JPH0742945Y2 - 自動二輪車の車体フレーム - Google Patents

自動二輪車の車体フレーム

Info

Publication number
JPH0742945Y2
JPH0742945Y2 JP1988035885U JP3588588U JPH0742945Y2 JP H0742945 Y2 JPH0742945 Y2 JP H0742945Y2 JP 1988035885 U JP1988035885 U JP 1988035885U JP 3588588 U JP3588588 U JP 3588588U JP H0742945 Y2 JPH0742945 Y2 JP H0742945Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
seat rail
tip
groove
body frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988035885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01138892U (ja
Inventor
賢三 沼田
和昭 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP1988035885U priority Critical patent/JPH0742945Y2/ja
Publication of JPH01138892U publication Critical patent/JPH01138892U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0742945Y2 publication Critical patent/JPH0742945Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動二輪車の車体フレームに係り、特にシー
トレールの取付構造に関する。
[従来の技術] 自動二輪車の車体フレームに於いて、シートレールを取
付けるには、従来第5図に示す如くシートレール1の左
右2本のパイプ2をメインパイプ3の後部まで伸ばし、
パイプ2の先端を第6図に示す如くメインパイプ3の外
周面に沿うように切断し、且つ切断端の一部をパイプ2
内に押し込んでメインパイプ3の外周面に沿う舌片4を
形成した上、パイプ2の先端をメインパイプ3の外周に
溶接して、シートレール1を取付けている。(先行技術
文献として実公昭52-29382号がある。) [考案が解決しようとする課題] ところで、上記の車体フレームに於けるシートレール取
付構造では、パイプ2の先端をメインパイプ3の外周面
にきれいに沿わせることが難しく、隙間が生じることが
ある。この為、溶接肉盛をしているが、溶接肉盛は塗装
しても見栄えが悪いので、塗装前に研摩などをする必要
があり、作業工数が増加する。さらにパイプ2は左右異
なるので、2本別々に切断及び成形しなければならず、
しかも溶接し易くするために寸法精度が要求されて、製
作が面倒である。
[考案の目的] 本考案は上記課題を解決すべくなされたもので、シート
レールの取付けが容易で、溶接肉盛をする必要が無く、
しかもシートレールの製作を簡素化できるようにした自
動二輪車の車体フレームを提供することを目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するための本考案の自動二輪車の車体フ
レームの1つは、メインパイプの後部上側にブラケット
を後方に向けて固設し、該ブラケットの上面から後面ま
での間にメインパイプと直交する方向にシートレールの
略U字状の先端中央部を嵌合する溝を設けると共に先端
にリヤショックアブソーバの上端枢支部を設け、前記溝
に左右のパイプの先端が一体又は別体に略U字状に形成
されて成るシートレールの略U字状の先端中央部を嵌合
すると共にその先端中央部を溝に溶接してシートレール
を固定したことを特徴とするものであり、他の1つは、
メインパイプの後部上側にブラケットを後方に向けて固
設し、該ブラケットの上面から後面までの間にメインパ
イプと直交する方向にシートレールの略U字状の先端中
央部を嵌合する溝を設けると共に先端にリヤショックア
ブソーバの上端枢支部を設け、前記溝にパイプを略U字
状に形成して成るシートレールの先端中央部下側を嵌合
し、その先端中央部上側に押え金具を嵌着し、押え金具
をブラケットに締着してシートレールを着脱可能に取付
けたことを特徴とするものである。
[作用] 本考案は自動二輪車の車体フレームの1つは、上述の如
く左右のパイプの先端が一体又は別体に略U字状に形成
されて成るシートレールの略U字状の先端中央部を、ブ
ラケットの溝に嵌合すると共にその溝に溶接したもので
あるから、シートレールの取付けは容易で、溶接部には
隙間が生じることが無く、その為溶接部に溶接肉盛をす
る必要が無い。しかも左右のパイプは同一形状で良いの
で、1種類のパイプを屈曲成形すれば良く、2本のパイ
プを別々に切断及び成形する場合のような寸法精度は要
求されず、シートレールのパイプの製作が簡素化され
る。
また本考案の自動二輪車の車体フレームの他の1つは、
上述の如くパイプを略U字状に形成して成るシートレー
ルの先端中央部下側を、メインパイプの後部上側に固設
したブラケットの溝に嵌合し、その先端中央部上側に押
え金具を嵌着し、押え金具をブラケットに締着するだけ
で、シートレールが着脱可能に取付けられるので、その
取付作業は至って簡単である。またシートレールの製作
は左右のパイプが同一形状で良いので、1種類のパイプ
の先端部を屈曲成形して、そのパイプ2本の屈曲先端を
突き合わせ溶接すれば容易に略U字状のシートレールが
製作できる。さらにシートレールは押え金具を取外すこ
とにより、ブラケットより容易に離脱できるので、メン
テナンス時便利である。
そして、上記2つの自動二輪車の車体フレームに於ける
メインパイプ後部上側のブラケットには先端にリヤショ
ックアブソーバの上端枢支部を設けてあるので、ブラケ
ットは2つの部材の支持部として有効利用でき、部品点
数を削減できる。
[実施例] 本考案による自動二輪車の車体フレームの1つの実施例
を第1,2図により説明すると、10は車体フレームの円形
