JPH0742123B2 - 模様入り結晶化ガラスの製造方法 - Google Patents
模様入り結晶化ガラスの製造方法Info
- Publication number
- JPH0742123B2 JPH0742123B2 JP3352435A JP35243591A JPH0742123B2 JP H0742123 B2 JPH0742123 B2 JP H0742123B2 JP 3352435 A JP3352435 A JP 3352435A JP 35243591 A JP35243591 A JP 35243591A JP H0742123 B2 JPH0742123 B2 JP H0742123B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- crystallized glass
- crystallized
- bodies
- glass body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、模様入り結晶化ガラス
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラスを熱処理して得られる結晶化ガラ
スは、機械的強度、熱衝撃強度、化学耐久性等に優れて
いるため、従来より建築材料として広く使用されてい
る。特に、1種又は2種以上のガラス小体の複数個を耐
火物製の型枠内に集積し、これを熱処理することによっ
て、ガラス小体同士を融着一体化させるとともに各ガラ
ス小体に結晶を析出させる、いわゆる集積法によって得
られる結晶化ガラスは、表面を研磨すると天然大理石模
様を呈するために、天然石の代わりに好んで用いられて
いる。
スは、機械的強度、熱衝撃強度、化学耐久性等に優れて
いるため、従来より建築材料として広く使用されてい
る。特に、1種又は2種以上のガラス小体の複数個を耐
火物製の型枠内に集積し、これを熱処理することによっ
て、ガラス小体同士を融着一体化させるとともに各ガラ
ス小体に結晶を析出させる、いわゆる集積法によって得
られる結晶化ガラスは、表面を研磨すると天然大理石模
様を呈するために、天然石の代わりに好んで用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、建築の
多様化に伴って種々の外観を呈する建築材料が開発さ
れ、結晶化ガラスからなる建築材料においても、上記し
たような天然大理石模様を呈するものだけでなく、新規
な外観を呈する材料の開発が要求されている。
多様化に伴って種々の外観を呈する建築材料が開発さ
れ、結晶化ガラスからなる建築材料においても、上記し
たような天然大理石模様を呈するものだけでなく、新規
な外観を呈する材料の開発が要求されている。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
従来の結晶化ガラスとは趣の異なる外観を呈する模様入
り結晶化ガラスを製造する方法を提供することを目的と
する。
従来の結晶化ガラスとは趣の異なる外観を呈する模様入
り結晶化ガラスを製造する方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の模様入り結晶化
ガラスの製造方法は、軟化点より高い温度で熱処理する
と軟化変形しながら表面から内部に向かって針状の結晶
が析出する性質を有する2種以上のガラス小体をそれぞ
れ複数個用意し、次いでこれらを混合して耐火物製の型
枠内に集積した後、熱処理することによって、各ガラス
小体を軟化変形させてガラス小体同士を融着一体化させ
るとともに各ガラス小体に結晶を析出させる模様入り結
晶化ガラスの製造方法において、ガラス小体の少なくと
も1種として、熱処理後に厚さ1mmにおける平均透過
率が35%以上の透光性結晶化ガラスとなるガラス小体
を使用することを特徴とする。
ガラスの製造方法は、軟化点より高い温度で熱処理する
と軟化変形しながら表面から内部に向かって針状の結晶
が析出する性質を有する2種以上のガラス小体をそれぞ
れ複数個用意し、次いでこれらを混合して耐火物製の型
枠内に集積した後、熱処理することによって、各ガラス
小体を軟化変形させてガラス小体同士を融着一体化させ
るとともに各ガラス小体に結晶を析出させる模様入り結
晶化ガラスの製造方法において、ガラス小体の少なくと
も1種として、熱処理後に厚さ1mmにおける平均透過
