JPH0744905B2 - 製パン器 - Google Patents

製パン器

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JPH0744905B2
JPH0744905B2 JP4609791A JP4609791A JPH0744905B2 JP H0744905 B2 JPH0744905 B2 JP H0744905B2 JP 4609791 A JP4609791 A JP 4609791A JP 4609791 A JP4609791 A JP 4609791A JP H0744905 B2 JPH0744905 B2 JP H0744905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bread
atmospheric pressure
case
baking
sensor
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4609791A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04263813A (ja
Inventor
泰雅 弘中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はとりわけ混練・発酵・焼
成の全工程を自動化して行う製パン器に適するが、上記
3工程の一つないし二つを行う製パン器に対しても適用
できる。
【0002】
【従来の技術】従来、パン材料の混練及び発酵及び焼成
の工程を時間と温度により制御して連続的にその全工程
あるいはその一部を行わせる製パン器が開発された。概
して比較的海抜高度の低い平野地域等で使用されること
を前提とする設計であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、時間
と温度だけで製パン動作を制御していたから、高地など
大気圧が低い場所で使用すると、通常よりもパンが大き
くなり易く、例えば海抜0メートルで気温が20度のと
きに比べ、海抜2000メートルで気温が8度のとき、
ボイルシャールの式の計算によると、体積が約1.25
倍となり、特にパン焼成ケースのように上部だけが開口
されている場合、パン材料が上方にだけ体積増加するか
ら、パンの高さが極めて高くなり、上部ケースの内面に
パン上面が当り、パンの焼成が良好に行われない等の問
題があった。また、同一地域での使用であっても、晴れ
た日と雨の日の気圧の違いからパンの出来具合いに差が
生じやすい傾向にあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、大気
圧変化を検出する気圧センサを備え、大気圧変化に基づ
き、製パン動作を制御することを特徴とするもので、発
酵時間の変更など製パン動作の制御を大気圧変化に基づ
いて行うことにより、大気圧が異なる環境においてもパ
ンの焼上り大きさを略一定に維持し得、パンが所定の大
きさにならない不具合並びにパンが所定よりも大きくな
ってケースに当る不具合などをなくし、常に焼上り良好
なパンを容易に得られるものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は要部の制御回路図、図2は全体の正面図、
図3は断面側面図であり、支脚(1)…で支える円筒形
の焼がま本体(2)を備え、時間設定及び焼上り選択用
の操作盤(3)を焼がま本体(2)の正面中央に、また
焼がま本体(2)の左右に持運び用の取手(4)を夫々
配設すると共に、透明なガラス製のドーム形蓋(5)を
焼がま本体(2)上部に開閉自在に装設させ、前記蓋
(5)後側をこの額フレーム(6)を介して焼がま本体
(2)の支点ブラケット(7)に連結支持させ、前記蓋
(5)前側の額フレーム(6)に握り手(8)を一体形
成している。また円筒状の外ケース(9)と、外ケース
(9)下端側に嵌合固定させる底ケース(10)と、外
ケース(9)の上半分に内設させオーブン室を形成する
上面開口円筒容器形内ケース(11)とを備え、各ケー
ス(11)とを備え、各ケース(9)(10)(11)
によりオーブンである焼がま本体(2)を構成すると共
に、外ケース(9)の前面内側にディスプレ及びスイッ
チ取付基板(12)と演算回路基板(13)とを配設し
ている。
【0006】また底ケース(10)に立設固定する基台
(14)上面に内ケース(11)底部を上載固定し、内
ケース(11)内周に電熱部材である環状の熱線放射形
オーブンヒータ(15)を固設すると共に、小麦粉及び
水及びベーキングパウダなどのパン材料を投入して混練
及び発酵及び焼成を行う上部開口円筒容器形パン焼成ケ
ース(16)を備え、焼成ケース(16)の回転によっ
て係脱させる係止舌片(17)(18)により該ケース
(16)底部を内ケース(11)底部に着脱自在に支持
させるもので、小麦粉などパンの材料を混練する撹拌羽
根(19)を焼成ケース(16)底部に設けると共に、
粘土状のパン材料(ドウ)が羽根(19)と連れ回るの
を防ぐ突条体(20)を焼成ケース(16)内部側面に
固設している。
【0007】さらに前記内ケース(11)と基台(1
4)の間に係止舌片(18)を介して軸受板(21)を
挾持固定し、その軸受板(21)に軸支させる回転軸
(22)上端に前記羽根(19)を着脱自在に嵌着させ
ると共に、前記基台(14)にブラケット(23)を介
して撹拌モータ(24)を取付け、タイミングプーリ
(25)(26)及びタイミングベルト(27)を介し
て前記回転軸(22)とモータ(24)とを連動連結す
るもので、前記回転軸(22)上端に温度検知手段であ
るサーミスタなどの生地センサ(28)を設けている。
【0008】さらに前記底ケース(10)に外気吸入風
路(29)を形成し、くま取り形ファンモータ(30)
により駆動する送風ファン(31)を前記風路(29)
に内設させると共に、前記ファン(31)の排風側に加温用
