JPH0628618Y2 - 軸受カバー - Google Patents

軸受カバー

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JPH0628618Y2
JPH0628618Y2 JP12255088U JP12255088U JPH0628618Y2 JP H0628618 Y2 JPH0628618 Y2 JP H0628618Y2 JP 12255088 U JP12255088 U JP 12255088U JP 12255088 U JP12255088 U JP 12255088U JP H0628618 Y2 JPH0628618 Y2 JP H0628618Y2
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JP
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main body
bearing
check
door
bearing plate
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JP12255088U
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昇 加納
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は軸部材の両端部を支持する軸受のカバーに関す
る。
[従来の技術] 自動車等では、軸部材の両端部を支持する軸受が用いら
れている。例えば自動車のドアのヒンジ部廻りでは、ド
アの開閉に抵抗力を付与して適当な開閉操作力と開度を
得られるようにするチエツクアームをピラーに支持する
ドアチエツクブラケツトとして用いられている。
ドアチエツクブラケツトは互いに平行な一対の軸受板部
を有し、これらの軸受板部にチエツクピンの両端部を支
持してチエツクピンを介してチエツクアームが回転可能
に軸支されるとともにピラーに取り付けられてチエツク
アームをピラーに支持するようになっている。
しかしながら、このようなドアチエツクブラケツトは軸
受板部がピラーの外側に配置されてピラーの外側でチエ
ツクピンを介してチエツクアームをピラーに支持するよ
うになっており、ドア開放状態でドアとピラーとの間に
露出し、見栄えが悪い。そこで、ドアチエツクブラケツ
トを覆うカバーを設定してドアチエツクブラケツトの露
出をなくすことが考えられるが、従来の軸受カバーにあ
っては、ピンの軸方向端面に弾性力で保持される構造
(実開昭61−80987号)となっており、取付強度
が低く、外れ易い。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上記事実を考慮し、取付強度の高い軸受カバー
を得ることが目的である。
[課題を解決するための手段] 本考案は軸部材の両端部を支持する軸受のカバーであっ
て、軸受を収容する箱状の本体部と、本体部の内壁に形
成されて軸部材の端部が挿入される挿入孔と、本体部を
挿入孔の軸線方向に拡径可能として本体部の軸受収容口
を通して軸部材を挿入孔に挿入可能とする切込みと、切
込みを挟んで両側に形成されて軸受と係合し本体部を挿
入孔の軸線方向に拡径不可能とする係合部と、を備える
構成とされている。
[作用] 上記構成の本考案では、切込みにより本体部が挿入孔の
軸線方向に拡径可能とされ、本体部を挿入孔の軸線方向
に拡径して本体部の軸受収容口を通して軸部材を挿入孔
に挿入するとともに係合部を軸受に係合することにより
取り付けられ、この取付状態では係合部の軸受への係合
によって本体部が挿入孔の軸線方向に拡径不可能とされ
て軸部材の挿入孔からの抜出が確実に阻止される。
[実施例] 第1図から第4図には、本考案が適用されたカバー10
が示されている。カバー10は第4図に示される自動車
のドアヒンジ部廻りに取り付けられるドアチエツクブラ
ケツト12の被覆用として用いられるようになってい
る。
ドアチエツクブラケツト12は第2図に示される如くピ
ラーアウタパネル14の裏面にリインフオースメント1
6を介して溶着されている。リインフオースメント16
はピラーアウタパネル14を補強し、ドアチエツクブラ
ケツト12の取付剛性を向上するようになっている。こ
のドアチエツクブラケツト12は車体上下方向(第2図
上下方向)に平行に離間する一対の軸受板部12A、1
2Bを有し、これらは第4図にも示される如くピラーア
ウタパネル14の裏側からピラーアウターパネル14を
貫通してピラーアウタパネル14の表面側に突出されて
いる。
一対の軸受板部12A、12Bは第4図に示される如
く、ピラーアウタパネル14の表面側でチエツクピン1
8の軸方向両端部を車体上下方向(第4図上下方向)両
側で支持し、チエツクピン18を介してチエツクアーム
20を第4図矢印A方向に回転可能に軸支している。
詳しく説明すると、第2図に示される如く軸受板部12
