JPH0742662U - バルジ成形用金型装置 - Google Patents

バルジ成形用金型装置

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JPH0742662U
JPH0742662U JP7531693U JP7531693U JPH0742662U JP H0742662 U JPH0742662 U JP H0742662U JP 7531693 U JP7531693 U JP 7531693U JP 7531693 U JP7531693 U JP 7531693U JP H0742662 U JPH0742662 U JP H0742662U
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bulge
punch
lower die
mold
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新 三浦
芳治 石川
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Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
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Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形品の側壁部に所望形状の外方膨出部を自
在に成形することができるとゝもに、均一な品質の成形
品を得ることが出来るものを提供することを目的とした
ものである。 【構成】 上型10又は下型17のいずれか一方の上下
運動を前記下型17の下型パンチ19内に設けたバルジ
成形パンチ22にリンクバー28を介して傾斜方向の運
動に変換せしめる機構と、前記上型10に上下及び左右
方向に移動可能となるように設けたバルジ成形ダイ12
とを備え、前記バルジ成形パンチ22とバジル成形ダイ
12とによりプレス成形品1の側壁部2に外方膨出部3
を形成するように構成したことを特徴とするバルジ成形
用金型装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プレス成形品、特に自動車用オイルパンの側壁部にバルジ加工を施 すのに最適な金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1に示すように、自動車用のオイルパン1は、エジンルームの限られたスペ ースの中で最適な油量が得られるようにそのボデー形状を設計している。すなわ ち、所定の油量を確保したい場合には、後述するバルジ加工により、オイルパン 1の側壁部2を横方向に拡張した外方膨出部3を形成して、オイルパン1の内部 容積を増加させるようにしている。
【0003】 図4に示すものは、前記バルジ加工に使用されている金型の従来例で、深絞り プレス機械のダイ5の内周には、前記オイルパン1と同形のダイ穴6とその側面 に外方膨出部3を成形するキャビティ7が形成されており、ポンチ8の下部には 圧潰自在な角柱形状のウレタンゴム9が固定されている。
【0004】 そこで、図5に示すように、前記ダイ穴6内に成形するオイルパン1を嵌合し た後、プレスによりポンチ8を下降すると、前記ウレタンゴム9が圧縮されてオ イルパン1の側壁部2を前記キャビティ7内に押圧することにより、側壁部2に 外方膨出部3を形成することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする問題点】
しかし、前記のような従来の金型では、外方膨出部3の形状によっては側壁部 2に均一な圧力が加わりにくく、場合によっては側壁部2が破断するおそれがあ る。また、ウレタンゴム9を細かい部分まで充満させることができず、所望形状 の外方膨出部3を成形できない場合があるとゝもに、ウレタンゴム9の劣化によ るオイルパン1の品質の不安定さと、ウレタンゴム9自体の破損が多くて耐久性 がないなどの諸欠点があった。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、上記のような従来の問題点を解決するために成されたもので、成形 品の側壁部に所望形状の外方膨出部を自在に成形することができるとゝもに、均 一な品質の成形品を得ることが出来るものを提供することを目的としたものであ り、その要旨は、上型又は下型のいずれか一方の上下運動を前記下型の下型パン チ内に設けたバルジ成形パンチにリンクバーを介して傾斜方向の運動に変換せし める機構と、前記上型に上下及び左右方向に移動可能となるように設けたバルジ 成形ダイとを備え、前記バルジ成形パンチとバジル成形ダイとによりプレス成形 品の側壁部に外方膨出部を形成するように構成したことを特徴とするバルジ成形 用金型装置にある。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図1乃至図3に示す実施例により詳細に説明する。なお、図1 は本考案に係るバルジ成形用金型装置で成形したオイルパンの一部を切除した斜 視図で、図2は同バルジ成形用金型装置の第1成形工程図、図3は同第2成型工 程図である。
【0008】 図において、10は深絞りプレス機械の上下動自在な上型で、その中央には角 筒状の上型ダイ11が設けられ、その下面にはオイルパン1の底面部と同一形状 の波形が形成されている。12はバルジ成形ダイで、前記上型ダイ11の右側に 上型10に対して上下・左右動自在に配置されている。このバルジ成形ダイ12 はその下面でオイルパン1のフランジ4を上から押え付けるとゝもに、左側面に はオイルパン1の側壁部2に外方膨出部3を成型するための切欠部13が、また 右下偶角部には傾斜面14が夫々形成されている。
【0009】 15はオイルパン1のフランジ4を押え付けるパットで、前記上型ダイ11の 左側に固定されており、更に前記上型10の左端には押圧用凸部16が設けられ ている。17は基台18の上に載置し固定した下型で、その中央にはオイルパン 1内に侵入する角柱形状の下型パンチ19が突設しており、該下型パンチ19の 上面には前記上型ダイ11の波形と嵌合する波形が形成されている。
