JPH0630433Y2 - プレス金型 - Google Patents

プレス金型

Info

Publication number
JPH0630433Y2
JPH0630433Y2 JP1992030095U JP3009592U JPH0630433Y2 JP H0630433 Y2 JPH0630433 Y2 JP H0630433Y2 JP 1992030095 U JP1992030095 U JP 1992030095U JP 3009592 U JP3009592 U JP 3009592U JP H0630433 Y2 JPH0630433 Y2 JP H0630433Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
die
plate
elastic body
blank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992030095U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0588930U (ja
Inventor
賢一 國本
克博 渡久地
Original Assignee
三友金属工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三友金属工業株式会社 filed Critical 三友金属工業株式会社
Priority to JP1992030095U priority Critical patent/JPH0630433Y2/ja
Publication of JPH0588930U publication Critical patent/JPH0588930U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0630433Y2 publication Critical patent/JPH0630433Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主として熱可塑性合
成樹脂から成るブランクの折曲片を略90°折曲げるプ
レス金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のスピードメータの目盛
板はポリカーボネート等の熱可塑性合成樹脂から形成さ
れており、その外周には複数の折曲片が設けられてい
る。
【0003】上記目盛板の形成は、合成樹脂ブランクの
外周に複数の折曲片を形成し、その折曲片をプレス成形
により略90°折曲げるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記折曲片
を折曲げる従来のプレス金型は、ダイにV溝を形成し、
ポンチの先端をV形とし、そのポンチをダイに向けて移
動してダイ上にセットされたブランクの折曲片を90°
折曲げるようにしたものであるため、複数の折曲片を同
時に折曲げることができず、目盛板のように複数の折曲
片を外周に有する製品の成形には非常に手間がかかって
いた。
【0005】この考案の課題は、複数の折曲片を同時に
折曲げることができるようにしたプレス金型を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案においては、ブランクの外周に設けられ
た複数の折曲片を折曲げるプレス金型において、固定さ
れたダイプレートと、そのダイプレートに昇降自在に支
持されて弾性体により押し上げられ、上面に載置される
上記ブランクの折曲片と対向する外周に折曲片の90°
以上の折曲げを許容する逃げ面を設けた可動ダイと、ダ
イプレートの上面に固定されて可動ダイと対向し、可動
ダイの逃げ面に対する対向面に内方向に傾斜する成形面
を形成した固定ダイと、前記ダイプレートに対して昇降
動されるポンチプレートと、このポンチプレートに昇降
自在に支持されて弾性体により押し下げられ、下降時に
可動ダイの上面に載置されたブランクの折曲片を下向き
に折曲げる第1ポンチと、ポンチホルダに昇降自在に支
持されて弾性体により押し下げられ、下降時に可動ダイ
を押し下げる第2ポンチとから成り、前記可動ダイ押し
上げ用弾性体の弾力を第1ポンチ押し下げ用の弾性体の
弾力より強くし、第1ポンチ押し下げ用の弾性体の弾力
を第2ポンチ押し下げ用の弾性体の弾力より強くした構
成を採用したのである。
【0007】
【作用】上記の構成から成るプレス金型は、可動ダイ上
に載置されたブランクの折曲片をポンチプレートと共に
下降する第1ポンチで下向きに折曲げ、第2ポンチが可
動ダイを押し下げる下降時に上記折曲片を固定ダイの成
形面によりさらに内向きに折曲げる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0009】いま、例えば、図6(イ)に示すように、
ブランクAの外周四辺に設けた折曲辺aのそれぞれを9
0°折曲げて図6(ロ)の成形品Bを形成するプレス成
形用の金型を例にとって説明する。
【0010】図1に示すように、ダイホルダ1上にはダ
イプレート2が固定され、そのダイプレート2上に可動
ダイ3と、4つの固定ダイ4とが設けられている。
【0011】可動ダイ3は下面に複数のロッド5を有
し、各ロッド5はダイプレート2およびダイホルダ1に
形成したロッド挿入孔6にスライド自在に挿入され、そ
のロッド挿入孔6から下方に突出する下端部にフランジ
7が設けられている。
【0012】また、ロッド5のそれぞれは連結板8で連
結され、その連結板8の下方に設けられた弾性体として
のスプリング9は可動ダイ3を押し上げてフランジ7を
ダイホルダ1の下面に押し付けている。
【0013】可動台3は、ブランクAの各折曲片aが外
周から外側に突出する状態で支持可能な大きさとされ、
その外周には折曲片aの90°以上の折曲げを許容する
4つの逃げ面10が設けられている。
【0014】4つの固定ダイ4は可動ダイ3を囲むよう
に配置されてダイプレート2に固定され、可動ダイ3の
逃げ面10と対向する内面は内方向に傾斜する成形面1
1とされている。
【0015】ダイホルダ1の上方に設けたポンチホルダ
20は、図示省略したラムによって上下動される。この
ポンチホルダ20の下面にポンチプレート21が取付け
られている。
【0016】ポンチプレート21の下方には第1ポンチ
22が設けられ、その第1ポンチ22の上面に設けた複
数のロッド23はポンチプレート21に形成したロッド
挿入孔24にスライド自在に支持され、そのロッド挿入
孔24を貫通してポンチホルダ20に形成した孔25内
に臨むロッド23の上端に抜け止め用の突部26が設け
られている。
【0017】ロッド23の外側には弾性体としてのスプ
リング27が設けられ、そのスプリング27によって第
1ポンチ22は押し下げられている。
【0018】第1ポンチ22は角形の環状をなし、その
内側には第2ポンチ28が設けられている。第2ポンチ
28の上面には複数のロッド29が設けられ、各ロッド
29はポンチプレート21に形成したロッド挿入孔30
にスライド自在に挿入されている。上記ロッド29の上
部はポンチホルダ20に形成した孔31内に位置し、そ
の上端部にポンチプレート21の上面と係合可能な突部
32が設けられている。この第2ポンチ28は、ロッド