A、12Bにはそれぞれ軸受孔12C、12Dが形成さ
れ、この軸受孔12C、12Dを通してチエツクピン1
8が貫通されている。チエツクピン18は軸方向両端部
付近に拡径部18Aを有し、拡径部18Aにより軸受孔
12C、12Dから抜けないようになっている。チエツ
クアーム20には一端部に第2図、第3図に示される如
く貫通孔24が形成され、軸受板部12A、12B間で
貫通孔24にチエツクピン18が貫通されてチエツクピ
ン18廻りに第4図矢印A方向に回転可能となってい
る。なお、チエクツアーム20はチエツクピン18の貫
通側と反対側の端部が第4図に示される如くドア26内
に入り込み、ドア26の開閉(第4図矢印C方向回転)
に連動してチエツクピン18廻りに回転されると同時に
ドア26に対して軸方向にスライドされるようになって
いる。また、ドア26内で図示しないシユーと連係され
てドア26の開閉に抵抗力を付与し、適当な開閉操作力
と開度を得られるようにする構成となっている。
本考案に係るカバー10には第4図に示される如く箱状
の本体部28が形成され、第2図、第3図に示される如
くピラーアウタパネル14の表面側で本体部28内にド
アチエツクブラケツト12の軸受板部12A、12Bを
収容してドア開放状態でのドアチエツクブラケツト12
の露出をなくすようになっている。
本体部28はドアチエツクブラケツト12の軸受板部1
2A、12Bがその先端から挿入可能な軸受収容口とし
ての開口30(第2図、第3図に図示)を有し、開口3
0を通して第2図、第3図に示される如くドアチエツク
ブラケツト12の軸受板部12A、12Bを収容できる
ようになっている。
この本体部28には第4図に示される如く外廻りに貫通
孔32が形成されているとともに貫通孔32に連続して
切込み34が形成されている。貫通孔32にはドアチエ
ツクブラケツト12の軸受板部12A、12Bの収容状
態で第1図から第3図に示される如くチエツクアーム2
0が軸方向に貫通されるようになっている。この貫通孔
32はドア開閉時のチエツクアーム20の動きを拘束す
ることのない大きさに形成されている。切込み34は貫
通孔32からカバー外周端にかけて形成されて本体部2
8を弾性変形により第1図、第4図矢印D方向に拡径可
能とするとともに本体部28の拡径によって拡幅されて
チエツクアーム20を半径方向から貫通孔32に貫通さ
せることができるようになっている。この切込み34を
挟んで隣り合う両側には、第1図に示される如く本体部
28の内側に爪36が形成されている。爪36はドアチ
エツクブラケツト12の収容状態で軸受板部12A、1
2B間に挿入されてドアチエツクブラケツト12と係合
し本体部28を第1図、第4図矢印D方向に拡径不可能
とするようになっている。
また、本体部28の内壁には、第2図に示される如く上
下方向両側にそれぞれリブ38及び挿入孔としての孔4
0、42が形成されている。リブ38は第1図に示され
る如く本体部28の上下方向片側に所定間隔で2個づつ
形成され、これらはそれぞれドアチエツクブラケツト1
2の軸受板部12A、12Bの収容状態で上側の軸受板
部12Aの上面及び下側の軸受板部12Bの下面に当接
して第1図、第2図上下方向に位置ずれしないようにす
る構成となっている。孔40、42はドアチエツクブラ
ケツト12の軸受板部12A、12Bの収容状態で第1
図、第2図に示される如くチエツクピン18の端部が軸
方向から挿入されるようになっている。孔40、42へ
のチエツクピン18の挿入は切込み34による本体部2
8の拡径(第1図、第4図矢印D方向への拡径)によっ
て開口30(第2図、第3図に図示)を通してなされ、
爪36によって本体部28が拡径不可能とされるドアチ
エツクブラケツト12の収容状態では、チエツクピン1
8が孔40、42から抜き出されることがないようにな
っている。なお、本体部28の上側の孔40は有底孔と
なっている。
この本体部28には開口30側の上下方向両側にそれぞ
れフランジ44、46が一体に形成されている。フラン
ジ44、46はドアチエツクブラケツト12の軸受板部
12A、12Bの収容状態で第1図に示される如くピラ
ーアウタパネル14へのドアチエツクブラケツト12の
溶接打痕48(第1図に図示)を隠蔽するようになって
いる。また、フランジ44、46はドアチエツクブラケ
ツト12の軸受板部12A、12Bの収容時にピラーア
ウタパネル14に当接して第4図矢印B方向に弾性的に
撓み、ドアチエツクブラケツト12の軸受板部12A、
12Bの収容状態で本体部28を弾性力で、チエツクピ
ン18に押圧するようにもなっている。
次に本実施例の作用を説明する。
カバー10は第4図に示される状態から本体部28を第
4図矢印D方向に拡径することによりチエツクピン18
の両端部が孔40、42に挿入されてチエツクピン18
に係止されるとともに切込み34を通してチエツクアー
ム20が半径方向から貫通孔32に貫通され、この状態
で本体部28内に第1図から第3図に示される如くドア
チエツクブラケツト12の軸受板部12A、12Bを収
容してドア26の開放状態でドアチエツクブラケツト1
2が露出しないようにする。なお、上側の孔40は有底
孔なので、この孔40を通してチエツクピン18の上端
部が露出することもない。
本体部28内にドアチエツクブラケツト12の軸受板部
12A、12Bを収容した状態では、第1図、第2図に
示される如くリブ38が各軸受板部12A、12Bに当
接するとともにフランジ44、46がピラーアウタパネ
ル14の表面に当接し、さらに爪36が各軸受板部12
A、12B間に挿入される。リブ38は各軸受板部12
A、12Bへの当接によって第1図、第2図上下方向に
位置ずれしないようにする。フランジ44、46はピラ
ーアウタパネル14の表面への当接によって溶接打痕4
8(第1図に図示)を隠蔽して溶接打痕48の露出をな
くすとともに本体部28を弾性力でチエツクピン18に
押圧して高さ方向(第2図左右方向)にガタつきを生じ
ないようにする。爪36は軸受板部12A、12B間へ
の挿入によってドアチエツクブラケツト12と係合し本
体部28を第1図矢印D方向(孔40、42の軸線方
向)に拡径不可能とし、孔40、42内からのチエツク
ピン18の抜き出しを阻止する。
したがって、本体部28内にドアチエツクブラケツト1
2の軸受板部12A、12Bを収容した取付状態では、
軸受板部12A、12B間への爪36の挿入によってチ
エツクピン18が孔40、42内への挿入状態に保持さ
れ、取付強度が高い。また、チエツクピン18への本体
部28の押圧によってガタつきが阻止され、走行時等に
ガタつくこともない。さらにフランジ44、46によっ
て溶接打痕48の露出もなくすことができる。
なお、上記実施例では、ドアチエツクブラケツト12の
被覆用として用いたが、ピン等の軸部材の両端部を支持
する軸受であれば適用可能である。
また、上記実施例では、本体部28に爪36を形成して
軸受板部12A、12B間への爪36の挿入によって本
体部28を第1図、第4図矢印D方向に拡径不可能とし
てチエツクピン18の孔40、42への挿入状態を保持
するようにしたが、爪36に代えて本体部28に孔を形
成するとともに軸受板部12A、12Bにこの孔と係合
する爪を形成し、爪の孔への係合によって本体部28を
第1図、第4図矢印D方向に拡径不可能とするようにし
てもよい。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案は軸部材の両端部を支持する
軸受のカバーであって、軸受を収容する箱状の本体部
と、本体部の内壁に形成されて軸部材の端部が挿入され
る挿入孔と、本体部を挿入孔の軸線方向に拡径可能とし
て本体部の軸受収容口を通して軸部材を挿入孔に挿入可
能とする切込みと、切込みを挟んで両側に形成されて軸
受と係合し本体部を挿入孔の軸線方向に拡径不可能とす
る係合部と、を備えるので、取付強度が高いという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたカバーの取付状態を示す側
面図、第2図は第1図のII-II線に沿う断面図、第3図
は第1図のIII-III線に沿う断面図、第4図は第1図の
カバーの取り外し状態を示す斜視図である。 10……カバー、 12……ドアチエツクブラケツト、 18……チエツクピン、 28……本体部、 34……切込み、 36……爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸部材の両端部を支持する軸受のカバーで
    あって、軸受を収容する箱状の本体部と、本体部の内壁
    に形成されて軸部材の端部が挿入される挿入孔と、本体
    部を挿入孔の軸線方向に拡径可能として本体部の軸受収
    容口を通して軸部材を挿入孔に挿入可能とする切込み
    と、切込みを挟んで両側に形成されて軸受と係合し本体
    部を挿入孔の軸線方向に拡径不可能とする係合部と、を
    備える軸受カバー。
JP12255088U 1988-09-19 1988-09-19 軸受カバー Expired - Lifetime JPH0628618Y2 (ja)

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JPH0243379U JPH0243379U (ja) 1990-03-26
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JP3073875B2 (ja) * 1993-09-30 2000-08-07 株式会社大井製作所 自動車用ドアチェックリンクの取り付け構造およびそのカバー装置

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JPH0243379U (ja) 1990-03-26

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