ファンヒータ(32)を取付けるもので、内ケース(1
1)の外側面に送風ダクト(33)を固設し、前記風路
(29)の排風側に前記ダクト(33)下端側を連通さ
せると共に、前記ファン(31)からの送風を焼成ケー
ス(16)内部に送込む案内ダクト(34)を前記送風ダク
ト(33)上端に首振り自在に連結している。
【0009】また温度検知手段であるサーミスタなどの
オーブンセンサ(35)を内ケース(11)の内側面に
固設すると共に、大気圧変化を検出する気圧センサ(3
6)を前記取付基板(12)に設けるもので、図1に示
す如く、前記気圧センサ(36)の基準値を手動操作に
よって設定する基準補正器(37)と、マイクロコンピ
ュータで構成するパン調製回路(38)とを備え、前記
各ヒータ(15)(32)、各モータ(24)(3
0)、各センサ(28)(35)(36)及び基準補正
器(37)を前記調製回路(38)に接続させ、生地セ
ンサ(28)によって検出するパン材料温度変化、並び
にオーブンセンサ(35)によって検出する焼成ケース
(16)温度変化、並びに気圧センサ(36)によって
検出する大気圧変化に基づき、各ヒータ(15)(3
2)及び各モータ(24)(30)の製パン動作を制御
するように構成している。
【0010】本実施例は上記の如く構成しており、図3
の状態で、小麦粉、イースト、調味料、バター及び水な
どのパン材料を投入するもので、小麦粉の上側にイース
トを、また下側に水を入れてイーストが濡れないように
すると共に、操作盤(3)のスイッチ操作によりパン焼
上り時間などを設定するもので、図4及び図5に示す如
く、食パンを焼くとき、予約したときに予熱工程でオー
ブンヒータ(15)を断続動作させ、オーブンセンサ
(35)出力に基づいてT1度以上に保持し、イースト
菌の死滅を防ぐ。
【0011】またパン焼上り時間から製パンに必要な時
間を逆算して約4時間前に製パン動作が開始されるもの
で、撹拌モータ(24)により羽根(19)を回転させ
て焼成ケース(16)内のパン材料を混練すると共に、
送風ファン(31)及びファンヒータ(32)により温
風又は冷風を焼成ケース(16)内に送り、生地センサ
(28)出力に基づいて前記ケース(16)内の温度を
T2度に維持し、M1時間の第一撹拌の工程を行わせ
る。
【0012】そしてオーブンセンサ(35)出力に基づ
きT3度に保持し、M2時間の第1発酵、M3時間の第
2撹拌、M4時間の第2発酵の工程の後、M5時間の丸
め並びにM6時間の最終発酵(焙炉)の工程を行うもの
で、丸めから最終発酵に至る工程において、気圧センサ
(36)の大気圧検出値を入力させ、その検出値と基準
補正器(37)の設定値の差に基づいて最終発酵のM6
時間を補正し、例えば大気圧が低いときにはM6時間を
設定よりも短くし、補正したM6時間だけ最終発酵を行
わせる。
【0013】さらに、前記の最終発酵の工程が終了した
とき、生地センサ(28)がT5度を検出するまで、又
はM7の焼成時間が経過するまでオーブンヒータ(1
5)を作動させ、パンを焼上げると共に、ファンモータ
(30)を作動させて冷却を行い、パンの製作を完了す
る。
【0014】なお、大気圧が略一定のとき、基準補正器
(37)操作によって設定基準値を変更することによ
り、最終発酵(焙炉)の時間(M6)が延長または短縮
され、焼上りパンの食味感(硬さまたは弾力など)を変
化させることができる。以上の実施例は気圧センサによ
る制御を最終発酵工程あるいは焼成工程に対して行うこ
とについて説明しているが、この制御原理を用いれば他
の発酵工程あるいは混練工程に用いること、あるいはそ
れらを組合せることも容易に行える。
【0015】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、大気圧変化を検出する気圧センサ(36)を備え、
大気圧変化に基づき、製パン動作を制御するもので、発
酵時間の変更など製パン動作の制御を大気圧変化に基づ
いて行うことにより、大気圧が異なる環境においてもパ
ンの焼上り大きさを略一定に維持でき、パンが所定の大
きさにならない不具合並びにパンが所定よりも大きくな
ってケースに当る不具合などをなくし、大気圧変化の影
響を殆んど受けることなく常に焼上り良好なパンを容易
に得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御回路図。
【図2】全体の正面図。
【図3】断面側面図。
【図4】製パン動作のタイミングチャート。
【図5】製パン動作のフローチャート。
【符号の説明】
(36) 気圧センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気圧変化を検出する気圧センサを備
    え、大気圧変化に基づき、製パン動作を制御することを
    特徴とする製パン器。
JP4609791A 1991-02-18 1991-02-18 製パン器 Expired - Lifetime JPH0744905B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4609791A JPH0744905B2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 製パン器

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JP4609791A JPH0744905B2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 製パン器

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Publication Number Publication Date
JPH04263813A JPH04263813A (ja) 1992-09-18
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