【0010】 20は突上げシャフトで、前記下型パンチ19内に上下動自在に設置されてお り、この突上げシャフト20の上面右側には傾斜面21が形成されている。22 はバルジ成形パンチで、前記突上げシャフト20の上位にあって前記傾斜面21 に接触して右上方向に摺動自在に配置されており、その右側面には前記バルジ成 形ダイ12の切欠部13と同形の凸部23が形成されている。
【0011】 24はパネルリフターで、前記下型パンチ19を包囲して上下動自在に配置さ れており、右側の上面には前記バルジ成形ダイ12の傾斜面14と同一角度の傾 斜面25を有するガイド凸部26が設けられていて、非動作時には、図示しない ダイクッションによりその上面が前記下型パンチ19の上面と面一となるように 上方向に付勢されているとゝもに、前記両傾斜面14,25は互いに面接触して いる。
【0012】 27は押下げシャフトで、上型10の前記押圧用凸部16と対応する位置の下 型17に上下動自在となるように設けられている。28はリンクバーで、前記下 型パンチ19の左側下部において、支軸29を中心として揺動自在となるよう下 型17に軸装されているとゝもに、図示しないバネにより右回転力が付与されて いる。そして、非動作時には、前記リンクバー28の右端28aは右下がりとな って前記突上げシャフト20を下降させ、バルジ成形パンチ22の凸部23を下 型パンチ19の右側面から引っ込めた状態に設置するとゝもに、その左端28b は前記押下げシャフト27の下端に当接してこれを押し上げている。
【0013】 そこで、図2に示すように、前記オイルパン1をその開口部を下に向け、その フランジ4をパネルリフター24の上面に載置する。次いで、上型10を下降す ると、図3に示すように、前記バルジ成形ダイ12とパット15が下降し、バル ジ成形ダイ12はその傾斜面14と面接触しているパネルリフター24の傾斜面 25に案内されて斜め下方向に摺動し、バルジ成形ダイ12とパット15の下端 が前記フランジ4をパネルリフター24の上面に夫々押圧する。
【0014】 更に、上型10が下降すると、前記バルジ成形ダイ12とパット15はパネル リフター24を押下するので、オイルパン1は下型パンチ19に被嵌され、上型 ダイ11と相まってオイルパン1の底面部に波形を成型する。一方、上型10の 押圧用凸部16が下型17の押下げシャフト28を押し下さげるため、リンクバ ー28の左端28bが押し下げされ、リンクバー28は支軸29を中心として反 時計方向に回動する。
【0015】 これにより、リンクバー28の右端28aが上昇し、下型パンチ19内の突上 げシャフト20を上動せしめるので、該突上げシャフト20の傾斜面21と面接 触しているバルジ成形パンチ22は右上方向に押動される。その結果、バルジ成 形パンチ22の凸部23がオイルパン1の側壁部2を上型10のバルジ成形ダイ 12の切欠部13内に押圧し、オイルパン1の側壁部2に外方膨出部3を成型す ることになる。
【0016】
【考案の効果】
本考案に係るバルジ成形用金型装置は、上記のように、上型又は下型のいずれ か一方の上下運動を前記下型の下型パンチ内に設けたバルジ成形パンチにリンク バーを介して傾斜方向の運動に変換せしめる機構と、前記上型に上下及び左右方 向に移動可能となるように設けたバルジ成形ダイとを備え、前記バルジ成形パン チとバジル成形ダイとによりプレス成形品の側壁部に外方膨出部を形成するよう に構成したものであるから、成形品の側壁部に均等な圧力が加えられるため所望 形状の外方膨出部を自在に成形することができるとゝもに、耐久性があるため均 一な品質の成形品を得ることが出来るといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバルジ成形用金型装置で成形した
オイルパンの一部を切除した斜視図である。
【図2】同バルジ成形用金型装置の第1成形工程図であ
る。
【図3】同第2成型工程図である。
【図4】従来のバルジ加工用金型の第1成型工程図であ
る。
【図5】同金型による第2成型工程図である。
【符号の説明】
1 オイルパン 2 側壁部 3 外方膨出部 10 上型 11 上型ダイ 12 バルジ成型ダイ 13 切欠部 14 傾斜面 15 パット 16 押圧用凸部 17 下型 18 基台 19 下型パンチ 20 突上げシャフト 21 傾斜面 22 バルジ成形パンチ 23 凸部 24 パネルリフター 25 傾斜面 26 ガイド凸部 27 押下げシャフト 28 リンクバー 29 支軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型又は下型のいずれか一方の上下運動
    を前記下型の下型パンチ内に設けたバルジ成形パンチに
    リンクバーを介して傾斜方向の運動に変換せしめる機構
    と、前記上型に上下及び左右方向に移動可能となるよう
    に設けたバルジ成形ダイとを備え、前記バルジ成形パン
    チとバジル成形ダイとによりプレス成形品の側壁部に外
    方膨出部を形成するように構成したことを特徴とするバ
    ルジ成形用金型装置。
JP1993075316U 1993-12-28 1993-12-28 バルジ成形用金型装置 Expired - Lifetime JP2523920Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001050022A (ja) * 1999-08-04 2001-02-23 Pacific Ind Co Ltd エンジンのオイルパン及びそのオイルパンの成形装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60161157A (ja) * 1984-01-31 1985-08-22 Ricoh Co Ltd インクジエツト記録装置のインク圧力制御装置
JPS63313619A (ja) * 1987-06-15 1988-12-21 Daihatsu Motor Co Ltd プレス機械

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