29の外側に設けた弾性体としてのスプリング33によ
り押し下げられ、その下面が第1ポンチ22の下面と同
じ高さに保持されている。
【0019】ここで、可動ダイ3を押し上げるスプリン
グ9の弾力は、第1ポンチ22を押し下げるスプリング
27の弾力より強く、また、第1ポンチ22を押し下げ
るスプリング27の弾力は第2ポンチ28を押し下げる
スプリング33の弾力より強くなっている。
【0020】実施例で示すプレス金型は上記の構造から
成り、図1は可動ダイ3上に図6(イ)のブランクAを
載置した状態を示し、そのブランクAに設けられた複数
の折曲片aのそれぞれは可動ダイ3の上面外周から外側
に突出している。
【0021】図1に示す状態からポンチホルダ20を下
降すると、第2ポンチ28がブランクAの上面に当接し
てブランクAを押える。第2ポンチ28を押し下げるス
プリング33の弾力は可動ダイ3を押し上げるスプリン
グ9の弾力より弱いため、第2ポンチ28はブランクA
に当接すると停止し、その停止する第2ポンチ28に対
して第1ポンチ22がさらに下降し、その第1ポンチ2
2によって折曲片aが下向きに90°折曲げられる(図
3参照)。
【0022】ポンチホルダ21がさらに下降すると、図
4に示すように第1ポンチ22が固定ダイ4の上面に当
接して停止すると共に、第2ポンチ28がポンチプレー
ト21の下面に当接し、ポンチホルダ20の下降によっ
て可動ダイ3が押し下げられる。このとき、ブランクA
も可動ダイ3と共に下降するため、予め折曲げられた折
曲片aは固定ダイ4の成形面11に沿って下降し、その
傾斜面11によって折曲片aは内方向に折曲げられる
(図5参照)。
【0023】図5に示す状態からポンチホルダ20が上
昇すると、可動ダイ3もスプリング9の弾力により押し
上げられ、可動ダイ3に支持されたブランクAの折曲片
aが固定ダイ4の上面より上方に持ち上げられると、折
曲片aはスプリングバックによって外方向に拡がる。
【0024】このとき、折曲片aは第1ポンチ22と、
固定ダイ4の成形面11とによって90°以上折曲られ
ているため、折曲片aがスプリングバックによって外方
向に拡がることにより、折曲片aは略90°の折曲げと
され、図6(ロ)に示す成形品Bが形成される。
【0025】実施例の場合は、4つの折曲片aを同時に
折曲げるため、4つの固定ダイ4をダイプレート2に取
付け、また第1ポンチ22を角形の環状としたが、固定
ダイ4の数および第1ポンチ22の形状は成形品の形状
に応じて適宜に決定する。例えば、図7に示すように、
平板部Cの外周2片に折曲片bを設けた成形品Dを成形
する場合は、2つの固定ダイ4をダイプレート2上にL
形に配置して固定すると共に、第1ポンチ22はL形の
ものを用いるようにする。
【0026】
【考案の効果】以上のように、この考案に係るプレス金
型においてはブランクに設けられた複数の折曲片を同時
に折曲げることができると共に、各折曲片を第1ポンチ
と固定ダイの成形面とによって90°以上に折曲げるよ
うにしたので、折曲片のスプリングバックによって各折
曲片を略90°の折曲げとすることができ、複数の折曲
片を有する成形品をきわめて能率よく成形することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るプレス金型の縦断正面図
【図2】同上のダイおよびポンチを示す分解斜視図
【図3】同上の作動状態を示す断面図
【図4】同上の作動状態を示す断面図
【図5】同上の作動状態を示す断面図
【図6】(イ)はブランクの斜視図、(ロ)は成形品の
斜視図
【図7】成形品の他の例を示す斜視図
【符号の説明】
A ブランク a 折曲片 2 ダイプレート 3 可動ダイ 4 固定ダイ 10 逃げ面 11 成形面 21 ポンチプレート 22 第1ポンチ 27 スプリング 28 第2ポンチ 33 スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブランクの外周に設けられた複数の折曲
    片を折曲げるプレス金型において、固定されたダイプレ
    ートと、そのダイプレートに昇降自在に支持されて弾性
    体により押し上げられ、上面に載置される上記ブランク
    の折曲片と対向する外周に折曲片の90°以上の折曲げ
    を許容する逃げ面を設けた可動ダイと、ダイプレートの
    上面に固定されて可動ダイと対向し、可動ダイの逃げ面
    に対する対向面に内方向に傾斜する成形面を形成した固
    定ダイと、前記ダイプレートに対して昇降動されるポン
    チプレートと、このポンチプレートに昇降自在に支持さ
    れて弾性体により押し下げられ、下降時に可動ダイの上
    面に載置されたブランクの折曲片を下向きに折曲げる第
    1ポンチと、ポンチホルダに昇降自在に支持されて弾性
    体により押し下げられ、下降時に可動ダイを押し下げる
    第2ポンチとから成り、前記可動ダイ押し上げ用弾性体
    の弾力を第1ポンチ押し下げ用の弾性体の弾力より強く
    し、第1ポンチ押し下げ用の弾性体の弾力を第2ポンチ
    押し下げ用の弾性体の弾力より強くしたことを特徴とす
    るプレス金型。
JP1992030095U 1992-05-08 1992-05-08 プレス金型 Expired - Lifetime JPH0630433Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992030095U JPH0630433Y2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 プレス金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992030095U JPH0630433Y2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 プレス金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0588930U JPH0588930U (ja) 1993-12-03
JPH0630433Y2 true JPH0630433Y2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=12294229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992030095U Expired - Lifetime JPH0630433Y2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 プレス金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0630433Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107030146A (zh) * 2017-05-11 2017-08-11 南通奥特机械设备有限公司 自适应双边折弯机
KR102047195B1 (ko) * 2018-12-19 2019-11-20 국방기술품질원 유압 프레스 성형 장치, 상기 장치를 이용한 로드 휠의 제조 방법 및 상기 방법에 의해 제조된 로드휠

