びコンクリートセグメントの形成方法

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JP2008080675A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Tac:Kk スリーブキャッチ
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