JPH0743406Y2 - 車両用ドアチェックのシール構造 - Google Patents

車両用ドアチェックのシール構造

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JPH0743406Y2
JPH0743406Y2 JP1989140127U JP14012789U JPH0743406Y2 JP H0743406 Y2 JPH0743406 Y2 JP H0743406Y2 JP 1989140127 U JP1989140127 U JP 1989140127U JP 14012789 U JP14012789 U JP 14012789U JP H0743406 Y2 JPH0743406 Y2 JP H0743406Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願考案は車両用のドアチェックのシール構造の改良に
関する。
[従来の技術] 車両用ドアの開閉に際して、一般的なヒンジのみで支持
されたドアではその全開と全閉との間の作動に抵抗がな
く、その途中の位置にて保持することが容易でない。従
ってドアが解放操作されると一気に全開位置までドアが
移動し、周辺建造物又は他の車両等と衝突する等の不具
合があり、この不具合を解決するため、従来よりドアの
開閉作動の途中位置に摺動抵抗部を設ける目的でドアチ
ェック機構が設けられている。すなわち、ピラー1とド
ア2との間に介装されるドアチェック機構3は第5図に
示すように、例えばピラー1の所定位置に方形状の取付
孔4が開設され、この取付孔4の上下には略L形状の対
をなすブラケット5a,5bがその支持片5cをそれぞれ対設
して同取付孔4より突出状にして取付けられ、この両支
持片5cには同心状にピン孔5dが貫設され、このピン孔5d
に対し、摺動抵抗部6aを有するチェックアーム6の一端
部がチェックピン7を介して水平方向へ揺動自在に枢支
され、同チェックアーム6の他端部側はドア2側にピラ
ー1の取付孔4と対応して開設された取付孔9の内側に
取付けられた摺動チェックケース8に挿通されて、同端
部にはストッパーピン10が取付けられ、ドア2の開閉操
作で途中位置に設定された摺動抵抗部6aが摺動チェック
ケース8内を通過することにより、ドア開閉の途中位置
に開閉抵抗を付与するように構成されている。
しかしながら、この構成のものではピラー1又はドア2
に開設された取付孔4,9から雨水、塵埃等がドア2、ピ
ラー1を介して車室内へ侵入するという不具合があり、
この不具合解決の為のシール構成として、第5図に示す
ものにおいては例えばピラー1側に貫設された取付孔4
の上下に貫設したビス孔1aにシールケース11をビス等で
止着して取付孔4をシールする構成としている。また他
のシール構成のものとしては、例えば、実開昭57-96367
号公報に開示されるようにドア側の取付孔のシールとし
てチェックアームを囲繞する筒状の弾性体シールを接着
剤により所定の部位に貼着する構成のものが提案されて
いる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記した従来のシール構造によれば、例え
ば第5図に示すシール構造においては、ブラケット5a,5
bの支持片5cおよびチェックピン7を包着する構成とし
なければならないので、シールケース11が大型化すると
ともに、同ケース11の上下をピラー1のビス孔1aにねじ
等により止着する構成であるから取付け長さが長くなっ
て、経時的にシールケース11の中央部が変形し易く、こ
のためシールケース11がピラー1面から浮き上がってシ
ール性が劣化する等の問題点があり、また、実開昭57-9
6367号公報に開示されるごとく、シール部材を接着剤に
より貼付する構成のものでは、一度接着すると容易に取
り外すことができず、補修時等においては破損してしま
い再利用することができなくなってしまい、補修のコス
ト高を招く等の問題点があった。
本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなされたもの
で、シール性が良好で、かつドア回りの補修に際し、シ
ール部材の着脱を容易になし得る車両用ドアチェックの
シール構造を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記技術課題を解決するため、ピラー側の所
定位置に開設した取付孔にブラケットを介して摺動抵抗
部を有するチェックアームの一端部を枢着し、同チェッ
クアームの他端部を前記取付孔と対応してドア側に開設
した取付孔の内側に取付けた摺動チェックケースに摺動
可能に支持したドアチェック機構において、前記チェッ
クアームには弾性体からなるシール部材が取付けられ、
該シール部材は略方形状で所定の肉厚を有する壁板の一
方の面の四周には所定の張出し幅で張出す遮蔽縁を形成
して前記チェックアームの枢着部を納め可能な空間部が
形成され、かつ、同壁板の他方の面の四周にはシール凸
条が一体に形成されるとともに、前記壁板の中央部には
前記チェックアームを挿通可能な挿通孔を貫設し、同挿
通孔には前記チェックアームの枢着部より所定の距離を
隔てた位置に貫設されてシール用孔に着脱可能に取付け
る取付手段を設けて、シール用孔に位置決め固定するこ
とで前記遮蔽縁は前記ピラー面にその取付孔を囲繞して
弾性圧着する構成とした車両用ドアチェックのシール構
造に存する。
[作用] 上記構成としたことにより、シール部材をシール用孔に
位置決め固定することで、常時その遮蔽縁はピラー面に
その取付孔を囲繞して弾性圧着してシールするように機
能する。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。
なお、本例のドアチェック機構3は従来の構成とほぼ同
一に構成されている。すなわち、ピラー1の所定位置に
は略方形状の取付孔4が開設され、この取付孔4の上下
には略L形状の対をなすブラケット5a,5bがその支持片5
cをそれぞれ対設して同取付孔4より突出状にして取付
けられ、この両支持片5cには同心状にピン孔5dが貫設さ
れている。また、ドアー2のピラー1に貫設した取付孔
4と対応する位置には取付孔9が貫設されるとともに、
同取付孔9の内側面にはドアチェックアーム16を挿通支
持する摺動チェックケース8が取付けられ、この摺動チ
ェックケース8とブラケット5a,5b間にはドアチェック
アーム16が介装されている。
このドアチェックアーム16は所定の肉厚を有する帯状鋼
板からなるアーム素板17a,17bを重合状に止着して一方
の端部寄りの所定位置にはピラー1側のブラケット5a,5
bにチェックピン7を介して枢着する孔18が貫設され、
他端部寄りの所定位置にはストッパーピン10を取付ける
孔19が貫設され、この孔19より所定の寸法を隔てた位置
にはアーム素板17a,17bが上下方向へ対称に突出状に折
曲されて弾性能を有する摺動抵抗部20が形成されてい
る。また、ブラケット5a,5b側の孔18より所定の寸法を
隔てた位置にはシール部材22を取付けるシール用孔21が
貫設されている。
このシール部材22は合成樹脂、合成ゴム等の弾性部材か
らなるもので、略方形状で所定の肉厚を有する壁板23と
この壁板23の四周より所定の張出し幅で張出す遮蔽縁24
が形成されて、図示ブラケット5a,5bの支持片5cおよび
チェックピン7を納め可能とする空間部25が形成され、
この遮蔽縁24の端縁には外方へ湾曲状に張出す舌状縁26
が一体に形成されている。また、壁板23の遮蔽縁24とは
反対側の四周には断面略円弧状に張出すシール凸条27が
形成されている。また、壁板23の中央部には水平状にチ
ェックアーム16を挿通可能に略長方形状に挿通孔28が貫
設されるとともに、この挿通孔28の上下の長縁28aの中
央部にはチェックアーム16に貫設したシール用孔21に嵌
合する略円筒形状の係止凸部29が対向して突設されてい
る。このように形成されたシール部材22を挿通孔28を介
してチェックアーム16に挿通していくと同孔28に形成し
た係止凸部29がシール用孔21に嵌合し、この状態でブラ
ケット5a,5bの支持片およびチェックピン7は空間部25
に納められるとともに、遮蔽縁24の舌状縁26はピラー1
に弾性的に当接されて取付孔4は遮蔽されている。ま
た、挿通孔28の内周縁はチェックアーム16の外周に弾性
圧着されている。また、ドア2を閉止するとシール部材
22のシール突条27が取付孔9の外周部を囲繞状に弾性圧
着されてシールされている。
さて、本実施例においては上記したように、ピラー1側
の所定位置に開設した取付孔4にブラケット5a,5bを介
して摺動抵抗部20を有するチェックアーム16の一端部を
チェックピン7により枢着し、同チェックアーム16の他
端部を上記取付孔4と対応してドア2側に開設した取付
孔9の内側に取付けた摺動チェックケース8に摺動可能
に支持したドアチェック機構3において、チェックアー
ム16には合成樹脂、合成ゴム等の弾性体からなるシール
部材22が取付けられ、該シール部材22は略方形状で所定
の肉厚を有する壁板23の一方の面の四周には所定の張出
し幅で張出す遮蔽縁24を形成してチェックアーム16の枢
着部7を納め可能な空間部25が形成され、かつ、同壁板
23の他方の面の四周にはシール凸条27が一体に形成され
るとともに、壁板23の中央部にはチェックアーム16を挿
通可能な挿通孔28を貫設し、同挿通孔28の上下縁28aの
中央部にはチェックアーム16の枢着部7より所定り距離
を隔てた位置に貫設されてシール用孔21に嵌合する係止
凸部29を突設して、同係止凸部29をシール用孔21に嵌合
係止することで遮蔽縁24はピラー1面にその取付孔4を
囲繞して弾性圧着する構成としたものである。したがっ
て、このシール部材22の取付けは、その挿通孔28を介し
てチェックアーム16に挿通していくと、同孔28に突設し
た上下の係止凸部29がチェックアーム16に貫設したシー
ル用孔21に嵌合係止されてシール部材22はチェックアー
ム16に位置決め固定され、その空間部25にはブラケット
5a,5bの支持片5cおよびチェックピン7等の枢着部が納