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0588930U (ja) 1993-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111206459B (zh) 模塑产品压制成型装置及其成型方法
KR0161786B1 (ko) 프레스 성형장치
US4400964A (en) Method and device for continuous production of flanged hollow article
CN114653830B (zh) 一种具有负角翻边冲压件的冲压模具及工艺
JPH0630433Y2 (ja) プレス金型
CN208004621U (zh) 全周内扣叠边模具
CN212857395U (zh) 一种汽车用支架生产工装
JPS643680Y2 (ja)
CN112045019A (zh) 一种侧翻边装置
CN111451377A (zh) 用于成型打火机宝塔型出气嘴的环形凸块及出气孔的模具
CN210648326U (zh) 用于墩冲模具下置墩料板结构
CN204194585U (zh) 拉深模
CN217393455U (zh) 冲裁模具及自动化生产装置
CN218611299U (zh) 一种金属保护盖板的冲压模具
KR950004576Y1 (ko) 평판소재의 다단절곡 성형장치
CN217665846U (zh) 一种下沉式圆弧件的冲压模具
CN211191658U (zh) 一种复杂成型结构的工程模
CN220920558U (zh) 壳体翻边成型模具
CN213052360U (zh) 一种电梯门板角钢成型模具
CN220347003U (zh) 一种中空衬垫冲压模具
CN217223227U (zh) 一种平整脱模的拉深成型模具
CN219520295U (zh) 一种双层敲落孔模具机构
CN215090028U (zh) 一种快速定位的电视背板冲压装置
CN213165987U (zh) 一种多功能陶瓷过滤片制作用模具
CN209832446U (zh) 推板顶出机构及三板模具

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees