JP2520685Y2 - 車両のドア用スライド式窓装置 - Google Patents

車両のドア用スライド式窓装置

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JP2520685Y2
JP2520685Y2 JP1988127722U JP12772288U JP2520685Y2 JP 2520685 Y2 JP2520685 Y2 JP 2520685Y2 JP 1988127722 U JP1988127722 U JP 1988127722U JP 12772288 U JP12772288 U JP 12772288U JP 2520685 Y2 JP2520685 Y2 JP 2520685Y2
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frame
glass
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重幸 川越
成一 番匠
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Aisin Keikinzoku Co Ltd
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Keikinzoku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、開閉操作される車両用ドアに取付けられる
スライド式の窓装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に、自動車特に大型或いは中型のトラック等の車
両の助手席側の外部の視界を確保するために助手席側ド
アのドアパネルの一部にのぞき窓を形成されているが、
こののぞき窓の大きさはドアパネル内の各種装置により
限定される。
特にドア上側のガラス窓が、そのガラス戸をウインド
レギュレータで上下させる方式を採用している場合、こ
れらレギュレータやガラス戸等がのぞき窓と重ならない
よう配慮する必要があり、のぞき窓はその形状が狭めら
れる傾向にある。
このためドア上側のガラス窓を引戸式として上述の不
都合を緩和したものが実開昭60−111714号公報に示され
ている。
しかしながら、近年車両の外観の向上のため、固定ガ
ラスは、車両のドアのカーブに合わせ又、スライドガラ
スは、窓を開閉した時に車両のカーブと合うように両者
のカーブを異なるカーブとしたカーブドガラスが採用さ
れてきているが、この実開昭60−111714号公報に示され
ているものでは、1つの外枠フレームの中にフロント側
ガラス・リヤ側ガラスの両方が保持されており、フロン
ト側ガラスとリヤ側ガラスの曲率が異なる場合は、両ガ
ラスを収容するためのレールの幅が非常に大きくなりド
アの厚み以上となるだけでなく、両者間の雨や埃からの
シールが困難となり成立しない。
そこで、実開昭60−23410号公報に示される形式の物
が提案されているが、この構造ではフロント側ガラスが
外枠及びリヤ側ガラスの引戸から独立しており、車両に
外枠及びリヤ側ガラスを組付けた後にフロント側ガラス
を車体と外枠との間に組付ける必要があり、組付性が非
常に悪いという欠点があった。
又、実開昭60−23410号公報に示される構造では、ス
ライドガラス窓の上側ガイドレールを固定ガラス窓の上
縁部に沿って延出形成し、この上側ガイドレールにはそ
の長手方向にわたり吊りフックを連続して形成し、スラ
イドガラス窓の上縁に吊りフックに摺動可能に係止され
るスライドフックによりスライドガラス窓を摺動させる
ようにしてあるため、スライドガラス窓の下端には止め
部材がなにもなく、固定ガラスとスライドガラスとの間
には隙間が設けられてはいるが、振動等があれば、固定
ガラスと枠体とが直接接触することになり、両者が車両
の振動等で互いに衝突すれば、衝突音が出たり、ひどく
なれば、ガラスを破損する恐れがあった。
(考案が解決使用とする課題) そこで、本考案は、フロント側固定ガラスとリヤ側の
スライドガラスの両者に曲率のことなるカーブドガラス
を使用可能とすると共に、両者を一体的に構成し、窓全
体を車両に組付ける時の組付性を良くすることを課題と
する。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本考案において講じ
た技術的手段は、所定の矩形形状を呈し固定ガラスを支
持する固定フレームと、該固定フレームと重合する車両
前方部分が前記固定フレームと略同一の大きさを有する
略L字形状を呈し且つ前記固定フレームの車両側方に位
置する車両後方部分が前記固定フレームより縦方向にお
いて小さい略コ字形状を呈するチャンネルフレームと、
前記固定ガラスと重合し前記車両後方部分の開口を開閉
するスライドガラスと、該スライドガラスのスライドを
支持するデビジョンフレームとを有するものであって、
前記スライドガラスは前記車両前方部分でスライド自在
となり、前記チャンネルフレームに前記デビジョンフレ
ームを前記チャンネルフレームの略コ字形状の底部の延
長線近傍で前記チャンネルフレームと前記デビジョンフ
レームとを結合し、さらに、前記固定フレームと前記チ
ャンネルフレームとを結合するためのフランジ部を前記
固定フレームに一体的に設けるとともに前記フランジ部
に前記チャンネルフレームをビス止めして前記チャンネ
ルフレームを前記固定スレームとを結合した、ことであ
る。
(作用) 前記技術的手段は次のように作用する。即ち固定ガラ
スは、取付ゴムにより固定フレームに保持される。一方
スライドガラスはデビジョンフレーム及びチャンネルフ
レームにガラスランを介して摺動可能に保持されてい
る。固定フレームには、固定ガラスの保持部の内側にフ
ランジ部が一体的に設けられており、このフランジ部に
デビジョンフレームが固定されるチャンネルフレームが
がビス止めされる。この状態で窓枠全体を車両に組付け
ることが出来ることになり、組付性は非常に良いもので
ある。
更に、固定フレームに固定ガラスとスライドガラスと
の間をシールして雨や埃の車内への侵入を防止するシー
ル用ウエザーストリップを保持し得る。これにより、ス
ライドガラスの摺動時にその接触部を通るスライドガラ
スの軌跡を略一定に採ることができるため、シール効果
が良好となる。
(実施例) 本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図には、本考案の一実施例の窓ガラスとフレーム
全体の外観を示している。この窓ガラスは図示しない右
ハンドル車の左側ドア用の窓ガラスであり、図の左側が
車両の前方である。
1はスライドガラス7を摺動自在に保持するチャンネ
ルフレームで、図示した如く車両前方が縦方向に大きい
略矩形形状で、車両後方が縦に少し小さい略矩形形状を
している。2は固定ガラス4を取付ゴム5により固定す
るための固定フレームでチャンネルフレーム1の前方の
矩形と略同形をしている。
3はチャンネルフレーム1の後方の矩形の底辺を固定
フレーム2側に延長するためのデビジョンフレームで、
チャンネルフレーム1内を摺動する摺動ガラス7を固定
ガラス4の裏面に案内するためのフレームとなりチャン
ネルフレーム1に図示しない略L形をした固定部材を介
して、チャンネルフレーム1底部の中央近傍で螺着され
ている。
次に第2図により固定フレーム2とチャンネルフレー
ム1と夫々に保持される固定ガラス4,スライドガラス7
との関係を説明する。
図示しないドアのインナパネル11とアウタパネル12と
は、窓ガラスの取付部で一体的に重ね合わされている。
この重ね合わせ部の外部には、本考案の車両のドア用
スライド式窓装置の組立体のチャンネルフレーム1の内
面部がブチルゴム製の接着材13で接着されている。
14はチャンネルフレーム1とドアの重ね合わせ部を装
飾するトリムである。
固定フレーム2には、ゴム製ウエザストリップ5によ
り固定ガラス4が取付けられている。又、固定フレーム
2には車両前方側と上下部とに車内側に延在したフラン
ジ部2aが設けられている。
このフランジ部2aには、チャンネルフレーム1がビス
10により螺着されている。尚、9は、ナットでチャンネ
ルフレーム1の肉厚が薄いために設けられたものであ
る。
チャンネルフレーム1は、その断面が略ヨ形をしてお
り、レール溝1a及び溝1bが設けられている。このレール
溝1aとこれに連続するデビジョンフレーム3のレール溝
3aには、ガラスランチャンネル6が設けられており、こ
のガラスランチャンネル6内にスライドガラス7が摺動
可能に配置されている。チャンネルフレーム1の溝1b
は、前述の如くチャンネルフレーム1をドアに取りつけ
た時の装飾のトリム14を取りつけるためのものである。
ガラスランチャンネル6には、雨或いは埃が車内に入る
ことを防止するシール部材6aが一体的に設けられてい
る。
第3図は、第1図のB−B断面図でチャンネルフレー
ム1の下部の断面形状は、その上部の断面形状と同じで
あることを示している。
第4図は、第1図のC−C断面図で、固定ガラス4と
スライドガラス7との一関係をしめしている。固定フレ
ーム2の後方の縦方向フレーム2bには、前述のフランジ
部2aが設けられておらず、その代わりにスライドガラス
7との間をシールするためのシール部材8の挿入される
溝2cが設けられている。スライドガラス7の後方には、
スライドガラス7を開閉するための把手13が取付けられ
ている。把手13は、スライドガラス7に固着される本体
13aとこの本体13aにビン13cで枢着されるロック部材13b
とから成っている。一方チャンネルフレーム1の後方に
は、ロック部材と噛み合って摺動ガラス7の閉止状態を
保持するキャッチ部材15が固着されている。ロック部材
13bは、図示しないスプリングによってキャッチ部材と
噛み合う方向に常時押圧されている。
次に以上の構成による本考案の作用を以下説明する。
本考案の車両のドア用スライド式ガラス窓装置を組付
けるには、先ず固定フレーム2の後方の縦方向フレーム
の溝2cには、シール部材8を挿入し、固定フレーム2の
外面側には、固定ガラス4をゴム製ウエザストリップ5
で固定する。
次に固定フレーム2にチャンネルフレーム1を重ね合
わせ固定フレーム2のフランジ部2aにビス10或いはビス
10とナット9で固定する。
その後チャンネルフレーム1の前方,上方,後方及び
下方の順にレール溝1a内にガラスランチャンネル6を挿
入し、次いでスライドガラス7をチャンネルフレーム1
の前方側から後方に向かって挿入する。そして別途ガラ
スランチャンネル6を挿入したデビジョンフレーム3の
溝3aをチャンネルフレームの溝1aに合わせて、デビジョ
ンフレーム3をチャンネルフレーム1にビスにて固定す
る。この固定場所は、チャンネルフレーム1の略コ字形
状底部の延長線と固定フレーム2との交点近傍に設けら
れる。
この組付け前にスライドガラス7には把手13を、又、
チャンネルフレーム1にはキャッチ部材を、適宜固定し
ておけば良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように構成したため、本考案によれば、
固定ガラスとスライドガラスとが一個の固定フレームに
組付けて窓ガラス装置全体を一体化出来たため窓ガラス
装置を車両に組付ける際に非常に効率良く組付けること
が出来るものである。
更に、本考案によれば、固定ガラスを固定フレームに
支持し且つスライドガラスをデビジョンフレーム及びチ
ャンネルフレームに支持したので、固定ガラスとスライ
ドガラスとの間をシールするシール用ウエザーストリッ
プを固定フレームに支持し得る。これにより、固定ガラ
スとスライドガラスの両者に曲率の異なるカーブドガラ
スを使用しても、ガラス部分のドアの厚みを大きくする
ことなく両者の間のシールは充分に行え雨や埃の車内へ
の侵入を完全に防止出来る効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の車両のドア用スライド式窓装
置全体の関係を示す平面図、第2図は第1図のA−A断
面図、第3図は同じく第1図のB−B断面図、第4図は
同じく第1図のC−C断面図である。 1……チャンネルフレーム 2……固定フレーム、2a……フランジ部 3……デビジョンフレーム 4……固定ガラス、7……スライドガラス 10……ビス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の矩形形状を呈し固定ガラスを支持す
    る固定フレームと、該固定フレームと重合する車両前方
    部分が前記固定フレームと略同一の大きさを有する略L
    字形状を呈し且つ前記固定フレームの車両側方に位置す
    る車両後方部分が前記固定フレームより縦方向において
    小さい略コ字形状を呈するチャンネルフレームと、前記
    固定ガラスと重合し前記車両後方部分の開口を開閉する
    スライドガラスと、該スライドガラスのスライドを支持
    するデビジョンフレームとを有するものであって、前記
    スライドガラスは前記車両前方部分でスライド自在とな
    り、前記チャンネルフレームに前記デビジョンフレーム
    を前記チャンネルフレームの略コ字形状の底部の延長線
    近傍で前記チャンネルフレームと前記デビジョンフレー
    ムとを結合し、さらに、前記固定フレームと前記チャン
    ネルフレームとを結合するためのフランジ部を前記固定
    フレームに一体的に設けるとともに前記フランジ部に前
    記チャンネルフレームをビス止めして前記チャンネルフ
    レームを前記固定スレームとを結合した、車両のドア用
    スライド窓装置。
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