JP3439925B2 - 自動車用チェックリンク装置 - Google Patents
自動車用チェックリンク装置Info
- Publication number
- JP3439925B2 JP3439925B2 JP22400796A JP22400796A JP3439925B2 JP 3439925 B2 JP3439925 B2 JP 3439925B2 JP 22400796 A JP22400796 A JP 22400796A JP 22400796 A JP22400796 A JP 22400796A JP 3439925 B2 JP3439925 B2 JP 3439925B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case body
- check
- link device
- seal member
- automobile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、組付性の向上を
図った自動車用チェックリンク装置に関する。
図った自動車用チェックリンク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車用チェックリンク装置は、
例えば、実開平2−39080号公報に示す如く、内部
にチェック機構を内装したケース体と、ケース体を挿通
したチェックアームとから成り、ケース体はドア側に、
チェックアームの一端は車体側にそれぞれ装着されるよ
うになっている。
例えば、実開平2−39080号公報に示す如く、内部
にチェック機構を内装したケース体と、ケース体を挿通
したチェックアームとから成り、ケース体はドア側に、
チェックアームの一端は車体側にそれぞれ装着されるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】チェックリンク装置の
ケース体は、例えば、図5,図6に示す如くケース体1
01とドアパネル103との間に薄い板状のシール部材
105を挟んでボルト107によってドアパネル103
に固定支持されるようになる。シール部材105は、ケ
ース体101内へ塵埃等が侵入するのを防ぐために設け
られているもので、ケース体101の取付け時に、ケー
ス体101に対して正しく位置合せする必要がある。
ケース体は、例えば、図5,図6に示す如くケース体1
01とドアパネル103との間に薄い板状のシール部材
105を挟んでボルト107によってドアパネル103
に固定支持されるようになる。シール部材105は、ケ
ース体101内へ塵埃等が侵入するのを防ぐために設け
られているもので、ケース体101の取付け時に、ケー
ス体101に対して正しく位置合せする必要がある。
【0004】ところが、取付け作業は、シール部材10
5を位置合せしたケース体101を片手で支持しながら
ボルト止めするため、作業がやりずらく、作業性の面で
望ましくないこと。また、ボルト止めする際にシール部
材105の位置がずれしまうなどの不具合いがあった。
5を位置合せしたケース体101を片手で支持しながら
ボルト止めするため、作業がやりずらく、作業性の面で
望ましくないこと。また、ボルト止めする際にシール部
材105の位置がずれしまうなどの不具合いがあった。
【0005】そこで、この発明は、シール部材を正しく
位置決めした状態で容易に取付けることができるように
した自動車用チェックリンク装置を提供することを目的
としている。
位置決めした状態で容易に取付けることができるように
した自動車用チェックリンク装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、ドアの側端縁にシール部材を挟んで取
付けられ、内部にチェック機構を内装したケース体と、
一端を車体に枢支し、他端を前記ケース体に挿通するチ
ェックアームとを備えた自動車用チェックリンク装置に
おいて、前記ケース体はチェック機構が内装されたケー
ス本体と、ケース本体を閉塞するカバー部材とからな
り、カバー部材はケース本体に組みつけられる係合爪
と、シール部材を貫通支持し、かつ、ドアの側端縁に設
けられた取付孔と係合し合う複数の仮支持用の係合支持
部を設けたことを特徴とする。
に、この発明は、ドアの側端縁にシール部材を挟んで取
付けられ、内部にチェック機構を内装したケース体と、
一端を車体に枢支し、他端を前記ケース体に挿通するチ
ェックアームとを備えた自動車用チェックリンク装置に
おいて、前記ケース体はチェック機構が内装されたケー
ス本体と、ケース本体を閉塞するカバー部材とからな
り、カバー部材はケース本体に組みつけられる係合爪
と、シール部材を貫通支持し、かつ、ドアの側端縁に設
けられた取付孔と係合し合う複数の仮支持用の係合支持
部を設けたことを特徴とする。
【0007】そして好ましい実施形態として、ケース体
の少なくとも係合支持部を、弾性変形可能な合成樹脂材
で形成する。
の少なくとも係合支持部を、弾性変形可能な合成樹脂材
で形成する。
【0008】かかる自動車用チェックリンク装置によれ
ば、ケース体の取付けにあたって、シール部材を複数の
係合支持部によって貫通支持する。これにより、シール
部材は係合支持部により正しい位置に位置決めされた状
態でケース体に支持されるから、係合支持部をドア側の
取付孔に係合させることで、シール部材を挟んでケース
体の仮支持状態が得られる。続いてボルトを螺合すれ
ば、ケース体の取付けが迅速に完了するようになる。こ
の場合、係合支持部は合成樹脂材により形成されている
