JPH05251314A - 両面吸収体x線マスクの製造方法 - Google Patents

両面吸収体x線マスクの製造方法

Info

Publication number
JPH05251314A
JPH05251314A JP8308092A JP8308092A JPH05251314A JP H05251314 A JPH05251314 A JP H05251314A JP 8308092 A JP8308092 A JP 8308092A JP 8308092 A JP8308092 A JP 8308092A JP H05251314 A JPH05251314 A JP H05251314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
absorber
pattern
double
ray absorber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8308092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0744148B2 (ja
Inventor
Toshihiko Tanaka
稔彦 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soltec Co Ltd
Original Assignee
Soltec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Soltec Co Ltd filed Critical Soltec Co Ltd
Priority to JP8308092A priority Critical patent/JPH0744148B2/ja
Publication of JPH05251314A publication Critical patent/JPH05251314A/ja
Publication of JPH0744148B2 publication Critical patent/JPH0744148B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 両面吸収体X線マスクの新たな製造方法を提
供し、パターン配置精度の高い両面吸収体X線マスクを
得ようとするものである。 【構成】 最初に基板1上にX線吸収体膜2a、メンブレ
ン3、もう一層のX線吸収体膜2bを順次被着させ、その
後バックエッチ、レジスト被着、露光、現像及びエッチ
ングを行なう。 【効果】 所望のパターンを形成する前に、メンブレン
3両面に夫々X線吸収体膜2a、2bが2層とも形成されて
いるため、パターン配置精度の高い両面吸収体X線マス
クが提供されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パターン配置精度の
高い両面吸収体X線マスクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メンブレンの片面にX線吸収体パターン
の形成されたX線マスクが一般的に用いられているが、
この種のマスクは吸収体アスペクト比が異常に高くな
り、加工が困難になるという問題と、応力歪が大きいと
いう問題がある。
【0003】これらの問題を解決するため、次に示すよ
うな手順で両面に吸収体パターンが形成されるX線マス
クの提案がなされた。即ち、図2に示される様に (a) 基板1両面を覆うようにメンブレン3a、3bを被着
後、一方のメンブレン3bの表面にX線吸収体膜2bを被着
させる。 (b) 裏側のメンブレン3aにバックエッチ用の開口部30
を形成する。 (c) 前記X線吸収体膜2bを処理して所望のパターン20b
を形成する。 (d) 前記開口部30側から基板1をバックエッチし、ウイ
ンドウ10を形成する。 (e) 露出したメンブレン3b裏面にX線吸収体膜2a及び
レジスト4を順次被着させ、更に前記X線吸収体パター
ン20bの形成された表面側から垂直にX線を照射して該
レジスト4に対する露光を行なう。 (f) この裏面のレジスト4を現像してレジストパターン
40を形成する。 (g) 該レジストパターン40をマスクにして裏面のX線
吸収体膜2aをエッチングし、このレジストパターン40を
除去して両面吸収体X線マスク5を製造する。
【0004】以上の様なX線露光工程により、メンブレ
ン3bの両面にセルフアラインでX線吸収体パターン20
a、20bが形成されることになる。そのため両面に吸収体
パターン20a、20bが分散されることになり、片面当りの
吸収体膜厚を薄くすることが可能となって、該吸収体膜
の加工が容易になるというメリットがある。又メンブレ
ン3b両面に同じ吸収体パターン20a、20bが形成されるた
め、応力バランスがとれ、X線マスクのパターン領域の
歪みが低減できることにもなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の技術では、最終
的な状態においてX線マスク両面の応力バランスがと
れ、歪が低減することになるものの、前記工程(e)にお
けるX線吸収体膜2a被着の際に熱と吸収体材料による応
力がメンブレン3bに加わり、既に表面側に形成されてい
るX線吸収体パターン20bの位置がずれ、位置歪を生ず
ることになる。しかもこの歪はその後の工程で是正され
ることはない。この様なパターン配置精度の劣化によ
り、依然として総合的な意味での重ね合せ精度はあまり
高くない。
【0006】本発明は従来技術の以上の様な問題に鑑み
創案されたもので、両面吸収体X線マスクの新たな製造
方法を提供することにより、パターン配置精度の高い両
面吸収体X線マスクが得られるようにせんとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため本発明の両面吸
収体X線マスクの製造方法は、最初に基板上に、X線吸
収体膜、X線メンブレン、更にもう1層のX線吸収体膜
の3層を順次被着させ、その後基板の処理及び両面X線
吸収体膜の処理を行なって、前記X線メンブレンの表裏
面に所望のX線吸収体パターンを形成することを基本的
特徴としている。
【0008】以上の構成では、最初に基板上に、X線吸
収体膜、X線メンブレン、更にもう1層のX線吸収体膜
を順次被着させてからパターン露光やパターン形成を行
なっているため、所望のパターンを形成する前にX線吸
収体膜が2層ともX線メンブレン表面に形成されている
ことになり、従ってX線吸収体膜被着工程時の応力変化
や熱の問題によるパターン配置精度の劣化が抑えられる
ことになる。
【0009】又前記3層を基板上に被着せしめた後に行
なわれる該基板の処理及び両面X線吸収体膜の処理につ
いては、まず表面側のX線吸収体膜を処理して第1のX
線吸収体パターンを形成し、次に基板側をバックエッチ
し、第1のX線吸収体パターンが形成された側とは反対
側のX線吸収体膜表面にレジストを被着させると共に、
第1のX線吸収体パターンの形成された側からX線を照
射し、更に前記レジストを現像した後、露出したX線吸
収体膜をエッチングして第1のX線吸収体パターンと同
じパターンを形成するようにすると良い。以上の様な処
理を行なうことでメンブレンの両面にセルフアラインで
X線吸収体パターンが形成されることになる。
【0010】
【実施例】以下本発明法の具体的実施例につき添付図面
に基づき説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例に係る両面吸収体
X線マスクの製造工程を示している。
【0012】まず同図(a)に示される様に、Si基板1上に
下層X線吸収体膜2a、その上にX線メンブレン3、更に
その上に上層X線吸収体膜2bを順次積層する。この時両
X線吸収体膜2a、2bとも厚さ0.4μmのWで、又、メンブ
レン3は厚さ2μmのSiNxで形成されている(但し材料、
厚みともこれに限定されるものではない)。
【0013】そして同図(b)に示される様に、上層X線
吸収体膜2bに通常の方法で上層X線吸収体パターン20b
を形成する。
【0014】一方Si基板1をバックエッチしてウインド
ウ10を開けた後、同図(c)に示される様に、このバック
エッチ側の面にX線レジスト4を塗布する。次に上層X
線吸収体パターン20b側からメンブレン3の面に対して垂
直にX線を照射する。
【0015】更にX線レジスト4を現像してレジストパ
ターン40を形成せしめた後、同図(d)に示される様に、
該レジストパターン40をマスクとして下層X線吸収体膜
2aをエッチングし、下層X線吸収体パターン20aを形成
する。
【0016】最後に前記レジストパターン40を除去し、
同図(e)に示される様な両面吸収体X線マスク5を得る。
【0017】以上の工程では、メンブレン3に所望のX
線吸収体パターンを形成する前に、該X線吸収体膜2a、
2bが2層とも形成されているため、これまで2回に分け
て行なわれていたために問題とされたX線吸収体膜の2
回目の被着の際に発生する応力変化や熱の影響は問題と
ならなくなり、形成された吸収体パターンに位置歪が生
じなかった。
【0018】尚、上記工程のうち、図1(a)に示す最初
の工程でWによるX線吸収体膜2a、2bを形成する際に、
インプラテーション(イオン注入)を行なって、これら
の吸収体膜2a、2bの応力制御を行なっておくと良いのは
言うまでもない。
【0019】又Si基板1と吸収体金属2aが混合するのを
防止し、且つ工程(c)のX線露光の際に吸収体膜2bから
の発生電子の影響を受けてレジストパターン40の解像度
が劣化するのを防止する目的で、図1(a)に示す最初の
工程で吸収体膜2aを形成する前に酸化膜あるいは窒化膜
を形成し、かつ工程(c)でレジストパターン40をマスク
に該酸化膜あるいは窒化膜にエッチングでパターン転写
後、さらにエッチングを行なって吸収体パターン20aを
形成すればさらに良いことは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した本発明法によれば、メンブ
レン表面に所望のX線吸収体パターンを形成する前に、
X線吸収体膜が2層ともその両面に形成されているた
め、X線吸収体膜被着工程時に他方の面に既に形成され
ていたX線吸収体パターンの応力変化や熱の問題による
パターン配置精度の劣化の問題は発生しないことにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法のマスク製造工程を示す説明図であ
る。
【図2】従来の両面吸収体X線マスクの製造工程を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 基板 2a、2b X線吸収体膜 3、3a、3b、 メンブレン 4 レジスト 5 両面吸収体X線マスク 10 ウインドウ 20a、20b X線吸収体パターン 30 開口部 40 レジストパターン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線メンブレンの表裏面にX線吸収体パ
    ターンを設けた両面吸収体X線マスクの製造方法におい
    て、最初に基板上に、X線吸収体膜、X線メンブレン、
    更にもう1層のX線吸収体膜の3層を順次被着させ、そ
    の後基板の処理及び両面X線吸収体膜の処理を行なっ
    て、前記X線メンブレンの表裏面に所望のX線吸収体パ
    ターンを形成することを特徴とする両面吸収体X線マス
    クの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の両面吸収体X線マス
    クの製造方法において、基板上にX線吸収体膜、X線メ
    ンブレン、更にもう1層のX線吸収体膜の3層を形成さ
    せた後の処理につき、表面側のX線吸収体膜を処理して
    第1のX線吸収体パターンを形成し、次に基板側をバッ
    クエッチし、第1のX線吸収体パターンが形成された側
    とは反対側のX線吸収体膜表面にレジストを被着させる
    と共に、第1のX線吸収体パターンの形成された側から
    X線を照射し、更に前記レジストを現像した後、露出し
    たX線吸収体膜をエッチングして第1のX線吸収体パタ
    ーンと同じパターンを形成することを特徴とする請求項
    第1項記載の両面吸収体X線マスクの製造方法。
JP8308092A 1992-03-05 1992-03-05 両面吸収体x線マスクの製造方法 Expired - Lifetime JPH0744148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8308092A JPH0744148B2 (ja) 1992-03-05 1992-03-05 両面吸収体x線マスクの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8308092A JPH0744148B2 (ja) 1992-03-05 1992-03-05 両面吸収体x線マスクの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05251314A true JPH05251314A (ja) 1993-09-28
JPH0744148B2 JPH0744148B2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=13792210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8308092A Expired - Lifetime JPH0744148B2 (ja) 1992-03-05 1992-03-05 両面吸収体x線マスクの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0744148B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010098723A (ko) * 2000-04-20 2001-11-08 가네꼬 히사시 고대조비 멤브레인 마스크
JP2020013059A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 株式会社東芝 装置の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH023218A (ja) * 1988-06-17 1990-01-08 Fujitsu Ltd X線マスク及びその製造方法
JP3030425U (ja) * 1996-04-22 1996-11-01 株式会社第一工芸 濾過装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929058A (ja) * 1982-08-11 1984-02-16 Toyota Motor Corp フルデイツプ処理装置における被処理物の浮上防止装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH023218A (ja) * 1988-06-17 1990-01-08 Fujitsu Ltd X線マスク及びその製造方法
JP3030425U (ja) * 1996-04-22 1996-11-01 株式会社第一工芸 濾過装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010098723A (ko) * 2000-04-20 2001-11-08 가네꼬 히사시 고대조비 멤브레인 마스크
JP2020013059A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 株式会社東芝 装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0744148B2 (ja) 1995-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0341843A2 (en) A process of forming a conductor pattern
JPH02100341A (ja) 半導体装置のパターン形成方法
JPH05251314A (ja) 両面吸収体x線マスクの製造方法
JP3166812B2 (ja) ハーフトーン型位相シフトマスク
JP3194410B2 (ja) ハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法
JPH03129349A (ja) フォトマスクの製法
JPH01128522A (ja) レジストパターンの形成方法
JPH05326381A (ja) 両面吸収体x線マスクの製造方法
JPH0950112A (ja) 位相シフトマスク
JPS59128540A (ja) フオトマスク
JPH04298745A (ja) 位相シフトマスクの製造方法
KR19990065144A (ko) 반도체 소자의 투과율 조절 마스크 제조 방법
JPS63307739A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS5892223A (ja) レジストパタ−ン形成方法
JPS62259445A (ja) パタ−ン形成方法
JP2583986B2 (ja) レジストパターンの形成方法
KR100276877B1 (ko) 반도체 마스크 및 그 제조 방법
JPH06326018A (ja) パターン形式用レジスト構造とパターン形成方法
JPS61294821A (ja) 微細パタン形成法
KR100291412B1 (ko) 포토레지스트도포방법
JPH0685070B2 (ja) レジストパターンの現像方法
JPS5984427A (ja) パタ−ン形成方法
JPH06295053A (ja) 位相シフトマスクの形成方法
JPH01296620A (ja) パターン形成方法
JPH01239928A (ja) パターン形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19951031