のメインパイプで、このメインパイプ10の後部上側にブ
ラケット11を後方に向けて固設してある。このブラケッ
ト11の先端にはリヤショックアブソーバ(図示省略)の
上端枢支部12を設け、上面にはメインパイプ10と直交す
る方向に溝、本例では半円形の溝13を設けてある。この
半円形の溝13には第2図に示す如くシートレール14の左
右の円形パイプ15の略L字状に屈曲した先端15aの端面
を対称に突き合わせて下半周を嵌合し、先端15aの端面
同志を溶接(W)すると共に溝13の開口縁と先端15aの
外周とを溶接(W′)して、シートレール14を取付けて
ある。
この実施例にあっては、左右2本の円形パイプ15の屈曲
先端15aをブラケット11の半円形の溝13に対称に突き合
わせて嵌合することにより位置決めされ、あとは突き合
わせ端面を溶接(W)し、屈曲先端15aの外周と溝13の
開口縁を溶接(W′)すればシートレール14が取付けら
れるので、その取付作業が容易であり、しかもシートレ
ール14の溶接強度は高いものとなる。また屈曲先端15a
の溶接部には隙間が生じることが無いので溶接肉盛する
必要が無い。しかも左右2本の円形パイプ15は同一形状
で良いので、1種類の円形パイプ15を屈曲成形するだけ
で作ることができ、2本のパイプを別々に切断及び成形
する場合のような寸法精度は要求されず、シートレール
14の円形パイプ15の製作が簡素化される。
尚、上記実施例は、左右2本の円形パイプ15の屈曲先端
15aを溝13に嵌合してら突き合わせ端面を溶接している
が、予め突き合わせ端面を溶接して先端略U字状のシー
トレールとなした後、その略U字状の先端中央部を溝13
に嵌合すると共に溝13に溶接するようにしても良い。
次に本考案による自動二輪車の車体フレームの他の1つ
の実施例を第3,4図により説明する。図中第1,2図と同一
符号は同一部材を示すので、その説明を省略する。ブラ
ケット11の半円形の溝13に、予め左右2本の円形パイプ
15の略L字状に屈曲した先端15aの端面を第4図に示す
如く突き合わせ溶接(W)して略U字状に形成し、その
先端中央部両側にフランジ16を固設して成るシートレー
ル17のフランジ16間の先端中央部下側を嵌合し、その先
端中央部上側に、プレート18を両側縁に有する半円形の
押え金具19を嵌着し、押え金具19のプレート18をボルト
20にてブラケット11の上面に締着して、シートレール17
の先端中央部を着脱可能に挟持固定してある。
この実施例にあっては、円形パイプ15を略U字状に形成
して成るシートレール17のフランジ16間の先端中央部下
側をブラケット11の溝13に嵌合し、その先端中央部上側
に押え金具19を嵌着し、該押え金具19をブラケット11に
締着するだけで、シートレール17が着脱可能に取付けら
れるのであるから、その取付作業は至って簡単である。
そしてこうして取付けられたシートレール17の先端中央
部は押え金具19にて上下方向の動きが拘止され、フラン
ジ16にて左右方向の動きが拘止されてその固定は強固で
ある。また、シートレール17の製作は、左右の円形パイ
プ15が同一形状で良いので、1種類の円形パイプの先端
部を屈曲成形し且つフランジ16を固設して、そのパイプ
2本の屈曲先端面を突き合わせ溶接(W)すれば良いだ
けであるから、手間がかからず容易である。さらにシー
トレール17は押え金具19を取外すことにより容易にブラ
ケット11より離脱できるので、メンテナンス時便利であ
る。
そして、前記2つの実施例の自動二輪車の車体フレーム
に於けるメインパイプ10の後部上側のブラケット11に
は、先端にリヤショックアブソーバ(図示省略)の上端
枢支部12を設けてあるので、ブラケット11はシートレー
ル14,17とリヤショックアブソーバの2つの部材の支持
部として有効利用でき、部品点数を削減できる。
尚、シートレール17は、長い1本の円形パイプを略U字
状に屈曲成形し、その先端中央部両側にフランジ16を取
付けて製作するようにしても良い。また左右方向の動き
を拘止するフランジ16は他の手段に置換しても良いもの
である。さらにシートレール14,17は円形パイプに限ら
ず角形パイプにより作っても良いものであり、これに応
じてブラケット11の溝13は断面角形にしても良い。また
ブラケット11の溝13は上面のみならず、後面に設けても
良いものである。
[考案の効果] 以上の説明で判るように本考案の自動二輪車の車体フレ
ームは、シートレールの取付け作業が容易で、溶接肉盛
をする必要が無いので見栄えが良くなり、しかもシート
レールの素材が1種類のパイプの屈曲成形により容易に
作られるので、寸法精度が要求されず、従って手間がか
からず、シートレールの製作が簡素化される。
特にシートレールを着脱式にした車体フレームにあって
は、メンテナンス時シートレールを容易に取外すことが
できて、リヤー側の機器の保守,点検,整備,交換等の
作業がし易くなる。
また、本考案の自動二輪車の車体フレームに於けるメイ
ンパイプ後部上側のブラケットには先端にリヤショック
アブソーバの上端枢支部を設けてあるので、ブラケット
は2つの部材の支持部として有効利用でき、部品点数の
削減等に効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の自動二輪車の車体フレームの1つの
実施例を示すもので、第1図は側面図、第2図は平面
図、第3,4図は本考案の自動二輪車の車体フレームの他
の1つの実施例を示すもので、第3図は側面図、第4図
は平面図、第5図は従来の自動二輪車の車体フレームを
示す側面図、第6図は第5図のA部拡大断面図である。 10……メインパイプ、11……ブラケット、13……溝、14
……シートレール、15……パイプ、15a……屈曲先端、1
6……フランジ、17……シートレール、19……押え金
具、20……ボルト、W,W′……溶接部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−47680(JP,A) 特開 昭60−261786(JP,A) 特開 昭60−191889(JP,A) 特開 昭51−81332(JP,A) 実開 昭51−92843(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動二輪車の車体フレームに於いて、メイ
    ンパイプの後部上側にブラケットを後方に向けて固設
    し、該ブラケットの上面から後面までの間にメインパイ
    プと直交する方向にシートレールの略U字状の先端中央
    部を嵌合する溝を設けると共に先端にリヤショックアブ
    ソーバの上端枢支部を設け、前記溝に左右のパイプの先
    端が一体又は別体に略U字状に形成されて成るシートレ
    ールの略U字状の先端中央部を嵌合すると共にその先端
    中央部を溝に溶接してシートレールを固定したことを特
    徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  2. 【請求項2】自動二輪車の車体フレームに於いて、メイ
    ンパイプの後部上側にブラケットを後方に向けて固設
    し、該ブラケットの上面から後面までの間にメインパイ
    プと直交する方向にシートレールの略U字状の先端中央
    部を嵌合する溝を設けると共に先端にリヤショックアブ
    ソーバの上端枢支部を設け、前記溝にパイプを略U字状
    に形成して成るシートレールの先端中央部下側を嵌合
    し、その先端中央部上側に押え金具を嵌着し、押え金具
    をブラケットに締着してシートレールを着脱可能に取付
    けたことを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
JP1988035885U 1988-03-18 1988-03-18 自動二輪車の車体フレーム Expired - Lifetime JPH0742945Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988035885U JPH0742945Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 自動二輪車の車体フレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988035885U JPH0742945Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 自動二輪車の車体フレーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01138892U JPH01138892U (ja) 1989-09-21
JPH0742945Y2 true JPH0742945Y2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=31262516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988035885U Expired - Lifetime JPH0742945Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 自動二輪車の車体フレーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742945Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5960998B2 (ja) * 2012-02-07 2016-08-02 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JP6761287B2 (ja) * 2016-06-27 2020-09-23 川崎重工業株式会社 鞍乗型車両のリヤフレーム構造体

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5181332A (en) * 1975-01-10 1976-07-16 Yamaha Motor Co Ltd Jido 2 rinshayoshatai
JPS5192843U (ja) * 1975-01-22 1976-07-26
JPS5847680A (ja) * 1981-09-17 1983-03-19 本田技研工業株式会社 自動二輪車のオイルタンク付車体フレ−ム
JPS60261786A (ja) * 1984-06-08 1985-12-25 本田技研工業株式会社 二輪車用フレ−ムボデイ
JPS60191889A (ja) * 1984-11-22 1985-09-30 本田技研工業株式会社 自動二輪車の車体フレ−ム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01138892U (ja) 1989-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0753556Y2 (ja) バックフレーム
JPH0742945Y2 (ja) 自動二輪車の車体フレーム
JPH0776594B2 (ja) 管継手のハウジング
JP2550996Y2 (ja) 自動二輪車の車体フレーム
JPS629157Y2 (ja)
JP3322106B2 (ja) 自動車ボデーの組立精度確認方法及び自動車のボデー構造
JPH085915Y2 (ja) オートバイの前部フレーム構造
JP2671348B2 (ja) オートバイのフレーム
JP3079798B2 (ja) 梁の溶接方法
CN218505991U (zh) 一种翼子板安装支架、翼子板连接结构及车辆
JP2995193B2 (ja) 自動二輪車
JPH0741583Y2 (ja) ロボット用溶接ガン装置におけるトランス
JP2520070Y2 (ja) オ−トバイの前部フレ−ム構造
JP2000289673A (ja) バーハンドル
JPH023327Y2 (ja)
JP3267361B2 (ja) 自動車車体部材の溶接方法
JPH06144335A (ja) 自動二輪車用車体フレーム
JPS6018571Y2 (ja) 排気管の遮熱板支持具
JPH07229165A (ja) 建設機械の旋回体のサイドデッキ
JP2588835B2 (ja) タブ付き裏当板
JPH0413275Y2 (ja)
JPS583993Y2 (ja) 防蝕カバ−の取付金具
JP3139061B2 (ja) ステーの取付構造
JPH0326064Y2 (ja)
JPS6321775Y2 (ja)