められるとともに、遮蔽縁24は取付孔4を囲繞した状態
でピラー1面に弾性圧着されている。このシール部材22
の圧着状態はドア2の開閉何れの状態においても維持さ
れている。そして、ドア2を閉止するとドア2側の取付
孔9の四周にはシール凸条27が囲繞状に弾性圧着されて
シールされている。
このように本例シール構造によれば、ドア2の開閉操作
何れの状態にあってもシール部材22は常にピラー1側の
取付孔4およびチェックアーム16の枢着部を遮蔽し、ま
たドア2を閉止した時にはドア2側の取付孔9の四周は
シール凸条27に囲繞されてシールされるものであるから
雨水、塵埃等が取付孔4,9より侵入して車内を汚損する
ことを防止することができる。また、ドア2の開閉時、
チェックアーム16が水平方向へ揺動するものであるが、
この場合シール部材22の遮蔽縁24が容易に弾性変形する
のでドア2の開閉操作の円滑性を確保することができ
る。また、ドア2回りの補修作業時にはシール部材22の
係止凸部29とシール用孔21との係合をその弾性を利用し
て容易に解くことができて作業能率を向上することがで
きるとともに、シール部材22を再利用することができ
る。また、シール部材22はチェックアーム16に対し係着
する構成であるからチェックアーム16の枢着部を納め、
かつ取付孔4,9を囲繞するに足る空間部25を有する形状
のものでよいから外観形状を小さくすることができて見
栄えを向上することができる。
なお、上記実施例において、シール部材22のチェックア
ーム16への取付手段として、係止凸部29をチェックアー
ム16のシール用孔21に嵌合する構成で例示したが、これ
に限定するものではなく、例えば第4図に示すように挿
通孔28に沿って取付片30を一体形成して同取付片30を介
してシール用孔21にビス着する構成としてもよい。な
お、この場合シール凸条27は図示のように取付片30より
若干張出し幅の長いシール縁31に形成されている。
[考案の効果] 本考案は、上記のように構成したものであるから、ドア
の開閉操作内の状態にあってもシール部材は常にピラー
側の取付孔およびチェックアームの枢着部を遮蔽し、ま
たドアを閉止した時にはドア側の取付孔の四周はシール
凸条に囲繞されてシールされるものであるから雨水、塵
埃等が取付孔より侵入して車内を汚損することを防止す
ることができる。また、ドアの開閉時、チェックアーム
が水平方向へ揺動するものであるが、この場合シール部
材の遮蔽縁が容易に弾性変形するのでドアの開閉操作の
円滑性を確保することができる。また、ドア回りの補修
作業時にはシール部材の係止凸部とシール用孔との係止
手段をを容易に解くことができて作業能率を向上するこ
とができるとともに、シール部材を再利用することがで
きる。また、シール部材はチェックアームに対し着脱可
能に止着するする構成であるからチェックアームの枢着
部を納め、かつ取付孔を囲繞するに足る空間部を有する
形状のものでよいから外観形状を小さくすることができ
て見栄えを向上することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本願考案に係るシール構造を示す縦断面図、第
2図はドア側斜視図、第3図はシール部材の斜視図、第
4図はシール部材の他の態様を示す断面図、第5図は従
来例である。 1……ピラー 2……ドア 4,9……取付孔 5a,5b……ブラケット 8……摺動チェックケース 16……チェックアーム 20……摺動抵抗部 21……シール用孔 22……シール部材 23……壁板 24……遮蔽縁 25……空間部 27……シール凸条 28……挿通孔 29……係止凸部 30……取付片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピラー側の所定位置に開設した取付孔にブ
    ラケットを介して摺動抵抗部を有するチェックアームの
    一端部を枢着し、同チェックアームの他端部を前記取付
    孔と対応してドア側に開設した取付孔の内側に取付けた
    摺動チェックケースに摺動可能に支持したドアチェック
    機構において、前記チェックアームには弾性体からなる
    シール部材が取付けられ、該シール部材は略方形状で所
    定の肉厚を有する壁板の一方の面の四周には所定の張出
    し幅で張出す遮蔽縁を形成して前記チェックアームの枢
    着部を納め可能な空間部が形成され、かつ、同壁板の他
    方の面の四周にはシール凸条が一体に形成されるととも
    に、前記壁板の中央部には前記チェックアームを挿通可
    能な挿通孔を貫設し、同挿通孔には前記チェックアーム
    の枢着部より所定の距離を隔てた位置に貫設されてシー
    ル用孔に着脱可能に取付ける取付手段を設けて、シール
    用孔に位置決め固定することで前記遮蔽縁は前記ピラー
    面にその取付孔を囲繞して弾性圧着する構成とした車両
    用ドアチェックのシール構造。
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