率が35%以上の透光性結晶化ガラスとなるガラス小体
を使用することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の模様入り結晶化ガラスの製造方法は、
ガラス小体の少なくとも1種に、軟化点より高い温度で
熱処理すると、軟化変形しながら表面から内部に向かっ
て針状の結晶が析出し、厚さ1mmにおける平均透過率
が35%以上の透光性結晶化ガラスとなるガラス小体を
使用する。ここで熱処理後の平均透過率を35%以上と
限定したのは、これより低いとほとんど透光性を有しな
くなり、得られる模様入り結晶化ガラスの外観が従来の
天然大理石様結晶化ガラスと変わらなくなるためであ
る。
ガラス小体の少なくとも1種に、軟化点より高い温度で
熱処理すると、軟化変形しながら表面から内部に向かっ
て針状の結晶が析出し、厚さ1mmにおける平均透過率
が35%以上の透光性結晶化ガラスとなるガラス小体を
使用する。ここで熱処理後の平均透過率を35%以上と
限定したのは、これより低いとほとんど透光性を有しな
くなり、得られる模様入り結晶化ガラスの外観が従来の
天然大理石様結晶化ガラスと変わらなくなるためであ
る。
【0007】このようなガラス小体としては種々の組成
を有するものが使用でき、例えば主結晶としてβ−ウオ
ラストナイト(β−CaO・SiO2 )、ディオプサイ
ド(CaO・MgO・2SiO2 )等の結晶を析出し、
その結晶化度が約20%以下になるように調整された結
晶性ガラス等が使用できる。特に好ましいのは、重量%
でSiO2 40〜75%、Al2 O3 2〜15%、Ca
O 3〜15%、ZnO 0〜15%、BaO 0〜2
0%、B2 O3 0〜10%、Na2 O+K2 O+Li2
O 2〜20%の組成を有し、主結晶としてβ−ウオラ
ストナイトを析出する結晶性ガラスや、SiO2 45〜
75%、Al2 O3 1〜25%、CaO1〜12.5
%、MgO 0.5〜12%、CaO+MgO 1.5
〜13%、BaO 0〜18%、ZnO 0〜18%、
Na2 O 1〜15%、K2 O0〜7%、Li2 O 0
〜5%、B2 O3 0〜10%、P2 O50〜10%の組
成を有し、主結晶としてディオプサイドを析出する結晶
性ガラスである。
を有するものが使用でき、例えば主結晶としてβ−ウオ
ラストナイト(β−CaO・SiO2 )、ディオプサイ
ド(CaO・MgO・2SiO2 )等の結晶を析出し、
その結晶化度が約20%以下になるように調整された結
晶性ガラス等が使用できる。特に好ましいのは、重量%
でSiO2 40〜75%、Al2 O3 2〜15%、Ca
O 3〜15%、ZnO 0〜15%、BaO 0〜2
0%、B2 O3 0〜10%、Na2 O+K2 O+Li2
O 2〜20%の組成を有し、主結晶としてβ−ウオラ
ストナイトを析出する結晶性ガラスや、SiO2 45〜
75%、Al2 O3 1〜25%、CaO1〜12.5
%、MgO 0.5〜12%、CaO+MgO 1.5
〜13%、BaO 0〜18%、ZnO 0〜18%、
Na2 O 1〜15%、K2 O0〜7%、Li2 O 0
〜5%、B2 O3 0〜10%、P2 O50〜10%の組
成を有し、主結晶としてディオプサイドを析出する結晶
性ガラスである。
【0008】次に、本発明の模様入り結晶化ガラスの製
造方法を説明する。
造方法を説明する。
【0009】まず、軟化点より高い温度で熱処理すると
軟化変形しながら表面から内部に向かって針状の結晶を
析出する2種以上のガラス小体を複数個用意する。この
ときガラス小体の少なくとも1種に、上記したような熱
処理後に透光性結晶化ガラスとなるガラス小体を使用す
る。
軟化変形しながら表面から内部に向かって針状の結晶を
析出する2種以上のガラス小体を複数個用意する。この
ときガラス小体の少なくとも1種に、上記したような熱
処理後に透光性結晶化ガラスとなるガラス小体を使用す
る。
【0010】次に用意した各ガラス小体を混合し、耐火
物製の型枠内に集積する。
物製の型枠内に集積する。
【0011】その後、ガラス小体の軟化点より高い温度
で熱処理することによって、ガラス小体が軟化変形して
ガラス小体同士が融着一体化する。またほぼ同時にガラ
ス小体の表面から内部に向かって針状の結晶が析出する
が、このときガラス小体の種類によって、結晶化度、結
晶サイズ、配向性等の結晶状態に差が生じる。このため
得られる結晶化ガラスに透過率の異なる複数の部分が形
成され、少なくともその1つが厚さ1mmにおいて35
%以上の平均透過率を有する。
で熱処理することによって、ガラス小体が軟化変形して
ガラス小体同士が融着一体化する。またほぼ同時にガラ
ス小体の表面から内部に向かって針状の結晶が析出する
が、このときガラス小体の種類によって、結晶化度、結
晶サイズ、配向性等の結晶状態に差が生じる。このため
得られる結晶化ガラスに透過率の異なる複数の部分が形
成され、少なくともその1つが厚さ1mmにおいて35
%以上の平均透過率を有する。
【0012】このようにして得られた模様入り結晶化ガ
ラスは、その表面を研磨すると、ガラス小体の形状に規
制されて結晶が析出しているために天然大理石模様を呈
し、しかも少なくとも一部分が透光性を有する。なお本
発明の方法において、ガラス小体の原料中に着色酸化物
を添加したり、あるいは無機顔料粉末をガラス小体に混
合して使用することにより、模様入り結晶化ガラスに着
色を施すことが可能である。
ラスは、その表面を研磨すると、ガラス小体の形状に規
制されて結晶が析出しているために天然大理石模様を呈
し、しかも少なくとも一部分が透光性を有する。なお本
発明の方法において、ガラス小体の原料中に着色酸化物
を添加したり、あるいは無機顔料粉末をガラス小体に混
合して使用することにより、模様入り結晶化ガラスに着
色を施すことが可能である。
【0013】なお、本発明でいう平均透過率とは、粒径
1〜5mmのガラス小体を集積法によって結晶化させ、
得られた結晶化ガラスから厚さ1mmの試料を作製し、
この試料を鏡面研磨した後、分光光度計を用いて10×
15mmの測定面積で300〜700nmの波長域にお
いて測定した値である。またガラス小体とは、例えばガ
ラス水砕物、粒体、小球、小破片、棒状物等のことであ
る。
1〜5mmのガラス小体を集積法によって結晶化させ、
得られた結晶化ガラスから厚さ1mmの試料を作製し、
この試料を鏡面研磨した後、分光光度計を用いて10×
15mmの測定面積で300〜700nmの波長域にお
いて測定した値である。またガラス小体とは、例えばガ
ラス水砕物、粒体、小球、小破片、棒状物等のことであ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の模様入り結晶化ガラスの製造
方法を実施例に基づいて説明する。
方法を実施例に基づいて説明する。
【0015】(実施例1)まず、重量百分率でSiO2
59.0%、Al2 O3 7.0%、CaO 18.0
%、ZnO 6.5%、BaO 4.6%、B2 O3
0.6%、Na2 O2.0%、K2 O 1.0%、Li
2 O 1.0%、Sb2 O3 0.3%の組成になるよう
に調合したガラス原料混合物を1400〜1500℃で
16時間溶融した。次いでこの溶融ガラスを水中に投下
して水砕した後、得られた水砕物を分級して直径1〜5
mmのガラス小体Aを得た。このガラス小体Aは、結晶
化させると、主結晶としてβ−ウオラストナイトを析出
し、結晶化度が約40%、厚さ1mmにおける平均透過
率が23%の白色の結晶化ガラスとなるものである。
59.0%、Al2 O3 7.0%、CaO 18.0
%、ZnO 6.5%、BaO 4.6%、B2 O3
0.6%、Na2 O2.0%、K2 O 1.0%、Li
2 O 1.0%、Sb2 O3 0.3%の組成になるよう
に調合したガラス原料混合物を1400〜1500℃で
16時間溶融した。次いでこの溶融ガラスを水中に投下
して水砕した後、得られた水砕物を分級して直径1〜5
mmのガラス小体Aを得た。このガラス小体Aは、結晶
化させると、主結晶としてβ−ウオラストナイトを析出
し、結晶化度が約40%、厚さ1mmにおける平均透過
率が23%の白色の結晶化ガラスとなるものである。
【0016】また、重量百分率でSiO2 65.0%、
Al2O3 6.0%、CaO 8.5%、ZnO 4.
5%、BaO 12.0%、B2 O3 0.5%、Na2
O3.0%、K2 O 0.5%の組成になるように調合
したガラス原料混合物を上記と同様にして溶融し、水砕
した後、分級して直径1〜5mmのガラス小体Bを得
た。このガラス小体Bは、結晶化させると、主結晶とし
てβ−ウオラストナイトを析出し、結晶化度が約15
%、厚さ1mmにおける平均透過率が50%の乳白色の
透光性を有する結晶化ガラスとなるものである。
Al2O3 6.0%、CaO 8.5%、ZnO 4.
5%、BaO 12.0%、B2 O3 0.5%、Na2
O3.0%、K2 O 0.5%の組成になるように調合
したガラス原料混合物を上記と同様にして溶融し、水砕
した後、分級して直径1〜5mmのガラス小体Bを得
た。このガラス小体Bは、結晶化させると、主結晶とし
てβ−ウオラストナイトを析出し、結晶化度が約15
%、厚さ1mmにおける平均透過率が50%の乳白色の
透光性を有する結晶化ガラスとなるものである。
【0017】次いでガラス小体A60重量%とガラス小
体B40重量%とを均一に混合し、ムライト製の型枠内
に集積した後、1100℃で2時間熱処理して、結晶化
ガラス板を作製した。
体B40重量%とを均一に混合し、ムライト製の型枠内
に集積した後、1100℃で2時間熱処理して、結晶化
ガラス板を作製した。
【0018】このようにして作製した結晶化ガラス板の
表面を研磨したところ、白色部分と透光性のある乳白色
部分とが混在した天然大理石模様が得られた。
表面を研磨したところ、白色部分と透光性のある乳白色
部分とが混在した天然大理石模様が得られた。
【0019】なお析出結晶と結晶化度はX線回折によっ
て求めた。
て求めた。
【0020】(実施例2)まず、重量百分率でSiO2
65.0%、Al2 O3 11.0%、CaO 8.9
%、MgO 5.0%、BaO 0.5%、Na2 O
5.0%、K2 O3.0%、Li2 O 0.5%、B2
O3 1.0%、MnO2 0.1%の組成になるように調
合したガラス原料混合物を、1400〜1500℃で1
6時間溶融した。次いでこの溶融ガラスを水中に投下し
て水砕した後、分級して直径1〜5mmのガラス小体C
を得た。このガラス小体Cは、結晶化させると、主結晶
としてディオプサイドを析出し、結晶化度が約27%、
厚さ1mmにおける平均透過率が20%赤紫色の結晶化
ガラスとなるものである。
65.0%、Al2 O3 11.0%、CaO 8.9
%、MgO 5.0%、BaO 0.5%、Na2 O
5.0%、K2 O3.0%、Li2 O 0.5%、B2
O3 1.0%、MnO2 0.1%の組成になるように調
合したガラス原料混合物を、1400〜1500℃で1
6時間溶融した。次いでこの溶融ガラスを水中に投下し
て水砕した後、分級して直径1〜5mmのガラス小体C
を得た。このガラス小体Cは、結晶化させると、主結晶
としてディオプサイドを析出し、結晶化度が約27%、
厚さ1mmにおける平均透過率が20%赤紫色の結晶化
ガラスとなるものである。
【0021】また、重量百分率でSiO2 65.2%、
Al2O3 10.0%、CaO 5.3%、MgO
3.1%、BaO 5.3%、Na2 O 7.0%、K
2 O2.5%、B2 O3 1.2%、Sb2 O3 0.4%
の組成になるように調合されたガラス原料混合物を、上
記と同様にして溶融し、水砕した後、分級して直径1〜
5mmのガラス小体Dを得た。このガラス小体Dは、結
晶化させると、主結晶としてディオプサイドを析出し、
結晶化度が約10%、厚さ1mmにおける平均透過率が
40%の乳白色の透光性を有する結晶化ガラスとなるも
のである。
Al2O3 10.0%、CaO 5.3%、MgO
3.1%、BaO 5.3%、Na2 O 7.0%、K
2 O2.5%、B2 O3 1.2%、Sb2 O3 0.4%
の組成になるように調合されたガラス原料混合物を、上
記と同様にして溶融し、水砕した後、分級して直径1〜
5mmのガラス小体Dを得た。このガラス小体Dは、結
晶化させると、主結晶としてディオプサイドを析出し、
結晶化度が約10%、厚さ1mmにおける平均透過率が
40%の乳白色の透光性を有する結晶化ガラスとなるも
のである。
【0022】次いでガラス小体C50重量%とガラス小
体D50重量%を均一に混合し、ムライト製の型枠内に
集積した後、1100℃で2時間熱処理して、結晶化ガ
ラス板を得た。
体D50重量%を均一に混合し、ムライト製の型枠内に
集積した後、1100℃で2時間熱処理して、結晶化ガ
ラス板を得た。
【0023】このようにして得られた結晶化ガラス板の
表面を研磨したところ、赤紫色部分と透光性のある乳白
色部分とが混在した天然大理石模様が得られた。
表面を研磨したところ、赤紫色部分と透光性のある乳白
色部分とが混在した天然大理石模様が得られた。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製造方法
によって得られる模様入り結晶化ガラスは、天然大理石
模様を呈し、しかも少なくともその一部分が透光性を有
しているために、従来の模様入り結晶化ガラスとは趣の
ことなる外観を呈し、建築材料の多様化の要請に適うも
のである。
によって得られる模様入り結晶化ガラスは、天然大理石
模様を呈し、しかも少なくともその一部分が透光性を有
しているために、従来の模様入り結晶化ガラスとは趣の
ことなる外観を呈し、建築材料の多様化の要請に適うも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂根 嵩 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内 (72)発明者 森竹 正則 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内 審査官 高梨 操
Claims (1)
- 【請求項1】 軟化点より高い温度で熱処理すると軟化
変形しながら表面から内部に向かって針状の結晶が析出
する性質を有する2種以上のガラス小体をそれぞれ複数
個用意し、次いでこれらを混合して耐火物製の型枠内に
集積した後、熱処理することによって、各ガラス小体を
軟化変形させてガラス小体同士を融着一体化させるとと
もに各ガラス小体に結晶を析出させる模様入り結晶化ガ
ラスの製造方法において、ガラス小体の少なくとも1種
として、熱処理後に厚さ1mmにおける平均透過率が3
5%以上の透光性結晶化ガラスとなるガラス小体を使用
することを特徴とする模様入り結晶化ガラスの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3352435A JPH0742123B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 模様入り結晶化ガラスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3352435A JPH0742123B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 模様入り結晶化ガラスの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05163034A JPH05163034A (ja) | 1993-06-29 |
JPH0742123B2 true JPH0742123B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=18424061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3352435A Expired - Fee Related JPH0742123B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 模様入り結晶化ガラスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742123B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004323346A (ja) * | 2003-04-11 | 2004-11-18 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 結晶化ガラス物品 |
DE102009051852B4 (de) | 2009-10-28 | 2013-03-21 | Schott Ag | Borfreies Glas und dessen Verwendung |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP3352435A patent/JPH0742123B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05163034A (ja) | 1993-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI399348B (zh) | 具有圖樣之結晶化玻璃物品之製造方法 | |
US3955989A (en) | Crystallized glass article having a surface pattern | |
JP4911427B2 (ja) | 模様入り結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
JPH0742123B2 (ja) | 模様入り結晶化ガラスの製造方法 | |
JP2611546B2 (ja) | 模様入り結晶化ガラス | |
JP5041324B2 (ja) | 天然大理石様結晶化ガラス及びその製造方法 | |
JP3094375B2 (ja) | 天然大理石様結晶化ガラス及び天然大理石様結晶化ガラス製造用ガラス小体 | |
JPH05163035A (ja) | 模様入り結晶化ガラスの製造方法 | |
KR970004970B1 (ko) | 불규칙한 거친 표면 패턴을 갖는 결정화된 유리 제품 및 이들의 제조 방법 | |
JPH05163033A (ja) | 模様入り結晶化ガラスの製造方法 | |
JPH0624768A (ja) | 天然大理石様結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
JP5661479B2 (ja) | 模様付き結晶化ガラス物品 | |
WO2007013565A1 (ja) | 模様入り結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
JP3173529B2 (ja) | 黒色天然大理石様結晶化ガラス | |
JPH10130029A (ja) | 模様入り結晶化ガラス建材及びその製造方法 | |
JPH1160270A (ja) | 抗菌性結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
JP2527402B2 (ja) | 結晶化ガラス及びその製造方法 | |
JPH08104530A (ja) | 着色結晶化ガラス物品の製造方法 | |
JPH0597473A (ja) | 結晶化ガラス材およびその製造 | |
JPH0324433B2 (ja) | ||
JPH04317437A (ja) | 結晶化ガラスの製造方法 | |
JP3114961B2 (ja) | 結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
JP2002226224A (ja) | 装飾ガラスおよびその製造方法 | |
JP2011168476A (ja) | 模様入り結晶化ガラス物品およびその製造方法 | |
JPH1025122A (ja) | 焼結結晶化ガラス物品及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100510 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100510 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110510 Year of fee payment: 16 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |