JPS6224691Y2 - - Google Patents

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JPS6224691Y2
JPS6224691Y2 JP1980172161U JP17216180U JPS6224691Y2 JP S6224691 Y2 JPS6224691 Y2 JP S6224691Y2 JP 1980172161 U JP1980172161 U JP 1980172161U JP 17216180 U JP17216180 U JP 17216180U JP S6224691 Y2 JPS6224691 Y2 JP S6224691Y2
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elastic seal
door
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elastic
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、チエツクリンクを備えた車両用ドア
に於いて、ドア閉時に、チエツクリンクの取付部
位に位置するドアのヒンジ側端部の挿通孔を閉塞
し、該挿通孔からドア内への粉塵、雨水等の浸入
を防止するようにした車両用ドアにおけるチエツ
クリンク部シール構造の改良に関する。
一般に、車両用ドアDは、例えば実開昭53−
82129号に示されるもの、または、第1図に示す
ように、車体パネルの一つであるフロントピラー
1等に上下一対のヒンジ2,2を介して回転可能
に枢支されているが、単にドアDをヒンジ2,2
で支持するのみでは、例えば、乗員等の不注意に
よつてドアDを開放したときに、ドアDが直ちに
全開作動して電柱等に衝突したりあるいは後続車
と干渉してしまうという虞れがある。
そこで、従来にあつては、ドアDのヒンジ側端
部3にあつて上記ヒンジ2,2間の中間部位にチ
エツクリンクCを設け、ドアDの開放作動時に一
旦ドアDを半開状態で保持させるようにしたもの
が知られている。
このタイプに於いて、チエツクリンクCは、第
2図及び第3図に示すように、フロントピラー1
に固定ブラケツト4を取付け、この固定ブラケツ
ト4にリンクブラケツト5を軸ピン6によつて回
転可能に枢支する一方、ドアDのヒンジ側端部3
に開設した挿通孔7より上記リンクブラケツト5
をドアD内に挿入させると共に、ドアD内には上
記リンクブラケツト5に対して相対的に摺動運動
する摺動ケース8をボルト等の止具9で取付けて
なるものである。そして、上記リンクブラケツト
5は、自由摺動部10と拘束摺動部11とを有し
ており、摺動ケース8が自由摺動部10から拘束
摺動部11へ移動するにつれてその摺動抵抗が大
きくなるようになつている。このため、ドアDの
開放作動時に於いて、摺動ケース8が自由摺動部
10を相対移動するときには、ドアDは半開状態
まで連続的に開放することになり、摺動ケース8
が拘束摺動部11に達した時点でドアDは半開状
態に保持されるのである。尚、ドアDを更に開放
させるときには、摺動ケース8が常時拘束摺動部
11に位置するので、ドアDは所定の開度で保持
されるようになつている。
このようなチエツクリンクCを備えた車両用ド
アDにあつては、ドアDのヒンジ側端部3にリン
クブラケツト5の挿通孔7が開設されている関係
上、この挿通孔7を通じてドアD内に粉塵、雨水
等が浸入する事態を生ずるが、この不具合を解決
する手段として、従来にあつては、第2図及び第
3図に示すように、ドアD閉時に上記挿通孔7を
閉塞する弾性シール体Sが取付けられていた。即
ち、この弾性シール体Sは、上記リンクブラケツ
ト5を囲繞する筒形状に形成されており、リンク
ブラケツト5の挿通部12を挟んで一対の螺子孔
13を有すると共に、その一端面周縁には外方向
に向かつて突設されたリツプ14を有したもので
ある。そして、上記弾性シール体Sは、ドアDの
ヒンジ側端部3にあつて挿通孔7を挟んだ個所に
取付孔15を開設し、この取付孔15と上記弾性
シール体Sの螺子孔13とを位置合せした後、ビ
ス16を用いてドアDのヒンジ側端部3に止着さ
れる一方、ドアD閉時に於いて弾性シール体Sの
リツプ14をフロントピラー1に弾接させること
により、リンクブラケツト5の挿通孔7と車外と
の間をシールするようにしていたのである。
然しながら、このような従来の車両用ドアにお
けるチエツクリンク部のシール構造にあつては、
弾性シール体Sをビス16等の止具を用いてドア
Dのヒンジ側端部3に取付けるようにしていたの
で、弾性シール体Sの螺子孔13とドアD側の取
付孔15との位置合せが必ず必要となり、その位
置決めが面倒になるばかりか、ビス16を用いた
弾性シール体Sの取付作業が煩雑になり、しかも
ビス16という取付部品を必要とする分部品点数
の増大につながりコストが嵩むという不具合があ
つた。又、弾性シール体SをドアD側に取付ける
上でビス16を用いてあるので、弾性シール体S
のフロントピラー1側の端面にはビス16の頭部
が露出することになり、このビス16の頭部とフ
ロントピラー1とが干渉しないように、弾性シー
ル体Sにはリツプ14等を設けなければならず、
弾性シール体Sの成形が面倒になるという虞れも
あつた。
本考案は以上の観点に立つて為されたものであ
つて、その目的とするところは、弾性シール体の
取付部位に、弾性シール体の上下左右方向への移
動を規制する位置決め部を設け、この位置決め部
に弾性シール体を係合させると共に、前記取付部
位に弾性シール体を接着固定することにより、弾
性シール体の位置決め及びその取付けを容易にし
て弾性シール体の取付作業性を向上させると共
に、弾性シール体の成形を単純化できるようにし
た車両用ドアにおけるチエツクリンク部シール構
造を提供することにある。
以下、添付図面に示す実施例に基づいて本考案
を詳細に説明する。
第4図及び第5図に示す実施例に於いて、弾性
シール体Sは、リンクブラケツト5を囲繞する断
面略四角形状の筒状体から成つていて、その厚さ
寸法lはドアD閉時におけるドアDのヒンジ側端
部3とフロントピラー1との間隙寸法l′より僅か
に大きく形成され、しかも弾性シール体Sの端面
は夫々平面状に形成されている。そして、この弾
性シール体Sの上下側面略中央部には、弾性シー
ル体Sの厚さ方向に沿つて延びる断面半円状の係
合溝20が夫々形成されている。
又、ドアDのヒンジ側端部3にあつてリンクブ
ラケツト5の挿通孔7の周縁には弾性シール体S
の取付部21が形成されており、この取付部21
は、弾性シール体Sの一端面が接着固定される接
着面22と、この接着面22の上下に位置し且つ
上記弾性シール体Sの係合溝20に対応した個所
に設けられた位置決め部23とで構成されてい
る。そして、上記位置決め部23は、上下対称位
置に設けたボルト等の止具9の頭部で形成されて
おり、この止具9は、ドアDのヒンジ側端部3の
裏面側に於いて、上記リンクブラケツト5に対し
て相対的に摺動運動する摺動ケース8を取付ける
ために用いるものであり、この止具9の頭部が、
ドアDのヒンジ側端部3の表面上に位置し、上記
係合溝20に係合するようになつている。
従つて、この実施例に係る弾性シール体Sをド
アDのヒンジ側端部3に設けた取付部21に取付
ける場合には、弾性シール体Sの一端面に接着剤
24を塗布し、この弾性シール体Sの挿通部12
にリンクブラケツト5を貫通させた状態で弾性シ
ール体Sをその取付部21に接近させると共に、
弾性シール体Sの係合溝20を位置決め部23に
位置合せした後そのまま接着面22に圧接すれば
よい。このとき、上記位置決め部23である止具
9の頭部が弾性シール体Sの上下側面に設けた係
合溝20内に夫々係合することになり、弾性シー
ル体Sは、上記位置決め部23によつて挟持され
た状態になる。この状態に於いて、弾性シール体
Sは、その上下方向に対して直接位置規制される
と共に、止具9の頭部が断面半円状の係合溝20
内周に弾接している関係上、その左右方向に対し
ても位置規制されることになり、弾性シール体S
の位置決めが為される。このようにして取付けら
れた弾性シール体Sは、ドアD閉時に於いて、フ
ロントピラー1のパネル面に弾接してリンクブラ
ケツト5の挿通孔7を閉塞して車外と挿通孔7と
の間をシールする。このとき、弾性シール体S
は、その厚さ方向に対して圧縮変形することにな
るが、弾性シール体Sの取付部21近傍に於いて
は、位置決め部23の存在によつて弾性シール体
Sの外周方向への移動が拘束されることになるた
め、弾性シール体Sの接着面22に剪断応力がほ
とんど生ずることはなく、弾性シール体Sが接着
面22から剥れるという虞れはない。
尚、この実施例に於いて、位置決め部23を構
成する一対の止具9の位置は上下対称になつてい
るが、必ずしもこれに限定されるものではなく、
例えば、左右対称位置であつてもよいし、又上下
方向あるいは左右方向に対して偏位した状態で一
対設けてもよい。又、この位置決め部9の具体的
構成についても、上記摺動ケース8の止具9を利
用するものに限らず、要するに弾性シール体Sの
上下左右方向への移動を規制するものであればよ
く、例えば、第6図に示すように、ドアDのヒン
ジ側端部3に弾性シール体Sが嵌合するエンボス
25を設けたものであつて差支えない。この場
合、弾性シール体Sに係合溝20等を形成しなく
てすむもので、弾性シール体Sの形状を更に単純
化することが可能である。更に、上記実施例で
は、弾性シール体Sの取付けに当つて接着剤24
を用いているが、これ以外に両面接着テープ等を
用いてもよい。更に又、上記実施例にあつては、
弾性シール体SをドアDのヒンジ側端部3に接着
固定したものを示しているが、フロントピラー1
等の車体パネル側に接着固定してもよいことは勿
論である。
以上説明してきたように、本考案に係る車両用
ドアにおけるチエツクリンク部シール構造によれ
ば、弾性シール体の取付部位に、弾性シール体の
上下左右方向への移動を規制する位置決め部を設
け、この位置決め部に弾性シール体を係合させる
と共に、前記取付部位に弾性シール体を接着固定
するようにしたので、弾性シール体の取付けに当
つて、弾性シール体を位置決め部めがけて圧接さ
せればよく、弾性シール体の位置決めをワンタツ
チで行うことができるばかりか、従来のように弾
性シール体をビス等で止着する必要がなくなり、
その取付作業性を大幅に向上させることができ、
しかも部品点数を低減させてコストの低減化を図
ることができる。又、本考案における弾性シール
体には、従来のように、螺子孔、リツプ等を設け
る必要がなくなるので、弾性シール体の形状を単
なる筒形状に単純化することが可能となり、この
結果、弾性シール体の成形に当つては、押出成形
等によつて形成した長尺物を適宜間隔をもつて切
断すればよくなり、その分その成形工程を簡略化
することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両用ドアにおけるチエツクリンクの
取付位置を示す斜視図、第2図は従来の車両用ド
アにおけるチエツクリンク部シール構造の一例を
示す分解斜視図、第3図は第2図に示す従来例の
−線断面図、第4図は本考案に係る車両用ド
アにおけるチエツクリンク部シール構造の一実施
例を示す分解斜視図、第5図は第4図に示すチエ
ツクリンク部シール構造の−線断面図、第6
図は本考案に係る車両用ドアにおけるチエツクリ
ンク部シール構造の変形例を示す分解斜視図であ
る。 C……チエツクリンク、D……ドア、S……弾
性シール体、3……ドアのヒンジ側端部、5……
リンクブラケツト、7……挿通孔、8……摺動ケ
ース、9……止具、20……係合溝、23……位
置決め部、24……接着剤、25……エンボス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 車体側に回転可能に枢支され且つドアDのヒ
    ンジ側端部3に開設した挿通孔7からドアD内
    に向かつて突設されたリンクブラケツト5を備
    えてなるチエツクリンクCを有し、ドアDのヒ
    ンジ側端部3若しくは車体側のいずれか一方に
    は上記リンクブラケツト5を囲繞する筒状の弾
    性シール体Sを取付け、ドアD閉時において前
    記他方に弾性シール体Sを弾接させることによ
    り、リンクブラケツト5の挿通孔7を閉塞する
    ようにした車両用ドアにおけるチエツクリンク
    部シール構造に於いて、上記弾性シール体Sの
    取付部位には、弾性シール体Sの移動を規制す
    る位置決め部23を設け、この位置決め部23
    に弾性シール体Sを係合させると共に、前記取
    付部位に弾性シール体Sを接着固定するように
    したことを特徴とする車両用ドアにおけるチエ
    ツクリンク部シール構造。 2 上記位置決め部23は、上記リンクブラケツ
    ト5に対して相対的に摺動運動する摺動ケース
    8を取付ける止具9で構成されていて、リンク
    ブラケツト5の挿通孔7を挟んで一対設けられ
    ており、これらの止具9を弾性シール体Sに形
    成した係合溝20内に係合させて弾性シール体
    Sを挟持するようにしたことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の車両用ドアに
    おけるチエツクリンク部シール構造。 3 上記位置決め部23は、弾性シール体Sが嵌
    合するエンボス25で構成されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    車両用ドアにおけるチエツクリンク部シール構
    造。
JP1980172161U 1980-12-02 1980-12-02 Expired JPS6224691Y2 (ja)

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JPS5796367U JPS5796367U (ja) 1982-06-14
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