JPH0744148B2 - 両面吸収体x線マスクの製造方法 - Google Patents

両面吸収体x線マスクの製造方法

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JPH0744148B2
JPH0744148B2 JP8308092A JP8308092A JPH0744148B2 JP H0744148 B2 JPH0744148 B2 JP H0744148B2 JP 8308092 A JP8308092 A JP 8308092A JP 8308092 A JP8308092 A JP 8308092A JP H0744148 B2 JPH0744148 B2 JP H0744148B2
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ray
absorber
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ray absorber
film
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JP8308092A
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Inventor
稔彦 田中
Original Assignee
株式会社ソルテック
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Publication date
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パターン配置精度の
高い両面吸収体X線マスクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メンブレンの片面にX線吸収体パターン
の形成されたX線マスクが一般的に用いられているが、
この種のマスクは吸収体アスペクト比が異常に高くな
り、加工が困難になるという問題と、応力歪が大きいと
いう問題がある。
【0003】これらの問題を解決するため、次に示すよ
うな手順で両面に吸収体パターンが形成されるX線マス
クの提案がなされた。即ち、図2に示される様に (a) 基板1両面を覆うようにメンブレン3a、3bを被着
後、一方のメンブレン3bの表面にX線吸収体膜2bを被着
させる。 (b) 裏側のメンブレン3aにバックエッチ用の開口部30
を形成する。 (c) 前記X線吸収体膜2bを処理して所望のパターン20b
を形成する。 (d) 前記開口部30側から基板1をバックエッチし、ウイ
ンドウ10を形成する。 (e) 露出したメンブレン3b裏面にX線吸収体膜2a及び
レジスト4を順次被着させ、更に前記X線吸収体パター
ン20bの形成された表面側から垂直にX線を照射して該
レジスト4に対する露光を行なう。 (f) この裏面のレジスト4を現像してレジストパターン
40を形成する。 (g) 該レジストパターン40をマスクにして裏面のX線
吸収体膜2aをエッチングし、このレジストパターン40を
除去して両面吸収体X線マスク5を製造する。
【0004】以上の様なX線露光工程により、メンブレ
ン3bの両面にセルフアラインでX線吸収体パターン20
a、20bが形成されることになる。そのため両面に吸収体
パターン20a、20bが分散されることになり、片面当りの
吸収体膜厚を薄くすることが可能となって、該吸収体膜
の加工が容易になるというメリットがある。又メンブレ
ン3b両面に同じ吸収体パターン20a、20bが形成されるた
め、応力バランスがとれ、X線マスクのパターン領域の
歪みが低減できることにもなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の技術では、最終
的な状態においてX線マスク両面の応力バランスがと
れ、歪が低減することになるものの、前記工程(e)にお
けるX線吸収体膜2a被着の際に熱と吸収体材料による応
力がメンブレン3bに加わり、既に表面側に形成されてい
るX線吸収体パターン20bの位置がずれ、位置歪を生ず
ることになる。しかもこの歪はその後の工程で是正され
ることはない。この様なパターン配置精度の劣化によ
り、依然として総合的な意味での重ね合せ精度はあまり
高くない。
【0006】本発明は従来技術の以上の様な問題に鑑み
創案されたもので、両面吸収体X線マスクの新たな製造
方法を提供することにより、パターン配置精度の高い両
面吸収体X線マスクが得られるようにせんとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため本発明の両面吸
収体X線マスクの製造方法は、最初に基板上に、X線吸
収体膜、X線メンブレン、更にもう1層のX線吸収体膜
の3層を前記X線吸収体膜の応力緩和処理を伴って順次
被着させ、その後基板の処理及び両面X線吸収体膜の処
理を行なって、前記X線メンブレンの表裏面に所望のX
線吸収体パターンを形成することを基本的特徴としてい
る。
【0008】以上の構成では、最初に基板上に、X線吸
収体膜、X線メンブレン、更にもう1層のX線吸収体膜
を順次被着させてからパターン露光やパターン形成を行
なっているため、所望のパターンを形成する前にX線吸
収体膜が2層ともX線メンブレン表面に形成されている
ことになり、従ってX線吸収体膜被着工程時の応力変化
や熱の問題によるパターン配置精度の劣化が抑えられる
ことになる。
【0009】又前記3層を基板上に被着せしめた後に行
なわれる該基板の処理及び両面X線吸収体膜の処理につ
いては、まず表面側のX線吸収体膜を処理して第1のX
線吸収体パターンを形成し、次に基板側をバックエッチ
し、第1のX線吸収体パターンが形成された側とは反対
側のX線吸収体膜表面にレジストを被着させると共に、
第1のX線吸収体パターンの形成された側からX線を照
射し、更に前記レジストを現像した後、露出したX線吸
収体膜をエッチングして第1のX線吸収体パターンと同
じパターンを形成するようにすると良い。以上の様な処
理を行なうことでメンブレンの両面にセルフアラインで
X線吸収体パターンが形成されることになる。
【0010】
【実施例】以下本発明法の具体的実施例につき添付図面
に基づき説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例に係る両面吸収体
X線マスクの製造工程を示している。
【0012】まず同図(a)に示される様に、Si基板1上に
下層X線吸収体膜2a、その上にX線メンブレン3、更に
その上に上層X線吸収体膜2bを順次積層する。この時両
X線吸収体膜2a、2bとも厚さ0.4μmのWで、又、メンブ
レン3は厚さ2μmのSiNxで形成されている(但し材料、
厚みともこれに限定されるものではない)。
【0013】そして同図(b)に示される様に、上層X線
吸収体膜2bに通常の方法で上層X線吸収体パターン20b
を形成する。
【0014】一方Si基板1をバックエッチしてウインド
ウ10を開けた後、同図(c)に示される様に、このバック
エッチ側の面にX線レジスト4を塗布する。次に上層X
線吸収体パターン20b側からメンブレン3の面に対して垂
直にX線を照射する。
【0015】更にX線レジスト4を現像してレジストパ
ターン40を形成せしめた後、同図(d)に示される様に、
該レジストパターン40をマスクとして下層X線吸収体膜
2aをエッチングし、下層X線吸収体パターン20aを形成
する。
【0016】最後に前記レジストパターン40を除去し、
同図(e)に示される様な両面吸収体X線マスク5を得る。
【0017】以上の工程では、メンブレン3に所望のX
線吸収体パターンを形成する前に、該X線吸収体膜2a、
2bが2層とも形成されているため、これまで2回に分け
て行なわれていたために問題とされたX線吸収体膜の2
回目の被着の際に発生する応力変化や熱の影響は問題と
ならなくなり、形成された吸収体パターンに位置歪が生
じなかった。
【0018】上記工程のうち、図1(a)に示す最初の工
程でWによるX線吸収体膜2a、2bを形成する際に、イン
プラテーション(イオン注入)を行なって、これらの吸
収体膜2a、2bの応力制御(応力緩和処理)を行なってお
いた。
【0019】Si基板1と吸収体金属2aが混合するのを
防止し、且つ工程(c)のX線露光の際に吸収体膜2bから
の発生電子の影響を受けてレジストパターン40の解像度
が劣化するのを防止する目的で、図1(a)に示す最初の
工程で吸収体膜2aを形成する前に酸化膜あるいは窒化膜
を形成し、かつ工程(c)でレジストパターン40をマスク
に該酸化膜あるいは窒化膜にエッチングでパターン転写
後、さらにエッチングを行なって吸収体パターン20aを
形成すれば良いことは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した本発明法によれば、メンブ
レン表面に所望のX線吸収体パターンを形成する前に、
X線吸収体膜が2層ともその両面に形成されているた
め、X線吸収体膜被着工程時に他方の面に既に形成され
ていたX線吸収体パターンの応力変化や熱の問題による
パターン配置精度の劣化の問題は発生しないことにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法のマスク製造工程を示す説明図であ
る。
【図2】従来の両面吸収体X線マスクの製造工程を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 基板 2a、2b X線吸収体膜 3、3a、3b、 メンブレン 4 レジスト 5 両面吸収体X線マスク 10 ウインドウ 20a、20b X線吸収体パターン 30 開口部 40 レジストパターン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線メンブレンの表裏面にX線吸収体パ
    ターンを設けた両面吸収体X線マスクの製造方法におい
    て、最初に基板上に、X線吸収体膜、X線メンブレン、
    更にもう1層のX線吸収体膜の3層を前記X線吸収体膜
    の応力緩和処理を伴って順次被着させ、その後基板の処
    理及び両面X線吸収体膜の処理を行なって、前記X線メ
    ンブレンの表裏面に所望のX線吸収体パターンを形成す
    ることを特徴とする両面吸収体X線マスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の両面吸収体X線マス
    クの製造方法において、基板上にX線吸収体膜、X線メ
    ンブレン、更にもう1層のX線吸収体膜の3層を形成さ
    せた後の処理につき、表面側のX線吸収体膜を処理して
    第1のX線吸収体パターンを形成し、次に基板側をバッ
    クエッチし、第1のX線吸収体パターンが形成された側
    とは反対側のX線吸収体膜表面にレジストを被着させる
    と共に、第1のX線吸収体パターンの形成された側から
    X線を照射し、更に前記レジストを現像した後、露出し
    たX線吸収体膜をエッチングして第1のX線吸収体パタ
    ーンと同じパターンを形成することを特徴とする請求項
    第1項記載の両面吸収体X線マスクの製造方法。
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JP2020013059A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 株式会社東芝 装置の製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH023218A (ja) * 1988-06-17 1990-01-08 Fujitsu Ltd X線マスク及びその製造方法
JPH0330425B2 (ja) * 1982-08-11 1991-04-30

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