JPH05255Y2 - - Google Patents

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JPH05255Y2
JPH05255Y2 JP1986138364U JP13836486U JPH05255Y2 JP H05255 Y2 JPH05255 Y2 JP H05255Y2 JP 1986138364 U JP1986138364 U JP 1986138364U JP 13836486 U JP13836486 U JP 13836486U JP H05255 Y2 JPH05255 Y2 JP H05255Y2
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JP
Japan
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pin
workpiece
presser
mold
press
Prior art date
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JP1986138364U
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JPS6347026U (ja
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  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、板金等のワークを塑性加工するため
のプレス金型の改良に関する。 (従来の技術) 例えば、自動車を構成している部品は、ボンネ
ツト等のプレス加工によるものが多く、モデルチ
エンジした時はそれに伴い部品のプレス金型も変
更しなければならない。その場合、モデルチエン
ジに合わせて旧プレス金型を改造して使用するこ
とは極めて稀である。 上記の場合には、旧プレス金型は倉庫等に一担
保管され、一定期間を経過した後に処分してい
た。そのため、金型は倉庫の保管スペースを可能
な限り小さくすること、及び処分される金型材料
をできるだけ少なくするために、極力小型化され
ることが望まれる。 一方において、プレス金型を上下動させる動力
源の省力化を図るためにも、プレス金型を小型化
して重量をできる限り少なくすることが望まし
い。 一般にプレス加工においては、ワークに絞り加
工を施す場合、下型だけでワークの全面を受ける
ことは極めて困難である。すなわち、上型が下降
してワークに接触後、更に上型が下降した時に、
プレス金型の形状によつては、ワークが下型を支
点としてシーソーの様に不安定な状態になり、正
しい位置からはずれて下型に乗り上げることがあ
る。これをそのままプレスした場合、製品は加工
不良になるので、通常はワークを押えるための押
さえピンが設けられている。 従来のプレス金型には、第3図a乃至eに示す
様な押さえピン1を設けていた。また、2は上
型、3は下型であり、4はワーク、5はガイドを
示す。 7は上型2を固定するプレスラムであり、プレ
スラム7は図示を省略したプレス装置によつて上
下させられる。 21は、押さえピン1の逃げ部である。 この従来の押さえピン1において、プレス加工
の方法を順を追つて説明する。 先ず、第3図aに示す様にワーク4を下型3の
ガイド5に沿つて設置する。ついで、第3図b乃
至eに示す様に上型2を徐々に下降させる。この
上型2の下降に伴い、押さえピン1の先端部はワ
ーク4に当接後、押さえピン1は自重でワーク4
を押えると共に、押さえピン1の基端部は逃げ部
21に突出させられる。この時、押さえピンの基
端部がプレスラム7に当たらない様に、逃げ部2
1は第3図eに示す押さえピン1の突出寸法Hよ
り充分長い深さ寸法を有している。 この様にして、押さえピン1はワーク4が下型
からはずれることを防止する(実開昭59−第
39020号、参照)。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、押さえピンは単体であるので、
絞り加工製品の深さが深い等の場合には、製品深
さ部分に相当する長さの押さえピンが必要にな
り、上型の逃げ部21の深さ寸法をそれだけ長く
形成する必要があつた。 この様な理由で、逃げ部21の深さ寸法は押さ
えピンにより制約され、上型を小型化できないと
いう問題があつた。 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するために、上型に
押さえピンを摺動自在に設け、該押さえピンの自
重でワークを下型内のポンチに押圧してワークの
ずれを防止するようにしたプレス金型において、
前記押さえピンを相互に摺動自在に嵌合して伸縮
可能とされた複数の摺動部材から形成すると共
に、該押さえピンを前記ポンチの頂部に対応する
部位に配置し、前記ポンチの周りに前記押さえピ
ンと協働してワークを保持しかつ該押さえピンの
下降に応じて回転する素材受けを配設するように
構成したものである。 (作用) 上記の様に構成したので、ワーク先行押さえピ
ンは上型の下降に伴つてワークに当接後、下型に
配置されたワークと上型とによつてワーク先行押
さえピンは縮小され、上型に設ける、押さえピン
を逃がすための凹部すなわち押さえピンの引込み
スペースの削滅が可能になる。 このため、上型の小型化が容易になる。 その上、押さえピンをポンチの頂部に対応する
部位に配置しかつ押さえピンと素材受けとで協働
してワークを保持するようにしたので、ワークの
位置ずれをより確実に抑えて安定した深絞り成形
性を確保できる。 (実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。尚、第1図及び第2図において、第
3図に同一符号は同一部分を示すものとする。 第1図及び第2図において、6はプレス金型で
あり、プレス金型6は上型2と下型3とから構成
されている。 上型2は図示を省略したプレス成形機のプレス
ラム7に固定されており、このプレスラム7の下
降に伴つて上型2は下降させられる。 8はワーク先行押さえピンで、このワーク先行
押さえピン8はシリンダ状の親ピン(摺動部材)
9とピストン状の子ピン(摺動部材)10とから
構成されている。また、ワーク先行押さえピン8
は上型2の平坦部11に形成された摺動孔12に
摺動可能に挿入されている。 親ピン9の基端側にはフランジ13が形成され
ており、このフランジ13により親ピン9が摺動
孔12から脱落することが防止されている。ま
た、親ピン9の先端側には挿入孔14が形成され
ており、この挿入孔14には子ピン10が摺動可
能に挿入されている。 子ピン10の基端には頭部15が形成されると
共に、図示を省略した錘が取付けてあり、この錘
の重量によつてワーク先行押さえピン8は常時下
方に力が加えられている。また、この頭部15に
より子ピン10が挿入孔14から脱落することが
防止されている。 21は逃げ部で、この逃げ部21は上型2の下
降に伴うワーク先行押さえピン8の突出を逃がす
ため、上型2に形成した凹部である。 下型3は主に、プレス成形機のポルスタ16に
固定されたポンチ17と、クツシヨンピン18に
支持されたクツシヨンリング19とから構成され
ている。 20はワーク4を設置するための素材受けであ
る。 尚、第2図はプレスラム7及びポルスタ16の
図示を省略してある。 以上の様に構成した本考案の一実施例の作用を
以下に説明する。 先ず、ワーク4をガイド5に沿う様に素材受け
20上に設置後、上型2を下降させる。この上型
2の下降に伴つて子ピン10の先端がワーク4に
当接すると共に、子ピン10の自重をワーク4に
荷重させる。これによりワーク4は下型3に押し
付けられる。 更に上型2を下降させると、ワーク4は上型2
と下型3とにより徐々にプレス加工がなされ、同
時にワーク先行押さえピン8はワーク4に当接し
ながら子ピン10の先端から徐々に縮小される。 その後、子ピン10をシリンダ内に収容した親
ピン9は、前記上型2の下降によつて上型2の摺
動孔12内を摺動する。 ついで、ワーク4を挾んだ上型2と下型3とが
プレス完了位置(第2図参照)に達すると、子ピ
ン10を収容した親ピン9、すなわち縮小された
ワーク先行押さえピン8の摺動孔12内での摺動
は停止される。これにより、ワーク4のプレス加
工も完了する。 因みに、押さえピン1を二段に伸縮可能なワー
ク先行8で構成したときの、ワーク先行押さえピ
ン8のストローク(絞り加工製品の型深さ)寸法
Sと、上型の厚さ減少寸法Rとは次の表の様にな
つた。
【表】 単位はミリメートル
尚、本実施例においては、ワーク先行押さえピ
ン8の構成を親ピン9と子ピン10とによる二段
に伸縮する押さえピンの例について説明した。こ
の伸縮段数を増やせばそれだけ押さえピンの縮小
される度合が大きくなる。 (考案の効果) 以上の説明から明らかな通り、ワークの下型に
対するずれを防止するための押さえピンを、相互
に摺動自在に嵌合して伸縮可能とされた複数の摺
動部材から形成したので、押さえピンの引込みス
ペースの削滅が可能になつた。 これにより、上型の小型化が可能になり上型の
倉庫保管スペースが縮小されると共に、無駄に処
分される型材料が少なくなるという経済的効果を
有する。 更に、金型の重量が軽くなつたので、プレス加
工時における金型の上下動に要する動力の節減が
できる等の効果を有する。 押さえピンをポンチの頂部に対応する部位に配
置しかつ押さえピンと素材受けとで協働してワー
クを保持するようにしたので、ワークの位置ずれ
をより確実に抑えて安定した深絞り成形性を確保
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案の実施例であり、
第1図は上死点にある金型の縦断面図、第2図は
下死点にある金型の縦断面図である。第3図は従
来における金型のプレス加工例であり、第3図a
は上死点にある金型の縦断面図、第3図bは上死
点と下死点との間にある金型の縦断面図、第3図
cは上死点と下死点との間にある金型の縦断面
図、第3図dは上死点と下死点との間にある金型
の縦断面図、第3図eは下死点にある金型の縦断
面図である。 1……押さえピン、2……上型、3……下型、
4……ワーク、6……プレス金型、8……ワーク
先行押さえピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型に押さえピンを摺動自在に設け、該押さえ
    ピンの自重でワークを下型内のポンチに押圧して
    ワークのずれを防止するようにしたプレス金型に
    おいて、前記押さえピンを相互に摺動自在に嵌合
    して伸縮可能とされた複数の摺動部材から形成す
    ると共に、該押さえピンを前記ポンチの頂部に対
    応する部位に配置し、前記ポンチの周りに前記押
    さえピンと協働してワークを保持しかつ該押さえ
    ピンの下降に応じて回転する素材受けを配設した
    ことを特徴とするワーク先行押さえピンを有する
    プレス金型。
JP1986138364U 1986-09-09 1986-09-09 Expired - Lifetime JPH05255Y2 (ja)

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JP1986138364U JPH05255Y2 (ja) 1986-09-09 1986-09-09

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JPS6347026U JPS6347026U (ja) 1988-03-30
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ID=31043278

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JP2540869Y2 (ja) * 1990-02-06 1997-07-09 プレス工業株式会社 可動式材料投入用ステイ
JP5962311B2 (ja) * 2012-08-03 2016-08-03 日産自動車株式会社 プレス型のワーク位置決め装置
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JPS6023062U (ja) * 1983-07-21 1985-02-16 セノ−株式会社 折畳式ボ−ル入れ籠車

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