ため、若干の弾性変形によって取付孔に対して容易に、
しかも、確実な仮支持の状態が得られると共に、シール
部材の位置ずれは発生しない。
ば、ケース体の取付けにあたって、シール部材を複数の
係合支持部によって貫通支持する。これにより、シール
部材は係合支持部により正しい位置に位置決めされた状
態でケース体に支持されるから、係合支持部をドア側の
取付孔に係合させることで、シール部材を挟んでケース
体の仮支持状態が得られる。続いてボルトを螺合すれ
ば、ケース体の取付けが迅速に完了するようになる。こ
の場合、係合支持部は合成樹脂材により形成されている
ため、若干の弾性変形によって取付孔に対して容易に、
しかも、確実な仮支持の状態が得られると共に、シール
部材の位置ずれは発生しない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4の図面を参照
しながらこの発明の実施の形態を説明する。
しながらこの発明の実施の形態を説明する。
【0010】図1において、1はチェックリンク装置3
のケース体、5はケース体1を貫通したチェックアーム
をそれぞれ示している。
のケース体、5はケース体1を貫通したチェックアーム
をそれぞれ示している。
【0011】ケース体1は、前面が開放されると共にチ
ェックアーム5が貫通する貫通孔7を有し、チェック機
構9が内装されたケース本体11と、ケース本体11の
前面開放側を閉塞するカバー部材13とから成り、ケー
ス本体11の上下は取付孔15を有する取付フランジ部
17となっている。
ェックアーム5が貫通する貫通孔7を有し、チェック機
構9が内装されたケース本体11と、ケース本体11の
前面開放側を閉塞するカバー部材13とから成り、ケー
ス本体11の上下は取付孔15を有する取付フランジ部
17となっている。
【0012】ケース本体11内に内装されたチェック機
構9は、チェックアーム5のアーム上面5aと下面5b
に作用する上下一対の滑動子19,19と、滑動子1
9,19の動きに対応して弾性変形する上下一対の弾性
部材21,21とから成り、弾性部材21は、ゴム等の
材質で作られている。
構9は、チェックアーム5のアーム上面5aと下面5b
に作用する上下一対の滑動子19,19と、滑動子1
9,19の動きに対応して弾性変形する上下一対の弾性
部材21,21とから成り、弾性部材21は、ゴム等の
材質で作られている。
【0013】カバー部材13は、合成樹脂材により形成
されると共に、前記ケース本体11の取付フランジ部1
7に組付けられる上下に左右一対の係合爪23,23
(図面では一対のみ図示)と、シール部材25を挟んで
ドアパネル27の取付孔29と係合し合う仮支持用の上
下一対の係合支持部31,31と、前記ケース本体11
の上下の取付孔15,15と対向し合う位置に設けら
れ、ドアパネル27側からボルト32が螺合される上下
一対の取付孔33,33と、チェックアーム5が貫通す
る開口部35がそれぞれ設けられている。
されると共に、前記ケース本体11の取付フランジ部1
7に組付けられる上下に左右一対の係合爪23,23
(図面では一対のみ図示)と、シール部材25を挟んで
ドアパネル27の取付孔29と係合し合う仮支持用の上
下一対の係合支持部31,31と、前記ケース本体11
の上下の取付孔15,15と対向し合う位置に設けら
れ、ドアパネル27側からボルト32が螺合される上下
一対の取付孔33,33と、チェックアーム5が貫通す
る開口部35がそれぞれ設けられている。
【0014】シール部材25は、図3に示す如く上下に
前記係合支持部31,31が貫通する線状のスリット3
7,37が、中央部位に、チェックアーム5が貫通する
H状のスリット39がそれぞれ設けられている。
前記係合支持部31,31が貫通する線状のスリット3
7,37が、中央部位に、チェックアーム5が貫通する
H状のスリット39がそれぞれ設けられている。
【0015】チェックアーム5は、アーム上面5aと下
面5bが一般面から立上がる隆起部によって形成された
制御面となっていて、一端は、前記車体41に取付けら
れるブラケット43にピン45を介して回動自在に枢支
されている。
面5bが一般面から立上がる隆起部によって形成された
制御面となっていて、一端は、前記車体41に取付けら
れるブラケット43にピン45を介して回動自在に枢支
されている。
【0016】また、自由端側となるチェックアーム5の
他端には、全開扉時にケース体1と当接して全開扉位置
を規制するストッパー47が設けられている。ストッパ
ー47はゴム等の材質で形成され、チェックアーム5に
ピン49によって固定支持されたストッパプレート51
内に組付けられている。
他端には、全開扉時にケース体1と当接して全開扉位置
を規制するストッパー47が設けられている。ストッパ
ー47はゴム等の材質で形成され、チェックアーム5に
ピン49によって固定支持されたストッパプレート51
内に組付けられている。
【0017】このように構成された自動車用チェックリ
ンク装置において、ケース体1を取付けるには、ケース
本体11に組付けられたカバー部材13に対して、シー
ル部材25の上下のスリット37,37を係合支持部3
1,31に挿通することで、シール部材25は正しい位
置に支持されるようになる。
ンク装置において、ケース体1を取付けるには、ケース
本体11に組付けられたカバー部材13に対して、シー
ル部材25の上下のスリット37,37を係合支持部3
1,31に挿通することで、シール部材25は正しい位
置に支持されるようになる。
【0018】次に、係合支持部31,31をドアパネル
27の取付孔29に係合する。この時、係合支持部31
は合成樹脂材によって弾性変形し、容易に、かつ、確実
にシール部材25を挟んで仮支持されるから、次に各取
付孔33,15にボルト32を螺合することで取付けが
迅速に完了するようになる。この取付作業時において、
シール部材25の位置ずれは起こることはなく、しか
も、ケース体1を仮支持した状態でボルト32を螺合す
るためボルト止め作業が容易となる。
27の取付孔29に係合する。この時、係合支持部31
は合成樹脂材によって弾性変形し、容易に、かつ、確実
にシール部材25を挟んで仮支持されるから、次に各取
付孔33,15にボルト32を螺合することで取付けが
迅速に完了するようになる。この取付作業時において、
シール部材25の位置ずれは起こることはなく、しか
も、ケース体1を仮支持した状態でボルト32を螺合す
るためボルト止め作業が容易となる。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の自動
車用チェックリンク装置によれば、係合支持部によりシ
ール部材を支持した状態でドア側にケース体を確実に仮
支持することが可能となるため、シール部材の位置ずれ
を起こすことなくケース体を取付けることができる。ま
た、ボルト止め作業が容易となり組付け作業の向上が図
れる。
車用チェックリンク装置によれば、係合支持部によりシ
ール部材を支持した状態でドア側にケース体を確実に仮
支持することが可能となるため、シール部材の位置ずれ
を起こすことなくケース体を取付けることができる。ま
た、ボルト止め作業が容易となり組付け作業の向上が図
れる。
【図1】この発明にかかる自動車用チェックリンク装置
の概要切断面図。
の概要切断面図。
【図2】ケース体の分解側面図。
【図3】シール部材の斜視図。
【図4】シール部材を支持したケース体の斜視図。
【図5】従来例を示したケース体の説明図。
【図6】図5の分解側面図。
1 ケース体
3 自動車用チェックリンク装置
5 チェックアーム
9 チェック機構
25 シール部材
27 ドア(ドアパネル)
29 取付孔
31 係合支持部
Claims (2)
- 【請求項1】 ドアの側端縁にシール部材を挟んで取付
けられ、内部にチェック機構を内装したケース体と、一
端を車体に枢支し、他端を前記ケース体に挿通するチェ
ックアームとを備えた自動車用チェックリンク装置にお
いて、前記ケース体はチェック機構が内装されたケース
本体と、ケース本体を閉塞するカバー部材とからなり、
カバー部材はケース本体に組みつけられる係合爪と、シ
ール部材を貫通支持し、かつ、ドアの側端縁に設けられ
た取付孔と係合し合う複数の仮支持用の係合支持部を設
けたことを特徴とする自動車用チェックリンク装置。 - 【請求項2】 ケース体の少なくとも係合支持部を、弾
性変形可能な合成樹脂材で形成することを特徴とする請
求項1記載の自動車用チェックリンク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22400796A JP3439925B2 (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 自動車用チェックリンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22400796A JP3439925B2 (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 自動車用チェックリンク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1058978A JPH1058978A (ja) | 1998-03-03 |
JP3439925B2 true JP3439925B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=16807136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22400796A Expired - Fee Related JP3439925B2 (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 自動車用チェックリンク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3439925B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3717137B2 (ja) * | 1998-07-10 | 2005-11-16 | 株式会社大井製作所 | 自動車用ドアチェックリンク |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6117327U (ja) * | 1984-07-09 | 1986-01-31 | スズキ株式会社 | 自動車用ドアチエツク装置 |
JPH0529332Y2 (ja) * | 1988-07-20 | 1993-07-27 |
-
1996
- 1996-08-26 JP JP22400796A patent/JP3439925B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1058978A (ja) | 1998-03-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |